JP5526529B2 - 積層半導体装置及び積層半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、積層半導体装置及び積層半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の動作速度を向上でき、消費電力の少ないデバイスとして、SOI(silicon−on−insulator)層を有するSOI基板に、トランジスタ等の半導体素子を形成したSOIデバイスが注目されている。例えば、特許文献1には、SOI層の上部に形成される部分トレンチ分離(以下、PTIと称する場合がある。)を有するデバイスが開示されている。特許文献1に記載されたPTIを有するSOIデバイスは、PTIの下に残存するSOI層を通して、トランジスタが形成されたウエルの電位を制御できる。これにより、上記ウエルの電位を一定に固定して、トランジスタの動作を安定化できること、および、トランジスタの用途によっては上記ウエルの電位を動的に制御できることが開示されている。
特開2007−5575号公報
しかしながら、上記PTIを有するSOIデバイスと、当該SOIデバイスのウエルの電位を制御するデバイスとを、一枚のSOI基板の中に形成する場合には、プロセスが複雑になる。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、単結晶シリコンのベース部と、ベース部の上の絶縁層と、絶縁層の上の単結晶シリコン層と、単結晶シリコン層に形成され絶縁層に達する分離溝構造と、分離溝構造で囲まれた単結晶シリコン層のボディ領域と、ボディ領域に形成されるトランジスタと、少なくともベース部および絶縁層を貫通し、ボディ領域に電気的に結合する貫通結合部とを有する第1半導体装置と、貫通結合部に接する外部接続部を有する第2半導体装置と、を備え、第2半導体装置は、貫通結合部を介して第1半導体装置のボディ領域の電位を制御する積層半導体装置が提供される。
本発明の第2の態様においては、単結晶シリコンのベース部と、ベース部の上の絶縁層と、絶縁層の上の単結晶シリコン層と、単結晶シリコン層に形成され絶縁層に達する分離溝構造と、分離溝構造で囲まれた単結晶シリコン層のボディ領域と、ボディ領域に形成されるトランジスタと、少なくともベース部および絶縁層を貫通し、ボディ領域に電気的に結合する貫通結合部と、を有する第1半導体装置を準備する段階と、第2半導体装置の外部接続部と貫通結合部とが接触するよう、第1半導体装置と第2半導体装置とを積層する段階とを備え、第1半導体装置を準備する段階は、ベース部、絶縁層および単結晶シリコン層を有するSOI基板を準備する段階と、少なくともベース部および絶縁層を貫通することとなる孔を形成する段階と、孔に金属を埋め込む段階と、単結晶シリコン層に絶縁層に達する分離溝構造を形成して、単結晶シリコン層のボディ領域を画定する段階と、ボディ領域にトランジスタを形成する段階と、トランジスタが形成されていない側のベース部を薄化して金属を露出させ、貫通結合部を形成する段階と、を有する、積層半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の第3の態様においては、単結晶シリコンのベース部と、ベース部の上の絶縁層と、絶縁層の上の単結晶シリコン層と、単結晶シリコン層に形成され絶縁層に達する分離溝構造と、分離溝構造で囲まれた単結晶シリコン層のボディ領域と、ボディ領域に形成されるトランジスタと、少なくともベース部および絶縁層を貫通し、ボディ領域に電気的に結合する貫通結合部と、を有する第1半導体装置を準備する段階と、第2半導体装置の外部接続部と貫通結合部とが接触するよう、第1半導体装置と第2半導体装置とを積層する段階とを備え、第1半導体装置を準備する段階は、ベース部、絶縁層および単結晶シリコン層を有するSOI基板を準備する段階と、単結晶シリコン層に絶縁層に達する分離溝構造を形成して、単結晶シリコン層のボディ領域を画定する段階と、ボディ領域にトランジスタを形成する段階と、少なくともベース部および絶縁層を貫通し、ボディ領域に電気的に結合する、不純物が高濃度にドープされた半導体の貫通結合部を形成する段階とを有する、積層半導体装置の製造方法が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
以下、図面を参照して、実施形態について説明するが、図面の記載において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して重複する説明を省く場合がある。なお、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なる場合がある。また、説明の都合上、図面相互間においても互いの寸法の関係又は比率が異なる部分が含まれる場合がある。
図1は、積層半導体装置100の断面図の一例を概略的に示す。積層半導体装置100は、半導体装置102と、半導体装置106とを備える。半導体装置102は、第1半導体装置の一例であってよい。半導体装置106は、第2半導体装置の一例であってよい。半導体装置102および半導体装置106は、トランジスタ、または、トランジスタを含む集積回路であってよい。積層半導体装置100は、例えば、複数の半導体装置102が形成された基板104と、複数の半導体装置106が形成された基板108とを積層して得られる。
まず、基板104に形成される半導体装置102について説明する。図1に示すとおり、半導体装置102は、Si基板112と、絶縁層114と、絶縁層114の上に形成された素子分離領域120、半導体素子121および半導体素子123とを有してよい。半導体装置102は、基板104の表面103側に表面保護層119を有してよく、基板104の裏面105側に裏面保護層111を有してよい。また、半導体装置102は、絶縁層114と表面保護層119との間に、層間配線層118を有してよい。
Si基板112および絶縁層114には、Si基板112および絶縁層114を貫通する開口115が形成されてよい。裏面保護層111には、裏面保護層111を貫通する開口113が形成されてよい。開口113および開口115は、例えば、エッチング、レーザー加工により形成できる。
Si基板112は、単結晶シリコンを含んでよい。Si基板112は、ベース部の一例であってよい。Si基板112は、Si基板であってもよく、SOI基板の一部であってもよい。絶縁層114は、Si基板112の上に形成される。絶縁層114は、Si基板112の一方の面に接してよい。絶縁層114として、SiO等の酸化膜を用いてよい。絶縁層114は、SOI基板の一部であってよい。
層間配線層118は、内部に、電子素子間を電気的に結合する配線が配される。半導体装置102、半導体装置106、半導体素子121および半導体素子123は、電子素子の一例であってよい。層間配線層118として、SiOを用いてもよく、SiCOH等の低誘電率材料(Low−k材料)を用いてもよい。層間配線層118は、例えば、CVD法、塗布法により形成できる。裏面保護層111および表面保護層119は、半導体装置102を保護する。裏面保護層111および表面保護層119として、ポリイミド等の絶縁性の材料を用いてよい。裏面保護層111および表面保護層119は、例えば、塗布法により形成できる。
素子分離領域120は、電子素子間を素子分離してよい。素子分離領域120は、半導体素子121と、半導体素子123とを素子分離してよい。基板104に複数の半導体装置102が形成されている場合には、素子分離領域120は、一の半導体装置102と、他の半導体装置102とを素子分離してよい。
素子分離領域120は、絶縁層114のSi基板112に接する面と反対側の面に接する単結晶シリコン層に形成され、絶縁層114に達する分離溝構造の一例であってよい。上記単結晶シリコン層は、SOI基板のSOI層であってよい。素子分離領域120は、例えば、上記単結晶シリコン層に形成され絶縁層114に達する溝であってよい。素子分離領域120は、例えば、エッチングにより上記単結晶シリコン層の一部を溝状に除去することで形成できる。上記単結晶シリコン層の素子分離領域120で囲まれた領域に、電子素子を形成することで、当該電子素子と他の電子素子とを電気的に分離できる。
なお、本実施形態において、絶縁層114の上に形成された上記単結晶シリコン層の一部をエッチングにより除去して、絶縁層114に達する溝を形成することで、分離溝構造を形成する場合について説明した。しかし、分離溝構造の形成方法は、これに限定されない。例えば、絶縁層114の上の単結晶シリコン層の一部を酸化、窒化、または酸窒化して、絶縁層114に達する酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコンを形成することで、分離溝構造を形成してよい。
半導体素子121は、絶縁層114および素子分離領域120により、素子分離されてよい。半導体素子121は、第1半導体装置の一例であってよい。半導体素子121は、素子領域124と、リセス部125と、PMOS型トランジスタ130と、層間配線139と、リセス部125と電気的に結合される貫通電極140とを含んでよい。PMOS型トランジスタ130は、不純物領域131および不純物領域132と、チャネル領域134と、ゲート電極136と、ゲート絶縁膜138とを有してよい。貫通電極140は、導電性部材142と、電極パッド144と、バンプ電極146と、金属層147と、絶縁層148とを有してよい。
半導体素子121は、貫通電極140を介して電気的に結合された半導体装置106により、素子領域124の電位を制御される。これにより、素子領域124に形成されたPMOS型トランジスタ130の閾値電圧を動的に制御できる。例えば、PMOS型トランジスタ130の待機時には閾値電圧を高くすることで、オフ電流を抑制できる。一方、PMOS型トランジスタ130の動作時には閾値電圧を低くすることで、オン電流を増加させることができる。また、半導体素子121と、素子領域124の電位を制御する半導体装置106とが異なる基板に形成されているので、半導体素子121と半導体装置106とを、それぞれに最適なプロセスで製造することができる。
素子領域124には、リセス部125、PMOS型トランジスタ130および貫通電極140が形成される。素子領域124は、ボディ領域の一例であってよい。素子領域124は、単結晶シリコンを含んでよい。素子領域124は、絶縁層114のSi基板112に接する面と反対側の面に接する単結晶シリコン層に形成されてよい。上記単結晶シリコン層は、SOI基板のSOI層であってよい。素子領域124は、上記単結晶シリコン層において、周囲を素子分離領域120に囲まれてよい。本実施形態において、素子領域124にはPMOS型トランジスタ130が形成されるので、素子領域124には、P、As、Sb等のN型の不純物がドープされてよい。
リセス部125は素子領域124の一部に形成され、リセス部125における素子領域124の厚さは、不純物領域131、不純物領域132およびチャネル領域134が形成される領域における素子領域124の厚さより薄い。リセス部125は、例えば、エッチングにより形成できる。
本実施形態において、基板104には複数の開口115が形成され、開口115の一つは、Si基板112および絶縁層114だけでなく、リセス部125の一部をも貫通する。図1に示すとおり、上記の開口115は、リセス部125の貫通電極140が形成される領域を、裏面105側から表面103側に向かって貫通する。
PMOS型トランジスタ130は、素子領域124に形成される。PMOS型トランジスタ130は、ボディ領域に形成されるトランジスタの一例であってよい。不純物領域131および不純物領域132は、それぞれ、MOS型トランジスタのドレイン領域およびソース領域であってよい。不純物領域131および不純物領域132の厚さは、素子領域124の厚さと同等であってよい。不純物領域131および不純物領域132は、例えば、Al、B等のP型の不純物をドープすることで形成できる。
ゲート電極136は、素子領域124の上に形成される。ゲート電極136は、少なくとも、不純物領域131および不純物領域132に挟まれたチャネル領域134の上に形成され、チャネル領域134に電位または電流の作用を及ぼす。例えば、ゲート電極136は電圧を印加され、チャネル領域134の電流を制御する。図中の点線は、ゲート電極136に所定の電圧が印加された場合におけるチャネル領域134の一例を示す。ゲート電極136は、ポリシリコンを含んでよく、W等の金属を含んでもよい。ゲート電極136は、例えば、真空蒸着法、CVD法により形成できる。
ゲート絶縁膜138は、素子領域124とゲート電極136とを絶縁する。ゲート絶縁膜138として、SiOを用いてもよく、ZrO、HfO、Al等の高誘電率材料(High−k材料)を用いてもよい。ゲート絶縁膜138は、例えば、真空蒸着法、CVD法により形成できる。
層間配線139は、PMOS型トランジスタ130と、NMOS型トランジスタ150等の他の電子素子とを電気的に結合する。層間配線139は、層間配線層118の内部で、多層に配されてよい。層間配線139は、Al等の金属を含んでよい。層間配線139は、例えば、真空蒸着法、CVD法により形成できる。
貫通電極140は、半導体素子121の素子領域124と、基板104の裏面105に形成されるバンプ電極146とを電気的に結合する。貫通電極140は、素子領域124のリセス部125と接触してよい。貫通電極140は、貫通結合部の一例であってよい。
導電性部材142は、少なくともSi基板112および絶縁層114を貫通して、素子領域124に電気的に結合する。導電性部材142は、電極パッド144を介して素子領域124と接触してよい。導電性部材142は、貫通結合部の一例であってよい。導電性部材142は、開口115の内部に形成されてよい。
導電性部材142は、ポリシリコンを含んでよく、Cu等の金属を含んでもよい。導電性部材142がPMOS型トランジスタ130の形成前に形成される場合には、導電性部材142は、高濃度に不純物がドープされた半導体を含んでよい。上記半導体は、ポリシリコンであってよい。導電性部材142がPMOS型トランジスタ130の形成後に形成される場合には、導電性部材142は、金属を含んでよい。上記金属は、Cuであってよい。導電性部材142は、例えば、めっき法、CVD法により形成できる。
電極パッド144は、導電性部材142と素子領域124とを電気的に結合する。電極パッド144は、リセス部125の一部において、素子領域124の上に形成されてよい。電極パッド144は、PMOS型トランジスタ130を構成する部材が形成されるより前に形成されてよい。電極パッド144は、ポリシリコンを含んでよく、W、Al等の金属を含んでもよい。電極パッド144は、例えば、真空蒸着法、CVD法により形成できる。
バンプ電極146は、半導体装置102と半導体装置106との接点であってよい。バンプ電極146は、裏面保護層111に形成された開口113の内部に形成されてよい。バンプ電極146は、Au、Ni、Cu等の金属を含んでよく、Sn−Ag合金等の合金を含んでよい。バンプ電極146は、例えば、めっき法、塗布法、リフローにより形成できる。
金属層147は、開口115の内部に形成される。金属層147は、導電性部材142と絶縁層148との間に配されてよい。金属層147は、TiN等のバリアメタルを含んでよい。これにより、導電性部材142に含まれるCu等の金属がSi基板112、素子領域124等に拡散することを抑制できる。金属層147は、めっき法により導電性部材142を形成する場合に反応を促進するシードメタルを含んでよい。
絶縁層148は、開口115の内部に形成され、導電性部材142および金属層147と、Si基板112、絶縁層114および素子領域124とを絶縁する。絶縁層148として、SiOを用いてよい。絶縁層148は、例えば、CVD法により形成できる。
なお、本実施形態において、導電性部材142と素子領域124とが、素子領域124の上に形成された電極パッド144を介して接触する場合について説明したが、導電性部材142と素子領域124との接触方法は、これに限定されない。例えば、導電性部材142は、素子領域124と直接接触してよい。また、本実施形態において、導電性部材142が、リセス部125において素子領域124と接触する場合について説明したが、導電性部材142と素子領域124との接触方法は、これに限定されない。例えば、導電性部材142は、チャネル領域134が形成される領域において、裏面105側から素子領域124に接触してよい。
また、本実施形態において、導電性部材142と素子領域124とを電気的に結合する電極パッド144がPMOS型トランジスタ130を構成する部材が形成されるより前に形成される場合について説明したが、導電性部材142と素子領域124とを電気的に結合する部材は、これに限定されない。例えば、層間配線層118に形成された層間配線の一部を介して電気的に結合されてよい。この場合、上記層間配線は、PMOS型トランジスタ130を構成する部材またはPMOS型トランジスタ130より後に形成される部材と同一の工程で形成されてよい。
半導体素子123は、絶縁層114および素子分離領域120により、素子分離されてよい。半導体素子123は、第1半導体装置の一例であってよい。半導体素子123は、素子領域126と、リセス部127と、NMOS型トランジスタ150と、層間配線159と、リセス部127と電気的に結合する貫通電極140とを含んでよい。NMOS型トランジスタ150は、不純物領域151および不純物領域152と、チャネル領域154と、ゲート電極156と、ゲート絶縁膜158とを有してよい。
半導体素子123は、貫通電極140を介して電気的に結合された半導体装置106により、素子領域126の電位を制御される。これにより、素子領域126に形成されたNMOS型トランジスタ150の閾値電圧を動的に制御できる。例えば、NMOS型トランジスタ150の待機時には閾値電圧を高くすることで、オフ電流を抑制できる。一方、NMOS型トランジスタ150の動作時には閾値電圧を低くすることで、オン電流を増加させることができる。また、半導体素子123と、素子領域126の電位を制御する半導体装置106とが異なる基板に形成されているので、半導体素子123と半導体装置106とを、それぞれに最適なプロセスで製造することができる。
素子領域126は、半導体素子121の素子領域124に対応する。素子領域126には、リセス部127、NMOS型トランジスタ150および貫通電極140が形成される。素子領域126は、ボディ領域の一例であってよい。素子領域126は、単結晶シリコンを含んでよい。素子領域126は、絶縁層114のSi基板112に接する面と反対側の面に接する単結晶シリコン層に形成されてよい。上記単結晶シリコン層は、SOI基板のSOI層であってよい。素子領域126は、上記単結晶シリコン層において、周囲を素子分離領域120に囲まれてよい。本実施形態において、素子領域126にはNMOS型トランジスタ150が形成されるので、素子領域126には、Al、B等のP型の不純物がドープされてよい。
リセス部127は、半導体素子121のリセス部125に対応する。リセス部127は素子領域126の一部に形成され、リセス部127における素子領域126の厚さは、不純物領域151、不純物領域152およびチャネル領域154が形成される領域における素子領域126の厚さより薄い。リセス部127は、例えば、エッチングにより形成できる。
本実施形態において、基板104には複数の開口115が形成され、開口115の一つは、Si基板112および絶縁層114だけでなく、リセス部127の一部をも貫通する。図1に示すとおり、上記の開口115は、リセス部127の貫通電極140が形成される領域を、裏面105側から表面103側に向かって貫通する。
NMOS型トランジスタ150は、半導体素子121のPMOS型トランジスタ130に対応する。NMOS型トランジスタ150は、素子領域126に形成される。NMOS型トランジスタ150は、ボディ領域に形成されるトランジスタの一例であってよい。不純物領域151および不純物領域152は、それぞれ、MOS型トランジスタのドレイン領域およびソース領域であってよい。不純物領域151および不純物領域152の厚さは、素子領域126の厚さと同等であってよい。不純物領域151および不純物領域152は、例えば、P、As、Sb等のN型の不純物をドープすることで形成できる。
ゲート電極156は、素子領域126の上に形成される。ゲート電極156は、少なくとも、不純物領域151および不純物領域152に挟まれたチャネル領域154の上に形成され、チャネル領域154に電位または電流の作用を及ぼす。例えば、ゲート電極156は電圧を印加され、チャネル領域154の電流を制御する。図中の点線は、ゲート電極156に所定の電圧が印加された場合におけるチャネル領域154の一例を示す。ゲート電極156は、ポリシリコンを含んでよく、W等の金属を含んでもよい。ゲート電極156は、例えば、真空蒸着法、CVD法により形成できる。
ゲート絶縁膜158は、素子領域126とゲート電極156とを絶縁する。ゲート絶縁膜158として、SiOを用いてもよく、ZrO、HfO、Al等の高誘電率材料(High−k材料)を用いてもよい。ゲート絶縁膜158は、例えば、真空蒸着法、CVD法により形成できる。
層間配線159は、半導体素子121の層間配線139に対応する。層間配線159は、PMOS型トランジスタ130と、NMOS型トランジスタ150等の他の電子素子とを電気的に結合する。層間配線159は、層間配線層118の内部で、多層に配されてよい。層間配線159は、Al等の金属を含んでよい。層間配線159は、例えば、真空蒸着法、CVD法により形成できる。層間配線139、層間配線159等により、例えば、不純物領域131と不純物領域151とを電気的に結合して、不純物領域132を電源と電気的に結合して、不純物領域152を接地することで、PMOS型トランジスタ130およびNMOS型トランジスタ150を含むCMOSを形成できる。
半導体素子123は、半導体素子121と同様の貫通電極140を有する。半導体素子123の貫通電極140は、半導体素子121の貫通電極140と同様に、半導体素子123の素子領域126と、基板104の裏面105に形成されるバンプ電極146とを電気的に結合する。半導体素子121の場合と同様に、リセス部127の一部において、素子領域126の上に電極パッド144が形成されてよい。電極パッド144は、導電性部材142と素子領域126とを電気的に結合する。
なお、半導体素子121の場合と同様に、導電性部材142は、素子領域126と直接接触してよい。導電性部材142は、チャネル領域154が形成される領域において、裏面105側から素子領域126に接触してよい。また、導電性部材142と素子領域126とが、層間配線層118に形成された層間配線の一部を介して電気的に結合されてよい。
以上、基板104に形成される半導体装置102について説明した。以上の説明によれば、単結晶シリコンのベース部と、ベース部の上の絶縁層と、絶縁層の上の単結晶シリコン層と、単結晶シリコン層に形成されるボディ領域と、ボディ領域に形成されるトランジスタと、少なくともベース部および絶縁層を貫通して、ボディ領域に電気的に結合する貫通結合部とを有する半導体装置が開示される。
次に、基板108に形成される半導体装置106について説明する。半導体装置106は、貫通電極140または導電性部材142を介して、素子領域124および素子領域126の少なくとも一方の電位を制御してよい。これにより、素子領域124に形成されたPMOS型トランジスタ130および素子領域126に形成されたNMOS型トランジスタ150の少なくとも一方の閾値電圧を動的に制御できる。また、半導体装置102と、半導体装置106とが異なる基板に形成されているので、半導体装置102と半導体装置106とを、それぞれに最適なプロセスで製造することができる。
図1に示すとおり、半導体装置106は、Si基板162と、絶縁層164と、SOI層166と、層間配線層168とを有してよい。半導体装置106は、貫通電極170および貫通電極180と、半導体素子192と、層間配線194および層間配線196とを有してよい。半導体装置106は、基板108の表面107側に表面保護層169を有してよく、基板108の裏面109側に裏面保護層161を有してよい。
Si基板162、絶縁層164、SOI層166および層間配線層168には、これらを貫通する開口165が形成されてよい。裏面保護層161には、裏面保護層161を貫通する開口163が形成されてよい。開口163および開口165は、例えば、エッチング、レーザー加工により形成できる。
Si基板162は、単結晶シリコンを含んでよい。Si基板162は、Si基板であってもよく、SOI基板の一部であってもよい。絶縁層164は、Si基板162の上に形成される。絶縁層164は、Si基板162の一方の面に接してよい。絶縁層164は、SiO等の酸化膜であってよい。絶縁層164は、SOI基板の一部であってよい。SOI層166は、絶縁層164の上に形成される。SOI層166は、絶縁層164のSi基板162に接する面と反対側の面に接してよい。SOI層166は、単結晶シリコンを含んでよい。SOI層166は、SOI基板のSOI層であってよい。
層間配線層168は、内部に、電子素子間を電気的に結合する配線が配される。層間配線194、層間配線196は、上記配線の一例であってよい。層間配線層168として、SiOを用いてもよく、SiCOH等の低誘電率材料(Low−k材料)を用いてもよい。層間配線層168は、例えば、CVD法、塗布法により形成できる。裏面保護層161および表面保護層169は、半導体装置106を保護する。裏面保護層161および表面保護層169として、ポリイミド等の絶縁性の材料を用いてよい。裏面保護層161および表面保護層169は、例えば、塗布法により形成できる。
貫通電極170は、半導体素子121のバンプ電極146と接する。貫通電極170は、半導体素子192と半導体素子121とを電気的に結合する。貫通電極170は、外部接続部の一例であってよい。貫通電極170は、導電性部材172と、電極パッド174と、バンプ電極176と、金属層177と、絶縁層178とを有してよい。貫通電極170は、電極パッド174が層間配線層168の表面107側の面に形成される点で貫通電極140と相違する。貫通電極170は、導電性部材172、金属層177および絶縁層178がSi基板162、絶縁層164、SOI層166および層間配線層168を貫通する開口165の内部に形成される点で貫通電極140と相違する。
貫通電極170は、上記相違点以外の構成については、貫通電極140と同様の構成を有してよい。即ち、導電性部材172、電極パッド174、バンプ電極176、金属層177および絶縁層178は、それぞれ、導電性部材142、電極パッド144、バンプ電極146、金属層147および絶縁層148と同様の構成を有してよい。なお、本実施形態において、電極パッド174は、層間配線層168に形成された層間配線194を介して、半導体素子192と電気的に結合されてよい。
貫通電極180は、半導体素子123のバンプ電極146と接する。貫通電極180は、半導体素子192と半導体素子123とを電気的に結合する。貫通電極180は、外部接続部の一例であってよい。貫通電極180は、導電性部材182と、電極パッド184と、バンプ電極186と、金属層187と、絶縁層188とを有してよい。貫通電極180は、電極パッド184が層間配線層168の表面107側の面に形成される点で貫通電極140と相違する。貫通電極180は、導電性部材182、金属層187および絶縁層188がSi基板162、絶縁層164、SOI層166および層間配線層168を貫通する開口165の内部に形成される点で貫通電極140と相違する。
貫通電極180は、上記相違点以外の構成については、貫通電極140と同様の構成を有してよい。即ち、導電性部材182、電極パッド184、バンプ電極186、金属層187および絶縁層188は、それぞれ、導電性部材142、電極パッド144、バンプ電極146、金属層147および絶縁層148と同様の構成を有してよい。なお、本実施形態において、電極パッド184は、層間配線層168に形成された層間配線196を介して、半導体素子192と電気的に結合されてよい。
半導体素子192は、貫通電極140または導電性部材142を介して、素子領域124および素子領域126の少なくとも一方の電位を制御してよい。半導体素子192は、第2半導体装置の一例であってよい。半導体素子192は、トランジスタ、または、トランジスタを含む集積回路であってよい。
層間配線194および層間配線196は、半導体素子192と、他の電子素子とを電気的に結合する。層間配線194および層間配線196は、層間配線層168の内部で、多層に配されてよい。層間配線194および層間配線196は、Al等の金属を含んでよい。層間配線194および層間配線196は、例えば、真空蒸着法、CVD法により形成できる。
なお、本実施形態において、半導体素子192がSi基板162、絶縁層164およびSOI層166を有するSOI基板のSOI層166に形成される場合について説明したが、半導体素子192はこれに限定されない。例えば、半導体素子192は、Si基板に形成されてよい。
本実施形態において、半導体素子192が、Si基板162、絶縁層164等を貫通する貫通電極170または貫通電極180を介して、半導体素子121または半導体素子123と電気的に結合される場合について説明したが、半導体素子192はこれに限定されない。例えば、基板104の裏面105と、基板108の表面107とが対向するように積層され、半導体素子192が基板108の表面107に形成されたバンプ電極を介して、半導体素子121または半導体素子123と電気的に結合されてもよい。
また、本実施形態において、半導体装置102が半導体素子121および半導体素子123を含むCMOSを有する場合について説明したが、半導体装置102はこれに限定されない。例えば、半導体装置102は、半導体素子121、半導体素子123の何れか一方を有してもよく、半導体装置102は、より多くの電子素子を有してもよい。
図2は、積層半導体装置100の製造に用いられる、基板104の平面図の一例を概略的に示す。図2は、基板104を表面103側から見た図を示す。説明を簡略化する目的で、図2では、層間配線層118、表面保護層119、層間配線139および層間配線159を省略している。また、図2は、基板104の点線部分を拡大した図面を合わせて示す。
図2に示すとおり、基板104には、複数の半導体装置102が形成される。基板104は、ノッチ202を有する。ノッチ202は、例えば、基板104と基板108とを積層する場合に、位置合わせ用の指標として用いられる。なお、図1は、図2のA−A'断面を示す。
図2の拡大図に示すとおり、素子領域124および素子領域126は、素子分離領域120に囲まれて、絶縁層114の上に長方形の島状に形成される。素子領域124および素子領域126には、それぞれ、チャネル幅L、チャネル長WのPMOS型トランジスタ130およびNMOS型トランジスタ150が形成される。素子領域124および素子領域126の、PMOS型トランジスタ130またはNMOS型トランジスタ150が形成されていない領域の一部には、貫通電極140が形成される。
図3は、積層半導体装置100の製造に用いられる、基板104の平面図の一例を概略的に示す。図3は、図2のB−B'断面を示す。図3に示すとおり、素子領域124は、素子分離領域120に囲まれて、絶縁層114の上に島状に形成される。素子領域124には、PMOS型トランジスタ130が形成される領域と、リセス部125とが形成される。リセス部125における素子領域124の厚さは、チャネル領域134が形成される領域における素子領域124の厚さより薄い。ゲート電極136のチャネル幅Wに対応する領域は、ゲート絶縁膜138を介してPMOS型トランジスタ130が形成される領域の上に形成され、ゲート電極136のチャネル幅Wに対応しない領域は、層間配線層118を介してリセス部125の上に形成される。
図4から図13は、積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。積層半導体装置100は、半導体装置102と、半導体装置106とを積層して形成される。積層半導体装置100は、例えば、以下の手順で製造できる。
複数の半導体装置102が形成された基板104と、複数の半導体装置106が形成された基板108とを準備して、基板104と基板108とを積層する。基板104と基板108とは、半導体装置102の貫通電極140と、半導体装置106の貫通電極170または貫通電極180とが電気的に結合できるように位置合わせした後、押圧および加熱することで積層できる。貫通電極140と、貫通電極170または貫通電極180とは、直接接触してもよく、導電性フィルムなどを介して電気的に結合してもよい。これにより、貫通電極140と、貫通電極170または貫通電極180とが接触するよう、半導体装置102と半導体装置106とを積層できる。
積層された基板は、ダイシング等により個々の積層半導体装置100に分割される。これにより、半導体装置102および半導体装置106が積層された積層半導体装置100を製造できる。以下、図4から図13を用いて、基板104に半導体装置102を形成して半導体装置102を準備する方法の一例を説明する。
図4は、積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。図4に示すとおり、基板104となるSOI基板404が準備される。SOI基板404は、Si基板112、絶縁層114、SOI層416をこの順に備える。SOI基板404は、市販のSOI基板であってよい。SOI層416は、絶縁層114のSi基板112に接する面と反対側の面に接する単結晶シリコン層であってよい。
図5は、積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。図5に示すとおり、絶縁層114に達する素子分離領域120がSOI層416に形成され、素子領域124および素子領域126が画定される。これにより、SOI層416に形成され絶縁層114に達する素子分離領域120と、素子分離領域120で囲まれ単結晶シリコン層を含む素子領域124および素子領域126とが形成される。
素子分離領域120は、例えば、エッチング等によりSOI層416をパターニングして、絶縁層114を露出させることで形成できる。これにより、絶縁層114の上に、素子分離領域120に囲まれた島状の素子領域124および素子領域126を形成できる。
素子領域124は、P、As、Sb等のN型の不純物をドープされてよい。素子領域126は、Al、B等のP型の不純物をドープされてよい。不純物のドープは、例えば、イオン注入法により素子領域124および素子領域126に不純物を導入した後、熱処理することで実施できる。なお、熱処理は、不純物領域131、不純物領域132、不純物領域151または不純物領域152を熱処理する工程で実施されてよい。
また、素子領域124の一部に、リセス部125が形成される。素子領域126の一部に、リセス部127が形成される。リセス部125およびリセス部127は、例えば、エッチング等により素子領域124および素子領域126をパターニングして、当該部分における素子領域124および素子領域126の厚さを薄くすることで形成できる。
なお、本実施形態において、SOI層416の一部をエッチングにより除去して、絶縁層114に達する溝を形成することで、素子分離領域120を形成する場合について説明した。しかし、素子分離領域120の形成方法は、これに限定されない。例えば、SOI層416層の一部を酸化、窒化、または酸窒化して、絶縁層114に達する酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコンを形成することで、素子分離領域120を形成してよい。
図6は、積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。図6に示すとおり、素子領域124のリセス部125の一部に電極パッド144が形成される。素子領域126のリセス部127の一部に別の電極パッド144が形成される。また、素子分離領域120、リセス部125およびリセス部127の上に、絶縁層618が形成される。絶縁層618は、素子分離領域120、リセス部125およびリセス部127の形成過程で除去された部分を充填するように形成されてよい。
電極パッド144は、真空蒸着法等によりW等の金属薄膜を形成した後、エッチング等により当該金属薄膜をパターニングすることで形成できる。絶縁層618は、PMOS型トランジスタ130およびNMOS型トランジスタ150を形成する領域をマスクで保護した後、CVD法等によりSiOを形成して、CMP法等により余計なSiOを除去することで形成できる。PMOS型トランジスタ130およびNMOS型トランジスタ150を形成する領域を保護するマスクは、除去してよい。
図7は、積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。図7に示すとおり、素子領域124に、PMOS型トランジスタ130を構成するゲート電極136およびゲート絶縁膜138が形成される。素子領域126に、NMOS型トランジスタ150を構成するゲート電極156およびゲート絶縁膜158が形成される。ゲート電極136、ゲート絶縁膜138、ゲート電極156およびゲート絶縁膜158は、例えば、以下の手順で形成できる。
CVD法等により、ゲート電極136およびゲート電極156となるSiO層を形成する。真空蒸着法等により、上記SiO層の上に、ゲート絶縁膜138およびゲート絶縁膜158となるW等の金属薄膜を形成する。エッチング等により、上記SiO層および上記金属薄膜をパターニングすることで、ゲート電極136、ゲート絶縁膜138、ゲート電極156およびゲート絶縁膜158を形成できる。
図8は、積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。図7に示すとおり、素子領域124に、PMOS型トランジスタ130を構成する不純物領域131および不純物領域132が形成される。素子領域126に、NMOS型トランジスタ150を構成する不純物領域151および不純物領域152が形成される。不純物領域131および不純物領域132は、例えば、Al、B等のP型の不純物をドープすることで形成できる。不純物領域151および不純物領域152は、例えば、P、As、Sb等のN型の不純物をドープすることで形成できる。
不純物のドープは、例えば、イオン注入法により素子領域124または素子領域126に不純物を導入した後、熱処理することで実施できる。このとき、不純物領域131および不純物領域132に挟まれた領域の上には、ゲート電極136およびゲート絶縁膜138が形成されているので、当該領域への不純物のドープが抑制される。また、リセス部125の上には、絶縁層618が形成されているので、リセス部125への不純物のドープが抑制される。同様に、不純物領域151および不純物領域152に挟まれた領域、および、リセス部127への不純物のドープが抑制される。以上により、素子領域124にPMOS型トランジスタ130を形成できる。また、素子領域126にNMOS型トランジスタ150を形成できる。
図9は、積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。図9に示すとおり、PMOS型トランジスタ130、NMOS型トランジスタ150および絶縁層618の上に、層間配線層118、層間配線139および層間配線159が形成される。また、層間配線層118の上に、表面保護層119が形成される。
例えば、SiO層の形成と、Al等の金属薄膜の形成および当該金属薄膜のパターニングとを繰り返すことで、層間配線139および層間配線159の形成された層間配線層118を形成できる。SiO層は、CVD法等により形成できる。Al等の金属薄膜は、真空蒸着法等により形成できる。表面保護層119は、塗布法等によりポリイミド膜等を形成することで、形成できる。
図10は、積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。図10に示すとおり、基板104に、2つの開口115が形成される。開口115は、少なくともSi基板112および絶縁層114を貫通する。一方の開口115は、素子領域124のリセス部125の一部を貫通して、電極パッド144の裏面1044を露出させる。他方の開口115は、素子領域126のリセス部125の一部を貫通して、電極パッド144の裏面1044を露出させる。また、開口115の内部に露出するSi基板112、絶縁層114および素子領域124を覆う絶縁層148が形成される。
開口115は、例えば、反応性イオンエッチング等により、裏面105側から基板104をエッチングすることで形成できる。このとき、エッチングに用いるガスを切り替えながら、開口115を形成してよい。絶縁層148は、例えば、CVD法等により、開口115の内面にSiOを形成して、エッチング等により開口115の底面のSiOを除去することで形成できる。これにより、電極パッド144の裏面1044を露出できる。これにより、導電性部材142と、Si基板112、絶縁層114、素子領域124および素子領域126とを絶縁できる。
図11は、積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。図11に示すとおり、開口115の内部に、金属層147および導電性部材142が形成される。金属層147は、スパッタリング等によりTiN等のバリアメタルを形成して、その上に、めっき電極用のシード層として、無電解めっき法等によりCu薄膜を形成することで、形成できる。導電性部材142は、めっき法等により、開口115の内部にCuを充填することで形成できる。これにより、貫通電極140または導電性部材142が、直接または中間層を介して、素子領域124または素子領域126に接触するよう、貫通電極140または導電性部材142を形成できる。
図12は、積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。図12に示すとおり、基板104の裏面105側から、Si基板112を研削、研磨して、Si基板112を薄化してよい。即ち、PMOS型トランジスタ130およびNMOS型トランジスタ150が形成されていない側のSi基板112を薄化して、開口115の内部に充填した金属を露出させ、導電性部材142を形成してよい。これにより、Si基板112の厚みが、hからhになる。研削、研磨は、CMP法等により実施できる。なお、本実施形態において、導電性部材142を形成した後、Si基板112を薄化する場合について説明したが、薄化の順番はこれに限定されない。例えば、導電性部材142を形成する前に、Si基板112を薄化してよい。
図13は、積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。図13に示すとおり、薄化したSi基板112の裏面105側に、裏面保護層111が形成される。裏面保護層111は、塗布法等によりポリイミド膜を形成することで、形成できる。さらに、エッチング等により、裏面保護層111に開口113を形成した後、めっき法等によりバンプ電極146を形成することで、半導体装置102が形成された基板104を準備できる。このように準備された半導体装置102と、別途準備された基板108とを積層することで、積層半導体装置100を製造できる。
なお、本実施形態において、PMOS型トランジスタ130およびNMOS型トランジスタ150を形成した後、開口115および導電性部材142を形成する場合について説明したが、開口115および導電性部材142の形成方法は、これに限定されない。例えば、PMOS型トランジスタ130およびNMOS型トランジスタ150を形成する前に、開口115および導電性部材142を形成してよい。このとき、導電性部材142として、ポリシリコン等の半導体を用いてよい。上記半導体には、不純物が高濃度にドープされてよい。
図14は、他の半導体素子1421の平面図の一例を概略的に示す。半導体素子1421は、第1半導体装置の一例であってよい。半導体素子1421は、半導体素子121の別の例であってよい。即ち、半導体素子121の代わりに素子領域1424を有する半導体装置102と、半導体装置106とを積層して、積層半導体装置100を形成してよい。以下、半導体素子1421を用いて、半導体素子121の別の構造、および、半導体素子121の別の製造方法について説明する。
図15は、他の半導体素子1421の断面図の一例を概略的に示す。図15は、図14のC−C'断面を示す。図14および図15に示すとおり、半導体素子1421は、素子分離領域120に囲まれた素子領域1424と、素子領域1424に形成されるPMOS型トランジスタ1430および貫通電極1440とを備える。素子領域1424は、ボディ領域の一例であってよい。PMOS型トランジスタ1430は、ボディ領域に形成されるトランジスタの一例であってよい。貫通電極1440は、貫通結合部の一例であってよい。
素子領域1424には、部分分離溝1425が形成される。部分分離溝1425は、エッチング等により、素子領域1424の厚さを薄くすることで形成できる。PMOS型トランジスタ1430は、不純物領域1431および不純物領域1432と、チャネル領域1534と、ゲート電極1436と、ゲート絶縁膜1538とを有する。貫通電極1440は、導電性部材1442と、電極パッド1444と、バンプ電極1546と、絶縁層1548とを有する。
素子領域1424、部分分離溝1425、PMOS型トランジスタ1430および貫通電極1440は、素子領域124、リセス部125、PMOS型トランジスタ130および貫通電極140に対応して、同様の構成を有してよい。即ち、不純物領域1431、不純物領域1432、チャネル領域1534、ゲート電極1436およびゲート絶縁膜1538は、不純物領域131、不純物領域132、チャネル領域134、ゲート電極136およびゲート絶縁膜138に対応して、同様の構成を有してよい。導電性部材1442、電極パッド1444、バンプ電極1546、および絶縁層1548は、導電性部材142、電極パッド144、バンプ電極146および絶縁層148に対応して、同様の構成を有してよい。以下、半導体素子1421を構成する部材と、半導体素子121を構成する部材との相違点について説明する。なお、対応する部材と同様の構成については、説明を省略する場合がある。
素子領域1424は、部分分離溝1425により隔離される素子形成領域1512および電極形成領域1514と、素子形成領域1512および電極形成領域1514を電気的に結合する結合領域1516とを有する。素子形成領域1512には、PMOS型トランジスタ1430が形成される。電極形成領域1514には、貫通電極1440が形成される。
本実施形態において、ゲート電極1436および電極パッド1444は、同一の工程により形成されてよい。なお、電極パッド1444は、PMOS型トランジスタ1430より後に形成される部材と同一の工程で形成されてもよい。電極パッド1444は、PMOS型トランジスタ130を構成する部材またはPMOS型トランジスタ130より後に形成される部材と同一の工程で形成される配線の一例であってよい。
図16は、他の半導体素子1421の製造過程における断面図の一例を示す。図16に示すとおり、Si基板112、絶縁層114、SOI層1616をこの順に備えるSOI基板1604が準備される。SOI基板1604は、市販のSOI基板であってよい。SOI層1616は、絶縁層114のSi基板112に接する面と反対側の面に接する単結晶シリコン層であってよい。
SOI基板1604には、SOI基板1604を表面1603から裏面1605まで貫通する開口115が形成され、開口115の内部には、絶縁層1548および導電性部材1442が形成される。本実施形態において、PMOS型トランジスタ1430が形成される前に、SOI基板1604に、開口115および導電性部材1442が形成される点で、半導体素子121と相違する。また、開口115および導電性部材1442が形成される前に、Si基板112が薄化される点で、半導体素子121と相違する。開口115、導電性部材1442および絶縁層1548は、例えば、以下の手順により、形成できる。
まず、CMP法等により、裏面1605側からSi基板112を研削、研磨して、Si基板112を薄化する。次に、反応性イオンエッチング等により、表面1603から裏面1605まで貫通する開口115を形成する。次に、CVD法等により、Si基板112の裏面1605側および開口115の内面にSiO膜を形成して、絶縁層1548を形成する。その後、CVD法等により、開口115の内部にポリシリコン等の半導体を充填して、導電性部材1442を形成する。このとき、導電性部材1442には、不純物が高濃度にドープされてよい。
なお、開口115は、表面1603側から形成されてもよく、裏面1605側から形成されてもよい。さらに、表面1603側と裏面1605側の両方から形成されてもよい。即ち、開口115は、少なくともベース部および絶縁層を貫通することとなる孔の一例であってよい。
図17は、他の半導体素子1421の製造過程における断面図の一例を示す。図17に示すとおり、絶縁層114に達する素子分離領域120がSOI層1616に形成され、素子領域1424が画定される。これにより、SOI層1616に形成され絶縁層114に達する素子分離領域120と、素子分離領域120で囲まれ、単結晶シリコン層を含む素子領域1424が形成される。このとき、開口115に形成した導電性部材1442が直接または中間層を介して素子領域1424に接触するよう、素子領域1424を画定してよい。
また、PMOS型トランジスタ1430が形成される領域と、電極パッド1444が形成される領域とを隔離するように、部分分離溝1425が形成される。部分分離溝1425は、エッチング等により素子領域1424をパターニングして、当該部分における素子領域1424の厚さを薄くすることで形成できる。これにより、素子領域1424には、PMOS型トランジスタ1430が形成される素子形成領域1512と、電極パッド1444が形成される電極形成領域1514と、素子形成領域1512および電極形成領域1514を電気的に結合する結合領域1516が形成される。
図18は、他の半導体素子1421の製造過程における断面図の一例を示す。図18に示すとおり、部分分離溝1425の上に、絶縁層1818が形成される。例えば、CVD法等によりSiOを形成することで、絶縁層1818を形成できる。このとき、素子形成領域1512の上にもSiOを形成してよい。素子形成領域1512の上に形成されたSiOを、エッチング等によりパターニングすることで、ゲート絶縁膜1538を形成できる。上記パターニングは、ゲート電極1436を形成する工程で実施されてもよい。
図18に示すとおり、素子形成領域1512の上にゲート電極1436が形成され、電極形成領域1514の上に電極パッド1444が形成される。ゲート電極1436および電極パッド1444は、例えば、以下の手順で形成できる。まず、真空蒸着法等により、素子形成領域1512および電極形成領域1514の上に、ゲート電極1436および電極パッド1444となるW等の金属薄膜を形成する。次に、エッチング等により、上記金属薄膜をパターニングする。以上の工程により、ゲート電極1436および電極パッド1444を形成できる。本実施形態においては、PMOS型トランジスタ1430を構成する部材の形成工程において、電極パッド1444を同時に形成する。
図18に示すとおり、Si基板112の裏面1605側に、裏面保護層111およびバンプ電極1546が形成される。Si基板112の裏面1605側の面に形成された絶縁層1548を除去した後、例えば、塗布法によりポリイミド膜を形成することで、裏面保護層111を形成できる。また、エッチング等により裏面保護層111に開口113を形成した後、リフロー等により、開口113にSn−Ag合金、半田等を充填して、バンプ電極1546を形成できる。
図19は、他の半導体素子1921の断面図の一例を概略的に示す。半導体素子1921は、半導体素子121および半導体素子1421の他の例であってよい。半導体素子1921は、第1半導体装置の一例であってよい。半導体素子1921は、導電性部材1442の代わりに、導電性部材1942を有する点で、半導体素子1421と相違する。図19に示すとおり、導電性部材1942は、電極パッド1444を貫通してよい。これにより、導電性部材1942と電極パッド1444とが、確実に接触できる。なお、その他の点については、半導体素子1421と同様の構成を有してよく、説明を省略する。
図20は、他の半導体素子2021の断面図の一例を概略的に示す。半導体素子2021は、半導体素子121、半導体素子1421の他の例であってよい。半導体素子2021は、第1半導体装置の一例であってよい。半導体素子2021は、貫通電極1440の代わりに、貫通電極2040を有する点、および、貫通電極2040が電極パッド1444を有しない点で、半導体素子1421と相違する。図20に示すとおり、貫通電極2040は、導電性部材2042と、バンプ電極1546と、絶縁層1548とを有する。半導体素子2021において、導電性部材2042は、素子領域1424と直接接触する。なお、その他の点については、半導体素子1421と同様の構成を有してよく、説明を省略する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
積層半導体装置100の断面図の一例を概略的に示す。 積層半導体装置100の製造に用いられる基板104の平面図の一例を概略的に示す。 積層半導体装置100の製造に用いられる基板104の平面図の一例を概略的に示す。 積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。 積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。 積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。 積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。 積層半導体装置100の製造過程における基板104の断面図の一例を示す。 積層半導体装置100の製造過程における基板104断面図の一例を示す。 積層半導体装置100の製造過程における基板104断面図の一例を示す。 積層半導体装置100の製造過程における基板104断面図の一例を示す。 積層半導体装置100の製造過程における基板104断面図の一例を示す。 積層半導体装置100の製造過程における基板104断面図の一例を示す。 他の半導体素子1421の平面図の一例を概略的に示す。 他の半導体素子1421の断面図の一例を概略的に示す。 他の半導体素子1421の製造過程における断面図の一例を示す。 他の半導体素子1421の製造過程における断面図の一例を示す。 他の半導体素子1421の製造過程における断面図の一例を示す。 他の半導体素子1921の断面図の一例を概略的に示す。 他の半導体素子2021の断面図の一例を概略的に示す。
符号の説明
100 積層半導体装置
102 半導体装置
103 表面
104 基板
105 裏面
106 半導体装置
107 表面
108 基板
109 裏面
111 裏面保護層
112 Si基板
113 開口
114 絶縁層
115 開口
118 層間配線層
119 表面保護層
120 素子分離領域
121 半導体素子
123 半導体素子
124 素子領域
125 リセス部
126 素子領域
127 リセス部
130 PMOS型トランジスタ
131 不純物領域
132 不純物領域
134 チャネル領域
136 ゲート電極
138 ゲート絶縁膜
139 層間配線
140 貫通電極
142 導電性部材
144 電極パッド
146 バンプ電極
147 金属層
148 絶縁層
150 NMOS型トランジスタ
151 不純物領域
152 不純物領域
154 チャネル領域
156 ゲート電極
158 ゲート絶縁膜
159 層間配線
161 裏面保護層
162 Si基板
163 開口
164 絶縁層
165 開口
166 SOI層
168 層間配線層
169 表面保護層
170 貫通電極
172 導電性部材
174 電極パッド
176 バンプ電極
177 金属層
178 絶縁層
180 貫通電極
182 導電性部材
184 電極パッド
186 バンプ電極
187 金属層
188 絶縁層
192 半導体素子
194 層間配線
196 層間配線
202 ノッチ
404 SOI基板
416 SOI層
618 絶縁層
1044 裏面
1421 半導体素子
1424 素子領域
1425 部分分離溝
1430 PMOS型トランジスタ
1431 不純物領域
1432 不純物領域
1436 ゲート電極
1440 貫通電極
1442 導電性部材
1444 電極パッド
1512 素子形成領域
1514 電極形成領域
1516 結合領域
1534 チャネル領域
1538 ゲート絶縁膜
1546 バンプ電極
1548 絶縁層
1603 表面
1604 SOI基板
1605 裏面
1616 SOI層
1818 絶縁層
1921 半導体素子
1942 導電性部材
2021 半導体素子
2040 貫通電極
2042 導電性部材

Claims (21)

  1. 電子素子が形成された素子領域を有する第1半導体装置が設けられた第1基板と、
    前記第1基板に積層され、前記電子素子動作の閾値電圧動的に制御する制御回路が形成された第2半導体装置が設けられた第2基板と、
    前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方を貫通するように前記第1半導体装置及び前記第2半導体装置の少なくとも一方に形成され、前記素子領域と前記制御回路とを互いに電気的に結合する貫通結合部と、
    を備える積層半導体装置。
  2. 前記貫通結合部は、前記素子領域から前記第1半導体装置の内部を前記第2半導体装置に向けて伸び、前記第2半導体装置は、前記貫通結合部に接続される外部接続部を有し、前記外部接続部および前記貫通結合部を介して前記第1半導体装置の前記電子素子動作の閾値電圧動的に制御する請求項1に記載の積層半導体装置。
  3. 前記第1半導体装置は、
    単結晶シリコンのベース部と、
    前記ベース部の上の絶縁層と、
    前記絶縁層の上の単結晶シリコン層と、
    前記単結晶シリコン層に形成され前記絶縁層に達する分離溝構造とを有し、
    前記素子領域は、前記分離溝構造で囲まれた前記単結晶シリコン層の領域であり、
    前記貫通結合部は、少なくとも前記ベース部および前記絶縁層を貫通し、前記素子領域に電気的に結合する請求項2に記載の積層半導体装置。
  4. 前記貫通結合部と前記素子領域とは、直接および中間層の少なくとも一方を介して接触する請求項1から3のいずれか一項に記載の積層半導体装置。
  5. 前記第1半導体装置は、前記電子素子を構成する部材および前記電子素子より後に形成される部材の少なくとも一方と同一の工程で形成される配線を有し、
    前記貫通結合部と前記素子領域とは、前記配線を介して接触する請求項1から4のいずれか一項に記載の積層半導体装置。
  6. 前記貫通結合部は、前記電子素子の形成前に形成され、高濃度に不純物がドープされた半導体を含む請求項1から5の何れか一項に記載の積層半導体装置。
  7. 前記貫通結合部は、前記電子素子の形成後に形成され、金属を含む請求項1からの何れか一項に記載の積層半導体装置。
  8. 前記素子領域に形成された前記電子素子は、トランジスタである請求項1から7のいずれか一項に記載の積層半導体装置。
  9. 電子素子が形成された素子領域を有する第1半導体装置が設けられた第1基板を準備する段階と、
    前記電子素子動作の閾値電圧動的に制御する制御回路が形成された第2半導体装置が設けられた第2基板を準備する段階と、
    前記第1基板と前記第2基板とを互いに積層する段階と、
    前記第1半導体装置及び前記第2半導体装置の少なくとも一方に、前記素子領域と前記制御回路とを互いに電気的に結合する貫通結合部を前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方を貫通するように形成する段階とを有する積層半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1基板を準備する段階は、
    前記素子領域から前記第1半導体装置の内部を前記第2半導体装置に向けて伸びるように前記貫通結合部を形成する段階を有し、
    前記第2基板を準備する段階は、前記貫通結合部に接続される外部接続部を前記第2半導体装置に形成する段階を有し、
    前記積層する段階では、前記第2半導体装置の前記外部接続部と前記貫通結合部とが接触するよう、前記第1基板と前記第2基板とを積層する請求項9に記載の積層半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1基板を準備する段階は、
    単結晶シリコンのベース部、前記ベース部の上の絶縁層、および、前記絶縁層の上の単結晶シリコン層を有するSOI基板を準備する段階と、
    前記単結晶シリコン層に前記絶縁層に達する分離溝構造を形成して、前記単結晶シリコン層の前記素子領域を画定する段階とを有する請求項9または10に記載の積層半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1基板を準備する段階は、
    少なくとも前記ベース部および前記絶縁層を貫通し、前記素子領域に電気的に結合するように、前記貫通結合部を形成する段階を有する請求項11に記載の積層半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1基板を準備する段階は、
    少なくとも前記ベース部および前記絶縁層を貫通することとなる孔を形成する段階と、
    前記孔に金属を埋め込む段階と、
    前記電子素子が形成されていない側の前記ベース部を薄化して前記金属を露出させ、前記貫通結合部を形成する段階とを有する請求項12に記載の積層半導体装置の製造方法。
  14. 前記素子領域を画定する段階は、前記孔に形成した金属が直接および中間層の少なくとも一方を介して前記素子領域に接触するよう、前記素子領域を画定する請求項13に記載の積層半導体装置の製造方法。
  15. 前記素子領域と前記孔に形成した金属とを電気的に結合する配線を形成する工程を更に有する請求項13に記載の積層半導体装置の製造方法。
  16. 前記電子素子を構成する部材の形成工程において、前記素子領域と前記孔に形成した金属とを電気的に結合する配線を同時に形成する請求項13に記載の積層半導体装置の製造方法。
  17. 前記第1基板を準備する段階は、
    少なくとも前記ベース部および前記絶縁層を貫通し、前記素子領域に電気的に結合する、不純物が高濃度にドープされた半導体の前記貫通結合部を形成する段階を有する請求項11に記載の積層半導体装置の製造方法。
  18. 前記貫通結合部を形成する段階において、前記貫通結合部が直接および中間層の少なくとも一方を介して前記素子領域に接触するよう、前記貫通結合部を形成する請求項16に記載の積層半導体装置の製造方法。
  19. 前記素子領域と前記貫通結合部とを電気的に結合する配線を形成する工程を更に有する請求項17に記載の積層半導体装置の製造方法。
  20. 前記電子素子を構成する部材の形成工程において配線を同時に形成する請求項17に記載の積層半導体装置の製造方法。
  21. 前記第1基板を準備する段階は、
    前記素子領域に前記電子素子としてトランジスタを形成する段階を有する請求項9から20のいずれか一項に記載の積層半導体装置の製造方法。
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