JP5536355B2 - 新規な有機電界発光化合物およびこれを使用する有機電界発光素子 - Google Patents

新規な有機電界発光化合物およびこれを使用する有機電界発光素子 Download PDF

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Description

本発明は、新規な有機電界発光化合物(organic electroluminescent compound)及びこれを電界発光材料(electroluminescent material)として使用している有機電界発光素子(organic electroluminescent device)に関する。詳細には、本発明の有機電界発光化合物は下記化学式1により表される:
Figure 0005536355
式中、A及びBは、互いに独立して、CRまたはNを表すが、但し、AとBの両方は同時にCRまたはNであることはできず;XはOまたはSである。
フルカラーOLEDディスプレイを実現するためには、赤色、緑色および青色のための3種の電界発光材料が使用される。有機電界発光(EL)素子の全体的な特性を増強させるために、高効率、長寿命の赤色、緑色および青色電界発光材料を開発するのが重要な課題である。EL材料は、機能的な観点から、ホスト材料とドーパント材料とに分類される。一般に、EL特性に最も優れた素子構造は、ホストにドーパントをドーピングすることにより製造されたEL層で製造されうることが知られている。最近、高効率、長寿命の有機EL素子の開発が緊急の課題として注目されており、特に緊急なのは、中から大型OLEDパネルで要求されているEL特性を考慮すると、既存のEL材料と比較して非常に優れたEL特性を有する材料の開発である。この観点から、ホスト材料の開発は解決されるべき最も重要な要素の一つである。固体状態で溶媒及びエネルギー伝達子としての役割をするホスト物質に望まれる特性は、高純度、および真空で蒸着ができるように好適な分子量である。また、ガラス転移温度と熱分解温度は、熱安定性を確実にするのに充分高いものであるべきである。さらに、ホスト材料は長寿命化のために、高い電気化学的安定性を有するべきである。隣接する他の材料に対する接着性が高いが、層間移動のない非晶質薄膜を形成することは容易である。
一方、青色材料に関して、出光興産によるジフェニルビニル−ビフェニル(DPVBi)(化学式a)の開発以後、多くの材料が開発され、商業化されている。出光興産からの青色材料系だけでなく、ジナフチルアントラセン(DNA)(化学式b)、テトラ(t−ブチル)ペリレン(化学式c)系などが知られている。しかし、これらの材料に関してさらなる研究開発が行われるべきである。今まで最も高い効率を有すると知られていた出光興産のディストリル(distryl)化合物系は、6(lm/W)の電力効率、および30,000時間を超える有利な素子寿命を有する。しかし、フルカラーディスプレイに適用される場合、駆動時間による色純度の低下により、寿命はわずか数千時間に過ぎない。青色電界発光においては、電界発光波長が長波長側に少し移動する場合には、発光効率の観点からは有利になる。しかし、青色の満足できない色純度のため、その材料を高品質のディスプレイに適用するのは容易ではない。さらに、色純度、効率および熱安定性に問題があるので、そのような材料の研究および開発が緊急に求められている。
Figure 0005536355
高効率、長寿命のホスト材料を開発するために、多様な骨格をベースにした化合物、例えば、ジスピロ−プロレン−アントラセン(TBSA)、タースピロフルオレン(TSF)、およびビトリフェニレン(BTP)などが開発された。しかし、これらの化合物は色純度及び発光効率の点で、充分な水準には達しなかった。
Figure 0005536355
キョンサン大学校(韓国)と三星SDIにより報告された化合物TBSA(Kwon,S.K.et al.,Advanced Materials,2001,13,1690;特開2002−121547号)は、7.7Vで3cd/Aの発光効率と(0.15、0.11)の比較的良好な色度座標を示したが、これは単層の材料として適用されたのであって、実用には適していない。国立台湾大により報告された化合物TSF(Wu,C.−C.et al.,Advanced Materials,2004,16,61;米国特許出願公開第2005040392号)は、5.3%の比較的良好な外部量子効率を示したが、実用には未だ不十分であった。台湾の国立清華大により報告された化合物BTP(Cheng,C.−H.et al.,Advanced Materials,2002,14,1409;米国特許出願公開第2004076852号)は、2.76cd/Aの発光効率と(0.16、0.14)の比較的良好な色度座標を示したが、実用には未だ不十分であった。
上述のように、従来の材料は、ホスト−ドーパント薄層を形成せず、単層で構成されており、色純度及び効率の観点から実際に使用されるのが困難である。その長寿命に対する信頼性あるデータは充分ではない。
一方、三井化学(日本国)の特許出願(米国特許第7,166,240号)によると、下記の化合物が390乃至430nmの吸収スペクトルを有して、4.6cd/Aの発光効率を有している。しかしながら、このデータに基づくと、上記の吸収波長範囲の化合物の場合、緑青色の電界発光が予想され、その特許公報はその色を青みがかった緑色と示している。
特に、その特許公報の対称構造では、純青色の実現が不可能であり、純青色の発光をもたらすことができないその材料は、フルカラーディスプレイに実際に適用されるには不適切である。
Figure 0005536355
特開2002−121547号公報 米国特許出願公開第2005/040392号明細書 米国特許出願公開第2004/076852号明細書 米国特許第7,166,240号明細書
Appl.Phys.Lett.51,913,1987 Kwon,S.K.et al.,Advanced Materials,2001,13,1690 Wu,C.−C.et al.,Advanced Materials,2004,16,61 Cheng,C.−H.et al.,Advanced Materials,2002,14,1409
本発明者らは、上記の従来技術の問題点を解決するために鋭意研究した結果、発光効率に優れ、寿命が画期的に改善された有機電界発光素子を実現するための新しい電界発光化合物を発明した。
本発明の目的は、上記の問題点を解決するために、既存のホスト材料と比較して、より優れた発光効率、より長い素子寿命、および適切な色度座標をもたらし、既存のホスト材料の欠点を克服する骨格を有する有機電界発光化合物を提供することである。
本発明の他の目的は、前記有機電界発光化合物を電界発光材料として使用する、高効率及び長寿命の有機電界発光素子を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、前記有機電界発光化合物を含む有機太陽電池を提供することである。
よって、本発明は、下記化学式1で表される有機電界発光化合物、及びこれを含む有機電界発光素子に関する。本発明による有機電界発光化合物は良好な発光効率、材料の優れた色純度及び寿命特性を有するので、非常に良好な駆動寿命を有するOLEDをそれから製造することができる。
Figure 0005536355
化学式1において、A及びBは、互いに独立して、CRまたはNを表すが、但し、AとBの両方は同時にCRまたはNであることはできず;
Xは、OまたはSであり;
乃至Rは、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはRとR、またはRとRは、(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて縮合環を形成することができ;前記アルキレンもしくはアルケニレンは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロおよびヒドロキシルから選択された1種以上の置換基によってさらに置換されてよく;
Ar及びArは、互いに独立して、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、または下記構造
Figure 0005536355
から選択される置換基を表し;
式中、R11乃至R23は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか;またはR11乃至R23のそれぞれは隣接した置換基と、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
D及びEは、互いに独立して、化学結合、−(CR3132−、−N(R33)−、−S−、−O−、−Si(R34)(R35)−、−P(R36)−、−C(=O)−、−B(R37)−、−In(R38)−、−Se−、−Ge(R39)(R40)−、−Sn(R41)(R42)−、−Ga(R43)−、または−(R44)C=C(R45)−を表し;
31乃至R45は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはR31とR32、R34とR35、R39とR40、R41とR42、もしくはR44とR45は、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
乃至R、Ar、Ar、R11乃至R23、およびR31乃至R45のアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、トリアリールシリル、アダマンチル、ビシクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアミノもしくはアリールアミノは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロまたはヒドロキシルでさらに置換されてよく;
aは1〜4の整数である。
図1はOLEDの断面図である。
図面を参照すると、図1は、ガラス1、透明電極2、正孔注入層3、正孔輸送層4、電界発光層5、電子輸送層6、電子注入層7及びAl陰極8を含有する、本発明のOLEDの断面図を示す。
用語「アルキル」は、炭素原子及び水素原子のみで構成された直鎖または分岐鎖の飽和1価炭化水素基、またはその組み合せ物を含む。用語「アルコキシ」は、−O−アルキル基を意味し、ここでの「アルキル」は上述のように定義される。
本明細書に記載された用語「アリール」は、一つの水素原子の除去により芳香族炭化水素から誘導された有機基を意味する。各環は、適切には、4〜7個、好ましくは5〜6個の環原子を含む単環系または縮合環系を含む。また、「アリール」は1より多いアリールが化学結合により結合されている構造も含む。具体的な例には、フェニル、ナフチル、ビフェニル、アントリル、インデニル、フルオレニル、フェナントリル、トリフェニレニル、ピレニル、ペリレニル、クリセニル、ナフタセニルおよびフルオランテニルが挙げられるが、これに限定されない。
本発明の化合物のナフチルは、1−ナフチルもしくは2−ナフチルであってよく;アントリルは、1−アントリル、2−アントリルもしくは9−アントリルであってよく;フルオレニルは、1−フルオレニル、2−フルオレニル、3−フルオレニル、4−フルオレニルもしくは9−フルオレニルであってよい。
本明細書に記載の用語「ヘテロアリール」は、芳香族環骨格原子としてのN、O及びSから選択される1〜4個のヘテロ原子、並びに残りの芳香族環骨格原子としての炭素原子を含むアリール基を意味する。ヘテロアリールは5もしくは6員の単環式へテロアリール、または1以上のベンゼン環と縮合された多環式へテロアリールであってよく、部分的に飽和されていてもよい。また、「ヘテロアリール」は、1より多いヘテロアリールが化学結合で結合されている構造も含む。へテロアリール基は、そのヘテロ原子が酸化されるかまたは第4級化されて、N−オキシド、第4級塩などを形成する2価アリール基を含みうる。具体的な例として、フリル、チオフェニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、トリアジニル、テトラジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラザニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニルなどの単環式へテロアリール基;ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、イソベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、イソインドリル、インドリル、インダゾリル、ベンゾチアジアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、カルバゾリル、フェナントリジニルおよびベンゾジオキソリルなどの多環式へテロアリール基;並びにこれらの対応するN−オキシド(例えば、ピリジルN−オキシド、キノリルN−オキシド)、およびこれらの第4級塩などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本明細書に記載されている「(C1−C60)アルキル」部分を含む置換基は、1〜60個の炭素原子を有してもよく、1〜20個の炭素原子を有してもよく、または1〜10個の炭素原子を有してもよい。「(C6−C60)アリール」部分を含む置換基は、6〜60個の炭素原子を有してもよく、6〜20個の炭素原子を有してもよく、または6〜12個の炭素原子を有してもよい。「(C3−C60)ヘテロアリール」部分を含む置換基は、3〜60個の炭素原子を有してもよく、4〜20個の炭素原子を有してもよく、または4〜12個の炭素原子を有してもよい。「(C3−C60)シクロアルキル」部分を含む置換基は、3〜60個の炭素原子を有してもよく、3〜20個の炭素原子を有してもよく、または3〜7個の炭素原子を有してもよい。「(C2−C60)アルケニルもしくはアルキニル」部分を含む置換基は、2〜60個の炭素原子を有してもよく、2〜20個の炭素原子を有してもよく、または2〜10個の炭素原子を有してもよい。
本発明による有機電界発光化合物は、下記化学式2乃至4のものにより表される化合物によって例示されうる:
Figure 0005536355
化学式2乃至4において、Ar、Ar、X及びR乃至Rは、化学式1におけるように定義され;
51乃至R54は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはR52とR53は、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができる。
前記化学式において、R乃至Rは、互いに独立して、水素、重水素、クロロ、フルオロ、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、i−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、デシル、ドデシル、ヘキサデシル、ベンジル、トリフルオロメチル、ペルフルオロエチル、トリフルオロエチル、ペルフルオロプロピル、ペルフルオロブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペントキシ、i−ペントキシ、n−ヘキシルオキシ、n−ペプトキシ、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、モルホリノ、チオモルホリノ、フェニル、ナフチル、ビフェニル、フルオレニル、フェナントリル、アントリル、フルオランテニル、トリフェニレニル、ピレニル、クリセニル、ナフタセニル、ペリレニル、スピロビフルオレニル、ピリジル、ピロリル、フラニル、チオフェニル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、キノリル、トリアジニル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ピラゾリル、インドリル、カルバゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、フェナントロリニル、トリメチルシリル、トリエチルシリル、トリプロピルシリル、トリ(t−ブチル)シリル、t−ブチルジメチルシリル、ジメチルフェニルシリル、トリフェニルシリル、アダマンチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[5.2.0]ノニル、ビシクロ[4.2.2]デシル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、4−ペンチルビシクロ[2.2.2]オクチル、エテニル、フェニルエテニル、エチニル、フェニルエチニル、シアノ、ジメチルアミノ、ジフェニルアミノ、モノメチルアミノ、モノフェニルアミノ、フェニルオキシ、フェニルチオ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、カルボキシル、ニトロまたはヒドロキシルを表す。
前記式において、Ar及びArは、互いに独立して、下記構造から選択されるが、これらに限定されるものではない:
Figure 0005536355
式中、R61乃至R75は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表し;前記R61乃至R75のアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、トリアリールシリル、アダマンチル、ビシクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアミノまたはアリールアミノは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロまたはヒドロキシルでさらに置換されてよく;
及びLは、互いに独立して、化学結合、(C6−C60)アリーレンまたは(C3−C60)ヘテロアリーレンを表し;前記L及びLのアリーレンまたはヘテロアリーレンは、重水素、(C1−C60)アルキル、ハロゲン、シアノ、(C1−C60)アルコキシ、(C3−C60)シクロアルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロ、ヒドロキシル、トリ(C1−C30)アルキルシリル、ジ(C1−C30)アルキル(C6−C30)アリールシリルおよびトリ(C6−C30)アリールシリルから選択された1種以上の置換基によってさらに置換されてよく;
F及びGは、互いに独立して、化学結合、−C(R81)(R82)−、−N(R83)−、−S−、−O−、−Si(R84)(R85)−、−P(R86)−、−C(=O)−、−B(R87)−、−In(R88)−、−Se−、−Ge(R89)(R90)−、−Sn(R91)(R92)−、または−Ga(R93)−を表し;
81乃至R93は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか;またはR81とR82、R84とR85、R89とR90、もしくはR91とR92は、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
bは、1〜5の整数である。
より具体的に、Ar及びArは、互いに独立して、下記構造から選択されるが、これらに限定されるものではない:
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
より具体的には、本発明による有機電界発光化合物は下記の化合物で具体的に例示できるが、これらに限定されない:
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
本発明による有機電界発光化合物は、下記反応式1に示されるように製造できる。
Figure 0005536355
反応式1において、A、B、X、Ar、Ar及びR乃至Rは、化学式1における様に定義される。
また、本発明は、化学式1により表される有機電界発光化合物の1種以上を含む有機太陽電池を提供する。
また、本発明は、第1の電極;第2の電極;及び前記第1の電極と第2の電極との間に設けられる少なくとも1つの有機層;を含んでなる有機電界発光素子であって、前記有機層が、化学式1により表される1種以上の有機電界発光化合物を含む、有機電界発光素子を提供する。
本発明による有機電界発光素子は、有機層が電界発光領域を含み、当該電界発光領域が、電界発光ホストとして化学式1により表される1種以上の化合物と、1種以上のドーパントとを含むことを特徴とする。本発明の有機電界発光素子に適用されるドーパントは、特に制限されないが、好ましくは下記化学式5乃至7のものにより表される化合物から選択される:
Figure 0005536355
化学式5において、R101乃至R104は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C4−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C1−C60)アルキルチオ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、(C1−C60)アルキルカルボニル、(C6−C60)アリールカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはR101乃至R104のそれぞれは隣接した置換基と、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
前記R101乃至R104のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールシリル、アルキルシリル、アルコキシ、アリールオキシ、アリールチオ、アルキルアミノもしくはアリールアミノ、または隣接した置換基と縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されてそこから形成された前記脂環式環または前記単環式もしくは多環式芳香族環は、ハロゲン、重水素、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C4−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C1−C60)アルキルチオ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、(C1−C60)アルキルカルボニル、(C6−C60)アリールカルボニル、カルボキシル、ニトロおよびヒドロキシルから選択された1種以上の置換基によってさらに置換されてよい。
Figure 0005536355
化学式7において、Ar11及びAr12は、互いに独立して、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C4−C60)ヘテロアリール、(C6−C60)アリールアミノ、(C1−C60)アルキルアミノ、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキルまたは(C3−C60)シクロアルキルを表すか、またはAr11とAr12は、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
cが1である場合には、Ar13は、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール、(C4−C60)ヘテロアリールまたは下記構造式
Figure 0005536355
のいずれかにより表される置換基を表し;
cが2である場合には、Ar13は、(C6−C60)アリーレン、(C4−C60)ヘテロアリーレンまたは下記構造式
Figure 0005536355
のいずれかにより表される置換基を表し;
式中、Ar14及びAr15は、互いに独立して、(C6−C60)アリーレンまたは(C4−C60)ヘテロアリーレンを表し;
111乃至R113は、互いに独立して、水素、重水素、(C1−C60)アルキルまたは(C6−C60)アリールを表し;
dは1〜4の整数であり、eは0または1の整数であり;
前記Ar11及びAr12のアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアミノ、アルキルアミノ、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキル;前記Ar13のアリールアミノ、アリール、ヘテロアリール、アリーレンもしくはヘテロアリーレン;前記Ar14及びAr15のアリーレンもしくはヘテロアリーレン;またはR111乃至R113のアルキルもしくはアリールは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C4−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C1−C60)アルキルオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルキルチオ、 (C1−C60)アルコキシカルボニル、(C1−C60)アルキルカルボニル、(C6−C60)アリールカルボニル、カルボキシル、ニトロおよびヒドロキシルからなる群から選択される1種以上の置換基によってさらに置換されてよい。
電界発光層は電界発光が起こる層を意味し、これは単層でも、二以上の層が積層されて構成される複数層でもよい。ホスト−ドーパントの混合物を本発明の構成に従って使用する場合、本発明の電界発光ホストによる発光効率の著しい改善を確認することができた。この結果は、0.5〜10重量%のドーピング濃度で達成することができる。本発明のホストは、既存の他のホスト材料に比べて、より高い正孔および電子伝導性、物質の優れた安定性を示し、発光効率だけではなく、素子寿命も改善させる。
したがって、化学式5乃至7のものにより表される化合物を電界発光ドーパントとして使用することは、本発明の化学式1の有機電界発光化合物の電子的欠点を非常に補うといえる。
化学式5乃至7のものにより表されるドーパント化合物は、下記化合物により例示されうるが、これに限定されるものではない。
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
本発明の有機電界発光素子は、化学式1により表される有機電界発光化合物の他に、アリールアミン系化合物およびスチリルアリールアミン系化合物からなる群から選択される1種以上の化合物をさらに含むことができる。アリールアミン系化合物またはスチリルアリールアミン系化合物の例としては、下記の化学式8により表される化合物が挙げられるが、これに限定されるものではない:
Figure 0005536355
式中、Ar21及びAr22は、互いに独立して、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C4−C60)ヘテロアリール、(C6−C60)アリールアミノ、(C1−C60)アルキルアミノ、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、もしくは(C3−C60)シクロアルキルを表すか、またはAr21とAr22は、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
fが1である場合には、Ar23は、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール、(C4−C60)ヘテロアリールまたは下記構造式
Figure 0005536355
のいずれかにより表される置換基を表し;
fが2である場合には、Ar23は、(C6−C60)アリーレン、(C4−C60)ヘテロアリーレンまたは下記構造式
Figure 0005536355
のいずれかにより表される置換基を表し;
Ar24及びAr25は、互いに独立して、(C6−C60)アリーレンまたは(C4−C60)ヘテロアリーレンを表し;
121、R122及びR123は、互いに独立して、水素、重水素、(C1−C60)アルキルまたは(C6−C60)アリールを表し;
gは1〜4の整数であり、hは0または1の整数であり;
前記Ar21及びAr22のアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアミノ、アルキルアミノ、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキル;前記Ar23のアリールアミノ、アリール、ヘテロアリール、アリーレンもしくはヘテロアリーレン;前記Ar24及びAr25のアリーレンもしくはヘテロアリーレン;またはR121乃至R123のアルキルもしくはアリールは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C4−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C1−C60)アルキルオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルキルチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、(C1−C60)アルキルカルボニル、(C6−C60)アリールカルボニル、カルボキシル、ニトロおよびヒドロキシルからなる群から選択される1種以上の置換基によってさらに置換されてよい。
アリールアミン系化合物およびスチリルアリールアミン系化合物は、より具体的に下記の化合物で例示できるが、これらに限定されるものではない。
Figure 0005536355
本発明の有機電界発光素子において、有機層は、化学式1により表される有機電界発光化合物の他に、第1族、第2族、第4周期および第5周期遷移金属、ランタン系列金属、並びにd−遷移元素の有機金属からなる群から選択される一種以上の金属をさらに含むことができる。有機層は、電界発光層の他に、電荷発生層(charge generating layer)を含むことができる。
本発明は、化学式1の化合物を含む有機電界発光素子をサブピクセルとして、並びにIr、Pt、Pd、Rh、Re、Os、Tl、Pb、Bi、In、Sn、Sb、Te、Au及びAgからなる群から選択される1種以上の金属化合物を含むサブピクセルの一つ以上を同時に並列にパターニングして含む、独立発光方式のピクセル構造を有する有機電界発光素子を実現することができる。
また、有機電界発光素子は、有機層に、前記有機電界発光化合物の他に、590nm以上の波長の電界発光ピークを有する化合物から選択される1種以上の化合物をさらに含む有機発光ディスプレイである。この化合物は下記化学式9乃至13のものにより表される化合物によって例示されうるが、これに限定されるものではない。
Figure 0005536355
化学式9において、Mは、元素の周期表の第7族、第8族、第9族、第10族、第11族、第13族、第14族、第15族及び第16族の金属から選択されて、リガンドL、L及びLは、互いに独立して、下記構造から選択される:
Figure 0005536355
Figure 0005536355
式中、R201乃至R203は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン置換基を有するもしくは有しない(C1−C60)アルキル、(C1−C60)アルキル置換基を有するもしくは有しない(C6−C60)アリール、またはハロゲンを表し;
204乃至R219は、互いに独立して、水素、重水素、(C1−C60)アルキル、(C1−C30)アルコキシ、(C3−C60)シクロアルキル、(C2−C30)アルケニル、(C6−C60)アリール、モノもしくはジ(C1−C30)アルキルアミノ、モノもしくはジ(C6−C30)アリールアミノ、SF、トリ(C1−C30)アルキルシリル、ジ(C1−C30)アルキル(C6−C30)アリールシリル、トリ(C6−C30)アリールシリル、シアノまたはハロゲンを表し、前記R204乃至R219のアルキル、シクロアルキル、アルケニルもしくはアリールは、重水素、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールおよびハロゲンから選択される1種以上の置換基によってさらに置換されてよく;
220乃至R223は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン置換基を有するもしくは有しない(C1−C60)アルキル、または(C1−C60)アルキル置換基を有するもしくは有しない(C6−C60)アリールを表し;
224及びR225は、互いに独立して、水素、重水素、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールもしくはハロゲンを表すか、またはR224とR225は、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C12)アルキレンもしくは(C3−C12)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;前記R224及びR225のアルキルもしくはアリール、または縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C12)アルキレンもしくは(C3−C12)アルケニレンで連結されてそこから形成された前記脂環式環または前記単環式もしくは多環式芳香族環は、重水素、ハロゲン置換基を有するもしくは有しない(C1−C60)アルキル、(C1−C30)アルコキシ、ハロゲン、トリ(C1−C30)アルキルシリル、トリ(C6−C30)アリールシリル及び(C6−C60)アリールから選択される1種以上の置換基によってさらに置換されてよく;
226は、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C5−C60)ヘテロアリールまたはハロゲンを表し;
227乃至R229は、互いに独立して、水素、重水素、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールまたはハロゲンを表し、前記R226乃至R229のアルキルもしくはアリールは、重水素、ハロゲンもしくは(C1−C60)アルキルでさらに置換されてよく;
Qは
Figure 0005536355
を表し、R231乃至R242は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン置換基を有するもしくは有しない(C1−C60)アルキル、(C1−C30)アルコキシ、ハロゲン、(C6−C60)アリール、シアノ、もしくは(C5−C60)シクロアルキルを表すか、またはR231乃至R242のそれぞれは隣接した置換基と、アルキレンもしくはアルケニレンで連結されて、(C5−C7)スピロ環もしくは(C5−C9)縮合環を形成できるか、またはそのそれぞれはR207もしくはR208とアルキレンもしくはアルケニレンで連結されて、(C5−C7)縮合環を形成することができる。
Figure 0005536355
化学式10において、R301乃至R304は、互いに独立して、(C1−C60)アルキルもしくは(C6−C60)アリールを表すか、またはそのそれぞれは隣接した置換基と、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
前記R301乃至R304のアルキルもしくはアリール、または縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されてそこから形成された前記脂環式環または前記単環式もしくは多環式芳香族環は、ハロゲン置換基を有するもしくは有しない(C1−C60)アルキル、(C1−C60)アルコキシ、ハロゲン、トリ(C1−C60)アルキルシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル及び(C6−C60)アリールから選択される1種以上の置換基によってさらに置換されてよい。
Figure 0005536355
化学式13において、リガンドL及びLは、互いに独立して下記構造から選ばれ:
Figure 0005536355
は2価または3価金属であり;
が2価金属である場合には、iは0であり、Mが3価金属である場合には、iは1であり;
Tは、(C6−C60)アリールオキシまたはトリ(C6−C60)アリールシリルを表し、前記Tのアリールオキシ及びトリアリールシリルは、(C1−C60)アルキルまたは(C6−C60)アリールでさらに置換されてよく;
JはO、SまたはSeであり;
環Aは、オキサゾール、チアゾール、イミダゾール、オキサジアゾール、チアジアゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、ピリジン、またはキノリンを表し;
環Bは、ピリジンまたはキノリンを表し、環Bは、重水素、(C1−C60)アルキル、または(C1−C60)アルキル置換基を有するもしくは有しないフェニルもしくはナフチルでさらに置換されてよく;
401乃至R404は、互いに独立して、水素、重水素、(C1−C60)アルキル、ハロゲン、トリ(C1−C60)アルキルシリル、トリ(C6−C60)アリールシリルもしくは(C6−C60)アリールを表すか、またはそのそれぞれは隣接した置換基と(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて縮合環を形成することができ、前記ピリジンもしくはキノリンは、R401と化学結合をなして縮合環を形成することができ;
環Aもしくは前記R401乃至R404のアリール基は、重水素、(C1−C60)アルキル、ハロゲン、ハロゲン置換基を有する(C1−C60)アルキル、フェニル、ナフチル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、トリ(C6−C60)アリールシリルまたはアミノ基でさらに置換されてよい。
590nm以上の波長の電界発光ピークを有する化合物は、下記化合物で例示できるが、これらに限定されるものではない。
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
Figure 0005536355
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本発明の有機電界発光素子において、カルコゲナイド(chalcogenide)層、金属ハロゲン化物層及び金属酸化物層から選択される1以上の層(以下、「表面層」とも称する)を、電極の対の少なくとも一方側の内側表面上に配置することが好ましい。特に、EL媒体層(EL medium layer)の陽極表面上にケイ素及びアルミニウム金属のカルコゲナイド(酸化物を含む)層を配置し、EL媒体層の陰極表面上に金属ハロゲン化物層又は金属酸化物層を配置することが好ましい。その結果、駆動の安定性が得られうる。
カルコゲナイドの例には、好ましくは、SiO(1≦x≦2)、AlO(1≦x≦1.5)、SiON、SiAlONなどが挙げられる。金属ハロゲン化物の例には、好ましくは、LiF、MgF、CaF、希土類金属のフッ化物などが挙げられる。金属酸化物の例には、好ましくは、CsO、LiO、MgO、SrO、BaO、CaOなどが挙げられる。
本発明の有機電界発光素子において、このようにして製造された電極の対の少なくとも一方の表面に、電子輸送化合物と還元性(reductive)ドーパントとの混合領域、または正孔輸送化合物と酸化性(oxidative)ドーパントとの混合領域を配置することも好ましい。これにより、電子輸送化合物はアニオンに還元されるので、この混合領域からEL媒体への電子の注入及び輸送が容易になる。更に、正孔輸送化合物が酸化されてカチオンを形成するので、この混合領域からEL媒体への正孔の注入及び輸送が容易になる。好ましい酸化性ドーパントとしては、種々のルイス酸及びアクセプター(acceptor)化合物が挙げられる。好ましい還元性ドーパントとしては、アルカリ金属、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属、希土類金属及びこれらの混合物が挙げられる。
本発明による有機化合物は、優れた発光効率および材料の優れた寿命特性を有するので、非常に良好な駆動寿命を有するOLEDを製造するのに有利に使用されうる。
最良の形態
後述する実施例において、有機電界発光化合物、その製造方法、およびそれから製造された素子の発光特性を説明することにより、本発明の代表的な化合物に関して本発明がさらに説明されるが、これらは実施態様の例示のためだけに提供されるのであり、何らかの手段によって本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
製造例
[製造例1]化合物1の製造
Figure 0005536355
化合物Aの製造
窒素雰囲気下、50mLの丸底フラスコに3−ブロモピリジン(96μL、1mmol)およびジエチルエーテル(10mL)を入れ、混合物を撹拌した。−78℃まで冷却した後、それにブチルリチウム(2.5mL、1mmol、ヘキサン中2.5M)を徐々に添加した。得られた混合物を−78℃で1時間攪拌し、−78℃でジメチルフタラート(0.17mL、1mmol)を徐々に添加した。同じ温度で2時間攪拌した後、温度を徐々に室温まで上げて、反応混合物に水(5mL)を添加し、加水分解を行った。エーテル抽出で得られた有機層を集めて乾燥し、溶媒を除去した。カラムクロマトグラフィーで精製して、固体生成物である化合物A(0.14g、56%)を得た。
化合物Bの製造
窒素雰囲気下、50mLの丸底フラスコに化合物A(0.11g、0.44mmol)およびTHF(5mL)を入れ、混合物を攪拌した。これにLTMP溶液(10mL)を0℃で添加し、得られた混合物を同じ温度で2時間攪拌した。その後、温度を徐々に室温まで上げて、混合物に水(5mL)を添加し、加水分解を行った。酢酸エチル抽出で得られた有機層を集めて乾燥し、溶媒を除去した。カラムクロマトグラフィーで精製して、固体生成物である化合物B(41mg、44%)を得た。
化合物Cの製造
フラスコ中で、CuSO・5HO(2.4g、9.56mmol)を水30mLに溶かし、それにZn(11.7g、179.25mmol)を添加した。2M NaOH水溶液50mL、トルエン50mL、化合物B(5g、23.9mmol)を順に添加した後、混合物を約10分間攪拌し、次いで還流下110℃で一日間攪拌した。反応が終了すると、反応混合物を水200mLとジクロロメタン150mLで抽出し、抽出物を減圧下で乾燥した。カラムクロマトグラフィーで精製し、化合物C(3.9g、21.8mmol)を得た。
化合物Dの製造
化合物C(3.9g、21.8mmol)およびN−ブロモスクシンイミド(4.7g、26.2mmol)を窒素雰囲気下でジクロロメタン100mLに溶かし、25℃で一日間攪拌した。その後、蒸留水200mLを加えて反応を終了させ、この混合物をジクロロメタン250mLで抽出した。抽出物を減圧下で乾燥し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物D(4.8g、18.45mmol)を得た。
化合物Eの製造
化合物D(4.8g、18.45mmol)、フェニルボロン酸(Phenylboronic acid)2.4g(22.14mmol)、およびテトラキスパラジウム(0)トリフェニルホスフィン(Pd(PPh)2.8g(1.8mmol)を、トルエン150mLおよびエタノール80mL中に溶かした後、それに2M炭酸ナトリウム水溶液80mLを添加した。120℃で還流下4時間攪拌した後、温度を25℃に下げた。次いで、蒸留水200mLを加えて反応を終了させ、この混合物を酢酸エチル150mLで抽出した。抽出物を減圧下で乾燥したあと、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物E(4.3g、16.84mmol)を得た。
化合物Fの製造
化合物E(4.3g、16.84mmol)およびN−ブロモスクシンイミド(3.6g、20.20mmol)を窒素雰囲気下でジクロロメタン100mLに溶かし、その溶液を25℃で一日間攪拌した。その後、蒸留水200mLを加えて反応を終了させ、混合物をジクロロメタン250mLで抽出した。減圧下で乾燥した後、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物F(4.7g、14.06mmol)を得た。
化合物1の製造
反応容器に、化合物F(4.7g、14.06mmol)、フェノール(4.0g、42.18mmol)、および水酸化カリウム(2.4g、42.18mmol)を入れて、混合物を230℃で6時間加熱攪拌した。反応が終了すると、混合物を室温に冷却した。水酸化ナトリウムおよびトルエンを添加したあと、得られた混合物が抽出された。トルエンは真空揮散で除去され、ろ液をカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物1(2.73g、7.9mmol)を得た。
製造例1の手順に従って、有機電界発光化合物(化合物1〜657)を製造した。そのH NMR及びMS/FABデータを表1に示す。
Figure 0005536355
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[実施例1]本発明の有機電界発光化合物を使用するOLEDの製造
本発明の電界発光材料を使用することによりOLED素子が製造された。
まず、OLED用ガラス(1)(三星−コーニング社製造)から製造された透明電極ITO薄膜(2)(15Ω/□)を、トリクロロエチレン、アセトン、エタノール、蒸留水を順に使用して超音波洗浄を行った後、使用するまでイソプロパノールに入れて保管した。
次に、真空蒸着装置の基体フォルダにITO基体を備え付け、真空蒸着装置のセルに4,4’,4”−トリス(N,N−(2−ナフチル)−フェニルアミノ)トリフェニルアミン(2−TNATA)を入れて、次いで、チャンバー内の真空度が10−6torrに至るまで排気した。セルに電流を適用して2−TNATAを蒸発させ、それによりITO基体上に60nm厚の正孔注入層(3)を蒸着した。
Figure 0005536355
次いで、真空蒸着装置の他のセルに、N,N’−ビス(α−ナフチル)−N,N’−ジフェニル−4,4’−ジアミン(NPB)(この構造は下に示される)を入れて、セルに電流を適用してNPBを蒸発させ、それにより正孔注入層上に20nm厚の正孔輸送層(4)を蒸着した。
Figure 0005536355
正孔注入層および正孔輸送層を形成した後、次の手順に従って電界発光層を蒸着した。真空蒸着装置の一方のセルに、電界発光ホスト材料として本発明に従った化合物(例えば、化合物5)を入れて、他方のセルには、DSA−Ph(この構造は下に示される)を入れた。その二つのセルを一緒に加熱し、2〜5重量%のDSA−Phの蒸着割合で、正孔輸送層上に30nm厚の電界発光層(5)を蒸着した。
Figure 0005536355
次いで、電子輸送層(6)としてトリス(8−ヒドロキシキノリン)アルミニウム(III) (Alq)を20nmの厚さで蒸着し、その後、電子注入層(7)としてリチウムキノラート(Liq)を1〜2nmの厚さで蒸着した。その後、別の真空蒸着装置を用いてAl陰極(8)を150nmの厚さで蒸着してOLEDを製造した。
Figure 0005536355
それぞれの化合物は10−6torrでの真空昇華により精製された後、OLEDのための電界発光材料として使用された。
[比較例1]従来の電界発光材料を使用することによるOLEDの製造
実施例1に記載されるのと同様の手順に従って、正孔注入層(3)および正孔輸送層(4)を形成した後、前記真空蒸着装置の他のセルに電界発光ホスト材料としてジナフチルアントラセン(DNA)を入れて、さらに他のセルに(実施例1におけるように)DSA−Phを入れた。100:3の蒸着割合で、正孔輸送層上に30nm厚の電界発光層(5)を蒸着した。
Figure 0005536355
次いで、実施例1と同様の手順に従って、電子輸送層(6)および電子注入層(7)を蒸着し、別の真空蒸着装置を使用して、その上にAl陰極(8)を150nm厚で蒸着し、OLEDを製造した。
[実施例2]本発明の化合物を使用することによるOLEDの製造
実施例1に記載されるのと同様の手順に従って、正孔注入層および正孔輸送層を形成した後、前記真空蒸着装置の一方のセルに、電界発光材料として本発明による化合物(例えば、化合物5)を入れて、また他のセルには、化合物E(この構造は下に示される)を入れた。二つの物質を異なる速度で蒸発させて、ホストを基準に2〜5重量%の濃度でドーピングを行い、これにより、正孔輸送層上に30nm厚の電界発光層を蒸着した。
Figure 0005536355
次いで、実施例1と同様の手順に従って、電子輸送層および電子注入層を蒸着した後、別の真空蒸着装置を用いて、その上にAl陰極を150nm厚で蒸着してOLEDを製造した。
[比較例2]従来の電界発光材料を使用することによるOLEDの製造
実施例1に記載されるのと同様の手順に従って、正孔注入層および正孔輸送層を形成した後、電界発光ホスト材料としてトリス(8−ヒドロキシキノリン)−アルミニウム(III)(Alq)を前記真空蒸着装置の他のセルに入れて、また他のセルには、クマリン(Coumarin)545T(C545T)(この構造は下に示される)を入れた。次いで、二つの物質を異なる速度で蒸発させてドーピングを行い、これにより正孔輸送層上に30nm厚の電界発光層を蒸着した。ドーピング濃度は、好ましくは、Alqを基準に1〜3重量%であった。
Figure 0005536355
次いで、実施例1と同様の手順に従って、電子輸送層および電子注入層を蒸着し、その上に、別の真空蒸着装備を使用してAl陰極を150nm厚で蒸着してOLEDを製造した。
[実施例3]製造されたOLEDの電界発光特性
本発明の有機電界発光化合物を含む(実施例1および2の)OLEDの発光効率、または従来のEL化合物を含む(比較例1および2の)OLEDの発光効率をそれぞれ5,000cd/mで測定した。そして、その結果が表2に示される。
Figure 0005536355
表2から認められうるように、本発明の材料を青色電界発光素子に適用し、本発明の有機電界発光化合物に同じ種類のDSA−Phをドーピングした場合、その素子は、従来の電界発光材料としてDNAを使用する比較例1の素子と比べて、同等の発光効率であるが、著しく高い色純度を示した。
また、本発明の材料(有機電界発光化合物として化合物257)を緑色電界発光素子に適用し、3.0重量%の濃度で化合物Eをドーピングした場合、その素子は、Alq:C545Tを使用する従来の電界発光素子(比較例2)と比較して、2倍を超える発光効率を示したことが表2から認められる。
以上のように、本発明の有機電界発光化合物は、高効率の青色または緑色電界発光材料として使用されうる。しかも、本発明のホスト材料が適用される素子は、色純度の観点において、明らかな改善を示した。色純度及び発光効率の双方の向上は、本発明の材料が優れた特性を有することを立証する。
1 ガラス
2 透明電極
3 正孔注入層
4 正孔輸送層
5 電界発光層
6 電子輸送層
7 電子注入層
8 Al陰極

Claims (9)

  1. 下記化学式1により表される有機電界発光化合物:
    Figure 0005536355
    化学式1において、A及びBは、互いに独立して、CRまたはNを表すが、但し、AとBの両方は同時にCRまたはNであることはできず;
    Xは、OまたはSであり;
    乃至Rは、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはRとR、もしくはRとRは、(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて縮合環を形成することができ;前記アルキレンもしくはアルケニレンは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロおよびヒドロキシルから選択された1種以上の置換基によってさらに置換されてよく;
    Ar及びArは、互いに独立して、(C6−C60)アリール、(C4−C20)ヘテロアリール、たは下記構造
    Figure 0005536355
    から選択される置換基を表し;
    式中、R11乃至R23は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか;またはR11乃至R23のそれぞれは隣接した置換基と、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
    D及びEは、互いに独立して、化学結合、−(CR3132−、−N(R33)−、−S−、−O−、−Si(R34)(R35)−、−P(R36)−、−C(=O)−、−B(R37)−、たは−(R44)C=C(R45)−を表し;
    31乃至R45は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはR31とR32、R34とR35、R39とR40、R41とR42、もしくはR44とR45は、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
    乃至R、Ar、Ar、R11乃至R23、およびR31乃至R45のアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、トリアリールシリル、アダマンチル、ビシクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアミノもしくはアリールアミノは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロまたはヒドロキシルでさらに置換されてよく;
    aは1〜4の整数である。
  2. 下記化学式2乃至4のものにより表される化合物から選択される、請求項1に記載の有機電界発光化合物:
    Figure 0005536355
    式中、Ar、Ar、X及びR乃至Rは、請求項1の化学式1におけるように定義され;
    51乃至R54は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはR52とR53は、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができる。
  3. ArおよびArが、互いに独立して、下記構造から選択される、請求項2に記載の有機電界発光化合物:
    Figure 0005536355
    式中、R61乃至R75は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表し;前記R61乃至R75のアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、トリアリールシリル、アダマンチル、ビシクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアミノまたはアリールアミノは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロまたはヒドロキシルでさらに置換されてよく;
    及びLは、互いに独立して、化学結合、(C6−C60)アリーレンまたは(C3−C60)ヘテロアリーレンを表し;前記L及びLのアリーレンまたはヘテロアリーレンは、重水素、(C1−C60)アルキル、ハロゲン、シアノ、(C1−C60)アルコキシ、(C3−C60)シクロアルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロ、ヒドロキシル、トリ(C1−C30)アルキルシリル、ジ(C1−C30)アルキル(C6−C30)アリールシリルおよびトリ(C6−C30)アリールシリルから選択された1種以上の置換基によってさらに置換されてよく;
    F及びGは、互いに独立して、化学結合、−C(R81)(R82)−、−N(R83)−、−S−、−O−、−Si(R84)(R85)−、−P(R86)−、−C(=O)−、または−B(R87)−表し;
    81乃至R93は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか;またはR81とR82、R84とR85、R89とR90、もしくはR91とR92は、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
    bは、1〜5の整数である。
  4. 第1の電極;第2の電極;及び前記第1の電極と第2の電極との間に設けられる少なくとも1つの有機層;を含んでなる有機電界発光素子であって、前記有機層が、下記化学式1により表される有機電界発光化合物と、下記化学式5乃至7のものにより表される化合物から選択される1種以上のドーパントとを含む、有機電界発光素子:
    Figure 0005536355
    (化学式1において、A及びBは、互いに独立して、CRまたはNを表すが、但し、AとBの両方は同時にCRまたはNであることはできず;
    Xは、OまたはSであり;
    乃至Rは、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはRとR、もしくはRとRは、(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて縮合環を形成することができ;前記アルキレンもしくはアルケニレンは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロおよびヒドロキシルから選択された1種以上の置換基によってさらに置換されてよく;
    Ar及びArは、互いに独立して、(C6−C60)アリール、(C4−C20)ヘテロアリール、たは下記構造
    Figure 0005536355
    から選択される置換基を表し;
    式中、R11乃至R23は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか;またはR11乃至R23のそれぞれは隣接した置換基と、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
    D及びEは、互いに独立して、化学結合、−(CR3132−、−N(R33)−、−S−、−O−、−Si(R34)(R35)−、−P(R36)−、−C(=O)−、−B(R37)−、たは−(R44)C=C(R45)−を表し;
    31乃至R45は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはR31とR32、R34とR35、R39とR40、R41とR42、もしくはR44とR45は、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
    乃至R、Ar、Ar、R11乃至R23、およびR31乃至R45のアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、トリアリールシリル、アダマンチル、ビシクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアミノもしくはアリールアミノは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロまたはヒドロキシルでさらに置換されてよく;
    aは1〜4の整数である):
    Figure 0005536355
    (化学式5において、R101乃至R104は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C4−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C1−C60)アルキルチオ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、(C1−C60)アルキルカルボニル、(C6−C60)アリールカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはR101乃至R104のそれぞれは隣接した置換基と、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
    前記R101乃至R104のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールシリル、アルキルシリル、アルコキシ、アリールオキシ、アリールチオ、アルキルアミノもしくはアリールアミノ、または隣接した置換基と縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されてそこから形成された前記脂環式環または前記単環式もしくは多環式芳香族環は、ハロゲン、重水素、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C4−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C1−C60)アルキルチオ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、(C1−C60)アルキルカルボニル、(C6−C60)アリールカルボニル、カルボキシル、ニトロおよびヒドロキシルから選択された1種以上の置換基によってさらに置換されてよい):
    Figure 0005536355
    (化学式7において、Ar11及びAr12は、互いに独立して、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C4−C60)ヘテロアリール、(C6−C60)アリールアミノ、(C1−C60)アルキルアミノ、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、もしくは(C3−C60)シクロアルキルを表すか、またはAr11とAr12は、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
    cが1である場合には、Ar13は、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール、(C4−C60)ヘテロアリールまたは下記構造式
    Figure 0005536355
    のいずれかにより表される置換基を表し;
    cが2である場合には、Ar13は、(C6−C60)アリーレン、(C4−C60)ヘテロアリーレンまたは下記構造式
    Figure 0005536355
    のいずれかにより表される置換基を表し;
    式中、Ar14及びAr15は、互いに独立して、(C6−C60)アリーレンまたは(C4−C60)ヘテロアリーレンを表し;
    111乃至R113は、互いに独立して、水素、重水素、(C1−C60)アルキルまたは(C6−C60)アリールを表し;
    dは1〜4の整数であり、eは0または1の整数であり;
    前記Ar11及びAr12のアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアミノ、アルキルアミノ、シクロアルキルもしくはヘテロシクロアルキル;前記Ar13のアリールアミノ、アリール、ヘテロアリール、アリーレンもしくはヘテロアリーレン;前記Ar14及びAr15のアリーレンもしくはヘテロアリーレン;またはR111乃至R113のアルキルもしくはアリールは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C4−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C1−C60)アルキルオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルキルチオ、 (C1−C60)アルコキシカルボニル、(C1−C60)アルキルカルボニル、(C6−C60)アリールカルボニル、カルボキシル、ニトロおよびヒドロキシルからなる群から選択される1種以上の置換基によってさらに置換されてよい)。
  5. 有機層がアリールアミン系化合物およびスチリルアリールアミン系化合物からなる群から選択される1種以上の化合物を含む、請求項4に記載の有機電界発光素子。
  6. 有機層が、第1族、第2族、第4周期および第5周期遷移金属、ランタン系列金属、並びにd−遷移元素の有機金属からなる群から選択される1種以上の金属を含む、請求項4に記載の有機電界発光素子。
  7. 有機層が電界発光層の他に電荷発生層を含む、請求項4に記載の有機電界発光素子。
  8. 下記化学式1により表される有機電界発光化合物を含む白色電界発光素子:
    Figure 0005536355
    化学式1において、A及びBは、互いに独立して、CRまたはNを表すが、但し、AとBの両方は同時にCRまたはNであることはできず;
    Xは、OまたはSであり;
    乃至Rは、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはRとR、もしくはRとRは、(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて縮合環を形成することができ;前記アルキレンもしくはアルケニレンは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロおよびヒドロキシルから選択された1種以上の置換基によってさらに置換されてよく;
    Ar及びArは、互いに独立して、(C6−C60)アリール、(C4−C20)ヘテロアリール、たは下記構造
    Figure 0005536355
    から選択される置換基を表し;
    式中、R11乃至R23は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか;またはR11乃至R23のそれぞれは隣接した置換基と、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
    D及びEは、互いに独立して、化学結合、−(CR3132−、−N(R33)−、−S−、−O−、−Si(R34)(R35)−、−P(R36)−、−C(=O)−、−B(R37)−、たは−(R44)C=C(R45)−を表し;
    31乃至R45は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはR31とR32、R34とR35、R39とR40、R41とR42、もしくはR44とR45は、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
    乃至R、Ar、Ar、R11乃至R23、およびR31乃至R45のアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、トリアリールシリル、アダマンチル、ビシクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアミノもしくはアリールアミノは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロまたはヒドロキシルでさらに置換されてよく;
    aは1〜4の整数である。
  9. 下記化学式1により表される有機電界発光化合物を含む有機太陽電池:
    Figure 0005536355
    化学式1において、A及びBは、互いに独立して、CRまたはNを表すが、但し、AとBの両方は同時にCRまたはNであることはできず;
    Xは、OまたはSであり;
    乃至Rは、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはRとR、もしくはRとRは、(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて縮合環を形成することができ;前記アルキレンもしくはアルケニレンは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロおよびヒドロキシルから選択された1種以上の置換基によってさらに置換されてよく;
    Ar及びArは、互いに独立して、(C6−C60)アリール、(C4−C20)ヘテロアリール、たは下記構造
    Figure 0005536355
    から選択される置換基を表し;
    式中、R11乃至R23は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか;またはR11乃至R23のそれぞれは隣接した置換基と、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
    D及びEは、互いに独立して、化学結合、−(CR3132−、−N(R33)−、−S−、−O−、−Si(R34)(R35)−、−P(R36)−、−C(=O)−、−B(R37)−、たは−(R44)C=C(R45)−を表し;
    31乃至R45は、互いに独立して、水素、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロもしくはヒドロキシルを表すか、またはR31とR32、R34とR35、R39とR40、R41とR42、もしくはR44とR45は、縮合環を含むかもしくは含まない(C3−C60)アルキレンもしくは(C3−C60)アルケニレンで連結されて、脂環式環または単環式もしくは多環式芳香族環を形成することができ;
    乃至R、Ar、Ar、R11乃至R23、およびR31乃至R45のアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル、トリアルキルシリル、ジアルキルアリールシリル、トリアリールシリル、アダマンチル、ビシクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアミノもしくはアリールアミノは、重水素、ハロゲン、(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリール、(C3−C60)ヘテロアリール、N、O及びSから選択された一つ以上のヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロシクロアルキル、(C3−C60)シクロアルキル、トリ(C1−C60)アルキルシリル、ジ(C1−C60)アルキル(C6−C60)アリールシリル、トリ(C6−C60)アリールシリル、アダマンチル、(C7−C60)ビシクロアルキル、(C2−C60)アルケニル、(C2−C60)アルキニル、(C1−C60)アルコキシ、シアノ、(C1−C60)アルキルアミノ、(C6−C60)アリールアミノ、(C6−C60)アリール(C1−C60)アルキル、(C6−C60)アリールオキシ、(C6−C60)アリールチオ、(C1−C60)アルコキシカルボニル、カルボキシル、ニトロまたはヒドロキシルでさらに置換されてよく;
    aは1〜4の整数である。
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