JP5526742B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特に、ゲート絶縁膜の膜厚が異なる複数種類のMISトランジスタを有する半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の中には、駆動電圧の異なる複数種類のMISトランジスタを含むものがある。一般に、駆動電圧の異なるトランジスタには、各トランジスタに要求されるゲート耐圧の違い等に起因して、異なる膜厚のゲート絶縁膜が用いられる。膜厚の異なる複数種類のゲート絶縁膜を形成する方法としては、例えば以下の方法が知られている。
まず、例えば熱酸化法により、薄いゲート絶縁膜を形成する第1のトランジスタ形成領域及び厚いゲート絶縁膜を形成する第2のトランジスタ形成領域に、第1のシリコン酸化膜を形成する。
次いで、第1のトランジスタ形成領域の第1のシリコン酸化膜を、選択的に除去する。
次いで、例えば熱酸化法により、第1のトランジスタ形成領域に、第2のシリコン酸化膜を形成する。この際、第2のトランジスタ形成領域に残存する第1のシリコン酸化膜も更に酸化され、第1のシリコン酸化膜よりも厚い第3のシリコン酸化膜が形成される。
これにより、第1のトランジスタ形成領域に第2のシリコン酸化膜により形成された第1のゲート絶縁膜を形成し、第2のトランジスタ形成領域に第3のシリコン酸化膜により形成された第2のゲート絶縁膜を形成することができる。
膜厚の異なる3種類以上のゲート絶縁膜を有する半導体装置は、同様の手順を繰り返すことにより、製造することができる。
特許第3101515号明細書 特開平09−181193号公報
しかしながら、膜厚の異なる複数種類のゲート絶縁膜を有する半導体装置について本願発明者等が鋭意検討を行ったところ、薄いゲート絶縁膜を有する一部のMISトランジスタにおいて、ゲート電極の寸法ばらつきやゲート絶縁膜の信頼性低下等が生じることが判明した。
本発明の目的は、ゲート絶縁膜の膜厚が異なる複数種類のMISトランジスタを有する半導体装置において、ゲート電極の寸法ばらつきやゲート絶縁膜の信頼性低下等を防止しうる半導体装置の製造方法を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、半導体基板の表面を酸化し、前記半導体基板の第1の領域、第2の領域及び第3の領域に、第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の領域及び前記第2の領域に形成された前記第1の絶縁膜を除去する工程と、前記半導体基板の前記表面を酸化し、前記第1の領域及び前記第2の領域に第2の絶縁膜を形成するとともに、前記第1の絶縁膜が形成された前記第3の領域を更に酸化する工程と、前記第2の領域に形成された前記第2の絶縁膜及び前記第3の領域に形成された前記第1の絶縁膜を除去する工程と、前記半導体基板の前記表面を酸化し、前記第2の領域及び前記第3の領域に第1のゲート絶縁膜を形成するとともに、前記第2の絶縁膜が形成された前記第1の領域を更に酸化し、前記第1の領域に前記第1のゲート絶縁膜よりも厚い第2のゲート絶縁膜を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
開示の半導体装置の製造方法によれば、第2の領域に形成された絶縁膜と第3の領域に形成された絶縁膜のエッチングレートが異なる場合にも、これら領域が過剰なエッチングに曝されたりエッチング量が不足するなどの不具合を防止することができる。これにより、第2の領域及び第3の領域に形成するゲート絶縁膜の信頼性を向上することができる。また、過剰なエッチングに曝されるのを防止できることにより、エッチング後に表面に形成される段差を低減することができ、段差に起因するゲート電極の寸法ばらつきを防止することができる。これにより、半導体装置の歩留まりや信頼性を向上することができる。
図1は、一実施形態による半導体装置の構造を示す概略断面図である。 図2は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 図3は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 図4は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 図5は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 図6は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その5)である。 図7は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その6)である。 図8は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その7)である。 図9は、一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その8)である。 図10は、実施形態の参考例による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 図11は、実施形態の参考例による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 図12は、実施形態の参考例による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 図13は、実施形態の参考例による半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 図14は、弗酸処理時間とシリコン酸化膜の残膜厚との関係を示すグラフ(その1)である。 図15は、弗酸処理時間とシリコン酸化膜の残膜厚との関係を示すグラフ(その2)である。
一実施形態による半導体装置及びその製造方法について図1乃至図15を用いて説明する。
図1は、本実施形態による半導体装置の構造を示す概略断面図である。図2乃至図9は、本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。図10乃至図13は、本実施形態の参考例による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。図14及び図15は、弗酸処理時間とシリコン酸化膜の残膜厚との関係を示すグラフである。
はじめに、本実施形態による半導体装置の構造について図1を用いて説明する。
シリコン基板10には、素子領域を画定する素子分離膜12が形成されている。図1では、左側の素子領域から順に、N型低電圧トランジスタ形成領域、P型低電圧トランジスタ形成領域、N型中電圧トランジスタ形成領域、P型中電圧トランジスタ形成領域、N型高電圧トランジスタ形成領域、P型高電圧トランジスタ形成領域を示している。
低電圧トランジスタ形成領域(LV Area)は、特に限定されるものではないが、駆動電圧Vccが例えば1.2Vのトランジスタが形成される領域である。中電圧トランジスタ形成領域(MV Area)は、特に限定されるものではないが、駆動電圧Vccが例えば3.3Vのトランジスタが形成される領域である。高電圧トランジスタ形成領域(HV Area)は、特に限定されるものではないが、駆動電圧Vccが例えば5.0Vのトランジスタが形成される領域である。
N型低電圧トランジスタ形成領域のシリコン基板10内には、Pウェル24が形成されている。N型低電圧トランジスタ形成領域の素子領域表面には、ゲート絶縁膜36が形成されている。ゲート絶縁膜36上には、ゲート電極48が形成されている。ゲート電極48両側のシリコン基板10内には、N型ソース/ドレイン領域60が形成されている。
P型低電圧トランジスタ形成領域のシリコン基板10内には、Nウェル26が形成されている。P型低電圧トランジスタ形成領域の素子領域表面には、ゲート絶縁膜36が形成されている。ゲート絶縁膜36上には、ゲート電極48が形成されている。ゲート電極48両側のシリコン基板10内には、P型ソース/ドレイン領域62が形成されている。
N型中電圧トランジスタ形成領域のシリコン基板10内には、Pウェル20が形成されている。N型中電圧トランジスタ形成領域の素子領域表面には、ゲート絶縁膜36よりも厚いゲート絶縁膜40が形成されている。ゲート絶縁膜40上には、ゲート電極48が形成されている。ゲート電極48両側のシリコン基板10内には、N型ソース/ドレイン領域60が形成されている。
P型中電圧トランジスタ形成領域のシリコン基板10内には、Nウェル22が形成されている。P型中電圧トランジスタ形成領域の素子領域表面には、ゲート絶縁膜36よりも厚いゲート絶縁膜40が形成されている。ゲート絶縁膜40上には、ゲート電極48が形成されている。ゲート電極48両側のシリコン基板10内には、P型ソース/ドレイン領域62が形成されている。
N型高電圧トランジスタ形成領域のシリコン基板10内には、Pウェル16が形成されている。N型高電圧トランジスタ形成領域の素子領域表面には、ゲート絶縁膜40よりも厚いゲート絶縁膜38が形成されている。ゲート絶縁膜38上には、ゲート電極48が形成されている。ゲート電極48両側のシリコン基板10内には、N型ソース/ドレイン領域60が形成されている。
P型高電圧トランジスタ形成領域のシリコン基板10内には、Nウェル18が形成されている。P型高電圧トランジスタ形成領域の素子領域表面には、ゲート絶縁膜40よりも厚いゲート絶縁膜38が形成されている。ゲート絶縁膜38上には、ゲート電極48が形成されている。ゲート電極48両側のシリコン基板10内には、P型ソース/ドレイン領域62が形成されている。
各トランジスタのゲート電極48の側壁部分には、サイドウォール絶縁膜54が形成されている。
このように、本実施形態による半導体装置は、ゲート絶縁膜の膜厚が異なる3種類のトランジスタを有している。
次に、本実施形態による半導体装置の製造方法について図2乃至図9を用いて説明する。
まず、シリコン基板10に、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法により、素子領域を画定する素子分離膜12を形成する。
次いで、例えば熱酸化法により、例えば膜厚10nmのシリコン酸化膜を形成する。これにより、素子分離膜12により画定されたシリコン基板10の素子領域上に、シリコン酸化膜の犠牲酸化膜14を形成する(図2(a))。
次いで、フォトリソグラフィにより、N型高電圧トランジスタ形成領域を露出し他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成し、このフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行う。例えば、ボロンイオン(B)を、加速エネルギー255keV、注入量3.3×1013cm−2の条件でイオン注入し、ボロンイオンを、加速エネルギー180keV、注入量1.8×1013cm−2の条件でイオン注入する。これにより、N型高電圧トランジスタ形成領域に、Pウェル16を形成する。
同様に、フォトリソグラフィにより、P型高電圧トランジスタ形成領域を露出し他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成し、このフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行う。例えば、リンイオン(P)を、加速エネルギー500keV、注入量1.8×1013cm−2の条件でイオン注入し、砒素イオン(As)を、加速エネルギー125keV、注入量1.2×1012cm−2の条件でイオン注入する。これにより、P型高電圧トランジスタ形成領域に、Nウェル18を形成する(図2(b))。
次いで、フォトリソグラフィにより、N型中電圧トランジスタ形成領域を露出し他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成し、このフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行う。例えば、ボロンイオンを、加速エネルギー150keV、注入量3.0×1013cm−2の条件でイオン注入し、ボロンイオンを、加速エネルギー15keV、注入量2.0×1012cm−2の条件でイオン注入する。これらイオン注入のうち、高いエネルギーのイオン注入が主にウェルを形成するためのイオン注入(ウェルイオン注入)であり、低いエネルギーのイオン注入が主にトランジスタの閾値電圧制御用のイオン注入(チャネルイオン注入)である。これにより、N型中電圧トランジスタ形成領域に、Pウェル20を形成する。
同様に、フォトリソグラフィにより、P型中電圧トランジスタ形成領域を露出し他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成し、このフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行う。例えば、リンイオンを、加速エネルギー360keV、注入量3.0×1013cm−2の条件でイオン注入し、砒素イオンを、加速エネルギー125keV、注入量3.2×1012cm−2の条件でイオン注入する。これらイオン注入のうち、高いエネルギーのイオン注入が主にウェルイオン注入であり、低いエネルギーのイオン注入が主にチャネルイオン注入である。これにより、P型中電圧トランジスタ形成領域に、Nウェル22を形成する。
次いで、フォトリソグラフィにより、N型低電圧トランジスタ形成領域を露出し他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成し、このフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行う。例えば、ボロンイオンを、加速エネルギー150keV、注入量3.0×1013cm−2の条件でイオン注入し、インジウムイオン(In)を、加速エネルギー100keV、注入量1.0×1013cm−2の条件でイオン注入し、インジウムイオンを、加速エネルギー120keV、注入量1.8×1013cm−2の条件でイオン注入し、ボロンイオンを、加速エネルギー15keV、注入量3.5×1013cm−2の条件でイオン注入する。これらイオン注入のうち、高いエネルギーのイオン注入が主にウェルイオン注入であり、低いエネルギーのイオン注入が主にチャネルイオン注入である。これにより、N型低電圧トランジスタ形成領域に、Pウェル24を形成する。
同様に、フォトリソグラフィにより、P型低電圧トランジスタ形成領域を露出し他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成し、このフォトレジスト膜をマスクとしてイオン注入を行う。例えば、リンイオンを、加速エネルギー360keV、注入量3.0×1013cm−2の条件でイオン注入し、砒素イオンを、加速エネルギー125keV、注入量3.5×1012cm−2の条件でイオン注入する。これらイオン注入のうち、高いエネルギーのイオン注入が主にウェルイオン注入であり、低いエネルギーのイオン注入が主にチャネルイオン注入である。これにより、P型低電圧トランジスタ形成領域に、Nウェル26を形成する(図3(a))。
なお、Pウェル16,20,24、Nウェル18,22,26を形成する工程を行う順序は、上述の順序に限定されるものではない。また、一部のイオン注入(例えば、低電圧トランジスタのウェルイオン注入と中電圧トランジスタのウェルイオン注入)を、同時に行うようにしてもよい。
次いで、例えば弗酸水溶液を用いたウェットエッチングにより、犠牲酸化膜14を除去する(図3(b))。
次いで、例えば熱酸化法により、素子分離膜12により画定されたシリコン基板10の素子領域上に、例えば膜厚10nmのシリコン酸化膜28を形成する(図4(a))。
次いで、フォトリソグラフィにより、中電圧トランジスタ形成領域及びN型低電圧トランジスタ形成領域を露出し、高電圧トランジスタ形成領域及びP型低電圧トランジスタ形成領域を覆うフォトレジスト膜30を形成する。
次いで、フォトレジスト膜30をマスクとして、例えば弗酸水溶液を用いたウェットエッチングを行い、中電圧トランジスタ形成領域及びN型低電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜28を選択的に除去する(図4(b))。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜30を除去する。
次いで、例えば熱酸化法により、シリコン基板10を熱酸化し、中電圧トランジスタ形成領域及びN型低電圧トランジスタ形成領域の素子領域上に、例えば膜厚6nmのシリコン酸化膜32を形成する(図5(a))。この際、シリコン酸化膜28が形成されている高電圧トランジスタ形成領域及びP型低電圧トランジスタ形成領域でも酸化反応は生じ、シリコン酸化膜28の膜厚は14nm程度となる。
次いで、フォトリソグラフィにより、低電圧トランジスタ形成領域を露出し、中電圧トランジスタ形成領域及び高電圧トランジスタ形成領域を覆うフォトレジスト膜34を形成する。
次いで、フォトレジスト膜34をマスクとして、例えば弗酸水溶液を用いたウェットエッチングを行い、N型低電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜32及びP型低電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜28を選択的に除去する(図5(b))。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜34を除去する。
次いで、例えば熱酸化法により、シリコン基板10を熱酸化し、低電圧トランジスタ形成領域の素子領域上に、例えば膜厚2nmのシリコン酸化膜を形成する。これにより、低電圧トランジスタ形成領域の素子領域上に、シリコン酸化膜のゲート絶縁膜36を形成する。また、高電圧トランジスタ形成領域の素子領域上には、膜厚14nmのシリコン酸化膜のゲート絶縁膜38が形成され、中電圧トランジスタ形成領域の素子領域上には、膜厚6.1nmのシリコン酸化膜のゲート絶縁膜40が形成される(図6(a))。
なお、ゲート絶縁膜36を形成する際、シリコン酸化膜28が形成されている高電圧トランジスタ形成領域及びシリコン酸化膜32が形成されているP型低電圧トランジスタ形成領域でも酸化反応は生じる。ただし、この酸化処理では、シリコン酸化膜28の膜厚は殆ど変化しない。また、シリコン酸化膜32の膜厚増加も、0.1nm程度である。
次いで、全面に、例えばCVD法により、ゲート電極となる導電膜、例えば多結晶シリコン膜42を堆積する(図6(b))。
次いで、多結晶シリコン膜42上に、例えばスピンコート法により、BARC(Bottom Anti Reflective Coating)膜44と、フォトレジスト膜46とを形成する(図7(a))。
次いで、フォトリソグラフィにより、フォトレジスト膜46をゲート電極のパターンに加工する(図7(b))。
次いで、ドライエッチングにより、フォトレジスト膜46をマスクとして多結晶シリコン膜42をパターニングし、各トランジスタ形成領域に、多結晶シリコン膜のゲート電極48を形成する(図8(a))。
次いで、N型トランジスタ形成領域を露出し、P型トランジスタ形成領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成し、このフォトレジスト膜及びゲート電極48をマスクとしてイオン注入を行う。これにより、N型トランジスタのゲート電極48の両側のシリコン基板10内に、エクステンション用のN型不純物拡散領域50を形成する。
また、P型トランジスタ形成領域を露出し、N型トランジスタ形成領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成し、このフォトレジスト膜及びゲート電極48をマスクとしてイオン注入を行う。これにより、P型トランジスタのゲート電極48の両側のシリコン基板10内に、エクステンション用のP型不純物拡散領域52を形成する(図8(b))。
N型不純物拡散領域50及びP型不純物拡散領域52は、高電圧トランジスタ形成領域、中電圧トランジスタ形成領域、及び低電圧トランジスタ形成領域において、それぞれ別々に形成してもよい。
次いで、全面に、例えばCVD法により例えばシリコン酸化膜を堆積した後、このシリコン酸化膜をエッチバックし、ゲート電極48の側壁部分に、シリコン酸化膜のサイドウォール絶縁膜54を形成する(図9(a))。
次いで、N型トランジスタ形成領域を露出し、P型トランジスタ形成領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成し、このフォトレジスト膜、ゲート電極48及びサイドウォール絶縁膜54をマスクとしてイオン注入を行う。これにより、N型トランジスタのゲート電極48の両側のシリコン基板10内に、N型不純物拡散領域56を形成する。
また、P型トランジスタ形成領域を露出し、N型トランジスタ形成領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成し、このフォトレジスト膜、ゲート電極48及びサイドウォール絶縁膜54をマスクとしてイオン注入を行う。これにより、P型トランジスタのゲート電極48の両側のシリコン基板10内に、P型不純物拡散領域58を形成する。
次いで、例えば窒素雰囲気中で熱処理を行い、N型不純物拡散領域50,56、P型不純物拡散領域52,58を形成する不純物を活性化する。これにより、N型不純物拡散領域50,56により形成されたN型ソース/ドレイン領域60と、P型不純物拡散領域52,58により形成されたP型ソース/ドレイン領域62とを形成する(図9(b))。
この後、必要に応じて、サリサイドプロセスや多層配線形成プロセス等を経て、本実施形態による半導体装置を完成する。
上述のように、本実施形態による半導体装置の製造方法では、図4(b)に示す工程において、中電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜28を除去する際に、N型低電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜28をも同時に除去している。この理由について、本実施形態の参考例による半導体装置の製造方法と本実施形態による半導体装置の製造方法とを比較しつつ、以下に説明する。
図10乃至図13に示す本実施形態の参考例による半導体装置の製造方法は、ゲート絶縁膜の膜厚が異なる複数種類のMISトランジスタを形成する他の方法の一例である。
まず、図2(a)乃至図4(a)に示す本実施形態による半導体装置の製造方法と同様にして、各トランジスタの形成領域に、例えば膜厚10nmのシリコン酸化膜28を形成する(図10(a))。
次いで、フォトリソグラフィにより、中電圧トランジスタ形成領域を露出し、高電圧トランジスタ形成領域及び低電圧トランジスタ形成領域を覆うフォトレジスト膜30を形成する。
次いで、フォトレジスト膜30をマスクとして、例えば弗酸水溶液を用いたウェットエッチングを行い、中電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜28を選択的に除去する(図10(b))。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜30を除去する。
次いで、例えば熱酸化法により、シリコン基板10を熱酸化し、中電圧トランジスタ形成領域の素子領域上に、例えば膜厚6nmのシリコン酸化膜32を形成する(図11(a))。この際、シリコン酸化膜28が形成されている高電圧トランジスタ形成領域及び低電圧トランジスタ形成領域でも酸化反応は生じ、シリコン酸化膜28の膜厚は14nm程度となる。
次いで、フォトリソグラフィにより、低電圧トランジスタ形成領域を露出し、中電圧トランジスタ形成領域及び高電圧トランジスタ形成領域を覆うフォトレジスト膜34を形成する。
次いで、フォトレジスト膜34をマスクとして、例えば弗酸水溶液を用いたウェットエッチングを行い、低電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜28を選択的に除去する(図11(b))。
しかしながら、N型低電圧トランジスタ形成領域とP型低電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜28を同時に除去する上記方法では、図11(b)に示すように、P型低電圧トランジスタ形成領域の素子分離膜12の膜減りが大きくなることがあった。
これは、素子の微細化に伴い、ウェルを形成する際のイオン注入、特に閾値電圧制御用のチャネルイオン注入の不純物濃度が増加し、素子分離膜12に注入された不純物が素子分離膜12のエッチングレートに影響しているためである。
図14及び図15は、弗酸処理時間とシリコン酸化膜28の残膜厚との関係を示すグラフである。図15は、図14の点線部分を拡大したグラフである。
図中、◇印は、イオン注入を行っていない試料の場合である。△印は、P型低電圧トランジスタのチャネルイオン注入の条件でイオン注入を行った試料の場合である。□印は、N型低電圧トランジスタのチャネルイオン注入の条件でイオン注入を行った試料の場合である。具体的には、△印の試料では、砒素イオンを、加速エネルギー125keV、注入量3.5×1012cm−2の条件でイオン注入した。また、□印の試料では、インジウムイオンを、加速エネルギー100keV、注入量1.0×1013cm−2の条件でイオン注入し、インジウムイオンを、加速エネルギー120keV、注入量1.8×1013cm−2の条件でイオン注入し、ボロンイオンを、加速エネルギー15keV、注入量3.5×1013cm−2の条件でイオン注入した。
図14及び図15に示すように、チャネルイオン注入の条件により、シリコン酸化膜28のエッチングレートが変化している。すなわち、N型低電圧トランジスタのチャネルイオン注入の条件でイオン注入を行った試料では、イオン注入を行っていない試料と比較して、シリコン酸化膜28のエッチングレートが大幅に遅くなっている。これに対し、P型低電圧トランジスタのチャネルイオン注入の条件でイオン注入を行った試料では、イオン注入を行っていない試料と比較して、シリコン酸化膜28のエッチングレートが速くなっている。エッチングレートへの影響は、チャネルイオン注入を行う際に同時にイオン注入される素子分離膜12でも同様である。
このため、エッチングレートの遅いN型低電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜28のエッチング条件に合わせてエッチングを行うと、エッチングレートの速いP型低電圧トランジスタ形成領域では、過剰なエッチングに曝され、素子分離膜12の膜減りが大きくなる。
この結果、P型低電圧トランジスタ形成領域では、例えば図11(b)の点線部分に示されるように、素子領域と素子分離膜12との間に、大きな段差が形成される。素子領域と素子分離膜12との間に形成されるこの段差は、素子領域端部における電界集中をもたらすほか、ゲート電極48の寸法ばらつきをももたらすことがある。素子領域と素子分離膜12との間に形成される段差に起因するゲート電極48の寸法ばらつきについては、後述する。
他方、エッチングレートの速いP型低電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜28のエッチング条件に合わせてエッチングを行うと、エッチングレートの遅いN型低電圧トランジスタ形成領域では、シリコン酸化膜28が十分に除去されず、後に形成するゲート絶縁膜36の膜厚が厚くなるなどの不具合が懸念される。
チャネルイオン注入の条件によってシリコン酸化膜28のエッチングレートが変化する原因は、必ずしも明らかではないが、注入する不純物や注入量の違いが影響しているものと考えられる。一般には、シリコン酸化膜中にN型不純物が含まれるとエッチングレートが速くなり、P型不純物が含まれるとエッチングレートが遅くなると言われている。N型低電圧トランジスタ形成領域においてシリコン酸化膜28のエッチングレートが大幅に遅くなっているのは、チャネルイオン注入に、1×1013cm−2以上の比較的高濃度のイオン注入を行っていることが一因であると考えられる。
次いで、例えばアッシングにより、フォトレジスト膜34を除去する。
次いで、例えば熱酸化法により、シリコン基板10を熱酸化し、低電圧トランジスタ形成領域の素子領域上に、例えば膜厚2nmのシリコン酸化膜を形成する。これにより、低電圧トランジスタ形成領域の素子領域上に、シリコン酸化膜のゲート絶縁膜36を形成する。また、高電圧トランジスタ形成領域の素子領域上には、膜厚14nmのシリコン酸化膜のゲート絶縁膜38が形成され、中電圧トランジスタ形成領域の素子領域上には、膜厚6.1nmのシリコン酸化膜のゲート絶縁膜40が形成される(図12(a))。
なお、ゲート絶縁膜36を形成する際、シリコン酸化膜28が形成されている高電圧トランジスタ形成領域及びシリコン酸化膜32が形成されているP型低電圧トランジスタ形成領域でも酸化反応は生じる。ただし、この酸化処理では、シリコン酸化膜28の膜厚は殆ど変化しない。また、シリコン酸化膜32の膜厚増加も、0.1nm程度である。
次いで、全面に、例えばCVD法により、ゲート電極となる導電膜、例えば多結晶シリコン膜42を堆積する。この際、多結晶シリコン膜42の表面には、素子領域と素子分離膜12との間に形成された段差を反映した段差が形成される。
次いで、多結晶シリコン膜42上に、例えばスピンコート法により、BARC膜44と、フォトレジスト膜46とを形成する(図12(b))。この際、多結晶シリコン膜42の表面に形成された段差に影響され、P型低電圧トランジスタ形成領域の素子領域上においてBARC膜44の膜厚が薄くなることがある。これは、段差の凹部である素子分離膜12上の領域にBARC膜44の形成材料が流れ込み、凸部であるP型低電圧トランジスタ形成領域の素子領域上の領域において膜厚が薄くなるためである。
次いで、フォトリソグラフィにより、フォトレジスト膜46をゲート電極のパターンに加工する(図13(a))。この際、P型低電圧トランジスタ形成領域のBARC膜44の膜厚が薄くなっているため、他の領域と比較して、P型低電圧トランジスタ形成領域におけるBARC膜44の反射防止効果が変化する。これにより、フォトレジスト膜46の露光状態が変動し、P型低電圧トランジスタ形成領域におけるレジストパターンの線幅やレジスト形状が変動する。
次いで、ドライエッチングにより、フォトレジスト膜46をマスクとして多結晶シリコン膜42をパターニングし、各トランジスタ形成領域に、多結晶シリコン膜のゲート電極48を形成する(図13(b))。この際、P型低電圧トランジスタ形成領域では、レジストパターンの線幅等の変動の影響を受けて、ゲート電極48のゲート長も変動する。
これに対し、本実施形態による半導体装置の製造方法では、図4(b)の工程において、中電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜28を除去する際に、N型低電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜28をも同時に除去する。図5(b)の工程において低電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜を除去する際には、N型低電圧トランジスタ形成領域に形成されたシリコン酸化膜32の膜厚は、P型低電圧トランジスタ形成領域に形成されたシリコン酸化膜28の膜厚よりも薄くなっている。
したがって、エッチングレートの速いN型低電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜32のエッチング条件に合わせてP型低電圧トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜28を除去しても、P型低電圧トランジスタ形成領域の素子分離膜12が過剰にエッチングされることはない。
これにより、図6(a)に示すように、P型低電圧トランジスタ形成領域の素子領域と素子分離膜12との間の段差を大幅に緩和することができる。また、図7(a)に示す工程では、P型低電圧トランジスタ形成領域の素子領域上においてBARC膜44が局所的に薄くなることを防止することができ、ゲート電極48の寸法ばらつきを防止することができる。
このように、本実施形態によれば、ゲート絶縁膜形成前の素子領域を露出するエッチング工程の際に、P型低電圧トランジスタ形成領域の素子分離膜が過剰にエッチングされるのを防止することができる。これにより、素子分離領域と素子領域との間の段差を低減することができ、素子領域端部における電界集中等の不具合を防止することができる。また、素子分離領域と素子領域との間の段差に起因するゲート電極の寸法ばらつきを防止することができる。これにより、半導体装置の歩留まりや信頼性を向上することができる。
[変形実施形態]
上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、膜厚の異なるゲート絶縁膜を有するMISトランジスタとして、低電圧トランジスタ、中電圧トランジスタ、高電圧トランジスタを例に挙げて説明したが、MISトランジスタの組み合わせは、これに限定されるものではない。また、各トランジスタの駆動電圧も、実施形態に記載の電圧に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、シリコン基板を酸化することによりシリコン酸化膜のゲート絶縁膜を形成したが、窒素を含む雰囲気中で酸窒化を行い、シリコン窒化酸化膜のゲート絶縁膜を形成するようにしてもよい。酸窒化を行う工程は、一部の酸化工程(例えば、低電圧トランジスタのゲート絶縁膜36を形成する際の酸化工程)だけでもよい。
また、上記実施形態では、N型不純物を導入したP型トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜のエッチングレートが、P型不純物を導入したN型トランジスタ形成領域のシリコン酸化膜のエッチングレートよりも速くなる場合を示したが、エッチングレートの関係は必ずしもこのようになるとは限らない。すなわち、導入するドーパント不純物が変わればエッチングレートの関係が変わることも考えられる。どの領域のシリコン酸化膜のエッチングレートが速くなるかを予め見極めたうえで、個々の半導体装置にとって適切なプロセスを構築することが望ましい。
また、上記実施形態に記載の半導体装置の構造、構成材料、製造条件等は、一例を記載したものであり、必要に応じて適宜変更が可能である。
10…シリコン基板
12…素子分離膜
14…犠牲酸化膜
16,20,24…Pウェル
18,22,26…Nウェル
28,32…シリコン酸化膜
30,34,46…フォトレジスト膜
36,38,40…ゲート絶縁膜
42…多結晶シリコン膜
44…BARC膜
48…ゲート電極
50,56…N型不純物拡散領域
52,58…P型不純物拡散領域
54…サイドウォール絶縁膜
60…N型ソース/ドレイン領域
62…P型ソース/ドレイン領域

Claims (6)

  1. 半導体基板の表面を酸化し、前記半導体基板の中電圧トランジスタ形成領域N型低電圧トランジスタ形成領域及びP型低電圧トランジスタ形成領域に、第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記中電圧トランジスタ形成領域及び前記N型低電圧トランジスタ形成領域に形成された前記第1の絶縁膜を除去する工程と、
    前記半導体基板の前記表面を酸化し、前記中電圧トランジスタ形成領域及び前記N型低電圧トランジスタ形成領域に第2の絶縁膜を形成するとともに、前記第1の絶縁膜が形成された前記P型低電圧トランジスタ形成領域を更に酸化する工程と、
    前記N型低電圧トランジスタ形成領域に形成された前記第2の絶縁膜及び前記P型低電圧トランジスタ形成領域に形成された前記第1の絶縁膜を除去する工程と、
    前記半導体基板の前記表面を酸化し、前記N型低電圧トランジスタ形成領域及び前記P型低電圧トランジスタ形成領域に第1のゲート絶縁膜を形成するとともに、前記第2の絶縁膜が形成された前記中電圧トランジスタ形成領域を更に酸化し、前記中電圧トランジスタ形成領域に前記第1のゲート絶縁膜よりも厚い第2のゲート絶縁膜を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の絶縁膜を形成する工程の前に、前記N型低電圧トランジスタ形成領域N型の第1の不純物を導入する工程と、前記P型低電圧トランジスタ形成領域P型の第2の不純物を導入する工程とを更に有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2の不純物を導入する工程では、1×1013cm−2以上の量の前記第2の不純物を導入する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の不純物を導入する工程及び前記第2の不純物を導入する工程の前に、前記半導体基板に、前記中電圧トランジスタ形成領域、前記N型低電圧トランジスタ形成領域及び前記P型低電圧トランジスタ形成領域を画定する素子分離膜を形成する工程を更に有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を形成する工程の後、前記第1のゲート絶縁膜上及び前記第2のゲート絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、前記導電膜をパターニングし、前記N型低電圧トランジスタ形成領域の前記第1のゲート絶縁膜上に第1のゲート電極を、前記P型低電圧トランジスタ形成領域の前記第1のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を、前記中電圧トランジスタ形成領域の前記第2のゲート絶縁膜上に第3のゲート電極を、それぞれ形成する工程とを更に有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の絶縁膜を形成する工程では、前記半導体基板の高電圧トランジスタ形成領域に、前記第1の絶縁膜を更に形成し、
    前記第2の絶縁膜を形成する工程では、前記第1の絶縁膜が形成された前記高電圧トランジスタ形成領域を更に酸化し、
    前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を形成する工程では、前記第1の絶縁膜が形成された前記高電圧トランジスタ形成領域を更に酸化し、前記高電圧トランジスタ形成領域に、前記第2のゲート絶縁膜よりも厚い第3のゲート絶縁膜を形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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