JP2004109669A - 画像形成装置および画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記録媒体Pの一側の面には感光体1から、他側の面には感光体1から中間転写ベルト10に転写された画像を再度転写して記録媒体Pの両面に画像を形成する画像形成装置において、記録媒体Pを中間転写ベルト10から定着(加熱)装置30に直接受け渡すとともに、定着装置30の記録媒体Pの搬送速度を中間転写ベルト10の搬送速度以下の速度に設定し、また、受け渡す部位の中間転写ベルト10と定着装置30との距離を60mm以下に設定する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体の両面に画像を形成する画像形成装置及びこの画像形成装置を使用した画像形成システムに係り、特に、両面画像形成時の画像定着に特徴のある画像形成装置及び画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用紙の表裏両面に画像を記録させる方式として、一度定着装置を通過させた用紙を反転させ、再度用紙の別の面にトナーを転写させ定着させる方式が一般的に使用されている。この方式は、用紙の搬送方向を切り換えや、一度定着された用紙の加熱によるカールなどのため、搬送時の信頼性に問題があった。
【0003】
そこで、例えば特開平1―209470号公報には、記録媒体(用紙)Pの両面にトナー像を形成した後、定着を1回で済ませてしまうという発明が開示されている。この発明は、感光体上に形成した第1画像を第1の転写手段で転写ベルトに転写し、次に感光体上に形成した第2画像を第1の転写手段で転写紙の一面に転写した後、転写ベルト上の第1画像を第2の転写手段で転写紙の他面に転写することによって転写紙の両面に画像を転写し、定着するようにしている。
【0004】
また、特開平10−142869号公報には、用紙の両面にトナー像を転写した後、定着装置に用紙を搬送するが、その搬送路に拍車を設置し、未定着の画像の乱れを防止するようにした発明が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平1―209470号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平10−142869号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記特開平10−142869号公報開示の発明では、未定着のトナーを保持した用紙を定着装置まで搬送する拍車が、経時的にトナーで汚れ、画像にそのトナーが移り、画像品質を劣化させる恐れがある。
【0008】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、前記拍車のような搬送手段を不用とし、しかも、未定着の画像の乱れを防止することができ、1回の定着で記録媒体の両面に高品質の画像形成が可能な画像形成装置及び画像形成システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、記録媒体の一側の面には第1の像担持体から、他側の面には第1の像担持体から第2の像担持体に転写された画像を再度転写して記録媒体の両面に画像を形成する画像形成装置において、前記記録媒体を前記第2の像担持体から定着手段に直接受け渡すとともに、前記定着手段の記録媒体の搬送速度を前記第2の像担持体の搬送速度以下の速度に設定したことを特徴とする。
【0010】
このように構成すると、第2像担持体と定着(加熱)手段間に他の搬送手段がないので、加熱手段の転写紙搬送速度が速いと像担持体から転写紙を引っ張り、転写が正常に行われず異常画像が発生するが前記定着手段の記録媒体の搬送速度を前記第2の像担持体の搬送速度以下の速度に設定し手いるので、以上画像が発生することなく品質の良い画像を得ることができる。
【0011】
第2の手段は、第1の手段において、前記第2の像担持体の搬送速度以下の速度に設定された定着手段の搬送速度が、第2の像担持体の搬送速度の90〜100%の範囲に設定されていることを特徴とする。
【0012】
このように加熱手段の搬送速度(V1)、記録媒体の搬送速度(V2)、両者の速度差を(ΔV=V2−V1)とすると、ΔVは0〜10(%)に設定されることになる。加熱側が遅すぎると第2の像担持体と定着手段間に転写紙のたるみができ、正常な転写が行われず異常画像が発生するが、前記速度差に設定することにより、たるみが発生することがなく、品質の良い画像を得ることができる。
【0013】
第3の手段は、第1の手段において、前記第2の像担持体は耐熱性を有するベルト状部材からなることを特徴とする。
【0014】
このように構成すると、第2の像担持体が耐熱性を備えているので、第2の像担持体を定着(加熱)手段に近づけることが可能となり、定着装置との間に搬送手段を設けなくとも第2の像担持体から定着手段側へ搬送することができ、これにより、画像汚れがなくなる。
【0015】
第4の手段は、第1または第3の手段において、前記第2の像担持体をポリイミドから形成したことを特徴とする。
【0016】
このように第2の像担持体にポリイミドを用いると、ポリイミドは耐熱性を有するので、第3の手段と同様の作用を奏する。
【0017】
第5の手段は、第1または第3の手段において、前記第2の像担持体を冷却する冷却手段を設けたことを特徴とする。
【0018】
第6の手段は、第5の手段において、前記冷却手段はヒートパイプであることを特徴とする。
【0019】
加熱手段に近づけることによって蓄熱した第2の像担持体をヒートパイプで冷却することによって感光体体に熱を伝えることがない。
【0020】
この第5及び第6の手段のように冷却手段を設けると、定着(加熱)手段に近づけることによって蓄熱した第2の像担持体を冷却するので感光体に熱を伝えることがなく、画質の劣化を招くこともない。
【0021】
第7の手段は、第1の手段において、前記第2の像担持体上の残留トナーを溶融中にクリーニングするクリーニング手段を設けたことを特徴とする。
【0022】
このようにクリーニング手段を設けると、定着(加熱)手段によって溶融した残留トナーがクリーニングされるので、次の作像に備えることができる。
【0023】
第8の手段は、第7の手段において、前記クリーニング手段は前記第2の像担持体の表面粗さより粗いローラを備え、当該ローラを前記第2の像担持体に当接させることを特徴とする。
【0024】
第9の手段は、第8の手段において、前記第2の像担持体の表面粗さを3.5μ以下であり、前記ローラの表面粗さを3.5μ以上にしたことを特徴とする。
【0025】
この第8及び第9の手段のように表面粗度を設定すると、ローラを第2の像担持体に押し付けたときに、定着(加熱)手段によって加熱され、溶融した残留トナーがローラと第2の像担持体の表面状態の違いでローラに付着する。これにより、第2の像担持体表面のクリーニングが可能になる。
【0026】
第10の手段は、第7または第8の手段において、前記クリーニング手段は第2の像担持体に対して接離させる手段を備え、記録媒体へ転写していない画像が第2の像担持体に存在する時、前記クリーニング手段は前記第2の像担持体から離れていることを特徴とする。
【0027】
このようにクリーニングが必要な時のみクリーニング装置を作動させるので、余計な負荷がかからず第2の像担持体の劣化が防止できる。
【0028】
第11の手段は、第1の手段において、前記第1の像担持体は電子写真感光体であり、前記第2の像担持体は表面抵抗が(Ω/□)が105〜1012Ωの範囲にある材料からなるベルトであることを特徴とする。
【0029】
このようにベルトに抵抗を持たせることによりトナー像の保持が可能になり、中間転写体として機能することができる。
【0030】
第12の手段は、第1の手段において、前記第2の像担持体にトナー離型層が形成されていることを特徴とする。
【0031】
このように前記第2の像担持体にトナー離型層を形成することにより、トナーが離れ易くなり、クリーニング性が向上する。
【0032】
第13の手段は、第12の手段において、前記トナー離型層はテフロン(登録商標)層からなることを特徴とする。
【0033】
このようにトナー離型層にテフロン(登録商標)(登録商標)をコーティングすることによりトナーが離れ易くなり、クリーニング性が向上する。
【0034】
第14の手段は、第1の手段において、前記第2の像担持体と前記定着手段との距離を60mm以下に設定したことを特徴とする。
【0035】
このように定着(加熱)手段と第2の像担持体との間隔を60mm程度まで近づけることによって搬送手段を必要としないで用紙を加熱手段まで搬送できる。そのため画像形成装置本体がコンパクトにできる。
【0036】
第15の手段は、前記画像形成装置の記録媒体の搬送経路は縦方向に設置されていることを特徴とする。
【0037】
このように構成すると、定着の熱が上方に逃がせるのでベルトへの熱の伝わりが少ない。また、用紙のコシで定着手段側への進入が安定する。
【0038】
第16の手段は、第1ないし15のいずれかの手段に係る画像形成装置と、前記画像形成装置と通信手段を介して接続された情報処理装置とからなり、前記情報処理装置から前記画像形成装置に対して作像データの送信を含む作像制御が実行されることを特徴とする。
【0039】
このように構成すると、画像形成装置から離れたところからでもホストコンピュータなどの情報処理装置から作像条件が設定できる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0041】
〈全体構成〉
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。同図において、ドラム状の第1の像担持体(以下、感光体と称す)1は回転可能に支持され、図示矢印方向に回転する。感光体1の外周部には、クリーニング装置2、帯電装置3、及び現像装置5等が配備されている。帯電装置3と現像装置5の間には、露光装置4より発せられるレーザ光4aが照射される光書き込み部が設けられている。
前記感光体1の一部は、第2の像担持体(以下、中間転写ベルトと称す)10に接している。中間転写ベルト10は回転ローラ11,12,13によって移動可能に支持、張架されている。中間転写ベルト10の裏側(ループの内側)の感光体1の近傍には、第1の転写装置20が配置され、さらに裏当てローラ14,15、冷却装置16などが配置されている。中間転写ベルト10は耐熱性の、例えばポリイミド製ベルトからなり、かつ、トナーを転写することができるだけの電気的抵抗を備えている。また、中間転写ベルト10の外周部には、第2の転写装置21、中間転写ベルト用クリーニング装置25が設けられている。
【0042】
加熱装置30はヒータ等の熱源を内蔵したローラ等を使用したもので、中間転写体ベルト10に接近して配置されている。記録媒体(用紙)Pが搬送されて定着の工程で、熱源に通電が行われる。このように中間転写ベルト10と加熱装置30に接近させると、例えば従来例のように拍車等の他の搬送手段を用いないで未定着像を加熱装置30側に搬送できるため、画像乱れのない良好な画像品質が得られる。
【0043】
本実施形態では中間転写ベルト10に耐熱ベルトを使用することにより、加熱装置30近傍まで中間転写ベルト10を配しても、問題が生じることはない。
【0044】
実験で確認した結果、A4サイズの用紙を搬送する際、加熱装置30内の定着ローラ18の外周と中間転写ベルト10の搬送ローラ径の外周との距離が60mmまで離しても搬送性能が確認できた。そこで、本実施形態では、小サイズの用紙の搬送性を考慮し、図2に示すように前記距離を30mmに設定した。また、定着ローラ18の紙搬送速度を第2の像担持体10の紙搬送速度よりも5%減とした。その結果 異常画像のない良好な画像を得られている。
【0045】
図2に示すようにこの実施形態では、定着装置30の定着ローラ18,19の直径はφ30mmで、中間転写ベルト10を駆動するローラ11の直径はφ20mmに設定されている。このような状態で、中間転写ベルト10に静電的に付着した記録媒体(用紙)Pはローラ11の曲率に追従できずに記録媒体(用紙)Pの先端部が中間転写ベルト10から剥離し、定着ローラ18,19のニップに導かれ、銜え込まれる。このようなことから定着ローラ18,19に前記ローラ11すなわち中間転写ベルト10が近接している方が搬送性は良いが、定着ローラ18,19からの熱の影響がある。そこで、搬送性と熱環境を考慮して前記間隔に設定している。なお、図2では、記録媒体(用紙)Pは水平方向に搬送されるように見えるが、図1に示すように中間転写ベルト10から定着装置30への搬送経路は垂直方向に形成され、重力による用紙への影響が最小限に抑えられ、定着の熱も上方に逃がせるのでベルトへの熱の伝わりも少なくなる。
【0046】
クリーニング装置25は、第2の像担持体10が加熱手段30に接近しているため、残留トナーは溶融した状態になる。そこで、本実施形態では、ローラクリーニング方式を採用した。ローラクリーニング方式のクリーニング装置25では、内部にローラ25a、ブレード25b、トナー搬送手段25c等を備えている。ローラ25Aは中間転写ベルト10に対し接離できる構成になっている。また、本実施形態ではローラ25aは表面粗さ5μの金属ローラを使用している。中間転写ベルト10の表面粗さは3.4μである。さらに、感光体1、クリーニング装置2、帯電装置3、現像装置5などをユニット化し、プロセスカートリッジとして、寿命到来時に交換できるように構成することができる。
【0047】
装置本体の下部の筐体には、第1の給紙装置PSが設けられている。第1の給紙装置PSは給紙カセット26及び給紙ローラ27を含み、当該給紙カセット26は紙面に対し直角で、手前側に引き出せるように配されている。また、給紙ローラ27が回転することにより、給紙カセット26に収納された記録媒体Pは、最上のものから1枚ずつ送り出され、レジストローラ28に至る。
【0048】
記録済みの記録媒体は、加熱装置30の搬送方向下流側に設けられたローラ32a、ガイド31a、31b、ローラ32bを経て、排紙スタック部40に載置される。
【0049】
装置本体内部には、電装・制御装置E1、E2が収納されている。ファンF1は機内の温度過昇防止のために稼働する。
【0050】
〈動作〉
《記録媒体(用紙)Pの両面に画像を得る場合》
露光装置4のレーザ光源(不図示)からの光は、帯電装置3で一様に帯電された感光体1上に至り、書き込み情報に対応した潜像を形成する。感光体1上の潜像は現像装置5で現像され、トナーによる顕像が感光体1の表面に形成・保持される。感光体1上のトナー像は、中間転写ベルト10の裏側にある第1の転写装置20により、感光体1と同期して移動する中間転写ベルト10表面に転写される。
【0051】
感光体1表面は、クリーニング装置2で残存するトナーがクリーニング装置2でクリーニングされ、次の作像サイクルに備える。中間転写ベルト10上に転写されたトナー像は、中間転写ベルト10と共に矢印の方向に移動する。このトナー像が乱されないよう第2の転写装置21、クリーニング装置25は非作動状態(電気入力断或いは離間)を保持するように制御される。
【0052】
中間転写ベルト10が所定のところまで移動すると、記録媒体(用紙)Pの別の面に作成されるべきトナー画像が感光体1上に前述したような工程で形成され始め、給紙装置から給紙が開始される。給紙カセット26内の最上部に在る記録媒体(用紙)Pは、給紙ローラ27が矢印方向に回転することによって引き出され、レジストローラ対28のニップ部に搬送される。レジストローラ対28を経て中間転写ベルト10と感光体1の間に送られる記録媒体(用紙)Pにまず感光体1表面のトナーが、第1の転写装置20により転写されるが、転写に際して、記録媒体(用紙)Pと画像の位置が正規のものとなるよう、レジストローラ対28の停止、回転によりタイミングがとられて搬送される。
【0053】
感光体1から記録媒体(用紙)Pにトナーが転写されている間、記録媒体(用紙)Pの他面は中間転写ベルト10の上に乗っているトナーと共に移動する。第2の転写装置21の領域を通過するとき、この第2の転写装置21に電圧が印加され、中間転写ベルト10上のトナーは記録媒体(用紙)Pに転写される。
【0054】
第1の転写装置20と第2の転写装置21の作用で、その両面にトナー像が転写された記録媒体(用紙)Pは、その後、中間転写ベルト10から離れ、定着手段30のある領域に送られ、定着ローラ18,19との協働で記録媒体(用紙)P上のトナー像(両面)が一度に定着され、その後、排出部に搬送される。この実施形態では、定着ローラ18,19の記録媒体(用紙)P搬送速度を中間転写ベルト10の記録媒体(用紙)P搬送速度よりも5%低い速度としている。これにより、用紙は適正な速度で搬送される。
【0055】
なお、中間転写ベルト10から記録媒体(用紙)Pに転写される画像は、感光体1表面で正像にし、感光体1から記録媒体(用紙)Pに直接転写されるトナー像は、感光体1表面で逆像になるように露光される。このような頁揃えのための作像順は画像データを一旦メモリに格納し、画像形成時に読み出して書き込み側に転送する公知の技術で、また正、逆像に切り換える露光も、公知の画像処理技術により実現される。
【0056】
中間転写ベルト10から離れていたクリーニング装置25は、中間転写ベルト10から記録媒体(用紙)Pに画像が転写された後に接触し、記録媒体(用紙)Pに転写した後の残留トナーをクリーニングローラ25aの表面に移し、クリーニングローラ25a表面のトナーはブレード25bで掻き取られる。掻き取られたトナーはトナー搬送手段25cにより、不図示の収納部に集められる。
【0057】
クリーニング領域を通過した中間転写ベルト10は、冷却装置16の作動によりを冷却される。冷却装置には、各種の放熱方式の冷却手段が採用できる。例えば、空気を流通させる方式では、中間転写ベルト10上に保持されたトナー像を乱すことがないよう、記録媒体(用紙)Pに転写した後に空気を流通させるなどの考慮をすることが好ましい。また、中間転写ベルト10のループ内面に直接接触させて熱を奪う、ヒートパイプによる冷却手段を採用することもできる。
【0058】
《記録媒体(用紙)Pの片面に画像を得る場合》
記録媒体を排紙スタック部40に排紙する場合には、中間転写ベルト10にトナーを転写する工程を省くことができ、感光体1の表面に形成されたトナー像を記録媒体(用紙)Pに直接転写する。すなわち、図1において、感光体1上に形成されたトナー像との位置合わせのため同期をとって、録媒媒体(用紙)Pは感光体11と中間転写ベルト10の間に送られ、第1の転写装置20によって記録媒体(用紙)Pにトナーが感光体1から転写される。第2の転写装置21は作動することなく、記録媒体(用紙)Pは中間転写ベルト10とともに移動し、その後、記録媒体(用紙)Pは中間転写ベルト10から離れ、加熱装置30側に送り込まれてトナーが定着される。この場合も、定着ローラ18,19の記録媒体(用紙)P搬送速度を中間転写ベルト10の記録媒体(用紙)P搬送速度よりも5%低い速度に設定することにより 用紙を適正な速度で搬送している。
【0059】
その後、ガイド31a,31b、排紙ローラ対32a,32bを経て矢印Aの方向に排出され、画像面が下になった状態(フェースダウン)で排紙スタック部40に載置される。
【0060】
図3は前記画像形成装置としてのプリンタとホストコンピュータHCとからなる画像形成システムの一例を示す図である。プリンタ40の前面上部には操作パネルOPが設けられている。操作パネルOPはプリンタ40自体のモード設定や操作に使用される。作像する画像データ及び制御情報はホストコンピュータHCからプリンタ40側に送信され、プリンタ40側では、送られてきた画像情報及び制御情報に基づいてカラー画像を出力する。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、記録媒体の搬送手段を不用とし、しかも、未定着の画像の乱れを防止することが可能で、1回の定着で記録媒体の両面に高品質の画像形成が可能な画像形成装置及び画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1の定着装置と中間転写ベルト部の要部を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る画像形成システムを示す図である。
【符号の説明】
1 第1の像担持体(感光体)
10 第2の像担持体(中間転写ベルト)
11,12 ローラ
13,16 冷却装置
18、19 定着ローラ
20 第1の転写装置
21 第2の転写装置
25 クリーニング装置
30 定着(加熱)装置
P 記録媒体(用紙)
Claims (16)
- 記録媒体の一側の面には第1の像担持体から、他側の面には第1の像担持体から第2の像担持体に転写された画像を再度転写して記録媒体の両面に画像を形成する画像形成装置において、
前記記録媒体を前記第2の像担持体から定着手段に直接受け渡すとともに、前記定着手段の記録媒体の搬送速度を前記第2の像担持体の搬送速度以下の速度に設定したことを特徴とする画像形成装置。 - 前記第2の像担持体の搬送速度以下の速度に設定された定着手段の搬送速度が、第2の像担持体の搬送速度の90〜100%の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記第2の像担持体は耐熱性を有するベルト状部材からなることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記第2の像担持体はポリイミドからなることを特徴とする請求項1または3記載の画像形成装置。
- 前記第2の像担持体を冷却する冷却手段を設けたことを特徴とする請求項1または3記載の画像形成装置。
- 前記冷却手段はヒートパイプからなることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記第2の像担持体上の残留トナーを溶融中にクリーニングするクリーニング手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記クリーニング手段は前記第2の像担持体の表面粗さより粗いローラを備え、当該ローラを前記第2の像担持体に当接させることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
- 前記第2の像担持体の表面粗さは3.5μ以下であり、前記ローラの表面粗さは3.5μ以上であることを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 前記クリーニング手段は第2の像担持体に対して接離させる手段を備え、記録媒体へ転写していない画像が第2の像担持体に存在する時、前記クリーニング手段は前記第2の像担持体から離れていることを特徴とする請求項7または8記載の画像形成装置。
- 前記第1の像担持体は電子写真感光体であり、前記第2の像担持体は表面抵抗が(Ω/□)が105〜1012Ωの範囲にある材料からなるベルトであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第2の像担持体にトナー離型層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記トナー離型層はテフロン(登録商標)層からなることを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
- 前記第2の像担持体から定着手段に記録媒体を受け渡す部位の両者間の距離が、60mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置の記録媒体の搬送経路は縦方向に設置されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 請求項1ないし15のいずれか1項に記載の画像形成装置と、
前記画像形成装置と通信手段を介して接続された情報処理装置と、
からなり、前記情報処理装置から前記画像形成装置に対して作像データの送信を含む作像制御が実行されることを特徴とする画像形成システム。
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