JP5517599B2 - 階段昇降機用ガイドレールの折り畳み装置 - Google Patents
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Description
請求項1の発明によれば、回転リンクを前記起立位置に配置した際には、前記他端側を上位側ガイドレールの延長方向と平行な方向へ配置させることが可能になる。これにより、前記他端側に連結された第2の回転支点軸を中心として、下位側ガイドレールを、前記他端側の配置方向(上位側ガイドレールの延長方向)に沿って、上位側ガイドレールの上側に折り畳み易くすることができる。
請求項1の発明によれば、回転リンクの一端側もしくは他端側のいずれかに貫設された長孔によって、第1の回転支点軸もしくは第2の回転支点軸を前記下方側へ案内させることに伴って、前記回転リンクにより上位側ガイドレールと下位側ガイドレールとが連結された状態で、前記第1もしくは前記第2の回転支点軸の前記下方側への移動量に応じて、上位側ガイドレールから下位側ガイドレールを離間させることができる。
請求項2の発明によれば、前記接続位置では、係止孔に第1係止突起が係止されることにより、前記下位側ガイドレールと前記上位側ガイドレールとを心合わせする位置決めが可能になる。これにより、前記接続位置では、下位側ガイドレールと上位側ガイドレールとの突き合わせ面において、下位側ガイドレールと上位側ガイドレールとの間に、上下方向のずれや左右方向のずれが生じることを防止できる。
請求項3の発明によれば、係止部に第2係止突起を係止させると共に、連結ピンにより、下位側ガイドレールを下位側ガイドレール保持部材に連結することによって、下位側ガイドレールを、前記接続位置で下位側ガイドレール保持部材に固定することができれば、下位側ガイドレールが該下位側ガイドレールの延長方向における下方側へスライドすることを防止できる。これにより、下位側ガイドレールが、前記下方側へ落下する事故を防止できる。
本実施形態の階段昇降機1では、上記の長孔Hが、下位側ガイドレール20の内部空間S2に収容された回転リンクRの他端側に設けられている。階段昇降機1では、長孔Hを用い、上位側ガイドレール30から下位側ガイドレール20を離間させた上で、該上位側ガイドレール30の内部空間S1に位置する第1回転支点軸34を回転中心として、上述したように、下位側ガイドレール20を、上記の略直交位置に起立させることができる。
その後に、前記スライド部材35に軸支された第2回転支点軸38を回転中心として、上述したように、下位側ガイドレール20を、略直交位置から上位側ガイドレール30の上側に折り畳むことができる。
このため、下位側ガイドレール20を上位側ガイドレール30から離間させた上で該上位側ガイドレール30の上側に折り畳むための装置(各回転支点軸34、38、回転リンクR、長孔H、スライド部材35)が、各ガイドレール20、30の側面から突き出すことがない。
これにより、各ガイドレール20、30を階段2の傾斜に沿って設ける際に、各ガイドレール20、30を配置するスペースとは別個に下位側ガイドレール20を折り畳むための装置を配置するスペースが不要となる。よって、折り畳み可能なガイドレール10(各ガイドレール20、30)を階段2に設けるスペースを縮小化する要請に応えることができる。
Claims (3)
- 階段昇降用のガイドレールにおいて、下端部分である下位側ガイドレールを、その上位側となる上位側ガイドレールの上側に折り畳むための折り畳み装置であって、
前記上位側ガイドレールと前記下位側ガイドレールとの間に、前記上位側ガイドレールの内部空間で第1の回転支点軸を介して一端側が上下方向へ回転可能に連結されると共に、前記下位側ガイドレールの内部空間で第2の回転支点軸を介して他端側が前記上下方向へ回転可能に連結されて、前記第1の回転支点軸を中心として、前記上位側ガイドレールの延長方向となる倒伏位置と、前記上位側ガイドレールの上面を越えて前記他端側が突出する起立位置との間で回転可能な回転リンクを設ける一方、
前記回転リンクを、前記上位側ガイドレールと前記下位側ガイドレールとが延長状となる状態で両端部が上向きとなり、該延長状となる状態で該両端部同士の間が前記上位側ガイドレール及び前記下位側ガイドレールの延長方向へ直線状に延びる略U字状として、
前記回転リンクと前記第1の回転支点軸もしくは前記第2の回転支点軸との連結部分に、前記下位側ガイドレールを該下位側ガイドレールの延長方向における下方側へスライドさせて前記上位側ガイドレールから離間させるスライド機構を設けて、
前記スライド機構は、
前記略U字状とした前記回転リンクの一端側もしくは前記他端側のいずれかに貫設されて、前記延長状となる状態で前記下位側ガイドレールの延長方向へ長い直線状とされて、前記第1の回転支点軸もしくは前記第2の回転支点軸を係止して前記下方側へ案内する長孔を備え、
前記第1の回転支点軸もしくは前記第2の回転支点軸を前記直線状の前記長孔に係止して前記下方側へ案内することによって、前記上位側ガイドレールから前記下位側ガイドレールを離間させた後、該下位側ガイドレールを上方へ跳ね上げて前記回転リンクを前記起立位置へ回転させることで、前記下位側ガイドレールを前記上位側ガイドレールの上側に折り畳み可能としたことを特徴とする階段昇降機用ガイドレールの折り畳み装置。 - 前記上位側ガイドレールの内部空間に固定されて前記第1の回転支点軸を介して前記回転リンクの一端側を連結する回転リンク保持部材と、
前記下位側ガイドレールの内部空間に固定され、前記第2の回転支点軸が軸支されて前記第1の回転支点軸もしくは前記第2の回転支点軸が前記長孔に案内されることにより前記下方側へ移動可能なスライド部材と、
前記下位側ガイドレールを前記上位側ガイドレールに接続する接続位置で前記スライド部材を前記回転リンク保持部材に係止可能な係止機構と、を備え、
前記係止機構は、
前記回転リンク保持部材に向けて前記スライド部材に突設された第1係止突起と、
前記回転リンク保持部材に設けられて前記第1係止突起が係入可能な係止孔と、を有することを特徴とする請求項1に記載の階段昇降機用ガイドレールの折り畳み装置。 - 前記下位側ガイドレールの側面に第2係止突起を形成すると共に、該下位側ガイドレールの幅方向を横断して貫通する貫通孔を形成し、
前記階段側に、前記下位側ガイドレールを、前記接続位置で該下位側ガイドレールの延長方向に保持する下位側ガイドレール保持部材を備え、
前記下位側ガイドレール保持部材には、前記第2係止突起を係止させる係止部を形成すると共に、前記貫通孔に連通し前記下位側ガイドレールと前記下位側ガイドレール保持部材とを連結する連結ピンを着脱自在に挿通させる連結ピン挿通孔を形成したことを特徴とする請求項2に記載の階段昇降機用ガイドレールの折り畳み装置。
Priority Applications (1)
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JP2009292880A JP5517599B2 (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 階段昇降機用ガイドレールの折り畳み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009292880A JP5517599B2 (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 階段昇降機用ガイドレールの折り畳み装置 |
Publications (2)
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JP2011131990A JP2011131990A (ja) | 2011-07-07 |
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Family
ID=44345171
Family Applications (1)
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JP2009292880A Active JP5517599B2 (ja) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | 階段昇降機用ガイドレールの折り畳み装置 |
Country Status (1)
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2009
- 2009-12-24 JP JP2009292880A patent/JP5517599B2/ja active Active
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