JP5533542B2 - 救出装置とエレベータ - Google Patents

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Description

本発明は、複数のかごが互いに隣接しかつ連結された複数の昇降路内を昇降するエレベータにおいて、非常時にあるかごに乗客の閉じ込めが発生すると、隣接する昇降路を昇降するかごへ乗客を移動させて救出するための技術に関する。
従来から、非常時に一方のかごに乗客の閉じ込めが発生すると、隣接する昇降路を昇降する他方のかごに乗った救出隊が他方のかごを一方のかごの隣に停止させ、両かごにそれぞれ設けられた側部救出口の間に渡し板を設置し、その後、一方のかごの中の乗客に渡し板の上を歩かせて他方のかごに移動させる技術が知られている。
ここで、互いに隣接しかつ連結された複数の昇降路間には、建物の強度を十分に持たせるために、上下方向に所定間隔毎に中間ビームが設けられる。これにより、乗客の閉じ込めが発生したかごの側部救出口の横に中間ビームがある場合は、救出隊が渡し板を設置する際に困難を強いられるという問題や、乗客が渡し板の上を歩く際に中間ビームにつっかえるおそれがあるという問題がある。
このような問題を解決することを目的とした技術として、特許文献1に記載されたエレベータ乗りかごの側部救出装置がある。特許文献1に係る救出装置は、中間ビームの幅寸法より大きな幅寸法だけ離間した一対の手摺を渡し板に設けることにより、中間ビームがいかなる位置にある場合でも手摺を渡し板に設置することを可能とする。また、特許文献1に係る救出装置は、中間ビームの幅寸法より大きな幅寸法だけ離間した一対の渡し板を設け、さらに両者間を上下方向の高さが変更可能な3つ目の渡し板で連結することにより、中間ビームがいかなる位置にある場合でも渡し板を設置することを可能とする。
特開2007−186302号公報(例えば、明細書段落0028〜0043、図2、5)
しかしながら、特許文献1に係る救出装置では、救出隊による渡し板や手摺の設置工程数が多く、これらの設置に手間や時間がかかるという問題があった。また、一対の手摺の間において手摺が無い領域が存在してしまうため、渡し板の上を歩く乗客に恐怖心を与えるおそれがあるという問題があった。また、3つ目の渡し板の高さがその前後に位置する一対の渡し板の高さより高くなるため、渡し板の上を歩く乗客が3つ目の渡し板によりつっかえるおそれがあるという問題があった。
本発明は、被救出かごの側部救出口の横に中間ビームがある場合でも、救出隊や乗客に困難を与えることなく、被救出かごの中から乗客を救出かごへ救出することを目的とする。
本発明における救出装置は、第1の側壁に第1の側部救出口が形成されかつ床に床救出口が形成された第1のかごと、第2の側壁に第2の側部救出口が形成された第2のかごとが、互いに隣接して配置可能であって、かつ前記第1の側壁と前記第2の側壁とが互いに対向するようなエレベータに用いられる救出装置において、前記第2のかごの床の下面に固定されるとともに、前端が前記第2の側部救出口の略真下に位置し、かつ後端から前端にかけて前記第1の側部救出口へ向かう方向に延びるガイド手段と、前記ガイド手段により案内されつつ、昇降路の水平断面の投影面内において前記床救出口と重複する位置まで移動可能な渡し板と、前記渡し板の前端の左右両側に設けられ、上下方向に延びる一対の前端縦枠と、前記一対の前端縦枠の少なくとも一方の上部に設けられた固定手段と、前記第1の側壁に設けられ、前記固定手段と固定されることが可能な第1の被固定手段と、前記第1のかごの床の下面に設けられ、前記固定手段と固定されることが可能な第2の被固定手段と、を備えたものである。
また、本発明における他の救出装置は、第1の側壁に第1の側部救出口が形成されかつ天井に天井救出口が形成された第1のかごと、第2の側壁に第2の側部救出口が形成された第2のかごとが、互いに隣接して配置可能であって、かつ前記第1の側壁と前記第2の側壁とが互いに対向するようなエレベータに用いられる救出装置において、前記第2のかごの床の下面に固定されるとともに、前端が前記第2の側部救出口の略真下に位置し、かつ後端から前端にかけて前記第1の側部救出口へ向かう方向に延びるガイド手段と、前記ガイド手段により案内されつつ、昇降路の水平断面の投影面内において前記第1のかごと重複しかつ前記天井救出口とは重複しない位置まで移動可能な渡し板と、前記渡し板の前端の左右両側に設けられ、上下方向に延びる一対の前端縦枠と、前記一対の前端縦枠の少なくとも一方の上部に設けられた第1の固定手段と、前記一対の前端縦枠の少なくとも一方の下部に設けられた第2の固定手段と、前記第1の側壁に設けられ、前記第1の固定手段と固定されることが可能な第1の被固定手段と、前記第1のかごの天井の上面に設けられ、前記第2の固定手段と固定されることが可能な第2の被固定手段と、を備えたものである。
また、本発明におけるエレベータは、上記の救出装置と、前記第1のかごと、前記第2のかごと、を備えたものである。
本発明によれば、被救出かごの側部救出口の横に中間ビームがある場合でも、救出隊や乗客に困難を与えることなく、被救出かごの中から乗客を救出かごへ救出することができる。
実施の形態1における救出装置6の斜視図である。 図1の救出装置6の要部の斜視図である。 図2の救出装置6の要部をAから見たときの正面図である。 救出装置6の通常時での状態を示す側面図である。 図4のB−B断面図である。 救出装置6の第1の状態を示す側面図である。 救出装置6の第1の状態を示す昇降路500a、500bの水平断面の投影面図である。 救出装置6の第2の状態を示す側面図である。 救出装置6の第2の状態を示す昇降路500a、500bの水平断面の投影面図である。 実施の形態1の展開例1における救出装置6の第2の状態を示す側面図である。 図10の遮蔽部材300を示す斜視図である。 実施の形態1の展開例2における救出装置6の要部の斜視図である。 実施の形態1の展開例3における救出装置6の要部の斜視図である。 図13の回転プーリー320とラック321の関係を説明するための図である。 実施の形態2における救出装置6の第2の状態を示す側面図である。
実施の形態1.
図1〜図9を参照して、本発明における実施の形態1を説明する。
図1は、実施の形態1における救出装置6の斜視図である。図2は、図1の救出装置6の要部の斜視図である。図3は、図2の救出装置6の要部をAから見たときの正面図である。図4は、救出装置6の通常時での状態を示す側面図である。図5は、図4のB−B断面図である。図6は、救出装置6の第1の状態を示す側面図である。図7は、救出装置6の第1の状態を示す昇降路500a、500bの水平断面の投影面図である。図8は、救出装置6の第2の状態を示す側面図である。図9は、救出装置6の第2の状態を示す昇降路500a、500bの水平断面の投影面図である。
図7に示すように、通常時において、被救出かご1と救出かご2は、互いに隣接しかつ連結された2つの昇降路500a、500b内を、それぞれガイドレール501a、501bに案内されながら、おもり502a、502bと反対方向に昇降する。昇降路500aと昇降路500bは、一体として、昇降路壁503により周囲を覆われている。昇降路500aと昇降路500bとの間には、昇降路壁503が存在しないため、建物の十分な強度を得るために、上下方向の所定間隔毎に中間ビーム504が設けられている。
なお、被救出かご1と救出かご2は、同一の構造を有するが、本明細書では、説明を簡単にするために、被救出かご1が非常時において階床でない位置で停止した場合、被救出かご1に閉じ込められた乗客を救出かご2へ移動させる場合に必要な構成を中心として説明する。また、本明細書では、特に説明がない限り、被救出かご1から救出かご2へ向かう方向に対する右、左、前、及び後を、単に「右」、「左」、「前」、及び「後」と呼ぶ。
図4に示すように、被救出かご1は、救出かご2と対向する側壁の一部を切り欠いて形成された側部救出口1aを有する。側部救出口1aは、通常時において、被救出かご1の内側へ開放可能な側部救出口扉3により塞がれている。図1、図4、及び図7に示すように、被救出かご1の側壁には、側部救出口1aの左右両側において、左右方向に延びる一対のピン80a、80bがそれぞれ固定具81a、81bを介して固定されている。
さらに、図4と図7に示すように、被救出かご1は、その床の一部を切り欠いて形成された床救出口1bを有する。床救出口1bは、通常時において、被救出かご1の内側へ開放可能な床救出口扉4により塞がれている。被救出かご1の床の下面には、床救出口1bの左右両側において、左右方向に延びる一対のピン250a、250bがそれぞれ固定具251a、251bを介して固定されている。
救出かご2は、被救出かご1と対向する側壁の一部を切り欠いて形成された側部救出口2aを有する。側部救出口2aは、通常時において、救出かご2の内側へ開放可能な側部救出口扉5により塞がれている。
図7に示すように、被救出かご1の側部救出口1aと救出かご2の側部救出口2aは、近接対向する位置に配置されている。また、被救出かご1の床救出口1bは、昇降路500a、500bの水平断面の投影面内において、救出かご2の側部救出口2aに対して被救出かご1の側部救出口1aの後側に配置されている。
図1、図4、及び図7に示すように、救出装置6は、救出かご2の床の下面に固定されたガイド部10と、ガイド部10により案内されて移動可能な渡し板20とを有する。ガイド部10は、渡し板20の左右両側に設けられる一対のガイドレール10a、10bからなる。ガイドレール10a、10bは、その前端が救出かご2の側部救出口2aの略真下に配置され、その前端から後端にかけて被救出かご1の側部救出口1aから救出かご2の側部救出口2aへ向かう方向に延びるように配置される。
図3に示すように、ガイドレール10a、10bは、それぞれ上側水平壁11a、11bと、側壁12a、12bと、下側水平壁13a、13bとからなる略コ字型の縦断面を有する。そして、被救出かご1に対して左側のガイドレール10aには、その溝に渡し板20の左側部が挿入され、被救出かご1に対して右側のガイドレール10bには、その溝に渡し板20の右側部が挿入される。
図8と図9に示すように、渡し板20は、昇降路500a、500bの水平断面の投影面内において、その前部が被救出かご1の床救出口1bと重複する状態までガイド部10から引き出されたときに、その後部がガイド部10に収納されている程度に、十分長く形成される。
図3に戻り、渡し板20は、略左右対称な形状からなる。渡し板20は、その左右側部が2回折り曲げ形成されることにより、その上面に乗客が乗るための上側水平壁21と、上側水平壁21の左右端から下方向に互いに略平行に延びる一対の側壁22a、22bと、一対の側壁22a、22bの下端から互いに近接する方向にそれぞれ延びる一対の下側水平壁23a、23bとからなる。渡し板20の側壁22a、22bの上下方向の寸法は、ガイド部10の側壁12a、12bの上下方向の寸法より短く形成される。
図2と図3に示すように、ガイド部10の下側水平壁13a、13bには、その前端において、それぞれ開口部130a、130bが形成されている。そして、開口部130a、130bからは、ガイドローラ14a、14bの上端が露出している。ガイドドローラ14a、14bは、ガイド部10の下側水平壁13a、13bの下面に固定された軸固定具15a、15bに固定された左右方向に延びる一対の軸により、それぞれ回動自在に軸支されている。渡し板20の下側水平壁23a、23bは、それぞれガイドローラ14a、14bに載置される。ガイドローラ14a、14bは、渡し板20の移動により回転される。この構成により、渡し板20がガイド部10に沿って前後方向に移動する際に渡し板20とガイド部10との間に働く摩擦力を低減することができる。なお、ガイドローラ14a、14bは、それぞれガイドレール10a、10bの前後方向に複数設けてもよい。
渡し板20の上側水平壁21には、その後端において、それぞれ開口部210a、210bが形成されている。そして、開口部210a、210bからは、ガイドローラ24a、24bの上端が露出している。ガイドローラ24a、24bは、渡し板20の側壁22a、22bの内側面と上側水平壁21の下面とに跨って固定された軸固定具25a、25bに固定された左右方向に延びる一対の軸により、それぞれ回動自在に軸支されている。ガイド部10の上側水平壁11a、11bは、それぞれガイドローラ24a、24bに載置される。ガイドローラ24a、24bは、渡し板20の移動により回転される。この構成により、渡し板20がガイド部10に沿って前後方向に移動する際に渡し板20とガイド部10との間に働く摩擦力を低減することができる。なお、ガイドローラ24a、24bは、それぞれ渡し板20の前後方向に複数設けてもよい。
図3に示すように、右側のガイドレール10bの側壁12bの外側面には、上側水平壁17、側壁18、及び下側水平壁19からなる略コ字型の縦断面を有する回転軸保持具16が固定されている。ガイドレール10bの側壁12bと回転軸保持具16の側壁18には、相対向する位置に回転軸30を貫通させて回動自在に保持するための軸孔がそれぞれ形成されている。そして、ガイドレール10bの側壁12bと、これと対向する渡し板20の側壁22bとの間には、回転軸30に軸支されかつ固定された回転プーリー40が設けられている。また、ガイドレール10bの側壁12bと、これと対向する回転軸保持具16の側壁18との間には、回転軸30に軸支されかつ固定された回転プーリー41が設けられている。この構成により、回転プーリー41が回転することにより回転軸30が回転され、回転軸30が回転することにより回転プーリー40が回転される。
図1と図5に示すように、回転プーリー41は、救出かご2に設けられたハンドル箱50の中に設けられた回転プーリー51との間に、無端状の伝道ワイヤ54が巻き付けられている。回転プーリー51は、救出かご2により回動自在に保持されかつ左右方向に延びる回転軸52により軸支されかつ固定されている。回転軸52の左端には、ハンドル53が固定される。ハンドル53は、通常時では回転軸52から取り外された状態でハンドル箱50の中に格納されるが、非常時になると救出隊により回転軸52の左端に取り付けられる。この構成により、ハンドル53の回転は、回転軸52を介して回転プーリー51に伝わる。回転プーリー51の回転は、伝道ワイヤ54を介して回転プーリー41に伝わる。
図1と図2に示すように、回転プーリー40は、前後方向に対向離間して設けられた回転プーリー60との間に、無端状の伝道ワイヤ61が巻き付けられている。回転プーリー60は、ガイドレール10bの側壁12bの後端に軸受け具62を介して固定された左右方向に延びる軸63により、回動自在に軸支されている。
伝道ワイヤ61の上側は、渡し板20の側壁22bに対して固定具64により固定されている。固定具64は、渡し板20がガイド部10に収納されている状態、すなわち図4に示す状態において、ガイド部10の後端に位置するように配置される。この構成により、伝道ワイヤ61が反時計回りに回転すると、固定具64は前方向へ移動する。固定具64が前方向へ移動するに従い、渡し板20もガイド部10に案内されながら前方向へ移動する。
図1に示すように、渡し板20の前端の左右両側には、上下方向に延びる一対の前端縦枠70a、70bの下端が固定されている。前端縦枠70a、70bの上端には、それぞれ被救出かご1の側壁に設けられた一対のピン80a、80bおよび被救出かご1の床に設けられた一対のピン250a、250bと係合するような切り欠き700a、700bが形成されている。切り欠き700a、700bは、被救出かご1の床と救出かご2の床とが略同一水平面内に位置するときに、被救出かご1のピン80a、80bと略同一水平面内に位置するように、前端縦枠70a、70bに形成される。切り欠き700a、700bは、わずかに後方向に斜め上へ傾斜している。この構成により、切り欠き700a、700bをピン80a、80bまたはピン250a、250bに係合させる際には、前端縦枠70a、70bを前方向へ直進させるだけで係合させることができるとともに、係合された状態では前端縦枠70a、70bが上下左右方向に動いても、ピン80a、80bまたはピン250a、250bから容易には外れなくなる。
図6に示すように、救出かご2の側部救出口2aの左右両側には、上下方向に延びる一対の壁枠90a、90bが固定されている。そして、渡し板20の前端縦枠70a、70bと救出かご2に固定された壁枠90a、90bとの間は、一対のリンク手摺140a、140bにより連結されている。リンク手摺140a、140bは、壁枠90a、90bと前端縦枠70a、70bとの間に位置しかつ上下方向に延びる中間縦柱141a、141bと、壁枠90a、90bと中間縦柱141との間を連結する第1の手摺142a、142bと、中間縦柱141a、141bと前端縦枠70a、70bとの間を連結する第2の手摺143a、143bとを有する。なお、第1の手摺142a、142bと第2の手摺143a、143bは、図6に示すようにそれぞれ上下方向に複数設けてもよい。
なお、リンク手摺140a、140bは、図8に示すような前端縦枠70a、70bの切り欠き700a、700bと被救出かご1の床に設けられたピン250a、250bとが係合した状態(実施の形態1において、「第2の状態」と呼ぶ)において、前後方向に延びきった状態になる。この構成により、リンク手摺140a、140bは、救出装置6が第2の状態になると、渡し板20がそれ以上前方向へ移動しないようにすることができる。
第1の手摺142a、142bは、後端が壁枠90a、90bに固定された左右方向に延びるピン145a、145bにより回動自在に軸支され、前端が中間縦柱141a、141bに固定された左右方向に延びるピン146a、146bにより回動自在に軸支されている。第2の手摺143a、143bは、後端がピン146a、146bにより第1の手摺142a、142bの隣において回動自在に軸支され、前端が前端縦枠70a、70bに固定された左右方向に延びるピン147a、147bにより回動自在に軸支されている。この構成により、渡し板20の前後方向の移動により壁枠90a、90bと前端縦枠70a、70bとの間の距離が変化する場合、この変化に合わせてリンク手摺140a、140bの前後方向に伸縮することができる。リンク手摺140a、140bは、渡し板20の上を歩く救出隊や乗客のための手摺としての機能や落下防止の機能を持つ。
第1の手摺140a、140bの前端には、ストッパー148a、148bが設けられている。ストッパー148a、148bは、図6に示すような前端縦枠70a、70bの切り欠き700a、700bと被救出かご1の側壁に設けられたピン80a、80bとが係合した状態(実施の形態1と実施の形態2において、「第1の状態」と呼ぶ)において、中間縦柱141a、141bに係止され、第1の手摺142a、142bがそれ以上時計回りに回転しないようにすることができる。すなわち、渡し板20がそれ以上後方向へ移動しないようにすることができる。また、ストッパー148a、148bは、救出装置6が図8に示す第2の状態にあるときにおいて、第1の手摺142a、142bがそれ以上反時計回りに回転しないようにすることができる。すなわち、渡し板20がそれ以上後方向へ移動しないようにすることができる。
図1に示すように、右側の前端縦枠70bには、左側の前端縦枠70aとの対向面において、タラップ72がヒンジ71を介して取り付けられている。タラップ72は、左右方向に延びる状態と、前後方向に延びる状態との間で、右側の前端縦枠70bの周りを水平方向に約90度回動自在である。
以上の構成を踏まえ、実施の形態1の動作を説明する。まず、非常時において被救出かご1が階床でない位置で停止した場合、救出かご2に乗った救出隊は、被救出かご1の側部救出口1aの横に中間ビーム504が存在するか否かを判断する。
被救出かご1の側部救出口1aの横に中間ビーム504が存在しない場合は、この側部救出口1aから被救出かご1に閉じ込められた乗客を救出させることができるため、救出かご2に乗った救出隊は、救出かご2を被救出かご1の横に停止させる。このとき、救出隊は、救出装置6の前端縦枠70a、70bの切り欠き700a、700bと被救出かご1の側壁に設けられたピン80a、80bとが略同一水平面内に位置するように救出かご2の位置を調整する。
ここで、救出かご2の位置を調整する方法として、救出かご2に設けられた図示しないのぞき穴から救出隊が被救出かご1と救出かご2の位置を目視により確認しつつ手動で運転する方法や、自動制御により救出かご2の位置を被救出かご1に合わせる方法などがある。
図4の状態になると、次に、救出隊は、救出かご2の内壁に設けられた図示しない蓋を開放して、その奥にあるハンドル箱50の中からハンドル53を取り出して回転軸52に固定する。次に、救出隊は、救出かご2をその右側から見たとき、すなわち図4において、ハンドル53を反時計回りに回転させる。ハンドル53が反時計回りに回転することにより、回転軸52が反時計回りに回転し、その回転が伝道ワイヤ54を介して回転プーリー41に伝わる。回転プーリー41が反時計回りに回転することにより、回転軸30が反時計回りに回転し、これに従い回転プーリー40が反時計回りに回転する。
回転プーリー40が反時計回りに回転することにより、その回転が伝道ワイヤ61を介して回転プーリー60に伝わる。回転プーリー40、回転プーリー60、及び伝道ワイヤ61が反時計回りに回転することにより、固定具64が前方へ移動する。固定具64が前方向へ移動することにより、渡し板20がガイド部10に案内されながら前方向へ移動する。救出隊は、救出装置1が図6に示す第1の状態になるまで、ハンドル53の回転を続ける。
次に、救出隊は、救出かご2の側部救出扉5を内側へ開放して渡し板20の上を歩き、タラップ72の方向が左側のガイドレール10bと平行になるように、タラップ72を回転させて調整する。これにより、被救出かご1の側部救出口1aを塞がないようにするとともに、タラップ72自体もリンク手摺140と同様に手摺としての機能や乗客の落下防止の機能を有することになる。
次に、救出隊は、被救出かご1の側部救出口扉3を外から操作して内側へ開放し、中にいる乗客を渡し板20の上に歩かせ、救出かご2の側部救出扉5から救出かご2に収容する。その後、救出隊は、救出かご2の中に戻り、側部救出扉5を閉じた後、ハンドル53を時計回りに回転することにより渡し板20をガイド部10に収納し、救出装置1を図4の状態に戻す。
その後、救出隊は、救出かご2を最寄階まで運転し、乗客を救出かご2から下ろす。以上の動作により、乗客の救出が完了する。
一方、非常時において停止した被救出かご1の側部救出口1aの横に中間ビーム504が存在する場合は、この側部救出口1aから被救出かご1に閉じ込められた乗客を救出させることができないため、救出かご2に乗った救出隊は、救出かご2を被救出かご1より下方に停止させる。このとき、救出隊は、救出装置6の前端縦枠70a、70bの切り欠き700a、700bと被救出かご1の床の下面に設けられたピン250a、250bとが略同一水平面内に位置するように救出かご2の位置を調整する。
その後、救出隊は、図8に示す第2の状態となるまで、前述と同様にハンドル53を反時計回りに回転させる。第2の状態になると、次に、救出隊は、救出かご2の側部救出扉5を内側へ開放して渡し板20の上を歩き、タラップ72が一対の縦枠70a、70bの間に位置するように、タラップ72を回転させて調整する。これにより、タラップ72は、被救出かご1から床救出口1bを通って降りてくる乗客のためのはしごとしての機能を有することになる。
次に、救出隊は、被救出かご1の床救出口扉4を外から操作して内側へ開放し、中にいる乗客をタラップ72を使って渡し板20まで降ろさせる。その後、前述と同様に乗客を救出かご2に収納し、最寄階にて救出かご2から降ろすことにより、乗客の救出が完了する。
実施の形態1によれば、非常時において停止した被救出かごが側部救出口と床救出口を有する場合において、被救出かごの側部救出口の横に中間ビームがある場合でも、救出隊や乗客に困難を与えることなく、床救出口から乗客を救出することができるような救出装置を得ることができる。
なお、実施の形態1では、手動にてハンドル53を回転させ、これにより各回転プーリーなどの駆動機構を駆動させて渡し板20を移動させていたが、これに限られない。例えば、前端縦枠70a、70bやリンク手摺140に取っ手を設け、救出隊が救出かご2の側部救出口2aから手を出して取っ手を持ち、前端縦枠70a、70bやリンク手摺140を押し出しまたは引き込みをするようにしてもよい。または、救出隊がボタン操作をすることにより、渡し板20やガイド部10に設けられた電動モータと減速機を、電気的に駆動させる構成としてもよい。
また、実施の形態1では、前端縦枠70a、70bに設けられた切り欠き700a、700bと被救出かご1に設けられたピン80a、80bまたはピン250a、250bとを係合させることにより、渡し板20の位置を固定していたが、これに限られない。例えば、救出かご2に渡し板20の位置を固定する手段を設けてもよい。すなわち、ハンドル53がそれ以上回転しないようにハンドル53を固定するような手段を設けたり、渡し板20の右側の側壁22bと右側のガイドレール10bの側壁12bとにそれぞれ穴を形成しておき、両者の穴が重なる時にピンを通すようにしてもよい。
次に、実施の形態1の展開例1を、図10及び図11を参照して説明する。図10は、実施の形態1の展開例1における救出装置6の第2の状態を示す側面図である。図11は、図10の遮蔽部材300を示す斜視図である。実施の形態1の構成だけでは、被救出かご1の中の乗客が床救出口1bから救出装置6の渡し板20まで降りる際に、周りに視界を遮る物が無いために、乗客が恐怖感を持ってしまうおそれがある。このため、展開例1では、実施の形態1の構成に加え、乗客の視界を遮るための遮蔽部材300を用いる。
図11に示すように、遮蔽部材300は、被救出かご1の床の下面に固定された固定具301、本体303、及び本体303の下端に設けられた係止具302からなる。遮蔽部材300の本体303は、正面とその左右端から平行に延びる一対の側面との計3面からなり、上下方向に伸縮可能な蛇腹状のネットにより構成されている。本体303は、通常時では、縮められた状態で被救出かご1の床の下面に固定具301により取り付けられる。そして、非常時に救出装置6が図10に示す第2の状態にされると、図10に示すように、救出隊は、遮蔽部材300の本体303を下方へ伸ばし、その下端を係止具302により渡し板20に引っ掛ける。
そして、被救出かご1の中の乗客の全員が救出かご2へ収納された後、救出隊は、係止具302を渡し板20から外して遮蔽部材300を上方へ縮めて、固定具301に固定する。その後、救出隊は、救出かご2の中に戻ってハンドル53を時計回りに回転させ、実施の形態1と同様に乗客の救出を完了させる。
第1の展開例によれば、実施の形態1の効果に加え、乗客の恐怖心を低減させることができる。
次に、実施の形態1の展開例2を、図12を参照して説明する。図12は、実施の形態1の展開例2における救出装置6の要部の斜視図である。実施の形態1の構成では、救出隊が救出かご2を移動させて位置合わせを行う際に、救出装置6の前端縦枠70a、70bの切り欠き700a、700bと被救出かご1に設けられたピン80a、80bまたはピン250a、250bとが、略同一水平面内に位置させる必要があり、位置合わせが容易ではない。また、切り欠き700a、700bは、その前端が開放しているため、乗客が見たときに前端縦枠70a、70bがピン80a、80bまたはピン250a、250bから外れてしまうのではないかという不安感を持ってしまうおそれがある。このため、展開例2では、実施の形態1における前端縦枠70a、70bに切り欠き700a、700bを形成する代わりに、図12に示す固定具310を用いる。
固定具310は、ボルトとナットなどによって前端縦枠70a、70bの上端に取り付けられる。このとき、固定具310の上下方向の位置を約数cm〜数十cm程度調整できるように、前端縦枠70a、70bの上端には、ボルトとナットの取り付け穴を上下方向に所定間隔毎に設ける。この構成により、救出隊の運転だけでは十分に救出かご2の位置合わせができなかった場合でも、前端縦枠70aをピン80a、80bまたはピン250a、250bに固定することができる。
また、固定具310は、リング部310aを開閉自在なナスカンにより構成したものとなっており、ピン80a、80bに対して前方向に直進させるだけで固定具310をピン80a、80bに引っ掛けることができるとともに、救出隊がリング部310aを操作して開放しない限り、固定具310がピン80a、80bから外れることはない。この構成により、乗客の不安を低減することができる。なお、この場合、ピン80a、80bとピン250a、250bをリング形状としてもよい。
次に、実施の形態1の展開例3を、図13及び図14を参照して説明する。図13は、実施の形態1の展開例3における救出装置6の要部の斜視図である。図14は、図13の回転プーリー320とラック321の関係を説明するための図である。実施の形態1の構成では、救出隊がハンドル53を回転させて渡し板20をガイド部10に対して移動させる際に、各回転プーリー51、41、40、60と各伝道ワイヤ54、61との間にごみが溜まるなどして、ハンドル53の回転が十分に上記各駆動機構に伝わらないおそれがある。このため、展開例3では、実施の形態1における回転プーリー51、41、40、60、伝道ワイヤ65、61、及び固定具64の代わりに、回転プーリー324、323、320、伝道ワイヤ322、及びラック321を用いる。
回転プーリー324と回転プーリー323は、それぞれ実施の形態1の回転プーリー51と回転プーリー40をスプロケットにより構成したものに相当する。回転プーリー324と回転プーリー323との間に巻き付けられた伝道ワイヤ322は、実施の形態1の伝道ワイヤ54をチェーンにより構成したものに相当する。この構成により、回転プーリー324の回転を伝道ワイヤ54を介して十分に回転プーリー323に伝えることができる。
回転プーリー320は、実施の形態1の回転プーリー40をピニオンにより構成したものに相当する。ラック321は、渡し板20の右側の側壁22bの外側面の上部に固定されており、前後方向に渡し板20と略同一の長さだけ延びている。図14に示すように、回転プーリー320とラック321は、互いの歯が噛み合うように構成される。
回転軸30に固定された回転プーリー320は、回転軸30の回転に従って回転する。回転プーリー320が回転することにより、ラック321が前後方向に移動する。ラック321が前後方向に移動することにより、渡し板20も前後方向に移動する。この構成により、回転プーリー320の回転を十分に渡し板20の前後方向の移動に伝えることができる。
実施の形態2.
図15を参照して、本発明における実施の形態2を説明する。なお、実施の形態1と異なる内容を中心に説明する。
被救出かご1は、側部救出口1aを有し、かつ、実施の形態1における床救出口1bの代わりに、天井の一部を切り欠いて形成された天井救出口1cを有する。天井救出口1cは、通常時において、被救出かご1の外側へ開放可能な天井救出口扉330により塞がれている。
被救出かご1の天井の上面には、左右方向に延びる一対のピン331a、331bが、それぞれ左右方向に相対向する一対の固定具332a、332bを介して固定される。ここで、渡し板20が天井救出口1cを塞がないようにする必要があるため、固定具332a、332bは、天井救出口1cから離れた位置に設けられる。
救出装置6の前端縦枠70a、70bは、上端に切り欠き700a、700bを有し、かつ、下端にも切り欠き700a、700bと同様な形状の切り欠き333a、333bを有する。
右側の前端縦枠70bには、実施の形態1におけるタラップ72が設けられていない。
以上の構成を踏まえ、実施の形態2の動作を説明する。まず、非常時において被救出かご1が階床でない位置で停止した場合、救出かご2に乗った救出隊は、被救出かご1の側部救出口1aの横に中間ビーム504が存在するか否かを判断する。
被救出かご1の側部救出口1aの横に中間ビーム504が存在しない場合は、この側部救出口1aから被救出かご1に閉じ込められた乗客を救出させることができるため、実施の形態1と同様に、救出隊は、救出かご2を被救出かご1の横に停止させ、被救出かご1の側部救出口1aから乗客を救出する。
一方、非常時において停止した被救出かご1の側部救出口1aの横に中間ビーム504が存在する場合は、この側部救出口1aから被救出かご1に閉じ込められた乗客を救出させることができないため、救出かご2に乗った救出隊は、救出かご2を被救出かご1より上方に停止させる。このとき、救出隊は、救出装置6の前端縦枠70a、70bの下端に形成された切り欠き333a、333bと被救出かご1の天井の上面に設けられたピン331a、331bとが略同一水平面内に位置するように救出かご2の位置を調整する。
その後、救出隊は、図15に示すように前端縦枠70a、70bの切り欠き333a、333bと被救出かご1の天井の上面に設けられたピン331a、331bとが係合した状態(実施の形態2において、「第2の状態」と呼ぶ)となるまで、ハンドル53を反時計回りに回転させる。
ここで、リンク手摺140a、140bは、図15に示すように、救出装置6が第2の状態にあるときにおいて、前後方向に延びきった状態になる。この構成により、リンク手摺140a、140bは、救出装置6が第2の状態になると、渡し板20がそれ以上前方向へ移動しないようにすることができる。
次に、救出隊は、救出かご2の側部救出扉5を内側へ開放して渡し板20の上を歩き、その後、被救出かご1の天井救出口1cまでその天井の上面を歩き、天井救出口扉330を外から操作して外側へ開放する。次に、救出隊は、被救出かご1の中にいる乗客を天井救出口1cを通って天井の上面まで登らせた後、渡し板20の上に歩かせ、救出かご2の側部救出扉5から救出かご2に収容する。その後、実施の形態1と同様にして乗客の救出が完了する。
実施の形態2によれば、非常時において停止した被救出かごが側部救出口と天井救出口を有する場合において、被救出かごの側部救出口の横に中間ビームがある場合でも、救出隊や乗客に困難を与えることなく、天井救出口から乗客を救出することができるような救出装置を得ることができる。
なお、実施の形態2は、前述の実施の形態1やその展開例1〜3と組み合わせてもよい。
1 被救出かご
1a、2a 側部救出口
1c 天井救出口
2 救出かご
4 床救出口
6 救出装置
10 ガイド部
20 渡し板
30、52、63 回転軸
40、41、51、60 回転プーリー
53 ハンドル
54、61 伝道ワイヤ
70a、70b 前端縦枠
72 タラップ
80a、80b、250a、250b、331a、331b ピン
300 遮蔽部材
333a、333b、700a、700b 切り欠き

Claims (8)

  1. 第1の側壁に第1の側部救出口が形成されかつ床に床救出口が形成された第1のかごと、
    第2の側壁に第2の側部救出口が形成された第2のかごとが、互いに隣接して配置可能であって、かつ前記第1の側壁と前記第2の側壁とが互いに対向するようなエレベータに用いられる救出装置において、
    前記第2のかごの床の下面に固定されるとともに、前端が前記第2の側部救出口の略真下に位置し、かつ後端から前端にかけて前記第1の側部救出口へ向かう方向に延びるガイド手段と、
    前記ガイド手段により案内されつつ、昇降路の水平断面の投影面内において前記床救出口と重複する位置まで移動可能な渡し板と、
    前記渡し板の前端の左右両側に設けられ、上下方向に延びる一対の前端縦枠と、
    前記一対の前端縦枠の少なくとも一方の上部に設けられた固定手段と、
    前記第1の側壁に設けられ、前記固定手段と固定されることが可能な第1の被固定手段と、
    前記第1のかごの床の下面に設けられ、前記固定手段と固定されることが可能な第2の被固定手段と、
    を備えた救出装置。
  2. 前記第2のかごに対して回動自在に保持され、かつ水平面内において前記ガイド手段と略直交する方向に延びる回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられるハンドルと、
    前記回転軸の回転を前記渡し板の移動に伝えるリンク手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項記載の救出装置。
  3. 前記一対の前端縦枠のいずれか一方に設けられ、前記前端縦枠の回りを水平方向に回動可能なタラップと、
    を備えたことを特徴とする請求項のいずれか記載の救出装置。
  4. 第1の側壁に第1の側部救出口が形成されかつ天井に天井救出口が形成された第1のかごと、
    第2の側壁に第2の側部救出口が形成された第2のかごとが、互いに隣接して配置可能であって、かつ前記第1の側壁と前記第2の側壁とが互いに対向するようなエレベータに用いられる救出装置において、
    前記第2のかごの床の下面に固定されるとともに、前端が前記第2の側部救出口の略真下に位置し、かつ後端から前端にかけて前記第1の側部救出口へ向かう方向に延びるガイド手段と、
    前記ガイド手段により案内されつつ、昇降路の水平断面の投影面内において前記第1のかごと重複しかつ前記天井救出口とは重複しない位置まで移動可能な渡し板と、
    前記渡し板の前端の左右両側に設けられ、上下方向に延びる一対の前端縦枠と、
    前記一対の前端縦枠の少なくとも一方の上部に設けられた第1の固定手段と、
    前記一対の前端縦枠の少なくとも一方の下部に設けられた第2の固定手段と、
    前記第1の側壁に設けられ、前記第1の固定手段と固定されることが可能な第1の被固定手段と、
    前記第1のかごの天井の上面に設けられ、前記第2の固定手段と固定されることが可能な第2の被固定手段と、
    を備えた救出装置。
  5. 前記第2のかごに対して回動自在に保持され、かつ水平面内において前記ガイド手段と略直交する方向に延びる回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられるハンドルと、
    前記回転軸の回転を前記渡し板の移動に伝えるリンク手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項記載の救出装置。
  6. 前記第1のかごの床の下面とかごの天井の上面の少なくとも一方に設置され、上下方向に伸縮可能な遮蔽部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の救出装置。
  7. 前記第2の側部救出口の左右両側において前記第2の側壁に固定された一対の壁枠と、
    前記一対の壁枠と前記一対の前端縦枠との間をそれぞれ連結し、前後方向に伸縮可能な一対のリンク手摺と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の救出装置。
  8. 請求項1〜のいずれか記載の救出装置と、
    前記第1のかごと、
    前記第2のかごと、
    を備えたエレベータ。
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