JP6247262B2 - 発泡器 - Google Patents

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Description

本発明は、高膨張泡消火装置に用いられる発泡器に関し、特には、発泡器を省スペース化することにより、当該発泡器が設置される空間の有効利用を図るものである。
例えば、自動車運搬船の貨物スペース(カーホールド)などの格納空間に設置される消火装置として、高膨張泡消火装置が知られている。高膨張泡消火装置は、界面活性剤や水(清水または海水)を含む混合溶液(発泡剤)を放射ノズルから発泡ネットに向けて放出するとともに空気を供給することにより、混合溶液の体積の700倍〜1000倍に発泡した泡を発生させ、この泡で燃焼火炎を包み込み、窒息効果により消火するものである。
高膨張泡消火装置は、ハロゲンガスやCO2ガスを用いた消火装置に比べて安全性が高く環境にも優しいことから、船舶の貨物スペース、機関室内などの火災に対する消火装置として多用されつつある。
そして、このような高膨張泡消火装置に用いられる発泡器としては、従来、円筒状に形成された胴部(胴体)と、当該胴部の先端に設けられた円錐台状の発泡ネットと、当該胴部内に設けられ、発泡ネットに向かって発泡剤を放射する放射ノズルとを備えたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−54583号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発泡器にあっては、円筒状の胴部及び円錐台状の発泡ネットが、船舶の貨物スペースにおいて大きな空間を占有し、積荷の積載量を減少させてしまうという問題があった。
それゆえ本発明は、発泡器の省スペース化により、当該発泡器が設置される空間の有効利用を可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の発泡器は、所定区画に設置される高膨張泡消火装置の一部を構成する発泡器であって、
送風機によって取り込まれた空気を前記所定区画に給する送風ダクトの矩形筒状部分に設置される発泡メッシュと、
前記送風ダクトの内部に配置され、前記発泡メッシュに向けて発泡剤を放射する放射ノズルとを備え、
前記発泡メッシュ及び前記放射ノズルが、ロッド状の連結部により一体に連結されてユニット化された状態で前記送風ダクトに取付け可能に構成されており、
前記送風ダクトの軸線方向の先端は底壁により閉鎖されており、
前記発泡メッシュは、前記送風ダクトの側壁に設けた開口を覆うように配置されることを特徴とする。
また、本発明の発泡器にあっては、前記発泡メッシュは、前記送風ダクトの側壁に設けた開口を覆うように配置されることが好ましい。
また、本発明の発泡器にあっては、前記発泡メッシュが平板状であることが好ましい。
また、本発明の発泡器にあっては、前記発泡メッシュが、前記送風ダクトの軸線方向の先端開口を覆うように配置されることが好ましい。
また、本発明の発泡器にあっては、前記発泡メッシュが、該発泡メッシュを取り囲むフレームに対してヒンジ部を介して開閉可能に構成されていることが好ましい。
また、本発明の発泡器にあっては、前記発泡メッシュが、折畳み可能に構成されていることが好ましい。
本発明によれば、発泡器の省スペース化により、当該発泡器が設置される空間を有効に利用することが可能となる。
本発明に係る発泡器の第1実施形態を示す斜視図である。 図1の発泡器を送風ダクトに取付けた様子を示す斜視図である。 (a)は、図1の発泡器を送風ダクトに取付けた様子を示す側面図であり、(b)は、従来の発泡器を送風ダクトに取付けた様子を示す側面図である。 複数の図1の発泡器を送風ダクトに取付けた様子を示す斜視図である。 複数の図1の発泡器を送風ダクトに横向きに取付けた様子を示す斜視図である。 本発明に係る発泡器の第2実施形態を示す斜視図である。 複数の図6の発泡器を送風ダクトに取付けた様子を示す斜視図である。 本発明に係る発泡器の第3実施形態を示す斜視図である。 (a)は、図3の発泡器において発泡メッシュを折畳んだ状態を示す側面図であり、(b)は、発泡メッシュを展開した状態を示す側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る発泡器の一実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかる発泡器1を示している。本実施形態の発泡器1は、多数の孔が形成された発泡メッシュ2と、発泡メッシュ2に向かって発泡剤を放射する放射ノズル3とを連結部4により一体に連結してユニット化したものであり、この発泡器1を後述する送風ダクト6の矩形筒状部分に直接、設置して用いるものである。
ここで、本実施形態の発泡器1は、高膨張泡消火装置の一部を構成するものであり、例えば、自動車運搬船における自動車の貨物スペースに設置することができる。自動車運搬船における貨物スペースは多層状に区画されており、それぞれの区画には換気用の送風手段が設けられている。図3(a)には、多層状に区画された貨物スペースにおける区画S4を換気するための送風機5及び矩形筒状(角筒状)の送風ダクト6が示されている。当該送風ダクト6に本実施形態の発泡器1を設置することで、通常時には換気用として使用している送風機5及び送風ダクト6を、火災発生時には、高膨張泡消火装置における泡発泡用空気の送風手段として利用することができる。なお、本実施形態においては、送風ダクト6を全体が矩形状の角筒としているが、これに限定されるものではなく、発泡器1を取付ける矩形筒状部分を除いて、送風ダクト6は横断面が円形や他の形状の筒状であってもよい。
なお、以下の説明において、図2に示す送風ダクト6の中心軸線Cの延在方向(軸線方向)と平行な方向を上下方向(高さ方向)とし、送風ダクト6の横断面(中心軸線Cに垂直な断面)が形成する長方形の長辺に平行な方向を左右方向(幅方向)、短辺に平行な方向を前後方向(奥行方向)として説明する。
本実施形態において発泡メッシュ2は、一部を拡大図で示すように多数の孔が形成された平板状の金属製パンチングプレートであり、矩形枠状の第1フレーム2aに溶接やボルト接合等により固定されている。本実施形態において第1フレーム2aは、当該第1フレーム2aの背面側に位置し、当該第1フレーム2aよりも外形が大きい第2フレーム2bに対して着脱自在にボルト接合されており、第2フレーム2bの下辺側には、着脱の際に第1フレーム2aを一時的に支持するための支持金具2cが設けられている。発泡メッシュ2は、放射ノズル3から放射された発泡剤を通過させ泡立てる多数の孔が形成されていれば材料や厚さは特に限定されない。また、平板状に限らず、立体的な形状に加工したものを用いることも可能である。
放射ノズル3は、連結部4によって発泡メッシュ2の後方側に固定されている。本実施形態において、放射ノズル3は、その中心軸線の延在方向が発泡メッシュ2の内面に直交するよう配置されている。また本実施形態では、発泡剤を供給するための外部配管Pに接続される配管フランジ3bから、左右方向に延びる横方向配管3cと、横方向配管3cから上下方向にそれぞれ分岐して延びる4本の縦方向配管3dとを備え、それぞれの縦方向配管3dに対して上下に2か所ずつ放射ノズル3が設けられている。左右に隣接する縦方向配管3dは、先端側が補強部材3eによって連結されている。外部配管Pは、図示は省略するが消火液と水の混合溶液(発泡剤)を製造する混合溶液製造設備や、火災が発生している消火対象箇所に発泡剤を分配する分配設備(タンク、ポンプ、弁、計装等を含む)等に接続されている。なお、放射ノズル3の数や配置は、発泡メッシュ2の面積や形状に合わせて適宜変更することが可能であるが、好適には、放射口3aから放射した発泡剤が、発泡メッシュ2の内面全体にわたって均等に吹付けられるよう配置されていることが望ましい。また、配管フランジ3bの位置は、特に限定されるものではなく、流路を構成する配管の様々な位置に設定可能である。
本実施形態において連結部4は、第2フレーム2bと横方向配管3cの両端部とをそれぞれ連結する左右の連結ロッド4a、及び、第2フレーム2bと上下の補強部材3eとをそれぞれ連結する上下の連結ロッド4bとを備えている。連結部4は、発泡メッシュ2と放射ノズル3とを連結して所定の相対的な位置関係に保持するものであれば特に形状は限定されない。なお、送風ダクト6の矩形筒状部分に直接、発泡メッシュ2と放射ノズル3とを取付ける構成とし、連結部4を省略することも可能であり、この場合、さらに構成を簡略化することができる。
図2は、発泡器1を送風ダクト6に設置した様子を示している。発泡器1は、送風ダクト6の前方側の側壁6aに形成された開口を発泡メッシュ2で覆うように配置され、第2フレーム2bを側壁6aに対して内面側からボルト接合することにより固定されている。本実施形態において、送風ダクト6の先端(下端)は底壁6bにより閉鎖されているため、送風ダクト6内を流れてきた空気は、発泡メッシュ2を通過して所定区画内に送出される。なお、送風ダクト6に開口を形成して発泡器1の発泡メッシュ2を配置する位置は、側壁6aの前方側に限らず、左右側又は後方側でもよいし、1箇所に限らず、複数個所に設けてもよい。
なお、発泡メッシュ2の左右方向の幅W1、上下方向の高さH1の各寸法は特に限定されるものではないが、例えば、幅W1を500〜2500mm程度、高さH1を500〜2500mm程度とすることができる。なお、送風ダクトの幅W2及び奥行D2は、特に限定されるものではないが、例えば、幅W2を1000〜3000mm程度、奥行D2を500mm〜1000mm程度とすることができる(図2参照)。
以下に、発泡器1の作動についてより詳細に説明する。通常時(非火災発生時)において、送風機5によって取り込まれた船外の空気は、送風ダクト6を介して発泡器1の発泡メッシュ2を通して区画S4に向けて送出される。これにより、発泡器1を設けた区画S4が換気されることとなる(図3参照)。
そして、区画S4にて火災が発生した場合には、送風ダクト6の内部に配置された各放射ノズル3の放射口3aから発泡剤を発泡メッシュ2に向けて放射し、送風ダクト6を介して供給される空気を利用して発泡メッシュ2で発生した泡を区画S4に送り出し、火災を窒息消火する。
ここで、図3(b)は、円筒状の胴部8と円錐台形の発泡メッシュ2'を備えた従来形状の発泡器1'を比較のために示したものである。発泡器1'と送風ダクト6の間には、空気の流路(風路)を変更可能なダンパユニット7が設けられており、通常時には、ダンパユニット7の側面に設けられた換気口を通して区画S3の換気を行い、火災発生時には、ダンパユニット7内で風路を切換え、発泡器1’で形成した泡を区画S4に供給する構成とされている。図3(b)に示すように、円筒状の胴部8及び円錐台形の発泡メッシュ2'を備える発泡器1'は、図3(a)に示す本発明の発泡器1に比べて、区画S4において大きな空間を占有しており、その分だけ区画S4に収容する貨物の積載量が減少してしまう。
これに対して、本実施形態の発泡器1にあっては、矩形筒状の送風ダクト6の側壁6aに設けた開口を平板状の発泡メッシュ2で覆うように送風ダクト6に発泡器1を直接組み付ける構成としたことにより、図3(b)に示す従来の発泡器1'に比べて、区画S4内における占有空間が小さくなる。すなわち、発泡器1を省スペース化したことにより、区画S4の内部空間を有効に利用することが可能となり、本実施形態のように貨物スペースに適用した場合には、貨物の積載量を増大させることができる。特に、格納空間が多数の区画に分けられている自動車運搬船等においては、1隻の船内に多数の発泡器1が設置されるため、それぞれの発泡器1を省スペース化することにより、船舶全体として貨物スペースの積載能力を格段に向上させることができる。
また、本実施形態の発泡器1にあっては、送風ダクト6の側壁6aに発泡メッシュ2を配置する構成としたことにより、送風ダクト6の底壁6b側に発泡メッシュ2を配置する場合に比べて、発泡メッシュ2の面積を大きく確保し易くなる。その結果、発泡メッシュ2を平坦な板状としても、所望量の泡を発生させるために十分な発泡メッシュ2の面積を確保することができるので、例えば図3(b)に示すような円錐台状等の立体的な形状の発泡メッシュ2を形成する場合に比べて、発泡メッシュ2の製造が容易となる。
また、本実施形態の発泡器1にあっては、発泡メッシュ2の内面に対して放射ノズル3の軸線が垂直となるよう配置したことにより、発泡メッシュ2の内面に垂直に発泡剤を放射することができるので、発泡効率を高めることができる。
また、本実施形態の発泡器1にあっては、図3(b)に示すような風路を切換えるダンパユニット7を使用していないため、区画S4の上段の区画S3も含めたさらなる空間の有効利用が可能となる。
さらに、本実施形態の発泡器1にあっては、通常時における換気の際にも発泡メッシュ2を介して空気を区画S4に送り出す構成としたことにより、外気に含まれる比較的大きな塵埃が区画S4内に流入し難くなり、区画S4内に収容された自動車等の貨物が当該塵埃によって傷付いたり、汚れたりする虞を低減することができる。
なお、発泡メッシュ2は、第1フレーム2aと第2フレーム2bをヒンジ部で連結し、当該ヒンジ部を支点として開閉可能な構成としてもよい。これにより、発泡メッシュ23を開くことで発泡メッシュ2の内面及び放射ノズル3を含めた送風ダクト6内部の点検、洗浄が容易となるため、発泡メッシュ2の目詰まりによる発泡性能の低下や換気性能の低下等を防止することができる。この場合、ヒンジ部の位置は上下左右の4辺のうちの何れの位置でもよい。
ここで、図4(a)は、発泡器1の約2倍の幅を有する送風ダクト6に対して2つの発泡器1を左右に並べて設置した状態を示す平面図であり、(b)は正面図である。このように、送風ダクト6のサイズに合わせて複数の発泡器1を並べて配置することで、泡の発生量を増大させ、消火能力を高めることができるので、消火すべき区画S1〜S4の容積が大きい場合などに有効である。本発明の発泡器1は、発泡メッシュ2と放射ノズル3とを連結部4により連結してユニット化したことで、容易に送風ダクト6に対して取付けることができ、また、構成も簡易であるため、製造が容易でありコストを抑えることができる。なお、本実施形態の発泡器1は、図5(a)、(b)に示すように、90度回転させて横向きとした2つの発泡器1を、上下に並べて配置することも可能である。この場合、支持金具2cが当該設置状態において下方側となる位置に取付けられる。
以下、本発明の他の実施形態について説明する。なお、上述の第1実施形態と同一または対応する構成については同一の符号を付し、説明は省略する。
図6は、本発明の第2実施形態としての発泡器20を示している。本実施形態の発泡器20は、立体形状に形成した発泡メッシュ22と、発泡メッシュ22の上方で一直線上に配置された4つの放射ノズル3と、それらを連結する連結部4とを備える。発泡メッシュ22は、矩形の第1フレーム22aに固定された基部から下方に向けて先細りとなり、先端部が湾曲した立体形状に形成されたものであり、側面側から見た形が略三角形状となっている。本実施形態の発泡器20は、送風ダクト6の先端開口を発泡メッシュ22で覆うように設置することができ、本実施形態においても第1実施形態と同様に、発泡器20を省スペース化したことにより、所定区画内の空間を有効に利用することができるという効果を得ることができる。本実施形態において連結部4は、第2フレーム2bの左右側と横方向配管3cの両端部とをそれぞれ連結する左右の連結ロッド4c、及び、第2フレーム2bの前後側と横方向配管3cとをそれぞれ連結する前後の連結ロッド4dとを備えている。
図7(a)は、図6の発泡器20を、当該発泡器20の約2倍の幅を有する送風ダクト6の先端開口6dに左右に2つ並べて配置した状態を示す正面図であり、(b)は側面図である。本実施形態において、送風ダクト6には、風路を変更可能なダンパユニット27を設けたものである。ダンパユニット27は、伸縮自在のエアシリンダー27aと、当該エアシリンダー27aで駆動する開閉板27bとを備える。通常時においては、開閉板27bによって、送風ダクト6内から発泡メッシュ22へと向かう風路を閉鎖するとともに、送風ダクト6の側壁6aに設けた換気口6cを開放して、当該換気口6cから空気を送り出す。火災発生時には、開閉板27bによって換気口6cを閉鎖するとともに、発泡メッシュ22への風路を開放して、発泡メッシュ22を介した泡の供給を行うことができる。これによれば、通常時の換気の際には送風ダクト6からの空気が発泡メッシュ22を通過しないため、発泡メッシュ22の目詰まりや汚れの発生を抑制することができる。
なお、発泡メッシュ22は、第1フレーム22aと第2フレーム22bの間に設けたヒンジ部を介して回動させることにより、図7(b)に破線で示すように開閉可能な構成としてもよい。これによれば、発泡メッシュ22を開いての送風ダクト6内の点検、洗浄が容易となるため、発泡メッシュ22の目詰まりによる発泡性能の低下や換気性能の低下等を防止することができる。この場合にあっては、風路を切り替えるダンパユニットを廃止することができる。
図8は、本発明の第3実施形態としての発泡器30を示すものである。発泡器30は、矩形筒状の第1フレーム32aの内側に配置された折畳み式の発泡メッシュ32を備える。発泡メッシュ32は、パンチングプレート等で構成される矩形平板状の2枚のメッシュ部材32cを対向配置し、メッシュ部材32cの下方側の一辺をヒンジ部32dとして相互に回動可能に接続したものである。本実施形態において連結部4は、第2フレーム2bの左右側と横方向配管3cの両端部とをそれぞれ連結する左右の連結ロッド4c、及び、第2フレーム2bの前後側と横方向配管3cとをそれぞれ連結する前後の連結ロッド4dとを備えている。
発泡器30は、図9(a)、(b)に示すように送風ダクト6の先端開口6dに設置される。通常時においては、発泡メッシュ32は折畳まれた状態で後方側の側壁6aに沿って配置されている(図9(a)参照)。そして火災発生時には、エアシリンダー31等を利用して発泡メッシュ32が展開され(図9(b)参照)、展開状態の発泡メッシュ32の内面に放射ノズル3から発泡剤を放射することで、発泡メッシュ32で泡を形成して供給することができる。本実施形態の発泡器30にあっては、発泡メッシュ32が折畳まれた通常時の換気の際には送風ダクト6からの空気が発泡メッシュ32を通過しないため、発泡メッシュ32の目詰まりや汚れの発生を抑制することができる。なお、本実施形態においても第1実施形態と同様に、発泡器30を省スペース化したことにより、所定区画内の空間を有効に利用することができるという効果を得ることができる。また、上記第2実施形態のように、発泡器30を左右に2つ並べて配置し、発泡器30の約2倍の幅を有する送風ダクト6に設置する構成とすることも可能である。
以上、図示例に基づき説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができるものであり、例えば、第1実施形態における発泡メッシュ2と、送風ダクト6との間に換気口を有するダンパユニットを設けて、通常時と火災発生時で風路を切換え可能な構成としても良い。また、本発明の発泡器は、自動車運搬船に限らず、例えばフェリー等その他の車両積載区域およびロールオン・ロールオフ区域を有する船舶,コンテナ運搬船およびオフショア浮体式構造物等に用いることも可能であり、また、貨物スペースに限らず、例えば機関室等に用いることも可能である。
1 発泡器
2 発泡メッシュ
2a 第1フレーム
2b 第2フレーム
2c 支持金具
3 放射ノズル
3a 放射口
3b 配管フランジ
3c 横方向配管
3d 縦方向配管
3e 補強部材
4 連結部
4a 左右の連結ロッド
4b 上下の連結ロッド
4c 左右の連結ロッド
4d 前後の連結ロッド
5 送風機
6 送風ダクト
6a 側壁
6b 底壁
6c 換気口
6d 先端開口
7 ダンパユニット
20 発泡器
22 発泡メッシュ
27 ダンパユニット
27a エアシリンダー
27b 開閉板
30 発泡器
31 エアシリンダー
32 発泡メッシュ
32a 第1フレーム
32b 第2フレーム
32c メッシュ部材
32d ヒンジ部
C 中心軸線
S1、S2、S3、S4 区画(所定区画)

Claims (3)

  1. 所定区画に設置される高膨張泡消火装置の一部を構成する発泡器であって、
    前記所定区画に、送風機によって取り込まれた空気を供給する送風ダクトの矩形筒状部分に設置される発泡メッシュと、
    前記送風ダクトの内部に配置され、前記発泡メッシュに向けて発泡剤を放射する放射ノズルとを備え、
    前記発泡メッシュ及び前記放射ノズルが、ロッド状の連結部により一体に連結されてユニット化された状態で前記送風ダクトに取付け可能に構成されており、
    前記発泡メッシュは、軸線方向の先端が底壁により閉鎖された前記送風ダクトの側壁に設けた開口を覆うように配置される、発泡器。
  2. 前記発泡メッシュが平板状である、請求項に記載の発泡器。
  3. 前記発泡メッシュが、該発泡メッシュを取り囲むフレームに対してヒンジ部を介して開閉可能に構成されている、請求項1または2に記載の発泡器。
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