JP2002214850A - 画像形成装置及び該画像形成装置を備えた画像形成システム - Google Patents

画像形成装置及び該画像形成装置を備えた画像形成システム

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JP2002214850A JP2001007740A JP2001007740A JP2002214850A JP 2002214850 A JP2002214850 A JP 2002214850A JP 2001007740 A JP2001007740 A JP 2001007740A JP 2001007740 A JP2001007740 A JP 2001007740A JP 2002214850 A JP2002214850 A JP 2002214850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の像担持体上に形成した画像を中間転写
体上に転写し、その中間転写体上の第1の画像を記録媒
体の一方の面に転写すると共に、第2の像担持体上に形
成した第2の画像を同じ記録媒体の他方の面に転写し
て、記録媒体の両面に画像を形成する画像形成装置にお
いて、簡単な操作と構成で、中間転写体と、第1及び第
2の像担持体を互いに離間できるようにする。 【解決手段】 中間転写体3を支持軸46のまわりに揺
動可能に支持し、その中間転写体3を揺動させることに
よって、中間転写体3を第1及び第2の像担持体2,2
Aから離間させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体の一方の
面と他方の面にそれぞれ画像を形成可能な画像形成装置
と、その画像形成装置を備えた画像形成システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、プリンタ、ファクシミリ、
印刷機又はこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合
機などとして構成される上記形式の画像形成装置は従来
より公知である。従来のこの種の画像形成装置は、一般
に、像担持体上に形成された第1の画像を記録媒体の一
方の面に転写し、その転写画像を定着した後、記録媒体
を反転させて再び像担持体に送り込み、該像担持体に形
成された第2の画像を記録媒体の他方の面に転写し、そ
の第2の画像を定着することによって、記録媒体の両面
に画像を形成するように構成されている。ところが、こ
の方式の画像形成装置によると、記録媒体を像担持体に
対して2度送り込む必要があるため、記録媒体の両面に
画像を形成し終るまでの時間が長くなり、その生産性が
低下する欠点を免れない。
【0003】そこで、第1の像担持体上に形成した第1
の画像を中間転写体に転写し、その転写画像を記録媒体
の一方の面に転写すると共に、第2の像担持体上に形成
した第2の画像を同じ記録媒体の他方の面に転写して記
録画像を得る画像形成装置が提案されている(特開平9
−269616号公報)。中間転写体は、第1の像担持
体と第2の像担持体の間に配置される。この提案に係る
画像形成装置によると、記録媒体の両面に画像を形成し
終えるまでの時間を短縮でき、その生産性を大きく向上
させることが可能である。
【0004】ところで、上記形式の画像形成装置の場合
も、例えば、第2の像担持体と中間転写体との間に記録
媒体が詰まってその記録媒体を除去するとき、或いは像
担持体や中間転写体を修理、点検するとき、又はこれら
要素を交換するようなとき、第1及び第2の像担持体と
中間転写体の表面に傷が付くことを防止するため、これ
らを互いに離間させる必要がある。
【0005】そこで、例えば、第1及び第2の像担持体
を、中間転写体に対して接離できるように移動可能に支
持し、上述の各種メンテナンス作業を行うときは、これ
に先立って、第1及び第2の像担持体を中間転写体から
離間させ、メンテナンス作業終了後に再び第1及び第2
の像担持体をそれぞれ中間転写体に当接させるように構
成することが考えられる。このようにすれば、第1及び
第2の像担持体や中間転写体の表面に傷を付けることな
く所定のメンテナンス作業を行うことが可能となる。と
ころが、この構成によると、複数の像担持体をそれぞれ
中間転写体から離し、再びその複数の像担持体を中間転
写体にそれぞれ当接させなければならないため、その接
離作業が煩雑なものとなる欠点を免れない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、上記従来の欠点を除去した画像形成装置を提供する
ことにある。
【0007】本発明の第2の目的は、上記画像形成装置
を備えた画像形成システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するため、第1の画像が形成される第1の像担
持体と、該第1の像担持体に形成された第1の画像が転
写される中間転写体と、第2の画像が形成される第2の
像担持体とを有し、前記第1の像担持体と第2の像担持
体は互いに対向して位置し、前記中間転写体は前記第1
の像担持体と第2の像担持体の間に配置されていて、前
記中間転写体に転写された第1の画像を記録媒体の一方
の面に転写し、前記第2の像担持体に形成された第2の
画像を前記記録媒体の他方の面に転写して記録画像を得
る画像形成装置において、前記中間転写体が、第1及び
第2の像担持体に当接する第1の位置と、第1及び第2
の像担持体から離れた第2の位置との間を作動可能に支
持されていることを特徴とする画像形成装置を提案する
(請求項1)。
【0009】その際、前記中間転写体を揺動させること
により、該中間転写体が前記第1の位置と第2の位置と
の間を作動するように、当該中間転写体を支持すると有
利である(請求項2)。
【0010】また、上記請求項2に記載の画像形成装置
において、少なくとも、前記中間転写体と、該中間転写
体を支持する支持体とによって中間ユニットを構成し、
該中間ユニットを支持軸の中心軸線まわりに揺動させる
ことによって前記中間転写体が第1の位置と第2の位置
の間を作動するように、当該中間ユニットを前記支持軸
に支持すると有利である(請求項3)。
【0011】さらに、上記請求項2又は3に記載の画像
形成装置において、前記中間転写体の揺動中心が、前記
第1の像担持体と第2の像担持体の間の領域に位置して
いると有利である(請求項4)。
【0012】また、上記請求項4に記載の画像形成装置
において、前記支持軸が、前記第1の像担持体の中心軸
線と第2の像担持体の中心軸線とを結ぶ線上に位置して
いると有利である(請求項5)。
【0013】さらに、上記請求項3乃至5のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記中間ユニットを前記
支持軸に沿って移動させることにより、該中間ユニット
を画像形成装置本体に対して着脱できるように、当該中
間ユニットを支持軸に支持すると有利である(請求項
6)。
【0014】また、上記請求項6に記載の画像形成装置
において、前記中間ユニットを、画像形成装置本体に対
して、その主操作面側から着脱できるように、前記支持
軸を配置すると有利である(請求項7)。
【0015】さらに、上記請求項1乃至7のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記第1の像担持体と、
該第1の像担持体に画像を形成するための少なくとも1
つの作像手段とを第1の作像ユニットとして構成し、前
記第2の像担持体と、該第2の像担持体に画像を形成す
るための少なくとも1つの作像手段とを第2の作像ユニ
ットとして構成すると共に、該第1及び第2の作像ユニ
ットを、画像形成装置本体に対して、その主操作面側か
ら着脱可能とすると有利である(請求項8)。
【0016】また、上記請求項1乃至8のいずれかに記
載の画像形成装置において、前記第1の像担持体と、該
第1の像担持体に画像を形成するための少なくとも1つ
の作像手段とを第1の作像ユニットとして構成し、前記
第2の像担持体と、該第2の像担持体に画像を形成する
ための少なくとも1つの作像手段とを第2の作像ユニッ
トとして構成し、第1の作像ユニットと第2の作像ユニ
ットのうちの一方の作像ユニットを、他方の作像ユニッ
トの装着位置にも装着できるように、該第1の作像ユニ
ットと第2の作像ユニットを構成すると有利である(請
求項9)。
【0017】さらに、上記請求項9に記載の画像形成装
置において、第1の作像ユニットと第2の作像ユニット
がほぼ同一の大きさで、かつほぼ同一の形状に構成され
ていると有利である(請求項10)。
【0018】また、上記請求項1乃至10のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記第1の像担持体と、
該第1の像担持体に画像を形成するための少なくとも1
つの作像手段とを第1の作像ユニットとして構成し、前
記第2の像担持体と、該第2の像担持体に画像を形成す
るための少なくとも1つの作像手段とを第2の作像ユニ
ットとして構成すると共に、前記第1の像担持体に第1
の画像を形成するための第1の露光装置と、前記第2の
像担持体に第2の画像を形成するための第2の露光装置
とを設け、該第1及び第2の露光装置を、それぞれ画像
形成装置本体に対して、前記第1の作像ユニットと第2
の作像ユニットとは別個に着脱可能とすると有利である
(請求項11)。
【0019】さらに、上記請求項11に記載の画像形成
装置において、前記第1及び第2の露光装置は、ライン
状に配列された多数の光源を有する露光装置より成り、
該第1及び第2の露光装置を、画像形成装置本体に対し
て、前記支持軸とほぼ平行な方向に着脱可能とすると有
利である(請求項12)。
【0020】また、上記請求項1乃至12のいずれかに
記載の画像形成装置において、少なくとも、前記中間転
写体と、該中間転写体を支持する支持体とによって中間
ユニットを構成し、かつ該中間ユニットを画像形成装置
本体に対して引き出し可能に支持すると共に、前記中間
転写体が前記第1の位置を占めているとき、前記中間ユ
ニットが画像形成装置本体から引き出されることを禁止
する中間ユニット離脱阻止手段を設けると有利である
(請求項13)。
【0021】さらに、上記請求項1乃至13のいずれか
に記載の画像形成装置において、前記第1の像担持体
と、該第1の像担持体に画像を形成するための少なくと
も1つの作像手段とを第1の作像ユニットとして構成
し、前記第2の像担持体と、該第2の像担持体に画像を
形成するための少なくとも1つの作像手段とを第2の作
像ユニットとして構成すると共に、前記第1の作像ユニ
ットと第2の作像ユニットを画像形成装置本体に対して
引き出し可能に支持し、前記中間転写体が前記第1の位
置を占めているとき、前記第1及び第2の作像ユニット
が画像形成装置本体から引き出されることを禁止する作
像ユニット離脱阻止手段を設けると有利である(請求項
14)。
【0022】また、上記請求項1乃至12のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記第1の像担持体と、
該第1の像担持体に画像を形成するための少なくとも1
つの作像手段とを第1の作像ユニットとして構成し、前
記第2の像担持体と、該第2の像担持体に画像を形成す
るための少なくとも1つの作像手段とを第2の作像ユニ
ットとして構成すると共に、前記第1の作像ユニットと
第2の作像ユニットを画像形成装置本体に対して引き出
し可能に支持し、少なくとも前記中間転写体と、該中間
転写体を支持する支持体とによって中間ユニットを構成
し、該中間ユニットを画像形成装置本体に対して引き出
し可能に支持し、前記中間転写体が前記第1の位置を占
めているとき、前記中間ユニットが画像形成装置本体か
ら引き出されることを禁止する中間ユニット離脱阻止手
段と、前記中間転写体が前記第1の位置を占めていると
き、前記第1及び第2の作像ユニットが画像形成装置本
体から引き出されることを禁止する作像ユニット離脱阻
止手段とを設け、前記中間ユニット離脱阻止手段は、前
記中間転写体が第1の位置を占めたとき、前記中間ユニ
ットに干渉して該中間ユニットの引き出しを禁止する画
像形成装置本体側のストッパより成り、中間転写体が前
記第2の位置を占めたとき、該中間ユニットの引き出し
が可能となるように、当該中間ユニットと前記ストッパ
とが干渉しない位置に、当該ストッパが設けられ、前記
作像ユニット離脱阻止手段は、前記中間転写体が第1の
位置を占めたとき、前記第1及び第2の作像ユニットの
引き出しを禁止するように、該第1及び第2の作像ユニ
ットと前記中間ユニットが互いに係合する係合部より成
り、中間転写体が前記第2の位置を占めたとき、第1及
び第2の作像ユニットの引き出しが可能となるように、
前記係合部の係合が解除されるように構成すると有利で
ある(請求項15)。
【0023】さらに、上記請求項1乃至15のいずれか
に記載の画像形成装置において、前記中間転写体に転写
された第1の画像と第2の像担持体に形成された第2の
画像を記録媒体の一方の面と他方の面にそれぞれ同時に
転写する転写手段を有していると有利である(請求項1
6)。
【0024】また、上記請求項16に記載の画像形成装
置において、前記転写手段は、第1の極性に帯電した中
間転写体上の第1の画像と、第1の極性とは逆の第2の
極性に帯電した第2の像担持体上の第2の画像を、記録
媒体の一方の面と他方の面にそれぞれ転写するように構
成されていると有利である(請求項17)。
【0025】さらに、上記請求項17に記載の画像形成
装置において、前記第1及び第2の像担持体には、前記
第2の極性に帯電した第1の画像と第2の画像がそれぞ
れ形成され、中間転写体に転写された第1の画像の帯電
極性を第1の極性に変換させる極性変換手段を設けると
有利である(請求項18)。
【0026】また、上記請求項1乃至18のいずれかに
記載の画像形成装置において、前記中間転写体に重ね合
された状態の記録媒体の一方の面と他方の面にそれぞれ
転写された第1及び第2の画像を定着するように配置さ
れた定着装置を有していると有利である(請求項1
9)。
【0027】さらに、上記請求項19に記載の画像形成
装置において、前記中間転写体を前記第2の位置にもた
らしたとき、該中間転写体が前記定着装置からも離れる
ように、該定着装置を配置すると有利である(請求項2
0)。
【0028】また、上記請求項19又は20に記載の画
像形成装置において、前記定着装置を、少なくとも熱の
作用で前記第1及び第2の画像を記録媒体に定着するよ
うに構成し、中間転写体表面の移動方向に関し、前記定
着の行われる定着位置よりも下流側であって、前記第1
の像担持体から中間転写体に第1の画像が転写される転
写位置よりも上流側の中間転写体部分を冷却する冷却手
段を設けると有利である(請求項21)。
【0029】さらに、上記請求項1乃至21のいずれか
に記載の画像形成装置において、前記中間転写体は、複
数のローラに巻き掛けられて走行駆動される無端状のベ
ルトより成り、該ベルトは、耐熱性の基体と、その表面
に積層された低表面エネルギーの表層とを具備し、該無
端状のベルトの全体の体積抵抗率が10乃至10
Ωcmに設定されていると有利である(請求項22)。
【0030】また、上記請求項22に記載の画像形成装
置において、前記基体は、50μm乃至200μmの厚さ
のポリイミド又はポリアミドイミドより成り、前記表層
はフッ素樹脂より成ると有利である(請求項23)。
【0031】さらに、本発明は、前述の第2の目的を達
成するため、上記請求項1乃至23のいずれかに記載の
画像形成装置と、ホスト機器とを接続して成る画像形成
システムを提案する(請求項24)。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0033】図1は本例の画像形成装置の概略垂直断面
図であり、ここに示した画像形成装置はプリンタとして
構成されている。その画像形成装置本体1内には、ドラ
ム状の感光体として構成された第1の像担持体2と、同
じくドラム状の感光体として構成された第2の像担持体
2Aと、中間転写体3とが設けられている。ここに例示
した中間転写体3は、複数のローラ4,5に巻き掛けら
れて矢印A方向に走行駆動される無端状のベルトより成
るが、回転駆動されるドラム状の中間転写体を用いるこ
ともできる。同様に、第1及び第2の像担持体として、
複数のローラに巻き掛けられて走行駆動される無端状の
ベルトを用いることもできる。
【0034】第1の像担持体2と第2の像担持体2Aは
互いに対向して位置し、その各像担持体2,2Aの外周
面の一部が中間転写体3の表面に当接している。中間転
写体3は、第1の像担持体2と第2の像担持体2Aに当
接した状態で、その第1の像担持体2と第2の像担持体
2Aの間に配置されているのである。
【0035】第1の像担持体2のまわりには、第1の除
電装置6、第1の帯電装置7、第1の現像装置8及び第
1のクリーニング装置9の各作像手段がそれぞれ配設さ
れ、これらの作像手段と第1の像担持体2は、図1には
示していない第1のユニットケース10(図8参照)に
一体的に組み付けられて第1の作像ユニット11を構成
している。第1の像担持体2は第1のユニットケース1
0に対して回転自在に支持されている。
【0036】同じく、第2の像担持体2Aのまわりに
も、第2の除電装置6A、第2の帯電装置7A、第2の
現像装置8A及び第2のクリーニング装置9Aの各作像
手段がそれぞれ配設され、これらの作像手段と第2の像
担持体2が、図1には示していない第2のユニットケー
ス10A(図8参照)に一体的に組み付けられて第2の
作像ユニット11Aが構成され、第2の像担持体2Aは
第2のユニットケース10Aに対して回転自在に支持さ
れている。このように、第1の作像ユニット11と第2
の作像ユニット11Aは実質的に同一の構成を有してい
る。
【0037】また、第1及び第2の像担持体2,2Aの
近傍には、第1及び第2の露光装置12,12Aがそれ
ぞれ配置されているが、図示した例では、これらの露光
装置12,12Aは、上述の第1及び第2の作像ユニッ
ト11,11Aの要素を構成しておらず、当該各作像ユ
ニット11,11Aとは別個の要素として構成されてい
る。
【0038】画像形成動作時に、中間転写体3は矢印A
方向に回転駆動され、第1及び第2の像担持体2,2A
はそれぞれ矢印B1,B2で示す方向に回転駆動され、
次に説明するようにその各像担持体2,2Aの外周面に
第1の画像と第2の画像がそれぞれ形成される。
【0039】すなわち、第1の像担持体2の表面が第1
の帯電装置7によって所定の極性、図の例ではマイナス
極性に均一に帯電され、その帯電面には第1の露光装置
12からの書き込み情報に対応した光が選択的に照射さ
れ、第1の像担持体2の表面にその情報に対応した静電
潜像が形成される。この例では、第1の露光装置12に
より光を照射されて表面電位の絶対値が低下した像担持
体部分が静電潜像、すなわち画像部となる。この静電潜
像は、第1の現像装置8によりトナー像として可視像化
され、第1の像担持体2上にトナーによる第1の画像が
形成される。第1の現像装置8に収容されたトナーは、
所定の極性、図示した例では第1の像担持体2の帯電極
性と同じマイナス極性に帯電されており、かかるトナー
が第1の像担持体に形成された静電潜像に静電的に移行
して静電潜像が可視像化される。このように、この例で
は反転現像により静電潜像が可視像化されるが、正規現
像方式により静電潜像を現像するように構成することも
できる。
【0040】第1の像担持体2に形成された第1の画像
は、中間転写体3の裏面側に配置された第1の転写手段
13によって、第1の像担持体2と同期して移動する中
間転写体3の表面に静電的に転写される。第1の転写手
段13には、第1の像担持体2上のトナーの帯電極性と
逆極性であるプラスの転写電圧が印加され、これによっ
て第1の像担持体2上の第1の画像が中間転写体3上に
転写されるのである。画像転写後に第1の像担持体2の
表面に残存するトナーは、第1のクリーニング装置9に
よって除去され、クリーニング後の第1の像担持体2の
表面は第1の除電装置6から光を照射されて、その表面
電位が初期化され、次の作像サイクルに備える。
【0041】中間転写体3は、表面に第1の画像を担持
して矢印A方向に移動するが、その過程で、中間転写体
3から離間して配置された極性変換手段の一例であるチ
ャージャ14の放電作用によって、中間転写体3の表面
に担持された第1の画像の帯電極性が反転される。第1
の画像を構成するトナーがチャージャ14により帯電さ
れてその極性がプラスに反転されるのである。
【0042】一方、第2の像担持体2A上にも、第1の
像担持体2の場合と全く同様にして、帯電、露光、現像
によりトナーより成る第2の画像が形成される。中間転
写体3上に転写された第1の画像の先端が中間転写体表
面の移動に伴って所定の位置に至ったところで、第2の
像担持体2Aへの画像書き込み動作が開始される。第2
の像担持体2A上に形成された第2の画像を構成するト
ナーも、第1の像担持体2上に形成された第1の画像と
同じ極性、すなわちマイナス極性に帯電されている。
【0043】画像形成装置本体1の下部には給紙装置1
5が配置され、この給紙装置15は、例えばシート状の
転写紙或いは樹脂シートなどから成る記録媒体Pを収納
する給紙カセット16と、給紙ローラ17とを有し、こ
の給紙ローラ17が最上位の記録媒体上面に当接して矢
印C方向に回転駆動されることにより、最上位の記録媒
体Pが矢印D方向に送り出される。
【0044】送り出された記録媒体Pはレジストローラ
対18の回転により、所定のタイミングで中間転写体3
と第2の像担持体2Aの間の転写位置に給送される。こ
のとき、中間転写体3の裏面側に配置された第2の転写
手段13Aに対して、第2の像担持体上に形成された第
2の画像の帯電極性と逆極性の転写電圧が印加される。
これにより、中間転写体3の表面に担持された第1の画
像が、記録媒体の一方の面、すなわち中間転写体表面に
当接する方の記録媒体面に静電的に転写され、第2の像
担持体2Aの外周面に形成された第2の画像は、同じ記
録媒体の他方の面、すなわち第2の像担持体2Aの外周
面に当接する記録媒体面に静電的に転写される。第2の
転写手段13Aにプラス電荷を与えることにより、中間
転写体上のプラス極性のトナーが反発し、第2の像担持
体表面のマイナス極性のトナーは吸引され、第1及び第
2の画像が記録媒体Pの各面にそれぞれ静電的に転写さ
れるのである。記録媒体の一方の面と他方の面に正しく
第1及び第2の画像がそれぞれ転写されるように、第2
の像担持体2Aへの画像書き込み開始タイミングと、記
録媒体Pの給送開始タイミングが制御される。
【0045】図1に示した画像形成装置には、手差し給
紙装置19が設けられ、ここから記録媒体を給送して、
その各面に上述したところと同様にして第1及び第2の
画像を転写できるように構成されている。
【0046】記録媒体に転写されずに第2の像担持体2
A上に残留したトナーは、第2の作像ユニット11Aの
第2のクリーニング装置9Aによって除去され、その除
去後の第2の像担持体表面が第2の除電装置6Aにより
除電作用を受けることも第1の作像ユニット11の場合
と変りはない。
【0047】第2の画像が第2の像担持体2Aから記録
媒体に転写される転写位置よりも、中間転写体表面の移
動方向下流側の部位には定着装置20が配置されてい
る。ここに示した定着装置20は、画像形成装置本体1
に着脱可能に支持されたケース21と、そのケース21
に回転自在に支持されて矢印E方向に回転駆動される定
着ローラ22と、その内部に設けられたヒータ23とを
有している。このヒータ23への通電により当該ヒータ
23が発熱し、これによって定着ローラ22が記録媒体
の各面に転写された画像の定着に適した温度に保たれ、
かかる定着ローラ22が中間転写体3の表面に圧接しな
がら回転駆動される。
【0048】第2の転写手段13Aにより各面に画像が
転写された記録媒体は、中間転写体3の表面に担持され
たまま、その中間転写体3と定着ローラ22の間を通過
する。このとき記録媒体の一方の面と他方の面にそれぞ
れ転写された第1及び第2の画像に熱と圧力が与えら
れ、これによって各画像を構成するトナーが溶融して記
録媒体の各面に定着される。このようにして記録媒体の
各面に記録画像が得られるのである。
【0049】定着ローラ22は、少なくとも熱の作用で
記録媒体に転写された第1及び第2の画像をその記録媒
体の各面に同時に定着する定着部材の一例を構成するも
のであるが、かかる定着ローラ以外の定着部材、例えば
複数のローラに張架された定着ベルトなどを用いること
もできる。かかる定着部材を常に中間転写体表面に当接
させる代りに、定着部材と中間転写体の間に記録媒体が
送り込まれて、その第1及び第2の画像を定着する時に
だけ、定着部材と中間転写体とを記録媒体を介して圧接
させるように構成することもできる。
【0050】また、本例の画像形成装置においては、中
間転写体3の内側にも、定着ローラ22に対向して位置
する加熱部材24が設けられている。図に一例として示
した加熱部材24は、回転自在に支持されて中間転写体
3の裏面に当接する加熱ローラ49と、その内部に配置
されたヒータ50により構成され、そのヒータ50によ
って加熱ローラ49が加熱される。かかる加熱部材24
は、中間転写体3の裏面側から記録媒体に対して熱を与
え、加熱部材24と定着ローラ22の協働作用により、
記録媒体Pの各面に転写された第1及び第2の画像を効
率よく定着することができる。加熱部材24は、定着装
置20を補助する用をなす。
【0051】定着位置を通過した記録媒体は、中間転写
体3から離れた後、ガイド25,26によって案内され
ながら、排紙ローラ対27によって画像形成装置本体上
部の排紙スタック部28に矢印Fで示すように排出され
る。
【0052】上述の動作が繰り返し行われることによ
り、排紙スタック部28には多数の記録媒体が上下に重
ねてスタックされる。排紙部を上述のように構成した場
合、記録媒体は、第2の像担持体2Aから第2の画像を
転写された他方の面を下にして排紙スタック部28上に
載置されるので、ここに載置された多数の記録媒体に形
成された画像の頁順を揃えるには、先ず2頁目の第1の
画像を第1の像担持体2上に形成し、この画像を中間転
写体3を介して記録媒体の一方の面に転写すると共に、
第2の像担持体2A上に1頁目の第2の画像を形成し、
これを記録媒体の他方の面に転写する。同様にして次の
記録媒体の一方の面には、第1の像担持体2上に形成し
た4頁目の第1の画像を、中間転写体3を介してその記
録媒体の一方の面に転写し、第2の像担持体2A上に形
成した3頁目の第2の画像を記録媒体の他方の面に転写
する。かかる動作を繰り返すことにより、排紙スタック
部28上にスタックされた記録媒体の各面に形成された
画像の頁順を揃えることができる。
【0053】また、第1の像担持体2の表面に形成され
る第1の画像は正像となっていて、これが中間転写体3
上に転写されることにより逆像、すなわち鏡像となり、
さらにこの第1の画像が記録媒体の一方の面に転写され
ることにより、正像となる。第2の像担持体2A上には
逆像の第2の画像が形成され、これが記録媒体の他方の
面に転写されて正像となる。
【0054】上述のように記録媒体に形成された画像の
頁順が揃えられるように第1及び第2の像担持体2,2
Aにそれぞれ第1及び第2の画像を形成するために、画
像データをメモリに貯蔵する公知の方法が採用され、ま
た第1及び第2の像担持体2,2Aにそれぞれ正像と逆
像を形成するために各像担持体を従来より公知の画像処
理技術が採用される。
【0055】記録媒体に転写されずに中間転写体表面に
残されたトナーは、中間転写体用のクリーニング装置2
9により中間転写体表面から除去される。ここに例示し
たクリーニング装置29は、回転しながら中間転写体表
面に当接して中間転写体表面に付着した転写残トナーを
除去するクリーニングローラ30と、そのローラ30に
付着したトナーを掻き取り除去するブレード31と、こ
れらを支持するクリーニングケース32と、ブレード3
1により除去されたトナーをクリーニングケース32外
に搬送するトナー搬送装置32aとを有しているが、他
の適宜な形式のクリーニング装置を用いることもでき
る。クリーニングケース外に搬送されたトナーは、図示
していないトナー収納部に集められる。
【0056】クリーニング装置29を通過した中間転写
体部分は、冷却手段33により冷却される。冷却手段と
して、中間転写体に冷風を吹き当てる送風装置なども採
用できるが、図示した例では、中間転写体の表面と裏面
にそれぞれ接触して中間転写体から熱を奪う複数のヒー
トパイプ34によって冷却手段33が構成されている。
【0057】画像形成装置本体1には、ファン35が設
けられ、このファン35により画像形成装置本体内の空
気が外部に排出され、画像形成装置本体内の温度が過度
に上昇することが阻止される。また、図1における符号
36,36aは、画像形成装置本体1内に設けられた電
装、制御装置を示している。
【0058】図1に示した例では、第1及び第2の転写
手段13,13Aとして、中間転写体3の裏面に圧接し
ながら回転する転写ローラが使用されているが、中間転
写体3の裏面に接触して転写電圧が印加されるブラシ、
ブレード、ブラシローラなどから成る転写手段や、中間
転写体3の裏面から離間して配置された放電チャージャ
から成る転写手段などを採用することもできる。但し、
図示した例のように転写ローラより成る第1及び第2の
転写手段13,13Aを用い、その各ローラを中間転写
体3の裏面に圧接させるように構成すると、第1及び第
2の画像の転写時に、中間転写体3や記録媒体Pを、第
1及び第2の像担持体2,2Aに対して密着させて押し
付けることができるので、画像の転写効率を高めること
が可能となる。
【0059】以上、記録媒体の両面に画像を形成する構
成とその作用を説明したが、この構成によると、記録媒
体Pを中間転写体3と第2の像担持体2Aの間に一度送
り込むだけで、記録媒体の両面に画像を形成することが
できるので、その画像形成に要する時間を短縮でき、両
面記録の生産性を高めることができる。
【0060】また、図示した画像形成装置によって記録
媒体の片面にだけ画像を形成することもできる。この場
合には、第1の像担持体2上には画像が形成されず、第
2の像担持体2Aにのみ、前述したところと全く同様に
して画像が形成される。第1の転写手段13も作動する
ことはないが、中間転写体3と第1の像担持体2は、そ
れぞれ矢印A,B1方向に回転駆動される。
【0061】前述のように給紙装置15又は19から送
り出された記録媒体Pは、レジストローラ対18の回転
により、第2の像担持体2A上に形成された画像に整合
するタイミングで中間転写体3と第2の像担持体2Aと
の間に送り込まれ、第2の転写手段13Aによって第2
の像担持体2A上に形成された画像が記録媒体Pに転写
される。画像を転写された記録媒体は、中間転写体3に
担持されてその中間転写体3と共に移動し、その記録媒
体上に転写された画像は、定着装置20と加熱部材24
との協働作用により記録媒体上に定着される。その後、
この記録媒体は中間転写体3から離れ、ガイド25,2
6により案内されつつ排紙ローラ対27を経て排紙スタ
ック部28上に排出され、ここにスタックされる。この
とき記録媒体は画像が形成された面を下に向けて排紙ス
タック部28上に載置される。従って、数頁に亘る原稿
を1頁から順に処理し、その各画像が形成された記録媒
体を排紙スタック部28にスタックしたとき、その各画
像の頁順が揃えられている。
【0062】第2の像担持体2A上に画像を形成する代
りに、第1の像担持体2にだけ画像を形成し、これを中
間転写体3に転写し、中間転写体3と第2の像担持体2
Aとの間に送り込まれた記録媒体に、第2の転写手段1
3Aによって中間転写体上に転写された画像を転写し、
これを定着した後、その記録媒体を排紙スタック部28
に排出させて、記録媒体の片面にだけ画像を形成するよ
うに構成することもできる。
【0063】ここで、前述の画像形成動作が行われてい
る時、記録媒体Pがその搬送経路中に詰まることがあ
る。このような記録媒体のジャムが発生したとき、画像
形成動作が中断され、第1及び第2の像担持体2,2A
や中間転写体3の回転が止められ、ユーザが詰まった記
録媒体を除去することになる。また、像担持体2,2A
や中間転写体3、或いはその他の要素を修理、点検する
必要もあり、さらには寿命となった要素を交換しなけれ
ばならぬこともある。図示した例では、第1及び第2の
作像ユニット11,11Aが寿命となったとき、そのユ
ニットごと、新たな作像ユニットと交換できるように構
成されている。
【0064】上述の各種メンテナンス作業を行えるよう
に、画像形成装置本体1の主操作面側には、図3及び図
4に示す如く前ドア37が設けられ、この前ドア37を
矢印G方向に開くことにより、画像形成装置本体内を開
放できる。また、図1に示すように、画像形成装置本体
1の上部の部分が、支軸38を介して他の画像形成装置
本体部分に回動開閉自在に支持された上部ドア39とし
て構成され、この上部ドア39を図1に鎖線で示すよう
に開くことにより、画像形成装置本体1の上部を開放で
きるように構成されている。画像形成装置の作動中に前
ドア37や上部ドア39を開くと、図示していないスイ
ッチがオフされ、その画像形成動作が自動的に停止され
る。
【0065】上述のように、上部ドア39を開いて詰ま
った記録媒体を除去し、或いは前ドア39を開いて、詰
まった記録媒体を除去したり、中間転写体3や作像ユニ
ット11,11Aなどを画像形成装置本体外に取り外す
ことができるのであるが、第1及び第2の像担持体2,
2Aと、中間転写体3とが図1に示すように当接した状
態で、上述のメンテナンス作業を行うと、詰まった記録
媒体が像担持体2Aと中間転写体3に強く当り、或いは
中間転写体3と像担持体2,2Aとが強く当って、これ
らの表面に傷が付けられるおそれがある。
【0066】そこで、本例の画像形成装置においては、
中間転写体3が、図1に示したように第1及び第2の像
担持体2,2Aに当接する第1の位置と、図2に示すよ
うに第1及び第2の像担持体2,2Aから離れた第2の
位置との間を作動可能に支持されている。これにより、
上部ドア39や前ドア37を開き、画像形成動作を停止
させた上で、中間転写体3を第1及び第2の像担持体
2,2Aから離間させることができるので、像担持体
2,2Aや中間転写体3の表面に傷を付けることなく、
前述のメンテナンス作業を楽に行うことができる。その
作業終了後、再び中間転写体3を第1及び第2の像担持
体2,2Aに当接させ、上部ドア39や前ドア37を閉
じることにより、画像形成動作を再開することができ
る。
【0067】上述のように、第1及び第2の2つの像担
持体2,2Aを作動させて、これらの像担持体2,2A
と中間転写体3とを接離させるのではなく、中間転写体
3の方を作動させて像担持体2,2Aと中間転写体3を
互いに接離させるので、その接離作業を楽に短時間で行
うことができる。しかも第1及び第2の像担持体を作動
させるように構成した場合に比べ、画像形成装置の構成
の簡素化と、そのコストの低減を達成できる。
【0068】また、本例の画像形成装置においては、図
1及び図2から判るように、中間転写体3を矢印H方向
に揺動させることによって、当該中間転写体3が第1の
位置(図1)と、第2の位置(図2)との間を作動する
ように、中間転写体3が支持されている。このため、中
間転写体3をわずかな角度だけ矢印H方向に回動させれ
ば、中間転写体3と、第1及び第2の像担持体2,2A
とを離間させ、或いはその中間転写体3と、第1及び第
2の像担持体2,2Aとを互いに当接させることがで
き、その接離作業を容易に行うことができる。
【0069】さらに、図示した画像形成装置において
は、図4に示すように、少なくとも、中間転写体3と、
この中間転写体3を支持する支持体40とによって中間
ユニット41が構成されている。図4に示した例では、
支持体40が前後の側板42,43と、これらの側板4
2,43を一体に連結する連結板44より成り、各側板
42,43に、中間転写体3を支持する各ローラ4,5
の軸部が回転自在に支持されている。
【0070】また、本例の画像形成装置においては、図
4には示していないが、図1及び図2に示した転写ロー
ラより成る第1及び第2の転写手段13,13Aと、加
熱部材24と、複数のヒートパイプ34が、両側板4
2,43に回転自在に支持され、かつクリーニング装置
29のケース32が支持体40に一体的に組み付けら
れ、これらの要素13,13A,24,34,29も中
間ユニット41の構成要素をなしている。
【0071】また、図4及び図5に示すように、画像形
成装置本体1の奥側の側板45には、画像形成装置本体
手前側に延びる支持軸46の基端部が固定されている。
この支持軸46は、その手前側の先端部がフリーとなっ
ていて、画像形成装置本体に対して片持梁状に支持され
ている。かかる支持軸46が、中間ユニット41を構成
する支持体40の両側板42,43に形成された孔4
7,48を貫通して延びていて、図1及び図2からも判
るように、中間ユニット41の全体が支持軸46に揺動
可能に支持されている。支持軸46は、ベルトより成る
中間転写体3の内部を横断している。
【0072】支持軸46を画像形成装置本体1に対し
て、その支持軸46の中心軸線まわりに回転できるよう
に支持し、中間ユニット41を支持軸46に対して相対
回転不能に支持してもよく、要は、中間ユニット41が
支持軸46の中心軸線のまわりに揺動できるように、そ
の中間ユニット41を支持軸46に支持するのである。
【0073】その際、図4及び図5に示すように、支持
体40の両側板42,43に、その各孔47,48と同
心状のガイド管70(図1及び図2には示さず)を固定
し、支持軸46をそのガイド管70内に挿通するように
構成することもできる。
【0074】上述のように、中間ユニット41が画像形
成装置本体内に設けられた支持軸46に支持されている
ので、中間ユニット41を支持軸46の中心軸線まわり
に揺動させることによって、中間転写体3を、第1の位
置(図1)と第2の位置(図2)の間を作動させること
ができ、第1及び第2の像担持体2,2Aに対して、中
間転写体3をほぼ同時に安定した状態で、しかも容易に
接離させることができる。
【0075】中間転写体3が第1の位置を占めたとき、
中間ユニット41の揺動を禁止する図示していないロッ
ク装置を設け、中間転写体3が第1の位置に安定した状
態で保持されるように構成することが好ましい。前ドア
37を開き、上記ロック装置のロックを解除することに
よって、中間ユニット41を手操作で自由に揺動させ、
中間転写体3を第2の位置にもたらすことができる。
【0076】また、本例の画像形成装置においては、図
6に示すように、中間転写体3の揺動の中心I(この例
では支持軸46の中心軸線)は、無端ベルトより成る中
間転写体3の内側、すなわちベルトのループの内部側に
位置している。
【0077】さらに、この中心Iは、図6に示す如く、
第1の像担持体2と第2の像担持体2Aの間の領域、す
なわち同図に一点鎖線の斜線を付して示す領域Jに位置
している。この構成によると、中間転写体3ないしは中
間ユニット41を、第1の位置からわずかな角度、中心
Iのまわりに回動させるだけで、中間転写体3を第1及
び第2の像担持体2,2Aから大きく離すことができ、
中間転写体3と、第1及び第2の像担持体2,2Aとの
間に大きなギャップを確保することができる。これによ
り前述のメンテナンス作業を容易に行うことが可能とな
ると共に、第1及び第2の像担持体2,2Aに対する中
間転写体3の接離作業を容易に行うことが可能となる。
【0078】その際、図6に示す如く、支持軸46が、
第1の像担持体2の中心軸線と第2の像担持体2Aの中
心軸線とを結ぶ線L上に位置していると、上述の効果を
より一層確実なものにすることができる。
【0079】また、中間ユニット41は支持軸46に対
してその軸線方向に摺動自在に支持されている。従っ
て、図4に示すように前ドア37を開いた後、中間ユニ
ット41を回動させて中間転写体3を図1に示した第1
の位置から図2に示した第2の位置へと作動させ、次い
でその中間ユニット41を支持軸46に沿って矢印Mで
示した手前側へ引き出すことにより、その中間ユニット
41を図4の如く画像形成装置本体1から外すことがで
きる。逆に中間ユニット41の孔47,48を支持軸4
6に嵌合してその中間ユニット41を矢印Nで示した奥
側へ押し込み、再び中間ユニット41を回動させて中間
転写体3を図1に示した第1の位置にもたらすことによ
り、中間ユニット41を画像形成装置本体内の所定の位
置に装着することができる。このように、中間ユニット
41を支持軸46の軸線方向に沿って移動させることに
より、該中間ユニット41を画像形成装置本体1に対し
て着脱できるように、当該中間ユニット41を支持軸4
6に支持するのである。
【0080】上記構成によれば、支持軸46を案内部材
として、中間転写体3を含む中間ユニット41を着脱で
きるので、その着脱操作を容易に行うことができると共
に、中間ユニット41を揺動させるための支持軸46
が、中間ユニット41を着脱するときの案内部材を兼ね
ているので、画像形成装置の構成を簡素化することがで
きる。
【0081】ところで、図3及び図4を参照して先に説
明したように、画像形成装置本体1の主操作面側に前ド
ア37が設けられているが、この主操作面側とは、一般
に、画像形成装置を操作するユーザが向き合う側であ
る。この側が画像形成装置本体の手前側でもあり、その
反対の側が画像形成装置本体1の奥側である。図3に示
すように、操作部51(図7参照)が設けられる側が、
通常、画像形成装置本体1の主操作面側となる。
【0082】ここで、支持軸46は、前述のように、画
像形成装置本体1の奥側から、手前側、すなわち主操作
面側にほぼ水平に片持梁状に延びており、主操作面側に
設けられた前ドア37を開いて中間ユニット41を画像
形成装置本体1に対して着脱することができる。このよ
うに、中間ユニット41を、画像形成装置本体1に対し
て、その主操作面側から着脱できるように、支持軸46
が配置されているのである。
【0083】上述した構成によると、画像形成装置を操
作するユーザは、画像形成装置本体1の操作面側から中
間ユニット41の着脱作業を行えるので、その作業を容
易に行うことができ、その作業性が高められる。なお、
図1及び図2に示した給紙カセット16も、画像形成装
置本体1の主操作面側から引き出して、ここに記録媒体
を補充できるように構成されている。
【0084】本例の画像形成装置においては、前述のよ
うに、第1の像担持体2と、そのまわりに配設された複
数の作像手段とによって第1の作像ユニット11が構成
されているが、必ずしも、多数の作像手段を第1の作像
ユニット11の構成要素とする必要はない。これは、第
2の作像ユニット11Aにおいても同様である。要は、
第1の像担持体2と、その第1の像担持体2に画像を形
成するための少なくとも1つの作像手段とを第1の作像
ユニット11として構成し、第2の像担持体2Aと、そ
の第2の像担持体2Aに画像を形成するための少なくと
も1つの作像手段とを第2の作像ユニット11Aとして
構成するのである。
【0085】その際、本例の画像形成装置においては、
上述の第1及び第2の作像ユニット11,11Aが、中
間ユニット41の場合と同様に、画像形成装置本体1に
対して、その主操作面側から着脱できるように構成され
ている。具体的には、図1、図2、図4、図8及び図9
に示すように、画像形成装置本体1内に、その奥側から
手前側に延びる第1及び第2のガイドステー52,52
Aがそれぞれ固定され、その各ガイドステー52,52
Aに第1及び第2の作像ユニット11,11Aのユニッ
トケース10,10Aが画像形成装置本体1の前後方向
M,N(図4)に摺動自在に支持されている。従って、
前ドア37を開いた上で、中間転写体3が図2に示した
第2の位置を占めるように中間ユニット41を作動させ
た後、第1及び第2の作像ユニット11,11Aを手前
側に引けば、これらの作像ユニット11,11Aを、図
4に示すように画像形成装置本体1から外すことができ
る(図4には、一方の作像ユニット11Aのみを示
す)。逆に第1及び第2の作像ユニット11,11Aの
ユニットケース10,10Aを第1及び第2のガイドス
テー52,52Aにそれぞれ嵌合し、これらを画像形成
装置本体1の奥側へ押し込めば、これらの作像ユニット
11,11Aを画像形成装置本体内の所定の位置に装着
することができる。その際、各作像ユニット11,11
Aを画像形成装置本体内の所定の位置に装着したとき、
これをその位置にロックする図示していないロック装置
を設け、そのロックを解除することにより、各作像ユニ
ット11,11Aを手前側に引き出せるように構成する
ことが好ましい。
【0086】上述のように、第1及び第2の作像ユニッ
ト11,11Aを画像形成装置本体1の主操作面側から
着脱できるので、これらの作像ユニット11,11Aの
保守点検作業や交換作業を容易に遂行することができ
る。第1及び第2の作像ユニット11,11Aに、図示
していない把手を設けると、これらを一層取り扱いやす
くなる。中間ユニット41についても同様である。
【0087】その際、第1及び第2の作像ユニット1
1,11Aは、第1及び第2のガイドステー52,52
Aのいずれにも装着できるように構成することが好まし
い。例えば、第1及び第2の作像ユニット11,11A
を画像形成装置本体1から外した後、それまで第1のガ
イドステー52により支持されていた第1の作像ユニッ
ト11を第2のガイドステー52Aに嵌合し、これを画
像形成装置本体奥側へ押し込むことにより、その作像ユ
ニットを画像形成装置本体内に装着し、これを第2の作
像ユニットとして使用できるようにする。同様に、それ
まで第2のガイドステー52Aに支持されていた第2の
作像ユニット11Aを第1のステー52に嵌合し、これ
を押し込んで画像形成装置本体内に装着し、当該作像ユ
ニットを第1の作像ユニットとして使用できるようにす
るのである。
【0088】上述のように、第1の作像ユニット11
と、第2の作像ユニット11Aのうちの一方の作像ユニ
ットを、他方の作像ユニットの装着位置にも装着できる
ように、該第1の作像ユニットと第2の作像ユニットを
構成するには、例えば、第1の作像ユニット11と第2
の作像ユニット11Aをほぼ同一の大きさで、かつほぼ
同一の形状に構成すればよい。前述のように、第1及び
第2の作像ユニット11,11Aは同一の構成を有して
いるので、そのいずれの作像ユニットを、第1の作像ユ
ニットとして使用しても、またこれを第2の作像ユニッ
トとして用いても、各像担持体上に所定の画像を形成す
ることができる。
【0089】このように第1及び第2の作像ユニット1
1,11Aに互換性を持たせることにより、作像ユニッ
トの交換時に、ユーザはどの作像ユニットであっても、
これを任意の装着位置に取り付けることができるので、
その装着ミスをなくすことができる。しかも作像ユニッ
トを保管するときも、第1の作像ユニットと第2の作像
ユニットとを区別して保管しておく必要はない。また、
第1及び第2の作像ユニット11,11Aとして同一の
作像ユニットを使用するので、その構成部品の種類を少
なくすることができ、その製造コストを低減できる利点
も得られる。
【0090】ところで、図1を参照して先に説明したよ
うに、第1の作像ユニット11の第1の帯電装置7と第
1の現像装置8の間には、第1の像担持体2に第1の画
像を形成するための第1の露光装置12が設けられ、同
様に第2の作像ユニット11Aの第2の像担持体に第2
の画像を形成するための第2の露光装置12Aが設けら
れている。これらの露光装置12,12Aも、第1及び
第2の各作像ユニット11,11Aの一構成要素として
構成してもよいが、本例の画像形成装置においては、前
述のように、第1及び第2の露光装置12,12Aは第
1及び第2の作像ユニット11,11Aとは別個の部材
として構成されている。これは、一般に、露光装置1
2,12Aは、像担持体やそのまわりに配設された作像
手段よりも寿命が長いため、露光装置を作像ユニットの
一構成要素としその全体を交換できるように構成する
と、未だ充分に使用できる露光装置までも交換してしま
うことがあるためである。
【0091】露光装置12,12Aが寿命となってこれ
を交換するときや、その露光装置12,12Aを清掃す
るようなときは、作像ユニット11,11Aとは別に、
その各露光装置12,12Aだけを画像形成装置本体1
から取り出すことができる。また、第1及び第2の露光
装置12,12Aを画像形成装置本体1内に残したま
ま、第1及び第2の作像ユニット11,11Aを画像形
成装置本体1から取り出すこともできる。第1及び第2
の露光装置12,12Aを、それぞれ画像形成装置本体
1に対して、第1の作像ユニット11と第2の作像ユニ
ット11Aとは別個に着脱可能とするのである。
【0092】具体的には、図1に示すように、第1及び
第2のガイドステー52,52Aに、画像形成装置本体
1の前後方向M,N(図4)、すなわち支持軸46とほ
ぼ平行な方向に延びる第1及び第2のガイドレール5
3,53Aを固着し、その各ガイドレール53,53A
によって各露光装置12,12Aを案内できるように構
成する。これにより、各ガイドレール53,53Aに沿
って各露光装置12,12Aを画像形成装置本体1の手
前側に引き出し、或いは奥側に押し込んでこれを画像形
成装置本体内の所定の位置に装着することができる。こ
のように、第1及び第2の露光装置12,12Aも、画
像形成装置本体1の主操作面側から、当該画像形成装置
本体1に対して着脱することができるのである。
【0093】ところで、第1及び第2の露光装置として
は、書き込み情報に対応して光変調されたレーザ光を出
射し、そのレーザ光を像担持体2,2Aの主走査方向に
走査するレーザ書き込みユニットなどを用いることもで
きるが、図示した例では、ライン状に配列された多数の
光源、例えば多数のLED(発光ダイオード)を有する
アレイ状の露光装置12,12Aが用いられている。各
光源からの光は、図示していないレンズを経て、帯電装
置7,7Aにより一様に帯電された像担持体2,2Aの
表面に結像され、その表面に書き込み情報に対応した静
電潜像を形成する。このような露光装置としては、例え
ば、本出願人の提案に係る実公平2−42454号公報
に記載された光書き込み装置などを用いることができ
る。
【0094】上述の如きアレイ状の露光装置12,12
Aは、そのサイズがレーザ書き込みユニットに比べて非
常に小さいので、これらの露光装置12,12Aが画像
形成装置本体1内で占めるスペースを小さくでき、画像
形成装置本体1を小型化することが可能となる。かかる
第1及び第2の露光装置12,12Aが、画像形成装置
本体1に対して、支持軸46とほぼ平行な方向に着脱可
能に支持されているので、各露光装置12,12Aを容
易に着脱して、その保守作業を行うことができる。
【0095】その際、第1及び第2の露光装置12,1
2Aは、同一の構成を有していると共に、同一の形状と
サイズに形成されている。従って、この両露光装置も作
像ユニット11,11Aの場合と全く同様に、いずれの
ガイドレール53,53Aにも装着することができる。
このように露光装置12,12Aに互換性を持たせるこ
とにより、露光装置を誤った位置に装着するおそれをな
くし、しかもその露光装置を、第1及び第2の露光装置
として区別して保管するような煩雑さをなくすことがで
きる。第1及び第2の露光装置12,12Aには、各像
担持体2,2Aに鏡像と正像の静電潜像を形成する機能
上の相違はあるが、これは、書き込みを制御するコント
ローラにより自由に制御することができる。
【0096】前述のように、中間ユニット41は、画像
形成装置本体1に対してその手前側に引き出し可能に支
持されているが、中間転写体3が第1の位置を占め、従
ってその中間転写体3が第1及び第2の像担持体2,2
Aに当接しているとき、誤って、このままの状態でその
中間ユニット41を手前側に引き出してしまうと、中間
転写体3と第1及び第2の像担持体2,2Aが互いに擦
れ合い、これらの表面に傷が付けられるおそれがある。
【0097】そこで、本例の画像形成装置においては、
中間転写体3が図1に示した第1の位置を占めていると
き、その中間ユニット41が画像形成装置本体1から引
き出されることを禁止する中間ユニット離脱阻止手段が
設けられている。
【0098】第1及び第2の作像ユニット11,11A
も、画像形成装置本体1に対して、その手前側に引き出
し可能に支持されているが、この場合も、中間転写体3
が第1及び第2の像担持体2,2Aに当接した状態で、
第1及び第2の作像ユニット11,11Aを手前側に引
き出してしまうと、中間転写体3と像担持体2,2Aの
表面に傷が付けられるおそれがある。
【0099】そこで、本例の画像形成装置には、中間転
写体3が第1の位置を占めているとき、第1及び第2の
作像ユニット11,11Aが画像形成装置本体1から引
き出されることを禁止する作像ユニット離脱阻止手段が
設けられている。
【0100】図4は前ドア37を開き、中間ユニット4
1と第1及び第2の作像ユニット11,11Aを画像形
成装置本体1から取り出した状態を示し(第1の作像ユ
ニットの図示は省略)、図5は中間ユニット41が画像
形成装置本体1内に装着されたときの概略側断面図であ
り、図8及び図9は中間ユニット41と、第1及び第2
の作像ユニット11,11Aが画像形成装置本体内に装
着された状態で前ドア37を開いたときの概略正面図で
あるが、これらの図に示すように、画像形成装置本体1
の外装カバー54の主操作面側の部分であるカバー前部
55に、中間ユニット41を着脱するとき、その中間ユ
ニット41の通過を許容する形状の切欠56が形成され
ている。
【0101】図8は、この図には示していない中間転写
体3が第1及び第2の像担持体2,2Aに当接した第1
の位置を占めたときの中間ユニット41の状態を示して
いるが、このとき中間ユニット41は、外装カバー55
のカバー前部55よりも画像形成装置本体の奥側に位置
しており、これを主操作面側から見ると、中間ユニット
41の支持体40の一部58が、切欠56に隣接するカ
バー前部55の部分によって構成されたストッパ57に
重なった状態で位置している。従って、中間転写体3が
第1及び第2の像担持体2,2Aに当接した第1の位置
にあるとき、中間ユニット41を手前側に引き出そうと
しても、支持体40の一部58がストッパ57に干渉し
て、当該中間ユニット41の引き出しが禁止される。
【0102】中間転写体3を画像形成装置本体内に収容
したまま、これを図9に示す位置に回動させて、中間転
写体3を第1及び第2の像担持体2,2Aから離れた第
2の位置にもたらすと、中間ユニット41の支持体40
は、ストッパ57に干渉しない位置を占める。そこで、
その中間ユニット41を手前側に引けば、支障なくこれ
を画像形成装置本体外に引き出すことができる。ストッ
パ57を外装カバー以外の部材により構成し、或いは独
立したストッパ部材を画像形成装置本体1に固定して、
これをストッパとすることもできる。いずれの場合も、
ストッパは画像形成装置本体側に設けられる。
【0103】上述のように、図に一例として示した中間
ユニット離脱阻止手段は、中間転写体3が第1の位置を
占めたとき、中間ユニット41に干渉して該中間ユニッ
ト41の引き出しを禁止する画像形成装置本体側のスト
ッパ57によって構成され、中間転写体3が第2の位置
を占めたとき、中間ユニット41の引き出しが可能とな
るように、当該中間ユニット41とストッパ57とが干
渉しない位置に、当該ストッパ57が設けられている。
【0104】また、図4、図8及び図9に示すように、
中間ユニット41の支持体40には、第1及び第2の突
起59,59Aがそれぞれ形成され、第1及び第2の作
像ユニット11,11Aの各ユニットケース10,10
Aには、第1及び第2の凹部60,60Aがそれぞれ形
成されている。中間転写体3が第1の位置を占め、従っ
て中間ユニット41が前述のストッパ57によって引き
出しを禁止された状態にあるとき、図8に示すように、
中間ユニット41の第1及び第2の突起59,59A
が、第1及び第2の作像ユニット11,11Aの第1及
び第2の凹部60,60Aにそれぞれ係合する。従っ
て、第1及び第2の作像ユニット11,11Aが、中間
ユニット41に対して、画像形成装置本体1の手前側に
移動することが禁止される。このとき、ストッパ57に
よって中間ユニット41は画像形成装置本体手前側に引
き出されることが禁止されているので、第1及び第2の
作像ユニット11,11Aを手前側に引いても、その作
像ユニット11,11Aは画像形成装置本体手前側に引
き出されることはない。
【0105】中間ユニット41を図9に示した位置に回
動させて、中間転写体3を第1及び第2の像担持体2,
2Aに当接しない第2の位置にもたらすと、中間ユニッ
ト41の第1及び第2の突起59,59Aが第1及び第
2の作像ユニット11,11Aの第1及び第2の凹部6
0,60Aからそれぞれ外れる。従って、この状態で
は、第1及び第2の作像ユニット11,11Aをそれぞ
れ画像形成装置本体1の手前側に引き出すことができ
る。
【0106】上述した例では、中間ユニット41の側に
突起59,59Aを設け、第1及び第2の作像ユニット
11,11Aの方に凹部60,60Aを設けてこれらの
係合部を構成したが、逆に、第1及び第2の作像ユニッ
ト側に突起を設け、中間ユニット側に凹部を設けるなど
して、これらの係合部を構成することもできる。
【0107】いずれにしても、本例の作像ユニット離脱
阻止手段は、中間転写体31が第1の位置を占めたと
き、第1及び第2の作像ユニット11,11Aの引き出
しを禁止するように、該第1及び第2の作像ユニット1
1,11Aと中間ユニット41が互いに係合する係合部
より成り、中間転写体3が第2の位置を占めたとき、第
1及び第2の作像ユニット11,11Aの引き出しが可
能となるように、上記係合部の係合が解除されるように
構成されている。
【0108】上述の如き中間ユニット離脱阻止手段と、
作像ユニット離脱阻止手段を設けることによって、中間
転写体3と、第1及び第2の像担持体2,2Aが当接し
た状態で、これらを引き出してしまう不具合を阻止でき
る。
【0109】ところで、図1を参照して先に説明したよ
うに、本例の画像形成装置においては、第2の転写手段
13Aによって、中間転写体3に転写された第1の画像
と、第2の像担持体2Aに形成された第2の画像を記録
媒体Pの一方の面と他方の面にそれぞれ同時に転写する
ように構成されているので、第1及び第2の画像をそれ
ぞれ別々の転写手段によって記録媒体の各面に転写する
構成を採用した場合に比べ、転写工程と、画像形成装置
の構成を簡素化することができる。
【0110】勿論、中間転写体上の第1の画像と、第2
の像担持体上の第2の画像を別々の転写手段によって、
記録媒体の各面に転写するように構成してもよく、その
場合には、第1の画像と第2の画像のいずれか一方が先
に記録媒体に転写され、その他方が、後から記録媒体に
転写される。
【0111】また、図1に示した転写手段13Aにより
転写される直前の中間転写体3上の第1の画像の帯電極
性を第1の極性、第2の像担持体2A上の第2の画像の
帯電極性を第2の極性とすると、転写手段13Aは、第
1の極性に帯電した中間転写体上の第1の画像と、第1
の極性とは逆の第2の極性に帯電した第2の像担持体2
A上の第2の画像を、記録媒体Pの一方の面と他方の面
にそれぞれ転写するように構成されている。これによ
り、共通の転写手段13Aによって、第1の画像と第2
の画像を、同時に記録媒体の各面に転写することが可能
となる。
【0112】さらに、本例の画像形成装置においては、
前述の如く、第1及び第2の像担持体2,2Aには、第
2の極性に帯電した第1の画像と第2の画像がそれぞれ
形成され、中間転写体3に転写された第1の画像の帯電
極性を、その第1の画像が中間転写体に転写される前
に、第1の極性に変換させる極性変換手段が設けられて
いるので、第1及び第2の作像ユニット11,11Aを
同一構成にしても、第1の画像と第2の画像を同時に記
録媒体に転写するとき、その各画像の帯電極性を互いに
逆の極性とし、これらの画像を共通の転写手段13Aに
よって確実に記録媒体Pの各面に転写することができ
る。
【0113】また、図1に示した画像形成装置において
は、前述のように、中間転写体3から離れる前の記録媒
体Pの各面に転写された第1及び第2の画像を定着装置
20によって定着するように構成されている。定着装置
20は、中間転写体3に重ね合された状態の記録媒体P
の一方の面と他方の面にそれぞれ転写された第1及び第
2の画像を定着するように配置されているのである。
【0114】図10を参照して後に説明するように、定
着装置20を中間転写体3から分離して配置し、中間転
写体3から離れた記録媒体の面に形成された画像をその
定着装置によって定着するように構成することもできる
が、この構成によると、中間転写体3から離れた記録媒
体は、中間転写体3によって支持されないため、その搬
送安定性が低下し、かかる記録媒体に担持された未定着
トナーより成る画像が乱されるおそれがある。
【0115】これに対し、図1に示した画像形成装置の
ように、中間転写体3から離れる前の記録媒体に転写さ
れた各画像を定着するように構成すれば、第1及び第2
の画像の転写位置から定着位置へ移動する記録媒体を中
間転写体3によって保持できるので、その搬送安定性が
高まり、この間に、未定着トナーより成る画像が乱され
る不具合を防止でき、定着後の画像の品質を高めること
ができる。
【0116】また、図2から判るように、中間転写体3
を第1及び第2の像担持体2,2Aから離間した第2の
位置にもたらしたとき、中間転写体3が定着装置20、
本例ではその定着ローラ22からも離れるように、当該
定着ローラ22が配置されている。このため、中間ユニ
ット41を画像形成装置本体に対して着脱するとき、そ
の中間転写体3に定着装置20が摺接して当該中間転写
体3の表面に傷が設けられる不具合を阻止できる。中間
転写体3を図1に示した第1の位置にもたらせば、定着
装置20の定着ローラ22は中間転写体3に当接し、前
述の定着動作を行うことができる。
【0117】本例の定着装置20は、直接、又は記録媒
体を介して中間転写体3に当接し、少なくとも熱の作用
で第1及び第2の画像を記録媒体に定着するように構成
されているので、中間転写体3も高温度に加熱され、高
温度のままの中間転写体上に第1の像担持体2から第1
の画像を転写すると、中間転写体表面にトナーが融着し
てしまうおそれがある。また、第1の像担持体2に熱が
与えられ、その像担持体2が早期に劣化するおそれもあ
る。
【0118】ところが、本例の画像形成装置において
は、前述のように、中間転写体表面の移動方向に関し、
定着の行われる定着位置よりも下流側であって、第1の
像担持体2から中間転写体3に第1の画像が転写される
転写位置よりも上流側の中間転写体部分を冷却する冷却
手段33が設けられているので、第1の像担持体2から
第1の画像を中間転写体上に転写する前に、その中間転
写体3の温度を下げることができる。これにより上述し
た不具合の発生を阻止できる。
【0119】また、本例の画像形成装置の中間転写体3
は、複数のローラ4,5に巻き掛けられて走行駆動され
る無端状のベルトより成るが、該ベルトが、耐熱性の基
体と、その表面に積層された低表面エネルギーの表層と
を具備し、その無端状のベルトの全体の体積抵抗率が1
乃至1012Ωcmに設定されていると有利である。
例えば、上記基体を、50μm乃至200μmの厚さのポ
リイミド又はポリアミドイミドにより構成し、上記表層
を、例えばテフロン(登録商標)などのフッ素樹脂によ
り構成することができる。ベルト表面の表面抵抗率は、
例えば10乃至1012Ω/□の範囲に設定すること
が好適である。
【0120】ベルトより成る中間転写体3の抵抗率を上
述のように設定することにより、第1の像担持体2から
中間転写体表面への第1の画像の転写効率を高めること
ができ、しかもその表面の表面エネルギーを低くするこ
とにより、中間転写体3から記録媒体への画像の転写効
率を高めることができる。さらに、中間転写体3には、
定着ローラ22や加熱部材24から多量の熱が付与され
るが、その中間転写体3の基体を上述の如く耐熱性材料
により構成することによって、これが早期に熱劣化する
不具合を阻止できる。記録媒体を中間転写体3に重ねた
状態で画像を熱定着する構成を支障なく実現できるので
ある。
【0121】また、図3に示すように、上述した各構成
の画像形成装置と、例えばホストコンピュータ61より
成るホスト機器とを接続して画像形成システムを構成す
ることもできる。この場合、作像条件などの画像形成装
置への指示は、ホストコンピュータ61又は画像形成装
置本体1に設けられた操作部51を用いて行うことがで
きる。
【0122】例えば、図7に拡大して示した操作部51
の両面釦を押下することによって、記録媒体の両面に画
像を形成する両面プリントモードを選択したり、給紙釦
を押下して、特殊紙の選択をしたり、設定釦を押下し
て、給紙装置15又は手差し給紙装置19を選択するこ
とができる。また、ホストコンピュータ51のディスプ
レイに詳細な画像を表示させ、これに従って出力すべき
画像の作像プロセス条件などを指示するようにしてもよ
い。画像形成装置からの情報をディスプレイに表示する
こともできる。記録媒体の特性を画像形成装置に伝える
インプットには、操作部51やホストコンピュータ61
の入力画像を参照し、キーボードから入力したり、或い
は給紙トレイに選択スイッチを設けておき、セットした
記録媒体に対応するスイッチを操作することにより行う
ことができる。また、封筒専用の給紙トレイや、はがき
専用の給紙トレイを用意しておき、その給紙トレイを画
像形成装置本体にセットすることにより、そのトレイを
識別させ、使用する記録媒体の特性をインプットするこ
ともできる。このように、ホストコンピュータ61で扱
う情報を、目的や記録媒体の種類に応じてプリントする
ことができる。
【0123】図3に示した画像形成システムは、所謂ネ
ットワークで結ばれたシステムで、画像形成装置は主に
ホストコンピュータ61の出力装置としての役割を担っ
ている。画像形成装置とホストコンピュータをケーブル
を介さず、無線で結ばれたシステムとすることもでき
る。
【0124】図10に示した画像形成装置は、前述のよ
うに、定着装置20が、記録媒体Pの搬送方向に関し、
中間転写体3よりも下流側に位置している。この定着装
置20は、内部にヒータ62を内蔵した定着ローラ63
と、これに圧接した加圧ローラ64を有し、これらのロ
ーラ63,64がそれぞれ矢印方向に回転駆動され、そ
の間を記録媒体が通過するとき、これに転写された画像
が定着される。また、図10に示したベルトより成る中
間転写体3も、複数のローラ4,5,65に巻き掛けら
れて矢印A方向に駆動されるが、その裏面側に加熱部材
は設けられていない。他の構成は、図1乃至図9に示し
た画像形成装置と変りはない。図11は、図10に示し
た中間転写体3が作動して第1及び第2の像担持体2,
2Aから離間したときの状態を示している。
【0125】以上、単色画像を記録媒体に形成する画像
形成装置について説明したが、カラー画像を形成する画
像形成装置にも、上述した各構成を採用することができ
る。図12はその一例を示す概略断面図である。ここに
示した画像形成装置は、中間転写体3に接離可能に配置
された中間転写ドラム(ベルトであってもよい)より成
る第1及び第2の像担持体102,102Aを有してい
て、その各像担持体102,102Aに第1及び第2の
感光体202,202Aがそれぞれ当接している。画像
形成動作が開始された時、第1及び第2の像担持体10
2,102Aは中間転写体3から離間している。中間転
写体3は矢印A方向に回転駆動され、第1及び第2の像
担持体102,102Aは矢印B1,B2で示した方向
に、また感光体202,202Aは矢印B11,B12
方向にそれぞれ回転駆動される。
【0126】第1の感光体202は、第1の帯電装置1
07で帯電され、その帯電面が第1の露光装置112に
よって露光され、像担持体表面に静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、第1の現像装置108によって、
トナー像として可視像化されるが、この現像装置108
は、回転可能に支持されていて、イエロー現像器108
Y、マゼンタ現像器108M、シアン現像器108C及
びブラック現像器108Kを有するリボルバータイプの
現像装置として構成されている。先ずそのイエロー現像
器108Yが第1の感光体202に対向し、上記静電潜
像をイエロートナーの画像として可視像化する。このイ
エロー画像は転写手段66により第1の像担持体102
上に転写され、その転写後の感光体202上に付着する
トナーは第1のクリーニング装置109によって除去さ
れ、次いで第1の除電装置106によって感光体の表面
電位が初期化される。
【0127】次いで、第1の感光体202上には、上述
したところと同様にして、但し第1の感光体202に対
向したマゼンタ現像器108Mを用いて、マゼンタ画像
が形成され、これが第1の像担持体102上にイエロー
画像に重ね合せて転写される。次いで感光体202上に
は順次、シアン画像、ブラック画像がそれぞれ形成さ
れ、これらが順次第1の像担持体102上に重ね転写さ
れる。
【0128】このようにして第1の像担持体102上に
転写されたカラートナー像より成る第1の画像は、第1
の転写手段13より中間転写体3上に一括して転写され
る。この一括転写時に、第1の像担持体102は中間転
写体3に当接すると共に、その転写残トナーは、第1の
像担持体102に当接したクリーニング部材67によっ
て除去される。感光体202から像担持体102へトナ
ー画像を転写しているとき、クリーニング部材67は像
担持体102から離間している。
【0129】中間転写体3上に転写された第1の画像の
帯電極性は、チャージャ14によって反転される。
【0130】第2の感光体202Aのまわりにも、第1
の感光体202の場合と同様に、第2の帯電装置107
A、第2の露光装置112A、イエロー現像器108Y
A、マゼンタ現像器108MA、シアン現像器108C
A及びブラック現像器108KAを有するリボルバータ
イプの第2の現像装置108A、第2のクリーニング装
置109A並びに第2の除電装置106Aがそれぞれ設
けられ、第1の感光体202の場合と全く同様にして、
第2の感光体202A上に順次、異なった色のトナーよ
り成る画像が形成され、これらが転写手段66Aによ
り、順次第2の像担持体102A上に重ね転写される。
【0131】給紙装置15又は手差し給紙装置19から
送り出された記録媒体Pは、第2の像担持体102Aと
中間転写体3との間に送り込まれる。このとき、第2の
像担持体102Aは中間転写体3に当接し、第2の転写
手段13Aによって、中間転写体3上の第1のカラー画
像と、第2の像担持体102A上の第2のカラー画像が
記録媒体Pの一方の面と他方の面にそれぞれ転写され
る。転写後に第2の像担持体102Aに付着する転写残
トナーは、その像担持体102Aに当接したクリーニン
グ部材67Aによって除去される。このクリーニング部
材67Aも、第2の像担持体102Aへの各色の画像の
転写時には、第2の像担持体102Aから離間してい
る。記録媒体に転写された第1及び第2の画像は定着装
置20によって定着される。定着装置20を通った記録
媒体は、排紙ローラ対27によって排紙スタック部28
上に排出される。
【0132】図12に示した例の場合には、第1の像担
持体102と、第1の感光体202と、その感光体20
2及び第1の像担持体102のまわりに配置された少な
くとも1つの作像手段とによって第1の作像ユニット1
11が構成され、同じく、第2の像担持体102Aと、
第2の感光体202Aと、該感光体202A及び第2の
像担持体102Aのまわりに配設された少なくとも1つ
の作像手段とによって第2の作像ユニット111Aが構
成される。各作像ユニット111,111Aは、各ガイ
ドステー52,52Aに摺動自在に支持され、各露光装
置112,112Aは、各ガイドステー52,52Aに
固着された各ガイドレール53,53Aに摺動自在に支
持されている。
【0133】上述した構成以外の構成は、図1乃至図9
に示した画像形成装置と変りはない。例えば、中間転写
体3や、第1及び第2の作像ユニット111,111A
を引き出すときは、これに先立って、中間転写体3を、
その揺動中心のまわりに回動させ、その中間転写体3と
第1及び第2の像担持体102,102Aとを離間させ
て、これらの間にギャップを形成する。このギャップ
は、支持軸46と、第1及び第2の像担持体102,1
02Aとの位置関係が、図1の場合と同様に構成されて
いることにより確保される。図1に示した各要素に対応
する図12の各要素には、図1と同一の符号を付してあ
る。
【0134】図13に示した画像形成装置においては、
中間転写体3に対して、感光体より成る4つの第1の像
担持体302Y,302M,302C,302Kが当接
していると共に、同じく感光体より成る4つの第2の像
担持体302YA,302MA,302CA,302K
Aが当接し、その各第1の像担持体のまわりにそれぞれ
配設された作像手段(図示せず)によって、各第1の像
担持体302Y,302M,302C,302K上にイ
エロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナーより成
る各色の第1の画像がそれぞれ形成され、これらの画像
が中間転写体3上に重ねて転写される。その重ね合わさ
れた第1の画像の帯電極性がチャージャ14により反転
され、次いでその第1の画像が、給紙装置15又は19
から給送された記録媒体の一方の面に転写される。ま
た、各第2の像担持体302YA,302MA,302
CA,302KA上にも、それぞれイエロー、マゼン
タ、シアン及びブラックのトナーより成る各色の第2の
画像がそれぞれ形成され、これらの第2の画像が記録媒
体の他方の面に重ね合せられて転写される。記録媒体の
各面に転写された第1及び第2の画像は、定着装置20
により定着され、その記録媒体は排紙スタック部28上
に排出される。
【0135】この例では、4つの第1の像担持体302
Y,302M,302C,302Kと、その各像担持体
のまわりに配設された少なくとも1つの作像手段によ
り、第1の作像ユニット211が構成され、同じく4つ
の第2の像担持体302YA,302MA,302C
A,302KAと、その各像担持体のまわりに配設され
た少なくとも1つの作像手段によって第2の作像ユニッ
ト211Aが構成される。他の構成は、図1乃至図9に
示した画像形成装置と変りはない。図1に示した各要素
に対応する図13の各要素には、図1と同一の符号を付
してある。この例のように第1及び第2の像担持体が複
数個ずつ設けられることもある。
【0136】また、図12及び図13に示した画像形成
装置の場合にも、定着装置20を、図10の場合と同様
に中間転写体3から離して設けることもでき、また記録
媒体の片方の面にのみ画像を形成することもできる。
【0137】本発明は、プリンタに限らず、電子複写
機、ファクシミリ、印刷機、或いはこれらの複合機など
の画像形成装置、及びその画像形成装置を有する画像形
成システムにも広く適用できるものである。また、中間
転写体と像担持体とを離間させる構成や、中間ユニット
及び作像ユニットの離脱阻止に関する構成などは、中間
転写体の片側にだけ像担持体が配置されている画像形成
装置にも適用できるものである。
【0138】
【発明の効果】請求項1乃至3に係る発明によれば、簡
単な構成により、しかも簡単な操作によって、中間転写
体を第1及び第2の像担持体から離間させることができ
る。
【0139】請求項4及び5に係る発明によれば、中間
転写体をわずかに作動させるだけで、中間転写体と、第
1及び第2の像担持体とを大きく離間させることができ
る。
【0140】請求項6及び7に係る発明によれば、中間
ユニットを画像形成装置本体に対して容易に着脱するこ
とができる。
【0141】請求項8に係る発明によれば、第1及び第
2の作像ユニットを画像形成装置本体に対して容易に着
脱することができる。
【0142】請求項9及び10に係る発明によれば、作
像ユニットの装着ミスをなくすことができる。
【0143】請求項11に係る発明によれば、第1及び
第2の露光装置を、第1及び第2の作像ユニットとは別
に画像形成装置本体に対して着脱することができる。
【0144】請求項12に係る発明によれば、画像形成
装置本体の小型化が可能となり、しかも第1及び第2の
露光装置を簡単に画像形成装置本体に対して着脱するこ
とができる。
【0145】請求項13に係る発明によれば、中間転写
体と、第1及び第2の像担持体とを当接させたまま、中
間ユニットを引き出してしまう不具合を阻止できる。
【0146】請求項14に係る発明によれば、中間転写
体と、第1及び第2の像担持体とを当接させたまま、第
1及び第2の作像ユニットを引き出してしまう不具合を
阻止できる。
【0147】請求項15に係る発明によれば、中間ユニ
ット離脱阻止手段と、作像ユニット離脱阻止手段を、簡
単かつ低コストで構成することができる。
【0148】請求項16乃至18に係る発明によれば、
共通の転写手段によって、中間転写体上の第1の画像と
第2の像担持体上の第2の画像を同じ記録媒体の一方の
面と他方の面に転写することができる。
【0149】請求項19に係る発明によれば、定着装置
により定着される前の画像が乱される不具合を防止でき
る。
【0150】請求項20に係る発明によれば、中間転写
体の着脱時に、その中間転写体に定着装置が当接して当
該中間転写体に傷が付けられる不具合を防止できる。
【0151】請求項21に係る発明によれば、定着装置
によって加熱された中間転写体を冷却できる。
【0152】請求項22及び23に係る発明によれば、
中間転写体への第1の画像の転写効率と、中間転写体か
ら記録媒体への第1の画像の転写効率を高め、しかも中
間転写体の寿命を伸ばすことができる。
【0153】請求項24に係る発明によれば、画像形成
装置の操作性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略断面図である。
【図2】図1に示した中間転写体を第1及び第2の像担
持体から離したときの概略断面図である。
【図3】画像形成装置とホストコンピュータの外観斜視
図である。
【図4】前ドアを開いて、中間ユニットと作像ユニット
を画像形成装置本体から取り出したときの様子を示す斜
視図である。
【図5】画像形成装置本体内にセットされた中間ユニッ
トを示す概略側断面図である。
【図6】第1及び第2の像担持体と支持軸との位置関係
を説明する図である。
【図7】操作部の拡大図である。
【図8】前ドアを開いたときの中間ユニットと第1及び
第2の作像ユニットの様子を示す概略正面図である。
【図9】図8に示した中間ユニットを回動させたときの
概略正面図である。
【図10】画像形成装置の他の例を示す概略断面図であ
る。
【図11】図10に示した画像形成装置の中間転写体を
第1及び第2の像担持体から離間させたときの概略断面
図である。
【図12】画像形成装置のさらに他の例を示す概略断面
図である。
【図13】画像形成装置のさらに別の例を示す概略断面
図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 2 第1の像担持体 2A 第2の像担持体 3 中間転写体 11 第1の作像ユニット 11A 第2の作像ユニット 12 第1の露光装置 12A 第2の露光装置 13A 転写手段 20 定着装置 33 冷却手段 40 支持体 41 中間ユニット 46 支持軸 57 ストッパ 61 ホストコンピュータ 102 第1の像担持体 102A 第2の像担持体 111 第1の作像ユニット 111A 第2の作像ユニット 211 第1の作像ユニット 211A 第2の作像ユニット 302Y 第1の像担持体 302M 第1の像担持体 302C 第1の像担持体 302K 第1の像担持体 302YA 第2の像担持体 302MA 第2の像担持体 302CA 第2の像担持体 302KA 第2の像担持体 P 記録媒体 I 揺動中心 J 領域 L 線

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像が形成される第1の像担持体
    と、該第1の像担持体に形成された第1の画像が転写さ
    れる中間転写体と、第2の画像が形成される第2の像担
    持体とを有し、前記第1の像担持体と第2の像担持体は
    互いに対向して位置し、前記中間転写体は前記第1の像
    担持体と第2の像担持体の間に配置されていて、前記中
    間転写体に転写された第1の画像を記録媒体の一方の面
    に転写し、前記第2の像担持体に形成された第2の画像
    を前記記録媒体の他方の面に転写して記録画像を得る画
    像形成装置において、 前記中間転写体が、第1及び第2の像担持体に当接する
    第1の位置と、第1及び第2の像担持体から離れた第2
    の位置との間を作動可能に支持されていることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写体を揺動させることによ
    り、該中間転写体が前記第1の位置と第2の位置との間
    を作動するように、当該中間転写体を支持した請求項1
    に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも、前記中間転写体と、該中間
    転写体を支持する支持体とによって中間ユニットを構成
    し、該中間ユニットを支持軸の中心軸線まわりに揺動さ
    せることによって前記中間転写体が第1の位置と第2の
    位置の間を作動するように、当該中間ユニットを前記支
    持軸に支持した請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記中間転写体の揺動中心が、前記第1
    の像担持体と第2の像担持体の間の領域に位置している
    請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記支持軸が、前記第1の像担持体の中
    心軸線と第2の像担持体の中心軸線とを結ぶ線上に位置
    している請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記中間ユニットを前記支持軸に沿って
    移動させることにより、該中間ユニットを画像形成装置
    本体に対して着脱できるように、当該中間ユニットを支
    持軸に支持した請求項3乃至5のいずれかに記載の画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 前記中間ユニットを、画像形成装置本体
    に対して、その主操作面側から着脱できるように、前記
    支持軸を配置した請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の像担持体と、該第1の像担持
    体に画像を形成するための少なくとも1つの作像手段と
    を第1の作像ユニットとして構成し、前記第2の像担持
    体と、該第2の像担持体に画像を形成するための少なく
    とも1つの作像手段とを第2の作像ユニットとして構成
    すると共に、該第1及び第2の作像ユニットを、画像形
    成装置本体に対して、その主操作面側から着脱可能とし
    た請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の像担持体と、該第1の像担持
    体に画像を形成するための少なくとも1つの作像手段と
    を第1の作像ユニットとして構成し、前記第2の像担持
    体と、該第2の像担持体に画像を形成するための少なく
    とも1つの作像手段とを第2の作像ユニットとして構成
    し、第1の作像ユニットと第2の作像ユニットのうちの
    一方の作像ユニットを、他方の作像ユニットの装着位置
    にも装着できるように、該第1の作像ユニットと第2の
    作像ユニットを構成した請求項1乃至8のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の作像ユニットと第2の作像
    ユニットがほぼ同一の大きさで、かつほぼ同一の形状に
    構成されている請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の像担持体と、該第1の像担
    持体に画像を形成するための少なくとも1つの作像手段
    とを第1の作像ユニットとして構成し、前記第2の像担
    持体と、該第2の像担持体に画像を形成するための少な
    くとも1つの作像手段とを第2の作像ユニットとして構
    成すると共に、前記第1の像担持体に第1の画像を形成
    するための第1の露光装置と、前記第2の像担持体に第
    2の画像を形成するための第2の露光装置とを設け、該
    第1及び第2の露光装置を、それぞれ画像形成装置本体
    に対して、前記第1の作像ユニットと第2の作像ユニッ
    トとは別個に着脱可能とした請求項1乃至10のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記第1及び第2の露光装置は、ライ
    ン状に配列された多数の光源を有する露光装置より成
    り、該第1及び第2の露光装置を、画像形成装置本体に
    対して、前記支持軸とほぼ平行な方向に着脱可能とした
    請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 少なくとも、前記中間転写体と、該中
    間転写体を支持する支持体とによって中間ユニットを構
    成し、かつ該中間ユニットを画像形成装置本体に対して
    引き出し可能に支持すると共に、前記中間転写体が前記
    第1の位置を占めているとき、前記中間ユニットが画像
    形成装置本体から引き出されることを禁止する中間ユニ
    ット離脱阻止手段を設けた請求項1乃至12のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の像担持体と、該第1の像担
    持体に画像を形成するための少なくとも1つの作像手段
    とを第1の作像ユニットとして構成し、前記第2の像担
    持体と、該第2の像担持体に画像を形成するための少な
    くとも1つの作像手段とを第2の作像ユニットとして構
    成すると共に、前記第1の作像ユニットと第2の作像ユ
    ニットを画像形成装置本体に対して引き出し可能に支持
    し、前記中間転写体が前記第1の位置を占めていると
    き、前記第1及び第2の作像ユニットが画像形成装置本
    体から引き出されることを禁止する作像ユニット離脱阻
    止手段を設けた請求項1乃至13のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の像担持体と、該第1の像担
    持体に画像を形成するための少なくとも1つの作像手段
    とを第1の作像ユニットとして構成し、前記第2の像担
    持体と、該第2の像担持体に画像を形成するための少な
    くとも1つの作像手段とを第2の作像ユニットとして構
    成すると共に、前記第1の作像ユニットと第2の作像ユ
    ニットを画像形成装置本体に対して引き出し可能に支持
    し、少なくとも前記中間転写体と、該中間転写体を支持
    する支持体とによって中間ユニットを構成し、該中間ユ
    ニットを画像形成装置本体に対して引き出し可能に支持
    し、前記中間転写体が前記第1の位置を占めていると
    き、前記中間ユニットが画像形成装置本体から引き出さ
    れることを禁止する中間ユニット離脱阻止手段と、前記
    中間転写体が前記第1の位置を占めているとき、前記第
    1及び第2の作像ユニットが画像形成装置本体から引き
    出されることを禁止する作像ユニット離脱阻止手段とを
    設け、前記中間ユニット離脱阻止手段は、前記中間転写
    体が第1の位置を占めたとき、前記中間ユニットに干渉
    して該中間ユニットの引き出しを禁止する画像形成装置
    本体側のストッパより成り、中間転写体が前記第2の位
    置を占めたとき、該中間ユニットの引き出しが可能とな
    るように、当該中間ユニットと前記ストッパとが干渉し
    ない位置に、当該ストッパが設けられ、前記作像ユニッ
    ト離脱阻止手段は、前記中間転写体が第1の位置を占め
    たとき、前記第1及び第2の作像ユニットの引き出しを
    禁止するように、該第1及び第2の作像ユニットと前記
    中間ユニットが互いに係合する係合部より成り、中間転
    写体が前記第2の位置を占めたとき、第1及び第2の作
    像ユニットの引き出しが可能となるように、前記係合部
    の係合が解除される請求項1乃至12のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記中間転写体に転写された第1の画
    像と第2の像担持体に形成された第2の画像を記録媒体
    の一方の面と他方の面にそれぞれ同時に転写する転写手
    段を有する請求項1乃至15のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  17. 【請求項17】 前記転写手段は、第1の極性に帯電し
    た中間転写体上の第1の画像と、第1の極性とは逆の第
    2の極性に帯電した第2の像担持体上の第2の画像を、
    記録媒体の一方の面と他方の面にそれぞれ転写する請求
    項16に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記第1及び第2の像担持体には、前
    記第2の極性に帯電した第1の画像と第2の画像がそれ
    ぞれ形成され、中間転写体に転写された第1の画像の帯
    電極性を第1の極性に変換させる極性変換手段を設けた
    請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記中間転写体に重ね合された状態の
    記録媒体の一方の面と他方の面にそれぞれ転写された第
    1及び第2の画像を定着するように配置された定着装置
    を有する請求項1乃至18のいずれかに記載の画像形成
    装置。
  20. 【請求項20】 前記中間転写体を前記第2の位置にも
    たらしたとき、該中間転写体が前記定着装置からも離れ
    るように、該定着装置を配置した請求項19に記載の画
    像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記定着装置を、少なくとも熱の作用
    で前記第1及び第2の画像を記録媒体に定着するように
    構成し、中間転写体表面の移動方向に関し、前記定着の
    行われる定着位置よりも下流側であって、前記第1の像
    担持体から中間転写体に第1の画像が転写される転写位
    置よりも上流側の中間転写体部分を冷却する冷却手段を
    設けた請求項19又は20に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記中間転写体は、複数のローラに巻
    き掛けられて走行駆動される無端状のベルトより成り、
    該ベルトは、耐熱性の基体と、その表面に積層された低
    表面エネルギーの表層とを具備し、該無端状のベルトの
    全体の体積抵抗率が10乃至1012Ωcmに設定され
    ている請求項1乃至21のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  23. 【請求項23】 前記基体は、50μm乃至200μmの
    厚さのポリイミド又はポリアミドイミドより成り、前記
    表層はフッ素樹脂より成る請求項22に記載の画像形成
    装置。
  24. 【請求項24】 請求項1乃至23のいずれかに記載の
    画像形成装置と、ホスト機器とを接続して成る画像形成
    システム。
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