JP2009276576A - 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着ベルトと加圧ローラとのニップ部の面積を十分に確保するとともに、ニップ部全域において均一な加圧が可能な長寿命の定着装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置7は、定着ベルト21と、定着ベルト21に内接する伝熱ローラ及び定着ローラ23と、定着ベルト21を挟んで定着ローラ23に圧接された加圧ローラ24とを含む構成である。定着ニップ部Nとガイドローラ27との間には、主加圧部29と、主加圧部29から定着ニップ部Nにかけて延設された補助延伸部30とで構成される加圧補助部材28とが配置されており、補助延伸部30の櫛歯部30aは、定着ローラ23の溝部23cに非接触に進入し、定着ニップ部Nの一部を形成している。
【選択図】図3

Description

本発明は、加熱したローラ対のニップに、未定着トナー画像を担持した用紙を挿入して未定着トナーを加熱、溶融し、用紙に定着する定着装置、及びそれを備えた電子写真方式を用いる画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた従来の画像形成装置においては、ニップを形成する定着ローラ対の少なくとも一方のローラに熱源を内蔵させて加熱ローラとし、このローラ対のニップ部に未定着トナー画像を担持した用紙を挿通することによって用紙にトナーを定着する熱ローラ定着方式が広く用いられている。
このような熱ローラ定着方式では、加熱ローラに内蔵されたハロゲンランプなどの熱源からローラ表面までの熱伝達の効率が低く、熱の損失が大きい。また、ローラ表面まで熱が伝達するのに長い時間が必要である。その結果、加熱効率が悪いために消費電力が多く、ローラ表面が定着可能な温度に達するまでのウォームアップ時間が長くなるなどといった問題があった。
これを改善するために、用紙を加熱するための加熱部材を、加熱ローラに代えて発熱源からの輻射光を吸収して発熱するベルト又はフィルム状とすることにより、従来の加熱ローラに比べ熱容量を小さくしてウォームアップ時間を短縮するとともに、消費電力を低減するベルト定着方式が開発されている。
このようなベルト定着方式を用いたカラー画像形成装置では、記録媒体にトナーを定着させる場合、モノクロ機に比べて記録媒体へのトナーの付着量が多いため、記録媒体がベルトに接触している時間(ニップ時間)を長くとる必要がある。その対策として、例えば特許文献1には、ベルト部材を介して支持加圧ローラ(定着ローラ)と外部加圧ローラとが対向する定着ニップ部に先行して補助ニップ部を形成する摺動加圧部材をベルト内側に設ける方法が開示されている。
また、特許文献2には、補助ニップ部を形成する定着部材をベルト部材の上流側において定着ローラに接触させて設けた定着装置が開示されている。
特開2004−77871号公報 特開2004−252354号公報
しかし、特許文献1の方法では、定着ローラと摺動加圧部材との間に隙間があるため、定着ニップ部と補助ニップ部との間では外部加圧ローラからの圧力が記録媒体に加わらず、圧抜け状態となる。補助ニップ部で加熱されたトナー層は溶融状態であり、その状態で圧力が抜ける部分が発生すると、ベルトと外部加圧ローラとの微細な速度差等の影響により滲んだような画像となり、さらにトナー像全体に均一な圧力が加わらないため画像に光沢ムラが発生してしまうなど、安定した定着処理が行えないという問題があった。
また、特許文献2の方法では、定着ローラと定着部材との接触部分に低摩擦部材を設けて定着ローラによる定着部材の変形や巻き込みを防止しているが、長期間の使用で低摩擦部材が摩耗した場合、定着部材が変形したり巻き込まれて破損したりするおそれがあった。また、接触部分を剛体にすることで定着ローラに巻き込まれない構成も考えられているが、この場合は剛体との摩擦により定着ローラ表面が摩耗してしまい長期間の使用に耐えられないという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、定着ベルトと加圧ローラとのニップ部の面積を十分に確保するとともに、ニップ部全域において均一な加圧が可能な長寿命の定着装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、記録媒体の搬送速度と略等速で回動可能な無端状の定着ベルトと、該定着ベルトを加熱する加熱手段と、前記定着ベルトに内接する定着ローラと、該定着ローラに前記定着ベルトを介して所定の圧力で当接する加圧ローラと、を備え、前記定着ベルトと前記加圧ローラにより形成された定着ニップ部に記録媒体を挿通させて記録媒体上に担持された未定着トナー像を定着する定着装置において、前記定着ローラの表面には、周方向に環状の溝部が形成されており、前記定着ベルトの回動方向に対し前記定着ローラの上流側に配置され前記定着ベルトを介して前記加圧ローラに圧接される主加圧部と、該主加圧部から前記定着ニップ部における前記溝部に該溝部と接触することなく延設され前記定着ローラと共に前記定着ベルトを介して前記加圧ローラに圧接される補助延伸部と、を有する加圧補助部材が設けられたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置において、前記溝部は前記定着ローラの幅方向に複数形成されており、前記補助延伸部は、前記複数の溝部に延設される突出部を有する櫛形状に形成されていることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置において、前記補助延伸部は、可撓性を有する金属板で形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置において、前記補助延伸部の前記定着ベルトとの摺動部分に、前記補助延伸部よりも摩擦係数の小さい部材を付設したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置において、前記定着ベルトの回動方向に対し前記加圧補助部材の上流側において前記定着ベルトに内接するガイドローラを設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置が搭載された画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、定着ベルトは定着ニップ部の上流側において主加圧部及び補助延伸部により加圧ローラに圧接されると共に、定着ニップ部においては定着ローラ及び補助延伸部により加圧ローラに圧接されるため、よりトナーの載り量の多いカラー印刷においても十分なニップ時間を確保することができると共に、補助延伸部と定着ローラとの間に圧力の不均一部が発生するおそれもなくなる。
また、主加圧部は定着ローラと接触しないため、定着ローラの摩耗や、定着ローラへの巻き込みによる主加圧部の破損も防止できる。さらに、定着ニップ部においては補助延伸部も定着ローラと接触しないため、補助延伸部の巻き込みによる補助延伸部の破損をも防止することができ、定着ニップ部の圧力を増加させることもできる。加えて定着ローラの耐久性も向上する。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の定着装置において、溝部を定着ローラの幅方向に複数形成し、補助延伸部を、複数の溝部に延設される突出部を有する櫛形状に形成することにより、補助延伸部と定着ローラとの間の圧力の不均一部の発生をさらに防止することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1または第2の構成の定着装置において、補助延伸部を、可撓性を有する金属板で形成することにより、記録媒体を一定の圧力で加圧可能な剛性を維持しつつ、加圧ローラの表面に沿って湾曲することで補助延伸部全域を加圧ローラに均一に当接させることができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1〜第3のいずれかの構成の定着装置において、補助延伸部の定着ベルトとの摺動部分に、補助延伸部よりも摩擦係数の小さい部材を設けることにより、補助延伸部と定着ベルトとの摩擦が低減されて定着ベルトが円滑に回動するとともに、定着ベルトの耐久性も向上する。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1〜第4のいずれかの構成の定着装置において、定着ベルトの回動方向に対し加圧補助部材の上流側において定着ベルトに内接するガイドローラを設けることにより、定着ベルトと加圧補助部材との接触角を調整して摩擦を低減することができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1〜第5のいずれかの構成の定着装置を搭載することにより、トナーの載り量が多いカラー印刷においても均一且つ十分な加熱、加圧により高画質な画像形成が可能で、耐久性にも優れた画像形成装置となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の定着装置が搭載された画像形成装置の構成を示す模式断面図である。ここではタンデム式のカラープリンタを例に挙げて説明する。画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送ベルト8の上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、各画像形成部に隣接して移動する搬送ベルト8によって担持・搬送される用紙P上に転写され、さらに、定着装置7において用紙P上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム1a〜1dを図1において時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び上方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光するLEDヘッド4a、4b、4c及び4dと、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像器3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部5a、5b、5c及び5dが設けられている。
先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いでLEDヘッド4a〜4dによって光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像器3a〜3dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーが補給装置(図示せず)によって所定量充填されている。このトナーは、現像器3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、LEDヘッド4a〜4dからの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
トナー像が転写される用紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラ12a及びレジストローラ12bを介して搬送ベルト8上へ供給され、各感光体ドラム1a〜1dの位置へと搬送される。搬送ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。
搬送ベルト8は、上流側の搬送ローラ10と、下流側の駆動ローラ11とに掛け渡されており、搬送ベルト8が反時計回りに回転を開始すると、用紙Pがレジストローラ12bから搬送ベルトの最上流側に設けられた吸着ローラ(図示せず)を介して搬送ベルト8上へ搬送される。吸着ローラには所定の電圧が印加されており、用紙Pを静電吸着力により搬送ベルト8上に保持する。このとき画像書き出し信号がONとなり、所定のタイミングにより最上流の感光体ドラム1a上に画像形成を行う。そして、感光体ドラム1aの下部において、所定の転写電圧が印加された転写ローラ6aで電界付与することにより、感光体ドラム1a上のシアンのトナー像が用紙P上に転写される。その後、この用紙Pは次の画像形成部Pbに搬送され、上記と同様に、今度は感光体ドラム1b及び転写ローラ6bによってマゼンタのトナー像が転写される。
以下、上述と同様の方法により、感光体ドラム1c、1d及び転写ローラ6c、6dによってそれぞれイエロー及びブラックのトナー像が転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために用紙Pに対し予め定められた所定の位置関係をもって形成される。4色のトナー像が転写された用紙Pは、搬送ベルト8から離脱し、定着装置7へと搬送される。また、トナー像が転写された後の感光体ドラム1a〜1dは、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、その表面に残留したトナーが各クリーニング部5a〜5dにより除去される。
搬送ベルト8から定着装置7に搬送された用紙Pは、加熱及び加圧されてトナー像が用紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙Pは、排出ローラ13により装置本体上面の排出トレイ15に排出される。
図2は、本発明の第1実施形態に係る定着装置の側面断面図である。図2に示すように、定着装置7は、図中時計回りに回動する無端状の定着ベルト21と、定着ベルト21に内接する中空円筒状の伝熱ローラ22と、定着ベルト21に内接して定着ベルト21と同方向に回転する定着ローラ23と、定着ベルト21を挟んで定着ローラ23に圧接され図中反時計回りに回転する加圧ローラ24とを含む構成である。
定着ベルト21は、伝熱ローラ22及び定着ローラ23に接する最内側に設けられたベース層(基材)や、加圧ローラ24に接する最外側に設けられた離型層を含む複数の層が積層されて成る無端状のベルトである。この定着ベルト21は、伝熱ローラ22、定着ローラ23及びガイドローラ27に巻き掛けられ、所定の張力が与えられている。
ベース層としては、ニッケル等の金属をメッキ、又は圧延処理した金属層、或いはポリイミドフィルム等の合成樹脂層が用いられる。離型層としては、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等のフッ素系樹脂が用いられ、塗料の塗布やチューブを被せることによって形成されている。離型層は、PFAチューブであれば10〜50μm、フッ素樹脂塗料であれば10〜30μm程度の厚さが適当である。
また、ベース層と離型層との間に、弾性部材層として厚さ100〜1000μm程度のシリコンゴム層を設けても良い。この構成によれば、弾性部材層が用紙上の未定着トナー像を包み込んで、ソフトに定着できる。その結果、画像の高画質化を図ることが可能となり、高性能な定着装置を得ることができる。
また、ベース層と離型層との間に蓄熱層を設けて伝熱ローラ22から得た熱を逃がさないようにし、且つ定着ベルト21の表面の温度を均一に保持することもできる。その結果、さらに高い加熱効率が得られるとともに、ウォームアップ時間の短縮及び消費電力の低減の効果を高めることが可能となる。
蓄熱層は、シリカやアルミナ、酸化マグネシウム等の金属酸化物の粉末をフィラーとして配合して熱伝導率を高めたシリコンゴムや、アルミ、銅、ニッケル等の熱伝導率の高い金属で構成され、これらをチューブ状に成型したものを被覆する、或いはメッキするなどして設けられている。蓄熱層は、シリコンゴムのように弾性がある材料であれば良いが、金属で構成した場合、肉厚を厚くし過ぎるとベルトの硬度が上がり、トナーを溶融するのに必要なニップ量が得られなくなってしまう。したがって、蓄熱層の厚さは、10〜1000μm、望ましくは50〜500μmとする。
また、定着ベルト21の表面に接するようにサーミスタ(図示せず)が設けられている。このサーミスタにより定着ベルト21の温度を検知し、光源25のON/OFFを制御することによって定着温度の制御を行う。
また、定着ベルト21の幅は、光源25の幅よりも狭く、且つ定着ニップ部Nを通過する最大の用紙幅よりも広く設定されている。これにより、光源25は定着ベルト21全体を均一に加熱して定着むらの発生を防止するとともに、定着ベルト21は用紙サイズに係わらず用紙全面を覆うことができるため、伝熱ローラ22への未定着トナーの付着を防止できる。
伝熱ローラ22は、定着ベルト21を加熱するものであり、内部には、長手方向(図の紙面方向)のほぼ全域に渉って光源25が備えられている。光源25としては、赤外線を効率良く輻射するハロゲンランプやキセノンランプ等が用いられるが、電源投入時の高速な立ち上がり特性と応答性を有するハロゲンランプが好ましい。伝熱ローラ22の材質としては、熱伝導性の良いステンレスやアルミ等の金属が用いられる。
定着ローラ23は、定着ベルト21を介して加圧ローラ24と当接することで、用紙を挿通させる定着ニップ部Nを形成するとともに、モータ等の駆動源(図示せず)により図中時計回りに回転して定着ベルト21に駆動力を付与する。定着ローラ23の構成としては、例えば鉄製の芯金23aの周囲に弾性層を構成するシリコンゴム層23bを設けたものが用いられる。定着ローラ23の他の構成については後述する。
加圧ローラ24は、例えばアルミニウム製の芯金24aの外側に、弾性層を構成するシリコンゴム層24bが設けられ、表面はPFAチューブで被覆されている。芯金24aには加圧ローラ24の圧力を調整する圧調整機構(図示せず)が配置されている。
分離板26は、定着ニップ部Nを通過した用紙が定着ベルト21に付着した場合に剥がし取るものであり、定着ニップ部Nよりも下流側の定着ベルト21表面において、定着ローラ23の回転方向に対しカウンター方向に定着ベルト21に非接触状態で配置されている。
定着ニップ部Nとガイドローラ27との間には、定着ベルト21の幅方向(図の紙面方向)全域に亘って加圧補助部材28が配置されており、定着ニップ部Nの上流側において定着ベルト21を加圧ローラ24に圧接する。ガイドローラ27は、加圧補助部材28の上流側において定着ベルト21の角度を可変することで、定着ベルト21と加圧補助部材28との接触角を調整する。
図3は、図2における定着ニップ部N周辺の拡大図である。また、図4(a)は、定着ローラの側面図であり、図4(b)はその上面図である。図5は、加圧補助部材の側面図であり、図5(b)は、図5(a)のA方向に見た図であり、図5(c)は、そのB方向に見た図である。図6(a)は、定着ローラ及び加圧補助部材の配置状態を示す部分側面図であり、図6(b)は、図6(a)のA方向に見た図であり、図6(c)は、そのB方向に見た図である。図3〜図6を用いて定着ローラ23及び加圧補助部材28の構成について説明する。
図3または図4に示すように、定着ローラ23の芯金23aの周囲には、軸方向に所定の幅W1及び軸方向と垂直方向(図4(b)の上下方向)に所定の厚みT1を有する円筒状のシリコンゴム層23bが、軸方向にW1と略同じ長さである間隔L1を隔てて略等間隔に配設され、定着ベルト21に所定の圧力で圧接されている。また、図4(b)に示すように、隣接するシリコンゴム層23bの間には、周方向に略矩形状の断面を有する環状の溝部23cが形成されている。
図3に示すように、加圧補助部材28は、主加圧部29と、主加圧部29から定着ニップ部Nにかけて延設された補助延伸部30とで構成されており、主加圧部29の上流側には定着ベルト21との摩擦を低減するための湾曲面29aが形成されている。また、補助延伸部30の下面は、加圧ローラ24の外周面と定着ベルト21を介して当接するよう湾曲している。なお、図5及び図6においては便宜上、補助延伸部30の下面を略平面で示すこととした。
図5(b)に示すように、補助延伸部30は、幅方向(図の左右方向)に略平行に櫛歯部(突出部)30aが並ぶことにより櫛形状に形成されている。また、図5(b)に示すように、櫛歯部30aは、軸方向にL1(図4(b)参照)より小さい所定の幅W2及び水平方向(図の上下方向)に所定の突出長さDを有し、軸方向にW1(図4(b)参照)より大きい所定間隔L2を隔てて略等間隔に突出している。また、図5(c)に示すように、櫛歯部30aは、断面略矩形状に形成されており、鉛直方向(図5(c)の上下方向)にT1(図4(b)参照)より小さい所定の厚みT2を有している。
そして、図6(a)及び図6(b)に示すように、補助延伸部30の櫛歯部30aは、軸方向(図6(b)の左右方向)に溝部23cと接触することなく溝部23cに挿入されている。また、図6(c)に示すように、櫛歯部30aは、鉛直方向(図6(c)の上下方向)にも溝部23cと接触することなく溝部23cに挿入されている。
図6(c)に示すように、櫛歯部30aの下面は、定着ニップ部Nにおけるシリコンゴム層23bの端面と略同一平面となるよう配置されており、シリコンゴム層23bと略同じ圧力で加圧ローラ24により圧接されている。このように、定着ローラ23及び補助延伸部30は、互いに接触することなく定着ベルト21及び加圧ローラ24に圧接され、加圧ローラ24と定着ニップ部Nを形成している。
加圧補助部材28の材質としては特に制限はないが、主加圧部29は、定着ベルト21と加圧ローラ24との間に進入した用紙を均一に加圧するために、ある程度の剛性を有する必要がある。また、補助延伸部30は、加圧ローラ24の表面に沿って湾曲できる可撓性と、用紙を均一に加圧するための反発力とを有する必要がある。従って、例えばアルミニウム等の金属部材で主加圧部29を形成し、主加圧部29の外側に厚さ0.1mm程度のステンレス(SUS)薄板を貼り付けて補助延伸部30を形成することが好ましい。
上記の構成によれば、定着ベルト21は定着ニップ部Nの上流側において主加圧部29及び補助延伸部30により加圧ローラ24に圧接されるため、トナーの載り量の多いカラー印刷においても十分なニップ時間を確保することができる。また、定着ニップ部Nでは、補助延伸部30の櫛歯部30aと定着ローラ23のシリコンゴム層23bとにより定着ベルト21が圧接されているため、補助延伸部30と定着ローラ23との間に生じる隙間を小さくすることができ、圧力の不均一部の発生を防止することができる。
さらに、主加圧部29は定着ローラ23と接触しないため、定着ローラ23の摩耗や、定着ローラ23への巻き込みによる主加圧部29の破損を防止することができる。加えて、櫛歯部30aも定着ローラ23と接触しないため、補助延伸部30の定着ローラ23への巻き込による補助延伸部30の破損をも防止することができ、定着ニップ部Nの圧力を増加させることもできる。加えて、定着ローラ23の耐久性も向上する。
また、ここでは補助延伸部30を、複数の櫛歯部30aを有する櫛形状に形成することにより、補助延伸部30と定着ローラ23との間の圧力の不均一部の発生をさらに防止することができるが、補助延伸部30を溝部23cに挿入し、定着ローラ23と共に定着ニップ部Nを形成可能であれば、溝部23c及び櫛歯部30bを1つずつ設けることもできる。
なお、図3の構成では、補助延伸部30の櫛歯部30aは定着ニップ部Nの用紙搬送方向下流側端部まで突出しているが、櫛歯部30aを、定着ニップ部Nの下流側に定着ローラ23の外周面に沿ってさらに延長しても良い。また、ここでは定着ローラ23において溝部23cの幅W1と溝部23cの間隔L1とを略同じ長さにしたが、これらは特に限定されるものではなく、例えば定着ニップ部Nにおける圧力の均一性及びシリコンゴム層23bの強度及び溝部23cに挿入される櫛歯部30aの強度等を考慮し、適宜設定することができる。
また、溝部23c及び櫛歯部30aの数量も例えば上記同様に適宜設定することができ、特に限定されるものではない。さらに、溝部23cと櫛歯部30aとの間の隙間も特に限定されないが、かかる隙間が広くなれば定着ニップ部Nにおける圧力の不均一部の発生を十分に防止できないおそれがあり、狭くなれば両者が接触するおそれがあるため、例えばこれらも考慮して上記隙間を適宜設定することができる。
また、ここでは溝部23cの断面形状を略矩形状としたが、櫛歯部30aを溝部23cと接触することなく溝部23c内に挿入すると共に定着ベルト21に圧接可能であれば、その形状は特に限定されるものではない。また、櫛歯部30aの形状も、溝部23cの形状に応じて適宜設計することができる。
また、ここではシリコンゴム層23bを、芯金23aの表面から厚みT1となるよう配設したが、芯金23aの表面をシリコンゴムで覆い、かかるシリコンゴムの表面の一部を切り取ることにより、定着ベルト21に圧接されるシリコンゴム層23bと、溝部23cと、を形成することもできる。
図7は、本発明の第2実施形態に係る定着装置における定着ローラ及び補助延伸部の配置状態を示す正面図である。本実施形態においては、定着ローラ23の表面をシリコンゴムで覆い、かかるシリコンゴムの一部を、正面(図の紙面と垂直方向)から見て断面略半円形状となるよう切り取ることにより溝部23cと、シリコンゴム層23bと、を形成した。そして、櫛歯部30aの形状を、正面から見て溝部23cの内周面より半径が小さく、且つこれと略平行な断面略半円形状とした。他の部分の構成は第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
図8は、本発明の第3実施形態に係る定着装置における定着ニップ部N周辺の拡大図である。本実施形態においては、補助延伸部30の、定着ベルト21との摺動部分に低摩擦部材31(補助延伸部30よりも摩擦抵抗の小さい部材、図の点線で表示)を積層している。他の部分の構成は第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
この構成によれば、補助延伸部30と定着ベルト21との摩擦が低減されるため、定着ベルト21が円滑に回動するとともに、定着ベルト21の耐久性がさらに向上する。低摩擦部材31としては、例えばPFA等のフッ素樹脂系のシートやフッ素樹脂塗料を用いることができる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態では、定着ローラ23にモータを連結して回転駆動することにより、定着ベルト21及び加圧ローラ24を所定速度で従動回転させているが、例えば伝熱ローラ22或いは加圧ローラ24にモータを連結して回転駆動する構成としても良い。また、ガイドローラ27は必須の構成要素ではなく、定着ベルト21を伝熱ローラ22から加圧補助部材28に直接掛け回す構成としても良い。
また、上記実施形態で示した定着ベルト21、伝熱ローラ22、定着ローラ23、及び加圧ローラ24の構成は好ましい一例であり、本発明の目的を達成可能な他の構成を採用することもできる。また、光源25に代えて伝熱ローラ22内に加熱用励磁コイルを配置し、加熱用励磁コイルに高周波電流を流すことにより伝熱ローラ22が加熱される構成としても良い。さらに、伝熱ローラ22に代えて他の加熱手段を設けても良い。
また、本発明の定着装置は図1に示したタンデム式のカラープリンタに限らず、デジタル複合機やカラー複写機、アナログ方式のモノクロ複写機、或いはモノクロプリンタやファクシミリ等の、電子写真プロセスを用いた種々の画像形成装置に適用できる。
本発明は、記録媒体の搬送速度と略等速で回動可能な無端状の定着ベルトと、該定着ベルトを加熱する加熱手段と、前記定着ベルトに内接する定着ローラと、該定着ローラに前記定着ベルトを介して所定の圧力で当接する加圧ローラと、を備え、前記定着ベルトと前記加圧ローラにより形成された定着ニップ部に記録媒体を挿通させて記録媒体上に担持された未定着トナー像を定着する定着装置において、前記定着ローラの表面には、周方向に環状の溝部が形成されており、前記定着ベルトの回動方向に対し前記定着ローラの上流側に配置され前記定着ベルトを介して前記加圧ローラに圧接される主加圧部と、該主加圧部から前記定着ニップ部における前記溝部に該溝部と接触することなく延設され前記定着ローラと共に前記定着ベルトを介して前記加圧ローラに圧接される補助延伸部と、を有する加圧補助部材が設けられたものである。
これにより、加圧補助部材を用いて十分なニップ時間を確保した場合に圧力の不均一部が発生せず、定着ローラの摩耗や、定着ローラへの巻き込みによる加圧補助部材の破損も防止できると共に補助延伸部の巻き込みによる補助延伸部の破損をも防止して定着ニップ部の圧力を増加させることもでき、さらには定着ローラの耐久性を向上できるため、特に、トナーの載り量が多くなるカラー画像形成装置に好適に利用できるベルト定着式の定着装置を提供することができる。
また、溝部を定着ローラの幅方向に複数形成し、補助延伸部を、複数の溝部に延設される突出部を有する櫛形状に形成することにより、補助延伸部と定着ローラとの間の圧力の不均一部の発生をさらに防止することができる。補助延伸部は、ステンレス薄板等の可撓性を有する金属板で形成できる。
また、補助延伸部の定着ベルトとの摺動部分に、フッ素樹脂系のシート等の低摩擦部材を設けることにより、定着ベルトがより円滑に回動するとともに、定着ベルト及び定着ローラの耐久性もさらに向上した定着装置となる。また、加圧補助部材の上流側にガイドローラを配置しておけば、定着ベルトと加圧補助部材との接触角を調整して摩擦を低減することができる。
は、本発明の定着装置が搭載された画像形成装置の概略断面図である。 は、本発明の第1実施形態に係る定着装置の側面断面図である。 は、図2における定着ニップ部N周辺の拡大図である。 は、第1実施形態に用いられる定着ローラを示す図であり、図4(a)は、定着ローラの側面図であり、図4(b)は上面図である。 は、第1実施形態に用いられる加圧補助部材を示す図であり、図5(a)は、加圧補助部材の側面図であり、図5(b)は、図5(a)のA方向に見た図であり、図5(c)は、図5(a)のB方向に見た図である。 は、第1実施形態に用いられる定着ローラ及び加圧補助部材の配置状態を示す図であり、図6(a)は、定着ローラ及び加圧補助部材の配置状態を示す部分側面図であり、図6(b)は、図6(a)のA方向に見た図であり、図6(c)は、図6(a)のB方向に見た図である。 は、本発明の第2実施形態に係る定着装置における定着ローラ及び加圧補助部材の配置状態を示す正面図である。 は、本発明の第3実施形態に係る定着装置における定着ニップ部周辺を示す断面拡大図である。
符号の説明
7 定着装置
8 搬送ベルト
21 定着ベルト
22 伝熱ローラ(加熱手段)
23 定着ローラ
23a 回転軸
23b シリコンゴム層
23c 溝部
24 加圧ローラ
25 光源
26 分離板
27 ガイドローラ
28 加圧補助部材
29 主加圧部
30 補助延伸部
30a 櫛歯部(突出部)
31 低摩擦部材
100 画像形成装置
N 定着ニップ部
P 用紙(記録媒体)

Claims (6)

  1. 記録媒体の搬送速度と略等速で回動可能な無端状の定着ベルトと、
    該定着ベルトを加熱する加熱手段と、
    前記定着ベルトに内接する定着ローラと、
    該定着ローラに前記定着ベルトを介して所定の圧力で当接する加圧ローラと、を備え、
    前記定着ベルトと前記加圧ローラにより形成された定着ニップ部に記録媒体を挿通させて記録媒体上に担持された未定着トナー像を定着する定着装置において、
    前記定着ローラの表面には、周方向に環状の溝部が形成されており、
    前記定着ベルトの回動方向に対し前記定着ローラの上流側に配置され前記定着ベルトを介して前記加圧ローラに圧接される主加圧部と、該主加圧部から前記定着ニップ部における前記溝部に該溝部と接触することなく延設され前記定着ローラと共に前記定着ベルトを介して前記加圧ローラに圧接される補助延伸部と、を有する加圧補助部材が設けられたことを特徴とする定着装置
  2. 前記溝部は前記定着ローラの幅方向に複数形成されており、
    前記補助延伸部は、前記複数の溝部に延設される突出部を有する櫛形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記補助延伸部は、可撓性を有する金属板で形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記補助延伸部の前記定着ベルトとの摺動部分に、前記補助延伸部よりも摩擦係数の小さい部材を付設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記定着ベルトの回動方向に対し前記加圧補助部材の上流側において前記定着ベルトに内接するガイドローラを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281954A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Ricoh Co Ltd ベルト定着装置およびこれを有する画像形成装置
US8948672B2 (en) 2012-05-31 2015-02-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing device having plurality of fixation nip areas and image forming appartus having the same

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