JP5525832B2 - 高膨張泡消火設備の発泡機 - Google Patents

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Description

この発明は、石油タンクのピット、石油コンビナートのカルバート、或いは、船室、船倉、駐車場、各種危険物施設等に用いられる、高膨張泡消火設備の発泡機に関するものである。
泡消火設備では、放射ノズルから泡水溶液を放出し、それを発泡用網に衝突させて空気を吸い込むことにより発泡させ、この泡で火源を埋め尽くして窒息消火を行っている。ここで、泡水溶液と生成された泡の体積比を示す発泡倍率が、80以上1000未満となるものを、高膨張泡消火設備という。
高膨張泡、例えば、発泡倍率500以上で泡を発泡させるためには、放射ノズルの上流側から大量の空気を取り込む必要があり、大量の空気を取り込む場合には、室外の空気を吸引する方式(「アウトサイドエア」という)が一般的である。
しかし、このアウトサイドエアでは、外部の空気を利用するため、建家にダクトを貫設したり、隔壁に穴を開けて発泡機を配設したりするので、コストが嵩む等の問題がある。
そこで、上記問題を解決するため、泡を放出する区画内の空気を吸引する方式(「インサイドエア)という)の高膨張泡消火設備が用いられている。前記高膨張泡消火設備には、発泡機が設けられているが、この発泡機は、筒状に形成された発泡機本体と、該発泡機本体の先端側に設けられた発泡用網と、前記発泡機本体内部の後端側に設けられ、前記発泡用網に向かって泡水溶液を放射する放射ノズルと、を備えている。
前記発泡用網は、発泡機の先端側に突出するように折り曲げられて三角柱状(断面三角形状)に形成されている。そのため、前記放射ノズルと該発泡用網との距離を稼ぐことができると共に、泡水溶液と発泡用網の設置面積を増やすことができる(例えば、特許文献1、2参照)。
特許第3315124号 公報 特開2009−240567号 公報
従来例の発泡用網は、前記のように三角柱状に形成されているので、発泡機本体の先端から発泡用網の先端までの距離が長くなるほど、発泡用網の側面の面積も増加する。一方、放射ノズルから泡水溶液を放射する際、発泡用網の側面から発泡機本体内の空気が漏れてしまう。そのため、発泡用網の側面から漏れる空気の量が増え、吸引した空気の全てではなく一部だけが発泡に利用されることになり、効率良く発泡が行えない、という問題があった。
又、放射ノズルから円錐状に放出された泡水溶液の一部は、発泡機本体の内壁に当たった後、該内壁を伝って発泡用網へ流れる。この時、発泡用網の側面は、発泡機本体の上下面を長手方向に延長した線と発泡用網の上面及び下面との間の角度と比較して、発泡機本体と浅い角度、例えば、発泡機本体の中心軸とほぼ平行、に設けられているので、前記内壁に沿って流れる泡水溶液は、発泡することなく発泡用網を通過してしまい、効率よく発泡が行えない、という問題があった。なお、ここで示す浅い角度とは、発泡機本体の側面を長手方向に延長した線と発泡用網の側面との間の角度をいい、発泡機本体の上下面を長手方向に延長した線と発泡用網の上面及び下面との間の角度より、この角度の値が小さいことをいう。
本発明は、事情に鑑み、発泡倍率の向上を図ることを目的とする。
この発明は、筒状に形成された発泡機本体と、該発泡機本体の先端側に設けられた発泡用網と、前記発泡機本体内部の後端側に設けられ、前記発泡用網に向かって泡水溶液を放射する放射ノズルと、を備えた高膨張泡消火設備の発泡機において、前記発泡用網は、発泡機本体の中心軸に対して傾斜し、かつ、先端が前記中心軸上で交差する平面台形状の上網及び下網と、前記中心軸とほぼ平行に設けられ、かつ、前記上網及び下網によって形成される側部開口を閉鎖する三角形状の左側網及び右側網と、を備え、前記発泡用網の側面に、前記左側網及び右側網と別体に形成され、前記左側網及び右側網を覆う流体漏れ防止手段を設けたことを特徴とする。
この発明の前記流体漏れ防止手段は、前記左側網及び右側網と略同一形状に形成された穴の開いていない平坦な閉鎖板からなることを特徴とする。
この発明は、前記発泡用網の側面に、流体漏れ防止手段を設けたので、発泡機本体内を流下する泡水溶液等の流体は、前記側面から外に放出されることなく、全て上網及び下網に衝突し空気を巻き込んで発泡する。そのため、従来例に比べ、発泡率が著しく向上する。因みに、実験によると、本発明の発泡倍率と従来例の発泡倍率とを比較すると、本発明の方が断然良好であり、60倍の差が生じた。
本件発明の第1実施形態を示す斜視図である。 正面拡大図である。 背面拡大図である 図1のVI−VI線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 本件発明の第2実施形態を示す斜視図である。
この発明の第1実施形態を図1〜図5により説明する。
泡の放出区画である部屋には、高膨張泡消火設備の発泡機1が設けられている。この発泡機1は、発泡機本体3と該発泡機本体3の先端に突設された発泡用網10とを備えている。
前記発泡機本体3は、筒体であり、中心軸1Cに対して直交方向の縦断面は、略正方形状に形成されている。なお、ここで言う中心軸4とは、発泡機本体3の長手方向にのびる軸である。この中心軸4は、発泡機本体3の高さ方向の中心を通る平面上であって、発泡機本体3の左右両側面と並行に、且つ、等距離の位置にある直線を意味している。該発泡機本体3の後端側には、放射ノズル5が、例えば、1つ配設され、該放射ノズル5は、給水管7に連結されている。この給水管7は、泡水溶液を供給するポンプ(図示省略)に配管を介して連結されている。
前記発泡用網10は、前記発泡機本体3の先端から突出するように折り曲げられて三角柱状(断面三角形状)に形成されている。
即ち、前記発泡用網10は、互いに対向する上網10aと下網10b、互いに対向する右側閉鎖板11aと左側閉鎖板11b、とを備えている。
前記上網10aと下網10bは、平面台形状に形成され、発泡機本体3の中心軸4に対して同一傾斜角度で傾斜し、その先端10tは前記中心軸4上で交差している。前記上網10a及び下網10bの形状、長さ、傾斜角度等は、必要に応じて適宜選択されるが、前記傾斜角度は、閉鎖板と発泡機本体3の側面の長手方向の延長線上とがなす角度よりも大きくなっている。
前記右側閉鎖板11aと左側閉鎖板11bは、平面三角形状に形成され、前記発泡機本体の側面のほぼ延長線上に設けられ、前記上網10a及び下網10bによって形成される側部開口を閉鎖している。前記閉鎖板11a、11bは、流体漏れ防止手段の一例であり、穴の開いていない板で形成されているが、この板として、ステンレス、アルミ、プラスチックなどの様に、表面の摩擦係数が小さいものやベニヤ板などの様に表面の摩擦係数が大きいものなど、適宜選択される。
前記発泡用網10の中心軸方向4の長さL0は、前記発泡機本体3の長手方向の長さLのほぼ半分(L/2)に形成されている。前記発砲用網10の長さL0は、前記本体の長さを0.25倍した0.25L以上の範囲で適宜選択することができる。
次に、本実施形態の作動について説明する。部屋内で火災が発生すると、図示しない火災感知器が火災を検知し、制御盤に火災信号を送出する。そうすると、前記制御盤は、高膨張泡消火設備を起動させるので、発泡機本体3内に室内空気A、即ち、前記発泡機3が配設されている近傍の部屋の空気A、が開口部3mから吸引されるとともに、放射ノズル5から泡水溶液Wが液滴となって放射状に放出される。
前記放射状に放出された泡水溶液Wは、空気Aと共に発泡用網10に向かって流下し、該発泡用網10に衝突して発泡するが、その外側の泡水溶液は発泡機本体3の内壁に衝突して進行方向を変えられながら、該内壁に沿って流下する。
この時、発泡用網10の側面には、前記内壁に連続する閉鎖板11a、11bが設けられているので、前記内壁に沿って流下する泡水溶液W及び空気A(「流体WA」という)は、前記閉鎖板11a、11bにより進行方向を規制され、該発泡用網10の側面から漏れ出ることはできない。そのため、放射ノズル5から放射された流体WAは、全部、上網10a又は下網10bと衝突して発泡することになるので、従来例に比べ、大幅に発泡倍率を向上させることができる。また、前記閉鎖板11a、11bは、前記上下網10a、10bによって形成される、側部開口と略同一形状(平面三角形)に形成されている。そのため、美観に優れるという効果を有するとともに、前記上下網10a、10bの強度が増すという効果を奏する。
この発明の第2実施形態を図6により説明するが、図1〜図5と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。この実施形態と前記第1実施形態との相違点は、発泡用網10の上網10a及び下網10bのみを網にする代わりに、その全面、即ち、上記上面下面左側面及び右側面を上網10a、下網10b、右側網10c、左側網10dで形成する。そして、第1実施形態の流体漏れ防止手段の代わりに、流体漏れ防止手段として、前記左右の側網10c、10dを覆う左右の閉鎖板21a、21bを設けたことである。
前記閉鎖板21a、21bは、穴の開いていない平坦な閉鎖板であり、前記発泡用網10と別体に形成されているが、前記左右の側網10c、10dと略同一形状(平面三角形)に形成されている。又、前記左右の閉鎖板21a、21bの内側には、発泡用網10の係合部に係止する複数の側板固定部23が設けられている。この側板固定部23は、前記閉鎖板21a、21bの底辺内側及び斜辺内側にそれぞれ間隔をおいて2個配設されているが、その個数や配設位置等は、必要に応じて適宜選択される。
前記閉鎖板21a、21bは、前述のように、発泡用網10と別体に形成されているので、全面が網で形成された既存の発泡用網にも後から取り付けることができる。そのため、第1実施形態の如き特殊形状の発泡用網を準備しなくても、容易に本件発明を実施することができる。又、前記閉鎖板21a、21bは、前述のように、左右の側網10c、10dと略同一形状(平面三角形)に形成されている。そのため、前記閉鎖板21a、21bが必要以上に突出せず、美観に優れているという効果を有する。
1 発泡機
3 発泡機本体
5 放射ノズル
10 発泡用網
10a 上網
10b 下網
10c 右側網
10d 左側網
11a 右側閉鎖板
11b 左側閉鎖板
21a 右側閉鎖板
21b 左側閉鎖板

Claims (2)

  1. 筒状に形成された発泡機本体と、該発泡機本体の先端側に設けられた発泡用網と、前記発泡機本体内部の後端側に設けられ、前記発泡用網に向かって泡水溶液を放射する放射ノズルと、を備えた高膨張泡消火設備の発泡機において、
    前記発泡用網は、発泡機本体の中心軸に対して傾斜し、かつ、先端が前記中心軸上で交差する平面台形状の上網及び下網と、前記中心軸とほぼ平行に設けられ、かつ、前記上網及び下網によって形成される側部開口を閉鎖する三角形状の左側網及び右側網と、を備え、
    前記発泡用網の側面に、前記左側網及び右側網と別体に形成され、前記左側網及び右側網を覆う流体漏れ防止手段を設けたことを特徴とする高膨張泡消火設備の発泡機。
  2. 前記流体漏れ防止手段は、前記左側網及び右側網と略同一形状に形成された穴の開いていない平坦な閉鎖板からなることを特徴とする請求項1記載の高膨張泡消火設備の発泡機。
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