JP5521421B2 - 複式溶接ガン構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の溶接ガンを1台の溶接ロボットのロボットアームに搭載して、ワークの複数の溶接箇所を同時に溶接可能な複式溶接ガン構造体に関する。
従来の自動車の溶接設備においては、1台の溶接ロボットのロボットアームに1台の溶接ガンを搭載して、ワークの溶接箇所を1点ずつスポット溶接している。
また、タクトタイムの短縮及び設備費の削減を目的に、1台の溶接ロボットのロボットアームに2台の溶接ガンを搭載して、ワークの2点の溶接箇所を同時にスポット溶接する複式溶接ガン構造体(双頭溶接ガン)が開示されている(特許文献1参照)。
更に、複数台(例えば2台)の溶接ガンの一方を他方に対して平行移動(スライド)させて、これらの溶接ガンのガンピッチ(つまり溶接ピッチ)を変更させるピッチ変更装置を具備した複式溶接ガン構造体が知られている。
実開平5−88773号公報
ところが、溶接ガンを平行移動させるピッチ可変装置は、構造が複雑であり、更にガンピッチの変更範囲を大きく設定するためには、溶接ガンの平行移動距離を大きくしなければならず、その分、大型化し且つ重量が増大してしまう。
また、このようなピッチ可変装置において、溶接ガンの平行移動距離を大きくした場合には、この複式溶接ガン構造体に作用するモーメントが増大するため、このピッチ可変装置を含めた複式溶接ガン構造体の剛性を増大させる必要がある。この点からも、この複式溶接ガン構造体の大型化及び重量の増大が避けられない。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、小型且つ軽量化できる複式溶接ガン構造体を提供することにある。
本発明は、同時に溶接可能な複数の溶接ガンが1台の溶接ロボットのロボットアームに搭載されるとともに、前記複数の溶接ガンの各ガンアーム先端部にそれぞれ設置された溶接電極に溶接用電力を供給する溶接トランスおよび前記溶接ガンのガンピッチを変更させるピッチ可変装置を備えた複式溶接ガン構造体において、複数の前記溶接ガンは、溶接ロボットのロボットアームに固定される固定側溶接ガンと、この固定側溶接ガンに対して前記ピッチ可変装置により回転動作する可動側溶接ガンとを備え、前記ピッチ可変装置は、前記固定側溶接ガンと前記可動側溶接ガンの間に配置され、少なくとも前記固定側溶接ガンに取付けた回転用サーボモータと前記可動側溶接ガンに取り付けた回転軸を備え、 前記回転用サーボモータの回転により、直接または伝動機構部を介して前記可動側溶接ガンを前記回転軸を中心として回転させてこれらの溶接ガンの一方を他方に対し相対的に回転させてこれらの溶接ガンの各先端部を接近または離反させ、これらの溶接ガンのガンピッチを変更させる一方、前記溶接トランスを、少なくとも前記回転軸を中心として回転動作する前記可動側溶接ガンの側に設置し、可動側溶接ガンと共に移動することを特徴とするものである。
本発明によれば、ピッチ可変装置が、複数の溶接ガンの一方を他方に対し相対的に回転させてこれらの溶接ガンを接近または離反させることから、複数の溶接ガンを平行移動させてガンピッチを変更させるピッチ可変装置に比べ、構造が簡素化され、剛性を低く設計できるので、小型且つ軽量な複式溶接ガン構造体を実現できる。
本発明に係る複式溶接ガン構造体の第1の実施の形態であるダブルガン構造体を示す正面図。 図1のダブルガン構造体を示す平面図。 図1のダブルガン構造体を示す側面図。 図1のダブルガン構造体による溶接作業状況を示す側面図。 図1のダブルガン構造体による溶接作業状況を示す平面図。 本発明に係る複式溶接ガン構造体の第2の実施の形態であるダブルガン構造体を示す正面図。 本発明に係る複式溶接ガン構造体の第3の実施の形態であるダブルガン構造体を、一部を断面状態で示す正面図。 図7のダブルガン構造体を示す平面図。 図7のダブルガン構造体を示す側面図。 図7のダブルガン構造体の作動状態であり、(A)は、回転用サーボモータを−10度回転させた状態を示す平面図、(B)は、回転用サーボモータを+5度回転させた状態を示す平面図。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る複式溶接ガン構造体の第1の実施の形態であるダブルガン構造体を示す正面図である。図1〜図3に示す複式溶接ガン構造体としてのダブルガン構造体10は、同時に溶接可能な複数台(例えば2台)の第1溶接ガン11と第2溶接ガン12とが、1台の溶接ロボット(可搬許容荷重200kg以下)のロボットアーム13に搭載されたものである。そして、第1溶接ガン11が、フレーム14を介してロボットアーム13に固定されて固定側溶接ガンとして機能する。また、第2溶接ガン12は、第1溶接ガン11に対しピッチ可変装置15(後述)により、回転軸16を中心に矢印A(図2)方向に回転動作する可動側溶接ガンである。尚、図2中の符号33は、ロボットアーム取付位置を示す。
これらの第1溶接ガン11及び第2溶接ガン12は、図3に示すように、固定側ガンアーム17に対して可動側ガンアーム18が枢支軸19を中心に揺動して、これらの固定側ガンアーム17、可動側ガンアーム18の各先端部にそれぞれ設置された溶接電極20、21が開閉動作するX型のスポット溶接用の溶接ガンである。
固定側ガンアーム17は、フレーム14に取り付けられると共に、このフレーム14に溶接トランス22及びボールねじ機構部23が設置される。溶接トランス22から溶接電極20、21へ溶接用電力が供給される。また、ボールねじ機構部23は、図2に示すように、ドライブプーリ24及びドリブンプーリ25にタイミングベルト26が巻き掛けられてなるプーリ機構部27を介して加圧用サーボモータ28に連結される。
加圧用サーボモータ28のドライブシャフトにドライブプーリ24が回転一体に取り付けられ、ドリブンプーリ25にボールねじ機構部23のボールねじ29が回転一体に結合される。また、ボールねじ29には駆動ナット30がねじ結合され、この駆動ナット30にリンク31を介して可動側ガンアーム18が連結される。また、図3に示すように、固定側ガンアーム17の基端部は、ボールねじ機構部23のケーシング32に支持されている。
従って、加圧用サーボモータ28の駆動により、プーリ機構部27のドライブプーリ24、タイミングベルト26及びドリブンプーリ25を経て、ボールねじ機構部23のボールねじ29が回転し、駆動ナット30がボールねじ29の軸方向に移動して、可動側ガンアーム18が固定側ガンアーム17に対し枢支軸19を中心として揺動し、可動側ガンアーム18の溶接電極21が固定側ガンアーム17の溶接電極20に対し開閉動作する。
可動側ガンアーム18の溶接電極21が固定側ガンアーム17の溶接電極20に対して開動作したときには(図4(A))、ワーク34の溶接箇所35に対して、これらの溶接電極20及び21によるスポット溶接はなされない。可動側ガンアーム18の溶接電極21が固定側ガンアーム17の溶接電極20に対して閉動作することで(図4(B))、これらの溶接電極20及び21により、ワーク34の溶接箇所35に対してスポット溶接がなされる。
さて、前記ピッチ可変装置15は、図1及び図2に示すように、第1溶接ガン11と第2溶接ガン12との間に配置され、第2溶接ガン12を第1溶接ガン11に対して矢印A方向に回転させ、この第2溶接ガン12の先端部を第1溶接ガン11の先端部に接近または離反させて、第1溶接ガン11の先端部と第2溶接ガン12の先端部とのガンピッチ(つまり溶接ピッチ)Pを変更するものであり、前記回転軸16、駆動モータとしての回転用サーボモータ36、及び伝動機構部37を有して構成される。
回転用サーボモータ36は、第1溶接ガン11のフレーム14に立設された取付ブラケット38及び支持アーム39を用いて、このフレーム14に支持される。また、伝動機構部37は、回転用サーボモータ36の回転シャフトに回転一体に結合されたドライブプーリ40と、回転軸16の一端に回転一体に結合されたドリブンプーリ41と、これらのドライブプーリ40及びドリブンプーリ41に巻き掛けられたタイミングベルト42と、を有して構成される。
回転軸16は、支持アーム39を貫通して、第2溶接ガン12の溶接電極20及び21の開閉動作方向(図1の矢印B方向)に延在し、第2溶接ガン12のフレーム14に立設されたアッパブラケット43及びロアブラケット44に回転一体に結合される。ドリブンプーリ41と支持アーム39とに挟まれた回転軸16の周囲には、例えばスラストベアリング45等の軸受け部材が設置される。このスラストベアリング45により、回転軸16及びドリブンプーリ41が支持アーム39 に対して回転自在に設けられると共に、第2溶接ガン12の荷重がアッパブラケット43、ロアブラケット44、回転軸16、ドリブンプーリ41及びスラストベアリング45を介して支持アーム39に支持される。
図5に示すように、ワーク34の溶接箇所35は一定の間隔ではなく、ワーク34の形状などによって間隔が異なっている。そこで、ピッチ可変装置15の回転用サーボモータ36を駆動し、この回転用サーボモータ36の回転力を伝動機構部37のドライブプーリ40、タイミングベルト42及びドリブンプーリ41を経て回転軸16に付与することで、第2溶接ガン12を第1溶接ガン11に対して回転軸16を中心に矢印A方向に回転させ、第1溶接ガン11と第2溶接ガン12とのガンピッチPを変更して調節して、第1溶接ガン11、第2溶接ガン12のそれぞれの溶接電極20及び21をワーク34の溶接箇所35の間隔に一致させる。更にロボットアーム13を移動させて、第1溶接ガン11、第2溶接ガン12のそれぞれの溶接電極20及び21を、ワーク34の溶接箇所35に位置合わせする。この状態で、ダブルガン構造体10は、第1溶接ガン11及び第2溶接ガン12により、ワーク34の2点の溶接箇所35を同時にスポット溶接する。
以上のように構成されたことから、本実施の形態によれば、次の効果(1)〜(3)を奏する。
(1)ピッチ可変装置15が、第2溶接ガン12を第1溶接ガン11に対し回転させて、これらの溶接ガン11、12の各先端部を接近または離反させ、第1溶接ガン11の先端部と第2溶接ガン12の先端部とのガンピッチPを変更させている。このことから、本実施の形態のダブルガン構造体10では、複数の溶接ガンを平行移動させてガンピッチを変更させるピッチ可変装置に比べ、溶接ガンの平行移動距離を大きくする必要がないので、ダブルガン構造体10の構造が簡素化され、且つモーメントの変化が少ないのでダブルガン構造体10の剛性を低く設計できる。このため、小型且つ軽量なダブルガン構造体10を実現でき、溶接ロボットのロボットアーム13に、この溶接ロボットの可搬許容荷重に対して十分な余裕度をもって搭載することができると共に、ガンピッチPの調整幅を拡大できる。
(2)第2溶接ガン12は、ピッチ可変装置15によって回転されることでワーク34に対して進入角度が変化するため、特に、ワーク34の開口部のコーナ部における溶接箇所35に対しても、第2溶接ガン12がワーク34と干渉することを防止できるので、その溶接箇所35に対してスポット溶接を好適に実施できる。
(3)ピッチ可変装置15は、伝動機構部37のドライブプーリ40の直径をドリブンプーリ41に対して変化させることで、第1溶接ガン11と第2溶接ガン12とのガンピッチPの変更スピードを調整することができる。
[B]第2の実施の形態(図6)
図6は、本発明に係る複式溶接ガン構造体の第2の実施の形態であるダブルガン構造体を示す正面図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分については、同一の符号の付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態の複式溶接ガン構造体としてのダブルガン構造体50が前記第1の実施の形態のダブルガン構造体10と異なる点は、ピッチ可変装置51の回転用サーボモータ36が伝動機構部37を介在することなく、回転軸16に直接連結された点である。つまり、回転用サーボモータ36のモータシャフトに回転軸16が直接連結されて、回転用サーボモータ36の回転力が回転軸16、アッパブラケット43及びロアブラケット44を介して第2溶接ガン12へ伝達される。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)及び(2)と同様な効果を奏するほか、次の効果(4)を奏する。
(4)ピッチ可変装置51の回転用サーボモータ36が回転軸16に直接連結され、伝動機構部37を介在させる必要がないので、ダブルガン構造体50の構造を更に簡素化できる。
[C]第3の実施の形態(図7〜図10)
図7は、本発明に係る複式溶接ガン構造体の第3の実施の形態であるダブルガン構造体を、一部を断面状態で示す正面図である。この第3の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態の複式溶接ガン構造体としてのダブルガン構造体60が前記第1の実施の形態のダブルガン構造体10と異なる点は、ピッチ可変装置61が溶接ロボットのロボットアーム13に固定され、第1溶接ガン11及び第2溶接ガン12がピッチ可変装置61により共に回転可能に設けられて、それらの先端部が互いに接近または離反し、これらの第1溶接ガン11の先端部と第2溶接ガン12の先端部とのガンピッチPを変更させるよう構成された点である。
つまり、ピッチ可変装置61は、箱形状のハウジング62内に回転用サーボモータ36が設置され、この回転用サーボモータ36の側壁に取付ブラケット63が固着されている。ハウジング62の天面に溶接ロボットのロボットアーム13が固定される。
回転用サーボモータ36のモータシャフトに第1回転軸64が回転一体に連結される。この第1回転軸64は、第1溶接ガン11における固定側ガンアーム17と可動側ガンアーム18のそれぞれの溶接電極20、21の開閉動作方向(図7の矢印B方向)に延在し、第1溶接ガン11のフレーム14から立設されたアッパブラケット66及びロアブラケット67に回転一体に結合される。従って、回転用サーボモータ36の駆動により、第1溶接ガン11が第1回転軸64を中心として、図8の矢印C方向に回転する。
取付ブラケット63には、一端に支持円板68が固定された第2回転軸65が回転自在に貫通する。この第2回転軸65は、第2溶接ガン12における固定側ガンアーム17と可動側ガンアーム18のそれぞれの溶接電極20、21の開閉動作方向(図7の矢印B方向)に延在し、第2溶接ガン12のフレーム14から立設されたアッパブラケット69及びロアブラケット70に回転一体に結合される。
支持円板68と取付ブラケット63とに囲まれた第2回転軸65の周囲には、例えばスラストベアリング71等の軸受け部材が設置される。このシャフトベアリング71により、第2回転軸65及び支持円板68が取付ブラケット63に対して回転自在に設けられると共に、第2溶接ガン12の荷重がアッパブラケット69、ロアブラケット70、第2回転軸65、支持円板68及びスラストベアリング71を介して取付ブラケット63により支持される。また、第1回転軸64と第2回転軸65の下端は、ラジアルベアリング74等の軸受け部材を介して、位置決めプレート75により支持される。この位置決めプレート75により、第1回転軸64と第2回転軸65との間隔が一定に保持される。
更に、第1回転軸64にドライブギア72が回転一体に取り付けられ、第2回転軸65にドリブンギア73が回転一体に取り付けられる。これらのドライブギア72とドリブンギア73は互いに噛み合わされ、第1回転軸64の回転により第2回転軸65が逆方向に回転するように、回転用サーボモータ36の回転力が伝達される。従って、この回転用サーボモータ36の駆動により、第1溶接ガン11が、第1回転軸64を中心として矢印C方向(図8)に回転すると共に、ドライブキヤ72及びドリブンギア73の作用で第2溶接ガン12が、第2回転軸65を中心として矢印D方向(図8)に、第1溶接ガン11と逆向きに回転する。
図10(A)に示すように、回転用サーボモータ36を例えば−10度回転させることにより、第1溶接ガン11が第1回転軸64を中心に、また第2溶接ガン12が第2回転軸65を中心に互いに逆方向に回転して、第1溶接ガン11と第2溶接ガン12のそれぞれの先端部が接近し、これらの溶接ガン11、12におけるそれぞれの先端部のガンピッチPが狭く設定される。また、図10(B)に示すように、回転用サーボモータ36を例えば+5度回転させることにより、第1溶接ガン11が第1回転軸64を中心に、また第2溶接ガン12が第2回転軸65を中心に互いに逆方向に回転して、第1溶接ガン11と第2溶接ガン12のそれぞれの先端部が離反し、これらの溶接ガン11、12におけるそれぞれの先端部のガンピッチPが広く設定される。
このようにして、第1溶接ガン11と第2のガン12のガンピッチPを変更し、ロボットアーム13により第1溶接ガン11及び第2溶接ガン12の位置を調整することで、第1溶接ガン11と第2溶接ガン12のそれぞれの溶接電極20、21をワーク34の溶接箇所35に一致させて、これらの溶接箇所35にスポット溶接を同時に施す。
以上のように構成されたことから、本実施の形態においても、前記第1の実施の形態の効果(2)と同様な効果を奏するほか、次の効果(5)を奏する。
(5)本実施の形態のダブルガン構造体60では、第1溶接ガン11及び第2溶接ガン12がピッチ可変装置61により共に回転して、これらの溶接ガン11、12のそれぞれの先端部が互いに接近または離反し、これらの第1溶接ガン11と第2溶接ガン12の各先端部のガンピッチPが変更される。このため、ダブルガン構造体60の構造が簡素化され、且つダブルガン構造体60の剛性を低く設定できるので、ダブルガン構造体60を小型且つ軽量化して、溶接ロボットのロボットアーム13に十分な余裕度を持って搭載することができると共に、ガンピッチPの調整幅を拡大できる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各実施の形態では、第1溶接ガン11及び第2溶接ガン12を備えたダブルガン構造体10、50及び60の場合について述べたが、3台以上の溶接ガンを備えた複式溶接ガン構造体であってもよい。
また、各実施の形態では、第1溶接ガン11及び第2溶接ガン12は、可動側ガンアーム18が固定側ガンアーム17に対して枢支軸19回りに揺動するX型のスポット溶接用溶接ガンについて述べたが、可動側ガンアーム18が固定側ガンアーム17に対して直線移動するC型のスポット溶接用溶接ガンであってもよく、更にアーク溶接用の溶接ガンであってもよい。
更に、溶接ガンに代えて充填剤注入ガンや、ねじ締め用のボルトランナまたはナットランナを複数台配置して、産業用ロボットのロボットアームに搭載させる構造体に、本発明を適用することも可能である。
10 ダブルガン構造体
11 第1溶接ガン
12 第2溶接ガン
13 ロボットアーム
15 ピッチ可変装置
16 回転軸
17 固定側ガンアーム
18 可動側ガンアーム
20、21 溶接電極
36 回転用サーボモータ
37 伝動機構部
40 ドライブプーリ
41 ドリブンプーリ
42 タイミングベルト
50 ダブルガン構造体
51 ピッチ可変装置
60 ダブルガン構造体
61 ピッチ可変装置
64 第1回転軸
65 第2回転軸
72 ドライブギア
73 ドリブンギア

Claims (3)

  1. 同時に溶接可能な複数の溶接ガンが1台の溶接ロボットのロボットアームに搭載されるとともに、前記複数の溶接ガンの各ガンアーム先端部にそれぞれ設置された溶接電極に溶接用電力を供給する溶接トランスおよび前記溶接ガンのガンピッチを変更させるピッチ可変装置を備えた複式溶接ガン構造体において、
    複数の前記溶接ガンは、溶接ロボットのロボットアームに固定される固定側溶接ガンと、この固定側溶接ガンに対して前記ピッチ可変装置により回転動作する可動側溶接ガンとを備え、
    前記ピッチ可変装置は、前記固定側溶接ガンと前記可動側溶接ガンの間に配置され、少なくとも前記固定側溶接ガンに取付けた回転用サーボモータと前記可動側溶接ガンに取り付けた回転軸を備え、
    前記回転用サーボモータの回転により、直接または伝動機構部を介して前記可動側溶接ガンを前記回転軸を中心として回転させてこれらの溶接ガンの一方を他方に対し相対的に回転させてこれらの溶接ガンの各先端部を接近または離反させ、これらの溶接ガンのガンピッチを変更させる一方、
    前記溶接トランスを、少なくとも前記回転軸を中心として回転動作する前記可動側溶接ガンの側に設置し、可動側溶接ガンと共に移動することを特徴とする複式溶接ガン構造体。
  2. 前記溶接ガンは、固定側ガンアームの溶接電極と可動側ガンアームの溶接電極とが開閉動作するスポット溶接用の溶接ガンであり、前記ピッチ可変装置は、前記溶接電極の開閉動作方向に平行に延在する回転軸を備えたことを特徴とする請求項1に記載の複式溶接ガン構造体。
  3. 前記回転用サーボモータは、固定側溶接ガンのフレームに立設された取付ブラケット及び支持アームを介してフレームに支持され、前記伝動機構部は、前記回転用サーボモータの回転シャフトに回転一体に結合されたドライブプーリと、前記回転軸の一端に回転一体に結合されたドリブンプーリと、これらのドライブプーリ及びドリブンプーリに巻き掛けられたタイミングベルトとを有して構成されることを特徴とする請求項1に記載の複式溶接ガン構造体。
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