JP6476459B2 - 作業足場用の階段手摺りおよびその使用方法 - Google Patents

作業足場用の階段手摺りおよびその使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、クサビ緊結式の作業足場に用いる階段手摺りおよびその使用方法に関する。
クサビ緊結式の作業足場に用いる階段手摺りとして、以下の特許文献1に記載の発明がある。
図8は、従来の階段手摺りを示す概略図である。(a)は一部側面図、(b)は一部平面図である。
図8に示すように、特許文献1に記載の階段手摺りは、棒状の手摺り本体aと、手摺り本体aの上方端に設けた掛止フックbと、手摺り本体aの下方端に設けたコ字枠c1およびロックピンc2からなる固定金具cから構成している。
そして、この階段手摺りは、階段を連続スパンで架設する際に、支柱dに設けたフランジeの同じ楔孔e1に、掛止フックbとロックピンc2とが並んで挿通できるように構成することで、複数本連続する階段手摺りを簡単容易に設置することができることを主題としている。
特許第5689279号公報
しかし、上記特許文献1に記載の階段手摺りの場合、階段を単一スパンで施工する現場で使用すると、支柱dに設けた連結部eの楔孔eに遊びfのある状態でロックピンc2が挿通された状態となる。
すると、この遊びfによって階段手摺りが楔孔e1の中でずれ動いてしまい、作業員の安全性確保に支障が生じる場合があった。
そこで、上記特許文献1に記載の階段手摺りは、あくまで階段を連続スパンで設置する場合の使用に限られる、という難点があった。
よって、本発明は、作業足場の構築時にあって、階段を単一スパンで架設する場合と連続スパンで架設する場合の両方で使用することが可能な階段手摺りの提供等を目的とするものである。
上記課題を解決すべくなされた、本願の第1発明は、クサビ緊結式の作業足場を構成する支柱間に設置する階段手摺りであって、前記支柱は、該支柱の側方へと張り出してなり、上下に貫通する取付孔を有する連結部、を少なくとも含み、前記取付孔は、下層側からの階段手摺りと、上層側からの階段手摺りと、を前記連結部の張り出し方向に並べて配置可能な形を呈しており、前記階段手摺りは、棒状の本体部と、前記本体部の下端側に設けて一方の支柱の取付孔にクサビ固定する、下側取付部と、前記本体部の上端側に設けて他方の支柱の取付孔に係止する、上側取付部と、を少なくとも含み、前記下側取付部は、前記取付孔へのクサビ固定時に、前記取付孔内での前記下側取付部のずれ動きを規制する、規制手段、を少なくとも有することを特徴とするものである。
また、本願の第2発明は、前記第1発明において、前記下側取付部は、前記連結部を上下から挟み込み、上下に貫通する挿通空間を有する、狭持体と、前記挿通空間を介して前記取付孔へと差し込み可能な、クサビ体と、前記狭持体から突出するように位置する、突出体と、を少なくとも備え、前記突出体が、前記規制手段として機能することを特徴とするものである。
また、本願の第3発明は、前記第2発明において、前記狭持体および突出体が略コ字状の部材であり、前記狭持体の凹部への前記突出体の凹部の嵌合によって一体化してあることを特徴とするものである。
また、本願の第4発明は、前記第1発明乃至第3発明のうち何れか1つに記載の発明において、前記上側取付部は、前記連結部に係止する、フック体と、前記フック体から側方へと突出するように位置する、干渉体と、を少なくとも備え、前記取付孔への係止時に、前記干渉体が、前記上側取付部の前記取付孔内でのずれ動きを抑制することを特徴とするものである。
また、本願の第5発明は、前記第1発明乃至第4発明のうち何れか1つに記載の階段手摺りを用いた作業足場の使用方法であって、作業足場の構築時には、下層側から、上層側に前記階段手摺りおよび階段を設置してから、上層への移動を行うことを特徴とするものである。
また、本願の第6発明は、前記第1発明乃至第4発明のうち何れか1つに記載の階段手摺りを用いた作業足場の使用方法であって、作業足場の解体時には、上層から下層に移動した後、下層側から、下層と上層を繋ぐ階段手摺りおよび階段を撤去することを特徴とするものである。
また、本願の第7発明は、前記第5発明または第6発明において、前記階段手摺りを、平面視して階段の内側方向へと張り出した連結部に取り付けることを特徴とするものである。
本発明によれば、以下に記載する効果のうち少なくとも何れか1つの効果を奏する。
(1)階段手摺りのずれ動きを抑制する。
下側取付部に規制手段を設けておくことにより、下側取付部を取付孔へクサビ固定した際に、前記下側取付部を位置決めすることができる。
よって、階段を単一スパンで架設する場合でもっても、階段手摺りのずれ動きを抑制し、作業員の安全性を確保することができる。
また、上側取付部に干渉体を設けておけば、階段手摺りをさらに確実に位置決めして、より階段手摺りのずれ動きを抑制することができる。
(2)階段の単一スパン施工・連続スパン施工での兼用が可能である。
規制手段や干渉体は、同一の取付孔に取り付けられる別体の階段手摺りと干渉しないため、階段を連続スパンで架設する現場でも、本発明に係る階段手摺りを使用することができる。
(3)製作コストを抑えることができる。
下側取付部を、狭持体、クサビ体および突出体とで構成し、突出体を規制手段として機能するように構成することで、狭持体およびクサビ体を備えている先行手摺りなどで用いる筋交い(斜材)用の部材やその他の手摺り材、繋ぎ材を流用して階段手摺りを製作することができる。
また、前記狭持体および突出体を略コ字状の部材とし、これらを嵌めあわせて一体化した構造とすると、流用元の狭持体への加工が少ない点でより好ましい。
(4)作業員の安全性の向上に寄与する。
足場の構築時および解体時の両方において、下層側から階段手摺りの設置および取り外しが可能であるため、階段手摺りの無い階段を作業員が昇り降りする必要が無くなる。
本実施例に係る階段手摺りを用いた作業足場の概略図。 本実施例で使用する支柱の概略断面図。 本実施例に係る階段手摺りの全体構成図。 下側取付部の概略分解図。 下側取付部を支柱にクサビ固定している状態の概略図。 上側取付部の概略図。 上側取付部を支柱に係止している状態の概略図 従来の階段手摺りを示す概略図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
<1>作業足場の構成
図1に、作業足場の構成を示す。
図1に示すクサビ緊結式の作業足場は、ジャッキベースA、支柱B、支柱B間に架設する繋ぎ材Cおよび先行手摺りDや、繋ぎ材Cに係止する布板E、布板Eの周囲に設置する幅木Fなどの部材などによって構成する。
そして、この作業足場に上下層を繋ぐ階段Gを設ける際には、階段Gを受ける為の階段受けHや、階段Gの側方で支柱B間に架設する階段手摺りIなどを設置している。
<2>支柱
支柱Bは、該支柱Bの長手方向に所定間隔を設けて、繋ぎ材C、先行手摺りD、階段手摺りIなどを取り付けるための連結部20を有している。
この連結部20は、平板の上下に貫通する取付孔を設けた態様(フランジ式)や、上下に開口した筒の内部を取付孔とした態様(ポケット式)など、公知の態様を採用することができる。
図2に、本実施例で使用する支柱の概略断面図を示す。
本実施例の支柱Bは、前記したフランジ式を採用しており、管材10の側面の四方へと十字形状に張り出した平板からなる連結部20を設けている。各連結部20には、上下に貫通する取付孔21を形成している。この取付孔21に、繋ぎ材C、先行手摺りD、階段手摺りIなどを取り付けることができる。
<2.1>取付孔
取付孔21は、後述する下側取付部40と上側取付部50とを、連結部20の張出方向に並べて配置可能な程度の開口長Lを呈している。これは、階段Gを連続スパンで設置する際に、1つの取付孔21に、下層側からの上側取付部50と、上層側から下側取付部40とが取り付けられるためである。
<2.2>その他の形状
その他、連結部20には、取付孔21への差し込みを案内するために下方へ傾斜したテーパ22や、フランジ平面から一段下げた段差面23などを形成している。これらは公知の技術であるため、詳細な説明は省略する。
<3>階段手摺り
階段手摺りIは、作業足場を構成する支柱B間に所定の傾斜角度を設けて設置することで、階段を昇降する作業員の手摺りを構成する部材である。
より詳しくは、階段手摺りIは、繋ぎ材Cや階段受けH間に架設する階段Gの側方の片側または両側に位置するように、支柱B間に設置し、支柱Bに設けた連結部20に係止またはクサビ固定して、所定の傾斜角度を呈するように設置する。
そして、本発明に係る階段手摺りIは、前記した作業足場の構築において、作業員による支柱Bへの着脱作業を、下層側から実施可能としたことを特徴の1つとしている。以下、本発明に係る階段手摺りIの詳細について説明する。
<3.1>全体構成
図3に、本実施例に係る階段手摺りの全体構成図を示す。
本実施例に係る階段手摺りIは、主として、本体部30、下側取付部40、および上側取付部50によって構成する。以下、各部材の詳細について説明する。
<3.2>本体部
本体部30は、作業員が階段を昇降する際の手摺り部分となる部材である。
本体部30は、鋼管、鋼棒などの公知の長尺部材を用いることができ、詳細な説明は省略する。
<3.3>下側取付部
下側取付部40は、本体部30の下層側の端部に設ける部材である、
下側取付部40は、架設する両支柱のうち一方の支柱Bに設けた連結部20にクサビ固定するための機構を備えている。
また、下側取付部40は、前記一方の支柱Bへのクサビ固定時に、前記連結部内で下側取付部40のずれ動きを規制する手段(規制手段)を備えている。
図4に、下側取付部の概略分解図を示す。(a)は突出体および狭持体の概略平面図、(b)は突出体および狭持体の概略側面図、(c)はクサビ体の概略側面図である。
本実施例での下側取付部40は、大別して、狭持体41と、クサビ体42と、突出体43、によって構成する。そして、前記突出体43が前記規制手段として機能する。以下、各部材の詳細について説明する。
<3.3.1>狭持体
狭持体41は、支柱Bの連結部20を挟みこむ為の部材である。
狭持体41は、側面視してコ字状の部材からなり、その窪んだ部分(凹部411)に、支柱Bの連結部20を収容して挟み込むものとする。
狭持体41は、上下に貫通する挿通空間412を設けており、この挿通空間412にクサビ体42を上下に移動可能な状態で収容している。
その他、狭持体41には、収容したクサビ体42の抜け落ちを防止するために内側へと折曲してクサビ体42に干渉する抜け止め部413や、挿通空間9211内でのクサビ体42の移動軌跡を案内するガイドピン414を設けている。
<3.3.2>クサビ体
クサビ体42は、支柱Bの連結部20にクサビ固定するための部材である。
クサビ体42は、連結部20の取付孔21に挿通して打ち込まれる前爪部421と、前記狭持体41の挿通空間412をクサビ体42が上下に移動する際のスライド部422とを有している。
前爪部421は、下端に向けて狭くなるようにテーパを設けて取付孔21へのクサビとなるように構成する。
スライド部422の下端は鉤状を呈しており、ガイドピン414によって摺動方向が規制されたスライド部422は、抜け止め部413に鉤部分が干渉して、クサビ体42の抜け出しを防止するよう構成する。
<3.3.3>突出体
突出体43は、前記規制手段として機能するための部材である。
突出体43は、狭持体41から突出するよう構成し、支柱Bへのクサビ固定時に、下側取付部40が取付孔21内でずれ動きすることを防止する機能を有する。
突出体43の取付孔21内でのずれ動きを防止するにあたり、突出体43がいずれの部材と干渉することによってかは、支柱Bと連結部20のサイズ比などによって異なる。なお、本実施例では、突出体43と干渉する部材は、クサビ固定してある連結部20と隣接する別体の連結部20である。
本実施例では、突出体43を平面視して略コ字状の部材で構成している。この突出体43の凹部431と、前記狭持体41の凹部とを嵌めあわせることで、両者を一体化している。
また、本実施例に係る突出体43の先端面432は、前記支柱Bの連結部20の連絡辺24の曲線形状に対応する形状を呈している。
<3.3.4>支柱への取付状態
図5は、下側取付部を支柱にクサビ固定している状態の概略図である。(a)は、下側取付部周辺の一部正面図であり、(b)は、下側取付部周辺の拡大平面図である。
下側取付部40は、支柱の側方に十字形状に伸びる4つの連結部のうち、作業足場の前後方向に伸びる連結部のうちの何れか一方の連結部に、クサビ固定している。
前述したとおり、連結部20の取付孔21は、階段Gを連続スパンで設ける際に必須となる下側取付部40と上側取付部50とを並べて配置するための開口長Lを呈している。
よって、階段Gを単一スパンで設ける際には、この取付孔21に下側取付部40が取り付けられるため、取付孔21内に余空間211が生まれることとなる。
しかし、この余空間211に沿って下側取付部40が連結部内で側方向(横方向)にずれ動こうとしても、前記突出体43が取付対象の連結部20(20a)に隣接する連結部20(20b)とほぼ接する状態となるため、取付孔21内のずれ動きが規制されることになる。
さらに、本実施例では、前記連結部20同士を繋ぐ連絡辺24が曲線形状を呈しており、突出体43の先端面432も、前記連絡辺24の曲線形状に対応する形状を呈している。
このような形状とすることで、下側取付部40と連結部20の接触面積を増やして、楔固定の安定性を高めることができる。
<3.4>上側取付部
上側取付部50は、本体部30の上層側の端部に設ける部材である、
上側取付部50は、架設する両支柱のうち他方の支柱Bに設けた連結部20に係止するための係止機構を備えている。係止機構は公知の構造を採用することができる。
図6に、本実施例に係る上側取付部の構成の概略図を示す。(a)は概略平面図、(b)は概略正面図である。
本実施例では、上側取付部50を、鉤状のフック体51と、フック体51の凹部に側方へと突出するように取り付けた干渉体52と、で構成している。
<3.4.1>フック体
フック体51は、支柱Bの連結部20へと係止するための部材である。
本実施例に係るフック体51は、先端を鉤状に形成した鉤部511と、連結部20の上面と接触する接触面512と、前記接触面511の後方で、上方に段差を形成してなる余部形成面513と、を備えている。
<3.4.2>干渉体
干渉体52は、フック体51を、支柱Bの連結部20の所定位置に留めておくための部材である。
干渉体52は、連結部20の張出方向と同じ方向へと張り出す様に、フック体51の鉤部511に取り付けてある。
干渉体52の長さは、連結部20の取付孔21の開口長よりも短くし、同一の取付孔21に下側取付部40を並べて配置する際に、クサビ体42の挿通の障害にならない程度としておく。当該構成による作用効果は後述する。
<3.4.3>支柱への取付状態
図7は、上側取付部50を支柱に係止している状態の概略図である。(a)は、下側取付部周辺の一部正面図であり、(b)は、下側取付部周辺の拡大平面図である。
上側取付部50は、支柱の側方に十字形状に伸びる4つの連結部20のうち、作業足場の前後方向に伸びる連結部のうちの何れか一方の連結部20(20a)に、係止している。
フック体51は、余部形成面513を有することで、上側取付部50の脱着時における、フック体51と連結部20との干渉を抑制している。
干渉体52は、取付孔21の内側壁や、管材10の外周面と当接することにより、上側取付部のずれ動きを最小限に抑えることができる。
<4>まとめ
このように、本実施例に係る階段手摺りは、下側取付部40に設けた突出体43や、上側取付部50に設けた干渉体52でもって、階段Gを単一スパンで設置する際にも、階段手摺りのずれ動きを抑制することができる。
また、本実施例に係る階段手摺りを、階段Gを連続スパンで設置する現場で使用するときにも、前記突出体43や干渉体52が、同一の取付孔に取り付けられる別体の階段手摺りの脱着の邪魔になることもない。
<5>作業足場での使用方法
次に、再度図1を参照しながら、作業足場の構築時・解体時における、本発明に係る階段手摺りの使用方法について説明する。
<5.1>作業足場の構築方法
再度図1を参照しつつ、作業足場の構築手順を簡略すると、以下の通りとなる。なお、これらの手順は、作業に矛盾が無く、安全性を確保できる範囲で適宜順番を入れ換えて実施することができる。
(S100)所定間隔を空けて、ジャッキベースAを設置する。
(S110)ジャッキベースAに支柱Bを接続する。
(S120)支柱B間に繋ぎ材Cを配置する。
(S130)繋ぎ材Cの水平をとるように各支柱Bの高さをジャッキベースAで調整し、繋ぎ材Cを支柱Bにクサビ固定する。
(S140)先行手摺りDを支柱間Bに架設する。
(S150)上層の繋ぎ材Cおよび先行手摺りDを下層から設置する。
(S160)上層の布板Eおよび幅木Fを、下層から設置する。
(S170)上層につながる階段Gを用いて下層から設置する。階段Gは、繋ぎ材Cや、支柱の梁間方向に架設する階段受けHに係止する。
(S180)下層から、階段Gの側方に階段手摺りIを設置する。
(S190)作業員が上層に移動する。
(S200)設置済みの支柱Bに新たな支柱Bを接続する。
このように、上記(S120)〜(S200)のステップを繰り返すことで、作業足場を上方に構築していく。
本発明に係る方法では、上記手順(S170〜S190)のように、作業員は下層にいる状態から階段手摺りIを設置することができるため、上層に移動すべく階段を昇る際に、作業員が危険にさらされることがない。
また、本実施例に係る階段手摺りIは、突出体43からなる規制手段を狭持体41の両側に設けているため、作業足場の前踏み側と後踏み側、階段の進行方向の何れを問わずに、設置が可能である。
よって、常に平面視して階段Gの内側方向の連結部20へと階段手摺りIを設置できることになり、作業員の安全性の確保にも寄与する。
<5.2>作業足場の解体手順
作業足場の解体時には、上記<5.1>の手順を逆に進めていけばよい。
すなわち、本発明に係る方法では、作業員は階段手摺りIが残存している状態で上層から下層に移動してから、階段手摺りIを撤去することができるため、作業員が危険にさらされることがない。
A ジャッキベース
B 支柱
10 管材
20 連結部
21 取付孔
22 テーパ
23 段差面
24 連絡辺
C 繋ぎ材
D 先行手摺り
E 布板
F 幅木
G 階段
H 階段受け
I 階段手摺り
30 本体部
40 下側取付部
41 狭持体
411 凹部
412 挿通空間
413 抜け止め部
414 ガイドピン
42 クサビ体
421 前爪部
422 スライド部
43 突出体
431 凹部
432 先端面
50 上側取付部
51 フック体
511 鉤部
512 接触面
513 余部形成面
52 干渉体
a 手摺り本体
b 掛止フック
c 固定金具
c1 コ字枠
c2 ロックピン
d 支柱
e フランジ
e1 楔孔
f 遊び

Claims (7)

  1. クサビ緊結式の作業足場を構成する支柱間に設置する階段手摺りであって、
    前記支柱は、該支柱の側方へと張り出してなり、上下に貫通する取付孔を有する連結部、を少なくとも含み、前記取付孔は、下層側からの階段手摺りと、上層側からの階段手摺りと、を前記連結部の張り出し方向に並べて配置可能な形を呈しており、
    前記階段手摺りは、
    棒状の本体部と、
    前記本体部の下端側に設けて一方の支柱の取付孔にクサビ固定する、下側取付部と、
    前記本体部の上端側に設けて他方の支柱の取付孔に係止する、上側取付部と、を少なくとも含み、
    前記下側取付部は、
    前記取付孔へのクサビ固定時に、前記取付孔内での前記下側取付部のずれ動きを規制する、規制手段、を少なくとも有することを特徴とする、
    階段手摺り。
  2. 前記下側取付部は、
    前記連結部を上下から挟み込み、上下に貫通する挿通空間を有する、狭持体と、
    前記挿通空間を介して前記取付孔へと差し込み可能な、クサビ体と、
    前記狭持体から突出するように位置する、突出体と、を少なくとも備え、
    前記突出体が、前記規制手段として機能することを特徴とする、
    請求項1に記載の階段手摺り。
  3. 前記狭持体および突出体が略コ字状の部材であり、
    前記狭持体の凹部への前記突出体の凹部の嵌合によって一体化してあることを特徴とする、
    請求項2に記載の階段手摺り。
  4. 前記上側取付部は、
    前記連結部に係止する、フック体と、
    前記フック体から側方へと突出するように位置する、干渉体と、を少なくとも備え、
    前記取付孔への係止時に、前記干渉体が、前記上側取付部の前記取付孔内でのずれ動きを抑制することを特徴とする、
    請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の階段手摺り。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の階段手摺りを用いた作業足場の使用方法であって、
    作業足場の構築時には、下層側から、上層側に前記階段手摺りおよび階段を設置してから、上層への移動を行うことを特徴とする、
    作業足場の使用方法。
  6. 請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の階段手摺りを用いた作業足場の使用方法であって、
    作業足場の解体時には、上層から下層に移動した後、下層側から、下層と上層を繋ぐ階段手摺りおよび階段を撤去することを特徴とする、
    作業足場の使用方法。
  7. 前記階段手摺りを、平面視して階段の内側方向へと張り出した連結部に取り付けることを特徴とする、
    請求項5または6に記載の作業足場の使用方法。
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