JP2010204575A - 振れ補正装置及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁気センサ及びマグネットの双方の温度変化に伴う磁気センサの出力変動を補償可能な位置検出機構を備えた振れ補正装置及び撮像装置を提供する。
【解決手段】CCD1の振れの大きさ及び方向を検出する振れ検出センサと、CCD1に対して固定的に設置されたx、y駆動マグネット11、12と、これに磁界を作用させてCCD1を移動させるx、y駆動コイル9、10と、x、y駆動マグネット11、12に対して相対的な位置が変化しないように設置された温度補償センサ15、16と、x、y駆動マグネット11、12が発する磁力を検出することでCCD1の位置を検出するx、y位置センサ13、14と、振れ検出センサ及びx、y位置センサ13、14の検出結果を基に、x、y駆動マグネット11、12を駆動してCCD1を移動させる振れ補償手段とを有し、振れ補償手段は、CCD1の移動量を、温度補償センサ15、16の検出結果で補償する。
【選択図】図1
【解決手段】CCD1の振れの大きさ及び方向を検出する振れ検出センサと、CCD1に対して固定的に設置されたx、y駆動マグネット11、12と、これに磁界を作用させてCCD1を移動させるx、y駆動コイル9、10と、x、y駆動マグネット11、12に対して相対的な位置が変化しないように設置された温度補償センサ15、16と、x、y駆動マグネット11、12が発する磁力を検出することでCCD1の位置を検出するx、y位置センサ13、14と、振れ検出センサ及びx、y位置センサ13、14の検出結果を基に、x、y駆動マグネット11、12を駆動してCCD1を移動させる振れ補償手段とを有し、振れ補償手段は、CCD1の移動量を、温度補償センサ15、16の検出結果で補償する。
【選択図】図1
Description
本発明は、手振れ補正機能を備えた撮像装置に関する。
近年、デジタルスチルカメラなどの撮像装置は、可搬性の向上のために、小型化・軽量化が進んでいる。
しかし、軽量の物体は、その場所に留まろうとする慣性力が弱く、少しの外力が加わっただけで移動してしまう。このため、軽量化されたデジタルスチルカメラは手持ち状態で撮像すると手振れを生じやすくなる。
そして。小型化が進んだ筐体は、外力を作用させないように手持ち保持することを難しくする要因の一つとなっている。
このため、撮像装置に振れ補正装置を組み込むことで手振れを防止する対策が取られている。
特許文献1に開示される発明は、マグネットなどの磁力発生体に対向して、磁気センサとなるホール素子が配置されており、各ホール素子は互いに離間して配置されている。そして、ホール素子からの各出力値(Vha,Vhb)の大きさの和が一定値となるように、ホール素子に入力する入力電圧Vinが調整される。このとき、ホール素子に印加される入力電圧Vinは環境温度に応じて変化するため、ホール素子の低電圧側の端子電圧VTを、温度出力として取り出すように構成することで、周囲の温度変化による位置検出誤差を補正する位置検出機構を実現している。
しかし、特許文献1に開示される発明は、X方向に2個、Y方向に2個と互いに離間して磁気センサを配置するため、サイズが大きくなるだけでなく、位置精度の確保や、対向するマグネットの個数の増加やマグネットそのもののサイズアップが必要となり、装置全体が大きくなってしまいコストアップに繋がる。
また、磁気センサの温度変動分だけを補償しているため、マグネットの温度変動による誤差を補償できない。
また、磁気センサの温度変動分だけを補償しているため、マグネットの温度変動による誤差を補償できない。
本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、磁気センサ及びマグネットの双方の温度変化に伴う磁気センサの出力変動を補償可能な位置検出機構を備えた振れ補正装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、撮像素子の撮像面における振れの大きさ及び方向を検出する振れ量検出手段と、撮像素子に対して固定的に設置されたマグネットと、該マグネットに磁界を作用させて該撮像素子を撮像面内で移動させるコイルとを備えた駆動手段と、マグネットに対して相対的な位置が変化しないように設置された温度補償センサと、マグネットが発する磁力を検出することで撮像素子の位置を検出する位置センサと、振れ量検出手段の検出結果と位置センサの検出結果とを基に、振れを打ち消すための撮像素子の移動量を算出し、該算出結果に基づいて駆動手段を駆動して撮像素子を移動させる振れ補償手段とを有し、振れ補償手段は、振れ量検出手段の検出結果と位置センサの検出結果とを基に算出した振れを打ち消すための撮像素子の移動量と、温度補償センサの検出結果とを合成し、該合成結果が示す大きさ及び方向に撮像素子を移動させることを特徴とする振れ補正装置を提供するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、上記本発明の第1の態様に係る振れ補正装置を備え、撮像素子が生成した画像のデータを記録することを特徴とする撮像装置を提供するものである。
本発明によれば、磁気センサ及びマグネットの双方の温度変化に伴う磁気センサの出力変動を補償可能な位置検出機構を備えた振れ補正装置及び撮像装置を提供できる。
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る振れ補正装置の構成を示す。
撮像素子であるCCD(charge coupled device)1は、y可動枠2に固定され、y可動枠2はx可動枠3に固定されたyガイド軸4に沿ってy方向に移動可能に支持されている。また、y可動枠3は、固定枠5に設けられたxガイド軸6に沿ってx方向に移動可能に支持されている。固定枠5は鏡胴本体7に固定されており、これによりCCD1はx、y両方向に移動可能となっている。x可動枠3は、固定枠5に設けられた延出部8によって鏡胴本体7方向への移動が規制されている。
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る振れ補正装置の構成を示す。
撮像素子であるCCD(charge coupled device)1は、y可動枠2に固定され、y可動枠2はx可動枠3に固定されたyガイド軸4に沿ってy方向に移動可能に支持されている。また、y可動枠3は、固定枠5に設けられたxガイド軸6に沿ってx方向に移動可能に支持されている。固定枠5は鏡胴本体7に固定されており、これによりCCD1はx、y両方向に移動可能となっている。x可動枠3は、固定枠5に設けられた延出部8によって鏡胴本体7方向への移動が規制されている。
さらに、y可動枠2にはx駆動コイル9とy駆動コイル10とがそれぞれ固定枠5に設けられたx駆動マグネット11、y駆動マグネット12に対向する位置に設けられ、x方向、y方向に駆動される。x方向、y方向の位置は、それぞれx位置センサ13及びy位置センサ14で検出され、制御回路(図2の制御IC105)によって所定の位置に制御される。x位置センサ13、y位置センサ14としては、ホール素子や磁気抵抗素子などが用いられ、CCD1と一体にx、y方向に移動するy可動枠2に固定されて、x駆動マグネット11、y駆動マグネット12による磁界の変化を検出する。また、温度補償センサ15、16は、x、y駆動マグネット11、12に固定するか、又はx、y駆動マグネット11、12との位置関係が不動となるように固定される。x、y駆動マグネット11、12は、磁束を増幅するためのヨーク17を備えており、y可動枠2、及びx可動枠3を移動させるのに十分な磁力が得られるようになっている。
また、振れ補正装置は、不図示の振れ検出センサを備えており、これによってカメラの振れが検出されると、制御回路はカメラの振れによるCCD上の振れを位置消すようにCCDを移動制御する。振れ検出センサとしては、角速度センサであるジャイロセンサが用いられる。
図2に、振れ補正装置の機能構成を示す。
振れ検出センサ101はカメラの振れによる角速度を検出するジャイロセンサである。振れ検出センサ101の出力は、ハイパスフィルタ(HPF)102によって基準電圧Vrefに対するオフセットが除去される。オフセットが除去された角速度信号は、ローパスフィルタ(LPF)103によって高周波ノイズが除去され、アナログーディジタルコンバータ(A/D)104によってA/D変換されて制御IC105に入力される。ディジタル化された角速度信号は積分器1051によって積分されて角度信号に変換され、ジャイロセンサの感度と撮像レンズの焦点距離とに応じた係数kが角度−位置変換部1052によって乗ぜられて位置信号に変換される。この位置信号が振れ補正する際のCCDの目標位置となる。
一方、CCDの位置を検出する位置センサ111で検出された信号は、ローパスフィルタで高周波ノイズが除去され、A/D変換されて制御IC105に入力される。この信号が表す位置がCCDの現在位置である。
制御IC105は、CCDの目標位置とCCDの現在位置との差を減算器1053で生成し、これにゲイン1055で所定のゲインを乗じて制御信号として出力する。制御IC105から出力された制御信号は、ディジタル−アナログコンバータ(D/A)106によってD/A変換されて駆動回路107に出力される。駆動回路107は入力された制御信号に応じて駆動コイル108に電力を供給する。
このようにしてCCDが目標位置に追従するようにフィードバック制御が行われる。なお、制御信号を算出する際、制御の安定性のために位相進み補償部1054により位相進み補償などが行われる。
振れ検出センサ101はカメラの振れによる角速度を検出するジャイロセンサである。振れ検出センサ101の出力は、ハイパスフィルタ(HPF)102によって基準電圧Vrefに対するオフセットが除去される。オフセットが除去された角速度信号は、ローパスフィルタ(LPF)103によって高周波ノイズが除去され、アナログーディジタルコンバータ(A/D)104によってA/D変換されて制御IC105に入力される。ディジタル化された角速度信号は積分器1051によって積分されて角度信号に変換され、ジャイロセンサの感度と撮像レンズの焦点距離とに応じた係数kが角度−位置変換部1052によって乗ぜられて位置信号に変換される。この位置信号が振れ補正する際のCCDの目標位置となる。
一方、CCDの位置を検出する位置センサ111で検出された信号は、ローパスフィルタで高周波ノイズが除去され、A/D変換されて制御IC105に入力される。この信号が表す位置がCCDの現在位置である。
制御IC105は、CCDの目標位置とCCDの現在位置との差を減算器1053で生成し、これにゲイン1055で所定のゲインを乗じて制御信号として出力する。制御IC105から出力された制御信号は、ディジタル−アナログコンバータ(D/A)106によってD/A変換されて駆動回路107に出力される。駆動回路107は入力された制御信号に応じて駆動コイル108に電力を供給する。
このようにしてCCDが目標位置に追従するようにフィードバック制御が行われる。なお、制御信号を算出する際、制御の安定性のために位相進み補償部1054により位相進み補償などが行われる。
ジャイロ出力の積分値から算出される振れ量を補正するため、駆動マグネット109の磁力を利用して振れに対して逆方向にCCDの位置をずらすように駆動コイル108を通電させる。駆動コイル108への通電によって発生するCCD位置ずれ量は、駆動マグネット109に固定した温度補償センサ112の出力を、位置センサ111の出力から差し引くことで、位置センサ111だけでなく駆動マグネット109の温度変動を加味できる。
なお、温度補償センサ112の駆動マグネット109への取り付けは、センサ出力がある一定の値となる位置とする。すなわち、駆動マグネット109のN極とS極との境界に温度補償センサ112を配置すると、磁界の変化を十分な精度で検出できない場合があるため、N極又はS極に偏って温度補償センサ112配置するようにすると良い。
なお、温度補償センサ112の駆動マグネット109への取り付けは、センサ出力がある一定の値となる位置とする。すなわち、駆動マグネット109のN極とS極との境界に温度補償センサ112を配置すると、磁界の変化を十分な精度で検出できない場合があるため、N極又はS極に偏って温度補償センサ112配置するようにすると良い。
温度補償センサ112の出力を、位置センサ111の出力から差し引く方式としては、制御IC105への入力前にアナログ信号の状態で行う方式(第1の方式)と、制御IC105への入力後にディジタル演算によって行う方式(第2の方式)とがある。図2に示すように、本実施形態に係る振れ補正装置は、第1の方式を採用している。
図3に、位置検出部113の回路の基本構成を示す。駆動マグネット109に対向する位置センサ111と、駆動マグネット109に固定された温度補償センサ112とに、動作状態とするための駆動電圧を印加し、それぞれのセンサの出力を差動増幅アンプで受け、さらにそれぞれのアンプ出力を後段の差動アンプで受ける。後段の差動アンプは、CCDの位置情報から位置センサ111及び駆動マグネット109の温度変動分を含んだ直流分を差し引いた信号を、A/D114へ出力する。
本実施形態においては、位置センサ111としてx位置センサ13及びy位置センサ14の二つを備えているため、それぞれの方向に関して温度変化を補償する。
図4に、本実施形態に係る振れ補正装置の温度補償回路113の回路構成を示す。x位置センサ13及びy位置センサ14のそれぞれの出力に対して、温度補償センサ112の出力で差分を取り、差分を取った後にA/D114へ出力する。
なお、図示はしないが、温度補償センサをx方向用とy方向用とに別個に設けても良い。
図4に、本実施形態に係る振れ補正装置の温度補償回路113の回路構成を示す。x位置センサ13及びy位置センサ14のそれぞれの出力に対して、温度補償センサ112の出力で差分を取り、差分を取った後にA/D114へ出力する。
なお、図示はしないが、温度補償センサをx方向用とy方向用とに別個に設けても良い。
図5に、第2の方式の温度補償回路113の回路の基本構成を示す。位置検出用マグネット110に対向する位置検出センサ111と、位置検出用マグネット110に固定された温度補償センサ112とに、動作状態とするための駆動電圧を印加し、それぞれのセンサ出力を差動増幅アンプで受け、A/D114において直接A/D変換する。
この場合は、制御IC105内の処理において、それぞれのセンサ出力の差分を取ることにより、位置センサ111及び位置検出用マグネット110の両方の温度変化による検出結果の変動を除去する。
本実施形態のように位置センサ111としてx位置センサ13及びy位置センサ14の二つを備えた構成の場合は、x位置センサ13、y位置センサ14及び温度補償センサ112の出力をそれぞれA/Dコンバータ114に出力し、制御IC105内においてディジタル演算で差分を取れば良い。
この場合は、制御IC105内の処理において、それぞれのセンサ出力の差分を取ることにより、位置センサ111及び位置検出用マグネット110の両方の温度変化による検出結果の変動を除去する。
本実施形態のように位置センサ111としてx位置センサ13及びy位置センサ14の二つを備えた構成の場合は、x位置センサ13、y位置センサ14及び温度補償センサ112の出力をそれぞれA/Dコンバータ114に出力し、制御IC105内においてディジタル演算で差分を取れば良い。
このように、本実施形態に係る振れ補正装置は、磁気センサ及びマグネットの双方の温度変動による磁気センサの出力変動を補償できる。よって、いかなる環境下でも正確な位置検出が可能となり、手振れ補正精度が向上し、撮像の失敗を減らすことが可能となる。
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。図6に本実施形態に係る振れ補正装置の構成を示す。第1の実施形態とほぼ同様であるが、増幅回路用温度補償回路120をさらに有する点で相違する。
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。図6に本実施形態に係る振れ補正装置の構成を示す。第1の実施形態とほぼ同様であるが、増幅回路用温度補償回路120をさらに有する点で相違する。
磁気センサの出力は差動アンプなどの増幅回路で受けることが一般的であるが、増幅回路の特性は温度によって変化する。
図7に、温度変動による磁気センサと増幅回路との出力変動の一例を示す。温度がΔT℃上昇すると、磁気センサ単体の出力変動ΔVhが発生する一方、磁気センサ出力を受ける増幅回路自体の出力変動ΔVaが発生するため、全体としては、両者を合成したΔV=ΔVh+ΔVaが、温度変化に伴う出力変動として発生する。
増幅回路の出力を温度補償する方法は、上記第1の方式及び第2の方式のいずれに対しても適用可能である。
図8に、増幅回路の温度補償を行う第1の方式の回路の基本構成を示す。駆動マグネット109に対向する位置センサ111と、駆動マグネット109に固定された温度補償センサ112とに、動作状態とするための駆動電圧を印加し、それぞれのセンサの出力を第1、第2の差動アンプで受け、さらに第1、第2の差動アンプのそれぞれの出力を後段の第3の差動アンプで受ける。差動アンプは、1パッケージのLSI化されているため、温度補償回路113と増幅回路用温度補償回路120とを同一のパッケージとして形成し、同パッケージに内蔵されている位置検出センサ111及び温度補償センサ112の出力と増幅回路用温度補償回路120との差動を取ることで、磁気センサ出力の温度変動を補正する。
後段の第3の差動アンプは、CCDの位置情報から位置センサ111及び駆動マグネット109の温度変動分を含んだ直流分を差し引いた信号を、A/Dコンバータ114へ出力する。
後段の第3の差動アンプは、CCDの位置情報から位置センサ111及び駆動マグネット109の温度変動分を含んだ直流分を差し引いた信号を、A/Dコンバータ114へ出力する。
本実施形態においては、x位置センサ及びy位置センサの二つの位置センサを備えているため、それぞれの方向に関して温度変化を補償する。
図9に、本実施形態に係る振れ補正装置において、第1の方式を適用する場合の振れ検出回路の回路構成を示す。x位置センサ及びy位置センサのそれぞれの出力に対して、温度補償センサ及び増幅回路の補償用の差動アンプ出力との差分を取り、差分を取った後にA/Dコンバータへ出力する。
なお、図示はしないが、温度補償センサ及び増幅回路の温度補償用の差動アンプとをx方向用とy方向用とに別個に設けても良い。
図9に、本実施形態に係る振れ補正装置において、第1の方式を適用する場合の振れ検出回路の回路構成を示す。x位置センサ及びy位置センサのそれぞれの出力に対して、温度補償センサ及び増幅回路の補償用の差動アンプ出力との差分を取り、差分を取った後にA/Dコンバータへ出力する。
なお、図示はしないが、温度補償センサ及び増幅回路の温度補償用の差動アンプとをx方向用とy方向用とに別個に設けても良い。
図10に、増幅回路の温度補償を行う第2の方式の回路の基本構成を示す。駆動マグネット109に対向する位置検出センサ111と、駆動マグネット109に固定された温度補償センサ112とに、動作状態とするための駆動電圧を印加し、それぞれのセンサ出力を差動増幅アンプで受け、直接A/D114へ入力してA/D変換する。この場合は、制御IC内の処理において、それぞれのセンサ出力の差分を取ることにより、磁気センサ、マグネット及び補償回路の各々の温度変化による検出結果の変動を除去する。
本実施形態のように、x位置センサ及びy位置センサの二つの位置センサを備えた構成の場合には、x位置センサ、y位置センサ、温度補償センサ及び増幅回路の温度補償用の差動アンプの出力をそれぞれA/Dコンバータに出力し、制御IC内においてディジタル演算で差分を取れば良い。
本実施形態のように、x位置センサ及びy位置センサの二つの位置センサを備えた構成の場合には、x位置センサ、y位置センサ、温度補償センサ及び増幅回路の温度補償用の差動アンプの出力をそれぞれA/Dコンバータに出力し、制御IC内においてディジタル演算で差分を取れば良い。
本実施形態に係る振れ補正装置は、温度変化に伴う増幅回路の特性の変化を補償できるため、第1の実施形態の振れ補正装置よりも高精度に手振れを補正できる。
なお、上記各実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれに限定されることはなく様々な変形が可能である。
1 CCD
2 y可動枠
3 x可動枠
4 yガイド軸
5 固定枠
6 xガイド軸
7 鏡胴本体
8 延出部
9 x駆動コイル
10 y駆動コイル
11 x駆動マグネット
12 y駆動マグネット
13 x位置センサ
14 y位置センサ
15、16、112 温度補償センサ
17 ヨーク
101 振れ検出センサ
102 HPF
103 LPF
104、114 A/D
105 制御IC
106 D/A
107 駆動回路
108 駆動コイル
109 駆動マグネット
111 位置センサ
113 温度補償回路
120 増幅回路用温度補償回路
1051 積分器
1052 角度−位置変換部
1053 減算器
1054 位相進み補償部
1055 ゲイン
2 y可動枠
3 x可動枠
4 yガイド軸
5 固定枠
6 xガイド軸
7 鏡胴本体
8 延出部
9 x駆動コイル
10 y駆動コイル
11 x駆動マグネット
12 y駆動マグネット
13 x位置センサ
14 y位置センサ
15、16、112 温度補償センサ
17 ヨーク
101 振れ検出センサ
102 HPF
103 LPF
104、114 A/D
105 制御IC
106 D/A
107 駆動回路
108 駆動コイル
109 駆動マグネット
111 位置センサ
113 温度補償回路
120 増幅回路用温度補償回路
1051 積分器
1052 角度−位置変換部
1053 減算器
1054 位相進み補償部
1055 ゲイン
Claims (7)
- 撮像素子の撮像面における振れの大きさ及び方向を検出する振れ量検出手段と、
前記撮像素子に対して固定的に設置されたマグネットと、該マグネットに磁界を作用させて該撮像素子を前記撮像面内で移動させるコイルとを備えた駆動手段と、
前記マグネットに対して相対的な位置が変化しないように設置された温度補償センサと、
前記マグネットが発する磁力を検出することで撮像素子の位置を検出する位置センサと、
前記振れ量検出手段の検出結果と前記位置センサの検出結果とを基に、前記振れを打ち消すための前記撮像素子の移動量を算出し、該算出結果に基づいて駆動手段を駆動して前記撮像素子を移動させる振れ補償手段とを有し、
前記振れ補償手段は、前記振れ量検出手段の検出結果と前記位置センサの検出結果とを基に算出した前記振れを打ち消すための前記撮像素子の移動量と、前記温度補償センサの検出結果とを合成し、該合成結果が示す大きさ及び方向に前記撮像素子を移動させることを特徴とする振れ補正装置。 - 前記位置検出手段の検出結果と前記温度補償センサの検出結果との合成結果を、アナログ信号の差動成分として前記振れ補償手段へ出力することを特徴とする請求項1記載の振れ補償装置。
- 前記位置検出手段の検出結果と前記温度補償センサの検出結果との合成結果を、デジタル信号に変換して前記振れ補償手段へ出力し、該振れ補償手段においてデジタル演算で差分をとることによって合成することを特徴とする請求項1記載の振れ補正装置。
- 前記位置検出手段は、前記撮像素子の位置を、前記撮像面内で直交する二つの方向成分に分けて検出し、それぞれの方向成分の検出結果は、共通の前記温度補償センサの検出結果と合成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の振れ補正装置。
- 前記位置検出手段は、前記撮像素子の位置を、前記撮像面内で直交する二つの方向成分に分けて検出し、該検出結果は、前記二つの方向に対応して設置された二つの前記温度補償センサの検出結果のそれぞれと合成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の振れ補正装置。
- 前記位置センサと及び前記温度補償センサの出力を増幅する第1の増幅回路と、前記第1の増幅回路と同様の温度特性を備え、前記第1の増幅回路の近傍に設置された第2の増幅回路とを有し、
前記第2の増幅回路の出力を前記位置センサ及び前記温度補償センサの出力と合成することにより、温度変化に伴う前記第1の増幅回路の特性の変化を補償することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の振れ補正装置。 - 請求項1から6のいずれか1項記載の振れ補正装置を備え、前記撮像素子が生成した画像のデータを記録することを特徴とする撮像装置。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2009
- 2009-03-05 JP JP2009052531A patent/JP2010204575A/ja not_active Withdrawn
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