JP5471911B2 - 定着装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、例えばレーザビームプリンタなどの画像形成装置に係り、特にそれの定着装置に関するものである。
レーザビームプリンタや複写機などの画像形成装置の定着装置として、表面に未定着のトナー像を保持した被記録媒体を加熱ローラと加圧ローラとの間で挟持して搬送しながら加熱・加圧し、トナー像を被記録媒体に定着する形態の定着装置が知られている。
加熱ローラの内部には熱源として複数本のヒータランプが設置され、一般に印刷速度の速い画像形成装置や高連量用紙をサポートしている画像形成装置になればなる程、トナー像の定着に必要な熱容量が増すため、加熱ローラを或る温度以上に維持させなければならず、定着温度はますます高温になる。
このように高温に維持された加熱ローラが寿命に達し、加熱ローラの交換を行う場合、画像形成装置の稼動を止めてから、加熱ローラ自体の温度を交換作業が可能な程度まで冷ました上で、保守技術者が加熱ローラを定着装置から取り外し、新品の加熱ローラと交換するのでは、加熱ローラを冷ますのに時間がかかり、非常に作業効率が悪い。またこれにより、装置の停止状態が長くなりそれの稼動効率が下がるだけではなく、交換保守作業にかかる費用負担も大きくなる問題があった。
近年、画像形成装置には高印刷速度、高画質、様々な種類の用紙への対応が求められており、定着装置においては、高速印刷を求める場合にはトナー像の定着に必要な熱供給の敏速化を目的とした表面層をPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニールエーテル共重合体)樹脂などで薄くコーティングした加熱ローラ、あるいは高画質を求める場合にはトナー像の定着時の潰れやにじみを最小に抑えることを目的とした表面層をシリコンゴムなどで覆った加熱ローラ、又、ある程度の画質で且つローラの耐久性も必要である場合にはシリコンゴム層の上にPFAチューブなどを被覆した加熱ローラなどのように、数種類の加熱ローラの使用が要求されている。
そこで、1台の画像形成装置で求められる要求に応じるためには、要求に合った加熱ローラに変更する必要がしばしばある。
そこで、1台の画像形成装置で求められる要求に応じるためには、要求に合った加熱ローラに変更する必要がしばしばある。
しかし、加熱ローラは、種類により多少の差はあるが基本的には熱容量が高く、最適なトナー像定着に必要な熱量を供給するための加熱ローラの維持温度である高温状態から冷えてローラの交換が可能になるまでかなりの時間が必要であった。
加熱ローラの交換に関しては、例えば、特許文献1(特表平5−504633号公報)が知られている。図9および図10は、特許文献1に記載されている定着装置の一部断面図、および加熱ローラを交換するときの状態を示す斜視図である。
図9に示すように、加熱ローラ100の一端は、支承フランジ101を介してフレーム102に支承されている。支承フランジ101は軸受け103を有し、この軸受け103はセンタリング部材104とともに加熱ローラ100の開口端に嵌合されている。図示していないが、加熱ローラ100の他端も同様に軸受けを介して支承フランジに支承されている。
支承フランジ101は、蝶ネジ106を介してフレーム102に固定されている。支承フランジ101には蝶ネジ107を介して保持つめ108が固定され、この保持つめ108は加熱ローラ100の交換時に加熱ローラ100を位置固定する機能を有している。
加熱ローラ100の内側には複数本の放射器モジュール105が配置され、放射器モジュール105の一端は保持部材109を介して支承フランジ101の中央部に保持されている。図示していないが、放射器モジュール105の他端も同様に保持部材を介して間接的に支承フランジに保持されている。
同図に示すように放射器モジュール105を支承フランジ101の中央部に保持した状態で、放射器モジュール105の端部に設けられたコネクタ110は支承フランジ101よりも外側に突出している。支承フランジ101には加熱ローラ100の交換のためのグリップ111が一体に設けられているが、このグリップ111は支承フランジ101から突出した前記放射器モジュール105のコネクタ110を跨ぐように設けられている。
加熱ローラ100を交換する際には、蝶ネジ106を緩めて、図10に示すように前記グリップ111を一方の手で持ち、加熱ローラ100を支承フランジ101などと一緒にフレーム102から引き抜く。このとき加熱ローラ100がフレーム102の開口部を通過する際にフレーム102への接触を防ぐために、フレーム102の開口部外周にフェルト130を貼り付けて加熱ローラ100への傷防止を図っている。
また、特許文献2(特開2004−294810号公報)に見られるようにメンテナンス時に、装置本体への定着装置のロックを解除すれば、定着装置が自重で外部に移動し、外気により短時間に放熱を完了できるようにした画像形成装置がある。
この装置はシート部材に形成された画像を定着させるための定着装置を、前記シート部材を搬送パスに備え、定着装置を装置本体に対して着脱自在とした画像形成装置において、定着装置を装置本体に対して着脱するときに案内する案内手段が前記装置本体に設けられ、かつ、その案内手段は、定着装置を載せて斜め上方に案内するための傾斜したスロープを備えている。
この種の定着装置に用いられている加熱ローラの直径が100mm程度、長さが500mm以上もある円筒形状のもので、それ自体でもかなりの重量がある。このような状況下において、特許文献1に開示された定着装置では、前記グリップ111を一方の手で持ち、手袋120をした他方の手で加熱ローラ100を支えながら、加熱ローラ100を支承フランジ101などと共にフレーム102から引き抜く際に、加熱ローラ100などの重さと熱さとで抜き差し作業中の動作が不安定である。
そのため、加熱ローラ100の交換作業中に加熱ローラ100が例えばフレーム102などの他の部品と接触して、ローラ表面に傷を付ける危険があった。また、加熱ローラ100の表面は熱く、安全上にも問題がある。
このように、加熱ローラ100の姿勢が不安定であり、しかも加熱ローラ100の姿勢を安定化するための補助具がないため、特許文献1に開示された実施形態では、図10に示すように交換時に加熱ローラ100に手袋120を嵌めた手を添えて行なっている。
しかし、高温状態の加熱ローラ100に触れると火傷をしたり、加熱ローラ100に付着している離型剤や潤滑油などが手袋120などに付いて汚れるなど、操作性と安全性に問題がある。
また、前記グリップ111を一方の手で持って、加熱ローラ100を支承フランジ101などと共にフレーム102から引き抜く際に、加熱ローラ100がフレーム102と接触して、ローラ表面に傷を付ける危険があるため、フレーム102の開口部付近にフェルト130を貼り付けて保護している。しかし、離型剤や潤滑油が付着している加熱ローラ100を滑らせるため、フェルト130上に離型剤や潤滑油などの汚れが溜り、加熱ローラ100の表面保護としては不十分な構成である。
また加熱ローラ100の交換の度毎にフェルト130を貼り付けたり剥がしたりする作業が必要であり、そのために交換作業が煩雑になる。さらに加熱ローラ100の交換の度毎にフェルト130が汚れるから、汚れたフェルト130の処分と新しいフェルト130の準備が必要である。
また、特許文献2は、定着装置を載せて斜め上方に案内するための傾斜スロープを備え、このスロープの傾斜角度は、自重で滑動可能程度の角度としているが、そもそも比較的軽量な定着装置であり、大口径のヒートロールなどを備えた比較的重量の大きい定着装置では、簡単に動かせられることに伴う危険性が生じ、適用は難しい。また、案内手段が傾斜したスロープとなるため、形状がやや複雑化しコスト高となる。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、加熱ローラなどのローラの交換が簡便で、かつ安全性、操作性、作業性に優れた定着装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の手段は、
ヒータランプなどのヒータを内部に設けた加熱ローラと、その加熱ローラに対して圧接可能に設けた加圧ローラとを有し、前記加熱ローラおよび加圧ローラのうちの少なくとも一方のローラが、そのローラの交換時にローラ軸方向と直角方向に挿抜可能である定着装置において、
その定着装置本体に対して着脱可能に前記定着装置本体に装着されて、交換するローラを保持して当該ローラを交換するトレーと、
そのトレーを交換するローラの軸方向と直角する方向に案内するトレー走行ガイドを備えていることを特徴とするものである。
ヒータランプなどのヒータを内部に設けた加熱ローラと、その加熱ローラに対して圧接可能に設けた加圧ローラとを有し、前記加熱ローラおよび加圧ローラのうちの少なくとも一方のローラが、そのローラの交換時にローラ軸方向と直角方向に挿抜可能である定着装置において、
その定着装置本体に対して着脱可能に前記定着装置本体に装着されて、交換するローラを保持して当該ローラを交換するトレーと、
そのトレーを交換するローラの軸方向と直角する方向に案内するトレー走行ガイドを備えていることを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、
前記トレー走行ガイドが、前記交換するローラの両端部付近と対応する前記定着装置本体の部分に取り付けられて、
前記トレーを交換するローラの軸方向と直角する方向に案内する出し入れ溝部と、その出し入れ溝部によって交換するローラの下側に案内された前記トレーを当該ローラの軸方向に案内する例えばリア側溝部などの軸方向溝部を、連続して設けたことを特徴とするものである。
前記トレー走行ガイドが、前記交換するローラの両端部付近と対応する前記定着装置本体の部分に取り付けられて、
前記トレーを交換するローラの軸方向と直角する方向に案内する出し入れ溝部と、その出し入れ溝部によって交換するローラの下側に案内された前記トレーを当該ローラの軸方向に案内する例えばリア側溝部などの軸方向溝部を、連続して設けたことを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1の手段において、
前記トレーの前記交換するローラと対向する面に、例えば基体とその上に形成された断熱層などからなる保護部材が設けられていることを特徴とするものである。
前記トレーの前記交換するローラと対向する面に、例えば基体とその上に形成された断熱層などからなる保護部材が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第3の手段において、
前記保護部材が断熱性を有していることを特徴とするものである。
前記保護部材が断熱性を有していることを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は前記第1の手段において、
前記トレーに、交換するローラの載置位置を表示する例えばマーカや凹部などの位置決め表示部が設けられていることを特徴とするものである。
前記トレーに、交換するローラの載置位置を表示する例えばマーカや凹部などの位置決め表示部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第6の手段は前記第1の手段において、
前記トレーが、交換するローラの軸方向の長さ以上の長さと、前記ローラの直径以上の幅を有して前記ローラを載置する載置部材と、前記ローラを受け止めるために前記載置部材の端部に立設された受け部材と、前記載置部材上に載置された前記ローラを覆うカバー部材とを有することを特徴とするものである。
前記トレーが、交換するローラの軸方向の長さ以上の長さと、前記ローラの直径以上の幅を有して前記ローラを載置する載置部材と、前記ローラを受け止めるために前記載置部材の端部に立設された受け部材と、前記載置部材上に載置された前記ローラを覆うカバー部材とを有することを特徴とするものである。
本発明の第7の手段は前記第6の手段において、
前記カバー部の上部に取っ手が設けられていることを特徴とするものである。
前記カバー部の上部に取っ手が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第8の手段は前記第1ないし第7のいずれかの手段において、
前記交換するローラが加熱ローラであることを特徴とするものである。
前記交換するローラが加熱ローラであることを特徴とするものである。
前記目的を達成するため、本発明の第9の手段は、
感光体と、その感光体の表面を帯電する帯装置と、帯電された感光体上に静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像装置と、被記録媒体上に前記トナー像を転写する転写装置と、転写されたトナー像を前記被記録媒体上に定着する定着装置を備えた画像形成装置において、
前記定着装置が前記第1ないし第8のいずれかの手段の定着装置であることを特徴とするものである。
感光体と、その感光体の表面を帯電する帯装置と、帯電された感光体上に静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像装置と、被記録媒体上に前記トナー像を転写する転写装置と、転写されたトナー像を前記被記録媒体上に定着する定着装置を備えた画像形成装置において、
前記定着装置が前記第1ないし第8のいずれかの手段の定着装置であることを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、加熱ローラなどのローラの交換が簡便で、かつ安全性、操作性、作業性に優れた定着装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
次に本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
(レーザービームプリンタの全体構成)
始めに本発明を適用した電子写真方式のレーザービームプリンタについて、その全体構成を図8で説明する。
始めに本発明を適用した電子写真方式のレーザービームプリンタについて、その全体構成を図8で説明する。
同図において、1はレーザービームプリンタであり、そのコントローラ22からの印刷動作開始信号に基づいて感光ドラム21が矢印方向に回転する。感光ドラム21は、レーザービームプリンタ1の印刷速度に相当する速度で回転し、印刷動作が終了するまで回転を続ける。感光ドラム21が回転を開始すると、コロナ帯電器2に高電圧が印加され、感光ドラム21の表面に例えば正の電荷が均一に帯電される。
回転多面鏡3は、レーザービームプリンタ1に電源が投入されると直ちに回転を開始し、電源が投入されている間、高精度に定速回転が維持される。半導体レーザなどの光源4から出力した光は、回転多面鏡3で反射し、fθレンズ5を通じて感光ドラム21上を走査しながら照射する。ドットイメージに変換された文字データや図形データがレーザビームのオン/オフ信号としてコントローラ22からレーザービームプリンタ1に送られると、感光ドラム21の表面にレーザビームが照射される部分と照射されない部分とが形成され、所謂、静電潜像が形成される。
この静電潜像を保持した感光ドラム21の領域が現像装置6と対向する位置に到達すると、静電潜像にトナーが供給され、前述のレーザビームの照射により感光ドラム21上の電荷が消失した部分に、例えば正電荷に帯電したトナーが静電気により吸引されて感光ドラム21上にトナー像が形成される。
用紙ホッパ11に収納された連続した用紙(被記録媒体)7は、用紙搬送トラクタ8によって感光ドラム21上に形成された前記トナー像が転写位置に到達するタイミングと同期させて、感光ドラム21と転写器10の間に向けて搬送される。感光ドラム21上に形成されたトナー像は、用紙7の背面側にトナー像と逆極性の電荷を付与する転写器10の作用によって用紙7上に吸引される。
このようにして用紙7は、用紙搬送トラクタ8、転写器10、用紙搬送トラクタ9およびバッファプレート24を経て定着装置12に搬送される。定着装置12に到達した用紙7は、内部に複数のヒータを有するプレヒータ13で予熱された後、内部に複数本のヒータランプ25を備えた加熱ローラ14と加圧ローラ15からなる一対の定着ローラによって形成されるニップ部により加熱・加圧されながら挟持搬送され、トナー像が用紙7に溶融定着される。
加熱ローラ14と加圧ローラ15によって送り出されてきた用紙7は、用紙送出しローラ16によってスタッカテーブル19側へ送り出されるとともに、スイングフィン17の揺動動作によってミシン目に沿って交互に折り分けられ、さらに、回転するパドル18で折りたたみ状態が整えられながら、スタッカテーブル19上に積み重ねられる。
感光ドラム21の転写位置を通過した領域は、清掃装置20で清掃され、次の印刷動作に備えられる。
前記バッファプレート24は、用紙搬送トラクタ9および定着ローラ(加熱ローラ14,加圧ローラ15)間で用紙搬送速度差が生じた場合に、用紙7に発生する弛み、あるいは張りを吸収するためのものである。23は印刷動作中のレーザービームプリンタ1の状態に基づく情報を表示したりする表示画面である。26は加熱ローラ14表面に接触可能に、且つ巻き取り可能に設けられたウェブ部材で、加熱ローラ14表面への離型剤や潤滑油の塗布を行うためのものである。
(加熱ローラ付近の構造)
次に図1を用いて前記定着装置12の加熱ローラ付近の構造について説明する。
加熱ローラ14は、例えばアルミニウム等の金属製素管14aと、その素管14aの周面の通紙領域上に設けられた表面層14bから構成されている。加熱ローラ14の両端開口部付近の内側には、例えばアルミニウム等の放熱防止部材(以下、アブソーバという)14c、14dが固定されている。このアブソーバ14c,14dは、加熱ローラ14の内側に挿入された複数本のヒータランプ25からの輻射熱が加熱ローラ14の外側に放出して、機内が高温になるのを防止している。
次に図1を用いて前記定着装置12の加熱ローラ付近の構造について説明する。
加熱ローラ14は、例えばアルミニウム等の金属製素管14aと、その素管14aの周面の通紙領域上に設けられた表面層14bから構成されている。加熱ローラ14の両端開口部付近の内側には、例えばアルミニウム等の放熱防止部材(以下、アブソーバという)14c、14dが固定されている。このアブソーバ14c,14dは、加熱ローラ14の内側に挿入された複数本のヒータランプ25からの輻射熱が加熱ローラ14の外側に放出して、機内が高温になるのを防止している。
加熱ローラ14の両端部は、センタリング部材46,47を有する保持部材48,49を介して定着装置のフレーム50に支持されている。
保持部材48には、軸受51を介してセンタリング部材46が設けられ、そのセンタリング部材46が加熱ローラ14の開口端内側に挿入されている。又、軸受51は、それの周方向に設置された複数のスプリング52と、保持部材48の内側端面に取り付けられたストッパー板53により、加熱ローラ14の熱膨張や周囲の支持部材のばらつきを吸収できるようになっている。加熱ローラ14を組み込んだ状態では、前記スプリング52が若干圧縮されて同図に示すようにセンタリング部材46ならびに軸受51とストッパー板53の間に隙間が形成されている。保持部材48は複数の蝶ネジ54によってフレーム50に固定されている。
前記保持部材49には加熱ローラ14を回転駆動するモータ(図示せず)からの駆動力を受けるギヤ55が設けられ、保持部材49は軸受56,57を介してハウジング58,59により回転自在に支持されている。加熱ローラ14からセンタリング部材46,47への熱の流出や損傷を防ぐために、加熱ローラ14の両端とセンタリング部材46,47との間に耐熱プラスチック製のリング60が介挿されている。
加熱ローラ14の熱源となる複数のヒータランプ25は、各ヒータランプ25の両端を保持するランプホルダ61、62により束ねられてランプカートリッジ63を構成しており、このランプカートリッジ63は図に示すように加熱ローラ14の内側中央部に設置される。
(ランプカートリッジの脱着)
次に、図2を用いてランプカートリッジ63の脱着について説明する。
ランプカートリッジ63の交換あるいは後述する加熱ローラ14の交換時には、同図に示しているように紙筒などからなるランプ保護部材64が用いられる。保護部材64の外径は保持部材48の内径ならびにハウジング59の内筒部59bの内径と略同寸、ランプ保護部材64の内径はランプホルダ62の外径と略同寸、ランプ保護部材64の長さは左右のフレーム50,50の間隔よりも若干長く設計している。
次に、図2を用いてランプカートリッジ63の脱着について説明する。
ランプカートリッジ63の交換あるいは後述する加熱ローラ14の交換時には、同図に示しているように紙筒などからなるランプ保護部材64が用いられる。保護部材64の外径は保持部材48の内径ならびにハウジング59の内筒部59bの内径と略同寸、ランプ保護部材64の内径はランプホルダ62の外径と略同寸、ランプ保護部材64の長さは左右のフレーム50,50の間隔よりも若干長く設計している。
ランプカートリッジ63を加熱ローラ14内に挿入する際には、ランプホルダ62側から保護部材64を被せ、ランプ保護部材64の右端部を他方のランプホルダ61の端面に当接させる。ランプホルダ62の先端部は、ランプ保護部材64の挿入を容易にするため傾斜部62aが設けられている。
ランプ保護部材64を装着したランプカートリッジ63を同図の矢印Aに示すように保持部材48側から挿入し、ランプ保護部材64は保持部材48ならびにハウジング59の内筒部59bに案内され、ランプホルダ61の一部が保持部材48に当接した所でランプカートリッジ63の挿入が停止する。このときランプ保護部材64の挿入方向先端部はハウジング59から突出しているため、その突出部分を持ってランプ保護部材64を矢印A方向に引き抜くことによりランプカートリッジ63の装着が完了する。
ランプカートリッジ63を加熱ローラ14から取り出す際には、ランプ保護部材64を同図の矢印Aに示すようにハウジング59の貫通孔59a側から挿入し、ハウジング59の内筒部59b、ランプホルダ62の傾斜部62a、保持部材48に案内されて、ランプ保護部材64の挿入方向先端部がランプホルダ61の端面に当接する。さらにランプ保護部材64を挿入することによりランプカートリッジ63がランプ保護部材64と共に矢印A方向に押し出されて、ランプカートリッジ63の取り出しができる。
このように、ランプカートリッジ63をランプ保護部材64で覆って挿入あるいは取り出しを行うことにより、ランプカートリッジ取扱中のヒータランプ25の損傷を防止することができる。紙筒は断熱性があり、所定の機械的強度を有し、安価で入手し易いため保護部材64として好適である。
(トレーユニットの構成)
次に、加熱ローラ14を交換する際に使用する保護部材付きトレーユニットについて図3から図5を用いて説明する。
次に、加熱ローラ14を交換する際に使用する保護部材付きトレーユニットについて図3から図5を用いて説明する。
本実施例に係るトレーユニットは、図3に示すようにプリンタ1(定着装置)の本体側のベース73に取り付けられた2本の矩形のトレー走行ガイド71と、図5に示すようにそのトレー走行ガイド71上に着脱可能に装着されるトレー72とから構成されている。
前記トレー走行ガイド71には、トレー72を走行ガイドするガイド溝75が形成されている。このガイド溝75は図4に示すように、トレー走行ガイド71の側面に開口した逆T字型の出入り口75aと、その出入り口75aと連通してプリンタ1の内側に向けて延びた出し入れ溝部75bと、出し入れ溝部75bの内側端部からプリンタ1のリア側87に延びたリア側溝部75cを有している。従ってトレー走行ガイド71の側面から見たときガイド溝75は逆T字型をしており、トレー走行ガイド71の上面から見たときガイド溝75は逆L字型をしている。
前記トレー72は図4ならびに図5に示すように、長方形の板状のコモンベース76と、そのコモンベース76の上に軸77を介して回動可能に配置された長方形のベース板78と、前記コモンベース76とベース板78の間に介在されたバネ部材79と、前記ベース板78の手前側端部から円弧状に立設されたカバー部80の内側中央部にスライド可能に設けられた延長カバー81と、前記ベース板78からカバー部80(延長カバー81)の内側に向けて立設された板状の受け部材82から構成されている。
前記カバー部80と延長カバー81の先端部近くには、それぞれ取っ手83,84が取り付けられている。また、延長カバー81の先端部にはフック85が設けられ、そのフック85と対応するコモンベース76の位置には凹状のフック係止部86が形成されている。
このトレー72の加熱ローラ14と対向する面、すなわち、ベース板78の上面、カバー部80の延長カバー81で覆われない内面、延長カバー81の内面ならびに受け部材82の加熱ローラ14と対向する側面には、シート状をした耐熱性の保護部材88が耐熱性接着剤などの適宜な手段によって固定されている。
前記ベース板78の長さは前記加熱ローラ14の軸方向の長さと同寸か、或いはそれよりも若干長くなっている。また、ベース板78の幅は図5に示すように加熱ローラ14の直径と同寸か、或いはそれよりも若干長くなっている。
図3に示すように、トレー走行ガイド71は、それの出し入れ溝部75bの溝方向が加熱ローラ14の軸方向と直交するように加熱ローラ14の下方に設置されている。また図1、図2に示すように、2本のトレー走行ガイド71は、加熱ローラ14の両端部と対向する位置に設置されている。さらに、加熱ローラ14とトレー走行ガイド71との間には、トレー72の一部が挿入される空間部89が設けられている(図1、図2参照)。
(加熱ローラの交換手順)
次に、加熱ローラ14の交換手順について詳細に説明する。
加熱ローラ14の交換は、それ自体が耐用寿命に達したとき、あるいは前述のように画像形成装置で求められる要求に応じるために、その要求に合った加熱ローラ14に変更するときに行われる。
次に、加熱ローラ14の交換手順について詳細に説明する。
加熱ローラ14の交換は、それ自体が耐用寿命に達したとき、あるいは前述のように画像形成装置で求められる要求に応じるために、その要求に合った加熱ローラ14に変更するときに行われる。
図6は、加熱ローラ14の交換手順を示した工程図である。
先ず(手順1)で、ランプ保護部材64を用いてランプカートリッジ63を加熱ローラ14の内側から抜き出す。この操作は図2を用いて先に説明した通りであるから、重複する説明は省略する。
先ず(手順1)で、ランプ保護部材64を用いてランプカートリッジ63を加熱ローラ14の内側から抜き出す。この操作は図2を用いて先に説明した通りであるから、重複する説明は省略する。
抜き出したランプカートリッジ63はランプ保護部材64を被せたままにしておくことにより、ランプカートリッジ63は剛性のランプ保護部材64内に収納されているから、交換作業中にランプカートリッジ63が不用意に損傷することはない。
次に(手順2)で、トレー72を、プリンタ1(定着装置)の本体内に取り付けられているトレー走行ガイド71によって加熱ローラ14の位置まで移動し、加熱ローラ14をトレー72で保持する(詳細は後述する)。
その後、(手順3)で、図2に示した蝶ネジ54を緩め、センタリング部材46、軸受51、スプリング52ならびにストッパー板53などを保持した保持部材48を矢印A方向に抜き出す。このとき、加熱ローラ14の下にはトレー72があり、加熱ローラ14は保持されているので落下することはない。
次に、(手順4)で、加熱ローラ14の引出しを行う(詳細は後述する)。その後、交換する加熱ローラ14の装着に入るが、その際は(手順5)で示すように、交換する加熱ロール14をトレー72に付けた位置決め用のマーカ(図示せず)に合わせてセットする。
そして、(手順6)で示すように、交換する加熱ローラ14の装着を、加熱ローラ14の引出しとは逆の要領で行う。
その後、(手順7)で保持部材48の装着を行ない、(手順8)でトレー72の抜き出しを行う。そして、(手順9)でランプ保護部材64で覆われたランプカートリッジ63を加熱ローラ14内に挿入し、その後に保護部材64を加熱ローラ14から抜き出してランプカートリッジ63の装着を終了する。
なお、(手順6)での交換する加熱ローラ14の装着は(手順4)の加熱ローラ14の抜き出しと逆の操作、(手順8)でのトレー72の抜き出しは(手順2)のトレー72の装着と逆の操作、また、(手順7)での保持部材48の装着は(手順3)の保持部材48の抜き出しと逆の操作、(手順9)でのランプカートリッジ63の装着は(手順1)のランプカートリッジ63の抜き出しと逆の操作であるので、それらの説明は省略する。
前記手順2〜4について、図3ないし図7を用いて詳細に説明する。
図5(a)は、トレー72をプリンタ本体(定着装置本体)に装着する前の状態を示している。
同図に示すように、バネ部材79の押圧力によりベース板78の先端部が軸77を基点にして上方に押し上げられ、それに伴いベース板78と受け部材82が傾斜した状態、すなわち加熱ローラ14の受け入れ待機状態になっている。
図5(a)は、トレー72をプリンタ本体(定着装置本体)に装着する前の状態を示している。
同図に示すように、バネ部材79の押圧力によりベース板78の先端部が軸77を基点にして上方に押し上げられ、それに伴いベース板78と受け部材82が傾斜した状態、すなわち加熱ローラ14の受け入れ待機状態になっている。
また、延長カバー81はベース板78のカバー部80の内側に重なった状態で待機しており、ベース板78の先端部と延長カバー81の先端部の間には開口部92が形成され、その内側には収納空間部93が設けられている。この収納空間部93は、ベース板78と受け部材82と延長カバー81とカバー部80の一部によって形成されている。
図3に示すようにウェブ部材26を装着しているドア90をプリンタ1の本体から開けて、加熱ローラ14ならびにトレー走行ガイド71をプリンタ本体の側面91から露呈する。
次に図4に示すように、トレー72をトレー走行ガイド71に近づけて、トレー72のスライドピン74をトレー走行ガイド71のガイド溝75に形成されている出し入れ口75aから挿入する。
引き続きトレー72を、トレー走行ガイド71の出し入れ溝部75bに沿ってプリンタ本体の側面91から奥側へ移動する。この移動に伴いトレー72のコモンベース76とベース板78が図1、図2に示す前記空間部89を通り、加熱ローラ14の下方に入り込む。
図4や図5に示すようにベース板78の挿入方向先端部には、下方に向って曲がったあるいは傾斜した丸み部あるいは傾斜部96が設けられている。このように丸み部あるいは傾斜部96を設けることにより、ベース板78を加熱ローラ14の下方に押し込んだときに、加熱ローラ14がベース板78に衝突することなくベース板78の上にスムーズに乗り上げて、バネ部材79を若干圧縮する。
本実施例では図4に示すように丸み部あるいは傾斜部96をベース板78の幅方向の略全長に設けたが、加熱ローラ14の両端部の画像形成に関与しない部分、すなわち表面層14bが形成されていない部分と対応するベース板78の両端部に丸み部あるいは傾斜部96を設けてもよい。
前記トレー72のスライドピン74が前記出し入れ溝部75bの端部に当接すると、今度はトレー72をリア側溝部75cに沿ってプリンタ1のリア側87に移動し、スライドピン74がリア側溝部75cの端部に当接した所でトレー72の装着が終了する。
前述のトレー72の挿入に伴い、加熱ローラ14は相対的に図5(a)に示す開口部92を通って収納空間部93に入り込み、トレー72の装着が終了した状態では図5(b)に示すように保持部材48はトレー72内に収納され、バネ部材79の弾性付勢力により加熱ローラ14はベース板78と受け部材82と延長カバー81によって周囲から保持される。この一連の動作で、前記(手順2)のトレー72の装着が終了する。
次に(手順3)で保持部材48の抜き出しを行なう訳であるが、先ず、図2に示す蝶ネジ54を外して保持部材48とフレーム50の連結を解く。図示していないが、保持部材48と連結しているセンタリング部材46の周方向にわたって等間隔の部分が径方向外側に若干移動可能になっており、このセンタリング部材46の等間隔部分を径方向外側に若干移動させる。これによって前記等間隔部分がリング60を介して加熱ローラ14の内面に強圧され、加熱ローラ14と保持部材48をしっかりと連結する。
この連結が終了すると図7に示すように保持部材48の外側に着脱可能なハンドル94を取り付け、保持部材48を矢印A方向に引っ張る。これにより加熱ローラ14も一緒に矢印A方向に移動し、加熱ローラ14の一方の開口端14eがセンタリング部材47から外れる。この加熱ローラ14の開口端14eがセンタリング部材47から外れるまでの移動距離をXとした場合、同図に示すようにトレー走行ガイド71に形成したガイド溝75のリア側溝75cのリア側端部75c(r)とフロント側端部75c(f)の間隔Yは、前記移動距離Xと略同寸かあるいは若干大きく設定されている(X≦Y)。
前述のように手順2でトレー72を所定位置に装着したとき、トレー72のスライドピン74はリア側端部75c(r)に当接している。加熱ローラ14を矢印A方向に引っ張ると、スライドピン74はリア側端部75c(r)から離れてリア側溝75c内を移動し、フロント側端部75c(f)に当接する。前記移動距離Xと間隔YはX≦Yの関係にあるから、図7に示すように、トレー72のスライドピン74がフロント側端部75c(f)に当接したときには、加熱ローラ14の開口端14eがセンタリング部材47から完全に外れている。
スライドピン74がフロント側端部75c(f)に当接したことは、ハンドル94を持って保持部材48を引いていると触感的に検知することができるから、その時点で一旦保持部材48の引抜きを中断して、前述のセンタリング部材46の等間隔部分を径方向内側に戻して、加熱ローラ14との連結を解除して、保持部材48のみをフレーム50に形成されている保持部材取付け穴95から抜き出す。これにより手順3の保持部材48の抜き出しが終了する。
なお、本実施例では、センタリング部材46の前記等間隔部分を径方向に沿って移動可能な構造にして、このセンタリング部材46を介して加熱ローラ14と保持部材48を連結する方法を採用したが、他の機構によって加熱ローラ14と保持部材48を連結することもできる。
加熱ローラ14はトレー72内に弾性的に保持されたままプリンタ本体内に残っているから、取っ手83を持ってトレー72を図3に示すプリンタ本体の側面91まで引き出す。図5(c)は、トレー走行ガイド71の出し入れ溝部75bに沿ってトレー72をプリンタ本体の側面91から一部引き出した状態を示している。
この状態で図5(d)に示すように、取っ手84を持って延長カバー81をカバー部80に沿ってスライドして加熱ローラ14の図5(d)で見た場合の右半分を覆う。このとき前記取っ手84は延長カバー81の外側に設けられ、しかも加熱ローラ14の半分はトレー72内に収納されているから、操作者の手が加熱ローラ14に触れることは無い。さらにバネ部材79の弾性に抗してベース板78の先端部をコモンベース76側に押し付けて、延長カバー81に設けられているフック85をコモンベース76のフック係止部86に挿入して、フック85を係止する。なお、ベース板78のフック85と対応する先端部には、フック85が挿通する切り欠き部あるいは貫通穴(図示せず)が設けられている。
図5(d)は延長カバー81を閉じた状態を示しており、ベース板78は水平状態に、受け部材82は垂直状態に保たれており、加熱ローラ14は保護部材88を介してベース板78と、延長カバー81と、受け部材82により安定に保持されている。
また、ベース板78がコモンベース76の上に重なった状態のとき、ベース板78に設けられている丸み部あるいは傾斜部96の先端部はコモンベース76よりも下方に突出しておらず、トレー72をトレー走行ガイド71に沿って引き抜いたりするときに、前記丸み部あるいは傾斜部96がトレー走行ガイド71に引っ掛かるようなことはない。
図5(d)に示すように、延長カバー81のフック85をコモンベース76のフック係止部86に装着することにより、ベース部材78のカバー部80は若干加熱ローラ14側に弾性変形し、カバー部80に設けられている取っ手83が加熱ローラ14の中心軸(重心―)の真上に位置するようになっている。従ってこの取っ手83を持って、未だ高温状態にあり、離型剤や潤滑剤が塗布されている加熱ローラ14に触ることなく、安全且つ安定した状態でプリンタ本体から取外すことができる。これにより、手順4の加熱ローラ14の抜き出しが終了する。
前記フック85は図示していないが、ねじりコイルバネを使用した位置復帰型のフックとなっており、前記取っ手84でねじりコイルバネを押す毎にフック85の中心が所定角度回転してロック、アンロックを繰り返す構造になっている。本実施例ではこのような構造のフック85を使用したが、他の構造のフックを使用することも可能である。
なお、手順5で交換する加熱ローラ14をトレー72にセットする際は、図5(a)に示すトレー72の開口部92から収納空間部93内に加熱ローラ14を挿入する訳であるが、トレー72には位置決め用のマーカや凹部(図示せず)などの位置決め表示部が設けられ、その位置決め表示部に合わせてトレー72内に加熱ローラ14がセットされる。
前記保護部材88として具体的には、アルミニウムなどの金属、あるいはポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリスルホン樹脂、フッ素樹脂などの耐熱性樹脂の基体と、その基体の内面あるいは内面と外面の両方に形成された各種断熱性材料や耐熱性を有する不織布や植毛体などの断熱層から構成されている。また、前記基体を用いないで耐熱性を有する不織布や植毛体などで保護部材88を構成することもできる。
前記実施例では加熱ローラ14の交換の場合について説明したが、熱源を有するまたは有さない加圧ローラ15の交換にも本発明を適用することも可能である。
前記実施例では加熱ローラ14側に離型剤や潤滑油を塗布したが、加圧ローラ15側、あるいは加熱ローラ14側と加圧ローラ15側の両側に離型剤や潤滑油を塗布する定着装置(画像形成装置)にも本発明を適用することが可能である。
1・・・レーザビームプリンタ、2・・・コロナ帯電器、3・・・回転多面鏡、4・・・光源、5・・・fθレンズ、6・・・現像装置、7・・・用紙、8・・・用紙搬送トラクタ、9・・・用紙搬送トラクタ、10・・・転写器、11・・・用紙ホッパ、12・・・定着装置、13・・・プレヒータ、14・・・加熱ローラ、14a・・・素管、14b・・・表面層、14c・・・放熱防止部材(アブソーバ)、14d・・・放熱防止部材(アブソーバ)、15・・・加圧ローラ、21・・・感光ドラム、25・・・ヒータランプ、26・・・ウェブ部材、46・・・センタリング部材、47・・・センタリング部材、48・・・保持部材、49・・・保持部材、50・・・フレーム、54・・・蝶ネジ、63・・・ランプカートリッジ、64・・・ランプ保護部材、71・・・トレー走行ガイド、72・・・トレー、73・・・ベース、74・・・スライドピン、75・・・ガイド溝、75a・・・出入り口、75b・・・出し入れ溝部、75c・・・リア側溝部、75c(r)・・・リア側端部、75c(f)・・・フロント側端部、76・・・コモンベース、77・・・軸、78・・・ベース板、79・・・バネ部材、80・・・カバー部、81・・・延長カバー、82・・・受け部材、83・・・取っ手、84・・・取っ手、85・・・フック、86・・・フック係止部、87・・・リア側、88・・・保護部材、89・・・空間部、90・・・ドア、91・・・プリンタ本体の側面、92・・・開口部、93・・・収納空間部、94・・・ハンドル、95・・・保持部材取付け穴、96・・・丸み部あるいは傾斜部。
Claims (9)
- ヒータを内部に設けた加熱ローラと、その加熱ローラに対して圧接可能に設けた加圧ローラとを有し、前記加熱ローラおよび加圧ローラのうちの少なくとも一方のローラが、そのローラの交換時にローラ軸方向と直角方向に挿抜可能である定着装置において、
その定着装置本体に対して着脱可能に前記定着装置本体に装着されて、交換するローラを保持して当該ローラを交換するトレーと、
そのトレーを交換するローラの軸方向と直角する方向に案内するトレー走行ガイドを備えていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1に記載の定着装置において、
前記トレー走行ガイドが、前記交換するローラの両端部付近と対応する前記定着装置本体の部分に取り付けられて、
前記トレーを交換するローラの軸方向と直角する方向に案内する出し入れ溝部と、その出し入れ溝部によって交換するローラの下側に案内された前記トレーを当該ローラの軸方向に案内する軸方向溝部を、連続して設けたことを特徴とする定着装置。 - 請求項1に記載の定着装置において、
前記トレーの前記交換するローラと対向する面に保護部材が設けられていることを特徴とする定着装置。 - 請求項3に記載の定着装置において、
前記保護部材が断熱性を有していることを特徴とする定着装置。 - 請求項1に記載の定着装置において、
前記トレーに、交換するローラの載置位置を表示する位置決め表示部が設けられていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1に記載の定着装置において、
前記トレーが、交換するローラの軸方向の長さ以上の長さと、前記ローラの直径以上の幅を有して前記ローラを載置する載置部材と、前記ローラを受け止めるために前記載置部材の端部に立設された受け部材と、前記載置部材上に載置された前記ローラを覆うカバー部材とを有することを特徴とする定着装置。 - 請求項6に記載の定着装置において、
前記カバー部の上部に取っ手が設けられていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の定着装置において、
前記交換するローラが加熱ローラであることを特徴とする定着装置。 - 感光体と、その感光体の表面を帯電する帯装置と、帯電された感光体上に静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を顕像化してトナー像を形成する現像装置と、被記録媒体上に前記トナー像を転写する転写装置と、転写されたトナー像を前記被記録媒体上に定着する定着装置を備えた画像形成装置において、
前記定着装置が請求項1ないし8のいずれか1項に記載の定着装置であることを特徴とする画像形成装置。
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