JP5521624B2 - ブレ補正機能付き撮像装置 - Google Patents
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Description
〔1〕 撮像素子と、
撮像装置のブレを検出するブレ検出センサと、
前記ブレ検出センサの出力から得られる装置のブレ量から、撮像素子面上の像の位置ブレ量を算出するブレ量算出手段と、
前記撮像素子の位置を移動させるための、駆動マグネット及び駆動コイルから構成されるブレ補正手段と、
前記撮像素子の位置を検出するための位置検出マグネット及び位置検出センサで構成され、マグネットの磁力分布とセンサの相対位置関係から導かれる変位を検出する変位検出手段と、
前記ブレ量算出手段により算出された像の位置ブレ量を基に、前記ブレ補正手段により前記撮像素子の位置を制御してブレ量を抑える制御手段と、
ブレ補正の非動作時には前記撮像素子を固定し、ブレ補正の動作時には前記撮像素子が移動できるように固定を解除する保持機構とを有し、
前記撮像素子及び前記位置検出センサは、互いの相対的位置関係が不変であり、且つ、前記撮像素子面に平行な面内で前記撮像装置本体に対して移動可能に設けられ、
前記位置検出マグネットは、前記撮像装置本体に対して固定されて設けられ、且つ、前記位置検出センサが磁気を検出可能な位置に配置され、
前記位置検出マグネットの磁気中性点を前記位置検出センサが検出する際の撮像素子の位置から、該撮像素子を移動可能な方向に一定距離ずらした位置を、前記保持機構で前記撮像素子を固定する固定位置とし、該固定位置で得られる前記位置検出センサの出力を補正値として取得し、該補正値を用いてブレ補正開始後に得られる前記位置検出センサ出力の補正を行うことを特徴とするブレ補正機能付き撮像装置である。
〔2〕 前記補正値の取得時に前記位置検出センサに印加される駆動電流値が、ブレ補正開始時の所定の駆動電流値よりも高くなるよう制御されることを特徴とする前記〔1〕に記載のブレ補正機能付き撮像装置である。
〔3〕 連続撮影時に、1枚目の画像の撮影前にのみ前記補正値の取得を行うことを特徴とする前記〔1〕から〔2〕のいずれかに記載のブレ補正機能付き撮像装置である。
〔4〕 連続撮影時に、1枚目の画像の撮影前、及び2枚目以降の画像の撮影において所定の間隔で前記補正値の取得を行うことを特徴とする前記〔1〕から〔2〕のいずれかに記載のブレ補正機能付き撮像装置である。
請求項2の発明によれば、請求項1のブレ補正機能付き撮像装置において、前記補正値の取得時に前記位置検出センサに印加される駆動電流値が、ブレ補正開始時の所定の駆動電流値よりも高くなるよう制御されるので、前記位置検出センサのゲインを上げて出力を読む制御を入れるので、取得される前記補正値の精度が向上し、高性能なブレ補正を行うことができる。
請求項3の発明によれば、請求項1及び2のいずれかのブレ補正機能付き撮像装置において、連続撮影時に、1枚目の画像の撮影前にのみ前記補正値の取得を行うので、前記補正値取得の間のシャッターチャンスを逃すリスクを回避することができる。
請求項4の発明によれば、請求項1及び2のいずれかのブレ補正機能付き撮像装置において、連続撮影時に、1枚目の画像の撮影前、及び2枚目以降の画像の撮影において所定の間隔で前記補正値の取得を行うので、シャッターチャンスを逃すリスクを回避することができるとともに、例えば、予測される装置内の温度変動に応じた所望の間隔で前記補正値の取得ができ、極めて高精度なブレ補正を行うことができる。また、画像撮影の失敗を低減することができる。
図1(A)及び(B)に示すように、撮像素子19であるCCDが実装されたフレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuits、以下「FPC」という)22は、Y可動枠34に固定され、Y可動枠34はX可動枠33に固定されたYガイド軸32に沿ってY方向に移動可能に支持されている。またY可動枠34は、Xガイド軸31に沿ってX方向に移動可能に支持されている。固定枠21は、鏡胴本体に固定されている。これによりCCD19はX、Y両方向に移動可能となる。
X方向とY方向の位置はそれぞれX位置検出センサ(Xホール素子)17、Y位置検出センサ(Yホール素子)18で検出され、制御回路により所定の位置に制御される。
X位置検出センサ17及びY位置検出センサ18としては、ホール素子や磁気抵抗素子などの磁気センサが用いられ、FPCと一体にX方向及びY方向に移動するY可動枠34に固定されて、X位置検出マグネット15、Y位置検出マグネット16による磁界の変化を検知して、FPC22の位置、すなわちCCD19の位置を検出することができる。
ブレ検出手段としては、角速度センサであるジャイロセンサが一般的に用いられる。ジャイロセンサはカメラのブレによる角速度を検出する。
オフセットが除去された角速度信号は、ローパスフィルタ(LPF)43により高周波ノイズが除去され、A/D変換器44によりA/D変換されて、制御IC25に取り込まれる。
ホール素子からの出力(以下、「ホール出力」という)をフィードバックしてコイル通電量を制御することで、CCD19の位置が意図した位置になるように制御を行う。
ΔVh=ΔVhole+ΔVmag・・・式(1)
が生ずることになる。
ここで、CCD19の可動範囲を±1mmとした場合、例えば、ずれ量を0.2mmに設定する。この程度の値ならば、組み立てばらつきを含めても十分検出できるレベルである。
また保持位置に保持された状態のホール出力「Vzo_n(常温時)」を取得し、撮影前に記憶しておく。
ブレ補正時に得られる実際のホール出力Vyと位置Yとの関係は、
Y=Yzo+(Yzo/Vzo_n)×Vy・・・式(2)
で表すことができる。
一方、任意の温度環境でブレ補正をする場合、ブレ補正開始直前で保持位置のホール出力「Vzo」を取り込んで補正として記憶し、既知の保持位置ずれ量Yzoと、ブレ補正時に実際に得られるホール出力Vyの値に、下記式(3)をあてはめて換算し、温度によるホール出力変動を補正する。
Y=Yzo+(Yzo/Vzo)×Vy・・・式(3)
撮影終了後は、保持機構20をロックしてFPC22を固定し、次回の撮影のために待機する。
図6(A)に示すように、レリーズ1が押下されると(S101)、保持位置のホール出力Vzoを取得する(S102)。次いで保持機構が解除(リリース)され(S103)、レリーズ2が押下されると(S104)、取得したVzoが補正値として設定されて(S105)、手ブレ補正の制御が行われる(S106)。撮影が終了した後、保持機構がロックさ(S107)、再びFPCは固定されて終了する。
ブレ補正時の駆動電流をI、補正値取得時の駆動電流をI0、保持位置でのホール出力値をV0とすると、ホール出力は駆動電流に比例することから、補正値Vzoは下記式(4)を用い、ブレ補正時は電流値をIに戻して行う。
Vzo=V0/I0×I・・・式(4)
図6(B)に示すように、レリーズ1が押下されると(S201)、ホール素子の駆動電流を所定量上げてI0とし(S202)、ホール出力補正値Vzoを取得する(S203)。補正値を取得した後、ホール素子の駆動電流を所定の値Iに戻し(S204)、次いで保持機構が解除(リリース)される(S205)。次いでレリーズ2が押下されると(S206)、上記式(4)で示される補正値が設定され(S207)、手ブレ補正の制御が行われる(S208)。撮影が終了した後、保持機構がロックされ(S209)、再びFPCは固定されて終了する。
一方、連写撮影の場合には、毎回撮影前に補正値を取り込むために保持機構による保持/解除の動作を繰り返すことになり、撮影間隔が長くなる結果、シャッターチャンスを逃すおそれがある。そこで、1枚目の画像の撮影直前にのみ補正値の取り込みを行っても良い。
11 X駆動マグネット
12 Y駆動マグネット
13 X駆動コイル
14 Y駆動コイル
15 X位置検出マグネット
16 Y位置検出マグネット
17 X位置検出センサ
18 Y位置検出センサ
19 撮像素子(CCD)
20 保持機構
21 固定枠
22 FPC(フレキシブルプリント基板)
23 コントロール基板
24 ブレ検出センサ
25 制御LSI
26 温度センサ
27 ドライバ
28 保持穴
31 Xガイド軸
32 Yガイド軸
33 X可動枠
34 Y可動枠
Claims (4)
- 撮像素子と、
撮像装置のブレを検出するブレ検出センサと、
前記ブレ検出センサの出力から得られる装置のブレ量から、撮像素子面上の像の位置ブレ量を算出するブレ量算出手段と、
前記撮像素子の位置を移動させるための、駆動マグネット及び駆動コイルから構成されるブレ補正手段と、
前記撮像素子の位置を検出するための位置検出マグネット及び位置検出センサで構成され、マグネットの磁力分布とセンサの相対位置関係から導かれる変位を検出する変位検出手段と、
前記ブレ量算出手段により算出された像の位置ブレ量を基に、前記ブレ補正手段により前記撮像素子の位置を制御してブレ量を抑える制御手段と、
ブレ補正の非動作時には前記撮像素子を固定し、ブレ補正の動作時には前記撮像素子が移動できるように固定を解除する保持機構とを有し、
前記撮像素子及び前記位置検出センサは、互いの相対的位置関係が不変であり、且つ、前記撮像素子面に平行な面内で前記撮像装置本体に対して移動可能に設けられ、
前記位置検出マグネットは、前記撮像装置本体に対して固定されて設けられ、且つ、前記位置検出センサが磁気を検出可能な位置に配置され、
前記位置検出マグネットの磁気中性点を前記位置検出センサが検出する際の撮像素子の位置から、該撮像素子を移動可能な方向に一定距離ずらした位置を、前記保持機構で前記撮像素子を固定する固定位置とし、該固定位置で得られる前記位置検出センサの出力を補正値として取得し、該補正値を用いてブレ補正開始後に得られる前記位置検出センサ出力の補正を行うことを特徴とするブレ補正機能付き撮像装置。 - 前記補正値の取得時に前記位置検出センサに印加される駆動電流値が、ブレ補正開始時の所定の駆動電流値よりも高くなるよう制御されることを特徴とする請求項1に記載のブレ補正機能付き撮像装置。
- 連続撮影時に、1枚目の画像の撮影前にのみ前記補正値の取得を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のブレ補正機能付き撮像装置。
- 連続撮影時に、1枚目の画像の撮影前、及び2枚目以降の画像の撮影において所定の間隔で前記補正値の取得を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のブレ補正機能付き撮像装置。
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