JP2006049895A - 半導体デバイス、半導体チップ及び半導体デバイス製造方法 - Google Patents

半導体デバイス、半導体チップ及び半導体デバイス製造方法 Download PDF

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育佳 楊
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Abstract

【課題】
<100>方向に設定されたトランジスタを備える半導体・オン・インシュレータデバイスを提供する。
【解決手段】
半導体・オン・インシュレータデバイスは、絶縁層40上に位置する結晶方位が<100>のシリコン活性層30a〜30dを含む。絶縁層40は、結晶方位が<110>の基板10上に位置している。シリコン活性層30a〜30c上には、<100>方向に設定されたトランジスタ16,18が形成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体集積回路に関し、より詳細には、<100>方向に設定されたトランジスタを備えるシリコン・オン・インシュレータに関するものである。
長手方向の応力の付与、つまり、電流が流れる方向にかかる応力は、NMOSおよびPMOSトランジスタにおける電子と正孔の移動度をそれぞれ改善する。従来の(001)面のバルクシリコン基板を用い、ソース−ドレイン方向が<110>方向のトランジスタを形成した上で、長手方向の応力を与えると、電子と正孔に対してそれぞれ異なった作用がもたらされる。つまり、長手方向の応力がかかると、電子の移動度が上がる一方で正孔の移動度は下がる、または電子の移動度が下がる一方で正孔の移動度は上がる。
特開平08−088173号公報
本発明の目的は、<100>方向に設定されたトランジスタを備えるシリコン・オン・インシュレータを提供することにある。
すなわち、本発明は、絶縁層、前記絶縁層の第1の側面上に位置し、第1の結晶方位を有するシリコン活性領域、および、前記絶縁層の第2の側面上に位置し、前記第1の結晶方位からずれている第2の結晶方位を有する基板を含む半導体デバイスに関する。
前記第1の結晶方位が<100>方向であり、前記第2の結晶方位が前記第1の結晶方位と平行な<110>方向であることが好ましい。
前記シリコン活性領域および前記基板が(001)面の上面を備えることが好ましい。
前記シリコン活性領域が引っ張り歪みを有することが好ましい。
前記シリコン活性領域が、実質的に前記<100>の結晶方位に沿った引っ張り歪みを有することが好ましい。
前記シリコン活性領域上に形成され、歪みがかけられたチャネル領域を備える第1の導電型の第1のトランジスタをさらに含むことが好ましい。
前記歪みがかけられたチャネル領域が、ソース−ドレイン方向の引っ張り歪みを有することが好ましい。
前記第1のトランジスタ上に形成され、約200MPa〜2GPaの応力を有する応力膜をさらに含むことが好ましい。
前記シリコン活性領域の厚さが20〜2000オングストロームであることが好ましい。
前記シリコン活性領域が、面取りされたコーナーまたは丸みのあるコーナーを備えることが好ましい。
また、本発明は、絶縁層上に位置し、(001)面の上面を有すると共に結晶方位が<100>である第1および第2のシリコン活性領域、ならびに、前記絶縁層下に位置し、結晶方位が<110>である基板を含み、前記シリコン活性領域の前記<100>の方向が、前記基板の前記<110>の方向と実質的に平行である半導体チップに関する。
前記第1のシリコン活性領域上に形成される第1のNチャネルトランジスタ、および前記第2のシリコン活性領域上に形成される第1のPチャネルトランジスタをさらに含むことが好ましい。
前記第1のNチャネルトランジスタおよび前記第1のPチャネルトランジスタが、歪みがかけられたチャネル領域をそれぞれ有することが好ましい。
前記基板が、(001)面の上面を有するシリコン基板であることが好ましい。
前記シリコン活性領域の厚さが20〜300オングストロームであることが好ましい。
前記第1のNチャネルトランジスタおよび前記第1のPチャネルトランジスタが、メサ分離法または浅いトレンチ分離法によって分離されることが好ましい。
また、本発明は、絶縁層上に位置し、(001)面の上面を有すると共に結晶方位が<100>である複数のシリコン活性領域を含んだ半導体構造を準備する工程、前記絶縁層下に位置し、結晶方位が前記シリコン活性領域の前記<100>の方向と実質的に平行な<110>である基板を準備する工程、前記シリコン活性領域のうちの少なくとも1つの上にゲートスタックを形成する工程、前記ゲートスタックの隣の相反する側にソースおよびドレイン領域を形成して、ソース−ドレイン方向が前記シリコン活性領域の前記<100>の結晶方位と実質的に一致するトランジスタを形成する工程、ならびに、少なくとも1つの前記トランジスタ上方に応力膜を形成する工程を含む半導体デバイス製造方法に関する。
前記応力膜上方に保護層を形成する工程、前記保護層中にコンタクトホールを形成する工程、および、前記トランジスタとの電気的なコンタクトを形成すべく前記コンタクトホールを導電材料で充填する工程をさらに含むことが好ましい。
前記シリコン活性領域の厚さが20〜500オングストロームであることが好ましい。
前記シリコン活性領域どうしが、メサ分離法または浅いトレンチ分離法によって互いに分離されることが好ましい。
本発明によれば、シリコン・オン・インシュレータ上に形成されるトランジスタのチャネル方向を特定の方向に設定したため、応力が加えられる際に、一方のタイプのキャリア移動度がもう一方のタイプのキャリア移動度の向上によってその相当分だけ低下するといった現象が低減される上に、円滑なダイシングも可能となる。
以下の開示では、各種実施形態のそれぞれ異なる特徴を紹介する目的で、多くの異なる形態を挙げているということが理解されなければならない。後述する特定の構成要素や配置の例は、本発明の説明を簡単化するために記載されたものである。もちろん、これらは単なる例示であって、何らの限定をするものではない。さらに、本明細書では、符号および/または用語を異なる実施形態間で繰り返し用いていることがある。ただし、このような繰り返しは、本発明の説明を簡単および明確にするために行うものであって、これによって上述した各実施形態および/または構成どうしの関係が決められることはない。また、第1の構造物が第2の構造物の上または上方に位置するという後述の構成には、第1および第2の構造物が直に接触して形成される形態が含まれていても、第1および第2の構造物が直に接触せずに第1および第2の構造物の間に更なる構造物が形成される形態が含まれていてもよい。
相補型金属酸化膜半導体(CMOS)の製造プロセスでは、従来より、N型(NMOS)およびP型(PMOS)デバイスを作製する出発材料として、結晶方位が(001)面のバルクシリコン基板が用いられている。かかる従来の基板において、形成されるトランジスタは、ソース−ドレイン方向、つまり、チャネル方向が、<110>に設定されている。ここで、<110>という記述は、例えば[110]方向や[−110]方向を含んだ、<110>の全ての等価な方向を表わすものである。本明細書では、結晶学において通常用いられる結晶方位および結晶面の表現を用いる。[110]および[−110]方向は、(110)および(−110)結晶面にそれぞれ垂直である。ちなみに、(110)および(−110)結晶面は、劈開が非常に容易なシリコン結晶面である。
図1を参照されたい。本発明の1実施形態に用いられるシリコン・オン・インシュレータ基板100が示されている。このシリコン・オン・インシュレータ基板100は、表面が(001)面のシリコン層30を含んでいる。本実施形態ではシリコン層30を例として用いるが、例えばシリコンゲルマニウム層、多層膜、ダイヤモンド、ガリウム、および/もしくはヒ素などといったその他の材料を、シリコン層30に代えて用いる、または加えて用いてもよいことは言うまでもない。このうちの多層膜は、例として、シリコンゲルマニウム層とシリコン層とからなるものとすることができる。
シリコン層30は絶縁層40上に位置する。絶縁層40は、一般に、任意の誘電材料、金属間誘電材料、または、例えば酸化シリコン、窒化シリコン、炭素もしくは酸化アルミニウム(サファイア)である絶縁材料を含んでなるものであり得る。これらの誘電材料の誘電率は各種の値であってよく、1実施形態における誘電率は約4.5未満である。絶縁材料の厚さは、100〜2000オングストロームとすることができる。また、絶縁層40は、例えば酸化アルミニウムを酸化シリコン上に堆積したスタック、または窒化シリコンを酸化シリコン上に堆積したスタック、といった誘電材料どうしを組み合せたスタックを含む複合層であってもよい。さらに、絶縁層40は、無定形状態、多結晶状態、または単結晶状態であり得る。
絶縁層40は、シリコン基板であり得る基板10上に位置する。該基板10にはその他のタイプの半導体基板を用いることも可能である。ミラー指数を表すマーク11および31により示されるように、本実施形態におけるシリコン基板10は、<110>と等価な方向のうちの1つの方向にノッチ14が形成された従来のシリコン基板である。一方、シリコン層30は、ノッチ14の結晶方位<100>の方向(図1において下向きの方向)に形成されている。基板10の[110]方向は、シリコン層30の[100]方向と(例えば±10度の範囲内で)実質的に平行となっている。
シリコン層30上に形成される第1のトランジスタ16は、ソース−ドレイン方向が結晶方位[010]に設定され、シリコン層30の他の位置に形成される第2のトランジスタ18は、ソース−ドレインへ方向が結晶方位 [100]に設定される。すなわち、第1および第2のトランジスタ16,18のソース−ドレイン方向は、<100>の等価な方向のうちの1つの方向に設定される。第1および第2のトランジスタ16,18は、共にNMOSトランジスタもしくはPMOSトランジスタであるか、またはそれぞれ異なるタイプのトランジスタであり得る。トランジスタ16,18を<100>の等価な方向に設定することによって、応力が加えられた時に、一方のタイプのキャリア移動度がもう一方のタイプのキャリア移動度の向上によってその相当分だけ低下するといった現象は低減される。
次に、図2を参照する。(図1の)シリコン層30は途中まで加工されて、能動素子またはトランジスタが作り込まれることとなる活性領域30a〜dが形成されている。シリコン活性領域30a〜dは、結晶面が(001)である上面を有している。活性領域30a〜dは、例えばプラズマエッチングでシリコン層30に対し溝形成を行うことによって形成されるものであり得る。平面34は、ダイ12a,12bが分割またはカットされる部位を示すものである。ダイ12a,12bを分ける平面34は、基板10の{110}面または等価な面(例えば劈開面)に平行であるため、基板のダイシングが円滑に行われることになる。平面34は、各活性領域30a〜dを横切らないので、それらの{100}の等価な面のうち1つと平行となっていなくてもさほど問題はない。
次に、図3を参照する。第1および第2のトランジスタ16,18のゲート電極16g,18g、ソース領域16s,18sおよびドレイン領域16d,18dが示されている。シリコン活性領域のうちの1つ30aに形成された第1のトランジスタ16は、そのソース−ドレイン方向がシリコン層30の[010]方向と平行になっている。また、活性領域30bに形成された第2のトランジスタ18は、そのソース−ドレイン方向がシリコン層30の[100]方向と平行になっている。シリコン活性領域30a,30bに、例えば機械的に、歪みを与えてもよい。かかる歪みは、引っ張り歪みまたはその他の歪みであり得る。一部実施形態では、トランジスタ16,18の一部分、例えば、チャネル領域だけを歪ませることもできる。なお、図3におけるゲート電極16g,18gは、説明の目的で表示するだけであるので、活性領域上のみに位置するよう示されているが、実際のデバイスにおいて、ゲート電極は活性領域を越えて延伸していてもよい。
数多くの異なるタイプおよび構成の回路素子が、本発明を適用することにより有利な効果を得ることができる。そのような素子の例を挙げれば、図4aにおける活性領域30a,30b間の溝36が、トランジスタ16,18の作製前に充填される(例えばメサ分離法を用いる)ものがある。他の例では、図4bにおける活性領域30a,30b間の溝36が、トランジスタ16,18の作製に先立って溝充填用誘電体60で充填される(例えば浅いトレンチ分離法を用いる)ものがある。後述する例では、溝充填用誘電体60に、化学気相堆積で形成される酸化シリコンを用いることができる。また、溝充填用誘電体60は、高密度プラズマ(HDP)堆積により堆積された酸化シリコンであってもよい。
図4aおよび4bの両方に示されるように、シリコン活性領域30a,30bの厚さtsi200は、20〜2000オングストロームとすることができ、本実施形態では300オングストローム未満である。通常、シリコン活性領域30a,30bは、互いに同じ厚さでなくてもよいこととなっている。シリコン活性領域の断面図(例えば図4)は、単に説明を目的としたものであることが理解されなければならない。例えば、シリコン活性領域30a,30bのコーナーは、尖っていなくてもよく、面取りされた、または10〜500オングストロームの曲率半径で丸みがつけられたものであってもよい。
更なる一連の例を説明するために、図5aを参照する。断面図であるので、シリコン・オン・インシュレータ基板100の中心から(図1の)ノッチ14に引かれるラインは、この図内には示されない。シリコン層30の結晶方位[010]と、シリコン基板10の結晶方位[110]とは、(例えば、±10度の範囲内で)実質的に平行となっている。シリコン・オン・インシュレータ基板100は、ウェハ貼り合わせおよびウェハ分割技術などによって形成されるものであり得る。
次に、図5bを参照する。溝36がシリコン層30(図5a)に形成されて、活性領域30a,30bが規定されている。この溝36は、パターン化されたマスクを形成して、シリコン層30における活性領域30a,30bが形成されることとなる部分を覆ってから、シリコン層30の露出部分をエッチングすることによって形成することができる。エッチングは、例えばプラズマエッチングプロセスを用いることができる。メサ分離法を用いる場合、溝36は、トランジスタの形成前には充填されない。一方、浅いトレンチ分離法(STI)を用いる場合、トレンチ36は、化学気相堆積などのプロセスにより、例えば酸化シリコンである溝充填用材料(図5cの60)で充填されることとなる。その結果できた構造を平坦化した後、パターン化されたマスクを除去することによって、図5cに示すごとくの構造が形成される。
次に、図5dを参照する。ゲートスタック17が活性領域30a上に形成されている。このゲートスタック17は、ゲート誘電体16cとこの上に位置するゲート電極16eとを含む。ゲート誘電体16cは、当該分野で用いられている周知の任意のゲート誘電体形成プロセス(例えば、熱酸化、窒化、スパッタ堆積、または化学気相堆積)によって、活性領域30a上に形成することができる。誘電体16cの物理的な厚さは、5〜100オングストロームであり得る。誘電体16cには、例えば酸化シリコン、酸窒化シリコン、高誘電率(high-k)ゲート誘電体、またはこれらの組合せである従来のゲート誘電体を用いることができる。このうち、high-k誘電体は、誘電率が8以上であり、かつ、酸化アルミニウム(Al23)、酸化ハフニウム(HfO2)、酸窒化ハフニウム(HfON)、窒化ハフニウムシリケート(HfSiON)、ハフニウムシリケート(HfSiO4)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸窒化ジルコニウム(ZrON)、ジルコニウムシリケート(ZrSiO4)、酸化イットリウム(Y23)、酸化ランタン(La23)、酸化セリウム(CeO2)、酸化チタン(TiO2)、酸化タンタル(Ta25)またはこれらの組合せからなる群より選ばれたものであり得る。1実施形態において、high-k誘電体は酸化ハフニウムである。誘電体16cの酸化シリコン等価換算膜厚(EOT)は5オングストローム以上とすることができ、本実施形態では20オングストローム以上である。また、誘電体16cの物理的厚さは5オングストローム以上とすることができ、本実施形態においては40オングストローム以上である。
そして、誘電体16c上にゲート電極16eの材料が堆積され得る。このゲート電極16eの材料には、従来の多結晶シリコン、多結晶シリコンゲルマニウム、金属、金属シリサイド、金属窒化物、導電性金属酸化物が含まれる。1実施形態において、電極16eは多結晶シリコンを含んでなる。金属、例えばモリブデン、タングステン、チタン、タンタル、白金、およびハフニウムなどを、電極16eの一部分として用いることも可能である。金属窒化物には、窒化モリブデン、窒化タングステン、窒化チタン、窒化タンタルが含まれるが、これらに限定されることはない。金属シリサイドには、ニッケルシリサイド、コバルトシリサイド、タングステンシリサイド、チタンシリサイド、タンタルシリサイド、白金シリサイド、エルビウムシリサイドが含まれるが、これらに限定されることはない。また、導電性金属酸化物には、酸化ルテニウム、酸化インジウムスズが含まれるが、これらに限定されることはない。
ゲート電極の材料は、例えば化学気相堆積などといった従来の技術によって堆積される。また、ゲート電極16eは、シリコンおよび金属を堆積してから、アニールを行って金属シリサイドゲート電極材料を形成することにより形成されたものであってもよい。そして、堆積およびフォトリソグラフィ技術を用い、このゲート電極材料上に、パターン化されたゲートマスクを形成する。このゲートマスクには、一般に使用されているマスク材料、例えば酸化シリコン、酸窒化シリコンおよび窒化シリコンなどを用いることができるが、これらだけに限定されることはない。続いて、このゲート電極材料をプラズマエッチングプロセスによりエッチングすることにより、ゲート電極16eが形成される。通常、ゲート電極16eに覆われていない部分のゲート誘電材料は、エッチングにより除去される。
次に、図5eを参照する。この段階で、ソースおよびドレインの拡張部のイオン注入を行ってもよい。そして、例えばスペーサ誘電体(例として窒化シリコン)を堆積してから、異方性エッチングを行うことによって、スペーサ72が形成される。なお、スペーサ72の誘電体が、実際には、例えば窒化シリコンが酸化シリコン上に形成されてなるような、異なる誘電体からなる多層膜を含んでいてもよいことは言うまでもない。この後に、第2の、より深いソースおよびドレイン用イオン注入を行うこともできる。
次に、図5fを参照する。トランジスタ16のソース16s、ドレイン16dおよびゲート電極16eの抵抗は、例えば自己整合的シリサイド(サリサイド)プロセスまたはその他の金属堆積プロセスを用いて、ソース/ドレイン領域にシリサイド76を形成させることによって低減されることとなる。シリサイド化プロセスに先立ち、基板においてシリサイド化しない部分(例えば抵抗が高く保たれる必要のある活性領域)を例えば酸化物からなるマスクで覆ってもよい。例として、シリサイド化プロセスによりトランジスタのゲート電極16e、ソース領域16sおよびドレイン領域16d上にシリサイドを形成する間、酸化物マスクで活性領域を覆っておくことができる。
次に、図5gを参照する。高応力膜80を堆積した後に、保護層82が堆積される。高応力膜80は、プラズマ化学気相堆積によって堆積された窒化シリコンまたは酸窒化シリコン膜とすることができる。本実施形態では、高応力膜80は、NMOSおよびPMOSトランジスタ上方に堆積される。高応力膜80は、200MPa〜2GPaの応力を備える。活性領域(図5fの30a,30b)の厚さが薄いほど、トランジスタのチャネル領域にかかる応力は結果として大きくなる。また、チャネル領域にかかる応力は、ゲート(図3のゲート電極16g)の長さが短くなった場合にも大きくなる。
次に、図5hを参照する。保護層82を貫通し、エッチストップ層で止まるように、コンタクトホールがエッチングされ得る。引き続いて、コンタクトホールに導電材料を充填して、トランジスタとの導電コンタクト84が形成される。
本明細書においては特定の実施形態について詳細な説明を行ったが、本発明は、これによってその範囲が制限されることはないばかりか、添付の特許請求の範囲の精神および文言に包含される全ての変更、修正および均等物をも含むものである。したがって、本明細書および図面は、制限的な意味としてよりも、説明のためのものとして解されるべきである。
基板上の絶縁層に形成されるシリコン層を説明するための分解立体図である。 シリコン層とシリコン基板の方位が示されたシリコン・オン・インシュレータチップの三次元斜視図である。 本発明の1実施形態によるトランジスタの配置を示す、図2のシリコン・オン・インシュレータチップの立体斜視図である。 活性領域のメサ分離を説明する図3の断面図である。 活性領域の浅いトレンチ分離を説明する図3の断面図である。 本発明の1実施形態による図3のシリコン・オン・インシュレータを製造する方法を説明するための図である。 本発明の1実施形態による図3のシリコン・オン・インシュレータを製造する方法を説明するための図である。 本発明の1実施形態による図3のシリコン・オン・インシュレータを製造する方法を説明するための図である。 本発明の1実施形態による図3のシリコン・オン・インシュレータを製造する方法を説明するための図である。 本発明の1実施形態による図3のシリコン・オン・インシュレータを製造する方法を説明するための図である。 本発明の1実施形態による図3のシリコン・オン・インシュレータを製造する方法を説明するための図である。 本発明の1実施形態による図3のシリコン・オン・インシュレータを製造する方法を説明するための図である。 本発明の1実施形態による図3のシリコン・オン・インシュレータを製造する方法を説明するための図である。
符号の説明
10 基板
11 マーク
12a,12b チップ
14 ノッチ
16c ゲート誘電体
16d ドレイン領域
16e ゲート電極
16g ゲート電極
16s ソース領域
17 ゲートスタック
18d ドレイン領域
18g ゲート電極
18s ソース領域
30 シリコン層
30a〜30d 活性領域
31 マーク
34 平面
36 溝
40 絶縁層
60 溝充填用誘電体
72 スペーサ
76 シリサイド
80 高応力膜
82 保護層
84 コンタクト
100 シリコン・オン・インシュレータ(SOI)基板



Claims (20)

  1. 絶縁層、
    前記絶縁層の第1の側面上に位置し、第1の結晶方位を有するシリコン活性領域、および、
    前記絶縁層の第2の側面上に位置し、前記第1の結晶方位からずれている第2の結晶方位を有する基板
    を含む半導体デバイス。
  2. 前記第1の結晶方位が<100>方向であり、前記第2の結晶方位が前記第1の結晶方位と平行な<110>方向であることを特徴とする請求項1記載の半導体デバイス。
  3. 前記シリコン活性領域および前記基板が(001)面の上面を備える請求項1記載の半導体デバイス。
  4. 前記シリコン活性領域が引っ張り歪みを有する請求項1記載の半導体デバイス。
  5. 前記シリコン活性領域が、実質的に前記<100>の結晶方位に沿った引っ張り歪みを有する請求項2記載の半導体デバイス。
  6. 前記シリコン活性領域上に形成され、歪みがかけられたチャネル領域を備える第1の導電型の第1のトランジスタをさらに含む請求項1記載の半導体デバイス。
  7. 前記歪みがかけられたチャネル領域が、ソース−ドレイン方向の引っ張り歪みを有する請求項6記載の半導体デバイス。
  8. 前記第1のトランジスタ上に形成され、約200MPa〜2GPaの応力を有する応力膜をさらに含む請求項4記載の半導体デバイス。
  9. 前記シリコン活性領域の厚さが20〜2000オングストロームである請求項7記載の半導体デバイス。
  10. 前記シリコン活性領域が、面取りされたコーナーまたは丸みのあるコーナーを備える請求項7記載の半導体デバイス。
  11. 絶縁層上に位置し、(001)面の上面を有すると共に結晶方位が<100>である第1および第2のシリコン活性領域、ならびに、
    前記絶縁層下に位置し、結晶方位が<110>である基板を含み、
    前記シリコン活性領域の前記<100>の方向が、前記基板の前記<110>の方向と実質的に平行である半導体チップ。
  12. 前記第1のシリコン活性領域上に形成される第1のNチャネルトランジスタ、および前記第2のシリコン活性領域上に形成される第1のPチャネルトランジスタをさらに含む請求項11記載の半導体チップ。
  13. 前記第1のNチャネルトランジスタおよび前記第1のPチャネルトランジスタが、歪みがかけられたチャネル領域をそれぞれ有する請求項12記載の半導体チップ。
  14. 前記基板が、(001)面の上面を有するシリコン基板である請求項13記載の半導体チップ。
  15. 前記シリコン活性領域の厚さが20〜300オングストロームである請求項11記載の半導体チップ。
  16. 前記第1のNチャネルトランジスタおよび前記第1のPチャネルトランジスタが、メサ分離法または浅いトレンチ分離法によって分離される請求項11記載の半導体チップ。
  17. 絶縁層上に位置し、(001)面の上面を有すると共に結晶方位が<100>である複数のシリコン活性領域を含んだ半導体構造を準備する工程、
    前記絶縁層下に位置し、結晶方位が前記シリコン活性領域の前記<100>の方向と実質的に平行な<110>である基板を準備する工程、
    前記シリコン活性領域のうちの少なくとも1つの上にゲートスタックを形成する工程、
    前記ゲートスタックの隣の相反する側にソースおよびドレイン領域を形成して、ソース−ドレイン方向が前記シリコン活性領域の前記<100>の結晶方位と実質的に一致するトランジスタを形成する工程、ならびに、
    少なくとも1つの前記トランジスタ上方に応力膜を形成する工程
    を含む半導体デバイス製造方法。
  18. 前記応力膜上方に保護層を形成する工程、
    前記保護層中にコンタクトホールを形成する工程、および、
    前記トランジスタとの電気的なコンタクトを形成すべく前記コンタクトホールを導電材料で充填する工程
    をさらに含む請求項17記載の半導体デバイス製造方法。
  19. 前記シリコン活性領域の厚さが20〜500オングストロームである請求項17記載の半導体デバイス製造方法。
  20. 前記シリコン活性領域どうしが、メサ分離法または浅いトレンチ分離法によって互いに分離される請求項17記載の半導体デバイス製造方法。


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