JP5532963B2 - 定着装置ならびにそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばレーザービームプリンタなどの画像形成装置に係り、特にそれの定着用加熱ローラの交換技術に関するものである。
レーザービームプリンタや複写機などの画像形成装置の定着装置として、表面に未定着のトナー像を保持した被記録媒体を加熱ローラと加圧ローラの間で挟持して搬送しながら加熱・加圧し、トナー像を前記被記録媒体に定着する形態の定着装置が知られている。
加熱ローラの内部には熱源として複数本のヒータランプが設置され、一般に印刷速度の速い画像形成装置や高連量用紙をサポートしている画像形成装置になればなる程、トナー像の定着に必要な熱容量が増すため、加熱ローラを或る温度以上に維持させなければならず、定着温度はますます高温になる。
このように高温に維持された加熱ローラが寿命に達し、加熱ローラの交換を行なう場合、画像形成装置の稼動を止めてから、加熱ローラ自体の温度を交換作業が可能な程度まで冷ました上で、保守技術者が加熱ローラを定着装置から取り外して、新品の加熱ローラと交換するのでは、加熱ローラを冷ますのに時間がかかり、非常に作業効率が悪い。またこれにより、画像形成装置の停止時間が長くなり、画像形成装置の稼動効率が下がるだけでなく、交換保守作業にかかる費用負担も大きい。
近年、画像形成装置には高印刷速度、高画質、様々な種類の被記録媒体への対応が求められており、定着装置においては、高速印刷を求める場合には、トナー像定着に必要な熱供給の敏速化を目的とした表面層をPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニールエーテル共重合体)樹脂などで薄くコーティングした加熱ローラ、高画質を求める場合には、トナー像の定着時の潰れやにじみを最小に抑えることを目的とした表面層をシリコンゴムなどで覆った加熱ローラ、また、或る程度の画質で且つ加熱ローラの耐久性も必要である場合には、シリコンゴム層の上にPFAチューブなどで被覆した加熱ローラなどのように、数種類の加熱ローラの使用が要求されている。
そこで、1台の画像形成装置で求められる要求に応じるためには、その要求に合った加熱ローラに変更する必要がある。しかし、加熱ローラは、種類により多少の差はあるが基本的には熱容量が大きく、最適なトナー像定着に必要な熱量を供給するための加熱ローラの維持温度である高温状態から冷えてローラ交換が可能になるまでにかなりの時間が必要であった。
加熱ローラの交換に関しては、例えば後記のような特許文献1を挙げることができる。図14および図15は、この特許文献1に記載されている定着装置の一部断面図、および加熱ローラを交換するときの状態を示す斜視図である。
図14に示すように加熱ローラ100の一端は、支承フランジ101を介してフレーム102に支承されている。支承フランジ101は軸受け103を有し、この軸受け103はセンタリング部材104とともに加熱ローラ100の開口端に嵌合されている。図示していないが、加熱ローラ100の他端も同様に軸受けを介して支承フランジに支承されている。
支承フランジ101は、蝶ネジ106を介してフレーム102に固定されている。支承フランジ101には蝶ネジ107を介して保持つめ108が固定され、この保持つめ108は加熱ローラ100の交換時に加熱ローラ100を固定する機能を有している。
加熱ローラ100の内側には複数本のヒータランプを備えたランプカートリッジ105が配置され、ランプカートリッジ105の一端は保持部材109を介して支承フランジ101の中央部に保持されている。図示していないが、ランプカートリッジ105の他端も同様に保持部材を介して間接的に支承フランジに保持されている。
図14に示すように、ランプカートリッジ105を支承フランジ101の中央部に保持した状態で、ランプカートリッジ105の端部に設けられたコネクタ110は支承フランジ101よりも外側に突出している。支承フランジ101には加熱ローラ100の交換のためのグリップ111が一体に設けられているが、このグリップ111は支承フランジ101から突出した前記ランプカートリッジ105のコネクタ110を跨ぐように設けられている。
加熱ローラ100を交換する際には、交換作業の前段としてランプカートリッジ105の支承フランジ101から外側に突出しているコネクタ110を手で持ち、加熱ローラ100の軸方向に沿って引き抜く必要があり、次に蝶ネジ106を緩めて、図15に示すように前記グリップ111を一方の手で持ち、加熱ローラ100を支承フランジ101などと一緒にフレーム102から引き抜く。このとき加熱ローラ100がフレーム102の開口部を通過する際にフレーム102への接触を防ぐために、フレーム102の開口部外周にフェルトを貼り付けて加熱ローラ100への傷防止を図っている。
前記加熱ローラ100の交換に際しては、それの前段として複数のヒータランプを備えたランプカートリッジ105を取り出す必要があるが、このランプカートリッジ105は加熱ローラ100よりも長く、そのうえ破損し易いため、脱着時の取り扱いには慎重を要する。
またこの種の定着装置に用いられている加熱ローラ100は、直径が100mm程度、長さが500mm以上もある円筒形状のもので、それ自体でもかなりの重量がある。
このような状況下において、加熱ローラ100を交換するために前記グリップ111を一方の手で持ち、手袋120をした他方の手で加熱ローラ100を支えながら、加熱ローラ100を支承フランジ101などと共にフレーム102から引き抜く際に、加熱ローラ100などの重さと熱さとで抜き差し作業中の動作が不安定となる。そのため加熱ローラ100の交換作業中に加熱ローラ100が例えばフレーム102などの他の部品と接触して、ローラ表面に傷を付ける危険性があった。
このように加熱ローラ100の姿勢が不安定であり、しかも加熱ローラ100の姿勢を安定化するための補助具がないため、前記特許文献1に開示された実施形態では、交換時に加熱ローラ100に手袋120を嵌めた手を添えて行なっている。しかし、高温状態の加熱ローラ100に触れると火傷をしたり、加熱ローラ100に付着している離型剤や潤滑油などが手袋120などに付いて汚れたりするなど、操作性に問題がある。
また、前記グリップ111を一方の手で持って、加熱ローラ100を支承フランジ101などと共にフレーム102から引き抜く際に、フレーム102と接触して、ローラ表面に傷を付ける危険があるため、フレーム102の開口部付近の保持部材130の内側にフェルトを貼り付けて保護している。しかし、離型剤や潤滑油が付着している加熱ローラ100を滑らせるため、フェルト上に汚れが溜り、加熱ローラ100の表面保護としては不十分な構成である。
また加熱ローラ100の交換の度毎にフェルトを貼り付けたり剥がしたりする作業が必要であり、そのために交換作業が煩雑になる。さらに加熱ローラ100の交換の度毎にフェルトが汚れるから、汚れたフェルトの処分と新しいフェルトの準備が必要である。
前述のようにランプカートリッジ105を引き抜く際に破損する可能性があるため、例えば下記のように特許文献2に記載の構成が提案されている。
図16は、特許文献2に記載の構成によってランプカートリッジ127を引き抜く状態を説明するための断面図である。
ランプカートリッジ127を加熱ローラ114から引き抜く際、画像形成装置の後ろ側(図16に示す第2ランプホルダ129が配置されている側)にオペレータが行き、ハウジング159に設けられた貫通穴159aよりランプ保護部材である筒部材164を挿入し、その筒部材164の先端内周面が第1ランプホルダ128に設けられている保護部材保持部130に嵌合して、筒部材164が保持される。
このようにして筒部材164のセットが完了したら、オペレータは画像形成装置の前側(図16に示す第1ランプホルダ128が配置されている側)に移動し、規制部材165を第1ランプホルダ128に形成されている凹部(図示せず)から退避させて、ランプカートリッジ127の軸方向における規制を解除する。この状態で、ランプカートリッジ127を筒部材164と一緒に加熱ローラ114から引き出される。
この方法によりランプカートリッジ127の脱着時の損傷は防止できて、その取扱い性は向上するが、加熱ローラ114の交換に際してはその前段としてランプカートリッジ127の脱着作業を伴い、作業効率は悪いものであった。
前述のように特許文献1に開示された定着装置は、加熱ローラの交換の前後にランプカートリッジを脱着する必要があり、交換作業時での工数が多く、作業が煩雑である等の欠点を有している。
また特許文献2に開示された方法では、ランプカートリッジの脱着時の安全性は向上するが、やはり作業手順の煩雑化は解消されていない。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、加熱ローラの交換が簡便にかつ安全に行える定着装置ならびにそれを備えた画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、
加熱ローラと、
前記加熱ローラに対して圧接可能に設けた加圧ローラと、
前記加熱ローラの内側に配置された複数のヒータランプと、前記複数のヒータランプの一方の端部を保持した第1ランプホルダと、前記複数のヒータランプの他方の端部を保持した第2ランプホルダとを有するランプカートリッジと、
前記加熱ローラを交換するための開口部を側面に形成したフレームと、
前記ランプカートリッジを前記加熱ローラの中心部に保持するとともに、前記加熱ローラを前記フレームに保持して、前記開口部を閉塞する保持部材を備えた定着装置において、
前記第ランプホルダが前記保持部材の内周部に配置されて、
前記第ランプホルダと前記保持部材の連結ならびに連結解除が可能な連結手段を設けて、
前記加熱ローラ交換時に前記連結手段による前記第ランプホルダと前記保持部材の連結を解除して、前記ランプカートリッジを画像形成装置本体の内部に残したままの固定保持状態で前記保持部材と加熱ローラが前記フレームの開口部から取り出せる構成になっていることを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は、
加熱ローラと、
前記加熱ローラに対して圧接可能に設けた加圧ローラを有し、
前記加熱ローラの内側に熱源となる複数のヒータランプの一端を保持する第1ランプホルダと、前記複数のヒータランプの他端を保持する第2ランプホルダで構成されたランプカートリッジを有し、
前記加熱ローラとランプカートリッジをフレームに保持する保持部材を有し、
前記保持部材は前記ランプカートリッジを前記加熱ローラの中心部に保持するようにランプカートリッジ保持部を有し、
表面に未定着のトナー像を保持した被記録媒体を前記加熱ローラと加圧ローラの間で挟持・搬送しながら加熱・加圧して、前記トナー像を被記録媒体に定着する機構を有し、
前記加熱ローラを軸方向に沿って交換可能に支持される前記加熱ローラ及びランプカートリッジを有する定着装置において、
前記加熱ローラの交換時に当該加熱ローラ内に着脱自在に挿抜されるローラ挿抜用案内シャフトに対して、前記ローラ挿抜用案内シャフトの内径と前記第2ランプホルダの外径を略同径とし、前記ローラ挿抜用案内シャフトの外径と前記第1ランプホルダの外径を略同径とし、前記第1ランプホルダは前記ローラ挿抜用案内シャフトと係合する連結部材を有し、前記ローラ挿抜用案内シャフトの軸方向の移動を拘束するストッパーを備えることを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は
未定着のトナー像を被記録媒体上に定着する定着装置を備えた画像形成装置において、前記定着装置が前記第1または第2の手段の定着装置であることを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、加熱ローラの交換が簡便にかつ安全に行える定着装置ならびにそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施例においてローラ挿抜用案内シャフトを加熱ローラの内側に装着した状態を示す断面図である。 本発明の実施例において加熱ローラを引き出す前の状態を示す断面図である。 本発明の実施例においてランプカートリッジの固定と固定解除を説明するための一部拡大断面図である。 本発明の実施例に用いるローラ挿抜用案内シャフトとランプカートリッジ保護部材の一体物の断面図である。 本発明の実施例において指標と2つの表示部の関係を説明するための図である。 本発明の実施例に用いる支援ユニットの一部斜視図である。 その支援ユニットの動作を説明するための断面図ある。 本発明の実施例に用いる支承ローラ部材の動作を説明するための側面図ならびに平面図である。 本発明の実施例において支援ユニットに対する2つの支承ローラ部材の配置を示す図である。 本発明の実施例において2つの支承ローラ部材で加熱ローラを支持した状態を示す一部断面図である。 本発明の実施例において加熱ローラを抜き出す途中の状態を示す断面図である。 本発明の実施例において加熱ローラ交換の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る画像形成装置の概略構成図である。 従来提案された定着装置の一部断面図である。 その定着装置の加熱ローラを交換するときの状態を示す斜視図である。 従来提案された他の構成によってランプカートリッジを引き抜く状態を説明するための断面図である。
次に本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
(レーザービームプリンタの全体構成)
始めに本発明を適用した電子写真方式のレーザービームプリンタについて、その全体構成を図13とともに説明する。
同図において、1はレーザービームプリンタであり、そのコントローラ22からの印刷動作開始信号に基づいて感光ドラム21が矢印方向に回転する。感光ドラム21は、レーザービームプリンタ1の印刷速度に相当する速度で回転し、印刷動作が終了するまで回転を続ける。感光ドラム21が回転を開始すると、コロナ帯電器2に高電圧が印加され、感光ドラム21の表面に例えば正の電荷が均一に帯電される。
回転多面鏡3は、レーザービームプリンタ1に電源が投入されると直ちに回転を開始し、電源が投入されている間、高精度に定速回転が維持される。半導体レーザなどの光源4から出力した光は、回転多面鏡3で反射し、fθレンズ5を通じて感光ドラム21上を走査しながら照射する。ドットイメージに変換された文字データや図形データがレーザービームのオン/オフ信号としてコントローラ22からレーザービームプリンタ1に送られると、感光ドラム21の表面にレーザービームが照射される部分と照射されない部分が形成され、所謂、静電潜像が形成される。
この静電潜像を保持した感光ドラム21の領域が現像装置6と対向する位置に到達すると、静電潜像にトナーが供給され、前述のレーザービームの照射により感光ドラム21上の電荷が消失した部分に、例えば正電荷に帯電したトナーが静電気により吸引されて感光ドラム21上にトナー像が形成される。
用紙ホッパ11に収納された連続した用紙(被記録媒体)7は用紙搬送トラクタ8によって、感光ドラム21上に形成された前記トナー像が転写位置に到達するタイミングと同期させて、感光ドラム21と転写器10の間に向けて搬送される。感光ドラム21上に形成されたトナー像は、用紙7の背面側にトナー像と逆極性の電荷を付与する転写器10の作用によって用紙7上に吸引される。
このようにして用紙7は、用紙搬送トラクタ8、転写器10、用紙搬送トラクタ9およびバッファプレート24を経て定着装置12に搬送される。定着装置12に到達した用紙7は、内部に複数のヒータを有するプレヒータ13で予熱された後、内部に複数本のヒータランプ25を備えた加熱ローラ14と加圧ローラ15からなる一対の定着ローラによって形成されるニップ部によって加熱・加圧されながら挟持・搬送され、トナー像が用紙7に溶融定着される。
加熱ローラ14と加圧ローラ15によって送り出されてきた用紙7は、用紙送出しローラ16によってスタッカテーブル19側へ送り出されるとともに、スイングフィン17の揺動動作によってミシン目に沿って交互に折り分けられ、さらに、回転するパドル18で折りたたみ状態が整えられながら、スタッカテーブル19上に積み重ねられて行く。感光ドラム21の転写位置を通過した領域は、清掃装置20で清掃され、次の印刷動作に備えられる。
バッファプレート24は、用紙搬送トラクタ9および定着ローラ(加熱ローラ14,加圧ローラ15)間で用紙搬送速度差が生じた場合に、用紙7に発生する弛み、あるいは張りを吸収するためのものである。23は印刷動作中のレーザービームプリンタ1の状態に基づく情報を表示したりする表示画面である。26は加熱ローラ14の表面に接触可能に、且つ巻き取り可能に設けられたウェブ部材で、加熱ローラ14の表面への離型剤や潤滑油の塗布を行うためのものである。
(加熱ローラ付近の構造)
次に図1を用いて定着装置12の加熱ローラ14付近の構造について説明する。
加熱ローラ14は、例えばアルミニウム等の金属製素管14aと、その素管14aの周面の通紙領域AW上に設けられた表面層14bから構成されている。この表面層14bは、例えばPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニールエーテル共重合体)樹脂などの被膜、シリコンゴム層、シリコンゴム層とその上を覆うPFAチューブなどで構成されている。
加熱ローラ14の両端開口部付近の内側には、例えばアルミニウム等からなる略円盤状の加熱ローラ蓋14c,14dが固定されている。この加熱ローラ蓋14c,14dは、加熱ローラ14の内側に挿入された複数本のヒータランプ25からの輻射熱が加熱ローラ14の外側に放出して、その加熱ローラ14の表面温度が不均一になることを防止するとともに、機内が高温になるのを防止する放熱防止部材としての機能を有している。このため、加熱ローラ蓋14c,14dを、以下、アブソーバ14c,14dという。
同図に示すようにアブソーバ14cとアブソーバ14dの間隔は、加熱ローラ14の通紙領域AWの軸方向長さよりも若干長くなっている。また、各ヒータランプ25の長さは、アブソーバ14cとアブソーバ14dの間隔よりも若干長くなっている。
アブソーバ14c,14dの全部あるいはその一部が加熱ローラ14の通紙領域AWよりも内側にあると、ヒータランプ25からの輻射熱の伝達がアブソーバ14c,14dによって邪魔され、そのために加熱ローラ14の表面温度が所望の温度に達しない懸念があるから、アブソーバ14c,14dは加熱ローラ14の通紙領域AW内に入らないように配置されている。前記アブソーバ14c,14dは、前記ランプカートリッジ63が通るランプ用貫通穴14eを有している。
加熱ローラ14の両端部は、センタリング部材46,47を有する保持部材48,49を介して定着装置のフレーム50,50に支持されている。
保持部材48には軸受51を介してセンタリング部材46が設けられ、そのセンタリング部材46が加熱ローラ14の一方の開口端内側に挿入されている。又、軸受51は、それの周方向に設置された複数のスプリング52と、保持部材48の内側端面に取り付けられたストッパー板53により、加熱ローラ14の熱膨張や周囲の支持部材のばらつきを吸収できるようになっている。加熱ローラ14を組み込んだ状態では、前記スプリング52が若干圧縮されて同図に示すようにセンタリング部材46ならびに軸受51とストッパー板53の間に隙間が形成されている。保持部材48は複数の蝶ネジ54によって一方のフレーム50に固定されている。
前記保持部材49には加熱ローラ14を回転駆動するモータ(図示せず)からの駆動力を受けるギア55が設けられ、保持部材49は軸受56,57を介してハウジング58,59により回転自在に支持されている。
加熱ローラ14のセンタリング部材47と対向する開口端部には軸方向に沿って延びたキー溝(図示せず)が形成され、一方、センタリング部材47の端部にはキー溝に嵌入するキー(図示せず)が設けられ、加熱ローラ14とセンタリング部材47はこのキー構造を介して連結されている。従って加熱ローラ14を回転駆動する前記モータの駆動力は、ギア55、保持部材49、センタリング部材47ならびに前記キー構造を介して加熱ローラ14に伝達され、加熱ローラ14が所定の方向に回転される。
加熱ローラ14からセンタリング部材46,47への熱の流出や損傷を防ぐために、加熱ローラ14の両端とセンタリング部材46,47との間に耐熱性合成樹脂からなるリング60が介挿されている。なお、センタリング部材47側のリング60には、加熱ローラ14のキー溝と対応する位置に溝状の切欠部(図示せず)が形成され、キーとキー溝の嵌合を許容している。
加熱ローラ14の熱源となる複数本のヒータランプ25は、各ヒータランプ25の両端を保持する第1ランプホルダ61と第2ランプホルダ62により束ねられてランプカートリッジ63を構成している。各ヒータランプ25の両端の給電線は、第1ランプホルダ61と第2ランプホルダ62を貫通して外側に出るように配線されている。このランプカートリッジ63は、図に示すように加熱ローラ14の内側中央部に設置される。
また、図3に示すように、前記保持部材48の第1ランプホルダ61と対向する内径部48aの内径D1は第1ランプホルダ61の外径D2と略同寸とし、更に後述するローラ挿抜用案内シャフト400の外径D3は前記第1ランプホルダ61の内径D1ならびに第1ランプホルダ61の外径D2と略同寸としている。従って、D1≒D2≒D3の関係にあり、加熱ローラ14の交換時に第1ランプホルダ61(ランプカートリッジ63)を画像形成装置の内部に残したまま、保持部材48(加熱ローラ14)を画像形成装置から引き出す、あるいは画像形成装置に挿入することができる。
(加熱ローラの交換補助具の構成)
次に加熱ローラ14の交換補助具について説明する。本実施例に係る交換補助具は、ローラ挿抜用案内シャフト400と支援ユニット40と支承ローラ部材70から構成されている。
ローラ挿抜用案内シャフト400は金属製などの剛性のある円筒体からなり、ローラ挿抜用案内シャフト400の長さは図1に示すように左右のフレーム50,50の間隔よりも若干長く、ローラ挿抜用案内シャフト400の外径は保持部材48の内径、一方のアブソーバ14dの内径、ならびにハウジング59の内筒部59bの内径と略同寸に設計されている。
ハウジング59の側面には、ローラ挿抜用案内シャフト400を固定(ロック)するための板状のストッパー31がピン32によってスライド可能に保持されている。図1に示すように、ローラ挿抜用案内シャフト400を所定の位置まで挿入したときに、前記ストッパー31がローラ挿抜用案内シャフト400と係合するようにローラ挿抜用案内シャフト400の周壁に係合溝30が設けられている。
このストッパー31でローラ挿抜用案内シャフト400を所定の位置に固定(ロック)することにより、後述する加熱ローラ14、保持部材48ならびに支援ユニット40の挿抜動作のときにローラ挿抜用案内シャフト400が軸方向に位置ずれすることなく、各部材の挿抜動作をスムーズに行うことができるとともに、ローラ挿抜用案内シャフト400は回転自在に保持されている。
支援ユニット40は図6に示すように、支援ユニット本体45と、その支援ユニット本体45の側面に回動可能に取り付けられた2つのラッチ41と、そのラッチ41の動作をホルダ43に伝えるシャフト42と、一端がシャフト42に連結されて他端が外側に折れ曲がったホルダ43(図7参照)と、部品公差を吸収し加熱ローラ14の固定を確実にさせるためのコイル状のバネ44と、支援ユニット本体45の側面に取り付けられたハンドル66とから構成されている。
前記支援ユニット本体45の中央部に軸方向に沿って貫通した挿通穴45dが設けられ、一方の側面にフランジ部45cが形成され、加熱ローラ14の交換時に加熱ローラ14の開口端と接触する位置にリング65(図7参照)が設けられる。前記挿通穴45d内径は、ローラ挿抜用案内シャフト400の外径と略同寸に設計されている。
前記2つのラッチ41は同形状をしており、一方の端部に形成された半円柱状の回転部41aと、その回転部41aの内側に偏心して設けられた軸部41bと、前記回転部41aとは反対側に設けられたレバー部41cを有している。この2つのラッチ41は、前記挿通穴45dを間にして対向するように前記支援ユニット本体45に取り付けられている。
図7に示すように前記シャフト42の一端は、前記ラッチ41の軸部41bに連結されている。さらにホルダ43のシャフト42と連結する側とは反対側の端部には、前記支援ユニット本体45の側面45aと対向するように屈曲した挟持片部43aが設けられている。
前記コイル状のバネ44は支援ユニット本体45に設けられた段状のバネ受け部45eとラッチ41との間に介在され、そのバネ44の内側に前記シャフト42が挿通しており、ラッチ41はバネ44の弾性力により常に外方向に弾性付勢されているが、ラッチ41には抜け止め手段41dが設けられている(図6参照)。
図7(a)は、2つのラッチ41のレバー部41cが互いに外側に向いている状態を示している。このときラッチ41の軸部41bは支援ユニット本体45寄りの位置にあり、従ってホルダ43の挟持片部43aと支援ユニット本体45の側面45aの間隔はL1と大きくなっている。この間隔L1は、アブソーバ14cの厚みより若干広く設計されている。図6も同じように、2つのラッチ41のレバー部41cが互いに外側に向いている状態を示している。
この状態から図7(b)に示すように、2つのラッチ41のレバー部41cを互いに内側に回転して倒すと、ラッチ41の軸部41bは支援ユニット本体45から離れる方向に移動し、その偏心に伴ってシャフト42ならびにホルダ43も移動して、ホルダ43の挟持片部43aと支援ユニット本体45の側面45aの間隔はL2と狭くなる。この間隔L2は、アブソーバ14cの厚みより若干狭く設計されている。
また加熱ローラ14の脱着の際にローラ表面を保持する支承ローラ部材70は図8に示すように、支承ローラ71と、その支承ローラ71を回転自在に支持する第1シャフト72と、その第1シャフト72を一方の自由端部に固定するローラプレート73と、そのローラプレート73の基端部側に設けられた第2シャフト74と、その第2シャフト74を回転自在に支持するホルダープレート75から主に構成されている。
後述するように加熱ローラ14の交換時に、支承ローラ71上を約200℃程度の高温状態の加熱ローラ14が通過するため、支承ローラ71は耐熱性に優れ、加熱ローラ14の表面層14b(図1参照)にダメージを与えないように、表面層14bと同一あるいは同一系統の材料で構成されている。本実施例の場合、加熱ローラ14の表面層14bはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニールエーテル共重合体)樹脂、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)樹脂などのフッ素系樹脂で形成され、支承ローラ71もこれらと同一あるいは同一系統(本実施例の場合はフッ素系樹脂)の材料で構成されている。
また、回転する支承ローラ71上を加熱ローラ14が通過する際、支承ローラ71により加熱ローラ14の表面を傷つけないように、加熱ローラ14の表面と支承ローラ71の表面が点接触するように支承ローラ71の形状は太鼓状に成形されている。
ローラプレート73の一方の側端には、折り曲げによってフック76が一体に設けられ、ホルダープレート75にはフック76が嵌入(係合)する溝部77(図8(e)参照)が形成されている。溝部77の幅寸法は、フック76の板厚と略同寸に設定されている。またホルダープレート75には溝部77と平行に延びて前記第2シャフト74が挿通する長穴75aが形成され、後述するようにローラプレート73は上下動可能に支持されている。
図8の(a),(b)は、画像形成装置から加熱ローラ14を引き出すとき或いは挿入するときの支承ローラ部材70の状態を示す図で、(a)は側面図、(b)平面図である。図8(a)に示すように、ローラプレート73に設けられているフック76がホルダープレート75に設けられている溝部77に挿入されて(ロック状態)、ローラプレート73の起立状態が維持され、従って支承ローラ71は図11に示すようにフレーム50の交換用開口部78に臨んでいる。
図8の(c),(d)は、支承ローラ部材70を前述の作動位置から後述の待機位置に移す途中の状態を示す図で、(c)は側面図、(d)平面図である。図8(c)に示すようにローラプレート73を矢印E方向に持ち上げて、フック76を溝部77から外し(ロック解除)、次にローラプレート73を、第2シャフト74を中心にして矢印F方向に約180°回転する。
図8の(e),(f)は、支承ローラ部材70が待機位置にある状態を示す図で、(e)は側面図、(f)平面図である。この状態ではローラプレート73は第2シャフト74に吊り下げられており、従って支承ローラ71は下位置にあってフレーム50の交換用開口部78から離れた待機位置にある(図1参照)。
図9は、支援ユニット40に対する支承ローラ部材70の配置を示す図である。本実施例の場合、2つの支承ローラ部材70a,70bが用いられ、図11などに示されているようにフレーム50の交換用開口部78の近傍で、支援ユニット40のハンドル66を手で持って加熱ローラ14を引き抜く動作が円滑に実施できる位置に設置されている。
具体的に2つの支承ローラ部材70a,70bの設置位置を、加熱ローラ14の下側で、かつ図9に示すように加熱ローラ14のローラ中心を通る垂直線79上を0°とすると、支承ローラ71a,71bのローラ軸と直交する中心線80が前記垂直線79に対して±30°〜±60°程度、好ましくは±40°〜±50°(本実施例では45°)の範囲で交わる位置(角度θ)に設定し、前記垂直線79を中心として左右対称の位置に支承ローラ部材70a,70bが配置されている。このようにすることにより、支援ユニット40による加熱ローラ14の引出時に支承ローラ部材70a,70bがその動作を干渉することなく、加熱ローラ14を安定に支え、それを引き出す際の不安定要素を排除することができる。
図中の符号81は、支承ローラ部材70a,70bを左右対称の位置に取り付ける取付プレートで、この取付プレート81を介して支承ローラ部材70a,70bがフレーム50の外側に固定される(図1参照)。
本実施例では支承ローラ部材70を加熱ローラ14の下方に2個設置したが、加熱ローラ14の上方にも1〜2個程度の支承ローラ部材70を設置することも可能である。この場合も下方の支承ローラ部材70a,70bと同様に、支援ユニット40による加熱ローラ14の引出時に障害にならない位置に設置する必要がある。なお、加熱ローラ14に対する拘束力が高くならないように、上部に設置する支承ローラ部材70は加熱ローラ14との間に所定量の隙間を設ける必要がある。
図10は、加熱ローラ14が引出時に前記支承ローラ部材70a,70bで安定に支承されている状態を示す一部断面図である。
(保持部材とランプカートリッジの連結構造)
次に図1および図3を用いて保持部材48とランプカートリッジ63の連結構造について説明する。
図1に示されているように、第1ランプホルダ61の外径が第2ランプホルダ62の外径よりも若干大きく設計されている。一方、図3や図4に示すように、前記ローラ挿抜用案内シャフト400の内面に例えば紙筒等からなるランプカートリッジ保護部材64が一体に取り付けられている。従って、前記第1ランプホルダ61の外径と第2ランプホルダ62の外径の差は、前記ローラ挿抜用案内シャフト400とランプカートリッジ保護部材64の一体物の厚さの約2倍となっている。
前述のように、保持部材48の内径D1と第1ランプホルダ61の外径D2とローラ挿抜用案内シャフト400の外径D3は、D1≒D2≒D3の関係にある(図3参照)。
また図3に示されているように、保持部材48とランプカートリッジ63を連結するための連結部材300が、第1ランプホルダ61の外周部に少なくとも1つ設置されている。この連結部材300は、フック301と、そのフック301の長手方向の中間部を回転自在に支持するピン302と、フック301の基端部301a側に連結された引っ張りバネ303とから構成されている。
加熱ローラ14やランプカートリッジ63を交換しない通常の状態では、図3(d)に示すようにバネ303の引っ張り力により、フック301がピン302を中心にしてフック301の基端部301aが第1ランプホルダ61に設けられているローラ挿抜用案内シャフト受け入れ段差部61bの底面に当接するまで回転して、フック301が起立した状態で保持されている。このフック301の起立角度は、ランプカートリッジ63の軸方向に対して約15°から90°、望ましくは45°から60°である。
このフック301の起立によりフック301の先端に設けられた爪部301bは第1ランプホルダ61の外周面より突出するから、その爪部301bを収容するための収容凹部48bが保持部材48の内周部に形成されている。図3は拡大図であるため爪部301bと、それと対向する収容凹部48bの内側面48cは離れたように描かれているが、実際には両者は近接している。従って、ランプカートリッジ63に矢印A方向の力が作用しても、前記爪部301bが収容凹部48bの内側面48cに当接して、A方向への移動は阻止される。このように保持部材48とランプカートリッジ63は、連結部材300を介して連結されている。
図1に示すように保持部材48の側面にはランプカートリッジクランプ305が上下方向にスライド可能に設けられており、このランプカートリッジクランプ305を下げて、ランプカートリッジ63の周面に形成されている係合溝(図示せず)に嵌め込むことができるようになっている。この構造により、ランプカートリッジ63が不用意に矢印B方向へ移動することを阻止している。
(ランプカートリッジの固定と固定解除)
次に図1、図3および図4を用いて、ランプカートリッジ63の固定ならびに固体解除について説明する。
図4に示すように、金属あるいは耐熱性樹脂からなるローラ挿抜用案内シャフト400の内側には、紙筒、不織布、ゴム、軟質合成樹脂などからなるランプカートリッジ保護部材64が一体に設けられている。本実施例ではランプカートリッジ保護部材64とローラ挿抜用案内シャフト400が一体になっているが、別体であっても構わない。別体の場合、画像形成装置内にランプカートリッジ保護部材64を挿入した後にローラ挿抜用案内シャフト400を挿入するか、あるいは反対にローラ挿抜用案内シャフト400を挿入した後にランプカートリッジ保護部材64を挿入することができる。さらにローラ挿抜用案内シャフト400だけを挿入して加熱ローラ14あるいは(ならびに)ランプカートリッジ63の交換を行なうこともできる。
ローラ挿抜用案内シャフト400の先端部400aには軸方向内側に切り込み状の切欠部306が、前記連結部材300の数だけ形成されている。さらにこの切欠部306よりもローラ挿抜用案内シャフト400の軸方向内側に、ローラ挿抜用案内シャフト400の周方向に長い嵌入溝307が、前記連結部材300の数だけ形成されている。図4に示すように前記切欠部306と嵌入溝307は、ローラ挿抜用案内シャフト400の周方向において重なり合った領域がある。
図1に示すように、ランプカートリッジ保護部材64の内径は第2ランプホルダ62の外径と略同寸になっており、このランプカートリッジ保護部材64を備えたローラ挿抜用案内シャフト400の長さは左右のフレーム50の間隔よりも若干長く設計されている。
図5(b)に示すように、ローラ挿抜用案内シャフト400の外周面には位置合わせ用の指標401が軸方向に沿って直線状に設けられている。この指標401はローラ挿抜用案内シャフト400の先端部400aからローラ挿抜用案内シャフト400の後端部付近まで延びており、画像形成装置に対してローラ挿抜用案内シャフト400を完全に挿入した状態でも、その指標401がハウジング59の外側から確認できるところまで延びている。
一方、ハウジング59の貫通孔59aが形成されている外側面には、ローラ挿抜用案内シャフト400の挿入位置を表示する挿入位置表示部402aと、ローラ挿抜用案内シャフト400の連結解除位置を表示する連結解除位置表示部402bとが、前記貫通孔59aを中心にして放射線上に設けられている。
なお、本実施例では指標401、挿入位置表示部402aならびに連結解除位置表示部402bを溝加工によって形成しているが、印刷など他の手段で形成することもできる。
図1に示すストッパー31を持ち上げて同図の矢印Bに示すように、ローラ挿抜用案内シャフト400をハウジング59の貫通穴59aから挿入する際、ローラ挿抜用案内シャフト400に設けた指標401をハウジング59に形成した挿入位置表示部402aに合わせ、指標401が挿入位置表示部402aから外れないように注意をしながらローラ挿抜用案内シャフト400を挿入する。
ローラ挿抜用案内シャフト400は内筒部59b、第2ランプホルダ62の傾斜面62a、保持部材48などに案内されながら、スムーズに挿入される。そしてローラ挿抜用案内シャフト400の先端部400aが、図3(a)に示すように第1ランプホルダ61に設けられているローラ挿抜用案内シャフト受け入れ段差部61bに嵌る。前述のように指標401が挿入位置表示部402aに合わせて挿入することにより、ローラ挿抜用案内シャフト400に設けた嵌入溝307とフック301の対応関係が保たれる。
図3(a)の状態から更にローラ挿抜用案内シャフト400を押し込むと、ローラ挿抜用案内シャフト400の先端部400aがフック301の基端部301aの下側に潜り込み、それにより引っ張りバネ303の引っ張り力に抗してフック301がピン302を中心にしてローラ挿抜用案内シャフト400側に倒れ込む。
このフック301の回動により、フック301の爪部301bがローラ挿抜用案内シャフト400に設けられている嵌入溝307に嵌り込む。これによってローラ挿抜用案内シャフト400がランプカートリッジ63と連結すると同時に、保持部材48とランプカートリッジ63の連結が解除される。このように第1ランプホルダ61のローラ挿抜用案内シャフト受け入れ段差部61bの底面とフック301の基端部301aの間にローラ挿抜用案内シャフト400の先端部400aが介在されることにより、図3(b)の状態が保持される。ローラ挿抜用案内シャフト400の挿入が完了すると、ストッパー31を下げて係合溝30と係合することにより、ローラ挿抜用案内シャフト400の軸方向の移動が規制される。
前述のように保持部材48とランプカートリッジ63の連結が解除され、しかもランプカートリッジ63は連結部材300を介してローラ挿抜用案内シャフト400に連結され、さらにローラ挿抜用案内シャフト400はストッパー31を介してハウジング59(画像形成装置本体)に連結されているから、ランプカートリッジ63を画像形成装置本体内に残したまま、前述の交換補助具(支援ユニット40、支承ローラ部材70、ローラ挿抜用案内シャフト400)を用いて加熱ローラ14の交換を行なうことができる。加熱ローラ14を引き抜く状態が図2ならびに図11に示されている。
加熱ローラ14の交換により新しい加熱ローラ14がローラ挿抜用案内シャフト400の案内で画像形成装置本体内に装着されると、矢印A方向(図1参照)から保持部材48を加熱ローラ14の一方の開口端に嵌め込み、蝶ネジ54により保持部材48をフレーム50に固定する。
次にローラ挿抜用案内シャフト400を図5(a)において時計周り方向に回転して、ローラ挿抜用案内シャフト400の周面に付している指標401〔図5(b)参照〕を図5(a)に示す連結解除位置表示部402bに合致させる。
このローラ挿抜用案内シャフト400の回転に伴い、図3(b)に示すようにフック301の下にあったローラ挿抜用案内シャフト400の先端部400aが周方向に移動し、ローラ挿抜用案内シャフト400に設けられている切欠部306がフック301の下に来る。今までローラ挿抜用案内シャフト400の先端部400aにより持ち上げられていたフック301の基端部301a側は支えを失い、図3(c)に示すように基端部301a側が前記切欠部306内に落ち込む。それによりバネ303の引っ張り力でフック301は矢印方向に回転し、フック301の爪部301bが嵌入溝307から外れ、ランプカートリッジ63とローラ挿抜用案内シャフト400の連結が解除される。この連結解除後にローラ挿抜用案内シャフト400を矢印Aから抜き出せば、加熱ローラ14の交換が終了し、図3(d)に示すようにフック301の爪部301bは保持部材48の収容凹部48bに入り込み、通常の状態に復帰する。
図示していないが、ランプカートリッジ63から出ている給電線の先端に設けられているコネクタ部はローラ挿抜用案内シャフト400(ランプカートリッジ保護部材64)内に収まる外径寸法としており、加熱ローラ14の交換時にはランプカートリッジ63とともに、ローラ挿抜用案内シャフト400(ランプカートリッジ保護部材64)内に収容される。なお、前記給電線は一定の剛性を持たせることで、ローラ挿抜用案内シャフト400(ランプカートリッジ保護部材64)内で折れ曲がりなどによる断線等が生じないように配慮している。また、ランプホルダ61,62については、図示していないコネクタを直接ランプホルダ61,62に設けることで、加熱ローラ14を交換する際に配線が邪魔にならず、作業性の向上を図っている。
(加熱ローラの交換手順)
次に加熱ローラ14の交換手順について説明する。加熱ローラ14の交換は、それ自体が耐用寿命に達したとき、あるいは前述のように画像形成装置で求められる要求に応じるために、その要求に合った加熱ローラ14に変更するときに行われる。
図12は、加熱ローラ14の交換手順を示した工程図である。
同図に示すようにまず手順1で、ローラ挿抜用案内シャフト400を図1に示すようにハウジング59の貫通孔59aの方から矢印B方向に挿入する。ローラ挿抜用案内シャフト400はハウジング59の内筒部59b、一方のアブソーバ14dならびに保持部材48によって案内・保持されて貫通し、所定の位置まで挿入した所でストッパー31がローラ挿抜用案内シャフト400の係合溝30に挿入されて(図2参照)、ローラ挿抜用案内シャフト400の装着が完了する。
なお、前記ランプカートリッジ63はローラ挿抜用案内シャフト400内に収納されているから、交換作業中にランプカートリッジ63が不用意に損傷することはない。
また、ランプカートリッジ63のみを交換する場合は、ランプカートリッジ63はローラ挿抜用案内シャフト400内に収納されているから、図1に示しているストッパー31を係合溝30から外すことで、AおよびBのどちらの方向にも安全に取り出すことが可能であり、ランプカートリッジ63の交換をスムーズに行なうことができる。
次に手順2で、蝶ネジ54を緩めて、センタリング部材46、軸受51、スプリング52ならびにストッパー板53などを保持した保持部材48を矢印B方向に抜き出す。このときローラ挿抜用案内シャフト400の先端部はフレーム50の外側面よりも若干外側に突出しているから、ローラ挿抜用案内シャフト400のガイドによりフレーム50の開口端などに衝突することなく、スムーズに抜き出すことができる。
なお、抜き出し途中でセンタリング部材46が加熱ローラ14から離れることにより、スプリング52の復元力によりセンタリング部材46ならびに軸受51がストッパー板53に当接する。
このとき図1に示されているように支承ローラ部材70の支承ローラ71は待機位置(下位置)にあるから、保持部材48の抜き出し動作に障害を及ぼすことはない。
次に手順3で、支援ユニット40を傾斜面30bが形成されているローラ挿抜用案内シャフト400の先端部側からハンドル66を持って挿入する。このとき図7(a)に示すように、ラッチ41のレバー部41は互いに外側に開いた状態になっており、従って支援ユニット本体45の側面45aとホルダ43の挟持片部34aの間隔は広い間隔L1となっている。
支援ユニット40を加熱ローラ14の開口部に挿入すると、ホルダ43の挟持片43aはアブソーバ14cの切欠部(図示せず)を通過して、アブソーバ14cの内側に入る。
この状態でハンドル66をもって支援ユニット40を一方向に回転すると、挟持片43aの根元部がアブソーバ14cの前記切欠部(図示せず)の端縁に当接したところで支援ユニット40の回転が停止する。
そして図7(b)に示すように、ラッチ41のレバー部41cを互いに内側に回転することにより、シャフト42を介してホルダ43の挟持片部34aが支援ユニット本体45側に引き寄せられて、アブソーバ14cの内周部をホルダ43の挟持片部34aと支援ユニット本体45の側面45aの間で挟持する。このようにして、アブソーバ14cを介して支援ユニット40が加熱ローラ14に取り付けられる。
次に手順4で、支承ローラ71を作動位置に移動してロックする。この支承ローラ71の移動とロックは、図8(e)に示すローラプレート73を矢印F方向とは反対方向に180°回転させ、フック76を溝部77に嵌入することによってなされる。この移動で図11に示すように、支承ローラ71はフレーム50の交換用開口部78内に臨む。
次に手順5で、支援ユニット40のハンドル66をもって高温状態のままの加熱ローラ14を画像形成装置から抜き出す。このときローラ挿抜用案内シャフト400はハウジング59の内筒部59bにより確実に保持されており、アブソーバ14dの内周部がローラ挿抜用案内シャフト400の外周面上を摺動する。フレーム50から外に出た加熱ローラ14の部分は支承ローラ71a,71bによって安定に支承され、加熱ローラ14の引き出しに伴って支承ローラ71a,71bは回転する。
図10は、加熱ローラ14の支承状態を示しており、同図に示されているように加熱ローラ14は2つの点接触Pにより支承ローラ71a,71bに支えられている。このようにして約200℃の高温状態にある加熱ローラ14の一部を手で支える必要がなく、加熱ローラ14の抜き出しがスムーズにかつ安全に行われる。
加熱ローラ14が抜き出されても、センタリング部材47や保持部材49はそのまま残っている。図11はこの加熱ローラ14の抜き出しの途中の状態を示しており、起立した支承ローラ71はローラ挿抜用案内シャフト400と一体となった第1ランプホルダ61の先端部よりもフレーム50側に位置しており、加熱ローラ14の抜き出し方向後端部がローラ挿抜用案内シャフト400と一体となった第1ランプホルダ61の先端部から抜ける前に、加熱ローラ14の外周面が支承ローラ71によって支持されている。
次に手順6で、図示していないが交換する新しい加熱ローラ14に支援ユニット40を取り付けて、ローラ挿抜用案内シャフト400を利用して支援ユニット40と共に加熱ローラ14を装着する。この装着時にも支承ローラ71a,71bが使用されるとともに、新しい加熱ローラ14に装着されているアブソーバ14dの内周部がローラ挿抜用案内シャフト400の外周面上を摺動しながら、加熱ローラ14が所定の位置までスムーズに挿入される。
次に手順7で、支承ローラ71a,71bをロック解除して、待機位置に移動する。この支承ローラ71a,71bのロック解除と待機位置への移動手順は先に図8を用いて説明したので、重複する説明は省略する。
次に手順8で支援ユニット40を加熱ローラ14から取り出し、手順9で保持部材48を装着する。
手順10でストッパー31を外して、ローラ挿抜用案内シャフト400を所定角度回転することにより、第1ランプホルダ61に備えられた連結部材300との連結を解除し、ローラ挿抜用案内シャフト400を画像形成装置から抜き出して加熱ローラ14の交換作業を終了する。
なお、前記手順6での新しい加熱ローラ14の装着は手順5の加熱ローラ14の抜き出しと逆の操作、前記手順8での支援ユニット40の取り出しは手順3の支援ユニット40の装着と逆の操作、前記手順9での保持部材48の装着は手順2の保持部材48の抜き出しと逆の操作であるので、それらの説明は省略する。また、手順10のローラ挿抜用案内シャフト400の抜き出しは、図1を用いて説明したので、重複する説明は省略する。
本発明では、加熱ローラの交換時に当該加熱ローラ内に着脱自在に挿抜されるローラ挿抜用案内シャフトに対して、ローラ挿抜用案内シャフトの内径と第2ランプホルダの外径を略同径とし、ローラ挿抜用案内シャフトの外径と第1ランプホルダの外径を略同径とし、第1ランプホルダはローラ挿抜用案内シャフトと係合する連結部材を有し、ローラ挿抜用案内シャフトの軸方向の移動を拘束するストッパーを備えることにより、前記ランプカートリッジを取り出すことなく、加熱ローラを軸方向に挿抜することを可能とする。
また、ローラ挿抜用案内シャフトの内側にヒータランプを保護する保護部材を、ローラ挿抜用案内シャフトの内側全周あるいは、ローラ挿抜用案内シャフトの軸方向に沿って複数個有し、保護部材は紙筒または不織布を貼り付けあるいは接着することで、ヒータランプの保護安全性を向上させることができる。
また、加熱ローラの交換時に軸方向に沿って交換可能とする前記ローラ挿抜用案内シャフトの外周は金属材を用いることで、加熱ローラの挿抜用案内シャフトがガイドとして使用可能とすることができる。
また、加熱ローラの開口端付近内側にその開口部を塞ぐ加熱ローラ蓋を有し、加熱ローラ蓋の中心部はローラ挿抜用案内シャフトが貫通する貫通穴を有し、ランプ用貫通穴の内径はローラ挿抜用案内シャフトの外径と略同寸とし、ローラ挿抜用案内シャフト上でランプ用貫通穴が加熱ローラを保持する軸受の役割を備えることで、交換時に加熱ローラを手で支えることなく交換を可能とすることができる。
また、保持部材のランプカートリッジ保持部は貫通穴とし、当該ランプカートリッジ保持部の内径はローラ挿抜用案内シャフト及び第1ランプホルダの外径と略同寸とすることで、保持部材を着脱自在に構成することができる。
また、保持部材に加熱ローラを連結する連結部材とハンドルを構成することで、保持部材と前記加熱ローラを一体に構成することができる。
また、加熱ローラの抜き出し方向の先端部に加熱ローラの抜き出しを着脱自在に支援する支援ユニットが連結され、支援ユニットは加熱ローラを連結する支援ユニット用連結部を有し、支援ユニットの本体にハンドルを有することで、加熱ローラを支援ユニットと着脱自在に構成することができる。
1・・・レーザービームプリンタ、2・・・コロナ帯電器、3・・・回転多面鏡、4・・・光源、5・・・fθレンズ、6・・・現像装置、7・・・用紙、8・・・用紙搬送トラクタ、9・・・用紙搬送トラクタ、10・・・転写器、11・・・用紙ホッパ、12・・・定着装置、13・・・プレヒータ、14・・・加熱ローラ、14a・・・素管、14b・・・表面層、14c・・・放熱防止部材(アブソーバ)、14d・・・放熱防止部材(アブソーバ)、14e・・・ランプ用貫通穴、15・・・加圧ローラ、16・・・用紙送出しローラ、17・・・スイングフィン、18・・・パドル、19・・・スタッカテーブル、20・・・清掃装置、21・・・感光ドラム、22・・・コントローラ、23・・・表示画面、24・・・バッファプレート、25・・・ヒータランプ、26・・・ウェブ部材、30・・・係合溝、31・・・ストッパー、32・・・ピン、40・・・支援ユニット、41・・・ラッチ、41a・・・回転部、41b・・・軸部、41c・・・レバー部、41d・・・抜け止め手段、42・・・シャフト、43・・・ホルダ、43a・・・挟持片部、43b・・・付根部、44・・・バネ、45・・・支援ユニット本体、45a・・・内側側面、、45c・・・フランジ部、45d・・・挿通穴、45e・・・バネ受け部、46・・・センタリング部材、47・・・センタリング部材、48・・・保持部材、48a・・・内径部、48b・・・収容凹部、48c・・・内側面、49・・・保持部材、50・・・フレーム、51・・・軸受、52・・・スプリング、53・・・ストッパー板、54・・・蝶ネジ、55・・・ギア、56・・・軸受、57・・・軸受、58・・・ハウジング、59・・・ハウジング、59a・・・貫通孔、59b・・・内筒部、60・・・リング、61・・・第1ランプホルダ、61a・・・ランプホルダ凹部、61b・・・案内シャフト受け入れ段差部、62・・・第2ランプホルダ、62a・・・傾斜部、63・・・ランプカートリッジ、64・・・ランプカートリッジ保護部材、65・・・リング、66・・・ハンドル、67・・・切欠部、70・・・支承ローラ部材、71・・・支承ローラ、72・・・第1シャフト、73・・・ローラプレート、74・・・第2シャフト、75・・・ホルダープレート、76・・・フック、77・・・溝部、78・・・交換用開口部、79・・・垂直線、80・・・中心線、81・・・取付プレート、300・・・連結部材、301・・・フック、301a・・・基端部、301b・・・爪部、302・・・ピン、303・・・引っ張りバネ、305・・・ランプカートリッジクランプ、306・・・切欠部、307・・・嵌入溝、400・・・ローラ挿抜用案内シャフト、400a・・・先端部、401・・・指標、402a・・・挿入位置表示部、402b・・・連結解除位置表示部、AW・・・通紙領域、D1・・・保持部材の内径、D2・・・第1ランプホルダの外径、D3・・・ローラ挿抜用案内シャフトの外径。
特表平5−504633号公報 特開2002−23535号公報

Claims (9)

  1. 加熱ローラと、
    前記加熱ローラに対して圧接可能に設けた加圧ローラと、
    前記加熱ローラの内側に配置された複数のヒータランプと、前記複数のヒータランプの一方の端部を保持した第1ランプホルダと、前記複数のヒータランプの他方の端部を保持した第2ランプホルダとを有するランプカートリッジと、
    前記加熱ローラを交換するための開口部を側面に形成したフレームと、
    前記ランプカートリッジを前記加熱ローラの中心部に保持するとともに、前記加熱ローラを前記フレームに保持して、前記開口部を閉塞する保持部材を備えた定着装置において、
    前記第ランプホルダが前記保持部材の内周部に配置されて、
    前記第ランプホルダと前記保持部材の連結ならびに連結解除が可能な連結手段を設けて、
    前記加熱ローラ交換時に前記連結手段による前記第ランプホルダと前記保持部材の連結を解除して、前記ランプカートリッジを画像形成装置本体の内部に残したままの固定保持状態で前記保持部材と加熱ローラが前記フレームの開口部から取り出せる構成になっていることを特徴とする定着装置。
  2. 加熱ローラと、
    前記加熱ローラに対して圧接可能に設けた加圧ローラを有し、
    前記加熱ローラの内側に熱源となる複数のヒータランプの一端を保持する第1ランプホルダと、前記複数のヒータランプの他端を保持する第2ランプホルダで構成されたランプカートリッジを有し、
    前記加熱ローラとランプカートリッジをフレームに保持する保持部材を有し、
    前記保持部材は前記ランプカートリッジを前記加熱ローラの中心部に保持するようにランプカートリッジ保持部を有し、
    表面に未定着のトナー像を保持した被記録媒体を前記加熱ローラと加圧ローラの間で挟持・搬送しながら加熱・加圧して、前記トナー像を被記録媒体に定着する機能を有し、
    前記加熱ローラを軸方向に沿って交換可能に支持される前記加熱ローラ及びランプカートリッジを有する定着装置において、
    前記加熱ローラの交換時に当該加熱ローラ内に着脱自在に挿抜されるローラ挿抜用案内シャフトに対して、前記ローラ挿抜用案内シャフトの内径と前記第2ランプホルダの外径を略同径とし、前記ローラ挿抜用案内シャフトの外径と前記第1ランプホルダの外径を略同径とし、前記第1ランプホルダは前記ローラ挿抜用案内シャフトと係合する連結部材を有し、前記ローラ挿抜用案内シャフトの軸方向の移動を拘束するストッパーを備えることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項に記載の定着装置において、前記ローラ挿抜用案内シャフトの内側に前記ヒータランプを保護する保護部材が設けられていることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項に記載の定着装置において、前記ローラ挿抜用案内シャフトは金属材で構成されていることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項に記載の定着装置において、前記加熱ローラの開口端付近の内側にその開口部を塞ぐ加熱ローラ蓋を有し、
    加熱ローラ蓋の中心部は前記ローラ挿抜用案内シャフトが貫通する貫通穴を有し、前記貫通穴の内径は前記ローラ挿抜用案内シャフトの外径と略同寸であることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項に記載の定着装置において、前記保持部材のランプカートリッジ保持部は貫通穴になっており、当該ランプカートリッジ保持部の内径は前記ローラ挿抜用案内シャフト及び前記第1ランプホルダの外径と略同寸で構成したことを特徴とする定着装置。
  7. 請求項1または2に記載の定着装置において、前記保持部材に前記加熱ローラを連結する加熱ローラ連結部材と着脱用のハンドルを構成し、前記保持部材と前記加熱ローラを一体に構成したことを特徴とする定着装置。
  8. 請求項1または2に記載の定着装置において、前記加熱ローラの抜き出し方向の先端部に前記加熱ローラの抜き出しを支援する支援ユニットが着脱自在に連結され、前記支援ユニットは前記加熱ローラを連結する支援ユニット用連結部と着脱用のハンドル部とを有することを特徴とする定着装置。
  9. 未定着のトナー像を被記録媒体上に定着する定着装置を備えた画像形成装置
    において、前記定着装置が請求項1ないし8のいずれか1項に記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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