JP2005236468A - 無線タグ - Google Patents
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Abstract
【課題】 900MHz帯と2.4GHz帯の2つの周波数帯域で動作可能な無線タグを提供する。
【解決手段】 誘電体シート上に導電性パターンにより形成された900MHz帯に共振する折り返しダイポールアンテナ12に、誘電体シートを挟んだ折り返しダイポールアンテナ12の反対側に導電性パターンにより形成された2.4GHz帯に共振する半波長の無給電素子13を配置し、2つの周波数帯に対しインピーダンス整合を果たす事により、2つの周波数帯で動作する無線タグを提供することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、無線タグに関するものであり、特に無線タグのアンテナに関するものである。
無線通信を利用して移動体を自動認識する等に使用される無線タグは、データを保持・処理するチップ部とデータを外部と通信するためのアンテナ部とからなり、電波を利用して無線タグのリーダー・ライターと通信する。このうち、UHF帯、マイクロ波帯の電波を通信に使う無線タグは、通信距離が長く比較的安価であるためにバーコードの代替用途が考えられている。このような無線タグの例が特許文献1に記載されている。無線タグは、バーコードにくらべ、読み取り速度が速い、汚れに対する耐性が高い、人手がかからないなどの利点がある。
また、データの保持容量が大きく、書き込みもできるため、商品の流通経路や温度などの情報を書き込むことにより商品単位で品質を管理する高度なトレーサビリティを実現する可能性がある。このような無線タグを利用した物品管理が特許文献2に記載されている。
無線タグで使用される電波は、国の規制値に従うため、国によっては無線タグに使用する電波が異なる可能性がある。このため、ある国では使える無線タグが別の国では使えないといった事態が起こり得る。このような事態は、前述したトレーサビリティ実現の障害となる。即ち、国によって使える無線タグが異なるため輸出入の際には無線タグの交換、それにともなうデータの読み取り、書き込みが必要になる等で作業が煩雑になる。
本発明は、このような事態を避けることができるように、複数の周波数で動作可能な無線タグを提供するものであり、国により利用できる電波が異なっても使用できるようにしようとするものである。
上記課題を解決するために、データを保持する記憶領域とデータの送受信を制御する回路部からなるICチップとデータを電波で送受信するアンテナからなる無線タグにおいて、複数の周波数帯で動作可能なICチップと、誘電体または磁性体上に導電性パターンにより形成されたアンテナを用い、そのアンテナの直近に配置した無給電素子により、複数の周波数帯においてICチップとのインピーダンス整合を行うことにより複数の周波数帯でデータの通信ができるようにする。
即ち、本発明は、少なくとも1つのICチップ、及びアンテナを有し、データを無線で通信する無線タグにおいて、前記アンテナ直近に無給電素子を配置することによりインピーダンス整合を行い、複数の周波数帯でデータの通信ができる無線タグである。
また、本発明は、複数の周波数帯のうち1つは800MHz乃至1000MHzであり、1つは2400MHz乃至2500MHzとした無線タグである。
また、本発明は、アンテナが誘電体もしくは磁性体上に導電性パターンにより形成されたアンテナである無線タグである。
また、本発明は、アンテナと無給電素子が、誘電体もしくは磁性体上に導電性パターンにより形成された低い周波数帯に共振する折り返しダイポールアンテナと高い周波数帯に共振する無給電素子からなる無線タグである。
また、本発明は、アンテナと無給電素子が、誘電体もしくは磁性体上に導電性パターンにより低い周波数帯に共振する半波長ダイポールアンテナと高い周波数帯に共振する無給電素子からなる無線タグである。
本発明によれば、アンテナの構成を変えることにより、複数の周波数帯域で動作可能な無線タグを提供できるので、国により使用できる周波数帯域が異なる場合にも使用でき、また、周囲の電磁環境等により、通信に最適な周波数帯域に切り替えて使用する事等も可能となり、無線タグの使用領域も広がると考えられる。
本発明の無線タグは、データを保持する記憶領域とデータの送受信を制御する回路部からなるICチップとデータを電波で送受信するアンテナから構成される。ICチップは、複数の周波数帯で動作可能なICチップを用いる。アンテナは、誘電体または磁性体上に導電性パターンにより直線状、折り返し型、ミアンダ型等のダイポールアンテナや、スロットアンテナ等を形成する。このアンテナの直近に無給電素子を配置し、この配置を調整しICチップとのインピーダンス整合を行う事により、複数の周波数帯でデータの通信ができる無線タグが得られる。
この無線タグでデータの通信を行う複数の周波数としては、汎用性の面から、無線タグで一般に使用される800MHz乃至1000MHz帯と2400乃至2500MHz帯の2つの周波数帯域を選択する事が望ましい。例えば、無線タグのアンテナに900MHz帯に共振するアンテナの直近に2.4GHz帯に共振する無給電素子を配置する構造を用いて、この2つの周波数帯域でICチップとのインピーダンスを整合するように構成する。
図1は、本発明の第一の実施の形態に係る無線タグ用のアンテナの構成図である。図2は、図1のA−A’における断面図である。本発明の無線タグ11において、アンテナは誘電体シー卜21(図1の紙面が相当する)上に導電パターンによって形成された折り返しダイポールアンテナ12と、誘電体シート21の裏側に導電パターンによって形成された無給電素子13(図1では誘電体シート21を透過して見えるように記載している)からなる。図1に示す折り返しダイポールアンテナは、900MHz帯(波長λ1)に共振するように周囲長CをC=2(W+L1)=λ1に設計されている。
無給電素子は2.4GHz帯(波長λ2)に共振するように導電パターンの長さL2をL2=λ2/2程度にする。この無給電素子の配置位置を調整してICチップ14とのインピーダンスを整合する。本実施の形態では、図2のように誘電体シート21をはさんでアンテナ12と逆側に無給電素子13を配置して、ICチップ14とのインピーダンスを整合させている。
接続点15においてICチップ14とアンテナ12は電気的に接続される。図3、図4は、それぞれICチップ、アンテナのインピーダンス特性である。図3、図4から確認できるように、900MHz帯、2.4GHzともにICチップとアンテナのインピーダンスはほぼ整合がとれており、この無線タグは二つの周波数帯域で動作可能な無線タグとなる。
図5は、本発明の第二の実施の形態に係る無線タグ用のアンテナの構成図である。図5に示す無線タグ11において、アンテナは誘電体シート21上に導電パターンによって形成された半波長ダイポールアンテナ12と無給電素子13からなる。図5に示す半波長ダイポールアンテナは、900MHz帯(波長λ1)に共振するようにアンテナ長L1をL1=λ1/2としている。無給電素子13は第一の実施の形態と同様に2.4GHz帯(波長λ2)に共振するよう長さL2をL2=λ2/2程度にする。この無給電素子13の配置位置によりICチップ14とのインピーダンス整合を調整する。接続点15においてICチップ14とアンテナ12は電気的に接続される。
図3、図6は、それぞれICチップ、アンテナのインピーダンス特性を示す図である。図3、図6から、ICチップとアンテナのインピーダンスが、ほぼ整合されていることが確認でき、この無線タグは二つの周波数帯で動作可能な無線タグとなる。
11 無線タグ
12 アンテナ
13 無給電素子
14 ICチップ
15 接続点
21 誘電体シート
12 アンテナ
13 無給電素子
14 ICチップ
15 接続点
21 誘電体シート
Claims (5)
- 少なくとも1つのICチップ、及びアンテナを有し、データを無線で通信する無線タグにおいて、前記アンテナ直近に無給電素子を配置することによりインピーダンス整合を行い、複数の周波数帯でデータの通信ができることを特徴とする無線タグ。
- 前記複数の周波数帯のうち1つは800MHz乃至1000MHzであり、1つは2400MHz乃至2500MHzであることを特徴とする請求項1記載の無線タグ。
- 前記アンテナが誘電体もしくは磁性体上に導電性パターンにより形成されたアンテナであること特徴とする請求項1記載の無線タグ。
- 前記アンテナと前記無給電素子が、誘電体もしくは磁性体上に導電性パターンにより形成された低い周波数帯に共振する折り返しダイポールアンテナと高い周波数帯に共振する無給電素子からなることを特徴とする請求項1記載の無線タグ。
- 前記アンテナと前記無給電素子が、誘電体もしくは磁性体上に導電性パターンにより低い周波数帯に共振する半波長ダイポールアンテナと高い周波数帯に共振する無給電素子からなることを特徴とする請求項1記載の無線タグ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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