JP2010099277A - 発泡機 - Google Patents
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Abstract
【課題】
発泡機本体は、放射ノズルまでを覆う長さであるために、必要以上に発泡機本体が大きくなる。そのため、一般に鋼板からなる発泡機本体は、全長が大きい分重くなるという問題があった。
【解決手段】
発泡機本体の長さを、発泡機本体の先端部と放射ノズル間の長さよりも短く形成し、放射ノズルを外部に露出させた。また、露出させた放射ノズルの周囲を不燃性の布で覆宇ことによって、従来の発泡機本体と比較して、発泡機本体を軽量化できる。
【選択図】図2
発泡機本体は、放射ノズルまでを覆う長さであるために、必要以上に発泡機本体が大きくなる。そのため、一般に鋼板からなる発泡機本体は、全長が大きい分重くなるという問題があった。
【解決手段】
発泡機本体の長さを、発泡機本体の先端部と放射ノズル間の長さよりも短く形成し、放射ノズルを外部に露出させた。また、露出させた放射ノズルの周囲を不燃性の布で覆宇ことによって、従来の発泡機本体と比較して、発泡機本体を軽量化できる。
【選択図】図2
Description
この発明は、工場、倉庫、石油タンクのピット、石油コンビナートのカルバート、或いは、船室、船倉等に用いられる、高膨張泡消火設備の発泡機に関するものである。
泡消火設備では、放射ノズルから泡水溶液を放射し、それを発泡用網に衝突させて空気を吸い込むことにより発泡させ、この泡で火源を埋め尽くして窒息消火を行っている。ここで泡水溶液と生成された泡の体積比を示す発泡倍率が、80以上1000未満となるものを、高膨張泡消火設備という。
従来の高膨張泡消火設備は、筒状に形成された発泡機本体と、発泡機本体の先端側に設けられた発泡用網と、発泡機本体内部の後端側に設けられ、前記発泡用網に向って円錐状に広がる放射パターンで泡水溶液を放射する放射ノズルを有する発泡機を備えている(例えば、特許文献1参照)。
この高膨張泡消火設備では、発泡機によって高膨張泡を発生させるために、放射ノズルの上流側から大量の空気を取り込む必要がある。そのため、発泡網と放射ノズルを離して設けることで、円錐状に放射された泡水溶液の外周面と空気の接触面積を大きくし、多量の空気を取り込めるようにしている。
特開2008−36361号公報
上記高膨張泡消火設備の発泡機は、発泡機本体の全長を長くし、泡水溶液の放射角を鋭角にすることで、円錐状に放射された泡水溶液の外周面と、空気の接触面を大きくしている。
従来技術では、放射ノズルから放射された泡水溶液は、ノズルの放水軸芯上のものは直接発泡網に当たるが、放射パターンの外周部分の泡水溶液は、発泡機本体の長手方向のほぼ中心の内壁に当たる。つまり、円錐状で放射されることから、発泡機本体の後端側、例えば放射ノズルの近傍の発泡機本体には泡水溶液が当たらない部分がある。このように、発泡機本体は、放射ノズルまでを覆う長さであるために、必要以上に発泡機本体が大きくなる。そのため、一般に鋼板からなる発泡機本体は、全長が大きい分重くなるという問題があった。
この発明は、上記事情に鑑み、発泡網と放射ノズルの間の長さよりも発泡機本体の長さを短く形成したことで、発泡機本体を小型軽量化することを目的とする。
筒状に形成された発泡機本体と、発泡機本体の先端側に設けられた発泡用網と、発泡機本体内部の後端側に設けられ、発泡用網に向って円錐状に広がる放射パターンで泡水溶液を放射する放射ノズルと、を備えた発泡機において、発泡機本体の長さは、発泡機本体の先端部と放射ノズル間の長さよりも短く形成され、放射ノズルが外部に露出していることを特徴とする。
この発明は、以上の様に、発泡網と放射ノズルの間の長さより発泡機本体の長さを短く形成したので、発泡機本体を小型軽量化できる。
また、放射パターンの外周が、発泡機本体の内壁に当たる位置を、発泡機本体の後端部としたので、放射ノズルから放射された泡水溶液の全てを発泡網に当てることができ、且つ、発泡機本体を最も短い長さにできるので、発泡機本体を小型軽量化できる。
また、発泡機本体の後端部から、放射ノズルの間に不燃性の布を筒状に設けたので、従来の発泡機と比較して、軽量化できるだけでなく、放射ノズルに直接外力がかかり難くなると共に、放射パターンに直接気流が当たるのを防止できる。また、放射ノズルが外部から直視できないので、発泡機の美観を損ねない。
また、発泡機本体の後端部から、放射ノズルの間にパンチングメタルを筒状に設けたので、従来の発泡機と比較して、軽量化できるだけでなく、フレームなどを設けることなく、後端部と放射ノズルの間を覆うことができるので、放射パターンに直接気流が当たるのを防止できる。また、放射ノズルが外部から直視できないので、発泡機の美観を損ねない。
以下本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1は本発明の第1実施形態の発泡機の横断面図、図2は本発明の第2実施形態の発泡機の横断面図、図3は本発明の第3実施形態の発泡機の横断面図である。
1は筒状に形成された発泡機本体で、その素材は、火災の熱によって溶解するもので無ければよく、一般に金属、例えば鋼板によって作られている。
発泡機本体1の先端側には山型に折り曲げられた発泡用網2が設けられている。
発泡機本体1の後端側には、発泡用網2に向って円錐状に広がる放射パターンPで泡水溶液を放射する放射ノズル3が設けられている。
発泡機本体1の長さLは、発泡機本体1の先端部Fと放射ノズル3間の長さよりも短く形成されている。より詳しく述べると、放射ノズル3から放射された泡水溶液の放射パターンPの外周が、発泡機本体1の内壁に当たる位置が、発泡機本体1の後端部Rの位置になるように、発泡機本体1の長さLは調整されている。
放射ノズル3は、発泡機本体1の後端部Rより後端側の外部に露出した位置に設けられている。より詳しく述べると、放射ノズル3は、発泡網2から十分な放射距離を置いて、発泡機本体1の後端部Rより後端側(図の右側)であって、放射ノズル3から放射される放射パターンPの外周が、発泡機本体1の後端部Rの内壁4に当たる位置に露出して設けられる。
この放射距離は、放射ノズルより放射された泡水溶液が、空気を十分に含んだ状態で、発泡網に当たる程度の距離である。より詳しく述べると、放射ノズル3より円錐状に放射された泡水溶液は、その勢いによって、泡水溶液と接する部分の空気を巻き込む。そして、泡水溶液が十分に空気を含んだ状態で発泡網2に当たるので、所定の時間内に大量の泡が生成できる。
なお、発泡機本体1の後端部Rの位置が、放射ノズル3より円錐状に放射された泡水溶液が発泡機本体1の内壁4に当たる位置よりも先端側にあると、放射した泡水溶液の一部は、発泡機本体1の外側に放射されるので好ましくない。従って、十分な放射距離をとりながら、放射された泡水溶液が全て発泡機本体1内に放射されるように、発泡機本体1の長さと、放射ノズル3の設置位置を調整することが望ましい。
5は発泡機本体1を天井に固定する固定具で、発泡機本体1の天板に溶接によって取付けられており、天井や、梁などにボルトとネジによって固定される。
8は給水本管で、天井下面に水平に設けられ、この給水配管8から分岐管9を垂直に降ろして、放射ノズル3が接続されている。
放射ノズル3と発泡機本体1は完全に分離して設けられているが、垂直に設けられた分岐管9と放射ノズル3との間に、水平方向の距離を調整するアジャスタ10(もしくは水平方向に伸び縮みする伸縮継手等)を設け、これを調整することで、放射ノズル3から放射された泡水溶液が、発泡機本体1の後端部Rに全て放射されるように、放射ノズル3の位置を調整することができる。
次に、図1を用いて本実施形態の作動について説明する。室内で火災が発生すると、図示しない火災感知器が火災を検知し、図示しない制御盤に火災信号を送出し、制御盤は、高膨張泡消火設備を起動させる。そうすると、図示しないポンプが作動し、原液タンク内の泡原液が、混合器によって水に対して一定濃度に混合され、泡水溶液が生成される。生成された泡水溶液は、ポンプによって放射ノズル3に供給され、放射ノズル3から泡水溶液が放射される。その放射に伴って、発泡機本体1に消火区画の空気、即ち、発泡機本体1が配設されている近傍の部屋の空気が吸引される。これにより、放射された泡水溶液の大部分は、放射ノズル3と発泡網2の間で放射速度を落とした後、十分に空気を含んだ状態で発泡網2に当たり発泡する。
また、その円錐状に広がる放射パターンPで放射された泡水溶液の外周は、発泡網2に当たる前に発泡機本体1の内壁4に当たった後、内壁に沿って流れてから発泡網2に当たる。つまり、発泡網2と放射ノズル3の距離が離れている場合でも、発泡機本体1によって、円錐状に放射された泡水溶液の全てが発泡網2に当たるので、所定の時間内に大量の泡が生成できる。
従って、本発明の発泡機によれば、従来の発泡機本体1と比較して、所定の発泡倍率を確保しつつ、発泡機本体1をより小型軽量化できるため、発泡機を取付ける際の施工性が向上する。より詳しく述べると、本発明は、放射ノズル3から放射された泡水溶液が、発泡機本体1の内壁4に当たる部分より後端側を省いた構成としたので、発泡機本体1全体の重量を軽くすることができ、また省いた部分は放射した泡水溶液の当たらない部分であるので、従来と同様に、放射ノズル3から放射された泡水溶液は、発泡機本体1の内壁4に当たって、その後内壁4に沿って流れたあと、発泡網2に当たり、全ての泡水溶液が無駄なく発泡機本体1内に入る。そのため、発泡機本体1の施工性や運搬性が向上される。
続いて、発泡機本体1の他の実施形態を、図2を用いて説明する。なお、実施形態1と同じ部分には、同じ符号をつけて説明を省略する。
実施形態1と本実施形態の違いは、発泡機本体1の後端部Rから、放射ノズル3の間に、不燃性の布を筒状に設けた点が異なっている。
6は発泡機本体1と接続される複数本のフレームで、発泡機本体1の後端部Rと溶接によって接続されている。このフレーム6は、発泡機本体1の後端部Rから放射ノズル3の根元の位置まで発泡機本体1の延長上に、天井面と水平に設けられている。
7は複数本のフレーム6を覆うように設けられた不燃性の布、例えばシリカクロスで、フレーム6の全長に亘って設けられている。つまり、従来の発泡機本体の後ろ側半分を不燃性の布で構成したものと同様な形状となる。発泡機本体1と放射ノズル3は分離して設けられているが、フレーム6を利用して発泡機本体1と放射ノズル3を接続固定してもよい。
従って、本発明の発泡機によれば、発泡機本体1の後端部から放射ノズル3の根元までが、不燃性の布7によって覆われるので、従来の発泡機よりも軽量な上、外部から放射ノズル3を直視できないので、美観を損ねることが無い。また、泡水溶液の放射パターンPが外部に露出しないので、外気の影響を受け難くなる。
上記不燃性の布7は、発泡機本体1よりも軽量なものであれば良く、例えばパンチングメタルや、金属メッシュのようなものでも良い。パンチングメタルや金属メッシュのようなものは、ある程度の剛性を有しているので、不燃性の布のように、別途フレームを設ける必要がない。
続いて、発泡機本体1の他の実施形態を、図3を用いて説明する。なお、実施形態1と同じ部分には、同じ符号をつけて説明を省略する。実施形態1と本実施形態の違いは、発泡機本体1をフレーム状の発泡機本体1aとし、発泡機本体1aを筒状の不燃性の布11で覆い、さらに、発泡機本体1aの後端部Rに泡水溶液の放出速度を低下させるための発泡用補助ネット12を設けた点が異なっている。
1aは、フレームからなる箱状の発泡機本体で、軽量な金属、例えばアルミからなる。
11は不燃性の布11で、発泡機本体1aの上面、底面、及び側面を覆っている。不燃性の布11は、発泡機本体1aとリベットによって、たるみが無いように張設されている。
12は発泡用補助ネットで、放射ノズル3から放射された泡水溶液が、発泡機本体1の内壁4に当たる部分に設けられている。この発泡用補助ネットは、金属メッシュによって、発泡機本体1aの断面を満たすような大きさとなっている。
従って、本発明の発泡機によれば、発泡用補助ネット12によって、放射ノズル3から放出された泡水溶液の勢いが低下する。つまり、発泡機本体1a内を流れる泡水溶液の放射速度が低下する。そのため、発泡機本体1aは強度が小さくても良いので、布を使用することができ、従来の発泡機と比較して、より軽量化でき、施工性や運搬性が向上する。
1 発泡機本体、2 発泡網、3 放射ノズル、4 内壁、5 固定部、6 フレーム、7 不燃性の布、8 給水本管、9 分岐管、10 アジャスタ、11 布、12 発泡用補助ネット、P 放射パターン、F 発泡機先端部、R 発泡機後端部、L 発泡機本体の長さ
Claims (4)
- 筒状に形成された発泡機本体と、該発泡機本体の先端側に設けられた発泡用網と、前記発泡機本体の後端側に設けられ、前記発泡用網に向って円錐状に広がる放射パターンで泡水溶液を放射する放射ノズルと、を備えた発泡機において、
前記発泡機本体の長さは、前記発泡機本体の先端部と前記放射ノズル間の長さよりも短く形成され、前記放射ノズルが外部に露出していることを特徴とする発泡機。
- 前記放射ノズルから放射された放射パターンの外周が、前記発泡機本体の内壁に当たる位置は、前記発泡機本体の後端部であることを特徴とする請求項1記載の発泡機。
- 前記発泡機本体の後端部から、前記放射ノズルの間に、不燃性の布を筒状に設けたことを特徴とする請求項2記載の発泡機。
- 前記発泡機本体の後端部から、前記放射ノズルの間に、パンチングメタルを筒状に設けたことを特徴とする請求項2記載の発泡機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008273628A JP2010099277A (ja) | 2008-10-23 | 2008-10-23 | 発泡機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010099277A true JP2010099277A (ja) | 2010-05-06 |
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JP2008273628A Pending JP2010099277A (ja) | 2008-10-23 | 2008-10-23 | 発泡機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020151080A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 能美防災株式会社 | 高膨張泡消火設備 |
-
2008
- 2008-10-23 JP JP2008273628A patent/JP2010099277A/ja active Pending
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JP2020151080A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 能美防災株式会社 | 高膨張泡消火設備 |
JP7262257B2 (ja) | 2019-03-19 | 2023-04-21 | 能美防災株式会社 | 高膨張泡消火設備 |
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