JP5532899B2 - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば液晶装置等の電気光学装置、及び該電気光学装置を備えた、例えば液晶プロジェクター等の電子機器の技術分野に関する。
この種の電気光学装置として、画素電極や画素スイッチング用TFT(Thin Film Transistor)が形成されたTFTアレイ基板と、対向電極が形成された対向基板との間に電気光学物質である液晶を挟持してなる液晶装置がある。このような液晶装置では、対向基板側から入射される入射光の利用効率を高めるために、各画素に対応するプリズムが対向基板に作り込まれる場合がある(例えば特許文献1参照)。
一方、例えば特許文献2には、TFTアレイ基板に溝部を形成し、該溝部の斜面に反射膜を形成すると共に該溝部内に画素スイッチング用TFTを配置することにより、画素における光透過率、及び画素スイッチング用TFTに対する遮光性を高める技術が開示されている。
特開2009−204649号公報 特開2009−198762号公報
しかしながら、例えば特許文献1に開示された技術によれば、対向基板にプリズムが形成されているので、製造プロセスにおいてTFTアレイ基板と対向基板とを例えばシール材によって相互に貼り合わせる際に、これら基板間に相対的な位置ずれ(即ち、TFTアレイ基板と対向基板との位置合わせずれ)が生じてしまうおそれがあるという技術的問題点がある。このような位置ずれが生じると、各画素の開口領域(即ち、各画素において表示に寄与する光が出射される領域)がプリズムによって狭められてしまい、各画素における光透過率が低下してしまう。
更に、例えば特許文献2に開示された技術によれば、溝部内に画素スイッチング用TFTを配置するために該溝部を比較的大きく形成すると、各画素の開口領域が溝部によって狭められてしまい、各画素における光透過率が低下してしまうおそれがあるという技術的問題点がある。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、例えば各画素における光透過率を高めることができ、明るく高品位な画像を表示可能な電気光学装置、及びそのような電気光学装置を備えた電子機器を提供することを課題とする。
本発明の一態様の電気光学装置は、素子基板と、前記素子基板に配置された画素電極と、前記画素電極に対応して配置された半導体素子と、前記素子基板に配置された光反射部と、を備え、前記半導体素子は、前記素子基板の第1面から前記第1面に対向する第2面に向かう方向から見て、前記光反射部と重なるように配置され、前記半導体素子と前記光反射部との間には、少なくとも前記光反射部を覆うように物質が配置され、前記画素電極は、前記素子基板の第1面から前記第1面に対向する第2面に向かう方向から見て、前記光反射部と重なるように配置され、前記光反射部は、前記第2面から前記光反射部に向かう光を、前記画素電極に向かうように反射すること特徴とする。
上記の本発明に係る電気光学装置は、素子基板と、前記素子基板に配置された画素電極と、前記画素電極に対応して配置された半導体素子と、前記素子基板に配置された光反射部と、を備え、前記半導体素子は、前記素子基板の第1面から前記第1面に対向する第2面に向かう方向から見て、前記光反射部と重なるように配置され、前記半導体素子と前記光反射部との間には、少なくとも前記光反射部を覆うように物質が配置され、前記画素電極は、前記素子基板の第1面から前記第1面に対向する第2面に向かう方向から見て、前記光反射部と重なるように配置されること特徴とする。・
上記の本発明に係る電気光学装置は、素子基板と、前記素子基板に配置された画素電極と、前記画素電極に対応して配置された半導体素子と、前記素子基板に配置された光反射部と、を備え、前記半導体素子は、前記素子基板の第1面から前記第1面に対向する第2面に向かう方向から見て、前記光反射部と重なるように配置され、前記半導体素子と前記光反射部との間には、少なくとも前記光反射部を覆うように物質が配置されること特徴とする。
本発明の別の一態様の電気光学装置は、前記光反射部は、前記素子基板の前記第1面から前記第2面に向かうように形成される溝を含むことを特徴とする。
本発明のさらに別の一態様の電気光学装置は、前記物質は膜であることを特徴とする。
本発明のさらに別の一態様の電気光学装置は、前記膜は、少なくとも前記溝の開口部を覆うように配置されることを特徴とする。
上記の本発明に係る本発明の電気光学装置は、素子基板と、該素子基板に設けられた画素電極と、前記画素電極に対応して設けられた半導体素子と、前記素子基板の少なくとも一部に形成された溝からなる光反射部とを備え、前記半導体素子は、前記素子基板上で平面的に見て、前記光反射部と互いに重なるように配置されると共に、少なくとも前記溝の開口部を覆うように設けられた平坦化膜上に配置される。
本発明の電気光学装置は、例えば、画素電極及び該画素電極に電気的に接続された例えば画素スイッチング用TFT等である半導体素子が設けられた素子基板と、画素電極に対向する対向電極が設けられた対向基板との間に、例えば液晶等の電気光学物質を挟持してなる。当該電気光学装置の動作時には、画像信号が画素電極へ選択的に供給されることで、複数の画素電極が配列された画素領域(或いは画像表示領域)における画像表示が行われる。尚、画像信号は、例えばデータ線及び画素電極間に電気的に接続された例えば画素スイッチング用TFT等である半導体素子がオンオフされることによって、所定のタイミングで例えばデータ線から半導体素子を介して画素電極に供給される。
本発明の電気光学装置によれば、画素電極及び半導体素子は、例えば、素子基板における光が入射される一方の基板面とは異なる他方の基板面に設けられており、画像表示の際、例えば、素子基板及び対向基板間に挟持された例えば液晶等の電気光学物質に対して光源から入射される光は、対向基板側からではなく、素子基板側から入射され、例えば液晶等の電気光学物をその配向状態に応じて透過し、対向基板側から表示光として出射される。
本発明では特に、素子基板に光反射部が形成されている。光反射部は、素子基板の少なくとも一部に例えばV字状の溝が掘られてなる。光反射部は、例えば、素子基板の他方の基板面における非開口領域の一部に設けられる。光反射部は、典型的には、溝内に例えば真空層、空気層、金属層、絶縁層等を有している。
よって、光反射部によって、素子基板の例えば一方の基板面側から非開口領域に入射される光を開口領域に向かうように反射させることができる。尚、ここで「開口領域」は、例えば画素領域内において画素毎に表示に寄与する光を出射する領域(言い換えれば、画素領域内において電気光学物質による電気光学動作が実際に行われる領域)を意味し、「非開口領域」は、例えば画素領域のうち開口領域を除く領域、即ち、例えば画素領域内において画素毎に表示に寄与する光が出射しない領域(即ち、画素領域において電気光学物質による電気光学動作が実際に行われない領域)を意味する。光反射部によれば、例えば、素子基板の一方の基板面側から入射される光を、画素毎の開口領域に向かうように当該光反射部と素子基板との境界面において反射させることができる。
従って、光反射部によって、光源から入射される光の利用効率(言い換えれば、各画素における光透過率)を高めることができる。
更に本発明では特に、半導体素子は、素子基板上で平面的に見て、光反射部と互いに重なるように配置されると共に、少なくとも溝の開口部を覆うように設けられた平坦化膜上に配置される。よって、素子基板の例えば一方の基板面側から半導体素子に向かう光を光反射部によって遮ることができる。即ち、光反射部によって、半導体素子に対する遮光性を高めることができる。従って、例えば画素スイッチング用TFTである半導体素子における光リーク電流を低減することができ、表示画像のコントラスト比を向上させることができる。加えて、半導体素子は平坦化膜上に配置されており、素子基板に形成された光反射部を構成する溝内には配置されない。よって、例えば、仮に素子基板に形成された溝内に半導体素子を配置する場合と比較して、各画素の開口領域が溝によって狭められてしまうのを低減するこができ、各画素における光透過率を高めることができる。
以上説明したように、本発明の電気光学装置によれば、各画素における光透過率、及び半導体素子に対する遮光性を高めることができる。この結果、明るく高品位な画像を表示することが可能となる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記平坦化膜は、前記溝の少なくとも一部を埋めてなる。
この態様によれば、溝の少なくとも一部を埋めてなる平坦化膜上に半導体素子が形成されるので、半導体素子の素子特性が光反射部によって変化するのを低減或いは防止することができる。更に、平坦化膜によって溝の少なくとも一部を埋めることで、半導体素子を光反射部に重なるように配置することができる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記光反射部は、前記溝内に空気層を有する。
この態様によれば、素子基板の例えば一方の基板面側から入射される光を、画素毎の開口領域に向かうように、光反射部の空気層と素子基板との境界面において確実に反射させることができる。更に、仮に例えば光反射部の溝内を例えば金属等の反射材料によって埋める場合と比較して、製造プロセスを簡略化することができる。
素子基板と空気層との界面で「全反射」が起きるように、光の入射角が臨界角以上になるようにV字状の溝(反射部、プリズム)の角度は決められている。この角度は、非開口領域の幅、すなわちプリズムの底辺の長さと、プリズムの深さで決定される。空気層を光反射部として機能させるため、V字の角度は上記条件を満たすように設計されている。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記光反射部は、前記溝内に真空層を有する。
この態様によれば、素子基板の例えば一方の基板面側から入射される光を、画素毎の開口領域に向かうように、光反射部の真空層と素子基板との境界面において確実に反射させることができる。更に、仮に例えば光反射部の溝内を例えば金属等の反射材料によって埋める場合と比較して、製造プロセスを簡略化することができる。
この場合も空気層の場合と同様に、素子基板と真空層との界面で「全反射」が起きるように、光の入射角が臨界角以上になるようにV字の角度(非開口領域の幅,すなわちプリズムの底辺の長さと、プリズムの深さで決定される)は決められている。真空層を光反射部として機能させるため、V字の角度は上記条件を満たすように設計されている。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記光反射部は、前記溝内に金属層を有する。
この態様によれば、素子基板の例えば一方の基板面側から入射される光を、画素毎の開口領域に向かうように、光反射部の金属層と素子基板との境界面において確実に反射させることができる。更に、例えば、仮に光反射部が溝内に空気層を有する場合に製造プロセスにおいて生じ得る、周囲の気圧の変化に伴う溝内からの空気の漏れを低減することができ、装置の信頼性を高めることも可能となる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記素子基板に対向するように配置された対向基板を備え、前記対向基板には、前記素子基板において隣り合う前記画素電極の間に対応する位置に遮光膜を備えていない。
この態様によれば、素子基板と対向基板との間の相対的な位置ずれに起因する開口率の低下を回避することができる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。
第1実施形態に係る液晶装置の全体構成を示す平面図である。 図1のH−H’線断面図である。 第1実施形態に係る液晶装置の複数の画素部の等価回路図である。 第1実施形態に係る液晶装置の隣り合う複数の画素部の構成を示す断面図である。 第1実施形態に係る液晶装置の開口領域及び非開口領域を示す平面図である。 第1実施形態に係る液晶装置の製造プロセスの各工程を示す工程図(その1)である。 第1実施形態に係る液晶装置の製造プロセスの各工程を示す工程図(その2)である。 第1実施形態に係る液晶装置の製造プロセスの各工程を示す工程図(その3)である。 第1実施形態に係る液晶装置の製造プロセスの各工程を示す工程図(その4)である。 第2実施形態に係る液晶装置の隣り合う複数の画素部の構成を示す断面図である。 第3実施形態に係る液晶装置の隣り合う複数の画素部の構成を示す断面図である。 電気光学装置を適用した電子機器の一例たるプロジェクターの構成を示す平面図である。
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。以下の実施形態では、本発明の電気光学装置の一例である駆動回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置を例にとる。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る液晶装置について、図1から図9を参照して説明する。
先ず、本実施形態に係る液晶装置の全体構成について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図であり、図2は、図1のH−H’線断面図である。
図1及び図2において、本実施形態に係る液晶装置100では、本発明に係る「素子基板」の一例であるTFTアレイ基板10と対向基板20とが対向配置されている。TFTアレイ基板10及び対向基板20の各々は、例えばガラスや石英基板等からなる。TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50が封入されており、TFTアレイ基板10と対向基板20とは、画像表示領域10aの周囲に位置するシール領域に設けられた例えば光硬化型樹脂、熱硬化型樹脂等からなるシール材52により相互に接着されている。
図1において、周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には、データ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられている。この一辺に沿ったシール領域よりも内側に、サンプリング回路7が設けられている。また、走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿ったシール領域の内側に設けられている。また、TFTアレイ基板10上には、対向基板20の4つのコーナー部に対向する領域に、両基板間を上下導通材107で接続するための上下導通端子106が配置されている。これらにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。
TFTアレイ基板10上には、外部回路接続端子102と、データ線駆動回路101、走査線駆動回路104、上下導通端子106等とを電気的に接続するための引回配線90が形成されている。
図2において、TFTアレイ基板10上には、画素スイッチング用のTFTや走査線、データ線等の配線が作り込まれた積層構造が形成されている。画像表示領域10aには、画素スイッチング用TFTや走査線、データ線等の配線の上層に、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明材料からなる画素電極9がマトリクス状に設けられている。画素電極9上には、配向膜が形成されている。他方、対向基板20におけるTFTアレイ基板10との対向面上に、ITO等の透明材料からなる対向電極21が複数の画素電極9と対向してベタ状に形成されている。対向電極21上には配向膜が形成されている。また、液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液晶を混合した液晶からなり、これら一対の配向膜間で、所定の配向状態をとる。
液晶装置100は、その動作時には、液晶層50に対してTFTアレイ基板10側から入射光が入射され、この入射した入射光を液晶層50の配向状態に応じて透過し、対向基板20側に表示光として出射することにより、画像表示領域10aにおいて画像を表示する。
尚、図4及び図5を参照して後述するように、TFTアレイ基板10の非開口領域D2には、光反射部210が設けられており、各画素における光透過率が高められている。
尚、ここでは図示しないが、TFTアレイ基板10上には、データ線駆動回路101、走査線駆動回路104の他に、製造途中や出荷時の当該液晶装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路、検査用パターン等が形成されていてもよい。
次に、本実施形態に係る液晶装置の画素部の電気的な構成について、図3を参照して説明する。
図3は、液晶装置の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数の画素における各種素子、配線等の等価回路図である。
図3において、本実施形態に係る液晶装置100の画像表示領域10aを構成するマトリクス状に形成された複数の画素には、それぞれ、画素電極9と該画素電極9をスイッチング制御するためのTFT30とが形成されており、画像信号が供給されるデータ線6が当該TFT30のソースに電気的に接続されている。データ線6に書き込む画像信号VS1、VS2、…、VSnは、この順に線順次に供給しても構わないし、相隣接する複数のデータ線6同士に対して、グループ毎に供給するようにしてもよい。尚、TFT30は、本発明に係る「半導体素子」の一例である。
また、TFT30のゲートに走査線11が電気的に接続されており、所定のタイミングで、走査線11にパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmを、この順に線順次で印加するように構成されている。画素電極9は、TFT30のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけそのスイッチを閉じることにより、データ線6から供給される画像信号VS1、VS2、…、VSnを所定のタイミングで書き込む。
画素電極9を介して液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号VS1、VS2、…、VSnは、対向基板20(図2参照)に形成された対向電極21(図2参照)との間で一定期間保持される。液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能とする。ノーマリーホワイトモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少し、ノーマリーブラックモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加され、全体として液晶装置100からは画像信号に応じたコントラストをもつ光が出射する。
ここで保持された画像信号がリークするのを防ぐために、画素電極9と対向電極21との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70が付加されている。蓄積容量70の一方の電極は、画素電極9と並列してTFT30のドレインに接続され、他方の電極は、定電位となるように、電位固定の容量配線400に接続されている。
次に、本実施形態に係る液晶装置に特徴的な光反射部の構成について、図4及び図5を参照して説明する。
図4は、本実施形態に係る液晶装置の隣り合う複数の画素部の構成を示す断面図である。尚、図4においては、各層・各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、該各層・各部材ごとに縮尺を異ならしめてある。
図4において、本実施形態に係る液晶装置100は、TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50を挟持してなる。TFTアレイ基板10上には、図3を参照して上述した画素部の各回路要素が、パターン化され、積層された導電膜として構築されている。より具体的には、TFTアレイ基板10上には、図3を参照して上述した走査線11、TFT30を構成する半導体層30a、データ線6、及び画素電極9が下層側からこの順に積層されている。また、走査線11と半導体層30aとの間には絶縁膜40が設けられ、半導体層30aとデータ線6との間には絶縁膜41が設けられ、データ線6と画素電極9との間には絶縁膜42が設けられている。走査線11のうち半導体層30aのチャネル領域に対向する部分はTFT30のゲート電極として機能し、絶縁膜40は半導体層30aと走査線11の一部からなるゲート電極とを電気的に絶縁するゲート絶縁膜として機能する。即ち、TFT30はボトムゲート型のTFTとして構成されている。データ線6は、絶縁膜41に開孔されたコンタクトホールを介して半導体層30aのソース領域に電気的に接続されている。画素電極9は、絶縁膜41及び42に開孔されたコンタクトホールを介して半導体層30aのドレイン領域に電気的に接続されている。
走査線11、半導体層30a及びデータ線6は、TFTアレイ基板10上における画素毎の開口領域D1を除く非開口領域D2に設けられている。
図5は、本実施形態に係る液晶装置の開口領域及び非開口領域を示す平面図である。
図4及び図5において、開口領域D1は、画像表示領域10a(図1参照)内において画素毎に表示に寄与する光を出射する領域であり、非開口領域D2は、画像表示領域10aのうち開口領域D1を除く領域、即ち、画像表示領域10a内において画素毎に表示に寄与する光が出射しない領域である。図5に示すように、非開口領域D2は、画素毎の開口領域D1を互いに隔てる格子状の平面形状を有している。
図4において、本実施形態では特に、TFTアレイ基板10に光反射部210が形成されている。光反射部210は、TFTアレイ基板10の画素電極9等が設けられた側の基板面10s2(即ち、TFTアレイ基板10における入射光が入射される基板面10s1とは異なる基板面)における非開口領域D2にV字状の溝210vが掘られてなる。光反射部210は、溝210v内に空気層210aを有している。溝210v内における空気層210aの上層側には、本発明に係る「平坦化膜」の一例である遮光膜211が設けられている。遮光膜211は、例えばタングステンシリサイド(WSi)、タングステン(W)等の遮光性を有する高融点金属材料からなる。遮光膜211は、溝210vの一部を埋めるように設けられると共に上層側が例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing:化学機械研磨)処理等の平坦化処理によって平坦化されている。また遮光膜211は、溝210vの開口部を覆っており、溝210vが設けられていない部分との段差を低減している。
このような光反射部210によれば、TFTアレイ基板10の一方の基板面10s1側から非開口領域D2に入射される光を、画素毎の開口領域D1に向かうように当該光反射部210とTFTアレイ基板10との境界面において反射させることができる。例えば、図4に示すように、TFTアレイ基板10の基板面10s1側から非開口領域D2に入射された光L1は、光反射部210によって反射され、反射光L2として開口領域D1に向かう。従って、光反射部210によって、光源から入射される光の利用効率(言い換えれば、各画素における光透過率)を高めることができる。
更に、光反射部210は、対向基板20側ではなく、TFTアレイ基板10に設けられているので、例えば仮に光反射部210が対向基板20側に設けられる場合に生じ得る、TFTアレイ基板10と対向基板20との間の相対的な位置ずれに起因する開口率(即ち、各画素における全領域に対する開口領域D1の比率)の低下を回避することができる。即ち、TFTアレイ基板10においては、TFT30の光リークによる表示画像品質の低下を防ぐためにTFT30を遮光するための遮光膜が必要であり、対向基板20側に光反射部210が設けられる場合には、これらの間の位置合わせを厳密に行なう必要があり、光反射部210がTFTアレイ基板10に設けられることによって、基板同士の位置合わせの負担が減るのである。よって、本実施形態に係る液晶装置100によれば、各画素における光透過率を、光反射部210によって確実に高めることができる。
尚、本実施形態では、対向基板20側には、光反射部210及び例えばブラックマトリクス等の遮光膜が設けられない(言い換えれば、対向基板20側には少なくとも対向電極21及び配向膜を設ければよい)ので、例えば対向基板20側に光反射部210や例えばブラックマトリクス等の遮光膜が設けられる場合と比較して、当該液晶装置100の製造が容易となり、製造プロセスにおける工程数の削減や歩留まりの向上を図ることも可能となる。
更に本実施形態では特に、TFT30及び光反射部210は、TFTアレイ基板10上で平面的に見て、互いに重なるように配置されている。よって、TFTアレイ基板10の一方の基板面10s1側からTFT30に向かう光を光反射部210によって遮ることができる。即ち、光反射部210によって、TFT30に対する遮光性を高めることができる。従って、TFT30における光リーク電流を低減することができ、表示画像のコントラスト比を向上させることができる。
加えて本実施形態では特に、TFT30は、光反射部210上に遮光膜211を介して配置されており、TFT30に形成された光反射部210を構成する溝210v内には配置されない。よって、例えば、仮にTFTアレイ基板10に形成された溝210v内にTFT30を配置する場合と比較して、各画素の開口領域D1が溝210vによって狭められてしまうのを低減するこができ、各画素における光透過率を高めることができる。
更に加えて本実施形態では特に、光反射部210は、上述したように、溝210v内に空気層210aを有している。よって、TFTアレイ基板10の基板面10s1側から非開口領域D2に入射される光を、画素毎の開口領域D1に向かうように、光反射部210の空気層210aとTFTアレイ基板10との境界面において確実に反射させることができる。更に、仮に例えば溝210v内を例えば金属等の反射材料によって埋める場合と比較して、製造プロセスを簡略化することができる。
尚、光反射部210は、溝210v内に空気層210aに代えて真空層を有していてもよい。この場合には、TFTアレイ基板10の基板面10s1側から非開口領域D2に入射される光を、画素毎の開口領域D1に向かうように、光反射部210の真空層とTFTアレイ基板10との境界面において確実に反射させることができる。更に、仮に例えば溝210v内を例えば金属等の反射材料によって埋める場合と比較して、製造プロセスを簡略化することができる。
また、本実施形態では特に、平坦化された遮光膜211上にTFT30が形成されている。よって、TFT30の素子特性が、その下層側に設けられた光反射部210によって変化するのを低減或いは防止することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る液晶装置100によれば、各画素における光透過率、及びTFT30に対する遮光性を高めることができる。この結果、明るく高品位な画像を表示することが可能となる。
次に、上述した本実施形態に係る液晶装置を製造する製造方法について、図6から図9を参照して説明する。
図6から図9は、本実施形態に係る液晶装置の製造プロセスの各工程を示す工程図である。尚、図6から図9は、図4に示した断面図に対応して示してある。尚、以下では、上述した本実施形態に係る液晶装置のTFTアレイ基板10側の構成要素(例えば光反射部210、TFT30等)を形成する工程について主に説明することとする。
先ず、図6に示す工程において、例えばガラス基板等からなるTFTアレイ基板10の基板面10s2における非開口領域D2に、例えばドライエッチングによってV字状の溝210vを形成する。この際、溝210vを、格子状の平面形状を有する非開口領域D2(図5参照)に重なるように形成する。即ち、溝210vは、画素毎の開口領域D1を互いに隔てるように形成される。言い換えれば、溝210vは、画素毎の開口領域D1の各々を囲むように形成される。
次に、図7に示す工程において、TFTアレイ基板10の基板面10s2に、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法等によって、例えばWSi、W等の遮光性を有する高融点金属材料を堆積させることにより、遮光膜211(図4参照)の前駆膜としての遮光膜211aを成膜する。この際、遮光膜211aによって溝211vが完全に埋まってしまわないような成膜条件(例えばCVD条件)下で遮光膜211aを形成する。これにより、溝210v内に空気層210aを有する光反射部210が形成される。
次に、図8に示す工程において、遮光膜211aに対して例えばCMP処理等の平坦化処理を施すことにより、上層側が平坦化された遮光膜211を形成する。
次に、図9に示す工程において、走査線11、半導体層30a及びデータ線6を非開口領域D2に形成する。より具体的には、先ず、走査線11を、X方向(図1、図3及び図5参照)に延びるように遮光膜211上に形成する。続いて、TFTアレイ基板10の基板面10s2を覆うように絶縁膜40を形成する。続いて、半導体層30aを、TFTアレイ基板10上で平面的に見て非開口領域D2における走査線11の一部(即ち、TFT30のゲート電極として機能することになる部分)に少なくとも重なるように形成する。続いて、TFTアレイ基板10の基板面10s2を覆うように絶縁膜41を形成する。続いて、データ線6を、Y方向(図1、図3及び図5参照)に延びるように絶縁膜41上に形成する。
このように走査線11、半導体層30a及びデータ線6を形成することにより、TFT30を形成する。ここで本実施形態では特に、TFT30を、TFTアレイ基板10上で平面的に見て、光反射部210に重なるように形成する。よって、TFTアレイ基板10の基板面10s1側からTFT30に向かう光を光反射部210によって遮ることができ、TFT30に対する遮光性を高めることができる。
図9に示す工程において、データ線6を形成した後、TFTアレイ基板10の基板面10s2を覆うように絶縁膜42を形成する。続いて、絶縁膜42上における画素毎に画素電極9を例えばITO等の透明材料から形成する。
その後、このようにTFT30、画素電極9等が形成されたTFTアレイ基板10と、対向電極21が形成された対向基板20とを、液晶層50を介して画素電極9と対向電極21とが対向するように配置し、例えばシール材によって貼り合わせる。
このようにして、本実施形態に係る液晶装置100を製造することができる。ここで本実施形態では特に、光反射部210を、対向基板20側ではなく、TFTアレイ基板10に形成するので、例えば仮に光反射部210やブラックマトリクス等の遮光膜を対向基板20側に形成する場合に生じ得る、TFTアレイ基板10と対向基板20との間の相対的な位置ずれに起因する開口率の低下を回避することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る液晶装置について、図10を参照して説明する。
図10は、第2実施形態に係る液晶装置の隣り合う複数の画素部の構成を示す断面図である。尚、図10において、図1から図9に示した第1実施形態に係る構成要素と同様の構成要素に同一の参照符合を付し、それらの説明は適宜省略する。また、図10では、TFTアレイ基板10側の構成を図示し、液晶層50及び対向基板20側の構成の図示を省略している。
図10において、第2実施形態に係る液晶装置100bは、上述した第1実施形態における光反射部210に代えて光反射部220を備える点、及び上述した第1実施形態における遮光膜211が設けられていない点で、上述した第1実施形態に係る液晶装置100と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態に係る液晶装置100と概ね同様に構成されている。
第2実施形態に係る光反射部220は、溝210v内に空気層210aに代えて金属層221を有する点で、上述した第1実施形態に係る光反射部210と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態に係る光反射部210と概ね同様に構成されている。
本実施形態では特に、光反射部220は、溝210v内に金属層221を有している。金属層221は、例えば光反射性を有する高融点金属等の金属からなる。よって、TFTアレイ基板10の基板面10s1側から非開口領域D2に入射される光を、画素毎の開口領域D1に向かうように、光反射部220の金属層221とTFTアレイ基板10との境界面において確実に反射させることができる。更に、例えば、仮に光反射部220が溝210v内に空気層を有する場合に製造プロセスにおいて生じ得る、周囲の気圧の変化に伴う溝210v内からの空気の漏れを低減することができ、装置の信頼性を高めることも可能となる。尚、金属層221は、アルミニウム等の融点が比較的低い金属からなるようにしてもよい。この場合には、TFT30を、LTPS(Low-temperature poly silicon:低温ポリシリコン)−TFTとして構成すればよい。
本実施形態における金属層221は光反射部220を埋めるように設けられており、溝210vの開口部を覆っている。また第1実施形態に係る遮光膜211と同様に上層部が平坦化され、溝210vが設けられていない部分との段差を低減して平坦化膜としても機能している。
<第3実施形態>
第3実施形態に係る液晶装置について、図11を参照して説明する。
図11は、第3実施形態に係る液晶装置の隣り合う複数の画素部の構成を示す断面図である。尚、図11において、図1から図9に示した第1実施形態に係る構成要素と同様の構成要素に同一の参照符合を付し、それらの説明は適宜省略する。また、図11では、TFTアレイ基板10側の構成を図示し、液晶層50及び対向基板20側の構成の図示を省略している。
図11において、第3実施形態に係る液晶装置100cは、上述した第1実施形態における光反射部210に代えて光反射部230を備える点、及び上述した第1実施形態における遮光膜211に代えて絶縁膜43を備える点で、上述した第1実施形態に係る液晶装置100と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態に係る液晶装置100と概ね同様に構成されている。尚、絶縁膜43は本発明に係る「平坦化膜」の一例である。
第3実施形態に係る光反射部230は、溝210v内に空気層230aを有している。空気層230aは、溝210vの基板面10s2側が絶縁膜43によって塞がれることにより形成されている。より具体的には、溝210vにおける基板面10s2側が、絶縁膜43の一部43aによって埋められることにより、溝210v内に空気層230aが形成されている。
絶縁膜43は、TFTアレイ基板10上の積層構造における光反射部230とTFT30との間に設けられており、溝210vの少なくとも一部を埋めると共に上層側が例えばCMP等の平坦化処理によって平坦化されている。よって、絶縁膜43上に形成されるTFT30の素子特性が、光反射部230によって変化するのを低減或いは防止することができる。
<電子機器>
次に、上述した電気光学装置である液晶装置を各種の電子機器に適用する場合について説明する。
先ず、この液晶装置をライトバルブとして用いたプロジェクターについて説明する。図12は、プロジェクターの構成例を示す平面図である。この図12に示されるように、プロジェクター1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド1104内に配置された4枚のミラー1106及び2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶パネル1110R、1110B及び1110Gに入射される。
液晶パネル1110R、1110B及び1110Gの構成は、上述した液晶装置と同等であり、画像信号処理回路から供給されるR、G、Bの原色信号でそれぞれ駆動されるものである。そして、これらの液晶パネルによって変調された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射される。このダイクロイックプリズム1112においては、R及びBの光が90度に屈折する一方、Gの光が直進する。従って、各色の画像が合成される結果、投射レンズ1114を介して、スクリーン等にカラー画像が投写されることとなる。
ここで、各液晶パネル1110R、1110B及び1110Gによる表示像について着目すると、液晶パネル1110Gによる表示像は、液晶パネル1110R、1110Bによる表示像に対して左右反転することが必要となる。
尚、液晶パネル1110R、1110B及び1110Gには、ダイクロイックミラー1108によって、R、G、Bの各原色に対応する光が入射するので、カラーフィルタを設ける必要はない。
尚、図12を参照して説明した電子機器の他にも、モバイル型のパーソナルコンピューターや、携帯電話、液晶テレビ、ビューファインダー型、モニター直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器に適用可能なのは言うまでもない。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学装置及び該電気光学装置を備える電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
9…画素電極、10…TFTアレイ基板、20…対向基板、21…対向電極、30…TFT、50…液晶層、210、220、230…光反射部、210a、230a…空気層、221…金属層、210v…溝、D1…開口領域、D2…非開口領域

Claims (10)

  1. 素子基板と、
    前記素子基板に配置された画素電極と、
    前記画素電極に対応して配置された半導体素子と、
    前記素子基板に配置された光反射部と、
    を備え、
    前記半導体素子は、前記素子基板の第1面から前記第1面に対向する第2面に向かう方向から見て、前記光反射部と重なるように配置され、
    前記半導体素子と前記光反射部との間には、少なくとも前記光反射部を覆うように物質が配置され、
    前記画素電極は、前記素子基板の第1面から前記第1面に対向する第2面に向かう方向から見て、前記光反射部と重なるように配置され
    前記光反射部は、前記第2面から前記光反射部に向かう光を、前記画素電極に向かうように反射すること特徴とする電気光学装置。
  2. 前記光反射部は、前記素子基板の前記第1面から前記第2面に向かうように形成される溝を含むことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記物質は膜であることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
  4. 前記膜は、少なくとも前記溝の開口部を覆うように配置されることを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 前記膜は、前記溝の少なくとも一部を埋めるように配置されることを特徴とする請求項3または4に記載の電気光学装置。
  6. 前記光反射部は、前記溝の内部に空気層を含むことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の電気光学装置。
  7. 前記光反射部は、前記溝の内部に真空層を含むことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の電気光学装置。
  8. 前記光反射部は、前記溝の内部に金属層を含むことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の電気光学装置。
  9. 前記素子基板に対向するように配置された対向基板を備え、前記対向基板には、前記素子基板において隣り合う前記画素電極の間に対応する位置に遮光膜を備えていないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の電気光学装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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