JP5535795B2 - バックライト装置及び液晶表示装置 - Google Patents
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Description
バックライト装置には、導光板方式と呼ばれるものがある。導光板方式のバックライト装置では、液晶表示パネルの表示領域と対向する位置に導光板を配置する。
特許文献1に開示の液晶表示装置は、クッション材で導光板を押さえると共に、突起部の先端とクッション材に設けられた凹部との間に、導光板の熱膨張を考慮したクリアランスを設けている。そして、このクリアランスを設けることにより、高温時における導光板の熱膨張に対応する構成としている。
本発明の実施形態に係る液晶表示装置1は、発光ダイオード等の発光体を光源として使用する導光板方式のバックライト装置を有する液晶表示装置に好適に用いられる。
まず、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置1ついて、図1から図3を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置1の分解斜視図である。図2は、第1実施形態に係るバックライト装置12の分解斜視図である。図3は、第1実施形態に係るバックライト装置12を模式的に示した正面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る液晶表示装置1は、第1固定フレーム10と、液晶表示パネル11と、バックライト装置12と、電源基板13と、基板カバー14と、を備える。
第1固定フレーム10は、例えば、長尺の金属板を折り曲げ加工等してフレーム状に成形したものであり、液晶表示パネル11に当接して液晶表示パネル11を固定するための固定部10aと、固定部10aの周縁に立設するリブ部10bと、を備える。
リブ部10bには、複数の第1係合穴10cが設けられている。
また、収納フレーム2は、ゴムブッシュ4を固定する一対の固定穴(図示せず)と、複数の係止部21と、を備える。
一対の固定穴は、収納フレーム2の底部22において、バックライト装置12の短手方向(図2に示すY方向をいい、以下、「第2方向Y」ともいう)におけるY1側の両端に形成されている。
複数の係止部21は、収納フレーム2の側壁部23における外壁側に形成されている。
フレキシブル基板3は、複数の発光ダイオードLEDを備え、発光ダイオードLEDが内側(Y1側)を向く(内側を照射する)ように収納フレーム2の内壁に貼り付けられている。
ブッシュ本体40は、第3方向Zにおける長さが、反射板5、導光板6及び光学シート7を積層させた状態における長さ(第3方向Zにおける厚さ)よりも長く(厚く)なるように形成されている。
反射板5は、収納フレーム2に収納可能な矩形状に形成されており、収納フレーム2の第3方向ZにおけるZ1側に配置される。
また、反射板5は、第2方向YにおけるY2側に形成されるLED配置部50と、第2方向YにおけるY1側の両端部(第1方向Xに沿ったY1側の一側部における両端)に形成される一対の凹状部51と、を備える。
また、第2凹状部53は、常温時において、外側(第1方向XにおけるX1側に形成された第2凹状部53においてはX1側、第1方向XにおけるX2側に形成された第2凹状部53においてはX2側)近傍に、ゴムブッシュ4の凸状部41が配置するように形成されている。
導光板6は、収納フレーム2に収納可能な矩形状に形成されており、反射板5の第3方向ZにおけるZ1側に配置される。
また、導光板6は、第2方向YにおけるY2側に形成されるLED配置部60と、第2方向YにおけるY1側の両端部(第1方向Xに沿ったY1側の一側部における両端)に形成される一対の凹状部61と、を備える。
第1凹状部62は、収納フレーム2に固定されたブッシュ本体40と所定距離離間するように形成されている。言い換えると、第1凹状部62は、ブッシュ本体40との間に所定の隙間ができるように形成されている。
また、第2凹状部63は、常温時において、外側(第1方向XにおけるX1側に形成された第2凹状部63においてはX1側、第1方向XにおけるX2側に形成された第2凹状部63においてはX2側)近傍に、ゴムブッシュ4の凸状部41が配置するように形成されている。
光学シート7は、収納フレーム2に収納可能な矩形状に形成されており、導光板6の第3方向ZにおけるZ1側に配置される。
また、光学シート7は、第2方向YにおけるY1側の両端部(第1方向Xに沿ったY1側の一側部における両端)に形成される一対の凹状部71を備える。
第1凹状部72は、収納フレーム2に固定されたブッシュ本体40と所定距離離間するように形成されている。言い換えると、第1凹状部72は、ブッシュ本体40との間に所定の隙間ができるように形成されている。
また、第2凹状部73は、常温時において、外側(第1方向XにおけるX1側に形成された第2凹状部73においてはX1側、第1方向XにおけるX2側に形成された第2凹状部73においてはX2側)近傍に、ゴムブッシュ4の凸状部41が配置するように形成されている。
複数の第2係合穴82は、収納フレーム2の側壁23の外壁側に形成された複数の係止部21を係止可能に形成されている。つまり、複数の第2係合穴82に、対応する複数の係止部21を係止させることにより、第2固定フレーム8は、収納フレーム2に固定(係合)される。
基板カバー14は、電源基板13の裏面側において、電源基板13を被覆するように配置されている。基板カバー14は、電源基板13を保護する。
図4は、常温時におけるゴムブッシュ4と導光板6の凹状部61との関係を示す正面図である。図5は、低温時におけるゴムブッシュ4と導光板6の凹状部61との関係を示す正面図である。図6は、高温時におけるゴムブッシュ4と導光板6の凹状部61との関係を示す正面図である。
この場合においては、導光板6の収縮により矢印Aの方向に移動する第2凹状部63の側部65によって、凸状部41の側部45が押圧される。導光板6の収縮により、第2凹状部63の側部65に凸状部41の側部45が押圧されると、凸状部41が弾性変形する。凸状部41が弾性変形すると、凸状部41の側部45が第2凹状部63の側部65を第1方向XにおけるX1側(第1方向XにおけるX2側に固定されたゴムブッシュ4においては、X2側)に押圧する。
この場合においては、導光板6の膨張により矢印Bの方向に移動する第2凹状部63の上部64によって、凸状部41の先端部44が押圧される。導光板6の膨張により、第2凹状部63の上部64に凸状部41の先端部44が押圧されると、凸状部41が弾性変形する。凸状部41が弾性変形すると、凸状部41の先端部44が第2凹状部63の上部64を第2方向YにおけるY2側に押圧する。
第1実施形態に係るバックライト装置12及び液晶表示装置1は、凸状部41を有する一対のゴムブッシュ4と、凹状部51を有する反射板5と、凹状部61を有する導光板6と、凹状部71を有する光学シート7と、を備える。また、凸状部41は、少なくとも一部が凹状部51,61,71に当接すると共に、凹状部51,61,71を押圧可能に形成されている。
そのため、例えば、導光板6が低温時に収縮した場合や高温時に膨張した場合においても、導光板6の水平方向における動作(ガタつき)を好適に抑えることができる。その結果、導光板6のガタつきから生じる、導光板6の破損などの不具合を抑制することができる。また、導光板6のガタつきから生じるガタつき音が発生することを防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置1Aについて、図1及び図2に加え、図7を参照しながら説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係るバックライト装置12Aの正面図である。
また、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成のものについては、第1実施形態と同様の効果を奏する。
図2及び図7に示すように、第2実施形態に係るバックライト装置12Aは、収納フレーム2と、発光体としての複数の発光ダイオードLEDを備えるフレキシブル基板3と、弾性部材である一対のゴムブッシュ4Aと、反射板5と、導光板6と、複数の光学シート7と、固定フレームとしての第2固定フレーム8と、を備える。
また、凸状部41Aは、ブッシュ本体40の第1方向Xにおける内側(第1方向XにおけるX1側に配置された第凸状部41AにおいてはX2側、第1方向XにおけるX2側に配置された凸状部41AにおいてはX1側)に位置するように設けられている。
また、第2凹状部53Aは、第1方向X(図7参照)における外側(第1方向XにおけるX1側に配置された第2第凹状部53AにおいてはX1側、第1方向XにおけるX2側に配置された第2凹状部53AにおいてはX2側)に向かって下り傾斜する傾斜部56を有する。
また、第2凹状部63Aは、第1方向Xにおける外側(第1方向XにおけるX1側に配置された第2第凹状部63AにおいてはX1側、第1方向XにおけるX2側に配置された第2凹状部63AにおいてはX2側)に向かって下り傾斜する傾斜部66を有する。
また、第2凹状部73Aは、第1方向X(図7参照)における外側(第1方向XにおけるX1側に配置された第2第凹状部73AにおいてはX1側、第1方向XにおけるX2側に配置された第2凹状部73AにおいてはX2側)に向かって下り傾斜する傾斜部76を有する。
図8は、図7に示すC部の部分拡大図である。図9は、図7に示すD部の部分拡大図である。
このように、常温時においては、当接部46が傾斜部66を押圧することより、導光板6の動き(ガタつき)が抑えられる。
しかしながら、傾斜部66は、当接部46の傾斜面に沿って移動すると共に、最大移動時においても、当接部46と傾斜部66とは、互いに当接するように構成されている。
そのため、例えば、低温時において、導光板6が収縮した場合においても、当接部46が傾斜部66を押圧する状態が維持され、導光板6の動き(ガタつき)が抑えられる。
また、例えば、高温時において、導光板6が膨張した場合においても、当接部46が傾斜部66を押圧する状態が維持され、導光板6の動き(ガタつき)が抑えられる。
第2実施形態に係る液晶表示装置1Aは、第1実施形態に係る構成に加え、ゴムブッシュ4Aの凸状部41Aに形成される当接部46と、当接部46に当接する傾斜部56,66,76とを備える。
そのため、導光板6が低温時に収縮した場合や高温時に膨張した場合においても、導光板6の水平方向における動作(ガタつき)を好適に抑えることができる。その結果、導光板6のガタつきから生じる、導光板6の破損などの不具合を抑制することができる。また、導光板6のガタつきから生じるガタつき音が発生することを防止することができる。
例えば、導光板6の第1方向Xの長さを260mm、第2方向Yの長さを130mmとした場合においては、第1方向Xへは、導光板6の第1方向Xにおける中央からX1側及びX2側にそれぞれ均等に伸縮する。そのため、第1方向Xにおける中央から端部までの長さと第2方向Yにおける長さとが同じになる。これにより、伸縮方向、即ち第2実施形態における傾斜角度を45度に設計することができる。
2 収納フレーム
3 フレキシブル基板
4 ゴムブッシュ(弾性部材)
5 反射板
6 導光板
7 光学シート
8 第2固定フレーム(固定フレーム)
10 第1固定フレーム
11 液晶表示パネル
12 バックライト装置
40 ブッシュ本体
41 凸状部
51,61,71 凹状部
52,62,72 第1凹状部
53,63,73 第2凹状部
LED 発光ダイオード
Claims (12)
- 発光体と、
凹状に形成された凹状部を有し、前記発光体が発した光を所定の照射方向に照射させる導光板と、
前記導光板を収納する収納フレームと、
前記収納フレームの内壁に当接するように配置された弾性部材と、を備え、
前記弾性部材は、少なくとも一部が前記導光板に形成された前記凹状部に当接する凸状部を有し、
前記凸状部は、前記凹状部における外側近傍に位置するように形成されることを特徴とするバックライト装置。 - 発光体と、
凹状に形成された凹状部を有し、前記発光体が発した光を所定の照射方向に照射させる導光板と、
前記導光板を収納する収納フレームと、
前記収納フレームの内壁に当接するように配置された弾性部材と、を備え、
前記凹状部は、外側に向かって広がるように傾斜する傾斜部を有し、
前記弾性部材は、前記導光板に設けられた前記凹状部に少なくとも一部が当接する凸状部を有し、
前記凸状部は、前記傾斜部に当接する傾斜当接部を有することを特徴とするバックライト装置。 - 前記導光板は、矩形状に形成されており、
前記凹状部は、長手方向に沿った一方側の一側部に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバックライト装置。 - 前記凹状部は、前記長手方向に沿った一方側の一側部に一対形成されることを特徴とする請求項3に記載のバックライト装置。
- 前記導光板の表面側に配置され、前記収納フレームに収納される光学シートと、
前記収納フレームに収納された前記導光板及び前記光学シートを固定する固定フレームと、を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のバックライト装置。 - 前記凹状部の深さは、前記凸状部の長さよりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のバックライト装置。
- 液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルに光を照射するバックライト装置と、を備える液晶表示装置であって、
前記バックライト装置は、
発光体と、
凹状に形成された凹状部を有し、前記発光体が発した光を前記液晶表示パネルに照射させる導光板と、
前記導光板を収納する収納フレームと、
前記収納フレームの内壁に当接するように配置された弾性部材と、を備え、
前記弾性部材は、少なくとも一部が前記導光板に形成された前記凹状部に当接する凸状部を有し、
前記凸状部は、前記凹状部における外側近傍に位置するように形成されることを特徴とする液晶表示装置。 - 液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルに光を照射するバックライト装置と、を備える液晶表示装置であって、
前記バックライト装置は、
発光体と、
凹状に形成された凹状部を有し、前記発光体が発した光を前記液晶表示パネルに照射させる導光板と、
前記導光板を収納する収納フレームと、
前記収納フレームの内壁に当接するように配置された弾性部材と、を備え、
前記凹状部は、外側に向かって広がるように傾斜する傾斜部を有し、
前記弾性部材は、前記導光板に設けられた前記凹状部に少なくとも一部が当接する凸状部を有し、
前記凸状部は、前記傾斜部に当接する傾斜当接部を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記導光板は、矩形状に形成されており、
前記凹状部は、長手方向に沿った一方側の一側部に形成されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の液晶表示装置。 - 前記凹状部は、前記長手方向に沿った一方側の一側部に一対形成されることを特徴とする請求項9に記載の液晶表示装置。
- 前記導光板の表面側に配置され、前記収納フレームに収納される光学シートと、
前記収納フレームに収納された前記導光板及び前記光学シートを固定する固定フレームと、を更に備えることを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の液晶表示装置。 - 前記凹状部の深さは、前記凸状部の長さよりも小さいことを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
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