JP6646875B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に画像を定着する定着装置、及び定着装置を備える画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、記録媒体に画像を定着する定着装置が設けられている。定着装置は一対の回転体を備え、これらを圧接させた状態で回転させ、回転体間に記録媒体を通過させることにより、記録媒体上の画像が定着される。
一般的に、一対の回転体は定着装置のフレーム部材に支持されており、加圧レバー等の加圧部材によって一方の回転体が他方の回転体に対して加圧されることで両回転体間に定着ニップが形成される。また、軽量化や低コスト化などのために、定着装置のフレーム部材を樹脂材料で構成することが知られている{特許文献1(特開平8−6426号公報)参照}。
しかしながら、フレーム部材を樹脂材料で構成すると、回転体同士を加圧するときの荷重がフレーム部材にかかることによって、フレーム部材が経時的に変形し、定着ニップのニップ幅やニップ圧を維持することができなくなる可能性があった。
上記課題を解決するため、本発明は、一対の回転体と、前記一対の回転体を回転可能に支持する金属製の支持部材と、前記支持部材が取り付けられる樹脂製のフレーム部材と、前記一対の回転体の一方を他方に対して加圧する加圧部材と、を備え、前記加圧部材によって前記一方の回転体を前記他方の回転体に加圧して両回転体間に第1定着ニップを形成する状態と、前記一方の回転体に対して加圧部材を退避させて両回転体間に第2定着ニップを形成する状態と、に切替可能であって、前記第2定着ニップを形成する場合は、前記支持部材によって前記一対の回転体の軸間方向の位置決めがなされることを特徴とする。
第2定着ニップを形成する際、支持部材には一対の回転体対を圧接させることに伴う荷重が作用するが、支持部材は金属製であるので、荷重による経時的な変形が生じにくい。このため、支持部材によって両回転体を高度に位置決めすることができると共に、ニップ幅及びニップ圧が変動するのが抑制され、定着ニップを長期に亘って安定して維持することができる。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 前記画像形成装置に設けられる定着装置の概略断面図である。 定着装置の正面側を斜め上方から見た斜視図である。 定着装置の背面側を斜め上方から見た斜視図である。 フレーム部材の上部分を取り除いた状態の定着装置の斜視図である。 加圧ローラが定着ローラに対して通常の加圧力で加圧された状態を示す図である。 加圧ローラが定着ローラに対して通常よりも小さい加圧力で加圧された状態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る定着装置の斜視図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る定着装置の側面図である。 定着ベルトを備える定着装置の概略構成図である。 定着回転体を加圧回転体に対して圧接させる定着装置の概略構成図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。まず、図1を参照して、画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図1に示す画像形成装置は、モノクロ画像形成装置である。その装置本体(画像形成装置本体)100には、作像ユニットとしてのプロセスユニット1が着脱可能に装着されている。プロセスユニット1は、表面に画像を担持する像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2上の潜像を可視画像化する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード5等を備える。また、感光体2に対向する位置に、感光体2の表面を露光する露光手段としてのLEDヘッドアレイ6が配置されている。
プロセスユニット1には、画像形成用の粉体であるトナーを収容する粉体収容器としてのトナーカートリッジ7が着脱可能に装着されている。トナーカートリッジ7は、未使用のトナーを収容する未使用トナー収容部8と、使用された廃トナーを収容する廃トナー収容部9とを有する。
また、画像形成装置は、記録媒体としての用紙に画像を転写する転写装置10と、用紙を供給する給紙装置11と、用紙に転写された画像を定着させる定着装置12と、用紙を装置外へ排出する排紙装置13と、タイミングローラとしての一対のレジストローラ17とを備える。
転写装置10は、転写部材としての転写ローラ14を備える。転写ローラ14は、プロセスユニット1を装置本体100に装着した状態で感光体2と接触するように配置されている。また、転写ローラ14は、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が印加されるようになっている。
給紙装置11は、用紙Pが収容される給紙カセット15と、給紙カセット15に収容されている用紙Pを給送する給紙ローラ16とを備える。なお、用紙Pには、普通紙のほか、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等も含まれる。さらに、用紙以外に、OHPシートやOHPフィルム等を記録媒体として用いることも可能である。
定着装置12は、定着回転体としての定着ローラ18と、加圧回転体としての加圧ローラ19とを備える。定着ローラ18は、ヒータ等の加熱源によって加熱される。加圧ローラ19は、定着ローラ18側へ加圧され、定着ローラ18に接触して定着ニップを形成している。
排紙装置13は、用紙を装置外に排出する一対の排紙ローラ20を備える。また、装置本体100の外装上面部には、排紙ローラ20によって排出された用紙を載置するための排紙トレイ21が形成されている。
次に、図1を参照しつつ、本実施形態に係る画像形成装置の作像動作について説明する。
作像動作が開始されると、感光体2が回転駆動され、帯電ローラ3によって感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。次いで、読取装置又はコンピュータ等からの画像情報に基づいてLEDヘッドアレイ6が感光体2の帯電面を露光し、静電潜像が形成される。そして、現像装置4によって感光体2上の静電潜像にトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、給紙ローラ16が回転駆動を開始し、給紙カセット15から用紙Pが送り出される。送り出された用紙Pは、レジストローラ17によって搬送を一旦停止される。その後、所定のタイミングでレジストローラ17の回転駆動を開始し、感光体2上のトナー画像が転写ニップに達するタイミングに合わせて、用紙Pを転写ニップへ搬送する。
そして、用紙Pが転写ニップに搬送されると、転写ローラ14に所定の電圧が印加されることにより生じた転写電界によって感光体2上のトナー画像が用紙P上に転写される。また、このとき用紙Pに転写されなかった感光体2上のトナーは、クリーニングブレード5によって除去され、トナーカートリッジ7の廃トナー収容部9へ回収される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置12へと搬送され、定着ローラ18と加圧ローラ19とによって形成される定着ニップを通過することにより加熱及び加圧されて、用紙P上のトナー画像が定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ20によって装置外に排出され、排紙トレイ21上に載置される。
図2は、定着装置12の概略断面図である。
定着ローラ18は、中空の芯金と、当該芯金の外周に形成された離型層とで構成される。芯金としては、所要の機械的強度を有し、熱伝導性の良好な炭素鋼材やアルミニウム材等の金属材料が主として用いられる。また、離型層は、トナーとの離型性を良好とし、熱伝導率が高く耐久性に富む材料で形成される。例えば、フッ素樹脂(PFA)チューブで被覆したものやフッ素樹脂(PFA又はPTFE)塗料を塗布したもの、あるいはシリコーンゴム層やフッ素ゴム層を形成したもの等が離型層として用いられる。定着ローラ18の内部には、定着ローラ18を加熱する加熱源としてのハロゲンヒータ22が配置されている。また、定着ローラ18の外周面と対向する位置に、異常温度検出装置としてのサーモスタット28が配置されている。サーモスタット28は、定着ローラ18の異常温度を検知したとき、ハロゲンヒータ22への給電を即座に遮断することで定着ローラ18の過昇温を回避する。
加圧ローラ19は、中実又は中空の芯金と、当該芯金の外周に形成された弾性層と、当該弾性層の外周に形成された離型層とで構成される。芯金としては、例えば、STKM等の金属材料が用いられ、弾性層としては、シリコーンゴムやフッ素ゴム、あるいはこれらの発泡体が用いられる。離型層は、例えば、離型性に富むPFA、PTFA等の耐熱性フッ素樹脂のチューブで形成される。加圧ローラ19は、後述の加圧部材によって定着ローラ18に対して加圧されており、定着ローラ18と加圧ローラ19とが圧接する箇所には定着ニップNが形成されている。
また、定着ローラ18は、装置本体100に設けられた駆動源からギヤを介して駆動力が伝達され図2中の矢印Aで示す方向に回転駆動可能に構成されている。一方、加圧ローラ19は、回転駆動する定着ローラ18に対して図2中の矢印Bで示す方向に従動回転するように構成されている。なお、本実施形態とは反対に、加圧ローラ19を駆動ローラとし、定着ローラ18を従動ローラとしてもよい。
図2を参照しつつ、定着装置12の動作について簡単に説明する。
ハロゲンヒータ22によって定着ローラ18が所定の温度に加熱され、定着ローラ18と加圧ローラ19とが回転している状態で、用紙が図2中の矢印C1で示す方向から定着ニップNへ進入すると、用紙は定着ローラ18と加圧ローラ19によって挟持されながら搬送される。このとき、用紙上の未定着画像が、定着ローラ18の熱によって加熱されると共に、定着ローラ18と加圧ローラ19とによって加圧されることで、用紙に画像が定着される。そして、画像が定着された用紙は定着ニップNから図2中の矢印C2方向へ排出される。
図3は、定着装置12の正面側を斜め上方から見た斜視図、図4は、定着装置12の背面側を斜め上方から見た斜視図である。
定着装置12は、外装部を構成する樹脂製のフレーム部材23を有する。フレーム部材23によって囲まれた空間内には、定着ローラ18や加圧ローラ19等が収容されている。フレーム部材23の正面には、定着装置12内に用紙を進入させるための入口部23aが形成され(図3参照)、フレーム部材23の背面には、定着装置12から用紙を排出するための出口部23bが形成されている(図4参照)。また、本実施形態では、フレーム部材23が、上部分(上フレーム部材)と下部分(下フレーム部材)とで分離可能に構成されている。
図5は、フレーム部材23の上部分を取り除いた状態の定着装置12の斜視図である。
図5に示すように、定着ローラ18と加圧ローラ19の軸方向両端部には、それぞれ金属製の支持部材25が配置されており、両ローラ18,19の軸方向両端部は、軸受26,27を介して各支持部材25に回転可能に支持されている。各軸受26,27は、内輪と外輪との間に複数の転動体が収容された一般的な金属製の転がり軸受である。また、加圧ローラ19は、定着ローラ18に対して接近離間可能に支持されている。詳しくは、加圧ローラ19を支持する軸受27が、支持部材25に設けられた長方形状の孔である軸受ガイド部25bに嵌め込まれている。この軸受ガイド部25bに沿って軸受27が案内されることで、加圧ローラ19は定着ローラ18に対して接近離間する。一方、定着ローラ18を支持する軸受26は、各支持部材25に設けられた円形の孔である軸受嵌合部25eに嵌め込まれている。これにより、定着ローラ18は、その軸位置が軸方向と直交する方向に移動しないように固定されている。
支持部材25は、フレーム部材23の長手方向の一端部側と他端部側とにそれぞれ取り付けられている。また、フレーム部材23の長手方向の一端部側と他端部側の下部には、それぞれ加圧ローラ19を定着ローラ18に対して加圧する加圧部材としての金属製の加圧レバー31が取り付けられている。加圧レバー31は、支点Dを中心として、加圧ローラ19を定着ローラ18に対して接近させる方向とこれとは反対方向に回動可能に構成されている。
図6は、加圧ローラ19が定着ローラ18に対して通常の加圧力で加圧された状態を示す図、図7は、加圧ローラ19が定着ローラ18に対して通常よりも小さい加圧力で加圧された状態を示す図である。
以下、図6及び図7を参照しつつ、加圧ローラ19を加圧する加圧機構と、その加圧力を調整する加圧力調整機構の構成について説明する。加圧機構及び加圧力調整機構は、加圧ローラ19の軸方向の一端部側と他端部側とにそれぞれ設けられているが、互いに同様の構成であるので、ここでは片側の加圧機構及び加圧力調整機構の構成について説明する。
加圧機構30は、上記加圧レバー31と、加圧レバー31を加圧方向に付勢する付勢部材としての加圧バネ32とを有する。加圧レバー31は、その一端部31a側の支点Dを中心としてフレーム部材23に対して回動可能に設けられている。加圧バネ32は、加圧レバー31の他端部31b側と支持部材25の上部とに設けられた引っ掛け部31c,25aに引っ掛けて取り付けられている。これにより、加圧レバー31の他端部31bは、加圧バネ32によって常時図6、図7における上方へ引っ張られた状態で保持されている。
加圧力調整機構35は、回転中心から外周面までの距離が周方向に渡って異なるカム部材36を有する。カム部材36は、一対の支持部材25によって回転可能に支持される回転軸37に設けられ、回転軸37と一体的に回転する。加圧レバー31には、カム部材36の外周面に当接するカム受け部31dが設けられている。加圧レバー31が加圧バネ32によって引っ張られることで、カム受け部31dはカム部材36の外周面に対して当接した状態で保持されている。
続いて、加圧力の調整動作について説明する。
普通紙等の用紙を通紙する場合は、図6に示す通常の加圧状態にする。具体的には、図6に示すように、カム部材36を回転させて、回転中心から外周面までの距離の短い部分がカム受け部31dに対して当接するようにする。このようにすることで、加圧レバー31が加圧ローラ19を支持する軸受27の外周面に当接して軸受27を押圧する。これにより、加圧ローラ19が定着ローラ18に対して圧接され、これらのローラ18,19間にニップ幅N1の定着ニップ(第1定着ニップ)が形成される。
一方、封筒等の2枚重ねの用紙を通紙する場合は、上記のような通常の加圧状態で通紙すると、用紙にシワが発生する可能性がある。このため、封筒等の用紙を通紙する場合は、通常の加圧状態に比べて小さい加圧力で定着ニップを形成する。具体的には、図6に示す状態からカム部材36を半回転させ、図7に示すように、回転中心から外周面までの距離が長い部分がカム受け部31dに対して当接するようにする。これにより、加圧レバー31は、カム部材36によって図の下方へ押されて矢印E2方向へ回動し、軸受27に対して加圧レバー31が退避する。これに伴って、軸受27は、支持部材25に設けられた軸受ガイド部25bに沿って図の下方に移動し、加圧ローラ19が定着ローラ18に対して離間する方向に移動する。その結果、定着ローラ18に対する加圧ローラ19の加圧力が低減される。また、このとき、加圧レバー31は軸受27に対して接触しなくなる位置まで退避するが、軸受27は軸受ガイド部25bの端部(突き当て部)25cに突き当たって位置保持される。このため、加圧ローラ19は、定着ローラ18に対して完全に離間した非接触状態とはならず、通常の加圧状態のニップ幅N1よりは小さいニップ幅N2の定着ニップ(第2定着ニップ)が形成された状態で保持される。このように、カム部材36を回転させて、加圧レバー31を軸受27に対して退避させることで、支持部材25によって定着ローラ18及び加圧ローラ19の両方の軸間方向の位置決めがなされて加圧力の小さい定着ニップが形成される。これにより、封筒等の用紙のシワの発生を防止できるようになる。
その後、再び加圧力を通常の状態に戻す場合は、図7に示す状態からカム部材36をさらに半回転させることで、上記とは逆の作用で加圧力が大きくなる。すなわち、加圧レバー31が図6中の矢印E1方向に回動して軸受27に当接して押圧し、加圧ローラ19が定着ローラ18に対して接近することにより、定着ローラ18に対する加圧ローラ19の加圧力が大きくなる。
ところで、両ローラ18,19間に定着ニップが形成された状態では、両ローラ18,19同士が圧接されることに伴う荷重が支持部材25や加圧レバー31に作用する。具体的に、図6に示す通常の加圧状態では、加圧レバー31によって加圧ローラ19の軸受27が押圧され、これに伴って定着ローラ18の軸受26が支持部材25の軸受嵌合部25eに押し当てられるため、加圧レバー31に加圧方向とは反対方向の荷重(反力)が作用し、支持部材25に加圧方向の荷重が作用する。また、図7に示す減圧状態では、定着ローラ18と加圧ローラ19との間で生じる反発力によって軸受26,27が支持部材25の軸受嵌合部25eと軸受ガイド部25bの端部(突き当て部)25cに押し当てられるため、支持部材25に加圧方向の荷重とこれとは反対方向の荷重とが作用する。
このように、本実施形態では、支持部材25や加圧レバー31に対して、定着ローラ18と加圧ローラ19とを圧接させることに伴う荷重が作用する。よって、支持部材25や加圧レバー31は荷重に対する耐久性が高いことが好ましい。この点に関し、本実施形態では、支持部材25と加圧レバー31が、樹脂製のフレーム部材23よりも強度又は剛性の高い金属材料で構成されている。このため、支持部材25と加圧レバー31は、両ローラ18,19を圧接させることに伴う荷重が作用しても経時的な変形が生じにくい。
特に、支持部材25が金属材料で構成されていることで、このような金属製の支持部材を介さずに樹脂製のフレーム部材によって定着ローラや加圧ローラを支持する構成に比べて、荷重によるフレーム部材の経時的な変形に伴うニップ幅又はニップ圧の変動を抑制することができる。このため、本発明によれば、定着ニップのニップ幅及びニップ圧を長期に亘って安定して維持することができるようになる。また、図7に示す減圧状態の場合は、定着ローラ18及び加圧ローラ19の両方が支持部材25によって位置決めされるため、両ローラ18,19を高度に位置決めすることができ、安定した定着ニップを形成することができる。
一方、フレーム部材23は、軽量化や低コスト化のために、金属材料ではなく樹脂材料で構成されている。また、定着装置12が装置本体100に対して着脱可能な構成においては、フレーム部材23を樹脂材料で構成することで、フレーム部材23が金属材料で構成された支持部材25や加圧レバー31に比べて熱くなりにくい(熱伝導率が低い)ので、作業者が定着装置12を着脱操作する際の安全性が向上する。
また、フレーム部材23が樹脂材料で構成されていることで、サーモスタット28を絶縁部材(樹脂部品)を介さずにフレーム部材23に取り付けることができる(図2参照)。サーモスタット28は、金属部材に取り付けられる場合、金属部材との間に絶縁部材を介在させる必要がある。本実施形態では、サーモスタット28が取り付けられるフレーム部材23が樹脂材料で構成されていることで、絶縁部材を省略することができ、部品点数を削減することが可能である。
また、本実施形態では、ハロゲンヒータ22の両端部をフレーム部材23によって保持するように構成している。具体的には、図5に示すように、フレーム部材23の下部分(下フレーム部材)の長手方向両端部側にそれぞれ凹状の加熱源保持部23cを設け、各加熱源保持部23cにハロゲンヒータ22の両端部が嵌め込まれている。さらに、フレーム部材23の上部分(上フレーム部材)が組み付けられることで、ハロゲンヒータ22はフレーム部材23の上部分と下部分とによって挟まれて保持される。このように、フレーム部材23によってハロゲンヒータ22が保持されることで、ハロゲンヒータ22を保持するための別部材(ブラケット等)を設けなくてもよくなり、部品点数を削減できる。なお、加圧ローラ19側に加圧ローラ19を加熱する加熱源が設けられている構成においても、同様に加熱ローラ19側の加熱源をフレーム部材23によって保持することも可能である。
続いて、上記実施形態とは異なる実施形態の構成について説明する。なお、以下の説明においては、上記実施形態とは異なる部分を中心に説明し、その他の部分については上記実施形態と基本的に同様であるので説明を省略する。
図8は、本発明の他の実施形態に係る定着装置12の斜視図である。
図8に示す実施形態では、加圧レバー31が樹脂製のフレーム部材23ではなく金属製の支持部材25に取り付けられている。本実施形態では、支持部材25の下部を定着装置12の正面側(図8における手前側)へ延ばし、その延ばした先端部に加圧レバー31を回動可能に取り付けている。このように、加圧レバー31が樹脂製のフレーム部材23よりも強度又は剛性の高い金属製の支持部材25に取り付けられていることで、フレーム部材23に加圧レバー31からの大きな荷重が直接かかるのを回避することができる。これにより、フレーム部材23の変形を抑制することができ、フレーム部材23の変形に伴う定着ニップ幅やニップ圧の変動を低減することができる。
図9は、本発明のさらに別の実施形態に係る定着装置12の側面図である。なお、図9では、定着ローラ18、加圧ローラ19、これらを支持する各軸受26,27及び支持部材25のみを図示し、フレーム部材23や加圧機構30等は図示省略している。
図9に示す実施形態では、一対の支持部材25が、それぞれ2部品で構成され、定着ローラ18及び加圧ローラ19の各軸方向端部が挿入される孔部(軸受嵌合部25e及び軸受ガイド部25bを構成する孔部)の位置で分割可能に構成されている。具体的には、図9(a)に示すように、支持部材25は、軸受嵌合部25eの上半分を形成する第1分割部251と、軸受嵌合部25eの下半分及び軸受ガイド部25bを形成する第2分割部252とで構成されている。これらの分割部251,252は、ねじ等の連結部材によって互いに一体的に連結可能に構成されている。
上記の如く支持部材25が構成されていることにより、図9(b)に示すように、第1分割部251と第2分割部252とを互いに分離した状態にすることで、支持部材25に対する定着ローラ18及び加圧ローラ19の取付作業、取外し作業を容易に行うことができる。なお、分割可能に構成するのは、一対の支持部材25の両方であってもよいし片方だけでもよい。また、支持部材25を3つ以上の分割部で構成してもよい。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。上述の実施形態は、定着装置が定着ローラと加圧ローラとを備えるものであるが、本発明を適用可能な定着装置は斯かる回転体を備える定着装置に限らない。例えば、図10に示すように、内周側にニップ形成部材81が配置された無端状の定着ベルト80と、ニップ形成部材81の位置で定着ベルト80に対して圧接される加圧ローラ19とを備える定着装置にも本発明を適用可能である。すなわち、金属製の支持部材によってニップ形成部材81と加圧ローラ19とを支持することによって、定着ニップNを長期に亘って安定して維持することが可能である。
また、上述の実施形態では、定着回転体(定着ローラ)の軸位置が固定され、加圧回転体(加圧ローラ)が定着回転体に対して接近離間可能に構成されているが、これとは反対に、図11に示す例の如く、加圧回転体83の軸位置が固定され、定着回転体82が加圧回転体83に対して接近離間可能に構成されたものであってもよい。
さらに、本発明を適用可能な画像形成装置は、図1に示すようなモノクロ画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置であってもよい。また、画像形成装置には、プリンタのほか、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等も含まれる。
12 定着装置
18 定着ローラ(回転体)
19 加圧ローラ(回転体)
22 ハロゲンヒータ(加熱源)
23 フレーム部材
25 支持部材
28 サーモスタット(異常温度検知装置)
特開平8−6426号公報

Claims (7)

  1. 一対の回転体と、
    前記一対の回転体を回転可能に支持する金属製の支持部材と、
    前記支持部材が取り付けられる樹脂製のフレーム部材と、
    前記一対の回転体の一方を他方に対して加圧する加圧部材と、
    を備え、
    前記加圧部材によって前記一方の回転体を前記他方の回転体に加圧して両回転体間に第1定着ニップを形成する状態と、前記一方の回転体に対して加圧部材を退避させて両回転体間に第2定着ニップを形成する状態と、に切替可能であって、
    前記第2定着ニップを形成する場合は、前記支持部材によって前記一対の回転体の軸間方向の位置決めがなされることを特徴とする定着装置。
  2. 前記加圧部材は前記支持部材に取り付けられる請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記一対の回転体の少なくとも一方を加熱する加熱源と、
    前記加熱源によって加熱される前記回転体の異常温度を検知する異常温度検知装置と、
    を備え、
    前記異常温度検知装置は、前記フレーム部材に取り付けられる請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記一対の回転体の少なくとも一方を加熱する加熱源を備え、
    前記加熱源は、前記フレーム部材によって保持される請求項1から3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記支持部材は、前記一対の回転体の軸方向端部が挿入される孔部を有し、前記孔部の位置で前記支持部材が分割可能に構成されている請求項1から4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記回転体対のうちの一方は、加熱源によって加熱される定着ローラであり、他方は、前記定着ローラに対して加圧される加圧ローラである請求項1から5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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