JP5526779B2 - 非接触icタグ - Google Patents

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Description

本発明は、非接触ICタグに関する。本発明は、金属部材へ貼り付けて用いた場合においても、当該金属部材による通信特性への影響を受け難い非接触ICタグに関する。特に、本発明は、伝送方式に電波(マイクロ波)を用いるパッシブ型非接触ICタグに関する。
非接触ICタグは、アンテナ回路と所定の情報が保持されているICチップ(集積回路内臓チップ)から構成される。非接触ICタグは、離れた場所に位置せしめられ、例えば、離れた場所にある対象物に取り付けられて、当該非接触ICタグと当該非接触ICタグから離れた位置にある外部アンテナとの間で、電波の送受信を行い、離れた場所にある一つの、あるいは、複数の非接触ICタグの情報を取得するのに用いられる。非接触ICタグを用いた情報取得方式は、バーコードを用いた情報取得方式には無い特徴を有し、特に、物品の流通分野における利用が進められている。
通常の非接触ICタグは、それが取り付けられる対象物による通信特性への影響を大きく受けることがある。特に、貼り付け対象物が金属の場合、そこに取り付けられた非接触ICタグと外部アンテナとの間の正常な通信が阻害される場合がある。すなわち、非接触ICタグを金属部材に貼り付けると、該非接触ICタグのICチップと該非接触ICタグのアンテナとの間のインピーダンスの整合が大きくずれ易くなる。
その結果、当該アンテナによる電波共振により得られた電力が効率良く当該ICチップに供給されず、当該ICチップの駆動に必要な電力が不足する。そして、前記非接触ICタグと該非接触ICタグから離れた場所にあるリーダー/ライター間での情報の伝送が不可能な状態になる。この現象は、特に、伝送方式として電波(マイクロ波)を用い、電池を搭載しないパッシブ型非接触ICタグにおいて顕著に現れる。この問題を解決するために種々の非接触ICタグが開発されている。このようなICタグとして、次のものが知られている。
(1)第1の絶縁材料上に形成された第1のアンテナ上に、第2の絶縁状材料を介して、第2のアンテナを形成し、第2のアンテナの長さを所望の長さに調整することで、金属部材上でも通信可能としたICタグ(特許文献1)。
(2)プラスチック基材面の一方の面に、ダイポールアンテナを備え、他方の面に、金属層を有し、該金属層が、ダイポールアンテナと直行する方向に帯状に除去されている構造のICタグ(特許文献2)。
(3)ICタグを貼り付ける金属部材とICタグとの間に、発泡樹脂体を挿入し、ICタグと金属部材とを離間することにより、金属の影響を抑え、通信を可能としたICタグ(特許文献3)。
(4)ICタグを貼り付ける金属部材とICタグとの間に、磁性体材料を挿入し、金属部材の影響を軽減し、通信特性を改善したICタグ(特許文献4)。
特開2005−210676号公報 特開2007−311955号公報 特開2007−241788号公報 特開2007−277080号公報
上記の各ICタグを用いれば、ICタグを金属部材に貼り付けた際、通信は可能となる。しかし、上記(1)のICタグ、および、上記(2)のICタグの場合、ICチップへ電力供給が充分でなく、従って、通信距離が短いと云う問題がある。上記(3)のICタグの場合、長い通信距離を確保するためには、前記樹脂体の厚みを厚くする必要があり、従って、ICタグの薄型化が困難になると云う問題がある。また、上記(4)のICタグの場合、前記磁性体材料が高価であり、従って、ICタグの低コスト化が困難になると云う問題がある。
本発明は、このような従来技術の状況に鑑み、安価で薄型、かつ、金属部材に貼り付けて用いた場合においても、長い通信距離が確保される非接触ICタグを提供することを目的とする。本発明は、特に、伝送方式として電波(マイクロ波)を用いるパッシブ型非接触ICタグに好ましく適用出来る非接触ICタグを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の非接触ICタグの一つの態様(第1の態様)は、次の通りである。
第1の絶縁基板と、該第1の絶縁基板の一方の面に設けられたICチップと該ICチップに電気的に接続された整合回路付ダイポールアンテナとからなるICタグと、前記第1の絶縁基板の他方の面に間隔をおいて設けられた第1の無給電アンテナおよび第2の無給電アンテナとを備え、前記整合回路付ダイポールアンテナが、間隔をおいて位置する2つのアンテナ部と、該2つのアンテナ部のそれぞれを前記ICチップに電気的に接続する2つの接続端子部、および、該2つのアンテナ部を電気的に接続する整合回路部を有し、前記第1の絶縁基板の前記一方の面側に、第2の絶縁基板が積層され、前記第1の絶縁基板、前記ICタグ、前記第1の無給電アンテナ、前記第2の無給電アンテナ、前記接続部および前記第2の絶縁基板が、樹脂により被覆されている非接触ICタグにおいて、
(1−a)前記第1の無給電アンテナおよび前記第2の無給電アンテナの前記第1の絶縁基板の前記一方の面側への投影像が、前記整合回路付ダイポールアンテナの前記2つのアンテナ部のそれぞれの少なくとも一部に重なり、
(1−b)前記第1の無給電アンテナと前記第2の無給電アンテナが、1つの接続部により電気的に接続され、かつ、
(1−c)前記第1の無給電アンテナ、前記第2の無給電アンテナ、および、前記接続部の前記第1の絶縁基板の前記一方の面側への投影像が、前記ICチップおよび前記整合回路付ダイポールアンテナの前記2つの接続端子部に重ならない非接触ICタグ。
上記課題を解決するための本発明の非接触ICタグの他の一つの態様(第2の態様)は、次の通りである。
第1の絶縁基板と、該第1の絶縁基板の一方の面に設けられたICチップと、該ICチップに電気的に接続された整合回路付ダイポールアンテナとからなるICタグと、前記第1の絶縁基板の他方の面に間隔をおいて設けられた第1の無給電アンテナおよび第2の無給電アンテナとを備え、前記整合回路付ダイポールアンテナが、間隔をおいて位置する2つのアンテナ部と、該2つのアンテナ部のそれぞれを前記ICチップに電気的に接続する2つの接続端子部、および、該2つのアンテナ部を電気的に接続する整合回路部を有し、前記第1の絶縁基板の前記一方の面側に、第2の絶縁基板が積層され、前記第1の絶縁基板、前記ICタグ、前記第1の無給電アンテナ、前記第2の無給電アンテナ、前記接続部および前記第2の絶縁基板が、樹脂により被覆されている非接触ICタグにおいて、
(2−a)前記第1の無給電アンテナおよび前記第2の無給電アンテナの前記第1の絶縁基板の前記一方の面側への投影像が、前記整合回路付ダイポールアンテナの前記2つのアンテナ部のそれぞれの少なくとも一部に重なり、
(2−b)前記第1の無給電アンテナと前記第2の無給電アンテナが、1つの接続部により電気的に接続され、かつ、
(2−c)前記第1の無給電アンテナ、前記第2の無給電アンテナ、および、前記接続部の前記第1の絶縁基板の前記一方の面側への投影像が、前記整合回路付ダイポールアンテナの前記整合回路部と重ならないか、あるいは、その一部のみと重なる非接触ICタグ。
前記第2の態様において、前記第1の無給電アンテナ、前記第2の無給電アンテナ、および、前記接続部の前記第1の絶縁基板の前記一方の面側への投影像が、前記整合回路付ダイポールアンテナの前記整合回路部に重ならないことが好ましい。
前記第2の態様において、前記第1の無給電アンテナ、前記第2の無給電アンテナ、および、前記接続部の前記第1の絶縁基板の前記一方の面側への投影像が、前記ICチップおよび前記整合回路付ダイポールアンテナの前記2つの接続端子部に重ならないことが好ましい。
前記第1の態様、あるいは、前記第2の態様において、前記第1の絶縁基板が、樹脂フィルムからなることが好ましい。
発明の効果]
本発明の非接触ICタグによれば、当該非接触ICタグを金属部材に貼り付けて用いても、当該非接触ICタグとリーダー/ライターとの間で、正常な通信を得ることが出来る。本発明の非接触ICタグによれば、従来の非接触ICタグのみを金属部材に貼り付けたときと比較し、そこに用いられているICチップに供給される電力が増加するため、当該ICチップとリーダー/ライターとの間の通信距離を増大させることが出来る。本発明の非接触ICタグは、特に、伝送方式として電波(マイクロ波)を用いるパッシブ型非接触ICタグに好ましく適用される。
[図1]図1は、非接触ICタグの一つの態様(第1の態様)の整合回路付ダイポールアンテナ面の概略平面図である。
[図2]図2は、図1におけるI−I断面矢視である。
[図3]図3は、図1の非接触ICタグにおける無給電アンテナ面の一例の概略平面図である。
[図4]図4は、図1の非接触ICタグにおける無給電アンテナ面の他の一例の概略平面図である。
[図5]図5は、図1の非接触ICタグにおける無給電アンテナ面の更に他の一例の概略平面図である。
[図6]図6は、本発明の非接触ICタグの他の一つの態様(第2の態様)における無給電アンテナ面の一例の概略平面図である。
[図7]図7は、本発明の非接触ICタグの無給電アンテナ面の好ましい態様の一例の概略平面図である。
[図8]図8は、非接触ICタグの無給電アンテナ面の好ましい態様の他の一例の概略平面図である。
[図9]図9は、本発明の非接触ICタグの無給電アンテナ面の好ましい態様の更に他の一例の概略平面図である。
[図10]図10は、本発明の非接触ICタグの無給電アンテナ面の好ましい態様の更に他の一例の概略平面図である。
[図11]図11は、本発明の非接触ICタグの無給電アンテナ面の好ましい態様の更に他の一例の概略平面図である。
[図12]図12は、図1に示す非接触ICタグのICタグ上に第2の絶縁基板を積層した本発明の非接触ICタグのI−I断面矢視図である。
本発明の非接触ICタグの一つの態様(第1の態様)の一例が、図1乃至3に示される。
図1乃至3において、本発明の非接触ICタグT1は、第1の絶縁基板2と、第1の絶縁基板2の一方の面(第1の面)2aに設けられたICチップ3とICチップ3に電気的に接続された整合回路付ダイポールアンテナ1とからなるICタグTaと、第1の絶縁基板2の他方の面(第2の面)2bに間隔をおいて設けられた第1の無給電アンテナ6および第2の無給電アンテナ7とからなる。
整合回路付ダイポールアンテナ1は、間隔をおいて位置する2つのアンテナ部(第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1b)、第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1bのそれぞれをICチップ3に電気的に接続する2つの接続端子部4(第1の接続端子部4aと第2の接続端子部4b)、および、第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1bを電気的に接続する整合回路部5を有する。
以上の構造からなる本発明の非接触ICタグT1は、更に、次の各条件(1A)、(1B)、および、(1C)を満足している。
(1A)第1の無給電アンテナ6および第2の無給電アンテナ7の第1の絶縁基板2の第1の面2a側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1bのそれぞれの少なくとも一部に重なる。
(1B)第1の無給電アンテナ6と第2の無給電アンテナ7が、接続部8により電気的に接続されている。
(1C)第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8の第1の絶縁基板2の第1の面2a側への投影像が、ICチップ3および整合回路付ダイポールアンテナ1の第1の接続端子部4aと第2の接続端子部4bに重ならない。
ICタグTaは、情報を記憶したICチップ3と、ICチップ3に接続された整合回路付きダイポールアンテナ1とからなる。このICタグTaおよびICチップ3として、市販の非接触ICタグおよびICチップを用いることが出来る。ICタグTaおよびICチップ3は、伝送方式として電波(マイクロ波)に対応したパッシブ型非接触ICタグおよびICチップが好ましく、ISO/IEC18000−6規格に準拠したものが更に好ましく、ISO/IEC18000−6(Type C)規格に準拠したものが特に好ましい。
整合回路付ダイポールアンテナ1は、ICチップ3と当該アンテナとの間の電力の授受を適切に行うために、整合回路部5が付加されているアンテナである。
整合回路付ダイポールアンテナ1は、当該アンテナとICチップ3とを電気的に接続するための接続端子部4を有する。接続端子部4は、ICチップ3の一端側に接続された第1の接続端子部4aとICチップ3の他端側に接続された第2の接続端子部4bからなる。この構造の整合回路付ダイポールアンテナ1としては、メアンダラインにより構成されているものなど公知のダイポールアンテナを用いることが出来る。
接続端子部4(第1の接続端子部4aおよび第2の接続端子部4b)は、ICチップ3もしくはICチップに拡大電極を設けたICストラップと整合回路付ダイポールアンテナ1とを電気的に接続するために設けられた端子である。接続端子部4の形状や大きさは、用いられる整合回路付ダイポールアンテナ1により異なるが、接続端子部4は、ICチップ3もしくはICストラップと整合回路付ダイポールアンテナ1との間の電気的な接続が得られるものであれば良い。
整合回路5は、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1bとを電気的に接続するように設けられた回路である。整合回路5は、ICチップ3と整合回路付ダイポールアンテナ1との間の電力の授受が適切に行われる際のインピーダンスの整合を図ることを目的として設けられている。整合回路部5は、第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1bとの間を物理的に直接接続する場合だけではなく、第1の接続端子部4aと第2の接続端子部4bとの間を物理的に直接接続してもよい。つまり、整合回路部5が、第1の接続端子部4aおよび第2の接続端子部4bを介して、第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1bを電気的に接続してもよい。
第1の無給電アンテナ6、および、第2の無給電アンテナ7は、整合回路付ダイポールアンテナ1の電波の授受機能を補助するために設けられている給電点を持たないアンテナである。
本発明の非接触ICタグの第1の態様の他のそれぞれ異なる例が、図4、および、図5に示される。図4は、本発明の非接触ICタグT2における第1の絶縁基板2の第2の面2bの平面図である。図5は、本発明の非接触ICタグT3における第1の絶縁基板2の第2の面2bの平面図である。
図4の非接触ICタグT2、および、図5の非接触ICタグT3のそれぞれは、図1に示す非接触ICタグT1の整合回路付ダイポールアンテナ面の平面図に見られる整合回路付ダイポールアンテナ面の形状と同じ形状の整合回路付ダイポールアンテナ面を有する。
図4の非接触ICタグT2、および、図5の非接触ICタグT3のそれぞれは、図3に示す非接触ICタグT1の無給電アンテナ面の平面図に見られる無給電アンテナ面の形状とは異なる形状の無給電アンテナ面を有する。
図4の非接触ICタグT2、および、図5の非接触ICタグT3において、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8は、図3に示す非接触ICタグT1の場合と同様に、次の各条件(1A)、(1B)、および、(1C)を満足している。
(1A)第1の無給電アンテナ6および第2の無給電アンテナ7の第1の絶縁基板2の第1の面2a側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1bのそれぞれの少なくとも一部に重なる。
(1B)第1の無給電アンテナ6と第2の無給電アンテナ7とが、接続部8により電気的に接続されている。
(1C)第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8の第1の絶縁基板2の第1の面2a側への投影像が、ICチップ3および整合回路付ダイポールアンテナ1の接続端子部4に重ならない。
本発明の非接触ICタグの他の一つの態様(第2の態様)の一例が、図6に示される。図6は、本発明の非接触ICタグT4における第1の絶縁基板2の第2の面2bの平面図である。図6の非接触ICタグT4は、図1に示す非接触ICタグT1の整合回路付ダイポールアンテナ面の平面図に見られる整合回路付ダイポールアンテナ面の形状と同じ形状の整合回路付ダイポールアンテナ面を有する。
図6の非接触ICタグT4は、図3に示す非接触ICタグT1の無給電アンテナ面の平面図に見られる無給電アンテナ面の形状とは異なる形状の無給電アンテナ面を有する。
図6の非接触ICタグT4において、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8は、次の各条件(2A)、(2B)、および、(2C)を満足している。
(2A)第1の無給電アンテナ6および第2の無給電アンテナ7の第1の絶縁基板2の第1の面2a側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部2bのそれぞれの少なくとも一部に重なる。
(2B)第1の無給電アンテナ6と第2の無給電アンテナ7とが、接続部8により電気的に接続されている。
(2C)第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8の第1の絶縁基板2の第1の面2a側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の整合回路部5と重ならないか、あるいは、その一部のみと重なる。
上記条件(1A)および上記条件(2A)に云う「それぞれの少なくとも一部に重なる」とは、第1の無給電アンテナ6および第2の無給電アンテナ7の第1の絶縁基板2の第1の面2a側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1bに厳密に一致している必要はなく、第1のアンテナ部1aの少なくとも一部、および、第2のアンテナ部1bの少なくとも一部に重なっていれば良い。
上記条件(2C)における「一部のみと重なる」とは、インピーダンス等の調整に合わせて、整合回路5の一部のみと重なる場合を云う。この一部のみと重なる場合の重なり割合の上限値は、非接触ICタグを構成する各アンテナ等の形状により異なるが、好ましくは整合回路部5の全体の平面図における面積の50%である。
上述の第1の態様、あるいは、第2の態様をもって具体的に説明した本発明の非接触ICタグは、それを金属部材に貼り付けた場合においても、ICタグのアンテナにおけるインピーダンス変動への影響を極めて小さくすることが出来る。その結果、ICチップ3の駆動に必要な電力をICチップ3に供給することが出来、ICチップ3とリーダー/ライターとの間の通信が可能となる。
図7乃至11に、本発明の非接触ICタグT5、T6、T7、T8およびT9の無給電アンテナ面の形状が示される。これらは、本発明の非接触ICタグの好ましい態様である。
図7乃至11における非接触ICタグT5、T6、T7、T8およびT9のそれぞれは、図1に示す非接触ICタグT1の整合回路付ダイポールアンテナ面の平面図に見られる整合回路付ダイポールアンテナ面の形状と同じ形状の整合回路付ダイポールアンテナ面を有する。
図7乃至11における非接触ICタグT5、T6、T7、T8およびT9のそれぞれは、図3に示す非接触ICタグT1の無給電アンテナ面の平面図に見られる無給電アンテナ面の形状とは異なる形状の無給電アンテナ面を有する。これらの好ましい態様は、次の条件(3C1)、および、(3C2)を満足している。
(3C1)前記第1の態様の非接触ICタグが有する前記(1C)の関係に加え、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8の第1の絶縁基板2の第1の面2a側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の整合回路部5と重ならないか、あるいは、その一部のみと重なる。
(3C2)前記第2の態様の非接触ICタグが有する前記(2C)の関係に加え、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8の第1の絶縁基板2の第1の面2a側への投影像が、ICチップ3、および、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1の接続端子部4aおよび第2の接続端子部4bに重ならない。
これら好ましい態様の本発明の非接触ICタグは、より長い通信距離を有する。
第1の無給電アンテナ6、および、第2の無給電アンテナ7の形状は、上記の各条件を満たしていれば、特に制限はない。小型化の観点から、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8からなる無給電アンテナ全体の大きさが、整合回路付ダイポールアンテナ1の全体の大きさとほぼ同じであることが好ましい。また、無給電アンテナの大きさを、使用周波数に応じた大きさにすることにより、通信距離を伸ばすことが出来る。
整合回路付ダイポールアンテナ1、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8は、電気伝導体により形成される。
当該電気伝導体として、金、銀、銅、アルミニウム、亜鉛、ニッケル、錫などの少なくとも1種の金属を含む金属、ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリパラフェニレンビニレンなど導電性高分子、金、銀、銅、アルミニウム、白金、鉄、ニッケル、錫、亜鉛、ハンダ、ステンレス、ITO、フェライトなどの金属、合金類、金属酸化物などの金属系粒子や、導電性カーボン(グラファイトを含む)粒子、あるいは、前記粒子をメッキした樹脂粒子などの導電性粒子を含有させたポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂などを主成分とする熱硬化性樹脂や、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、シリコーンアクリレート樹脂、エポキシアクリレート樹脂などを主成分とする、UV硬化性樹脂などの光硬化性樹脂からなる導電性インクなど公知のものを使用することが出来る。
第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8のそれぞれを形成する素材は、互いに同じものであることが好ましい。第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8の全体が継ぎ目なく一体で形成されていても良い。
整合回路付ダイポールアンテナ1、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8の形成方法として、金属箔、金属蒸着層をエッチングし形成するエッチング法、金属箔を回路上に切り出し基板に貼り付ける転写法、導電性インクを用いて印刷により形成する印刷法など公知のものを使用することが出来る。
本発明の非接触ICタグの別の好ましい態様の一例が、図12に示される。図12は、図1に示す非接触ICタグT1のICタグTaの上に、第2の絶縁基板9が積層されてなる非接触ICタグT10の図1におけるI−I断面矢視図である。非接触ICタグT10は、整合回路付ダイポールアンテナ1の上面に第2の絶縁基板9が存在するため、非接触ICタグT10を対象物品に、第2の絶縁基板9を介して貼り付けた場合に、整合回路付ダイポールアンテナ1と対象物品との間の電気的な絶縁が保たれる。これにより、非接触ICタグT10の良好な通信機能が得られる。
第1の絶縁基板2は、ICタグTaと、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8とを電気的に絶縁出来る基板であれば良い。第2の絶縁基板9は、ICタグTaと非接触ICタグの貼り付け対象物品との間を電気的に絶縁出来る基板であれば良い。
このような基板としては、強度、重量の面から、樹脂フィルムが好ましく用いられる。樹脂フィルムとしては、ポリエステル、発泡性ポリエステル、ポリオレフィン、ポリ乳酸、ポリアミド、ポリエステルアミド、ポリエーテル、ポリスチレン、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル等の溶融押し出し成型が可能な素材を加工して得られるフィルムがある。当該フィルムは、未延伸フィルム、1軸延伸フィルム、2軸延伸フィルムの何れであっても良い。
この中でも、価格と機械的特性の点から、ポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリフェニレンスルフィドフィルムが好ましい。特に、2軸延伸ポリエステルフィルムは、価格、耐熱性、機械的特性のバランスに優れているため、好ましく用いられる。
第1の絶縁基板2の厚みは、ICタグTaと、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8とを電気的に絶縁出来る厚みであれば良い。屈曲性と強度の面から、厚みは、0.001乃至0.25mmであることが好ましく、0.01乃至0.125mmであることがより好ましく、0.02乃至0.075mmであることが更に好ましい。
第2の絶縁基板9の厚みは、ICタグTaと対象物品との間を電気的に絶縁出来る厚みであれば良い。厚みが、0.1mm以上であれば、非接触ICタグを金属部材に貼り付けた際も通信が可能となる。厚みが、0.5mm以上あれば、非接触ICタグを金属部材に貼り付けた際の通信距離をより伸ばすことが可能となる。
本発明の非接触ICタグは、第2の絶縁基板9が積層されていない場合、第1の絶縁基板2、ICタグTa、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8が樹脂により被覆されていることが好ましい。また、本発明の非接触ICタグは、第2の絶縁基板9が積層されている場合、第1の絶縁基板2、ICタグTa、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、接続部8および前記第2の絶縁基板9が樹脂により被覆されていることが好ましい。つまり、本発明の本発明の非接触ICタグは、両面が樹脂により被覆されたり、全体が樹脂で封止されることが好ましい。両面が樹脂により被覆されたり、全体が樹脂で封止されることにより、非接触ICタグの通信距離および耐久性が向上する。
被覆または封止する樹脂としては、ポリエステル、発泡性ポリエステル、ポリオレフィン、ポリ乳酸、ポリアミド、ポリエステルアミド、ポリエーテル、ポリスチレン、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル等の溶融押し出し成型が可能な樹脂が、好ましく用いられる。
これら樹脂を加工して得られるフィルムで、非接触ICタグを被覆または封止しても良い。フィルムは、未延伸フィルム、1軸延伸フィルム、2軸延伸フィルムの何れであっても良い。
これらの樹脂の中でも、使用電波の周波数における誘電率が1乃至3の樹脂が好ましく用いられる。当該誘電率は、2乃至3であることが、より好ましい。誘電率が1乃至3の樹脂であれば、ICタグTaのインピーダンスを整合させたまま、ICチップ3への電力量を向上させることが出来る。これにより、非接触ICタグを金属部材に貼り付けた際の通信距離をより伸ばすことが可能となる。
以下、実施例および比較例を用いて本発明を更に説明する。
評価方法:
ICタグTaの通信距離:
950MHzにおいて通信距離の測定を行う。3m法電波暗室内で、アンテナを床より90cmの位置に固定、同高さで正対する様に位置した120mm×40mm×0.5mm銅板の中央に、作成した非接触ICタグの第2の絶縁基板側を貼り付け、リーダー/ライターに対し銅板の距離を前後させることで測定を行い、リーダー/ライターとICタグTaとの通信をエラーなく出来る距離を通信距離とした。この測定において、測定器として、オムロン株式会社製リーダー/ライター(形式:V750−BA50CO4−JP)とオムロン社製アンテナ(型式:V750−HS01CA−JP)を用いた。測定は、5つのサンプルで行い、それぞれの測定値の平均値をICタグTaの通信距離とした。
各部材の厚み:
サンプルをミクロトームにて厚み方向に切断し、その断面を1万倍のSEMを用いて観察し、厚みを測定した。測定は、各項目に対し、一つのサンプルで行い、一つのサンプル当たり、1視野5点の測定を行い、それぞれの測定値の平均値を各部材の厚みとした。
参考例1]
第1の絶縁基板2として、厚さ0.05mmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラー(登録商標)S10)を用いた。第1の絶縁基板2の一方の面に、電子ビーム(EB)蒸着法を用いて、厚さ0.002mmのアルミニウム層を形成し、金属化フィルムを得た。
得られた金属化フィルムを湿式エッチングすることにより、図3に示される形状の無給電アンテナを形成した。図3に示される各寸法符号の値は、次の通りとした。a=8mm、b=97mm、c=43.5mm、d=4mm、e=10mm。これにより、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8が形成された。
ICチップ3と整合回路付ダイポールアンテナ1を形成したAlien社製UHFタグ(ALN−9540−Squiggle)Taを用意した。厚さ1mmのアクリル板を第2の絶縁基板9とし、UHFタグTaを貼り付けた。更に、第1の絶縁基板2の第1の面2aを、第2の絶縁基板9のUHFタグTaを貼り付けた面に、貼り付けた。
この両者の貼り付けにおいて、次の各条件(1)、(2)、および、(3)が満足されるようにした。
(1)第1の無給電アンテナ6および第2の無給電アンテナ7の第2の絶縁基板9側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1bのそれぞれの少なくとも一部に重なる。
(2)無給電アンテナの接続部8の第2の絶縁基板9側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の整合回路部5に重なる。
(3)第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8の第2の絶縁基板9側への投影像が、UHFタグTaのICチップ3および整合回路付ダイポールアンテナ1の第1の接続端子部4aおよび第1の接続端子部4bに重ならない。
作成された非接触ICタグT1の通信距離は、830mmであった。
参考例2]
参考例1において作成された金属化フィルムを湿式エッチングすることにより、図4に示される形状の無給電アンテナを作成した。図4に示される各寸法符号の値は、次の通りとした。a=8mm、b=97mm、c=43.5mm、d=4mm、e=10mm。これにより、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8が形成された。作成された金属化フィルムと、実施例1において作成された第2の絶縁基板とを、参考例1と同様にして貼り付け、非接触ICタグT2を作成した。
作成された非接触ICタグT2の通信距離は、690mmであった。
参考例3]
参考例1において作成された金属化フィルムを湿式エッチングすることにより、図5に示される形状の無給電アンテナを作成した。図5に示される各寸法符号の値は、次の通りとした。a=4mm、b=97mm。これにより、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8が形成された。作成された金属化フィルムと、参考例1において作成された第2の絶縁基板とを、参考例1と同様にして貼り付け、非接触ICタグT3を作成した。
作成された非接触ICタグT3の通信距離は、790mmであった。
参考例4]
第1の絶縁基板2として、厚さ0.05mmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラー(登録商標)S10)を用いた。第1の絶縁基板2の一方の面に、電子ビーム(EB)蒸着法を用いて、厚さ0.002mmのアルミニウム層を形成し、金属化フィルムを得た。
得られた金属化フィルムを湿式エッチングすることにより、図6に示される形状の無給電アンテナを形成した。図6に示される各寸法符号の値は、次の通りとした。a=8mm、b=97mm、c=43.5mm、d=4mm、e=10mm。これにより、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8が形成された。
ICチップ3と整合回路付ダイポールアンテナ1を形成したAlien社製UHFタグ(ALN−9540−Squiggle)Taを用意した。厚さ1mmのアクリル板を第2の絶縁基板9とし、UHFタグTaを貼り付けた。更に、第1の絶縁基板2の第1の面2aを、第2の絶縁基板9のUHFタグTaを貼り付けた面に、貼り付けた。
この両者の貼り付けにおいて、次の各条件(1)、(2)、および、(3)が満足されるようにした。
(1)第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7の第2の絶縁基板9側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1bのそれぞれの少なくとも一部に重なる。
(2)無給電アンテナの接続部8の第2の絶縁基板9側への投影像が、UHFタグTaのICチップ3および整合回路付ダイポールアンテナ1の第1の接続端子部4aと第2の接続端子部4bに重なる。
(3)第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8の第2の絶縁基板9側への投影像が、UHFタグTaの整合回路付ダイポールアンテナ1の整合回路部5と重ならないか、あるいは、その一部のみに重なる。
作成された非接触ICタグT4の通信距離は、880mmであった。
参考例5]
第1の絶縁基板2として、厚さ0.05mmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラー(登録商標)S10)を用いた。第1の絶縁基板2の一方の面に、電子ビーム(EB)蒸着法を用いて、厚さ0.002mmのアルミニウム層を形成し、金属化フィルム得た。
得られた金属化フィルムを湿式エッチングすることにより、図8に示される形状の無給電アンテナを形成した。図8に示される各寸法符号の値は、次の通りとした。a=8mm、b=97mm、c=43.5mm、d=7mm、e=10mm。これにより、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8が形成された。
ICチップ3と整合回路付ダイポールアンテナ1を形成したAlien社製UHFタグ(ALN−9540−Squiggle)Taを用意した。厚さ1mmのアクリル板を第2の絶縁基板9とし、UHFタグTaを貼り付けた。更に、第1の絶縁基板2の第1の面2aを、第2の絶縁基板9のUHFタグTaを貼り付けた面に、貼り付けた。
この両者の貼り付けにおいて、次の各条件(1)、(2)、および、(3)が満足されるようにした。
(1)第1の無給電アンテナ6および第2の無給電アンテナ7の第2の絶縁基板9側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1bのそれぞれの少なくとも一部に重なる。
(2)第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8の第2の絶縁基板9側への投影像が、UHFタグTaのICチップ3、および、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1の接続端子部4aおよび第2の接続端子部4bに重ならない。
(3)第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8の第2の絶縁基板9側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の整合回路部5と重ならないか、あるいは、その一部のみと重なる。
作成された非接触ICタグT6の通信距離は、840mmであった。
参考例6]
参考例5において作成された金属化フィルムを湿式エッチングすることにより、図10に示される形状の無給電アンテナを作成した。図10に示される各寸法符号の値は、次の通りとした。a=2mm、b=97mm。これにより、無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8が形成された。作成された金属化フィルムと参考例5にて作成された第2の絶縁基板とを、参考例5と同様にして貼り付け、非接触ICタグT8を作成した。
作成された非接触ICタグt10の通信距離は、800mmであった。
参考例7]
参考例5において作成された金属化フィルムを湿式エッチングすることにより、図11に示される形状の無給電アンテナを作成した。図11に示される各寸法符号の値は、次の通りとした。a=8mm、b=97mm、c=43.5mm、d=4mm、e=10mm。作成された金属化フィルムと、参考例5にて作製された第2の絶縁基板とを、参考例5と同様にして貼り付け、非接触ICタグT9を作成した。
作成された非接触ICタグT9の通信距離は、1340mmであった。
参考例7において、第1の絶縁基板2、ICタグTa、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、接続部8、および、第2の絶縁基板9を貼り付けた後、凸型に整形された厚さ0.25mmのポリエステル樹脂と厚さ0.25mmのポリエステル樹脂とで、第1の絶縁基板2、ICタグTa、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、接続部8、および、第2の絶縁基板9を被覆した以外は、参考例7と同様にして、非接触ICタグを作成した。
作成された非接触ICタグの通信距離は、2450mmであった。
比較例1
厚さ1mmのアクリル板を第2の絶縁基板9とし、それにAlien社製UHFタグ(ALN−9540−Squiggle)Taを貼り付け、非接触ICタグを形成した。
作成された非接触ICタグの通信距離は、110mmであった。
比較例2
第1の絶縁基板2として、厚さ0.05mmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラーS10)を用いた。第1の絶縁基板2の一方の面に、電子ビーム(EB)蒸着法を用いて、厚さ0.002mmのアルミニウム層を形成し、金属化フィルムを得た。
得られた金属化フィルムを湿式エッチングすることにより、図5に示される形状の無給電アンテナを形成した。図5に示される各寸法符号の値は、次の通りとした。a=8mm、b=97mm。これにより、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8が形成された。
ICチップ3と整合回路付ダイポールアンテナ1を形成したAlien社製UHFタグ(ALN−9540−Squiggle)Taを用意した。厚さ1mmのアクリル板を第2の絶縁基板9とし、UHFタグTaを貼り付けた。更に、第1の絶縁基板2の第1の面2aを、第2の絶縁基板9のUHFタグTaを貼り付けた面に、貼り付けた。
この両者の貼り付けにおいて、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8の第2の絶縁基板9側への投影像が、UHFタグTaのICチップ3とダイポールアンテナ1の第1の接続端子部4aおよび第2の接続端子部4b、および、整合回路部5に重なるように貼り付け、非接触ICタグを作成した。
作成された非接触ICタグは、リーダー/ライター間での通信が出来なかった。
比較例3
第1の絶縁基板2として、厚さ0.05mmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラーS10)を用いた。第1の絶縁基板2の一方の面に、電子ビーム(EB)蒸着法を用いて、厚さ0.002mmのアルミニウム層を形成し、金属化フィルムを得た。
得られた金属化フィルムを湿式エッチングすることにより、図11に示される形状の無給電アンテナを形成した。図11に示される各寸法符号の値は、次の通りとした。a=8mm、b=97mm、c=43.5mm、d=4mm、e=10mm。これにより、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、および、接続部8が形成された。更に、第1の無給電アンテナ6と第2の無給電アンテナ7とが導通しないように、接続部8にスリットを入れた。
ICチップ3と整合回路付ダイポールアンテナ1を形成したAlien社製UHFタグ(ALN−9540−Squiggle)Taを用意した。厚さ1mmのアクリル板を第2の絶縁基板9とし、UHFタグTaを貼り付けた。更に、第1の絶縁基板2の第1の面2aを、第2の絶縁基板9のUHFタグTaを貼り付けた面に、貼り付けた。
この両者の貼り付けにおいて、次の各条件(1)、(2)、および、(3)が満足されるようにした。
(1)第1の無給電アンテナ6および第2の無給電アンテナ7の第2の絶縁基板9側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1bのそれぞれの少なくとも一部に重なる。
(2)第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8の第2の絶縁基板9側への投影像が、UHFタグTaのICチップ3、および、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1の接続端子部4aおよび第2の接続端子部4bに重ならない。
(3)第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8の第2の絶縁基板9側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の整合回路部5と重ならないか、あるいは、その一部と重なる。
作成された非接触ICタグの通信距離は、500mmであった。
比較例4
第1の絶縁基板2として、厚さ0.05mmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラーS10)を用いた。第1の絶縁基板2の一方の面に、電子ビーム(EB)蒸着法を用いて、厚さ0.002mmのアルミニウム層を形成し、金属化フィルムを得た。
得られた金属化フィルムを湿式エッチングすることにより、図11に示される形状の無給電アンテナを形成した。図11に示される各寸法符号の値は、次の通りとした。a=8mm、c=43.5mm。これにより、第1の無給電アンテナ6と第2の無給電アンテナ7を有し、接続部8を有しない無給電アンテナが形成された。
ICチップ3と整合回路付ダイポールアンテナ1を形成したAlien社製UHFタグ(ALN−9540−Squiggle)Taを用意した。厚さ1mmのアクリル板を第2の絶縁基板9とし、UHFタグTaを貼り付けた。更に、第1の絶縁基板2の第1の面2aを、第2の絶縁基板9のUHFタグTaを貼り付けた面に、貼り付けた。
この両者の貼り付けにおいて、次の各条件(1)、(2)、および、(3)が満足されるようにした。
(1)第1の無給電アンテナ6および第2の無給電アンテナ7の第2の絶縁基板9側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1のアンテナ部1aと第2のアンテナ部1bのそれぞれの少なくとも一部に重なる。
(2)第1の無給電アンテナ6および第2の無給電アンテナ7の第2の絶縁基板9側への投影像が、UHFタグTaのICチップ3、および、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1の接続端子部4aおよび第2の接続端子部4bに重ならない。
(3)第1の無給電アンテナ6および第2の無給電アンテナ7の第2の絶縁基板9側への投影像が、整合回路付ダイポールアンテナ1の整合回路部5と重ならないか、あるいは、その一部のみと重なる。
作成された非接触ICタグの通信距離は、640mmであった。
上記各実施例および比較例におけるICタグTaの主要な要件および通信距離は、対比表の形で、表1に示される。
Figure 0005526779
各実施例、参考例と比較例1との対比により、本発明の非接触ICタグの第1の態様あるいは第2の態様のように、ICタグTaに、無給電アンテナを形成することで、非接触ICタグを金属部材に貼り付けた際の通信距離が、7倍以上に向上することが分かる。
参考例1乃至3と比較例2との対比により、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8の第1の絶縁基板2の第1の面2a側への投影像が、ICタグTaのICチップ3と整合回路付ダイポールアンテナ1の第1の接続端子部4aおよび第2の接続端子部4bに重ならないように非接触ICタグを作成することで、当該非接触ICタグが金属部材に貼り付けられて用いられても、当該非接触ICタグは、十分な通信機能を有することが分かる。
参考例4と比較例2との対比により、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8の第1の絶縁基板2の第1の面2a側への投影像が、ICタグTaの整合回路付ダイポールアンテナ1の整合回路部5に重ならないか、あるいは、その一部のみと重なるように非接触ICタグを作成することで、当該非接触ICタグが金属部材に貼り付けられて用いられても、当該非接触ICタグは、十分な通信機能を有することが分かる。
参考例1乃至4と参考例5乃至7との対比より、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7および接続部8の第1の絶縁基板2の第1の面2a側への投影像が、ICタグTaのICチップ3、および、整合回路付ダイポールアンテナ1の第1の接続端子部4aおよび第2の接続端子部4bに重ならず、かつ、整合回路付ダイポールアンテナ1の整合回路部5と重ならないか、あるいは、その一部のみと重なるように非接触ICタグを作成することで、非接触ICタグを金属部材に貼り付けた際の通信距離を更に伸ばすことが可能であることが分かる。
参考例7と比較例3および4との対比により、第1の無給電アンテナ6と第2の無給電アンテナ7が接続部8により電気的に導通するよう非接触ICタグを作成することで、非接触ICタグを金属部材に貼り付けた際の通信距離が向上することが分かる。
参考例7と実施例8の対比により、第1の絶縁基板2、ICタグTa、第1の無給電アンテナ6、第2の無給電アンテナ7、接続部8、および、第2の絶縁基板9を樹脂により被覆して、非接触ICタグを作成することで、非接触ICタグを金属部材に貼り付けた際の通信距離が更に向上することが分かる。
本発明の非接触ICタグを利用すれば、金属物品に直接ICタグを貼り付けても、そこに用いられているICチップの通信機能が阻害されることがない。本発明の非接触ICタグによれば、金属物品の管理を効率的に行うことが出来る。
1 整合回路付ダイポールアンテナのアンテナ部
1a 整合回路付ダイポールアンテナの第1のアンテナ部
1b 整合回路付ダイポールアンテナの第2のアンテナ部
2 第1の絶縁基板
2a 第1の絶縁基板の一方の面(第1の面)
2b 第1の絶縁基板の他方の面(第2の面)
3 ICチップ
4 整合回路付ダイポールアンテナの接続端子部
4a 整合回路付ダイポールアンテナの第1の接続端子部
4b 整合回路付ダイポールアンテナの第2の接続端子部
5 整合回路付ダイポールアンテナの整合回路部
6 第1の無給電アンテナ
7 第2の無給電アンテナ
8 第1の無給電アンテナと第2の無給電アンテナを接続する接続部
9 第2の絶縁基板
a、b、c、d、e 各部位の寸法(長さ)
T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8、T9、T10 本発明の非接触ICタグ
Ta ICタグ

Claims (5)

  1. 第1の絶縁基板と、該第1の絶縁基板の一方の面に設けられたICチップと該ICチップに電気的に接続された整合回路付ダイポールアンテナとからなるICタグと、前記第1の絶縁基板の他方の面に間隔をおいて設けられた第1の無給電アンテナおよび第2の無給電アンテナとを備え、前記整合回路付ダイポールアンテナが、間隔をおいて位置する2つのアンテナ部と、該2つのアンテナ部のそれぞれを前記ICチップに電気的に接続する2つの接続端子部、および、該2つのアンテナ部を電気的に接続する整合回路部を有し、前記第1の絶縁基板の前記一方の面側に、第2の絶縁基板が積層され、前記第1の絶縁基板、前記ICタグ、前記第1の無給電アンテナ、前記第2の無給電アンテナ、前記接続部および前記第2の絶縁基板が、樹脂により被覆されている非接触ICタグにおいて、
    (1−a)前記第1の無給電アンテナおよび前記第2の無給電アンテナの前記第1の絶縁基板の前記一方の面側への投影像が、前記整合回路付ダイポールアンテナの前記2つのアンテナ部のそれぞれの少なくとも一部に重なり、
    (1−b)前記第1の無給電アンテナと前記第2の無給電アンテナが、1つの接続部により電気的に接続され、かつ、
    (1−c)前記第1の無給電アンテナ、前記第2の無給電アンテナ、および、前記接続部の前記第1の絶縁基板の前記一方の面側への投影像が、前記ICチップおよび前記整合回路付ダイポールアンテナの前記2つの接続端子部に重ならない非接触ICタグ。
  2. 第1の絶縁基板と、該第1の絶縁基板の一方の面に設けられたICチップと、該ICチップに電気的に接続された整合回路付ダイポールアンテナとからなるICタグと、前記第1の絶縁基板の他方の面に間隔をおいて設けられた第1の無給電アンテナおよび第2の無給電アンテナとを備え、前記整合回路付ダイポールアンテナが、間隔をおいて位置する2つのアンテナ部と、該2つのアンテナ部のそれぞれを前記ICチップに電気的に接続する2つの接続端子部、および、該2つのアンテナ部を電気的に接続する整合回路部を有し、前記第1の絶縁基板の前記一方の面側に、第2の絶縁基板が積層され、前記第1の絶縁基板、前記ICタグ、前記第1の無給電アンテナ、前記第2の無給電アンテナ、前記接続部および前記第2の絶縁基板が、樹脂により被覆されている非接触ICタグにおいて、
    (2−a)前記第1の無給電アンテナおよび前記第2の無給電アンテナの前記第1の絶縁基板の前記一方の面側への投影像が、前記整合回路付ダイポールアンテナの前記2つのアンテナ部のそれぞれの少なくとも一部に重なり、
    (2−b)前記第1の無給電アンテナと前記第2の無給電アンテナが、1つの接続部により電気的に接続され、かつ、
    (2−c)前記第1の無給電アンテナ、前記第2の無給電アンテナ、および、前記接続部の前記第1の絶縁基板の前記一方の面側への投影像が、前記整合回路付ダイポールアンテナの前記整合回路部と重ならないか、あるいは、その一部のみと重なる非接触ICタグ。
  3. 前記第1の無給電アンテナ、第2の無給電アンテナ、および、接続部の前記第1の絶縁基板の前記一方の面側への投影像が、前記整合回路付ダイポールアンテナの前記整合回路部に重ならない請求項2に記載の非接触ICタグ。
  4. 前記第1の無給電アンテナ、第2の無給電アンテナ、および、接続部の前記第1の絶縁基板の前記一方の面側への投影像が、前記ICチップおよび前記整合回路付ダイポールアンテナの前記2つの接続端子部に重ならない請求項2あるいは3に記載の非接触ICタグ。
  5. 前記第1の絶縁基板が、樹脂フィルムからなる請求項1あるいは2に記載の非接触ICタグ。
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