JP4850874B2 - 高膨張泡消火設備 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、石油タンクのピット、石油コンビナートのカルバート、或いは、船室、船倉、駐車場、各種危険物施設などで、消火剤を泡状に放出し、消火作業を行う高膨張泡消火設備に関するものである。
高膨張泡消火設備は、一般に、筒状に形成された発泡機本体と、発泡機本体の先端側に設けられた発泡網と、発泡機本体内部の後端側に設けられ、発泡網に向かって泡水溶液を放出する放射ノズルとから構成されている。そして、放射ノズルから泡水溶液を放出し、放出された泡水溶液を発泡網に当てることにより発泡させ、火源を泡で埋め尽くし、窒息消火させる設備である。なお、高膨張泡消火設備における発泡倍率は、一般に500倍以上である。
高膨張泡消火設備においては、必要な発泡倍率を得るのに、空気をたくさん吸引する必要がある。そのため、発泡網と放射ノズルとの間に十分な間隔が設けられており、それに相応して発泡機本体の長さを長くする必要があることから、発泡機本体は一般に長いものとなっている。
また、高膨張泡消火設備において、発泡倍率を高めるには、泡水溶液が発泡網に接触する面積を大きくすることが考えられるが、従来例として、接触面積を大きくするのに、発泡網を平らなものではなく、円錐状にするか、又は発泡機本体の先端側中央で山形に突出するように折り曲げた形状にしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開昭58−10762号公報
前記のように、高膨張泡消火設備においては、一般に発泡機本体は長く、また発泡倍率を高めるために、発泡網の形状を円錐状や山形状とした場合は、長い発泡機本体からさらに発泡網が突出することとなるので、大きな設置スペースを占有してしまうという問題がある。
この発明は、前記の事情に鑑み、設置スペースを小さくできる高膨張泡消火設備を得ることを目的とする。
この発明は、天井面又は壁面等に設置され、筒状に形成された発泡機本体と、該発泡機本体の先端側に設けられた発泡網と、該発泡機本体の後端側に設けられ、該発泡網に向かって泡水溶液を放出する放射ノズルとを備えた高膨張泡消火設備であって、該発泡機本体及び該発泡網を上方に向かって折り畳み可能にする折り畳み機構を備えると共に、該発泡機本体及び該発泡網を下方に向かって自重を利用して伸展可能にする伸展機構を備えたことを特徴とする高膨張泡消火設備、である。
又、この発明は、前記高膨張泡消火設備であって、該発泡機本体は天板、底板及び左右一対の側板からなり、該左右一対の側板のそれぞれに該折り畳みと伸展の機構を設けたことを特徴とする高膨張泡消火設備、である。
又、この発明は、前記高膨張泡消火設備であって、該左右一対の側板のそれぞれが、該天板の側部に回動自在に取り付けられた上方側板と該底板の側部に回動自在に取り付けられた下方側板を有し、該折り畳みと伸展の機構として、該上方側板と該下方側板を回動自在に接続する回動接続部材を一つ以上有することを特徴とする高膨張泡消火設備、である。尚、該上方側板と該下方側板を回動自在に接続する回動接続部材としては、ヒンジ部材やピン接合部材を用いることができる。
尚、該発泡機本体は、前記天板等に代えて、伸展状態で筒状のスペースを形成するフレームユニット及びそれに被覆された不燃性の布材からなるものとすることができ、該フレームユニットは、例えば、前記天板に代わる上部フレームと、前記底板に代わる底部フレームと、前記左右一対の側板に代わる左右一対の側部フレームを有するものとすることができる。
又、この発明は、前記高膨張泡消火設備であって、該発泡網は、該発泡機本体の該天板の先端側に取り付けられた上方網と、該発泡機本体の該底板の先端側に取り付けられた下方網を有し、該上方網と該下方網の両先端部が伸展した状態で略山形の形状をなす先端山形部を形成することを特徴とする高膨張泡消火設備、である。
尚、該発泡網における該先端折り畳み部は、該上方網及び該下方網を折曲して形成したものとすることができ、又該上方網及び該下方網を回動部材を介して接続して形成したものとすることもできる。更に、該発泡網は側方折り畳み部をそれぞれ有する一対の側網を更に有するものとすることができ、該一対の側網は、該発泡機本体の該一対の側板の該上方側板及び該下方側板に取り付けたものとするか、又は該発泡網の該上方網及び該下方網に取り付けたものとすることができる。
又、この発明は、該発泡機本体及び該発泡網を折り畳んだ状態で保持し、又その状態から開放するロック/アンロック機構を更に有することを特徴とする高膨張泡消火設備、である。
この発明によれば、発泡機本体及び発泡網の折り畳みと伸展ができるので、使用に際し、平常時には、発泡機本体及び発泡網を上方に向かって折り畳んで、それらを高さ方向に小さくして、設置スペースを小さくした状態にできる。火災時には、発泡機本体及び発泡網を折り畳んだ状態から下方に向かって自重により伸展させる。つまり、高膨張泡消火の機能を所期の通り発揮できる状態にして、火災消火を行うようにすることができ、火災時における火災消火の機能を十分に確保しつつ、平常時には、その設置スペースを小さくできる高膨張泡消火設備を得ることができる。
この発明の実施の形態を図1乃至6に基づき説明する。尚、図1はこの発明の第1の実施の形態を示し、発泡機本体及び発泡網を折り畳んだ状態における斜視図、図2は同上を示し、発泡機本体及び発泡網を展開させた状態における斜視図、図3は同上を示し、発泡機本体及び発泡網を折り畳んだ状態における要部拡大断面図、図4は同上を示し、発泡機本体及び発泡網を展開させた状態における要部拡大断面図、図5はこの発明の第2の実施の形態を示し、発泡機本体及び発泡網を折り畳んだ状態における側面図、図6は同上を示し、発泡機本体及び発泡網を展開させた状態における部分拡大断面図を含む側面図である。
[第1の実施の形態]
先ず、この発明の第1の実施の形態を図1乃至4に基づき説明する。
高膨張泡消火設備1−1は、鋼材製の発泡機本体2と、該発泡機本体2の先端側に設けられた金属製の発泡網3と、該発泡機本体2の後端側に設けられた放射ノズル4等を備え、天井面Tにそれと略並行にボルト等により固定されて設置されている。尚、消火ノズル4は配管5を介して図示しない泡水溶液供給源に接続されている。
発泡機本体2と発泡網3は、折り畳みと伸展が可能に構成されており、図1及び図3に示される様に、折り畳んだ状態においては、発泡機本体2と発泡網3は、天井面Tに沿って折り重なる様に、上方の天井面Tに向かって折り畳まれて、高さ方向に設置スペースが小さい形になっている。又、図2及び図4に示される様に、伸展した状態においては、下方の図示しない床面に向かって自重により伸展して、高膨張泡消火設備の機能を発揮できる形になる様になっている。
発泡機本体2は、天板6、底板7、左右一対の側板8からなり、伸展した状態で略長方体状の筒体をなす。さらに一対の側板8のそれぞれは、上下に分割され、天板6の側部にそれに沿った軸回りに回動自在に、例えばピン接合により取り付けられた上方側板8aと、底板7の側部にそれに沿った軸回りに回動自在に、例えばピン接合により取り付けられた下方側板8bを有している。また上方側板8aと下方側板8bの間に設けられ、両者をそれらの長さ方向に沿った軸回りに回動自在に接続するヒンジ9を均等配置で三つづつ更に有している。このため上方側板8aと下方側板8bがヒンジ9により上下に回動して、上方への折り畳みと下方への自重による伸展ができる様になっており、それにより発泡機本体2の全体が上方への折り畳みと下方への自重による伸展ができる様になっている。尚、本実施の形態においては、上方側板8aと下方側板8bを外方回りに回動させるものとしているが、内方回りに回動するものとしてもよい。
発泡機本体2の後端側には枠状に形成された保護カバー19が設けられている。この保護カバー19は、消火用ノズル4に至る配管5が取り付けられ、消火用ノズル4が固定されるものであるが、消火用ノズル4を包囲できる様になっている。従って発泡機本体2を折り畳んでも、消火用ノズル4を外力から保護できるものとなっている。又、この保護カバー19にはその両側部に発泡機本体2の折り畳みと伸展をガイドする凹状の誘導レール19aが設けられている。そのため発泡機本体の折り畳みと伸展の際に、発泡機本体2の一対の側板8の下方側板8bと底板7とのそれぞれの接合部に設けられた図示しない凸状の摺動部が誘導レール15上を摺動することで、発泡機本体2の折り畳みと伸展を円滑にガイドできる様になっている。尚、保護カバー19に取り付けられる配管5を蛇腹管やスイベルジョイント等を用いて、発泡機本体2と同様に高さ方向に伸縮自在としてもよく、その場合併せて保護カバー19も折り畳みと伸展のできるものとしてもよい。又、保護カバー19は発泡機本体2と同じサイズである必要はなく、消火用ノズル4を包囲できる大きさであれば良い。誘導レール15は、保護カバー19と別体で設けても良いし、無くても良い。
発泡網3は、発泡機本体2の天板6の先端部にそれに沿う軸回りに回動自在に、例えばピン接合により取り付けられた上方網10と発泡機本体2の底板7の先端部にそれに沿う軸回りに回動自在に、例えばピン接合により取り付けられた下方網11を有している。また伸展した状態で、上方網10と下方網11の両先端部によって略山形に前方に突出する形状をなす先端山形部12が発泡網3の先端部に形成されるものとなっている。上方網10と下方網11は折曲自在な一枚の網体から構成され、先端山形部12は上方網10と下方網11を構成する網体を折曲することにより形成されている。更に、発泡網3は上方網10と下方網11の両側部にそれらとは分離可能な一対の側網13を更に有している。この一対の側網13はそれぞれ、発泡機本体2の一対の側板8の先端部にそれぞれ取り付けられており、又その側板8の上方側板8aと下方側板8bの境のそれぞれに連続する様に側方折曲部14を有している。この発泡網3は、先端部に有する先端山形部12と両側部に有する側方折曲部14により折り畳みと伸展ができる様になっており、質量がより大きい発泡機本体2に前記の様に取り付けられているので、発泡機本体2の折り畳みと伸展に追従して円滑に折り畳みと伸展ができる様になっている。
尚、本実施の形態においては、先端山形部12を上方網10と下方網11を構成する一枚の網体を折曲することにより形成したものとしているが、上方網10と下方網11を別の網体により構成し、両者をそれらの先端部に沿った軸回りに回動自在に例えばピン接合により接続したものとすることもできる。又、本実施の形態においては、一対の側網13は発泡機本体2の一対の側板8にそれぞれ取り付けられるものとしているが、発泡網3の上方網10と下方網11の両側部にそれぞれ取り付けられるものとすることもできる。更に、本実施の形態においては、発泡網3を発泡機本体2より山形に突出する形状のものとしているが、平板状のものとして、発泡機本体2の先端開口部を平坦に覆うものとすることもできる。
前記の様に、発泡機本体2と発泡網3は折り畳みと伸展が可能な構成となっているので、それらを有する高膨張泡消火設備1−1によれば、平常時には、発泡機本体2と発泡網3を上方の天井面Tに向かって折り畳んで、それらを高さ方向に小さくして、設置スペースが小さい形にしておき、火災時には、発泡機本体2と発泡網3を折り畳んだ状態から下方の床面に自重により即座に伸展させ、火災消火の機能を所期の通り発揮できる形にして、火災消火を行うようにすることができ、火災時における火災消火の機能を十分に確保しつつも、平常時には、その設置スペースを小さくすることができる。
更に、高膨張泡消火設備1−1は、図3及び4に示される様に、発泡機本体2と発泡網3を折り畳んだ状態で保持するロック機構15を有している。このロック機構15は、発泡機本体2の側板8の側方に設けられ、発泡機本体2を折り畳んだ状態において、下方側板8bの下面に当接可能な係止部材16を有しており、係止部材16が下方側板8bの下面に当接することで、側板8を折り畳んだ状態に保持し、それにより発泡機本体2と発泡網3を折り畳んだ状態に保持することができるものとなっている。尚、係止部材16は、棒状、板状等の形状とすることができる。
又、ロック機構15は、側板8の折り畳みを保持する状態から開放するアンロックもできるものとなっている。具体的には、ロック機構15において、係止部材16は、発泡機本体2の側板8とロック機構15との間で、下方側板8bの下面に当接するロック位置と当該下面に当接しない開放位置との間を進退可能に構成されている。ロック機構15は、係止部材16を常時開放位置側に付勢する例えばバネ17等の付勢部材と、係止部材16をロック位置に保持可能なラッチ18を有する。発泡機本体2の側板8を折り畳んだ状態において、係止部材16をロック機構15からロック位置まで引き出して、側板8の下方側板8bの下面に当接させて、その状態をラッチ18により保持し、側板8を折り畳んだ状態で保持することができる。ラッチ18を解除すれば、係止部材16はバネ17により開放位置に戻り、側板8を係止部材16による折り畳みの保持状態から開放して、発泡機本体2とそれに追従して発泡網3をそれらの自重により下方に伸展するせることができるものとなっている。
尚、ロック機構15は、火災時に自動的にアンロック動作をするものとすることができる。例えば、火災感知器からの火災感知信号や、火災による熱によって、所定の温度、例えば60℃で作動する感熱体を用いて、ラッチ18を解除動作させて、アンロック動作をするものとすることができる。
[第2の実施の形態]
次に、この発明の第2の実施の形態を図5及び図6に基づき説明する。尚、第1の実施の形態と同様の構成は同一図面符号を付して、その説明を省略する。
第2の実施の形態の高膨張泡消火設備1−2は、発泡機本体20が、伸展状態で略直方体の筒状のスペースを形成する鋼材製のフレームユニット21と、それに被覆された難燃性の布22からなるものとなっている。
フレームユニット21は、図示しない上部フレームと、図示しない底部フレームと、左右一対の側部フレーム23を有している。側部フレーム23は、上下に二分割されており、上方側部フレーム23aと下方側部フレーム23bを有している。上方側部フレーム23aと下方側部フレーム23bは、伸展した状態において、上下に接合可能となっており、その接合部分にそれぞれ対向して設けられた略L字状の接合部23c、23dが係合することで、両者が接合される様になっている。そして、下方側部フレーム23bが上方側部フレーム23aに沿って上方にスライド可能となっており、発泡機本体20の折り畳みの際は、下方側部フレーム23bを上方側部フレーム23aと重なるまでスライドできる様になっており、発泡機本体20の伸展の際は、下方側部フレーム23bがその略L字状の接合部23dが上方側部フレーム23aの略L字状の接合部23cと係合するまで下方にスライドできる様になっている。尚、本実施の形態においては、側部フレーム23を上下に二分割したものとしているが、更に分割、即ち三以上に分割してもよく、又、側部フレーム23をその下方側部フレーム23bが上下にスライドすることにより折り畳みと伸展ができるものとしているが、第1の実施の形態における上方側板8aと下方側板8bと同様に、上方側部フレーム23aと下方側部フレーム23bが回動することにより折り畳みと伸展ができるものとしてもよい。
発泡網3は、その上方網10がフレームユニット23の上部フレームの先端部に取り付けられ、その下方網11がフレームユニット23の下部フレームの先端部に取り付けられることにより、発泡機本体20のフレームユニット23の先端部に取り付けられている。尚、本実施の形態において、発泡網3の一対の側網は、上方網10と下方網11の両側部にそれぞれ取り付けられている。
本実施の形態においては、発泡機本体20よりも発泡網3の方が質量が大きいので、発泡網3の折り畳みと伸展を発泡機本体20の折り畳みと伸展に追従するものとした場合、両者の折り畳みと伸展が円滑に行えない可能性がある。そこで、発泡機本体20の折り畳みと伸展を発泡網3の折り畳みと伸展に追従するものとするために、本実施の形態においては、発泡機本体20と発泡網3の折り畳み状態の保持と開放を可能にするロック機構24を発泡網3側に設けたものとなっている。
即ち、ロック機構24を発泡機3の前方に設けることとし、発泡網3の前方に敷設されたレール部材25と、レール部材25上をスライドするスライド部材26と、スライド部材26と発泡網3の先端山形部12の頂部とを繋ぐ番線(ワイヤ)27を有するものとし、発泡網3を折り畳んだ状態においては、ロック機構24におけるスライド部材26を前方にスライドさせて、番線27を介して発泡網3の先端山形部12の頂部を前方に引っ張った状態で、スライド部材26の位置を図示しない固定手段により固定することで、発泡網3とそれと共に発泡機本体20を折り畳んだ状態で保持することができる様になっている。又、固定手段によるスライド部材26の位置固定の状態を解除し、スライド部材26をスライド可能にすることで、発泡網3とそれに追従して発泡機本体20をそれらの自重により伸展させることができる様になっている。尚、ロック機構24において、スライド部材26の位置の固定手段の解除は、第1の実施の形態のロック機構15と同様に火災時に自動的に行われるものとすることは勿論可能である。
前記の通り、発泡機本体20と発泡網3が折り畳みと伸展が可能な構成となっているので、本実施の形態の高膨張泡消火設備1−2によっても、平常時には、発泡機本体20と発泡網3を上方の天井面Tに向かって折り畳んで、それらを高さ方向に小さくして、設置スペースが小さい形にしておく。火災時には、発泡機本体20と発泡網3を折り畳んだ状態から下方の床面に自重により即座に伸展させ、火災消火の機能を所期の通り発揮できる形にして、火災消火を行うようにすることができ、火災時における火災消火の機能を十分に確保しつつも、平常時には、その設置スペースを小さくすることができる。
尚、前記第1及び2の実施の形態において、側板8又は側部フレーム23は高さ方向に上下に分割され、発泡機本体2又は20を上方へ折り畳めるようにしたが、側板8の下端と底板7の取付部又は側部フレーム23と底部フレームの取付部を回動自在に例えばピン接合しておき、天井面Tに発泡機本体2又は20の長手方向と直交する方向に誘導レールを設ける。さらに、左右一対の側板8をそれぞれ一枚の板にし、又は左右一対の側部フレーム23をそれぞれ一個のフレームにし、両側板8又は両側部フレーム23の上部に誘導レールに沿って動く移動部材、例えば車輪を設ける。このようにすることで、発泡機本体2又は20を上方に折り畳んだ際、左側の側板8の上部又は側部フレーム23の上部は左側へ、また右側の側板8の上部又は側部フレーム23の上部は右側へ広がるように誘導レールに沿って動き、側板8又は側部フレーム23が外側に開くように折り畳まれるようにしてもよい。
この発明の第1の実施の形態を示し、発泡機本体及び発泡網を折り畳んだ状態における斜視図である。 同上を示し、発泡機本体及び発泡網を展開させた状態における斜視図である。 同上を示し、発泡機本体及び発泡網を折り畳んだ状態における要部拡大断面図である。 同上を示し、発泡機本体及び発泡網を展開させた状態における要部拡大断面図である。 この発明の第2の実施の形態を示し、発泡機本体及び発泡網を折り畳んだ状態における側面図である。 同上を示し、発泡機本体及び発泡網を展開させた状態における部分拡大断面図を含む側面図である。
符号の説明
1−1,1−2 高膨張泡消火設備 2,20 発泡機本体
3 発泡網 4 消火用ノズル
5 配管 6 天板
7 底板 8 側板
8a 上方側板 8b 下方側板
9 ヒンジ部(回動部材) 10 上方網
11 下方網 12 先端山形部
15,24 ロック/アンロック機構

Claims (5)

  1. 天井面又は壁面等に設置され、筒状に形成された発泡機本体と、該発泡機本体の先端側に設けられた発泡網と、該発泡機本体の後端側に設けられ、該発泡網に向かって泡水溶液を放出する放射ノズルとを備えた高膨張泡消火設備であって、
    該発泡機本体及び該発泡網を上方に向かって折り畳み可能にする折り畳み機構を備えると共に、該発泡機本体及び該発泡網を下方に向かって自重を利用して伸展可能にする伸展機構を備えたことを特徴とする高膨張泡消火設備。
  2. 該発泡機本体は天板、底板及び左右一対の側板からなり、該左右一対の側板のそれぞれに該折り畳みと伸展の機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の高膨張泡消火設備。
  3. 該左右一対の側板のそれぞれが、該天板の側部に回動自在に取り付けられた上方側板と該底板の側部に回動自在に取り付けられた下方側板を有し、該折り畳みと伸展の機構として、該上方側板と該下方側板を回動自在に接続する回動接続部材を一つ以上有することを特徴とする請求項2記載の高膨張泡消火設備。
  4. 該発泡網は、該発泡機本体の該天板の先端側に取り付けられた上方網と、該発泡機本体の該底板の先端側に取り付けられた下方網を有し、該上方網と該下方網の両先端部が伸展した状態で略山形の形状をなす先端山形部を形成することを特徴とする請求項2又は3記載の高膨張泡消火設備。
  5. 該発泡機本体及び該発泡網を折り畳んだ状態で保持し、又その状態から開放するロック/アンロック機構を更に有することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の高膨張泡消火設備。
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