JP5703034B2 - 高膨張泡消火方法及びそれに用いる高膨張泡消火設備 - Google Patents

高膨張泡消火方法及びそれに用いる高膨張泡消火設備 Download PDF

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Description

この発明は、高膨張泡消火方法及びそれに用いる高膨張泡消火設備に関する。
従来より、例えば、石油タンクのピット、石油コンビナートのカルバート、或いは、船室、船倉、工場、駐車場、各種危険物施設などには泡消火設備が設けられている。その中でも、数十倍から1000倍程度(1000倍以上のこともある。)の高い発泡倍率で発泡させたいわゆる高膨張の消火用泡を放出して、火災の消火を行う高膨張泡消火設備(例えば、特許文献1参照)が存在している。
特開平06−165837号公報
この種の高膨張泡消火設備は、通常、泡消火薬剤と消火用水とを混合してなる泡水溶液を発泡網に当てることで、高膨張の消火用泡が生成される。この高膨張の消火用泡が生成される際の泡水溶液の使用量を低減することができれば、省資源化することができるのは勿論のこと、泡消火薬剤や消火用水のタンク等の容量を小さくすることができる。従って、設備費の低廉化もすることができる。
高膨張泡消火設備は、消火区画内を高膨張の消火用泡で埋め尽くして窒息消火を行う。そのため、泡水溶液の使用量を低減する場合、それでも消火用泡で消火区画内を必要な程度埋め尽くすことができるようにするためには、消火用泡の発泡倍率をより高める必要がある。
しかしながら、従来の高膨張泡消火設備においては、消火用泡の発泡倍率はその放出開始から停止まで一定であった。従って、消火用泡の発泡倍率をより高めただけでは、消火用泡が全体的に火炎や熱気流によって消泡し易くなって、その消火性能を低下させるだけである。
この発明は、前記の事情に鑑み、高膨張の消火用泡による消火性能を低下させないようにしつつも、泡水溶液の使用量を低減することができる高膨張泡消火方法及びそれに用いる高膨張泡消火設備を提供することを目的とする。
この発明は、泡水溶液を放射ノズルから放射し、発泡網に当てることにより高い発泡倍率で発泡させて、泡水溶液を高膨張の消火用泡として放出する発泡機を備えた高膨張泡消火設備を用いて消火を行う高膨張泡消火方法であって、第1の発泡倍率の消火用泡を放出する第1の泡放出工程と、該第1の発泡倍率よりも高い第2の発泡倍率の消火用泡を放出する第2の泡放出工程とを含み、ここで、該第1の泡放出工程で放出される消火用泡が、該第2の泡放出工程で放出される消火用泡の下方又は上方に位置するように放出されるものであり、又、該第1の泡放出工程と該第2の泡放出工程とが前後して実行されるものであり、そして、放出された消火用泡の堆積高さを測定する泡測定工程を更に含み、放出された消火用泡の堆積高さが所定の高さになったときに、該第1の泡放出工程から切り換えられて、該第2の泡放出工程が実行されるものであるか、又は、該第2の泡放出工程から切り換えられて、該第1の泡放出工程が実行されるものであることを特徴とする高膨張泡消火方法である。
又、この発明は、泡水溶液を放射ノズルから放射し、発泡網に当てることにより高い発泡倍率で発泡させて、泡水溶液を高膨張の消火用泡として放出する発泡機を備えた高膨張泡消火設備を用いて消火を行う高膨張泡消火方法であって、第1の発泡倍率の消火用泡を放出する第1の泡放出工程と、該第1の発泡倍率よりも高い第2の発泡倍率の消火用泡を放出する第2の泡放出工程とを含み、ここで、該第1の泡放出工程で放出される消火用泡が、該第2の泡放出工程で放出される消火用泡の下方又は上方に位置するように放出されるものであり、又、該第1の泡放出工程と該第2の泡放出工程とが前後して実行されるものであり、そして、高さ方向の火源の位置を検出する火源位置検出工程を更に含み、火源が下方領域にあるときは、先ずは該第1の泡放出工程が実行され、その後に該第2の泡放出工程が実行されるものであり、又、火源が上方領域にあるときは、先ずは該第2の泡放出工程が実行され、その後に該第1の泡放出工程が実行されるものであることを特徴とする高膨張泡消火方法である。
又、この発明は、泡水溶液を放射ノズルから放射し、発泡網に当てることにより高い発泡倍率で発泡させて、泡水溶液を高膨張の消火用泡として放出する発泡機を備えた高膨張泡消火設備を用いて消火を行う高膨張泡消火方法であって、第1の発泡倍率の消火用泡を放出する第1の泡放出工程と、該第1の発泡倍率よりも高い第2の発泡倍率の消火用泡を放出する第2の泡放出工程とを含み、該第1の泡放出工程で放出される消火用泡が、該第2の泡放出工程で放出される消火用泡の側方に位置するように放出されるものであり、又、該第1の泡放出工程と該第2の泡放出工程とが同時に実行されるものであることを特徴とする高膨張泡消火方法である。
又、この発明は、泡水溶液を複数の放射ノズルから放射し、発泡網に当てることにより高い発泡倍率で発泡させて、泡水溶液を高膨張の消火用泡として放出する発泡機を備えた高膨張泡消火設備であって、該複数の放射ノズルが1以上の第1の放射ノズルと第2の放射ノズルを含み、該第1の放射ノズルと該第2の放射ノズルの両方から泡水溶液を放射し、第1の発泡倍率で泡水溶液を発泡させて、第1の発泡倍率の消火用泡を放出するか、或いは、該第2の放射ノズルからは泡水溶液を放射せずに、該第1の放射ノズルからは泡水溶液を放射し、該第1の発泡倍率よりも高い第2の発泡倍率で泡水溶液を発泡させて、第2の発泡倍率の消火用泡を放出するかを切り換える切換手段を更に備えていることを特徴とする高膨張泡消火設備である。
尚、該第1の放射ノズルは、該第1の泡水溶液供給管から供給される泡水溶液を放射するものであり、又、該第2の放射ノズルは、該第2の泡水溶液供給管から供給される泡水溶液を放射するものであり、そして、該切換手段は、該第2の泡水溶液供給管から該第2の放射ノズル群に泡水溶液を供給するか、或いは、供給しないかを切り換える開閉弁とすることができる。
又、該発泡機から放出された消火用泡の堆積高さを測定する測定手段を更に備えており、該測定手段が消火用泡の所定の堆積高さを測定したときに、該切換手段が切換動作するよう構成されているものとすることができる。
又、この発明は、該発泡機を複数備えると共に、該切換手段を複数備え、該複数の発泡機のそれぞれが該第1の発泡倍率又は該第2の発泡倍率の消火用泡を放出可能であり、そして、該複数の発泡機は、火源近傍に位置する発泡機が該第1の発泡倍率の消火用泡を放出し、その他の発泡機が該第2の発泡倍率の消火用泡を放出するよう構成されていることを特徴とする高膨張泡消火設備である。
この発明においては、第1の発泡倍率の消火用泡を放出することと、その第1の発泡倍率よりも高い第2の発泡倍率の消火用泡の放出することにより、消火をすることができる。より詳しく述べると、第1の発泡倍率の消火用泡は火炎や熱気流によって消泡し難い程度の発泡倍率にして、その消火性能が低下しないようにする。そして、第2の発泡倍率の消火用泡は、泡水溶液の使用量を低減することで、第1の発泡倍率より高い発泡倍率の消火用泡を生成する。これによって、消火性能が高い発泡倍率のみで消火区画内を埋め尽くす従来の高膨張泡消火設備より少ない泡水溶液の量で消火区画内を必要な程度埋め尽くすことができる。
従って、この発明によれば、高膨張の消火用泡による消火性能を低下させないようにしつつも、泡水溶液の使用量を低減することができる高膨張泡消火方法及びそれに用いる高膨張泡消火設備を提供することができる。
この発明の高膨張泡消火設備の一実施形態を示し、その設備のシステム構成図である。 同上の設備の発泡機等一部を拡大して示した図である。 同上を示し、消火用泡の放出の一態様を側面視で示した説明図である。 同上を示し、消火用泡の放出の他の態様を平面視で示した説明図である。
この発明の高膨張泡消火方法及び高膨張泡消火設備の実施形態について、所謂インサイドエア式且つアスピレート式の発泡機(発泡機に室内の空気を吸引させる方式)を備えた高膨張泡消火設備に適用する場合を例に図面に従って説明する。尚、この発明は、所謂アウトサイドエア式且つファン式の発泡機(発泡機に室外の空気を吸引させる方式)を備えた高膨張泡消火設備に適用することもできる。
先ず、高膨張泡消火設備の実施形態について説明する。
図1は、高膨張泡消火設備が工場の工作室Rを防火区画として、高膨張泡消火設備1が設置される場合のそのシステム構成の概要を示したものである。図2は、その高膨張泡消火設備1が備える発泡機2を平面視で内部構成と共に拡大して示したものである。高膨張泡消火設備1は、工作室R内に高膨張の消火用泡Fを放出する発泡機2と、火災を検出する火災警報器3と、消火用泡の堆積の高さを測定するセンサ9が設けられている。発泡機2は消火水が貯蔵される消火水タンク4及び泡消火薬剤が貯蔵される泡消火薬剤タンク6に混合器7を介して泡水溶液供給管Pで接続されている。火災警報機3とセンサ9は、発泡機2への泡水溶液の供給等を制御する制御装置8と信号線Lを介してそれぞれ接続されている。発泡機2が泡水溶液を発泡させて、消火用泡Fとして放出することより、火源、例えば工作機械M等を覆いながら、工作室R内を必要な程度埋め尽くすことができるようになっている。
発泡機2は、先端に断面山形状の発泡網2bを有すると共に、内部の後端側に、泡水溶液を発泡網2bに向けて放射する複数の放射ノズル2nを有する筒状の発泡機本体2aによって構成されたものとなっている。発泡機2は、放射ノズル2nから放射された泡水溶液を発泡網2bに当てることにより高膨張泡を放出する。尚、発泡機2は、前記のように、所謂インサイドエア式且つアスピレート式のものであり、消火用泡Fの発泡に際し、工作室R内の空気を吸引するものとなっており、且つ、空気の吸引を放射ノズル2nが泡水溶液を放射することによって生じる負圧によってするものとなっている。
そして、発泡機2に泡水溶液を供給する泡水溶液供給管Pは、直接発泡機2に至る第1の泡水溶液供給管P1と、開閉弁10を介して発泡機2に至る第2の泡水溶液供給管P2に分岐部PBで分岐している。又、発泡機2の複数の放射ノズル2nは、第1の泡水溶液供給管P1の末端に接続された第1の放射ノズル2n−1の群と、第2の泡水溶液供給管P2の末端に接続された第2の放射ノズル2n−2の群とからなる。第1の放射ノズル2n−1の群と第2の放射ノズル2n−2の群は、第1の放射ノズル2n−1と第2の放射ノズル2n−2とが発泡機本体2aの幅方向同一直線上に交互に並んで配置されている。そして、発泡機2は、切り換え手段である開閉弁10の開閉動作により、発泡倍率を切り換えることができる。具体的には、開閉弁10を開いた状態にすることで、第1の放射ノズル2n−1の群と第2の放射ノズル2n−2の群の両方から泡水溶液を放射させて、発泡網2bに当てることにより第1の発泡倍率の消火用泡を放出する。或いは、開閉弁10を閉じることで、第2の放射ノズル2n−2の群からは泡水溶液を放射させずに、第1の放射ノズル2n−1の群からは泡水溶液を放射させて発泡網2bに当てる。これにより、前者の第1の放射ノズル2n−1の群と第2の放射ノズル2n−2の群の両方から泡水溶液を放射させる場合よりも泡水溶液を放射させる放射ノズル2nの数を少なくする。つまり、使用する泡水溶液の量が少なくなるため、放出された泡水溶液の大部分が発泡するので、発泡倍率が高くなる。より詳しく述べると、高膨張泡を生成する発泡網2bの面積は常に一定である。この発泡網2bに対して最も効率よく発泡する条件が1[リットル]の泡水溶液を放射した場合について説明する。このとき、発泡機本体2aの後端側から取り込まれる空気の量を1000[リットル]と、生成される高膨張泡を1[m]とすると、放出した泡水溶液に対する発泡倍率は1000[倍]となる。これに対し、放射ノズル2nの数を倍にし、同じ発泡網2bに2[リットル]の泡水溶液を放射した場合について説明する。このとき、上記と同じ勢いで泡水溶液が放射される場合、理論上発泡機本体2aの後端側から取り込まれる空気の量は2000[リットル]となる。そして、生成される高膨張泡は2[m]となるため、発泡倍率は1000[倍]となる。ところが実際には、高膨張泡を生成する発泡網2bの面積は常に一定なため、必要以上に泡水溶液を供給すると、泡水溶液の一部は発泡を行う際、余分に泡水溶液を利用して発泡するため、効率よく発泡が行われず、生成される高膨張泡の量は2[m]より少なくなる。その結果発泡倍率は低下する。しかし、1つの泡に対して使用される泡水溶液の量は多くなるため、火炎や熱気流によって消泡し難くなるので、消火性能は高くなる。これに対し、最も効率よく発泡が行われた高膨張泡は、余分に泡水溶液を利用して発泡した高膨張泡よりも消火性能は低くなるが、その分少ない泡水溶液の量で発泡が行われる。従って、このように、開閉弁10の開閉操作によって消火用泡の放出の途中で、その発泡倍率を、第1の発泡倍率から第2の発泡倍率へと、或いは、第2の発泡倍率から第1の発泡倍率へと切り換えることができるようになっている。
尚、開閉弁10は信号線Lを介して制御装置8と接続されており、制御装置8によりその開閉動作を制御することができるようになっている。さらに、本実施形態において、高膨張泡消火設備1は、前記のように、消火用泡の堆積の高さを測定するセンサ、例えば水位センサ9を備えており、又、その水位センサ9も信号線Lを介して制御装置8と接続されている。発泡機2が消火用泡を工作室R内に放出すると、消火用泡Fが工作室R内に堆積される。水位センサ9は放出された消火用泡の所定の堆積の高さを検出すると、制御装置8に高さ検出信号を送信する。制御装置8は、高さ検出信号を受信すると、開閉弁10に開閉信号を送信し、開閉弁10を開閉動作させて、発泡機2が放出する消火用泡の発泡倍率を、第1の発泡倍率から第2の発泡倍率へと、或いは、第2の発泡倍率から第1の発泡倍率へと切り換えることができるようになっている。
ここで、発泡機2は、前記の通り、第1の発泡倍率の消火用泡を放出するか、或いは、第2の発泡倍率の消火用泡を放出するかを切り換えることができるようになっているが、第1の発泡倍率としては、その倍率の消火用泡が火炎や熱気流によって簡単には消泡しないように、例えば、200倍乃至800倍の範囲内で適宜設定することができ、具体的には、例えば、500倍程度とすることができる。第2の発泡倍率としては、第1の発泡倍率よりも高いものであれば、その発泡に要する泡水溶液の量を少なくすることができることから、第1の発泡倍率よりも高い範囲内で適宜設定することができる。例えば、第1の発泡倍率に対して2倍程度高いものとすることができ、具体的には、第1の発泡倍率が500倍程度であれば、第2の発泡倍率は1000倍程度とすることができる。
尚、本実施形態において、第1の放射ノズル2n−1の群のノズル数と第2の放射ノズル2n−2の群のノズル数とを同じにしている。つまり、第1の発泡倍率で発泡させる場合のノズル数と、第2の発泡倍率で発泡させる場合のノズル数の比を2:1としている。これにより、例えば、前記のように、第1の発泡倍率を500倍程度にした場合、第2の発泡倍率はその2倍の1000倍程度にすることができるものとなっている。ここで、第1の放射ノズル2n−1の群のノズル数と第2の放射ノズル2n−2の群のノズル数とは同じでなくてもよい。又、そのノズル数の組み合わせ次第で、第1の発泡倍率に対する第2の発泡倍率の高さを所望に設定することができる。更に、第2の泡水溶液供給管P2(開閉弁10を含む)及び第2の放射ノズル2n−2の群を、複数設けるようにしてもよく、そのようにすることで、発泡機2から更に異なる発泡倍率の消火用泡を放出させることができる。
又、本実施形態において、第1の放射ノズル2n−1の群と第2の放射ノズル2n−2の群は、第1の放射ノズル2n−1と第2の放射ノズル2n−2とが発泡機本体2aの幅方向に交互に並んで配置されている。この配置構造により、第2の放射ノズル2n−2の群への泡水溶液の供給を絶った場合でも、第1の放射ノズル2n−1の群の発泡機本体2a内の配置が均等になる。このため、発泡機本体2aの後端側から空気を取り込む際、均等に空気を取り込むことが可能となる。
発泡機2は、前記のように、第1の発泡倍率で消火用泡を放出するか、或いは、第2の発泡倍率で消火用泡を放出するかを切り換えることができるようになっている。つまり、本実施形態において、高膨張泡消火設備1は、発泡機2を1機備え、1機の発泡機2から第1の発泡倍率の消火用泡と第2の発泡倍率の消火用泡とを前後して放出できるようになっている。それにより第1の発泡倍率の消火用泡と第2の発泡倍率の消火用泡といった異なる発泡倍率の消火用泡を消火区画内の上下に積層させて効率良く消火が行えるようになっている。
通常、火災は工作室R内の下の方、つまり床面付近で発生することが多いが、希に工作室Rの上の方、つまり天井付近で発生することもある。このとき、通常の高膨張泡消火設備は、一定の発泡倍率で高膨張の消火用泡を放出するため、工作室R内の上の方まで消火用泡を積み上げる速度に変化は無い。しかし、本願発明の高膨張泡消火設備1であれば、工作室R内の下の方を、発泡倍率の高い第2の発泡倍率の消火用泡で満たし、その後、第2の発泡倍率よりも低い発泡倍率である第1の発泡倍率の消火用泡を放射できる。そのため、早い時間で発泡倍率の高い消火用泡で工作室R内の下を埋め尽くし、その後、消火能力の高い消火用泡を工作室R内の上側に満たすことができるので、効率よく消火が行える。
より詳細に述べると、高膨張泡消火設備1は、本実施形態においては、図3(a)に示したように、工作室R内の下方領域R1に火源Xのある火災に対しては、開閉弁10を開状態とする。そして、発泡機2から第1の発泡倍率の消火用泡を放出して、火源Xを覆いつつ、火源Xのある下方領域R1に堆積させる。第1の発泡倍率の高膨張泡が、工作室R内に所定の高さまで堆積すると、工作室R内の壁面に設けられた水位センサ9が制御装置8に高さ検出信号を送信する。次いで、制御装置8は開閉弁10を閉動作させて閉状態に切り換えて、第2の発泡倍率の消火用泡を放出し、先に放出した第1の発泡倍率の消火用泡の上に第2の発泡倍率の消火用泡を積層させる。そして、第2の発泡倍率の消火用泡を上方領域R2まで堆積させることで、第1の発泡倍率の消火用泡で下方領域R1にある火源Xを覆いつつ、上下に積層させた第1の発泡倍率の消火用泡と第2の発泡倍率の消火用泡とで工作室R内全体を必要な程度埋め尽くすことができるものとなっている。又、図3(b)に示したように、工作室R内の上方領域R2に火源Xのある火災に対しては、開閉弁10を閉状態とする。そして、発泡機2から第2の発泡倍率の消火用泡を放出して、工作室R内の下方領域R1に堆積させる。第2の発泡倍率の消火用泡が工作室R内に所定の高さまで堆積すると、工作室R内の壁面に設けられた水位センサ9が制御装置8に高さ信号を送信する。次いで、開閉弁10を開動作させて開状態に切り換えて、第1の発泡倍率の消火用泡を放出し、先に放出した第2の発泡倍率の消火用泡の上に第1の発泡倍率の消火用泡を積層させる。そして、第2の発泡倍率の消火用泡を上方領域R2まで堆積させることで、第1の発泡倍率の消火用泡で上方領域R2にある火源Xを覆うことができる。このように本願発明は、上下に積層させた第1の発泡倍率と消火用泡と第2の発泡倍率の消火用泡とで工作室R内全体を必要な程度埋め尽くすことができるものとなっている。
ここで、高膨張泡消火設備1は、本実施形態においては、前記のように、放出した消火用泡の堆積の高さを測定することのできる水位センサ9を備えている。これにより、前記の火災時における開閉弁10の開閉の切り換えは、先に第1の発泡倍率又は第2の発泡倍率で放出された消火用泡が所定の高さまで堆積したことを水位センサ9が測定したときに、制御装置8を介してすることができるものとなっている。
更に、本実施形態において、高膨張泡消火設備1は、前記のように、発泡機を1機備え、その1機の発泡機2から第1の発泡倍率の消火用泡と第2の発泡倍率の消火用泡とを前後して放出するものとなっているが、システム構成の図示は省略するが、工作室R中に発泡機2を複数機備えるものとしても良い。つまり、第1の発泡倍率の消火用泡と第2の発泡倍率の消火用泡とを異なる発泡機2から放出して、第1の発泡倍率の消火用泡と第2の発泡倍率の消火用泡とを側方に隣接させて、工作室R内で堆積させるようにしてもよい。具体的には、例えば、図4に示したように、まず、工作室R内を平面4分割し、各領域をR1〜R4とする。各領域R1〜R4の壁面近傍に、本実施形態の発泡機2を1機ずつ設ける。次に、火源Xが工作室R内の領域R1にある場合、その火源Xの近傍に位置し、且つ領域R1にある発泡機2からは第1の発泡倍率の消火用泡を放出して、第1の発泡倍率の消火用泡で火源Xを覆いつつ堆積させる。これと同時に(前後させてもよいが、同時とした方が、初期消火の点で有利である。)、その他の領域R2、R3及びR4にある発泡機2からそれぞれ第2の発泡倍率の消火用泡を放出させる。第1の発泡倍率の消火用泡の側方に隣接させて堆積させることで、第1の発泡倍率の消火用泡で火源Xを覆いつつ、互いに側方に隣接させた第1の発泡倍率の消火用泡と第2の発泡倍率の消火用泡とで工作室R内全体を必要な程度埋め尽くすものとしてもよい。
これにより、工作室Rの平面を第1の発泡倍率の消火用泡だけでなく、第1の発泡倍率より高い第2の発泡倍率の消火用泡で工作室Rの平面を埋めることができる。従って、必要以上に泡水溶液を利用することなく、工作室R内を高膨張消火用泡で埋め尽くすことができるので、効率よく消火が行える。なお、工作室R内の火源の位置を検出するには、別途図示しない輻射式の炎検知器を用いることで、火源の位置を特定したり、図示しない防災センターの操作盤を操作することで、手動で開閉弁10の開閉状態を操作できるようにしても良い。
次に、この発明の高膨張泡消火方法の実施形態について説明する。
尚、この発明の高膨張泡消火方法は、第1の発泡倍率の消火用泡を放出する第1の泡放出工程と、第1の発泡倍率よりも高い発泡倍率の第2の発泡倍率の消火用泡を放出する第2の泡放出工程とを含んでいる。これらの工程には、まず、同一の発泡機によって、第1の泡放出工程と、第2の泡放出工程とを前後して実行し、第1の泡放出工程で放出する第1の発泡倍率の消火用泡と、第2の泡放出工程で放出する第2の発泡倍率の消火用泡の異なる発泡倍率の消火用泡を上下に積層させて防火区画に堆積させる形態がある。又、異なる発泡機によって、第1の泡放出工程と、第2の泡放出工程とを同時に(前後させてもよいが、同時とした方が、所期消火の点で有利である。)実行し、第1の泡放出工程で放出する第1の発泡倍率の消火用泡と、第2の泡放出工程で放出する第2の発泡倍率の消火用泡の異なる発泡倍率の消火用泡を側方に隣接させて防火区画に堆積させる形態とに大別することができる。前者の形態は前記の高膨張泡消火設備1において防火区画である工作室R中に発泡機2を1機以上備えているものによって実行することができ、後者の形態は前記の高膨張泡消火設備1において防火区画である工作室R中に発泡機2を複数機備えているものによって実行することができる。
前者の第1の発泡倍率の消火用泡と第2の発泡倍率の消火用泡とを上下に積層させて防火区画に堆積させる形態の場合について説明する。この場合、前記のように、高膨張泡消火設備1において、工作室R内に1機以上の発泡機2を備えているものによって実行することができる。具体的には、高さ方向の火源の位置を検出するために、工作室R内の壁面の高さ方向に図示しない赤外線式の炎検知器、又は投受光器からなる減光式の煙式感知器を複数台設け、火源の高さ方向の位置を検出できるようにする。即ち、高さ方向の火源の位置を検出する火源位置検出工程を更に含むことができるようにする。そして、炎検知器が工作室R内の下方領域R1又は上方領域R2で火災を検出すると、その火災信号が制御装置8に送られて、設備が起動する。このとき、例えば、図3(a)に示したように、火源Xが工作室R内の下方領域R1にあるものに対しては、開閉弁10の開状態から、先ず、発泡機2から前記の第1の発泡倍率の消火用泡を放出して、第1の泡放出工程を実行する。そして、工作室R内の下方領域R1に消火用泡が所定の高さまで堆積すると、水位センサ9が消火用泡が所定の高さまで積み上がったことを検出し、制御装置8に検出信号を送信する。検出信号を検出した制御装置8は、開閉弁10を閉動作させて閉状態に切り換え、前記の第2の発泡倍率の消火用泡を放出して、第2の泡放出工程を実行する。それにより、先に放出した第1の発泡倍率の消火用泡の上に第2の発泡倍率の消火用泡を積層させて、上方領域R2まで堆積させることができる。つまり、第1の発泡倍率の消火用泡で下方領域R1にある火源Xを覆いつつ、上下に積層させた第1の発泡倍率の消火用泡と第2の発泡倍率の消火用泡とで工作室R内全体を必要な程度埋め尽くして、工作室R内の下方領域R1に火源Xのある火災を消火する。又、例えば、図3(b)に示したように、火源Xが工作室R内の上方領域R2にあるものに対しては、壁面に設けた図示しない炎検知器が工作室R内の上方領域R2で火災を検出すると、火災信号を制御装置8に送信する。そして、開閉弁10の閉状態から、先ずは、発泡機2から前記の第2の発泡倍率の消火用泡を放出して、第2の泡放出工程を実行する。工作室R内の下方領域R1に、第2の発泡倍率の消火用泡が所定の高さまで堆積すると、水位センサ9がその高さを検出し、制御装置8に検出信号を送信する。検出信号を検出した制御装置8は、開閉弁10を開動作させて開状態に切り換え、前記の第1の発泡倍率の消火用泡を放出して、第1の泡放出工程を実行する。それにより、先に放出した第2の発泡倍率の消火用泡の上に第1の発泡倍率の消火用泡を積層させて、上方領域R2まで堆積させることができる。つまり、第1の発泡倍率の消火用泡で上方領域R2にある火源Xを覆いつつ、上下に積層させた第1の発泡倍率の消火用泡と第2の発泡倍率の消火用泡とで工作室R内全体を必要な程度埋め尽くし、工作室R内の上方領域R2に火源Xのある火災を消火する。
ここで、前者の第1の発泡倍率の消火用と第2の発泡倍率の消火用泡とを上下に積層させて防火区画に堆積させる形態の場合、放出された消火用泡の堆積高さを測定する泡測定工程を更に含むものとする。放出された消火用泡の堆積高さが所定の高さになったときに、第1の泡放出工程から第2の泡放出工程への切り換え、又は、第2の泡放出工程から第1の泡放出工程への切り換えを実行するものとしてもよい。具体的には、前記の高膨張泡消火設備1においては、前記のセンサ9によって、第1の発泡倍率又は第2の発泡倍率で先に放出した消火用泡の堆積の高さを測定する。そして、それが所定の高さを測定したときに、制御装置8を介して開閉弁10を開閉動作させて、第1の泡放出工程から第2の発泡倍率へと、又は、第2の泡放出工程から第1の泡放出工程へと切り換えるようにしてもよい。
後者の第1の泡放出工程で放出する第1の発泡倍率の消火用泡と、第2の泡放出工程で放出する第2の発泡倍率の消火用泡とを側方に隣接させて防火区画に堆積させる形態の場合について説明する。この場合、前記のように、高膨張泡消火設備1において、工作室R中に複数機の発泡機2を備えているものによって実行することができる。具体的には、火災警報器3が火災を感知し、その火災信号が制御装置8に送られて、設備が起動する。このとき、例えば、図4に示したように、火源Xが工作室R内の領域R1にある場合、その火源Xの近傍に位置する領域R1にある発泡機2に対応する開閉弁10は開状態とする。その他の領域R2、R3及びR4にある発泡機2に対応する開閉弁10は閉状態とする。これにより、領域R1にある発泡機2からは前記の第1の発泡倍率の消火用泡を放出して、第1の泡放出工程を実行して、第1の発泡倍率の消火用泡で火源Xを覆いつつ堆積させる。これと同時に、その他の領域R2、R3及びR4にある発泡機2からはそれぞれ前記の第2の発泡倍率の消火用泡を放出して、第2の泡放出工程を実行して、第1の発泡倍率の消火用泡の側方に隣接させて堆積させる。それにより、第1の発泡倍率の消火用泡で火源Xを覆いつつ、互いに側方に隣接する第1の発泡倍率の消火用泡と第2の発泡倍率の消火用泡とで工作室R内全体を必要な程度埋め尽くし、工作室R内の火源Xのある領域R1の火災を消火する。
以上、この発明の高膨張泡消火方法及び高膨張泡消火設備の実施形態について説明したが、何れの形態においても、前記の第1の発泡倍率の消火用泡を放出することと、その第1の発泡倍率よりも高い第2の発泡倍率の消火用泡の放出することとにより消火をすることになる。つまり、前記の第1の発泡倍率の消火用泡を放出することによって、その消火用泡が火炎や熱気流によって消泡し易くならないようにして、その消火性能を低下させないようにすることができると共に、前記の第2の発泡倍率の消火用泡を放出することによって、泡水溶液の使用量を低減し、より高い発泡倍率の消火用泡によって、第1の発泡倍率の消火用泡と共に防火区画内を必要な程度埋め尽くすことのできるものとなっている。言い換えれば、発泡倍率が低く、消泡し難い泡で火源を覆い、防護区画の火源以外の部分は、発泡倍率が高く、消泡し易い泡で埋め尽くすので、高膨張の消火用泡による消火性能を低下させないようにしつつも、泡水溶液の使用量を低減することができるものとなっている。
尚、上記の実施形態では、発泡倍率を変化させる方法として、放射ノズルを複数の群に分け、開閉弁10の操作で、泡水溶液を放射するノズル数を変化させたが、例えば、供給する泡水溶液に含まれる泡消火薬剤の濃度を変化させることで、発泡倍率を変化させるようにしても良い。又、監視カメラや現場操作盤を設け、手動で制御装置8を操作できるようにしても良い。
1:高膨張泡消火設備 2:発泡機 2a:発泡機本体 2b:発泡網
2n:放射ノズル 2n−1:第1放射ノズル 2n−2:第2放射ノズル
3:火災警報器 4:消火水タンク 5:ポンプ 6:泡消火薬剤タンク
7:混合器 8:制御装置 9:センサ 10:開閉弁
F:消火用泡 L:信号線 P:泡水溶液供給管 PB:分岐部
P1:第1の泡水溶液供給管 P2:第2の泡水溶液供給管 R:工作室
R1乃至R4:領域 X:火源

Claims (5)

  1. 泡水溶液を放射ノズルから放射し、発泡網に当てることにより高い発泡倍率で発泡させて、泡水溶液を高膨張の消火用泡として放出する発泡機を備えた高膨張泡消火設備を用いて消火を行う高膨張泡消火方法であって、
    第1の発泡倍率の消火用泡を放出する第1の泡放出工程と、該第1の発泡倍率よりも高い第2の発泡倍率の消火用泡を放出する第2の泡放出工程とを含み、
    ここで、該第1の泡放出工程で放出される消火用泡が、該第2の泡放出工程で放出される消火用泡の下方又は上方に位置するように放出されるものであり、又、該第1の泡放出工程と該第2の泡放出工程とが前後して実行されるものであり、
    そして、放出された消火用泡の堆積高さを測定する泡測定工程を更に含み、放出された消火用泡の堆積高さが所定の高さになったときに、該第1の泡放出工程から切り換えられて、該第2の泡放出工程が実行されるものであるか、又は、該第2の泡放出工程から切り換えられて、該第1の泡放出工程が実行されるものであることを特徴とする高膨張泡消火方法。
  2. 泡水溶液を放射ノズルから放射し、発泡網に当てることにより高い発泡倍率で発泡させて、泡水溶液を高膨張の消火用泡として放出する発泡機を備えた高膨張泡消火設備を用いて消火を行う高膨張泡消火方法であって、
    第1の発泡倍率の消火用泡を放出する第1の泡放出工程と、該第1の発泡倍率よりも高い第2の発泡倍率の消火用泡を放出する第2の泡放出工程とを含み、
    ここで、該第1の泡放出工程で放出される消火用泡が、該第2の泡放出工程で放出される消火用泡の下方又は上方に位置するように放出されるものであり、又、該第1の泡放出工程と該第2の泡放出工程とが前後して実行されるものであり、
    そして、高さ方向の火源の位置を検出する火源位置検出工程を更に含み、火源が下方領域にあるときは、先ずは該第1の泡放出工程が実行され、その後に該第2の泡放出工程が実行されるものであり、又、火源が上方領域にあるときは、先ずは該第2の泡放出工程が実行され、その後に該第1の泡放出工程が実行されるものであることを特徴とする高膨張泡消火方法。
  3. 泡水溶液を放射ノズルから放射し、発泡網に当てることにより高い発泡倍率で発泡させて、泡水溶液を高膨張の消火用泡として放出する発泡機を備えた高膨張泡消火設備を用いて消火を行う高膨張泡消火方法であって、
    第1の発泡倍率の消火用泡を放出する第1の泡放出工程と、該第1の発泡倍率よりも高い第2の発泡倍率の消火用泡を放出する第2の泡放出工程とを含み、
    該第1の泡放出工程で放出される消火用泡が、該第2の泡放出工程で放出される消火用泡の側方に位置するように放出されるものであり、又、該第1の泡放出工程と該第2の泡放出工程とが同時に実行されるものであることを特徴とする高膨張泡消火方法。
  4. 泡水溶液を複数の放射ノズルから放射し、発泡網に当てることにより高い発泡倍率で発泡させて、泡水溶液を高膨張の消火用泡として放出する発泡機を備えた高膨張泡消火設備であって、
    該複数の放射ノズルが1以上の第1の放射ノズルと第2の放射ノズルを含み、
    該第1の放射ノズルと該第2の放射ノズルの両方から泡水溶液を放射し、第1の発泡倍率で泡水溶液を発泡させて、第1の発泡倍率の消火用泡を放出するか、或いは、該第2の放射ノズルからは泡水溶液を放射せずに、該第1の放射ノズルからは泡水溶液を放射し、該第1の発泡倍率よりも高い第2の発泡倍率で泡水溶液を発泡させて、第2の発泡倍率の消火用泡を放出するかを切り換える切換手段を更に備えていることを特徴とする高膨張泡消火設備。
  5. 該発泡機を複数備えると共に、該切換手段を複数備え、該複数の発泡機のそれぞれが該第1の発泡倍率又は該第2の発泡倍率の消火用泡を放出可能であり、そして、該複数の発泡機は、火源近傍に位置する発泡機が該第1の発泡倍率の消火用泡を放出し、その他の発泡機が該第2の発泡倍率の消火用泡を放出するよう構成されていることを特徴とする請求項に記載の高膨張泡消火設備。
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