JP2014054475A - 防煙設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】火災区画と非火災区画とに区分するのに水幕を利用しつつも、非火災区画側に煙が拡散することを防止できる防煙設備を提供する。
【解決手段】水幕WCを形成する水幕形成機2であって、先端側と後端側にそれぞれ開口部3a,3bが形成されて、天井面C近傍に吸引用の隙間5が形成されるように設けられる筒状の本体3と、本体3の内部に設けられた噴霧ヘッド4とからなり、噴霧ヘッド4から水を噴射し、その水を本体の先端側開口部3aから放出して水幕WCを形成しつつ、噴霧ヘッド4から水を噴射する際に、本体3の後端側開口部3bから煙を内部に吸引し、その煙を水と共に本体3の先端開口部3aから床面Fに向かって外部に放出する水幕形成機2と、水幕形成機2から放出される水と煙を火災区画R1側へ偏向する偏向手段と、水幕形成機2と接して非火災区画R2側に設けられる垂れ壁6とを備えていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】水幕WCを形成する水幕形成機2であって、先端側と後端側にそれぞれ開口部3a,3bが形成されて、天井面C近傍に吸引用の隙間5が形成されるように設けられる筒状の本体3と、本体3の内部に設けられた噴霧ヘッド4とからなり、噴霧ヘッド4から水を噴射し、その水を本体の先端側開口部3aから放出して水幕WCを形成しつつ、噴霧ヘッド4から水を噴射する際に、本体3の後端側開口部3bから煙を内部に吸引し、その煙を水と共に本体3の先端開口部3aから床面Fに向かって外部に放出する水幕形成機2と、水幕形成機2から放出される水と煙を火災区画R1側へ偏向する偏向手段と、水幕形成機2と接して非火災区画R2側に設けられる垂れ壁6とを備えていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、火災発生箇所の空間を仕切り、煙が拡散するのを防止する防煙設備に関する。
従来、建物等の内部で発生した火災に対し、火災の拡大や煙の拡散を防止するために、火災発生箇所の空間を防火戸等で仕切って、火災発生箇所のある火災区画と火災発生箇所のない非火災区画(避難区画)とに区分することが一般に行われている。
しかしながら、この防火戸等の場合、閉鎖位置に物が置かれていたりすると、閉鎖させることができないことがあるという問題がある。
特開2004−313753号公報(特許文献1)には、トンネル形状の構築物等を対象に設けられる設備についてのものではあるが、噴霧ヘッドから水を噴霧して形成した水幕によって、煙を洗い流すと共に、対象の空間を複数の区画に区分し、それにより防火及び防煙をする技術が開示されている。
防火戸等に代えて、前記の特許文献に記載されているような水幕を用いることができれば、水幕の形成位置に障害物が置かれていたとしても、火災区画と非火災区画とに区分することができる。
しかしながら、前記の特許文献1に記載の水幕では、本願発明者の実験によると、水幕による洗い流しの効果は低いと考えられ、又、噴霧ヘッドからの水の噴霧によって、煙が非火災区画側に拡散してしまう可能性が高いことがわかった。
この発明は、前記の事情に鑑み、火災区画と非火災区画とに区分するのに水幕を利用しつつも、非火災区画側に煙が拡散することを防止できる防煙設備を提供することを目的とする。
この発明は、火災発生時、建物等の内部空間を水幕で仕切って、火災発生箇所のある火災区画と火災発生箇所のない非火災区画とに区分し、火災区画から非火災区画に煙が拡散するのを防止する防煙設備において、前記水幕を形成する水幕形成機であって、先端側と後端側にそれぞれ開口部が形成されて、天井面近傍に吸引用の隙間が形成されるように設けられる筒状の本体と、該本体の内部に設けられた噴霧ヘッドとからなり、該噴霧ヘッドから水を噴射し、その水を該本体の先端側開口部から放出して前記水幕を形成しつつ、該噴霧ヘッドから水を噴射する際に、該本体の後端側開口部から煙を内部に吸引し、その煙を水と共に該本体の先端開口部から床面に向かって外部に放出する水幕形成機と、該水幕形成機から放出される水と煙を前記火災区画側へ偏向する偏向手段と、前記水幕形成機と接して非火災区画側に設けられる垂れ壁と、を備えていることを特徴とする防煙設備である。
又、この発明は、前記偏向手段は、前記水幕形成機下方の前記非火災区画側の床面に立設されて設けられた立壁であることを特徴とする防煙設備である。
又、この発明は、前記偏向手段は、前記水幕形成機下方において前記火災区画側に向けて下降するように傾斜した傾斜面部を備えた床面であることを特徴とする防煙設備である。
又、この発明は、前記偏向手段は、前記噴霧ヘッドから噴射される水の方向が前記火災区画側に傾けた前記水幕形成機であることを特徴とする防煙設備である。
又、この発明は、前記偏向手段は、平常時は平らな床面に収納して設けられ、火災時に前記水幕形成機の動作と連動して形成されるように制御されることを特徴とする防煙設備である。
又、この発明は、前記水幕形成機、前記垂れ壁、前記偏向手段の少なくとも一つは複数設置され、火災発生時は、火災区画の場所に応じて、前記垂れ壁と前記水幕形成機との相対位置と、前記水幕形成機の噴射方向又は前記偏向手段の偏向方向と、を制御することを特徴とする防煙設備である。
この発明によれば、水幕形成機によって水幕を形成する際に、筒状の本体内で噴霧ヘッドから水を噴射することにより得られる減圧を利用して後端側開口部から煙を強い力で吸引して先端側開口部から水と共に勢いよく放出するエダクタ効果と偏向手段とによって煙の流れを火災区画側に偏向させることができる。
従って、この発明によれば、火災区画と非火災区画とに区分するのに水幕を利用しつつも、非火災区画側に煙が拡散することを防止できる防煙設備を提供することができる。
この発明の実施形態を図1乃至図4に基いて説明する。
先ず、図1及び図2に基いて、この発明の第1の実施形態の防煙設備1−1について説明する。
防煙設備1−1は、建物等の内部に設けられ、水幕形成機2で水幕WCを形成して、防煙対象の空間を仕切り、火災Xの発生箇所のある火災区画R1と火災Xの発生箇所がなく、人が避難する側となる非火災区画(避難区画)R2とに区分して、水幕WCにより火災区画R1から非火災区画R2への煙の流れを遮断し、煙が非火災区画R2側に拡散するのを防止するものである。
水幕形成機2は、先端側と後端側にそれぞれ開口部3a,3bが形成された筒状(角筒状)の本体3と、本体3の内部に設けられた噴霧ヘッド4(内部に設けられるものであるが、図示の便宜上、実線で示してある。)とからなり、防煙の対象である空間に、天井面Cの近傍に位置して、本体3の先端側開口部3aが床面Fに向かうと共に、本体3の後端側開口部3bが天井面Cに向かう向きで設けられており、又、本体3の後端側開口部3bと天井面Cとの間に煙吸引用の隙間5が形成されるように設けられている。
そして、水幕形成機2は、前記のように構成されていることで、噴霧ヘッド4から矢印A2方向(噴射方向の中心)に水を噴射し、噴射した水を本体3の先端側開口部3aから同矢印A3方向(放出方向の中心)に放出して水幕WCを形成し、水幕WCによって建物等の内部の空間を仕切り、火災区画R1と非火災区画R2に区分することができるようになっていると共に、噴霧ヘッド4から水を噴射する際に、天井面Cに沿って矢印A1方向に流れる煙を後端部側開口部3bから隙間5を介して吸引し、吸引した煙を噴霧ヘッド4から噴射した水と共に矢印A2方向及び矢印A3方向に順次沿って本体3の先端開口部3aから外部に放出することができるようになっている。
尚、水幕形成機2の配置について更に述べれば、本実施形態においては、本体3の上下方向の向きが垂直方向に沿う向きで設けられたものとなっており、又、噴霧ヘッド4の矢印A2方向の水の噴射方向の中心と、それに連続する本体3の先端開口部3aの矢印A3方向の水の放出方向の中心とが下方の床面Fに向けて垂直に向かう向きで設けられたものとなっており、更に、建物等の天井面Cに垂下して設けられている垂れ壁6(一般に、建物等の天井には、このような垂れ壁が防煙用に設けられている。)に本体3の側面が接するように火災区画R1側に隣接して設けられている(水幕形成機2の上方には煙の吸引用の隙間5が設けられているが、この垂れ壁6があることにより、煙が水幕形成機2の上方から非火災区画R2側に流れるのを防止することができるようになっている。)。
更に、垂れ壁6は、火災区画R1側と非火災区画R2側の天井面Cに収納して設けるようにし、火災発生時に、火災区画R1側から遠い方が水幕形成機2と連動して垂下して水幕形成機2の本体3の側面に接するように制御してもよい。この場合、前記R1と前記R2とで火災区画・非火災区画が逆になったときは、逆側の垂れ壁6が水幕形成機2と連動して垂下するように制御する。
又、水幕形成機2において、筒状の本体3は、幅方向の長さが防護対象の空間の幅方向に沿って略全幅に亘って延在するものとなっており、且つ、内部の噴霧ヘッド4は、本体3の幅方向に沿って複数が列状に配されたものとものとなっていて、防護対象の空間の幅方向の全幅に亘って水幕WCを形成することができるようになっている。
ここで、防煙設備1−1は、前記のように構成され、水幕形成機2が、先端側と後端側にそれぞれ開口部3a,3bが形成された筒状の本体3と、本体3の内部に設けられた噴霧ヘッド4とからなり、噴霧ヘッド4から矢印A2方向(噴射方向の中心)に水を噴射し、その水を本体3の先端側開口部3aから矢印A3方向(放出方向の中心)に放出して水幕WCを形成し、水幕WCによって建物等の内部の空間を仕切って、火災区画R1と非火災区画R2に区分することができるようになっていると共に、噴霧ヘッド4から水を噴射する際に、煙を後端部側開口部3bから吸引し、吸引した煙を噴霧ヘッド4から噴射した水と共に矢印A2方向及び矢印A3方向に沿って本体3の先端開口部3aから外部に放出することができるようになっていることで、水幕形成機2によって水幕WCを形成する際に、筒状の本体3内で噴霧ヘッド4から水を噴射することにより得られる減圧を利用して後端側開口部3bから強い力で吸引して先端側開口部3aから水と共に勢いよく放出するエダクタ効果によって、煙の流れを水幕WCに沿った方向へ偏向させることができる。
防煙設備1−1においては、水幕形成機2から放出した水と煙は床面Fまで至ると、そのままでは火災区画R1側に向けて矢印A4−1方向に反射するだけでなく、非火災区画R2側に向けて矢印A4−2方向にも反射することとなるが、防煙設備1−1は、本実施形態では、水幕形成機2から放出された水と煙を火災区画R1側へ偏向させる偏向手段として、床面F上に水幕形成機2の下方の非火災区画R2側に位置して設けられた立壁7を更に備えたものとなっており、非火災区画R2側に向けて矢印A4−2方向に反射する水と煙の流れを防止するようになっている。
従って、防煙設備1−1においては、本実施形態によれば、煙の流れとして、矢印A1方向から矢印A2方向及び矢印A3方向を介してA4−1方向に流れる流れ、即ち、火災区画R1内で天井面C、水幕WC及び床面Fに沿って順次流れるような矢印A5方向に沿った流れを形成することができ、それによって煙が非火災区画R2側に拡散するのを防止することができるようになっている。
次に、図3に基いて、この発明の第2の実施形態の防煙設備1−2について説明する。
第2の実施形態の防煙設備1−2は、第1の実施形態の防煙設備1−1における前記偏向手段としての床面F上の立壁7に代えて、噴霧ヘッド4から噴射される水の矢印A2方向の噴射方向中心が火災区画R1側に傾くように、本体3の先端側開口3aを火災区画R1側に傾けて前記偏向手段としたものである。
尚、その他の構成は、第1の実施形態の防煙設備1−1と同じである。
本実施形態の防煙設備1−2によれば、床面F上の立壁7はないものの、噴霧ヘッド4から噴射される水の矢印A2方向の噴射方向中心が火災区画R1側に傾いているので、それに連続する本体3の先端開口部3aから放出される水の矢印A3方向の放出方向中心も火災区画R1側に傾いており、水幕形成機2から放出した水と煙は床面Fまで至ると、火災区画R1側に向けて矢印A4−1方向に反射することとなり、非火災区画R2側に向けては反射しないこととなる。
即ち、本実施形態の防煙設備1−2も、第1の実施形態の防煙設備1−1と同様、水幕形成機2によって水幕WCを形成する際に、筒状の本体3内で噴霧ヘッド4から水を噴射することによる減圧を利用して後端側開口部3bから煙を強い力で吸引して先端側開口部3aから水と共に勢いよく放出するエダクタ効果によって、煙の流れを水幕WCに沿った方向へ偏向させることができるので、煙が非火災区画R2側に拡散するのを防止することができるようになっている。
次に、図4に基いて、この発明の第3の実施形態の防煙設備1−3について説明する。
第3の実施形態の防煙設備1−3は、第1の実施形態の防煙設備1−1における前記偏向手段としての床面F上の立壁7に代えて、床面F上に水幕形成機2の下方に位置して火災区画R1側に向けて下降するように傾斜する傾斜面部8を前記偏向手段としたものである。
尚、その他の構成は、第1の実施形態の防煙設備1−1と同じである。
本実施形態の防煙設備1−3によれば、床面F上の立壁7はないものの、水幕形成機2から放出した水と煙は床面Fまで至ると、火災区画R1側に向けて下降するように傾斜する傾斜面部8に衝突し、第2の実施形態の防煙設備1−2と同様、火災区画R1側に向けて矢印A4−1方向に反射することとなり、非火災区画R2側に向けては反射しないこととなる。
即ち、本実施形態の防煙設備1−3も、第1の実施形態の防煙設備1−1と同様、水幕形成機2によって水幕WCを形成する際に、筒状の本体3内で噴霧ヘッド4から水を噴霧することによる減圧を利用して後端側開口部3bから煙を強い力で吸引することができ、その強い力で吸引した煙を先端側開口部3aから水と共に勢いよく放出するエダクタ効果によって、煙の流れを水幕WCに沿った方向へ偏向させることができるので、煙が非火災区画R2側に拡散するのを防止することができるようになっている。
尚、以上の防煙設備1−1〜1−3は、煙のみならず、火災による有害ガスや煤等の燃焼生成物、熱気流が、非火災区画R2側へ流れ込むことを防止する効果も奏する。又、水幕WCによって、火災区画R1から非火災区画R2への輻射熱を遮蔽し、非火災区画R2の安全を図ることができるという効果も奏する。又、水幕WCを形成するための水噴霧によって、火災の拡大を抑制する効果も奏する。
以上、この発明の実施形態について詳細に説明したが、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨の範囲内で種々の変更等が可能である。
例えば、噴霧ヘッド4から放出する水に代えて、気体を用いても良い。そして、その気体は通常の空気に限らず、火災源に酸素を供給しないよう、酸素濃度を低めた空気、二酸化炭素、窒素、等であっても良い。
又、垂れ壁6は天井面Cに収納して設けるようにし、火災発生時に、水幕形成機2と連動して垂下して水幕形成機2の本体3の側面に接するように制御してもよい。又、第1の実施形態における防煙設備1−1の立壁7は、平常時には通行の障害となるので平らな床面Fに収納して設け、火災時に水幕形成機2と連動して床面Fから立設し、立壁7を形成するように制御してもよい。又、第3の実施形態における防煙設備1−3の傾斜面部8は、平常時は通行の障害となるので平らな床面Fに収納して設け、火災時に水幕形成機2と連動して水や空気等の流体で膨張させる等して、傾斜面部8を形成するように制御してもよい。
又、前記水幕形成機2、垂れ壁6、前記偏向手段の少なくとも一つは複数設置されるものとしてもよく、火災発生時に、火災区画R1の場所に応じて、前記垂れ壁6と前記水幕形成機2との相対位置と、前記水幕形成機2の噴射方向又は前記偏向手段の偏向方向と、を制御されるものとしてもよい。
例えば、垂れ壁6は、平常時は、R1側とR2側の両方の天井面Cに収納して設けるようにし、火災発生時に、火災区画R1側から遠い方の垂れ壁6、すなわちR2側の天井面Cに収納した垂れ壁6が、水幕形成機2と連動して垂下して水幕形成機2の本体3の側面に接するように制御してもよい。なお、前記R1と前記R2とで火災区画・非火災区画が逆になったときは、逆側の垂れ壁6が水幕形成機2と連動して垂下するように制御すればよい。
又、例えば、第1の実施形態の防煙設備1−1における立壁7は、平常時は、火災区画R1側と非火災区画R2側の両方の平らな床面Fに収納して設けるようにし、火災発生時に、火災区画R1側から遠い方の立壁7、すなわちR2側の床面Fに収納した立壁7が、水幕形成機2と連動して床面Fから立設し、立壁7を形成するように制御してもよい。なお、前記R1と前記R2とで火災区画・非火災区画が逆になったときは、逆側の立壁7が水幕形成機2と連動して立設するように制御すればよい。
又、例えば、第2の実施形態の防煙設備1−2における水幕形成機2は、噴射方向をR1側に傾けたものと、噴射方向をR2側に傾けたものと、をそれぞれ設け、火災発生時に、火災区画R1側の水幕形成機2を動作させるように制御してもよい。なお、前記R1と前記R2とで火災区画・非火災区画が逆になったときは、逆側、すなわちR2側の水幕形成機2を動作させるように制御すればよい。
又、例えば、第2の実施形態の防煙設備1−2における水幕形成機2は、噴射方向を可動とし、火災発生時に、火災区画R1側に向けて所定の角度で噴霧するように制御してもよい。なお、前記R1と前記R2とで火災区画・非火災区画が逆になったときは、水幕形成機2をR2側に向けるように制御すればよい。
又、例えば、第3の実施形態の防煙設備1−3における傾斜面部8は、平常時は、R1側に下降するように傾斜するものと、R2側に下降するように傾斜するものと、を平らな床面Fに収納して設け、火災発生時に、火災区画R1側に向かって下降するように傾斜する方の傾斜面部8を、水幕形成機2と連動して水や空気等の流体で膨張させる等して形成するように制御してもよい。なお、前記R1と前記R2とで火災区画・非火災区画が逆になったときは、R2側に向かって下降するように傾斜する方の傾斜面部8を膨張させるように制御すればよい。
又、例えば、平常時に平らな床面Fに収納される前記2つの傾斜面部8を、R1側とR2側のどちらにも傾斜可能な一つのものとして平らな床面Fに収納し、火災発生時に、水幕形成機2と連動して火災区画R1側に下降するように傾斜するように制御してもよい。
1−1〜1−3:防煙設備 2:水幕形成機 3:本体 3a:先端側開口部
3b:後端側開口部 4:噴霧ヘッド 5:隙間 6:垂れ壁 7:立壁
8:傾斜面部 A1:流れ方向(煙) A2:流れ方向(水と煙)
A3:流れ方向(水と煙) A4−1:流れ方向(水と煙)
A4−2:流れ方向(水と煙) A5:流れ方向(煙) C:天井面
F:床面 R1:火災区画 R2:非火災区画 WC:水幕 X:火災
3b:後端側開口部 4:噴霧ヘッド 5:隙間 6:垂れ壁 7:立壁
8:傾斜面部 A1:流れ方向(煙) A2:流れ方向(水と煙)
A3:流れ方向(水と煙) A4−1:流れ方向(水と煙)
A4−2:流れ方向(水と煙) A5:流れ方向(煙) C:天井面
F:床面 R1:火災区画 R2:非火災区画 WC:水幕 X:火災
Claims (6)
- 火災発生時、建物等の内部空間を水幕で仕切って、火災発生箇所のある火災区画と火災発生箇所のない非火災区画とに区分し、火災区画から非火災区画に煙が拡散するのを防止する防煙設備において、
前記水幕を形成する水幕形成機であって、先端側と後端側にそれぞれ開口部が形成されて、天井面近傍に吸引用の隙間が形成されるように設けられる筒状の本体と、該本体の内部に設けられた噴霧ヘッドとからなり、該噴霧ヘッドから水を噴射し、その水を該本体の先端側開口部から放出して前記水幕を形成しつつ、該噴霧ヘッドから水を噴射する際に、該本体の後端側開口部から煙を内部に吸引し、その煙を水と共に該本体の先端開口部から床面に向かって外部に放出する水幕形成機と、
該水幕形成機から放出される水と煙を前記火災区画側へ偏向する偏向手段と、
前記水幕形成機と接して非火災区画側に設けられる垂れ壁と、
を備えていることを特徴とする防煙設備。 - 前記偏向手段は、前記水幕形成機下方の前記非火災区画側の床面に立設されて設けられた立壁であることを特徴とする請求項1に記載の防煙設備。
- 前記偏向手段は、前記水幕形成機下方において前記火災区画側に向けて下降するように傾斜した傾斜面部を備えた床面であることを特徴とする請求項1に記載の防煙設備。
- 前記偏向手段は、前記噴霧ヘッドから噴射される水の方向が前記火災区画側に傾けた前記水幕形成機であることを特徴とする請求項1に記載の防煙設備。
- 前記偏向手段は、平常時は平らな床面に収納して設けられ、火災時に前記水幕形成機の動作と連動して形成されるように制御されることを特徴とする請求項2又は3に記載の防煙設備。
- 前記水幕形成機、前記垂れ壁、前記偏向手段の少なくとも一つは複数設置され、
火災発生時は、火災区画の場所に応じて、前記垂れ壁と前記水幕形成機との相対位置と、前記水幕形成機の噴射方向又は前記偏向手段の偏向方向と、を制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の防煙設備。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014180497A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | Nohmi Bosai Ltd | 防煙設備 |
JP2015171415A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | 株式会社大林組 | 加圧防排煙設備 |
JP2015196277A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写インクシートと熱転写受像シートのセットおよびそれを用いた画像形成方法 |
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- 2012-09-14 JP JP2012202323A patent/JP2014054475A/ja active Pending
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