JP5525993B2 - 空冷式エンジンのシリンダ冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却ファンからの冷却風によりシリンダを冷却する、空冷式エンジンのシリンダ冷却装置に関する。
冷却ファンからの冷却風をシリンダやシリンダヘッドに導くための冷却風通路を適宜の形態で形成することにより、高温になったシリンダやシリンダヘッドをできるだけ均一に冷却するための種々の提案がなされている。(例えば、特許文献1乃至3を参照すること。)
ところで、シリンダを傾斜配置することによりエンジンの全高を低く抑えているシリンダ傾斜型頭上弁エンジンが、特許文献4に開示されている。当該シリンダ傾斜型頭上弁エンジンでは、シリンダ下部のカム軸上のカムで、タペット及びプッシュロッドを介してシリンダ上部のロッカーアームを揺動することにより、シリンダヘッドに配置された吸排気弁を上下動させる構成になっており、タペット及びプッシュロッドが、傾斜したシリンダの下方側に配置されている。傾斜したシリンダをクランク軸の方から見ると、傾斜したシリンダの上方側にはシリンダ外周壁部が存在するだけであるので、上方側のシリンダ外周壁部の厚みがそれほど厚くなっていない。これに対して、傾斜したシリンダの下方側にはプッシュロッド等が存在するために、シリンダ外周壁部の厚みが厚くなっている。したがって、傾斜したシリンダをクランク軸の方から見て、シリンダの構成及びシリンダ外周壁部の厚みが上方側と下方側とで大きく異なっている。
特開平10−227254号公報 特開平06−42347号公報 特開平07−293238号公報 特開2000−88057号公報
特許文献4に開示されたシリンダ傾斜型頭上弁エンジンにおいては、冷却ファンからの冷却風がシリンダの外周面に沿って冷却ファンとは反対側へ流れるように冷却風通路が形成されているが、プッシュロッド等を配置したシリンダの下方側ではシリンダ外周壁部の厚みが厚くなっているために、冷却風によるシリンダの冷却効果がシリンダ内部に向けて作用しにくくなっている。
したがって、本発明の解決すべき技術的課題は、シリンダ外周壁部の厚みが厚くなっていても、冷却ファンからの冷却風による冷却効果がシリンダ内部に向けて効率良く作用することのできる、空冷式エンジンのシリンダ冷却装置を提供することである。
上記技術的課題を解決するために、本発明によれば、以下の空冷式エンジンのシリンダ冷却装置が提供される。
すなわち、本発明の請求項1に係る空冷式エンジンのシリンダ冷却装置は、
クランク軸の一端部に冷却ファンが設けられ、前記クランク軸の軸方向と略直交する側のシリンダ外周壁部において、前記クランク軸の軸方向に間隔をおいて配置された吸気弁用及び排気弁用の一対のプッシュロッド挿通孔が形成されている空冷式エンジンのシリンダ冷却装置であって、
前記冷却ファンを覆うとともに前記プッシュロッド挿通孔の形成されたシリンダ外周壁部を覆うファンシュラウドを備え、
前記一対のプッシュロッド挿通孔の間のシリンダ外周壁部に形成された切欠通気部と、
前記冷却ファン側に配置されたプッシュロッド挿通孔とシリンダボアとの間のシリンダ外周壁部に形成され、前記冷却ファン側のシリンダ外周壁部から前記切欠通気部に至るトンネル状の通気孔と、を連通させ、
前記切欠通気部における前記冷却ファンと反対側には、前記冷却ファンからの冷却風を規制するシリンダ外周壁部の壁を有し、
前記冷却ファンからの冷却風を、前記トンネル状の通気孔に導いた後、切欠通気部を経て、前記冷却ファンと反対側のシリンダ外周壁部まで導くことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る空冷式エンジンのシリンダ冷却装置では、
前記シリンダの軸心が略垂直方向に対して傾斜していることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る空冷式エンジンのシリンダ冷却装置では、
前記冷却ファンの側に配置されたプッシュロッド挿通孔は、吸気弁用であることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る空冷式エンジンのシリンダ冷却装置では、
前記冷却ファンと反対側に配置されたプッシュロッド挿通孔とシリンダボアとの間のシリンダ外周壁部に形成され、前記切欠通気部から前記冷却ファンと反対側のシリンダ外周壁部に至るトンネル状の通気孔をさらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る空冷式エンジンのシリンダ冷却装置では、
前記トンネル状の通気孔は、前記シリンダの軸心方向に並んで配置される複数個の通気孔から構成されることを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、冷却ファンからの冷却風が、プッシュロッド挿通孔の形成により厚みが厚くなったシリンダ外周壁部の内部を流れることにより、冷却風による冷却効果をシリンダ内部に向けて効率良く作用させて高温になったシリンダやシリンダヘッドをできるだけ均一に冷却することができ、しかも、冷却ファンの大型化を必要としないのでエンジンの外径寸法を変化させずに済みコンパクトにできるという効果を奏する。
請求項2に係る本発明では、エンジンの全高を低く抑えることができるという効果を奏する。
請求項3に係る本発明では、燃料供給装置を冷却ファンの側に配置して、シリンダを冷却する前の低温の冷却風により、燃料供給装置(気化器)を効果的に冷却することができるという効果を奏する。
請求項4に係る本発明では、冷却ファンと反対側のシリンダ外周壁部の内部にも冷却風が流れることにより、シリンダをさらに均一に冷却することができるという効果を奏する。
請求項5に係る本発明では、トンネル状の通気孔を複数個の小さな通気孔に分けることにより、トンネル状通気孔の周辺部分での機械的強度の低下を回避することができるという効果を奏する。
本発明のシリンダ冷却装置を含む空冷式エンジンの一実施形態の背面図である。 図1に示した空冷式エンジンからリコイルスタータ及びファンシュラウドを取り外した状態の背面図である。 図2に示した空冷式エンジンのうち、シリンダ及びクランクケースの要部を示す背面図である。 図3のIV−IV断面図であって、冷却ファン及びファンシュラウドを付け加えた断面図である。 図3に示したシリンダ及びクランクケースの要部を斜め正面側から見た斜視図である。 図4のVI−VI断面の一部を拡大して示す断面拡大図である。 図6のエンジンからヘッドカバーを取り外して示す平面図である。
以下に、本発明のシリンダ冷却装置を含む強制空冷式のシリンダ傾斜型頭上弁エンジンの一実施形態について、図1乃至7を参照しながら詳細に説明する。
(エンジン全体の構成)
図1は、強制空冷式のシリンダ傾斜型頭上弁エンジンをクランク軸5の軸方向に見た背面図である。説明の都合上、クランク軸5の軸方向であってクランク軸5の出力軸部の側をエンジンの「前方向」、クランク軸5の軸方向であってクランク軸5の冷却ファン44の側をエンジンの「後方向」、クランク軸5と略直交する方向のうちシリンダ2が傾斜している側をエンジンの「左方向」、その反対側をエンジンの「右方向」として、説明する。
図1に示すエンジンは、エンジン本体を覆うとともに複数本のボルトによりクランクケース1に締着されたファンシュラウド40と、クランク軸5の後端部に取り付けられたリコイルスタータ14及びリコイルスタータ14を操作するためのグリップ42と、ファンシュラウド40の右上方に配置された燃料タンク11と、ファンシュラウド40の左上方であって前方側に配置された排気マフラ12と、ファンシュラウド40の左上方であって後方側に配置されたエアクリーナ13と、を備えている。なお、図1中の符号3はシリンダヘッド、4はヘッドカバー、8はオイルゲージ取付部、8aはオイルゲージ、9は燃料供給装置(気化器)である。
図2は、図1に示したエンジンからリコイルスタータ14及びファンシュラウド40を取り外した状態の背面図である。図2において、エンジン本体は、クランクケース1の左側部の上面においてシリンダ2とクランクケース1とが一体に形成されているとともに、シリンダヘッド3及びシリンダヘッドカバー4がシリンダ2に順次締着された構成をしている。シリンダ2の軸中心線は、略水平なクランク軸5の軸芯Oを通る鉛直線に対し、左方向に所定角度(例えば55乃至60度の傾斜角度)で傾斜している。シリンダ2が傾斜することにより、エンジンの全高を低く抑えることができる。クランク軸5の前方端部は、出力軸部として、クランクケースカバー(図示せず)から外部に突出している。クランク軸5の後方端部には、冷却ファン44及びフライホイール(図示せず)が一体回転可能に取り付けられている。燃料供給装置9の下流端が、シリンダヘッド3の吸気ポート20(図6に図示)に接続されている。燃料供給装置9の下方位置であって冷却ファン44の左側縁部の近傍には、点火プラグ(図示せず)を駆動する点火ユニット15が配置されている。点火ユニット15は、点火コイル15aと磁性体ユニット15bとを備えている。なお、燃料供給装置9を冷却ファン44の側に配置することにより、シリンダ2を冷却する前の低温の冷却風で燃料供給装置(気化器)9を効果的に冷却することができる。
図3は、図2に示したエンジンのうち、シリンダ2及びクランクケース1の要部を示す背面図である。図3において、クランクケース1内には、クランク軸(図示せず)と上側の第1バランサ軸と下側の第2バランサ軸と吸排気弁駆動用のカム軸(いずれも図示せず)とを、それぞれ、クランク軸と略平行に回転可能に軸支する軸受を装着するための凹部が形成されている。すなわち、クランクケース1の中央部に形成された大きな凹部48がクランク軸用のものであり、右上方に形成された凹部48aが第1バランサ軸用のものであり、左下方に形成された凹部48bが第2バランサ軸用のものであり、左下方であってシリンダ2の近傍に形成された小さな凹部48cがカム軸用のものである。第1バランサ軸の軸芯O1と第2バランサ軸の軸芯O2とが、クランク軸5の軸芯O回りに略180度の位相差を有するように、第1バランサ軸及び第2バランサ軸が配置されている。言い換えると、クランク軸の軸方向に見て、クランク軸の軸芯Oと、両バランサ軸の軸芯O1,O2とは、略一直線L上に位置している。この場合、3つの軸芯O,O1,O2が並ぶ前記直線Lは、クランク軸の軸芯Oを通り、シリンダ2の軸中心線と略直交する直線よりも、時計回りに所定角度(例えば19度の傾斜角度)で偏角している。これにより、第1のバランサ軸芯O1と第2のバランサ軸芯O2とが、左右方向において、クランク軸5の軸芯Oを通る略垂直線に近づくように設定されている。
(エンジンの頭上弁構造)
本発明のシリンダ冷却装置を含むエンジンは、シリンダ2が垂直方向に対して左下方に傾斜したシリンダ傾斜型であるとともに、吸排気弁(図示せず)がシリンダ2の頭上に配置されて吸排気弁を駆動するプッシュロッド33(図6に図示)がシリンダ2の側壁部に配置された頭上弁(オーバヘッドバルブ(OHV))型のものである。図5,6及び7を参照しながら、頭上弁構造を説明する。
図5は、図3に示したシリンダ2及びクランクケース1の要部を斜め正面側(すなわち斜め前方側)から見た斜視図である。図6は、頭上弁型エンジンの弁駆動構造がよく分かるように、図4のVI−VI断面の一部を拡大して示す断面拡大図である。また、図7は、図6のシリンダヘッド3からシリンダヘッドカバー4を取り外した状態を示す平面図である。
図5は、クランクケース1の前方向の面に取着されているクランクケースカバー(図示せず)を取り外した状態のクランクケース1及びシリンダ2を示している。図5に示すように、シリンダ2の外周壁部は、前方のシリンダ外周壁部7aと左下方のシリンダ外周壁部7bと右上方のシリンダ外周壁部7cと後方のシリンダ外周壁部7dという4つのシリンダ外周壁部によって構成されている。左下方のシリンダ外周壁部7bには、一対のプッシュロッド挿通孔63の下側部分が前後方向に離間した態様で形成されている。一対のプッシュロッド挿通孔63を設けるためのスペースを確保するために、左下方のシリンダ外周壁部7bの厚みは、他のシリンダ外周壁部7a,7c,7dよりも厚くなっている。また、一対のプッシュロッド挿通孔63の上側部分も、前後方向に離間した態様でシリンダヘッド3(図6に図示)に形成されている。また、右後方の上側雌ネジ孔29の近傍には、オイル供給孔61が形成されており、該オイル供給孔61を通じてミスト状のオイルが、ロッカーアーム46(図6に図示)や吸排気弁(図示せず)等に供給されて、それらを潤滑する。ロッカーアーム46(図6に図示)等に供給されたオイルは、一対のプッシュロッド挿通孔63に流入し、プッシュロッド挿通孔63の下側部分から図6に示したオイル戻り孔65を通ってクランクケース1の下部のオイルパン(図示せず)に戻される。
図6に示すように、一対のプッシュロッド挿通孔63には、シリンダヘッド3に支持された吸排気弁(図示せず)を駆動する一対のプッシュロッド33が配置されている。当該一対のプッシュロッド33の下端面は、タペット25を介してカム軸23のカム25のそれぞれに接触している。当該カム25によりプッシュロッド33はその軸方向に上下動する。
図7に示すように、シリンダヘッド3には、一対のロッカーアーム46の各々が揺動自在に設けられ、これらロッカーアーム46の一端には、一対のプッシュロッド33の上端部の各々が嵌合している。さらに、両ロッカーアーム46の他端には、閉弁方向に付勢されたバルブスプリング26を介してシリンダヘッド3に支持された吸排気弁(図示せず)の上端の各々が接触している。図6に示すように、カム軸23のカム駆動ギア36は、カム軸23に略平行に配置されたクランク軸5(図2に図示)のクランクギア(図示せず)に噛合して、減速比が2となるように、カム軸23がクランク軸5(図2に図示)と連結している。したがって、クランク軸5(図2に図示)の回転数の1/2の回転数でカム軸23が回転することにより、吸排気弁(図示せず)が所定のタイミングで開閉駆動される。また、図7に戻り、シリンダヘッド3の上面には、点火プラグ(図示せず)を螺着するための点火プラグ取付口22が設けられ、シリンダヘッド3の前方側面及び後方側面には、排気ポート21及び吸気ポート20がそれぞれ設けられている。なお、シリンダヘッド3の後方側面に吸気ポート20を備えているので、後方側、すなわち冷却ファン44(図2に図示)の側、に配置されたプッシュロッド挿通孔63は吸気弁用のものである。
図5に示すように、シリンダ2の右上方の外周壁部7c側のコーナー部には、それぞれ、シリンダ2の軸中心線30と略平行な方向に延在する上側雌ネジ孔29が設けられており、シリンダ2の左下方の外周壁部7b側のコーナー部には、それぞれ、シリンダ2の軸中心線30と略平行な方向に延在する下側雌ネジ孔29aが設けられている。下側雌ネジ孔29aの開口径は、下側雌ネジ孔29aの上部には位置決め用のカラー(図示せず)を係入するために、上側雌ネジ孔29の開口径よりも大きく寸法構成されている。また、一対のプッシュロッド挿通孔63の間にも、シリンダ2の軸中心線30と略平行な方向に延在する1つの中央雌ネジ孔39が設けられている。したがって、シリンダ2には、5つの雌ネジ孔29,29a,39が設けられている。雌ネジ孔29,29a,39の下部に形成されたネジ穴は共通しており、取付ボルト28(図7に図示)のネジが螺合する。図6に示すように、エンジン本体は、ガスケット19を介してシリンダ2にシリンダヘッド3を重ね合わせた状態で、シリンダ2の右上方の外周壁部7c側のコーナー部に設けられた2つの上側雌ネジ孔29と、シリンダ2の左下方の外周壁部7b側のコーナー部に設けられた2つの下側雌ネジ孔29aと、プッシュロッド挿通孔63の間に設けられた中央雌ネジ孔39と、のそれぞれに取付ボルト28(図7に図示)を螺着することにより、シリンダヘッド3をシリンダ2に対して一体的に連結される。そして、シリンダヘッドカバー4は、取付ボルト(図示せず)によってシリンダヘッド3に取着されている。図5に示すように、シリンダ2の中央部に形成されたシリンダボア10内には、ピストン(図示せず)が摺動自在に挿入され、該ピストンはコンロッドを介してクランク軸5(図2に図示)に連結されている。
(エンジンの冷却構造)
前述したシリンダ傾斜型頭上弁エンジンは、本発明に係るシリンダ冷却装置を含んでおり、図3,4及び5を参照しながら、シリンダ冷却装置の構造を説明する。なお、図4は、図3のIV−IV断面図であって、冷却ファン44及びファンシュラウド40を図3の構成に付け加えた断面図である。
図3及び5に示すように、シリンダ2の前方のシリンダ外周壁部7a、左下方のシリンダ外周壁部7b、右上方のシリンダ外周壁部7c及び後方のシリンダ外周壁部7dのそれぞれには、多数の冷却フィン17が一体形成されている。多数の冷却フィン17は、シリンダ2の軸中心線30と略直交する方向にお互いが離間しながら延在するように形成されている。前方のシリンダ外周壁部7a、左下方のシリンダ外周壁部7b、右上方のシリンダ外周壁部7c及び後方のシリンダ外周壁部7dにおいては、それぞれ、対向する2つの冷却フィン17の間隙部分に形成された通気凹部54,55,56,57を複数備えている。
図3のシリンダ2の左下方のシリンダ外周壁部7bの後方部分には、前後方向に延在するトンネル状の第一貫通通気孔51及び第二貫通通気孔52が形成されている。左下方のシリンダ外周壁部7bの後方部分には、上下方向に延在する吸気弁用のプッシュロッド挿通孔63が設けられているので、冷却ファン44(図2に図示)側に位置する吸気弁用のプッシュロッド挿通孔63と干渉しないように、第一貫通通気孔51及び第二貫通通気孔52が、吸気弁用のプッシュロッド挿通孔63とシリンダボア10との間の間隙部分に形成されている。第一貫通通気孔51及び第二貫通通気孔52からなる複数個のトンネル状の通気孔は、シリンダ2の軸心方向に上下に並んで配置されている。トンネル状の通気孔を複数個の小さな通気孔51,52に分けて形成することにより、トンネル状通気孔の周辺部分での機械的強度の低下を回避することができる。
図4及び5に示すように、左下方のシリンダ外周壁部7bにおいては、部分的に切り欠かれた切欠通気部50が形成されている。当該切欠通気部50は、一対のプッシュロッド挿通孔63の間の間隙部分を、雌ネジ孔39と干渉しないように上下方向に切り欠くことによって形成されている。また、当該切欠通気部50は、図4に示すように、プッシュロッド挿通孔63を越えて、さらにシリンダボア10に向けて右方向に切り込まれている。そして、左下方のシリンダ外周壁部7bの全体的な厚みは、他のシリンダ外周壁部7a,7c,7dよりも厚くなっているものの、切欠通気部50における左下方のシリンダ外周壁部7bの厚みは、他のシリンダ外周壁部7a,7c,7dの厚みと大略同じであるように構成されている。
図4及び5に示すように、左下方のシリンダ外周壁部7bに形成された切欠通気部50の下側部分は、トンネル状の第一貫通通気孔51及び第二貫通通気孔52を介して、後方のシリンダ外周壁部7dの側の空間59(図3,4に図示)と連通している。
図4を参照しながら、シリンダ2の周りでの冷却風の流れを説明するが、図4における矢印は冷却風の流れを示している。
シリンダ2のうち、左下方のシリンダ外周壁部7bの大略全面が、右上方のシリンダ外周壁部7cの大略後方側半分が、及び、後方のシリンダ外周壁部7dの大略全面が、それぞれ、ファンシュラウド40で覆われている。後方のシリンダ外周壁部7dの側では、後方から前方に向かう冷却風が冷却ファン44及びファンシュラウド40によって形成されている。後方から前方に向かう冷却風の大部分は、後方のシリンダ外周壁部7dに当たり、後方のシリンダ外周壁部7dの通気凹部57に沿って右方向及び左方向に分かれて流れ、後方のシリンダ外周壁部7dを冷却する。
左方向に分かれた冷却風の一部が第一貫通通気孔51及び第二貫通通気孔52を通って切欠通気部50に導かれ、当該冷却風によって、左下方のシリンダ外周壁部7bのうち、シリンダボア10までの後方肉厚部分及び後方向のプッシュロッド挿通孔63の部分が効果的に冷却される。したがって、第一貫通通気孔51及び第二貫通通気孔52は、他のシリンダ外周壁部7a,7c,7dよりも厚みを持った左下方のシリンダ外周壁部7bの内側部分を冷却する冷却風の通気路として機能するので、高温になったシリンダ2やシリンダヘッド3をできるだけ均一に冷却することができる。また、この際、左方向に分かれた冷却風によって点火ユニット15の点火コイル15a(図2に図示)も冷却される。切欠通気部50に導かれた後の冷却風は、左下方のシリンダ外周壁部7bの後方側の通気凹部55に沿って流れる冷却風と合流する。合流した冷却風は、左下方のシリンダ外周壁部7bの前方側の通気凹部55に沿って前方に向けて流れて、左下方のシリンダ外周壁部7bの前方部分を冷却する。左下方のシリンダ外周壁部7bを冷却した冷却風は、前方に流れる過程で前方のシリンダ外周壁部7aを冷却する。
また、右上方のシリンダ外周壁部7cの側では、後方のシリンダ外周壁部7dに当たったあと右方向に分かれた冷却風の大部分が、右上方のシリンダ外周壁部7cの通気凹部56に沿って前方に向けて流れて、右上方のシリンダ外周壁部7cを冷却する。右上方のシリンダ外周壁部7cを冷却した冷却風は、前方に流れる過程で前方のシリンダ外周壁部7aを冷却する。
なお、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。すなわち、上記実施形態では、シリンダ2が垂直方向に対して左下方に傾斜したシリンダ傾斜型エンジンについて説明したが、本発明は、シリンダ2が傾斜していないタイプのエンジンにも適用可能である。
また、本発明の他の実施形態として、シリンダ2の左下方のシリンダ外周壁部7bの前方部分においても、前後方向に延在するトンネル状の通気孔をさらに形成することができる。すなわち、前方の排気弁用のプッシュロッド挿通孔63と干渉しないように、前後方向に延在するトンネル状の通気孔を、前方の排気弁用のプッシュロッド挿通孔63とシリンダボア10との間の間隙部分に形成し、トンネル状の通気孔を介して、前方のシリンダ外周壁部7aの側の空間と切欠通気部50と連通することができる。その結果、切欠通気部50に導かれた後の冷却風の一部が当該トンネル状の通気孔を流れることにより、左下方のシリンダ外周壁部7bのうち、シリンダボア10までの前方肉厚部分及び前方の排気弁用のプッシュロッド挿通孔63の部分を効果的に冷却してシリンダ2をさらに均一に冷却することができる。なお、当該トンネル状の通気孔は、シリンダ2の軸心方向に上下に並んで配置される複数個の小さな通気孔とすることもできる。
以上のように、本発明に係る空冷式エンジンのシリンダ冷却装置には、次のような優れた効果がある。
(1)冷却ファン側のシリンダ外周壁部から切欠通気部に至るトンネル状の通気孔を、冷却ファン側に配置されたプッシュロッド挿通孔とシリンダボアとの間のシリンダ外周壁部に形成することにより、冷却ファンからの冷却風が、プッシュロッド挿通孔の形成により厚みが厚くなったシリンダ外周壁部の内部を流れて、冷却風による冷却効果をシリンダ内部に向けて効率良く作用させて高温になったシリンダやシリンダヘッドをできるだけ均一に冷却することができ、しかも、冷却ファンの大型化を必要としないのでエンジンの外径寸法を変化させずに済みコンパクトにできる。
(2)シリンダを垂直方向に対して傾斜させることにより、エンジンの全高を低く抑えることができる。
(3)燃料供給装置を冷却ファンの側に配置することにより、シリンダを冷却する前の低温の冷却風で、燃料供給装置(気化器)を効果的に冷却することができる。
(4)冷却ファンと反対側のシリンダ外周壁部にもトンネル状の通気孔を形成することにより、冷却ファンと反対側のシリンダ外周壁部の内部にも冷却風が流れて、シリンダをさらに均一に冷却することができる。
(5)トンネル状の通気孔を複数個の小さな通気孔に分けることにより、トンネル状通気孔の周辺部分での機械的強度の低下を回避することができる。
(6)冷却風の通気路の近くに配置した点火コイルも、冷却風で冷却することができる。
1:クランクケース
2:シリンダ
3:シリンダヘッド
5:クランク軸
7a:前方のシリンダ外周壁部
7b:左下方のシリンダ外周壁部
7c:右上方のシリンダ外周壁部
7d:後方のシリンダ外周壁部
9:燃料供給装置
10:シリンダボア
14:リコイルスタータ
17:冷却フィン
20:吸気ポート
23:カム軸
33:プッシュロッド
40:ファンシュラウド
44:冷却ファン
46:ロッカーアーム
50:切欠通気部
51:第一貫通通気孔
52:第二貫通通気孔
54,55,56,57:通気凹部
61:オイル供給孔
63:プッシュロッド挿通孔
65:オイル戻り孔

Claims (4)

  1. クランク軸の一端部に冷却ファンが設けられ、前記クランク軸の軸方向と略直交する側のシリンダ外周壁部において、前記クランク軸の軸方向に間隔をおいて配置された吸気弁用及び排気弁用の一対のプッシュロッド挿通孔が形成されている空冷式エンジンのシリンダ冷却装置であって、
    前記冷却ファンを覆うとともに前記プッシュロッド挿通孔の形成されたシリンダ外周壁部を覆うファンシュラウドを備え、
    前記一対のプッシュロッド挿通孔の間のシリンダ外周壁部に形成された切欠通気部と、
    前記冷却ファン側に配置されたプッシュロッド挿通孔とシリンダボアとの間のシリンダ外周壁部に形成され、前記冷却ファン側のシリンダ外周壁部から前記切欠通気部に至るトンネル状の通気孔と、を連通させ、
    前記切欠通気部における前記冷却ファンと反対側には、前記冷却ファンからの冷却風を規制するシリンダ外周壁部の壁を有し、
    前記冷却ファンからの冷却風を、前記トンネル状の通気孔に導いた後、切欠通気部を経て、前記冷却ファンと反対側のシリンダ外周壁部まで導くことを特徴とする、空冷式エンジンのシリンダ冷却装置。
  2. 前記シリンダの軸心が略垂直方向に対して傾斜していることを特徴とする、請求項1に記載の空冷式エンジンのシリンダ冷却装置。
  3. 前記冷却ファンの側に配置されたプッシュロッド挿通孔は、吸気弁用であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の空冷式エンジンのシリンダ冷却装置。
  4. 前記トンネル状の通気孔は、前記シリンダの軸心方向に並んで配置される複数個の通気孔から構成されることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか一つに記載の空冷式エンジンのシリンダ冷却装置。
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