JP5516457B2 - 画像形成装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリやこれらの複合機などの画像形成装置において用いられる省電力制御技術に関する。
従来の画像形成装置において、電力の無駄な消費を防ぐために、外部から一定時間以上データが来ない場合又は一定時間以上パネル操作が行われない場合などに、プリンタエンジンやコントロールパネルへの電力供給を遮断して省電力モードへ自動的に移行するものがある。省電力モードに移行した画像形成装置は、外部からデータが来た場合、又は利用者によるパネル操作が行われた場合などに、省電力モードを解除して、通常モードに復帰する。
特許文献1によると、省電力モードの1つに、受け取ったパケットを利用するディープスリープモードがある。このディープスリープモードでは、画像形成装置は、主電源がOFFであっても内蔵するLANコントローラに常時通電している。受信したパケットに印刷要求が含まれている場合に、印刷後、外部要求が無く、第1の設定時間が経過すると、再びスリープモードに戻るように制御する。一方、受信したパケットに印刷要求が含まれていない場合に、外部要求が無く、第1の設定時間より短い第2の設定時間が経過すると、再びディープスリープモードに戻るように制御する。こうして、ディープスリープモードが解除される場合であっても、パケットに印刷要求が含まれない場合には、通常モードの期間を短くして、消費電力を低減させることができる。
ところで、コンピュータやその周辺装置である画像形成装置をインターネットなどのネットワークに接続して、相互に通信させるためには、IPアドレスなどを自動的に発行するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバや、ドメイン名をIPアドレスに変換するDNS(Domain Name Server)サーバが必要となる。しかし、これらのDHCPサーバやDNSサーバを不要とするBonjourが開発されている。Bonjourの代表的な機能は、IPアドレスとホスト名の自動割当て及びサービスの自動探索である。機器がBonjourネットワークへ接続するとIPアドレスが自動的に割り当てられ、ホスト名として各機器にあらかじめ設定されたものが利用され、提供可能なサービスがホスト名と共に通知される。Bonjourでは、マルチキャストを用いる。機器は、ネットワークに接続された全てのデバイスに対しマルチキャストにより所望のサービスを提供しているサーバはどれかと訊ねる。そうすると、該当するサーバは自身がそのサービスを提供する旨を返答する。
特開2006−025212号公報
しかし、特許文献1により開示された技術によると、受信したパケットに印刷要求が含まれていない場合であっても、画像形成装置は、省電力モードから通常モードに復帰する。また、Bonjourを適用した場合に、画像形成装置が他の機器から依頼を受け取り、この依頼が印刷に直接関係のないものであったときも、省電力モードに移行していた画像形成装置が、省電力モードから通常モードに復帰する。このため、いずれの場合においても、画像形成装置において無駄に電力が消費されるという問題がある。
このような問題を解決するために、本発明は、省電力モードから通常モードに復帰する可能性が少なくなり、無駄な電力の消費を防止することができる画像形成装置及び制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、省電力モードと通常モードを切り替えて動作する画像形成装置であって、画像形成装置が省電力モードである状態で情報端末装置から要求されたプロトコルに対して、通常モードに復帰させるか否かを決定するためのプロトコルの種別を示す情報を含む自動応答プロトコルリストを記憶している自動応答記憶手段と、前記自動応答プロトコルリストに基づき、前記情報端末装置が要求するプロトコルが省電力モードから通常モードに復帰させるプロトコルの種別に対応する場合は、前記省電力モードを前記通常モードに切り替えるように制御する自動応答手段と、過去に情報端末装置から要求されたプロトコルについて、当該画像形成装置におけるジョブ実行の有無及び当該画像形成装置による省電力モードから通常モードへの移行の有無を含む通信履歴リストを記憶している履歴記憶手段と、前記通信履歴リストを用いて、ジョブ実行を伴うことなく、当該画像形成装置が省電力モードから通常モードへ移行した回数を計算する計算部と、算出された回数が所定の基準を満たすか否かを判断する判断部と、算出された回数が所定の基準を満たすと判断される場合に、前記情報端末装置が有する前記プロトコルを変更させるメッセージを生成するメッセージ生成手段と、前記メッセージを前記情報処理端末に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
この態様によると、プロトコルを変更させるメッセージを送信するので、情報端末装置がプロトコルを変更すれば、画像形成装置が省電力モードから復帰する可能性が少なくなり、無駄な電力の消費を防止することができる。
本発明に係る実施の形態1のネットワークシステム5の構成を示す。 MFP1(10)の構成を示すブロック図である。 MFP1(10)の一部の構成要素を示すブロック図である。 自動応答プロトコルリスト132のデータ構造の一例を示す。 通信履歴リスト141のデータ構造の一例を示す。 通信履歴リスト141iのデータ構造の一例を示す。 通信履歴リスト141kのデータ構造の一例を示す。 MFP1(10)が受信するパケット201のデータ構造の一例を示す。 一例としての画面301を示す。 PHY部101、自動応答部102、EMAC部104及びウェイクアップ回路105の動作を示すシーケンス図である。 CPU106の動作を示すシーケンス図である。 EMAC部104及び更新部121による、通信履歴リストの更新の動作を示すシーケンス図である。 解析部122によるPCへのプロトコルの変更要求処理の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態2の解析部122によるPCへのプロトコルの変更要求処理の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態3の代替プロトコルリスト142のデータ構造の一例を示す。 解析部122による、プロトコルの代替推奨処理の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態4のマルチキャストプロトコルリスト144のデータ構造の一例を示す。 一例としての画面304を示す。 解析部122による推奨プロトコルリストの生成の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態5の変更プロトコルリスト143のデータ構造の一例を示す。 一例としての画面302を示す。 解析部122による管理者用PCへのプロトコルの変更要求処理の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態6の解析部122による管理者用PCへのプロトコルの変更要求処理の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態7の解析部122による、変更候補の抽出の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態8のドライバ情報リスト145のデータ構造の一例を示す。 ドライバ情報リスト146のデータ構造の一例を示す。 一例としての画面305を示す。 解析部122による代替ドライバ情報の伝達の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態9の一例としての画面303を示す。 削除処理部122dによる自動応答プロトコルリストからの削除の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態10の自動応答部102による自動応答プロトコルリストからの削除の動作を示すシーケンス図である。図32へ続く。 自動応答部102による自動応答プロトコルリストからの削除の動作を示すシーケンス図である。図31から続く。 変形例(1)におけるジョブ実行を伴わない省電力モード復帰記録リスト151のデータ構造の一例を示す。 変形例(1)におけるジョブ実行を伴う省電力モード復帰記録リスト152のデータ構造の一例を示す。 変形例(1)における更新部121の動作を示すシーケンス図である。
1.実施の形態1
本発明に係る一の実施の形態としてのネットワークシステム5について説明する。
1.1 ネットワークシステム5の構成
ネットワークシステム5は、図1に示すように、MFP(多機能周辺装置、Multifunction Peripheral)1(10)、MFP2(11)、MFP3(12)、PC(Personal Computer)1(21)、PC2(22)、PC3(23)、管理者用PC31から構成され、MFP1(10)、MFP2(11)、MFP3(12)、PC1(21)、PC2(22)、PC3(23)及び管理者用PC31は、LAN40を介して、相互に接続されている。
PC1(21)、PC2(22)、PC3(23)及び管理者用PC31は、それぞれ、情報端末装置であり、LAN40を介して、MFP1(10)、MFP2(11)及びMFP3(12)に対して、印刷やその他の依頼をする要求等を含む通信データを送信する。PC1(21)、PC2(22)及びPC3(23)は、一般の利用者により使用され、管理者用PC31は、ネットワークシステム5を管理する管理者により使用される。
MFP1(10)は、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの機能を備えた画像形成装置であり、省電力モード及び通常モードを切り換えて動作する。PC1(21)、PC2(22)、PC3(23)及び管理者用PC31から通信データを受け取り、通信データによる依頼に応答するため、印刷を実行し又はその他の処理を行う。MFP2(11)及びMFP3(12)も同様である。
通信データの一例は、MFP1(10)に対する印刷の依頼のデータである。この通信データは、印刷の対象となるデータを含む。この通信データを処理するためには、MFP1(10)が有するプリントエンジンが動作する。通信データの別の例は、MFP1(10)に対する印刷サービスの問い合わせである。この通信データは、印刷の対象となるデータを含まない。この通信データを処理するためには、MFP1(10)が有するプリントエンジンは動作せず、後述する自動応答部が応答する。
MFP1(10)は、1個以上のプロトコル番号を含む自動応答プロトコルリストを有しており、省電力モードにより動作している場合に、各PCから通信データを受け取ったとき、その通信データに含まれるプロトコル番号が自動応答プロトコルリストに含まれていれば、MFP1(10)は、省電力モードから通常モードに移行し、通常モードにおいて、当該通信データに対応する処理を実行する。
ここで、プロトコル番号は、プロトコルの種別を示す情報であって、プロトコルを識別するための識別子である。プロトコルとは、ネットワークを介してコンピュータ同士が通信を行なう上で、相互に決められた約束事の集合であり、通信手順、通信規約などと呼ばれることもある。また、ネットワークを介して、プリンタを制御するための印刷用のプロトコルを指す場合もある。
プロトコルの例として、LPD(又は、LPR(Line PRinter daemon protocol))、RAW印刷プロトコル、SNMP(Simple Network Management Protocol)、SMB(Server Message Block)、BMLinkS(Business Machine Linkage Service)、Bonjour、FTP(File Transfer Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)などがある。
LPDは、ネットワーク上の他のコンピュータ(プリントサーバ)に接続したプリンタに印刷を行わせるためのプロトコルであり、その仕様は、RFC1179で規定されている。RAW印刷プロトコルでは、SNMPやMIB(Management Information Base)などを使ってプリンタを制御する。SNMPは、TCP/IPネットワークにおいて、ルータ、コンピュータ、端末などのネットワークに接続された通信機器をネットワーク経由で監視及び制御するためのプロトコルである。SMBは、パーソナルコンピュータのOSで使用されているネットワーク通信プロトコルであり、プリンタの共有やファイルの共有を行うために用いられる。BMLinkSは、ネットワークで機器を検索して印刷を行う等のために用いられる。Bonjourについては、上述した通りである。FTPは、インターネットやイントラネットなどのTCP/IPネットワークでファイルを転送するときに使われるプロトコルである。SMTPは、インターネットやイントラネットで電子メールを送信するためのプロトコルであり、サーバ間でメールのやり取りをしたり、クライアントがサーバにメールを送信する際に用いられる。
上記の要求等を含む通信データは、通信手順であるプロトコルや印刷用のプロトコルに基づいて生成される。
MFP1(10)、MFP2(11)及びMFP3(12)は、それぞれ、自動応答プロトコルリスト132、162、163を有している。自動応答プロトコルリストについては、後述する。
また、PC1(21)、PC2(22)及びPC3(23)が使用するプロトコルを図1に使用プロトコル171、172及び173として示している。図1に示すように、PC1(21)は、プロトコルA、B及びCを使用し、PC2(22)は、プロトコルA、C及びXを使用し、PC3(23)は、プロトコルA、B、C、D、X及びYを使用する。
1.2 PC1(21)、PC2(22)、PC3(23)及び管理者用PC31の構成
PC1(21)、PC2(22)、PC3(23)及び管理者用PC31は、それぞれ、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレィユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、各PCは、その機能を達成する。
各PCには、ネットワークを介して接続されたMFPによる印刷を制御するためのデバイスドライバがインストールされている。デバイスドライバは、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたコンピュータプログラムである。印刷を制御するためのデバイスドライバは、上記に示すような各印刷用のプロトコルに従う。
各PCは、プロトコルに基づいて、印刷を実行するための通信データを生成し又はその他の処理を行うための通信データを生成し、生成した通信データをLAN40に対して出力する。通信データは、1個又は複数個のパケットから構成される。なお、パケットのデータ構造については、後述する。
各PCは、プロトコルの変更を指示されると、元のプロトコルに対応するデバイスドライバを削除し、新たなプロトコルに対応するデバイスドライバを記憶する。
1.3 MFP1(10)の構成
MFP1(10)は、図2に示すように、送受信部119、ウェイクアップ回路105、第一電源回路125、第二電源回路126、CPU106、第一メモリ部107、第一ブリッジ108、第二メモリ部109、メモリコントローラ110、プリントエンジン111、第二ブリッジ112、HDD(Hard Disk Drive )113、操作パネル114、スキャナ115、ラスタIF部116、画像処理部117及びバス118から構成されている。第一ブリッジ108は、制御部108aを含む。送受信部119は、PHY部(Physical Layer Device)101、自動応答部102、第三メモリ部103及びEMAC部104を含み、後述するメッセージ生成部120により生成されたメッセージを送信等する。
ラスタIF部116、画像処理部117、送受信部119、第一ブリッジ108、メモリコントローラ110及び第二ブリッジ112は、それぞれ、バス118に接続されている。
MFP1(10)は、図3に示すように、さらに、メッセージ生成部120、更新部121、解析部122及び受信制御部123を含む。第一メモリ部107には、制御用のコンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムに従って、CPU106が動作することにより、メッセージ生成部120、更新部121、解析部122及び受信制御部123は、その機能を達成する。
上述したように、MFP1(10)は、省電力モード及び通常モードを切り換えて動作する。
また、MFP1(10)は、プロトコルを示すプロトコル番号を含む自動応答プロトコルリスト132を記憶しており、PCから受信した要求に係るプロトコルが自動応答プロトコルリスト132に含まれるプロトコル番号により示されるプロトコルと一致する場合に、省電力モードを通常モードに切り換える。具体的には、情報端末装置であるPCが要求するプロトコルの種別を示す情報が自動応答プロトコルリスト132に含まれる場合に、自動応答部102が省電力モードを通常モードに切り替える
利用者により、MFP1(10)の電源スイッチがONにされた後は、第一電源回路125により、常時、PHY部101、自動応答部102、第三メモリ部103、ウェイクアップ回路105、第一メモリ部107及び制御部108aに給電される。
また、通常モードで動作するときには、MFP1(10)の全ての構成部に給電される。つまり、第一電源回路125による給電に加えて、第二電源回路126により、EMAC部104、CPU106、第一ブリッジ108のうち制御部108aを除く部分、第二メモリ部109、メモリコントローラ110、プリントエンジン111、第二ブリッジ112、HDD113、操作パネル114、スキャナ115、ラスタIF部116、画像処理部117及びバス118に給電される。
一方、省電力モードで動作するときには、EMAC部104、CPU106、第一ブリッジ108のうち制御部108aを除く部分、第二メモリ部109、メモリコントローラ110、プリントエンジン111、第二ブリッジ112、HDD113、操作パネル114、スキャナ115、ラスタIF部116、画像処理部117及びバス118に対する給電は、停止され、第一電源回路125による給電のみが行われる。
なお、MFP2(11)及びMFP3(12)も、それぞれ、MFP1(10)と同様の構成を有しているので、ここでは、MFP2(11)及びMFP3(12)についての説明を省略する。
(1)第三メモリ部103
第三メモリ部103は、一例として、半導体メモリから構成され、受信用バッファ部131、自動応答プロトコルリスト132、モードフラグ133及び自IPアドレス135を記憶するための領域を備えている。
(受信用バッファ部131)
受信用バッファ部131は、MFP1(10)が省電力モードで動作しているときに、MFP1(10)宛の又はマルチキャストにより、受信したパケットを、省電力モードの期間中、記憶するために用いられる。
(自動応答プロトコルリスト132)
自動応答プロトコルリスト132は、図4に一例として示すように、1個又は複数の自動応答プロトコル情報を含み、各自動応答プロトコル情報は、項目番号及びプロトコル番号を含む。
各自動応答プロトコル情報に含まれる項目番号は、当該自動応答プロトコル情報を識別する番号であり、プロトコル番号は、プロトコルを識別する番号である。
自動応答プロトコルリスト132は、MFP1(10)が省電力モードである場合に、受信したパケットに含まれるプロトコル番号が、自動応答プロトコルリスト132に含まれる何れかのプロトコル番号に一致したときに、MFP1(10)を省電力モードから通常モードに復帰させることを示す。
図4に示す自動応答プロトコルリスト132は、一例として、プロトコル番号132a「プロトコルA番号」、プロトコル番号132b「プロトコルB番号」、プロトコル番号132c「プロトコルC番号」及びプロトコル番号132d「プロトコルX番号」を含む。これらの一例は、理解を容易にするためのものであり、実際には、自動応答プロトコルリスト132は、プロトコル番号として、「10」、「11」、「12」、「13」などの番号を含む。
MFP1(10)が図4に示す自動応答プロトコルリスト132を記憶している場合において、MFP1(10)が省電力モードであるときに、受信した通信データを構成するパケットに含まれるプロトコル番号が、「プロトコルA番号」、「プロトコルB番号」、「プロトコルC番号」及び「プロトコルX番号」の何れかに一致するなら、MFP1(10)は、省電力モードから通常モードに移行する。
(モードフラグ133)
モードフラグ133は、現時点において、MFP1(10)が省電力モードであるか、又は通常モードであるかを示す。モードフラグ133が「1」のとき、MFP1(10)は通常モードであることを示し、モードフラグ133が「0」のとき、MFP1(10)は省電力モードであることを示す。
(自IPアドレス135)
自IPアドレス135は、MFP1(10)に割り当てられたIPアドレスである。
(2)第一メモリ部107
第一メモリ部107は、RAMから構成され、省電力モードの期間中、セルフリフレッシュモードで動作する。
第一メモリ部107は、複数の制御プログラムを記憶している。各制御プログラムは、所定の機能を達成するために、CPU106に対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたコンピュータプログラムである。CPU106が、前記制御プログラムに従って動作することにより、MFP1(10)は、その一部の機能を達成する。
各制御プログラムは、具体的には、メッセージ生成部120、更新部121、解析部122及び受信制御部123を動作させるためのコンピュータプログラムである。
また、第一メモリ部107は、通信履歴リスト141及びスキャン起動フラグ148を記憶するための領域を備えている。
(通信履歴リスト141)
通信履歴リスト141は、過去に受信したPCからのプロトコルに基づく要求について、MFP1(10)におけるジョブ実行の有無及びMFP1(10)による省電力モードから通常モードへの移行の有無などの情報を含んでおり、外部の機器からLAN40を介して、受信した通信データのうち、次の条件(a)を満たすものについての履歴を記録するためのリストである。
(a)通信データを構成するパケットに含まれる宛て先IPアドレスがMFP1(10)に割り当てられたIPアドレスであるか、又は、マルチキャストアドレスである。
通信履歴リスト141は、図5に一例として示すように、1個又は複数の通信履歴情報を記憶するための領域を備え、各通信履歴情報は、項目番号、プロトコル番号、送信元、ジョブ実行有無、受信モード、復帰有無及び受信時刻から構成されている。図5に示す通信履歴リスト141は、一例として、通信履歴情報141aを含み、通信履歴情報141aは、項目番号141b、プロトコル番号141c、送信元141d、ジョブ実行有無141e、受信モード141f、復帰有無141g及び受信時刻141hから構成されている。
項目番号は、対応する通信履歴情報を一意に識別するための番号である。項目番号141bは、一例として、「1」である。
プロトコル番号は、プロトコルを一意に識別する識別番号であり、パケット内に含まれる。プロトコル番号141cは、一例として、「プロトコルX番号」である。「プロトコルX番号」は、「プロトコルX」を一意に識別する識別子である。プロトコル番号は、具体的には、「10」、「11」、「12」などの番号であるが、ここでは、理解を容易にするために、「プロトコルX番号」と表記している。
送信元は、受信した通信データを構成するパケットに含まれる送信元を示すIPアドレスである。送信元141dは、「PC3」であり、これは、理解を容易にするための表記である。具体的な表記の一例は、「10.11.12.13」である。
ジョブ実行有無は、受信した通信データを構成するパケットに、MFP1(10)における印刷ジョブの実行の要求が含まれ、当該印刷ジョブが実行されたか否かを示す。ジョブ実行有無が「有」の場合、印刷ジョブが実行されたことを示し、ジョブ実行有無が「無」の場合、印刷ジョブが実行されなかったことを示す。ジョブ実行有無141eは、一例として、「無」である。
受信モードは、通信データを受信した時点において、MFP1(10)が省電力モードであったか、又は通常モードであったかを示す。受信モードが「省電力モード」である場合に、MFP1(10)が省電力モードであったことを示し、受信モードが「通常モード」である場合に、MFP1(10)が通常モードであったことあることを示す。受信モード141fは、一例として、「省電力モード」である。
復帰有無は、受信した通信データにより、MFP1(10)が省電力モードから通常モードに移行したか否かを示す。復帰有無が「無」である場合、MFP1(10)が省電力モードから通常モードに移行しなかったことを示し、復帰有無が「有」である場合、MFP1(10)が省電力モードから通常モードに移行したことを示す。復帰有無141gは、一例として、「無」である。
受信時刻は、当該通信データを受信した時刻を年月日時分で示す。受信時刻141hは、一例として、「2009/6/1 10:30」である。
図6及び図7に、通信履歴リスト141の他の例として、通信履歴リスト141i及び通信履歴リスト141kを示す。
通信履歴リスト141iに含まれる7件の通信履歴情報141jは、MFP1(10)が省電力モード期間中に受信した通信データに対応するものである。
第一メモリ部107が図6に示す通信履歴リスト141iを記憶している状態で、MFP1(10)が省電力モードから通常モードに移行し、さらに、通常モード期間中に4件の通信データを受信した後の状態における通信履歴リスト141kを図7に示す。
通信履歴リスト141kに含まれる7件の通信履歴情報141mは、通信履歴リスト141iに含まれる7件の通信履歴情報141jと同一であり、通信履歴リスト141kに含まれる4件の通信履歴情報141nは、通常モード期間中に受信した4件の通信データに対応するものである。
(スキャン起動フラグ148)
スキャン起動フラグ148は、「0」又は「1」の値を取る。スキャン起動フラグ148「0」は、解析部122による処理を行わないことを示す。スキャン起動フラグ148「1」は、解析部122による処理を行うことを示す。
(3)PHY部101
PHY部101は、OSI参照モデルにより定められた物理層と、その上位の層との間で、論理的なデータ形式(デジタルデータ)と電気信号との相互変換を行う。前記物理層は、OSI参照モデルの第1層に位置し、前記物理層においては、ネットワークの物理的な接続・伝送方式が定められている。
PHY部101は、自動応答部102からデジタルデータを受信し、受信したデジタルデータを形式変換して、電気信号を生成し、生成した電気信号をLAN40へ出力する。また、PHY部101は、LAN40から電気信号を受信し、受信した電気信号を形式変換して、デジタルデータを生成し、生成したデジタルデータを自動応答部102へ出力する。言い換えると、PHY部101は、各PCからプロトコルに基づく要求等を受信する。
デジタルデータの一例は、パケットである。
図8に示すように、パケット201は、一例として、プリアンブル等202、MACヘッダ203、IPヘッダ204、TCPヘッダ205、データ部206及びFCS(Frame Check Sequence)207から構成されている。
プリアンブル等202は、当該パケットを読み取るときのタイミングをとるための信号である。
MACヘッダ203は、宛先MACアドレス、送信元MACアドレスなどを含み、IEEE 802.3により規定されたLANの規格を用いる場合に、パケットを渡す相手などを示している。
IPヘッダ204は、図8に示すように、プロトコル番号211、送信元IPアドレス212及び宛先IPアドレス213等を含み、当該パケットを渡す相手などを示している。
TCPヘッダ205は、送信元ポート番号、宛先ポート番号、シーケンス番号などを含む。
データ部206は、送信元ポート番号により示されるアプリケーションプログラム等から、宛先ポート番号により示されるアプリケーションプログラム等に送信されるデータを含む。データ部206は、用いられるプロトコルにより、プロトコル番号214を含むことがある。
FCS207は、エラー検出のために付加されるデータである。
(4)自動応答部102
自動応答部102は、情報端末装置であるPCが要求するプロトコルに基づき、省電力モードを前記通常モードに切り替えるように制御する。言い換えると、自動応答部102は、PCから受信した要求に係るプロトコルが、自動応答プロトコルリスト132に含まれるプロトコル番号により示されるプロトコルと一致する場合に、MFP1(10)の省電力モードを通常モードに切り換えるように制御する。
また、自動応答部102は、省電力モード中に、ジョブの実行を伴わない依頼を受け取った場合、例えば、MFP1(10)に対する印刷サービスの問い合わせを受け取った場合には、依頼の送信元に対して、MFP1(10)は印刷サービスを提供する旨のメッセージを送信する。この場合に、CPU106やプリントエンジン111に電力が供給されることはない。
以下において、自動応答部102について、詳細に説明する。
自動応答部102は、MFP1(10)の電源が投入された直後に、第三メモリ部103から自IPアドレス135を読み出す。
(PHY部からのパケットの受信)
自動応答部102は、PHY部から、図8に一例として示すパケットを受信する。
次に、自動応答部102は、第三メモリ部103からモードフラグ133を読み出し、読み出したモードフラグ133が通常モードを示すか、又は、省電力モードを示すかを判断する。
モードフラグ133が、通常モードを示す場合に、自動応答部102は、受信したパケットをEMAC部104へ出力する。
モードフラグ133が、省電力モードを示す場合に、自動応答部102は、パケットを受信すると、受信したパケットから、プロトコル番号、送信元IPアドレス及び宛先IPアドレスを抽出する。受信したパケットのデータ部からプロトコル番号を抽出することもある。次に、宛先IPアドレスが、自IPアドレス135又はマルチキャストアドレスであるかを判断する。マルチキャストアドレスは、32ビットのうち、先頭の4ビットが「1110」であり、残りの28ビットがマルチキャストグループを識別するために用いられる。従って、宛先IPアドレスが、マルチキャストアドレスである否かの判断は、IPアドレスの先頭の4ビットが「1110」であるか否かにより行う。
宛先IPアドレスが自IPアドレス135でなく、かつ、宛先IPアドレスがマルチキャストアドレスでないと判断された場合に、自動応答部102は、受信したパケットを破棄し、次のパケットの受信を待つ。
宛先IPアドレスが自IPアドレス135又はマルチキャストアドレスであると判断された場合に、自動応答部102は、受信したパケットを受信用バッファ部131へ書き込む。
また、宛先IPアドレスが自IPアドレス135又はマルチキャストアドレスであると判断された場合に、自動応答部102は、自動応答プロトコルリスト132をサーチして、自動応答プロトコルリスト132内に、受信したパケットから抽出したプロトコル番号と同じプロトコル番号が存在するか否かを判断する。
受信したパケットから抽出したプロトコル番号と同じプロトコル番号が存在しないと判断した場合に、自動応答部102は、次のパケットの受信を待つ。
受信したパケットから抽出したプロトコル番号と同じプロトコル番号が、自動応答プロトコルリスト132内に、存在すると判断した場合に、自動応答部102は、省電力モードから通常モードへの移行を示す復帰トリガ信号をウェイクアップ回路105へ出力する。
自動応答部102は、EMAC部104から、省電力モードから通常モードへの復帰が完了したことを示す復帰完了を受信する。復帰完了を受信すると、自動応答部102は、受信用バッファ部131から記憶されている順序で、全てのパケットを読み出し、読み出したパケットを順に、EMAC部104へ出力する。自動応答部102は、受信用バッファ部131からパケットを読み出すと、読み出したそのパケットを受信用バッファ部131から削除する。
(EMAC部104からのパケットの受信)
自動応答部102は、EMAC部104からパケットを受信し、受信したパケットをPHY部101へ出力する。
(5)EMAC部104
EMAC部104は、第二電源回路126から給電され、起動が完了すると、省電力モードから通常モードへの復帰が完了したことを示す復帰完了を自動応答部102へ出力する。
EMAC部104は、図2に示すように、MAC部104a、IP部104b、TCP部104c、送信用バッファ部104d及び受信用バッファ部104eから構成される。
(MAC部104a)
MAC部104aは、自動応答部102からパケットを受信する。パケットを受信すると、受信したパケットから、プリアンブル等及びFCSを取り除いて、その他の部分(MACヘッダ、IPヘッダ、TCPヘッダ及びデータ部)を、IP部104bへ出力する。
また、MAC部104aは、IP部104bから、MACヘッダ、IPヘッダ及びTCPヘッダが付加されたデータ部を受け取り、受け取ったMACヘッダ、IPヘッダ及びTCPヘッダが付加されたデータ部にプリアンブル等及びFCSを付加して、パケットを生成し、生成したパケットを自動応答部102へ出力する。
さらに、MAC部104aは、LAN40におけるパケットの衝突検出、パケットの再送などを行う。
(IP部104b)
IP部104bは、TCP部104cから、宛て先とともに、TCPヘッダが付加されたデータ部を受け取り、宛て先に基づいてIPヘッダを作成し、TCPヘッダが付加されたデータ部にIPヘッダを付加し、さらに、MACヘッダを付加し、MACヘッダとIPヘッダとTCPヘッダとが付加されたデータ部を、MAC部104aへ出力する。
また、IP部104bは、MAC部104aから、MACヘッダとIPヘッダとTCPヘッダとが付加されたデータ部を受け取り、受け取ったMACヘッダとIPヘッダとTCPヘッダとが付加されたデータ部から、MACヘッダ及びIPヘッダを取り除いて、TCPヘッダが付加されたデータ部を抽出し、抽出したTCPヘッダが付加されたデータ部をTCP部104cへ出力する。
(TCP部104c)
TCP部104cは、IP部104bからTCPヘッダが付加されたデータ部を受け取り、受け取ったデータ部に付加されたTCPヘッダを解析して、TCPヘッダ内に含まれている宛先ポート番号に該当するアプリケーションプログラムを探し、TCPヘッダを取り除いたデータ部を、宛先ポート番号に対応するアプリケーションプログラムを識別するプログラム識別番号とともに、受信用バッファ部104eへ書き込む。
また、TCP部104cは、送信用バッファ部104dから、宛て先とともにデータ部を読み出し、読み出した宛て先に基づいてTCPヘッダを作成し、読み出したデータ部にTCPヘッダを付加し、宛て先とともに、TCPヘッダが付加されたデータをIP部104bへ出力する。
(送信用バッファ部104d及び受信用バッファ部104e)
送信用バッファ部104d及び受信用バッファ部104eは、RAMから構成されるバッファである。
送信用バッファ部104dは、一組以上の宛て先及びデータ部を記憶するための領域を備える。また、受信用バッファ部104eは、一組以上のデータ部及びプログラム識別番号を記憶するための領域を備える。
(6)受信制御部123
受信制御部123は、随時、受信用バッファ部104eからプログラム識別番号とデータ部との組を読み出す。プログラム識別番号とデータとの組を読み出すと、読み出したデータ部を読み出したプログラム識別番号により識別されるアプリケーションプログラムへ出力する。
なお、受信制御部123が、受信用バッファ部104eからプログラム識別番号とデータ部との組を読み出した後に、読み出したプログラム識別番号とデータ部の組とは、受信用バッファ部104eから削除される。
(7)ウェイクアップ回路105
ウェイクアップ回路105は、省電力モードにおいて、自動応答部102から復帰トリガ信号を受信する。復帰トリガ信号を受信すると、ウェイクアップ回路105は、給電を停止していたEMAC部104、CPU106、第一ブリッジ108のうち制御部108aを除く部分、第二メモリ部109、メモリコントローラ110、プリントエンジン111、第二ブリッジ112、HDD113、操作パネル114、スキャナ115、ラスタIF部116、画像処理部117及びバス118に給電するように、第二電源回路126を制御する。また、CPU106をリセットし、さらに、CPU106に対して、通常モードへの復帰を指示する割込信号を出力する。
その後、通常モードの期間中、第二電源回路126により、EMAC部104、CPU106、第一ブリッジ108のうち制御部108aを除く部分、第二メモリ部109、メモリコントローラ110、プリントエンジン111、第二ブリッジ112、HDD113、操作パネル114、スキャナ115、ラスタIF部116、画像処理部117及びバス118に給電される。
また、ウェイクアップ回路105は、通常モードにおいて、CPU106から、通常モードから省電力モードへの移行を示す移行トリガ信号を受信する。移行トリガ信号を受信すると、ウェイクアップ回路105は、EMAC部104、CPU106、第一ブリッジ108のうち制御部108aを除く部分、第二メモリ部109、メモリコントローラ110、プリントエンジン111、第二ブリッジ112、HDD113、操作パネル114、スキャナ115、ラスタIF部116、画像処理部117及びバス118への給電を停止するように、第二電源回路126を制御する。
なお、第一電源回路125により、常時、PHY部101、自動応答部102、第三メモリ部103、ウェイクアップ回路105、第一メモリ部107及び制御部108aに対して給電される。
(8)CPU106
CPU106は、フェッチ部、解読部、実行部、レジスタファイル、命令カウンタなどから構成され、第一メモリ部107に記憶されている制御プログラムから、制御プログラムに含まれる各命令を1個ずつ読み出し、読み出した命令を解読し、解読結果に従って動作する。
MFP1(10)の電源が投入された直後、CPU106は、その内部を初期化し、その後、実行可能状態となる。MFP1(10)が通常モードから省電力モードに移行するときに、CPU106は、その内部の状態、例えば、レジスタファイルの内容を、第一ブリッジ108を介して、第一メモリ部107へ書き込む。MFP1(10)が省電力モードから通常モードに移行するとき、第一メモリ部107に記録されているレジスタファイルの内容を、第一ブリッジ108を介して、第一メモリ部107から読み出し、読み出したレジスタファイルの内容を、レジスタファイルに書き戻す。
(9)更新部121
更新部121は、通常モードにおいて、受信制御部123を介して、EMAC部104の受信用バッファ部104eから、受信したパケットに含まれていたデータ部を受け取り、受け取ったデータ部からプロトコル番号、通信元PCの情報等を取得し、取得したプロトコル番号、通信元PCの情報、復帰時刻、ジョブ実行の有無などを通信履歴リスト141に書き込む。
(10)メッセージ生成部120及び解析部122
解析部122は、情報端末装置であるPCが、ジョブ実行を伴うことなく、省電力モードから通常モードに切り替えるプロトコルを要求する状態であるか否かを解析する。言い換えると、解析部122は、通信履歴リスト141を用いて、PCからのプロトコルに基づく要求により、ジョブ実行を伴うことなく、MFP1(10)が省電力モードから通常モードへ移行する傾向にあるか否かを解析し、解析結果をメッセージ生成部120へ出力する。
解析部122は、図3に示すように、計算部122a及び判断部122bを含む。
解析部122は、第一メモリ部107に記憶されているスキャン起動フラグ148により、通信履歴リスト141のスキャン起動を行うか否かを判断する。スキャン起動フラグ148が、「0」である場合には、通信履歴リスト141のスキャン起動を行わない。スキャン起動フラグ148が、「1」である場合には、通信履歴リスト141のスキャン起動を行う。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行わないと判断した場合には、解析部122は、次に示すPCへのプロトコルの変更要求処理を行わない。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行うと判断した場合には、計算部122aは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「無」を含む通信履歴情報から、PC毎に、省電力モードから通常モードへの移行の回数を示す復帰回数を集計する。つまり、ジョブ実行を伴うことなく、MFP1(10)が省電力モードから通常モードへ移行した回数を計算する。
次に、判断部122bは、PC毎に、復帰回数が所定の基準を満たすか否かを判断する。具体的には、判断部122bは、PC毎に、復帰回数が所定基準値より大きいか否かを判断する。ここで、所定基準値は、一例として、「10」である。復帰回数が所定基準値と等しい又は復帰回数が所定基準値より小さいと判断する場合には、解析部122は、何もしない。
解析部122により、情報端末装置であるPCがジョブ実行を伴うことなく、省電力モードから通常モードに切り替えるプロトコルを要求する状態であると解析される場合に、メッセージ生成部120は、PCが有するプロトコルを変更させるメッセージを生成する。言い換えると、メッセージ生成部120は、解析部122から解析結果を受け取り、その解析結果がジョブ実行を伴うことなく、MFP1(10)が省電力モードから通常モードへ移行する傾向にあると解析されたことを示す場合に、要求元のPCが用いる前記プロトコルを、他のプロトコルに変更させるメッセージを生成する。つまり、メッセージ生成部120は、算出された回数が所定の基準を満たすと判断される場合には、メッセージを生成する。具体的には、復帰回数が所定基準値より大きいと判断する場合には、メッセージ生成部120は、プロトコルの変更を促すためのプロトコル変更画面を生成し、生成したプロトコル変更画面に基づいて、送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、当該PCを宛て先として、生成したデータ部を送信用バッファ部104dへ書き込む。
プロトコル変更画面の一例を図9に示す。この図に示すように、画面301は、対象プロトコル番号により示されるプロトコルを、代替プロトコル番号により示されるプロトコルに変えて設定するように促すメッセージを含んでいる。
なお、上記において、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、PC毎に、省電力モードから通常モードへの復帰回数を集計しているが、これには限定されない。例えば、所定期間当たりの、PC毎の省電力モードから通常モードへの復帰回数を集計してもよい。所定期間の例は、1日、1週間、2週間、1月などである。
また、上記のPCを宛て先として、上記データ部を送信用バッファ部104dへ書き込むとしているが、これには限定されない。管理者用PC31を宛て先としてもよい。
また、上記のPCを宛て先として、管理者用PC31を宛て先として、又は、上記のPCを宛て先及び管理者用PC31の両方を宛て先として、上記のプロトコル変更画面を電子メールにより送信してもよい。
また、適切なプロトコルを用いるデバイスドライバを、PCへ送信し、PCにおいて、強制的にデバイスドライバの更新を行わせてもよい。
(11)第一ブリッジ108及び第二ブリッジ112
第一ブリッジ108は、CPU106及び第一メモリ部107と、バス118とを中継する。第一ブリッジ108は、制御部108aを含む。制御部108aは、第一メモリ部107へのデータの格納及び第一メモリ部107からのデータの読出しを制御する。また、第二ブリッジ112は、HDD113、操作パネル114等と、バス118とを中継する。
(12)メモリコントローラ110及び第二メモリ部109
メモリコントローラ110は、第二メモリ部109へのデータの格納及び第二メモリ部109からのデータの読出しを制御する。また、メモリコントローラ110は、第二メモリ部109に記憶されている画像データをプリントエンジン111へ出力する。
第二メモリ部109は、画像データなどを記憶する。
(13)プリントエンジン111
プリントエンジン111は、一例として、回転駆動可能に設置された感光体ドラムの周囲に帯電チャージャ、露光部、現像器、転写チャージャ、残留トナーのクリーナを配置した構成である。露光部は、複数のLEDを適宜の間隔で直線状に配列して構成され、帯電チャージャによって所定の電位に均一に帯電された感光体ドラムの表面に露光して、入力画像に応じた静電潜像を形成する。この静電潜像は現像器で現像され、トナー画像とされる。記録用シートがタイミングローラを経て転写部へ搬送され、シートはここでトナー画像を転写され、定着器で定着が施された後、排出ローラからMFP1(10)の上部に排出される。
(14)HDD(Hard Disk Drive )113、操作パネル114、スキャナ115、ラスタIF部116、画像処理部117及びバス118
HDD113は、長期保存用のデータを格納し、操作パネル114は、利用者の操作を受け付け、スキャナ115は、原稿を読み取り、ラスタIF部116を介して、読み取った原稿データを、第二メモリ部109へ出力し、画像処理部117は、原稿データに対して各種の画像処理を施す。バス118は、ラスタIF部116、画像処理部117、送受信部119、第一ブリッジ108、メモリコントローラ110及び第二ブリッジ112を接続する。
1.4 ネットワークシステム5の動作
ネットワークシステム5の動作について、図10〜図13に示すシーケンス図を用いて説明する。
(1)PHY部101、自動応答部102、EMAC部104及びウェイクアップ回路105の動作
PHY部101、自動応答部102、EMAC部104及びウェイクアップ回路105の動作について、図10に示すシーケンス図を用いて説明する。
PHY部101は、LAN40から電気信号を受信し、受信した電気信号を形式変換して、パケットとしてのデジタルデータを生成し(ステップS101)、パケットを自動応答部102へ出力する(ステップS102)。
自動応答部102は、モードフラグ133が通常モードを示すか、又は、省電力モードを示すかを判断し(ステップS103)、モードフラグ133が通常モードを示すと判断する場合(ステップS103でNO)、受信したパケットをEMAC部104へ出力する(ステップS113)。
モードフラグ133が省電力モードを示すと判断する場合(ステップS103でYES)、自動応答部102は、一例として、受け取ったパケットが自分宛か又はマルチキャストであるかを判断し(ステップS104)、パケットが自分宛でない場合、かつマルチキャストでない場合(ステップS104でNO)、そのパケットを破棄し、次のパケットの受信を待つ。
パケットが自分宛か又はマルチキャストであるかと判断した場合(ステップS104でYES)、自動応答部102は、受信したパケットを受信用バッファ部131へ書き込み(ステップS105)、受信したパケットからプロトコル番号を抽出し(ステップS106)、自動応答プロトコルリスト132をサーチし(ステップS107)、抽出したプロトコル番号が自動応答プロトコルリスト132内に存在するか否かを判断する(ステップS108)。
抽出したプロトコル番号が自動応答プロトコルリスト132内に存在しないと判断する場合(ステップS108で「無し」)、自動応答部102は、次のパケットの受信を待つ。
抽出したプロトコル番号が自動応答プロトコルリスト132内に存在すると判断する場合(ステップS108で「有り」)、自動応答部102は、復帰トリガ信号をウェイクアップ回路105へ出力する(ステップS109)。
ウェイクアップ回路105は、復帰トリガ信号を受信すると(ステップS109)、給電を停止していたEMAC部104、CPU106、第一ブリッジ108のうち制御部108aを除く部分、第二メモリ部109、メモリコントローラ110、プリントエンジン111、第二ブリッジ112、HDD113、操作パネル114、スキャナ115、ラスタIF部116、画像処理部117及びバス118に給電するように、第二電源回路126を制御し(ステップS110)、CPU106をリセットし(ステップS111)、CPU106に対して、通常モードへの復帰を指示する割込信号を出力する(ステップS112)。
また、自動応答部102は、EMAC部104から復帰完了を受け取ると(ステップS114)、受信用バッファ部131からパケットを読み出し(ステップS115)、読み出したパケットをEMAC部104へ出力する(ステップS116)。
EMAC部104は、自動応答部102からパケットを受信し(ステップS117)、受け取ったパケットが自分宛か又はマルチキャストであるかを判断し(ステップS118)、パケットが自分宛でない場合、かつマルチキャストでない場合(ステップS118でNO)、そのパケットを破棄し、次のパケットの受信を待つ。
パケットが自分宛か又はマルチキャストであるかと判断した場合(ステップS118でYES)、EMAC部104は、パケットを処理し(ステップS119)、そのパケットのデータ部を出力する(ステップS120)。
(2)CPU106及びPCの動作
CPU106及びPCの動作について、図11に示すシーケンス図を用いて説明する。
リセットされると(ステップS131)、CPU106は、その内部を初期化し(ステップS132)、ウェイクアップ回路105から割込信号を受信した場合(ステップS112)、つまり、省電力モードから通常モードへの移行の場合(ステップS133でYES)、第一メモリ部107にバックアップされていたレジスタファイルの内容を、レジスタファイルに書き込む(ステップS134)。こうして、CPU106の省電力モードから通常モードへの移行が完了する。
次に、更新部121は、受信したデータにより通信履歴リスト141を更新する(ステップS136)。
(3)受信したデータ部による通信履歴リスト141の更新の動作
受信したデータ部による通信履歴リスト141の更新の動作について、図12に示すシーケンス図を用いて説明する。
更新部121は、通常モードにおいて、受信制御部123を介して、EMAC部104の受信用バッファ部104eからデータ部を受け取り(ステップS221)、受け取ったデータ部からプロトコル番号、通信元PCの情報等を取得し(ステップS222)、受け取ったデータ部に格納されているデータを用いて、ジョブ実行がされるか否かを判断し(ステップS223)、ジョブ実行がされる場合には(ステップS223でYES)、「ジョブ実行」を「有」に設定し(ステップS224)、ジョブ実行がされない場合には(ステップS223でNO)、「ジョブ実行」を「無」に設定し(ステップS225)、次に、プロトコル番号、通信元PCの情報、ジッブ実行の有無などから構成される通信履歴情報を生成し、生成した通信履歴情報を通信履歴リスト141へ追加して書き込む(ステップS226)。
(4)解析部122によるプロトコルの変更要求処理の動作
解析部122によるプロトコルの変更要求処理の動作について、図13に示すシーケンス図を用いて説明する。
解析部122は、第一メモリ部107に記憶されているスキャン起動フラグ148により、通信履歴リスト141のスキャン起動を行うか否かを判断する(ステップS281)。スキャン起動フラグ148が、「0」である場合には(ステップS281でNO)、通信履歴リスト141のスキャン起動を行わない。スキャン起動フラグ148が、「1」である場合には(ステップS281でYES)、計算部122aは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「無」を含む通信履歴情報から、PC毎に、省電力モードから通常モードへの移行の回数を示す復帰回数を集計する(ステップS282)。
次に、解析部122は、PC毎に、以下のステップS284、S285、S286を繰り返す(ステップS283〜S287)。
判断部122bは、復帰回数が所定基準値より大きいか否かを判断する(ステップS284)。復帰回数が所定基準値と等しい又は復帰回数が所定基準値より小さいと判断する場合には(ステップS284)、解析部122は、何もしない。復帰回数が所定基準値より大きいと判断する場合には(ステップS284)、メッセージ生成部120は、プロトコルの変更を促すためメッセージを含むプロトコル変更画面を生成し、前記メッセージを含む生成した前記プロトコル変更画面に基づいて送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、当該PCを宛て先として、生成したデータ部を送信用バッファ部104dへ書き込む(ステップS285)。送受信部119は、LAN40を介して、データ部を当該PCへ送信する(ステップS286)。PCは、データ部、つまり、プロトコル変更画面を受信し(ステップS286)、受信したプロトコルの変更を促すためメッセージを含む前記プロトコル変更画面を表示する(ステップS288)。
以上説明したように、ジョブ実行を伴うことなく、画像形成装置が省電力モードから通常モードへ移行した回数が所定の基準を満たす場合には、過去において、画像形成装置が省電力モードから復帰して、無駄に電力を消費しており、情報端末装置がプロトコルを変更すれば、画像形成装置が省電力モードから復帰する可能性が少なくなる。このため、プロトコルを変更させるメッセージを送信することにより、情報端末装置がプロトコルを変更すれば、画像形成装置が省電力モードから復帰する可能性が少なくなり、無駄な電力の消費を防止することができる。
2.実施の形態2
本発明に係る別の実施の形態としてのネットワークシステム5a(図示していない)について説明する。ネットワークシステム5aは、実施の形態1のネットワークシステム5と同様の構成を有している。ネットワークシステム5aと実施の形態1のネットワークシステム5との相違点は、主として、一般用のPCへのプロトコルの変更要求処理である。ネットワークシステム5aでは、実施の形態1のネットワークシステム5の一般用のPCへのプロトコルの変更要求処理に代えて、以下に説明する一般用のPCへのプロトコルの変更要求処理を行う。ここでは、この相違点を中心として説明する。
(解析部122の構成)
解析部122は、計算部122a及び判断部122bに加えて、検索部122c(図示していない)を備える。
解析部122は、第一メモリ部107に記憶されているスキャン起動フラグ148により、通信履歴リスト141のスキャン起動を行うか否かを判断する。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行わないと判断した場合には、解析部122は、次に示すPCへのプロトコルの変更要求処理を行わない。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行うと判断した場合には、計算部122aは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「無」を含む通信履歴情報から、PC毎に、省電力モードから通常モードへの移行の回数を示す復帰回数を集計する。つまり、ジョブ実行を伴うことなく、MFP1(10)が省電力モードから通常モードへ移行した回数を計算する。
次に、判断部122bは、PC毎に、復帰回数が所定の基準を満たすか否かを判断する。具体的には、判断部122bは、PC毎に、復帰回数が所定基準値より大きいか否かを判断する。復帰回数が所定基準値と等しい又は復帰回数が所定基準値より小さいと判断する場合には、解析部122は、何もしないで、当該PCについてのプロトコルの変更要求処理を終了する。
検索部122cは、通信履歴リスト141を用いて、ジョブ実行を伴う要求に係るPCを検索する。具体的には、検索部122cは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴う通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「有」を含む通信履歴情報から、該当するPCを探す。該当するPCが存在する場合には、解析部122は、何もしないで、当該PCについてのプロトコルの変更要求処理を終了する。
メッセージ生成部120は、判断部122bにより、算出された回数が所定の基準を満たすと判断され、かつ、検索部122cにより、ジョブ実行を伴う要求に係るPCが発見されなかった場合に、プロトコルの変更を促すためのメッセージを生成する。具体的には、復帰回数が所定基準値より大きいと判断され、かつ、該当するPCが存在しないには、メッセージ生成部120は、プロトコルの変更を促すためのメッセージを含むプロトコル変更画面を生成し、生成した前記メッセージを含む前記プロトコル変更画面を基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、当該PCを宛て先として、生成したデータ部を送信用バッファ部104dへ書き込む。
プロトコル変更画面の一例を図9に示す。この図に示すように、画面301は、対象プロトコル番号により示されるプロトコルを、代替プロトコル番号により示されるプロトコルに変えて設定するように促すメッセージを含んでいる。
なお、上記において、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、PC毎に、省電力モードから通常モードへの復帰回数を集計しているが、これには限定されない。例えば、所定期間当たりの、PC毎の省電力モードから通常モードへの復帰回数を集計してもよい。所定期間の例は、1日、1週間、2週間、1月などである。
また、上記のPCを宛て先として、上記データ部を送信用バッファ部104dへ書き込むとしているが、これには限定されない。管理者用PC31を宛て先としてもよい。
また、上記のPCを宛て先として、管理者用PC31を宛て先として、又は、上記のPCを宛て先及び管理者用PC31の両方を宛て先として、上記のメッセージを電子メールにより送信してもよい。
また、適切なプロトコルを用いるデバイスドライバを、PCへ送信し、PCにおいて、強制的にデバイスドライバの更新を行わせてもよい。
(解析部122によるPCへのプロトコルの変更要求処理の動作)
解析部122によるPCへのプロトコルの変更要求処理の動作について、図14に示すシーケンス図を用いて説明する。
解析部122は、第一メモリ部107に記憶されているスキャン起動フラグ148により、通信履歴リスト141のスキャン起動を行うか否かを判断する(ステップS321)。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行わないと判断した場合には(ステップS321でNO)、解析部122は、PCへのプロトコルの変更要求処理を行わない。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行うと判断した場合には(ステップS321でYES)、計算部122aは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「無」を含む通信履歴情報から、PC毎に、省電力モードから通常モードへの移行の回数を示す復帰回数を集計する(ステップS322)。
次に、解析部122は、PC毎に、ステップS324、S325、S326、S327、S328、S330を繰り返す(ステップS323〜S329)。
判断部122bは、PC毎に、復帰回数が所定基準値より大きいか否かを判断する(ステップS324)。復帰回数が所定基準値と等しい又は復帰回数が所定基準値より小さいと判断する場合には(ステップS324)、解析部122は、何もしないで、当該PCについてのプロトコルの変更要求処理を終了する。復帰回数が所定基準値より大きいと判断する場合には(ステップS324)、検索部122cは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴う通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「有」を含む通信履歴情報から、該当するPCを探す(ステップS325)。該当するPCが存在する場合には(ステップS326で「有り」)、解析部122は、何もしないで、当該PCについてのプロトコルの変更要求処理を終了する。
該当するPCが存在しない場合には(ステップS326で「無し」)、メッセージ生成部120は、プロトコルの変更を促すためのメッセージを含むプロトコル変更画面を生成し、前記メッセージを含む前記プロトコル変更画面を基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、当該PCを宛て先として、生成したデータ部を送信用バッファ部104dへ書き込む(ステップS327)。
送受信部119は、LAN40を介して、データ部をPCへ送信する(ステップS328)。PCは、データ部、つまり、プロトコル変更画面を受信し(ステップS328)、受信したプロトコルの変更を促すためのメッセージを含むプロトコル変更画面を表示する(ステップS330)。
以上説明したように、ジョブ実行を伴うことなく、画像形成装置が省電力モードから通常モードへ移行した回数が所定の基準を満たす場合には、過去において、画像形成装置が省電力モードから復帰して、無駄に電力を消費しており、しかも、当該情報端末装置による要求によりジョブ実行が行われていない場合には、情報端末装置がプロトコルを変更すれば、画像形成装置が省電力モードから復帰する可能性が少なくなる。このため、プロトコルを変更させるメッセージを送信することにより、情報端末装置がプロトコルを変更すれば、画像形成装置が省電力モードから復帰する可能性が少なくなり、無駄な電力の消費を防止することができる。
3.実施の形態3
本発明に係る別の実施の形態としてのネットワークシステム5b(図示していない)について説明する。ネットワークシステム5bは、実施の形態1のネットワークシステム5と同様の構成を有している。ネットワークシステム5bと実施の形態1のネットワークシステム5との相違点は、主として、プロトコルの代替推奨処理である。ネットワークシステム5aでは、実施の形態1のネットワークシステム5の一般用のPCへのプロトコルの変更要求処理に代えて、以下に説明するプロトコルの代替推奨処理を行う。ここでは、この相違点を中心として説明する。
(代替プロトコルリスト142)
第一メモリ部107は、さらに、代替プロトコルリスト142を記憶している。
代替プロトコルリスト142は、利用者がPCに新たにプリンタ用のデバイスドライバをインストールする場合に、利用者がインストールしようとしているデバイスドライバが、MFPから見て、お勧めでない印刷用のプロトコルを使用しているとき、そのプロトコルに代えて、代替のプロトコルを使用するデバイスドライバのインストールを促すために、用いられる。
代替プロトコルリスト142は、一例として、図15に示すように、1個又は複数個の代替プロトコル情報を記憶するための領域を備え、各代替プロトコル情報は、対象プロトコル番号及び代替プロトコル番号を含む。
対象プロトコル番号は、MFPから見て、お勧めでない印刷用のプロトコルを示すプロトコル番号であり、代替プロトコル番号は、対象プロトコル番号により示されるプロトコルに代えて、インストールを利用者に勧める印刷用のプロトコルを示すプロトコル番号である。
(解析部122)
解析部122は、PCから受信したPCにおいて使用されているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、代替プロトコルリスト142に含まれるか否かを解析し、含まれる場合に、対応する代替プロトコル番号により示されるプロトコルへの変更を促す旨のメッセージを生成する。
以下において、解析部122について、詳細に説明する。
解析部122は、受信制御部123を介して、PCからプロトコル番号を受信し、受信したプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、代替プロトコルリスト142に存在するか否かを判断する。代替プロトコルリスト142に存在しない場合には、解析部122は、プロトコルの代替推奨処理を終了する。
受信したプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、代替プロトコルリスト142に存在する場合には、メッセージ生成部120は、代替プロトコルリスト142から対象プロトコル番号に対応する代替プロトコル番号を読み出し、読み出した代替プロトコル番号を用いて、対象プロトコル番号により示されるプロトコルを、代替プロトコル番号により示されるプロトコルに変えて設定するように促すメッセージを含む変更画面を生成し、変更画面を基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成する。
変更画面の一例を図9に示す。この図に示すように、画面301は、対象プロトコル番号により示されるプロトコルを、代替プロトコル番号により示されるプロトコルに変えて設定するように促すメッセージを含んでいる。
次に、メッセージ生成部120は、前記PCを宛て先として、生成したデータ部をEMAC部の送信用バッファ部104dへ書き込む。
なお、前記メッセージを、前記PCを宛て先として、電子メールにより送信してもよい。
また、代替プロトコル番号により示されるプロトコルを用いるデバイスドライバを、PCへ送信し、PCにおいて、強制的にデバイスドライバの更新を行わせてもよい。
(解析部122によるプロトコルの代替推奨処理の動作)
解析部122によるプロトコルの代替推奨処理の動作について、図16に示すシーケンス図を用いて説明する。
PC1(21)は、プリンタドライバのインストールがされると(ステップS138)、MFP1(10)へインストールを通知し(ステップS139)、PHY部101、自動応答部102及びEMAC部104は、インストールの通知を受信する(ステップS140〜S141)。
インストールの通知を受信すると、解析部122は、受信制御部123を介して、PCからプロトコル番号を受信し(ステップS261)、代替プロトコルリスト142をサーチして(ステップS262)、受信したプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、代替プロトコルリスト142に存在するか否かを判断する(ステップS263)。代替プロトコルリスト142に存在しない場合には(ステップS263でNO)、解析部122は、プロトコルの代替推奨処理を終了する。
受信したプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、代替プロトコルリスト142に存在する場合には(ステップS263でYES)、メッセージ生成部120は、代替プロトコルリスト142から対象プロトコル番号に対応する代替プロトコル番号を読み出し(ステップS264)、読み出した代替プロトコル番号を用いて、対象プロトコル番号により示されるプロトコルを、代替プロトコル番号により示されるプロトコルに変えて設定するように促すメッセージを含む変更画面を生成し、生成した変更画面を基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成する(ステップS265)。
次に、メッセージ生成部120は、前記PCを宛て先として、生成したデータ部をEMAC部の送信用バッファ部104dへ書き込む(ステップS266)。
送受信部119は、EMAC部104の送信用バッファ部104dへ書き込まれた管理者用PC31を宛て先とするデータ部を、つまり、代替プロトコル番号により示されるプロトコルに変えて設定するように促すメッセージを含む変更画面を、LAN40を介して、管理者用PC31へ送信し(ステップS267〜S268)、PC1(21)は、変更画面を受信すると(ステップS268)、受信した、代替プロトコル番号により示されるプロトコルに変えて設定するように促すメッセージを含む変更画面を表示する(ステップS269)。
以上説明したように、代替すべきプロトコルを示すとともに、プロトコルを変更させるメッセージを出力するので、情報端末装置がプロトコルを変更すれば、画像形成装置が省電力モードから復帰する可能性が少なくなり、無駄な電力の消費を防止することができる。
4.実施の形態4
本発明に係る別の実施の形態としてのネットワークシステム5c(図示していない)について説明する。ネットワークシステム5cは、実施の形態1のネットワークシステム5と同様の構成を有している。ネットワークシステム5cと実施の形態1のネットワークシステム5との相違点は、主として、推奨プロトコルリストの生成処理である。ネットワークシステム5cでは、実施の形態1のネットワークシステム5の一般用のPCへのプロトコルの変更要求処理に代えて、以下に説明する推奨プロトコルリストの生成処理を行う。ここでは、この相違点を中心として説明する。
(マルチキャストプロトコルリスト144)
第一メモリ部107は、さらに、マルチキャストプロトコルリスト144を記憶している。
マルチキャストプロトコルリスト144は、一例として、図17に示すように、1個又は複数個のプロトコル番号を記憶するための領域を含む。プロトコル番号は、マルチキャストによりパケットを送信するデバイスドライバにおいて用いられるプロトコルを示すプロトコル番号である。
(解析部122)
解析部122は、他のMFP2(11)及びMFP3(12)から、受信したこれらのMFPが有する自動応答プロトコルリスト162及び163と、MFP1(10)の第三メモリ部103に記憶されている自動応答プロトコルリスト132とを解析して、マルチキャストを発生させないプロトコルに係るプロトコル番号を選択し、選択したプロトコル番号から構成される推奨プロトコルリストを生成し、生成した推奨プロトコルリストを各PCに対して送信するように制御する。
以下において、解析部122の詳細について説明する。
解析部122は、MFP1(10)、MFP2(11)及びMFP3(12)に対する自動応答プロトコルリストの要求を生成し、生成した要求を基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、MFP1(10)、MFP2(11)及びMFP3(12)を宛て先として、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dに書き込む。次に、解析部122は、受信制御部123から、MFP1(10)の自動応答プロトコルリスト、MFP2(11)の自動応答プロトコルリスト及びMFP3(12)の自動応答プロトコルリストを受け取る。
次に、解析部122は、第一メモリ部107からマルチキャストプロトコルリスト144を読み出し、MFP1(10)の自動応答プロトコルリスト内に、マルチキャストプロトコルリストに記憶されているプロトコル番号が存在すれば、自動応答プロトコルリストからそのプロトコル番号を除外し、MFP2(11)の自動応答プロトコルリスト内に、マルチキャストプロトコルリストに記憶されているプロトコル番号が存在すれば、自動応答プロトコルリストからそのプロトコル番号を除外し、MFP3(12)の自動応答プロトコルリスト内に、マルチキャストプロトコルリストに記憶されているプロトコル番号が存在すれば、自動応答プロトコルリストからそのプロトコル番号を除外し、こうして得られた3個の自動応答プロトコルリストをマージして、1個のプロトコルリストを生成し、生成したプロトコルリストから、重複するプロトコル番号を削除して、1個の推奨プロトコルリストを生成する。
こうして生成された推奨プロトコルリストは、マルチキャストのプロトコルの番号を除き、MFP1(10)、MFP2(11)及びMFP3(12)のそれぞれの自動応答プロトコルリストに含まれるプロトコル番号を含むこととなる。
さらに、メッセージ生成部120は、生成した推奨プロトコルリストを含み、推奨プロトコルを示すメッセージを生成し、生成したメッセージを基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、PCを宛て先として、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dに書き込む。
生成した推奨プロトコルリストを含み、推奨プロトコルを示すメッセージを表示する画面の一例を図18に示す。この図に示すように、画面304は、推奨プロトコルを含み、推奨プロトコルを示すメッセージを含んでいる。
なお、生成した推奨プロトコルリストを含むメッセージを、それぞれのPCを宛て先として、電子メールにより送信するとしてもよい。
また、推奨プロトコルリストに含まれ、適切なプロトコルを用いるデバイスドライバを、PCへ送信し、PCにおいて、強制的にデバイスドライバの更新を行わせてもよい。
(解析部122による推奨プロトコルリストの生成の動作)
解析部122による推奨プロトコルリストの生成の動作について、図19に示すシーケンス図を用いて説明する。
PC1(21)は、プリンタドライバのインストールの準備がされると(ステップS148)、MFP1(10)へインストール準備を通知し(ステップS149)、PHY部101、自動応答部102及びEMAC部104は、インストール準備の通知を受信する(ステップS150〜S151)。
インストール準備の通知を受信すると、解析部122は、MFP1(10)、MFP2(11)及びMFP3(12)に対する自動応答プロトコルリストの要求を生成し、生成した要求を基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、MFP1(10)、MFP2(11)及びMFP3(12)を宛て先として、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dに書き込む(ステップS381)。
送受信部119は、LAN40を介して、データ部をそれぞれMFP2(11)及びMFP3(12)へ送信する(ステップS382、S383)。MFP2(11)及びMFP3(12)は、それぞれ、データ部、つまり、自動応答プロトコルリストの要求を受信し(ステップS382、S383)、自動応答プロトコルリストを読み出し(ステップS384、S385)、読み出した自動応答プロトコルリストをMFP(10)の送受信部119を介して、解析部122へ送信する(ステップS386、S387)。
また、MFP1(10)の自動応答部102は、上記の要求を受け取ると、自動応答プロトコルリストを読み出し、読み出した自動応答プロトコルリストをEMAC部104を介して、解析部122へ出力する(ステップS388)。
次に、解析部122は、送受信部119及び受信制御部123を介して、MFP1(10)の自動応答プロトコルリスト、MFP2(11)の自動応答プロトコルリスト及びMFP3(12)の自動応答プロトコルリストを受け取る(ステップS388、S386、S387)。
次に、解析部122は、第一メモリ部107からマルチキャストプロトコルリスト144を読み出し(ステップS389)、MFP1(10)の自動応答プロトコルリスト内に、マルチキャストプロトコルリストに記憶されているプロトコル番号が存在すれば、自動応答プロトコルリストからそのプロトコル番号を除外し(ステップS390)、MFP2(11)の自動応答プロトコルリスト内に、マルチキャストプロトコルリストに記憶されているプロトコル番号が存在すれば、自動応答プロトコルリストからそのプロトコル番号を除外し(ステップS391)、MFP3(12)の自動応答プロトコルリスト内に、マルチキャストプロトコルリストに記憶されているプロトコル番号が存在すれば、自動応答プロトコルリストからそのプロトコル番号を除外し(ステップS392)、こうして得られた3個の自動応答プロトコルリストをマージして、1個のプロトコルリストを生成し、生成したプロトコルリストから、重複するプロトコル番号を削除して、1個の推奨プロトコルリストを生成する。さらに、メッセージ生成部120は、生成した推奨プロトコルリストを含み、推奨プロトコルを示すメッセージを生成し、生成したメッセージを基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、PCを宛て先として、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dに書き込む(ステップS393)。
送受信部119は、LAN40を介して、データ部をPCへ送信する(ステップS394)。PCは、データ部、つまり、推奨プロトコルリストを含むメッセージを受信し(ステップS394)、受信した、推奨プロトコルリストを含み、推奨プロトコルを示すメッセージを画面に表示する(ステップS395)。
以上説明したように、推奨プロトコルリストを送信するので、情報端末装置が推奨プロトコルリストに示されたプロトコルへ変更すれば、画像形成装置が省電力モードから復帰する可能性が少なくなり、無駄な電力の消費を防止することができる。
5.実施の形態5
本発明に係る別の実施の形態としてのネットワークシステム5d(図示していない)について説明する。ネットワークシステム5dは、実施の形態1のネットワークシステム5と同様の構成を有している。ネットワークシステム5dと実施の形態1のネットワークシステム5との相違点は、主として、管理者用PC31へのプロトコルの変更要求処理である。ネットワークシステム5dでは、実施の形態1のネットワークシステム5の一般用のPCへのプロトコルの変更要求処理に代えて、以下に説明する管理者用PC31へのプロトコルの変更要求処理を行う。ここでは、この相違点を中心として説明する。
(変更プロトコルリスト143)
第一メモリ部107は、さらに、変更プロトコルリスト143を記憶している。
変更プロトコルリスト143は、各PCに現在インストールされているデバイスドライバではなく、別のデバイスドライバに変更することにより、MFPにおける省電力効果が高いものになることを、管理者に対して伝えるために用いられ、各PCに現在インストールされているデバイスドライバが使用している印刷用のプロトコルを示す対象プロトコル番号と、MFPにおいてより高い省電力効果が得られるであろうデバイスドライバが使用している印刷用のプロトコルを示す代替プロトコル番号を対応付けて記憶している。
変更プロトコルリスト143は、一例として、図20に示すように、1個又は複数個の変更プロトコル情報を記憶するための領域を備え、各変更プロトコル情報は、対象プロトコル番号及び代替プロトコル番号を含む。
対象プロトコル番号は、一つの印刷用のプロトコルを示すプロトコル番号であり、代替プロトコル番号は、対象プロトコル番号により示されるプロトコルを使用するデバイスドライバに代えて、当該代替プロトコル番号により示されるプロトコルを使用するデバイスドライバをインストールすることにより、MFPにおいてより高い省電力効果が得られることが期待できる当該印刷用のプロトコルを示すプロトコル番号である。
(解析部122)
解析部122は、計算部122a及び判断部122bに加えて、さらに、検索部122cを備える。
解析部122は、第一メモリ部107に記憶されているスキャン起動フラグ148により、通信履歴リスト141のスキャン起動を行うか否かを判断する。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行わないと判断した場合には、解析部122は、次に示す管理者用PC31へのプロトコルの変更要求処理を行わない。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行うと判断した場合には、計算部122aは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「無」を含む通信履歴情報から、PC毎に、省電力モードから通常モードへの移行の回数を示す復帰回数を集計する。つまり、ジョブ実行を伴うことなく、MFP1(10)が省電力モードから通常モードへ移行した回数を計算する。
次に、判断部122bは、PC毎に、復帰回数が所定の基準を満たすか否かを判断する。具体的には、判断部122bは、PC毎に、復帰回数が所定基準値より大きいか否かを判断する。復帰回数が所定基準値と等しい又は復帰回数が所定基準値より小さいと判断する場合には、解析部122は、何もしないで、プロトコルの変更要求処理を終了する。
検索部122cは、通信履歴情報に含まれ、当該PCが使用しているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、変更プロトコルリスト143に存在するか検索する。当該PCが使用しているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、変更プロトコルリスト143に存在しないと判断する場合には、解析部122は、何もしないで、プロトコルの変更要求処理を終了する。
メッセージ生成部120は、判断部122bにより、算出された回数が所定の基準を満すと判断され、かつ、検索部122cにより、PCが使用しているプロトコルを示す番号が変更プロトコルリスト143に対象プロトコル番号として存在すると判断される場合に、次に説明するメッセージを生成する。
具体的には、メッセージ生成部120は、復帰回数が所定基準値より大きいと判断する場合、かつ、当該PCが使用しているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、変更プロトコルリスト143に存在すると判断する場合には、メッセージ生成部120は、省電力効果を次式により算出する。
省電力量(ワット)
=1回の省電力モードから通常モードへの移行にかかる電力量 × 所定時間当たりに移行した回数
次に、メッセージ生成部120は、当該PCのプロトコルを、対象プロトコル番号に対応する代替プロトコル番号により示されるプロトコルに、変更することにより、算出した省電力量(ワット)の省電力効果が出る旨を含むメッセージを生成し、生成したメッセージを基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、管理者用PC宛に、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dへ書き込む。
プロトコル変更画面の一例を図21に示す。この図に示すように、画面302は、対象プロトコル番号により示されるプロトコルを、代替プロトコル番号により示されるプロトコルに変えて設定すると、画面302に示される省電力量分の省電力効果があることを示すメッセージを含んでいる。
なお、上記において、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、PC毎に、省電力モードから通常モードへの復帰回数を集計しているが、これには限定されない。例えば、所定期間当たりの、PC毎の省電力モードから通常モードへの復帰回数を集計してもよい。所定期間の例は、1日、1週間、2週間、1月などである。
また、管理者用PCを宛て先として、上記データ部を送信用バッファ部104dへ書き込むとしているが、これには限定されない。復帰回数が所定基準値より大きいと判断された一般利用者のPCを宛て先としてもよい。
また、復帰回数が所定基準値より大きいと判断された一般利用者のPCを宛て先として、管理者用PC31を宛て先として、又は、復帰回数が所定基準値より大きいと判断された一般利用者のPC及び管理者用PC31の両方を宛て先として、上記のメッセージを電子メールにより送信してもよい。
また、代替プロトコル番号により示されるプロトコルを用いるデバイスドライバを、PCへ送信し、PCにおいて、強制的にデバイスドライバの更新を行わせてもよい。
上記において説明したように、メッセージ生成部120は、PCが使用している前記プロトコルを代替プロトコル番号により示されるプロトコルに変更することにより、MFP1(10)において減じることができる電力量を算出し、算出した電力量を示す情報を含むメッセージを生成する。
(解析部122による管理者用PCへの変更要求処理の動作)
解析部122による管理者用PCへの変更要求処理の動作について、図22に示すシーケンス図を用いて説明する。
解析部122は、第一メモリ部107に記憶されているスキャン起動フラグ148により、通信履歴リスト141のスキャン起動を行うか否かを判断する(ステップS301)。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行わないと判断した場合には(ステップS301でNO)、解析部122は、次に示す管理者用PC31へのプロトコルの変更要求処理を行わない。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行うと判断した場合には(ステップS301でYES)、計算部122aは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「無」を含む通信履歴情報から、PC毎に、省電力モードから通常モードへの移行の回数を示す復帰回数を集計する(ステップS302)。
次に、解析部122は、PC毎に、ステップS304、S305、S306、S307を繰り返す(ステップS303〜S308)。
判断部122bは、PC毎に、復帰回数が所定基準値より大きいか否かを判断する(ステップS304)。復帰回数が所定基準値と等しい又は復帰回数が所定基準値より小さいと判断する場合には(ステップS304)、解析部122は、何もしないで、プロトコルの変更要求処理を終了する。復帰回数が所定基準値より大きいと判断する場合には(ステップS304)、検索部122cは、通信履歴情報に含まれ、当該PCが使用しているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、変更プロトコルリスト143に存在するか否かを判断する(ステップS305)。当該PCが使用しているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、変更プロトコルリスト143に存在しないと判断する場合には(ステップS305で「無」)、解析部122は、何もしないで、プロトコルの変更要求処理を終了する。当該PCが使用しているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、変更プロトコルリスト143に存在すると判断する場合には(ステップS305で「有」)、メッセージ生成部120は、省電力効果を算出し、当該PCのプロトコルを、対象プロトコル番号に対応する代替プロトコル番号により示されるプロトコルに、変更することにより、算出した省電力量(ワット)の省電力効果が出ることを示すメッセージを生成し、生成したメッセージを基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、管理者用PC宛に、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dへ書き込む(ステップS306)。
送受信部119は、LAN40を介して、データ部を管理者用PC31へ送信する(ステップS307)。管理者用PC31は、データ部、つまり、省電力効果が出ることを示すメッセージを受信し(ステップS307)、受信したメッセージを画面に表示する(ステップS309)。
以上説明したように、代替するプロトコルを示すとともに、プロトコルの変更により、省電力効果がある旨を含む前記メッセージを生成して送信するので、情報端末装置の管理者に対して、より説得力のあるメッセージを伝達することができる。このため、管理者のもとで、一般利用者の情報端末装置がプロトコルを変更すれば、画像形成装置が省電力モードから復帰する可能性が少なくなり、無駄な電力の消費を防止することができる。
6.実施の形態6
本発明に係る別の実施の形態としてのネットワークシステム5e(図示していない)について説明する。ネットワークシステム5eは、実施の形態1のネットワークシステム5と同様の構成を有している。ネットワークシステム5eと実施の形態1のネットワークシステム5との相違点は、主として、管理者用PC31へのプロトコルの変更要求処理である。ネットワークシステム5eでは、実施の形態1のネットワークシステム5の一般用のPCへのプロトコルの変更要求処理に代えて、以下に説明する管理者用PC31へのプロトコルの変更要求処理を行う。ここでは、この相違点を中心として説明する。
第一メモリ部107は、さらに、変更プロトコルリスト143を記憶している。変更プロトコルリスト143については、上述した通りである。
解析部122は、計算部122a及び判断部122bに加え、さらに、検索部122cを備えている。
解析部122は、第一メモリ部107に記憶されているスキャン起動フラグ148により、通信履歴リスト141のスキャン起動を行うか否かを判断する。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行わないと判断した場合には、解析部122は、次に示す管理者用PC31へのプロトコルの変更要求処理を行わない。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行うと判断した場合には、解析部122の計算部122aは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「無」を含む通信履歴情報から、PC毎に、省電力モードから通常モードへの移行の回数を示す復帰回数を集計する。つまり、ジョブ実行を伴うことなく、MFP1(10)が省電力モードから通常モードへ移行した回数を計算する。
次に、判断部122bは、PC毎に、復帰回数が所定の基準を満たすか否かを判断する。具体的には、判断部122bは、PC毎に、復帰回数が所定基準値より大きいか否かを判断する。復帰回数が所定基準値と等しい又は復帰回数が所定基準値より小さいと判断する場合には、解析部122は、何もしないで、当該PCについてのプロトコルの変更要求処理を終了する。
検索部122cは、通信履歴リスト141を用いて、ジョブ実行を伴う要求に係るPCを検索する。具体的には、検索部122cは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴う通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「有」を含む通信履歴情報から、該当するPCを探す。該当するPCが存在する場合には、解析部122は、何もしないで、当該PCについてのプロトコルの変更要求処理を終了する。検索部122cは、さらに、当該PCが使用しているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、変更プロトコルリスト143に存在するか否かを判断する。当該PCが使用しているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、変更プロトコルリスト143に存在しないと判断する場合には、解析部122は、何もしないで、当該プロトコルについての変更要求処理を終了する。
メッセージ生成部120は、判断部122bにより、P算出された回数が所定の基準を満たすと判断され、検索部122cにより、ジョブ実行を伴う要求に係るPCが発見されず、かつ、PCが使用しているプロトコルを示す番号が変更プロトコルリスト143に対象プロトコル番号として存在すると判断される場合に、次に示すメッセージを生成する。具体的には、復帰回数が所定基準値より大きいと判断され、該当するPCが存在せず、当該PCが使用しているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、変更プロトコルリスト143に存在すると判断する場合には、メッセージ生成部120は、省電力効果を次式により算出する。
省電力量(ワット)
=1回の省電力モードから通常モードへの移行にかかる電力量 × 所定時間当たりに起動した回数
次に、メッセージ生成部120は、当該PCのプロトコルを、対象プロトコル番号に対応する代替プロトコル番号により示されるプロトコルに、変更することにより、算出した省電力量(ワット)の省電力効果が出る旨を含むメッセージを生成し、生成したメッセージを基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、管理者用PC宛に、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dへ書き込む。
プロトコル変更画面の一例を図21に示す。この図に示すように、画面302は、対象プロトコル番号により示されるプロトコルを、代替プロトコル番号により示されるプロトコルに変えて設定すると、画面302に示される省電力量分の省電力効果があることを示すメッセージを含んでいる。
なお、上記において、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、PC毎に、省電力モードから通常モードへの復帰回数を集計しているが、これには限定されない。例えば、所定期間当たりの、PC毎の省電力モードから通常モードへの復帰回数を集計してもよい。所定期間の例は、1日、1週間、2週間、1月などである。
また、管理者用PCを宛て先として、上記データ部を送信用バッファ部104dへ書き込むとしているが、これには限定されない。復帰回数が所定基準値より大きいと判断された一般利用者のPCを宛て先としてもよい。
また、復帰回数が所定基準値より大きいと判断された一般利用者のPCを宛て先として、管理者用PC31を宛て先として、又は、復帰回数が所定基準値より大きいと判断された一般利用者のPC及び管理者用PC31の両方を宛て先として、上記のメッセージを電子メールにより送信してもよい。
また、代替プロトコル番号により示されるプロトコルを用いるデバイスドライバを、PCへ送信し、PCにおいて、強制的にデバイスドライバの更新を行わせてもよい。
(解析部122による管理者用PCへの変更要求処理の動作)
解析部122による管理者用PCへの変更要求処理の動作について、図23に示すシーケンス図を用いて説明する。
解析部122は、第一メモリ部107に記憶されているスキャン起動フラグ148により、通信履歴リスト141のスキャン起動を行うか否かを判断する(ステップS341)。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行わないと判断した場合には(ステップS341でNO)、解析部122は、管理者用PC31へのプロトコルの変更要求処理を行わない。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行うと判断した場合には(ステップS341でYES)、計算部122aは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「無」を含む通信履歴情報から、PC毎に、省電力モードから通常モードへの移行の回数を示す復帰回数を集計する(ステップS342)。
次に、解析部122は、PC毎に、ステップS344、S345、S346、S347、S348、S349、S351を繰り返す(ステップS343〜S350)。
判断部122bは、復帰回数が所定基準値より大きいか否かを判断する(ステップS344)。復帰回数が所定基準値と等しい又は復帰回数が所定基準値より小さいと判断する場合には(ステップS344)、解析部122は、何もしないで、当該PCについてのプロトコルの変更要求処理を終了する。復帰回数が所定基準値より大きいと判断する場合には(ステップS344)、検索部122cは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴う通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「有」を含む通信履歴情報から、該当するPCを探す(ステップS345)。該当するPCが存在する場合には(ステップS346で「有り」)、解析部122は、何もしないで、当該PCについてのプロトコルの変更要求処理を終了する。該当するPCが存在しない場合には(ステップS346で「無し」)、検索部122cは、当該PCが使用しているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、変更プロトコルリスト143に存在するか否かを判断する(ステップS347)。当該PCが使用しているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、変更プロトコルリスト143に存在しないと判断する場合には(ステップS347で「無し」)、解析部122は、何もしないで、当該プロトコルについての変更要求処理を終了する。当該PCが使用しているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、変更プロトコルリスト143に存在すると判断する場合には(ステップS347で「有り」)、メッセージ生成部120は、省電力効果を算出し、当該PCのプロトコルを、対象プロトコル番号に対応する代替プロトコル番号により示されるプロトコルに、変更することにより、算出した省電力量(ワット)の省電力効果が出ることを示すメッセージを生成し、生成したメッセージを基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、管理者用PC宛に、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dへ書き込む(ステップS348)。
送受信部119は、LAN40を介して、データ部を管理者用PCへ送信する(ステップS349)。管理者用PCは、データ部、つまり、省電力効果が出ることを示すメッセージを受信し(ステップS349)、受信したメッセージを画面に表示する(ステップS351)。
以上説明したように、ジョブ実行を伴うことなく、画像形成装置が省電力モードから通常モードへ移行した回数が所定の基準を満たす場合には、過去において、画像形成装置が省電力モードから復帰して、無駄に電力を消費しており、しかも、当該情報端末装置による要求によりジョブ実行が行われていない場合には、情報端末装置がプロトコルを変更すれば、画像形成装置が省電力モードから復帰する可能性が少なくなる。この場合に、代替するプロトコルを示すとともに、プロトコルの変更により、省電力効果がある旨を含む前記メッセージを生成して送信するので、情報端末装置の管理者に対して、より説得力のあるメッセージを伝達することができる。このため、管理者の管理のもとで、一般利用者の情報端末装置がプロトコルを変更すれば、画像形成装置が省電力モードから復帰する可能性が少なくなり、無駄な電力の消費を防止することができる。
7.実施の形態7
本発明に係る別の実施の形態としてのネットワークシステム5f(図示していない)について説明する。ネットワークシステム5fは、実施の形態1のネットワークシステム5と同様の構成を有している。ネットワークシステム5fと実施の形態1のネットワークシステム5との相違点は、主として、変更候補の抽出の処理である。ネットワークシステム5fでは、実施の形態1のネットワークシステム5の一般用のPCへのプロトコルの変更要求処理に代えて、以下に説明する変更候補の抽出の処理を行う。ここでは、この相違点を中心として説明する。
(変更候補リスト147)
第一メモリ部107は、さらに、変更候補リスト147を記憶している。
変更候補リスト147は、1個又は複数個の通信履歴情報を記憶するための領域を備えている。ここで、通信履歴情報は、通信履歴リスト141に含まれる通信履歴情報と同一のデータ構造を有しており、説明を省略する。
変更候補リスト147は、後述する解析部122において生成され、通信履歴リスト141に含まれる通信履歴情報のうち、通信履歴情報内のプロトコル番号により示されるプロトコルが変更可能なもののみを含む。
(解析部122)
解析部122は、通信履歴リスト141を用いて、PCのプロトコルの変更が可能か否かを解析し、変更が可能な場合に、当該プロトコルを変更させるメッセージを生成する。
以下において、解析部122について、詳細に説明する。
解析部122は、通信履歴リスト141に含まれる全ての通信履歴情報について、以下を繰り返し、実行する。
通信履歴リスト141から1個の通信履歴情報を読み出し、読み出した通信履歴情報からプロトコル番号を抽出し、抽出したプロトコル番号を用いて、プロトコルの変更が可能か否かを判断する。プロトコルの変更が可能か否かは、次のようにして判断する。解析部122は、あらかじめ、変更可能リストを記憶している。この変更可能リストは、プロトコルの変更が可能なプロトコルの番号を記憶している。解析部122は、抽出したプロトコル番号が変更可能リストに存在するか否かを判断し、存在する場合にプロトコルの変更が可能であると判断する。変更が可能と判断した場合に、読み出した通信履歴情報を、第一メモリ部107の変更候補リスト147に書き込む。変更が可能でないと判断した場合に、読み出した通信履歴情報を変更候補リスト147に書き込まない。
通信履歴リスト141に含まれる全ての通信履歴情報について、上記の繰り返しが終了すると、解析部122は、変更候補リスト147に含まれる通信履歴情報のうち、送信元が同一であり、かつ、プロトコル番号が同一である複数の通信履歴情報を、一つの通信履歴情報にまとめ、変更候補リスト147を書き換える。
次に、メッセージ生成部120は、「ネットワーク内のPCのプロトコルの変更によって、さらなる省電力が可能となる」旨を示すメッセージを生成し、生成した変更候補リスト147と、生成したメッセージとから構成される送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、管理者用PC31を宛て先として、生成したデータ部を、EMAC部104の送信用バッファ部104dへ書き込む。
なお、前記メッセージを、管理者用PC31を宛て先として、電子メールにより送信してもよい。
また、変更先のプロトコルを用いるデバイスドライバを、PCへ送信し、PCにおいて、強制的にデバイスドライバの更新を行わせてもよい。
(解析部122による変更候補の抽出の動作)
解析部122による変更候補の抽出の動作について、図24に示すシーケンス図を用いて説明する。
解析部122は、通信履歴リスト141に含まれる全ての通信履歴情報について、ステップS242〜S245を繰り返し、実行する(ステップS241〜S246)。
解析部122は、通信履歴リスト141から1個の通信履歴情報を読み出し(ステップS242)、読み出した通信履歴情報からプロトコル番号を抽出し(ステップS243)、抽出したプロトコル番号を用いて、プロトコルの変更が可能か否かを判断する(ステップS244)。変更が可能と判断した場合に(ステップS244でYES)、解析部122は、読み出した通信履歴情報を、第一メモリ部107の変更候補リスト147に書き込む(ステップS245)。変更が可能と判断しなかった場合に(ステップS244でNO)、読み出した通信履歴情報を変更候補リスト147に書き込まない。
通信履歴リスト141に含まれる全ての通信履歴情報について、上記の繰り返し(ステップS241〜S246)が終了すると、解析部122は、変更候補リスト147に含まれる通信履歴情報のうち、送信元が同一であり、かつ、プロトコル番号が同一である複数の通信履歴情報を、一つの通信履歴情報にまとめ、変更候補リスト147を書き換える(ステップS247)。
次に、メッセージ生成部120は、「ネットワーク内のPCのプロトコルの変更によって、さらなる省電力が可能となる」旨を示すメッセージを生成し、生成した変更候補リスト147と生成したメッセージとから構成される送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、管理者用PC31を宛て先として、生成したデータ部を、EMAC部104の送信用バッファ部104dへ書き込む(ステップS248)。
送受信部119は、EMAC部104の送信用バッファ部104dへ書き込まれた管理者用PC31を宛て先とするデータ部を、つまり、生成した変更候補リスト147と「ネットワーク内のPCのプロトコルの変更によって、さらなる省電力が可能となる」旨を示すメッセージとを、LAN40を介して、管理者用PC31へ送信し(ステップS249)、管理者用PC31は、メッセージを受信すると(ステップS249)、受信したメッセージを表示する(ステップS250)。
以上説明したように、プロトコルを変更させるメッセージを送信するので、管理者の管理のもとで、一般利用者の情報端末装置がプロトコルを変更すれば、画像形成装置が省電力モードから復帰する可能性が少なくなり、無駄な電力の消費を防止することができる。
8.実施の形態8
本発明に係る別の実施の形態としてのネットワークシステム5g(図示していない)について説明する。ネットワークシステム5gは、実施の形態1のネットワークシステム5と同様の構成を有している。ネットワークシステム5gと実施の形態1のネットワークシステム5との相違点は、主として、代替ドライバ情報の伝達の処理である。ネットワークシステム5gでは、実施の形態1のネットワークシステム5の一般用のPCへのプロトコルの変更要求処理に代えて、以下に説明する代替ドライバ情報の伝達の処理を行う。ここでは、この相違点を中心として説明する。
第一メモリ部107は、さらに、代替プロトコルリスト142、マルチキャストプロトコルリスト144、ドライバ情報リスト145、ドライバ情報リスト146を記憶している。
代替プロトコルリスト142及びマルチキャストプロトコルリスト144については、上述した通りである。
(ドライバ情報リスト145)
ドライバ情報リスト145は、PC1(21)、PC2(22)及びPC3(23)においてそれぞれインストールされているデバイスドライバについてのドライバ情報を記憶するためのリストである。
ドライバ情報リスト145は、一例として、図25に示すように、1個又は複数個のドライバ情報を記憶するための領域を含む。各ドライバ情報は、送信元及びプロトコル番号を含む。送信元は、PCを示し、プロトコル番号は、当該PCにインストールされているデバイスドライバにおいて使用されているプロトコルを示すプロトコル番号である。
ドライバ情報リスト145は、図25に示すように、3個のドライバ情報145a、3個のドライバ情報145b及び6個のドライバ情報145bを含む。
3個のドライバ情報145aは、PC1(21)においてそれぞれインストールされている3個のデバイスドライバにおいて使用されているプロトコルを示すプロトコル番号である。また、3個のドライバ情報145bは、PC2(22)においてそれぞれインストールされている3個のデバイスドライバにおいて使用されているプロトコルを示すプロトコル番号である。さらに、6個のドライバ情報145cは、PC3(23)においてそれぞれインストールされている6個のデバイスドライバにおいて使用されているプロトコルを示すプロトコル番号である。
(ドライバ情報リスト146)
ドライバ情報リスト146は、PC1(21)、PC2(22)及びPC3(23)においてそれぞれインストールされているデバイスドライバのうち、マルチキャストによるプロトコルを用いるデバイスドライバについてのドライバ情報を記憶するためのリストである。
ドライバ情報リスト146は、一例として、図26に示すように、1個又は複数個のドライバ情報を記憶するための領域を含む。各ドライバ情報は、送信元及びプロトコル番号を含む。送信元及びプロトコル番号は、ドライバ情報リスト145の送信元及びプロトコル番号と同一であるので、説明を省略する。
ドライバ情報リスト146は、図26に示すように、送信元146a「PC2」について、プロトコル番号146b「プロトコル番号X」を含む。これは、PC2(22)に、「プロトコル番号X」により示されるプロトコルを用いるデバイスドライバがインストールされており、このプロトコルは、マルチキャストによるプロトコルであることを示している。
(解析部122)
解析部122は、各PCから受信した、当該PCにおいて使用されているプロトコルを示すプロトコル番号が、対象プロトコル番号として、代替プロトコルリスト142に含まれるか否かを解析し、代替プロトコルリスト142に含まれる場合に、当該PCを示す端末情報と、当該PCにおいて使用されている前記プロトコルを示すプロトコル情報と、前記対象プロトコル番号に対応する前記代替プロトコル番号により示されるプロトコルを示すプロトコル情報とを含むメッセージを生成し、生成したメッセージを管理者用PC31へ送信するように制御する。
以下において、解析部122について、詳細に説明する。
解析部122は、PC1(21)、PC2(22)及びPC3(23)に対するデバイスドライバ情報の要求を生成し、生成した要求を基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、PC1(21)、PC2(22)及びPC3(23)を宛て先として、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dに書き込む。
次に、解析部122は、受信制御部123から、PC1(21)のデバイスドライバ情報、PC2(22)のデバイスドライバ情報及びPC3(23)のデバイスドライバ情報を受け取り、PC1(21)を示す送信元とともに、受け取ったPC1(21)のデバイスドライバ情報に含まれるプロトコル番号をドライバ情報リスト145へ追加して書き込み、PC2(22)を示す送信元とともに、受け取ったPC2(22)のデバイスドライバ情報に含まれるプロトコル番号をドライバ情報リスト145へ追加して書き込み、PC3(23)を示す送信元とともに、受け取ったPC3(23)のデバイスドライバ情報に含まれるプロトコル番号をドライバ情報リスト145へ追加して書き込む。
次に、解析部122は、ドライバ情報リスト145から、マルチキャストプロトコルリスト144に含まれるプロトコル番号と同一のプロトコル番号を含むドライバ情報を抽出する。次に、抽出したドライバ情報に含まれるプロトコル番号と同一の対象プロトコル番号を含む代替プロトコル情報を代替プロトコルリスト142から抽出する。
次に、メッセージ生成部120は、抽出したドライバ情報と、抽出した代替プロトコル情報とを含むメッセージを生成し、生成したメッセージを基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、管理者用PCを宛て先として、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dに書き込む。
生成したメッセージを表示する画面の一例を図27に示す。この図に示す画面305は、一例として、ジョブの実行を伴わず、省電力モードから通常モードへの移行をさせる可能性のあるPCと、そのプロトコルを含み、そのプロトコルの代替プロトコルを含む。
なお、生成したメッセージを、管理者用PCを宛て先として、電子メールにより送信してもよい。
また、適切なプロトコルを用いるデバイスドライバを、PCへ送信し、PCにおいて、強制的にデバイスドライバの更新を行わせてもよい。
(解析部122による代替ドライバ情報の伝達の動作)
解析部122による代替ドライバ情報の伝達の動作について、図28に示すシーケンス図を用いて説明する。
解析部122は、毎日、午前12時になると(ステップS410でYES)、PC1(21)、PC2(22)及びPC3(23)に対するデバイスドライバ情報の要求を生成し(ステップS411)、生成した要求を基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、PC1(21)、PC2(22)及びPC3(23)を宛て先として、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dに書き込む(ステップS412、S413、S414)。
PC1(21)、PC2(22)及びPC3(23)は、それぞれ、デバイスドライバ情報の要求を受信し(ステップS412、S413、S414)、デバイスドライバ情報を読み出し(ステップS415、S416、S417)、読み出したデバイスドライバ情報をMFP1(10)へ送信する(ステップS418、S420、S422)。
解析部122は、PC1(21)、PC2(22)及びPC3(23)から、それぞれ、デバイスドライバ情報を受信し(ステップS418、S420、S422)、各PCを示す送信元とともに、受信したデバイスドライバ情報をドライバ情報リスト145へ追加して書き込む(ステップS419、S421、S423)。
次に、解析部122は、ドライバ情報リスト145から、マルチキャストプロトコルリスト144に含まれるプロトコル番号と同一のプロトコル番号を含むドライバ情報を、送信元とともに、抽出する(ステップS424)。次に、抽出したドライバ情報に含まれるプロトコル番号と同一の対象プロトコル番号を含む代替プロトコル情報を代替プロトコルリスト142から抽出する(ステップS425)。
次に、メッセージ生成部120は、抽出したドライバ情報と、抽出した代替プロトコル情報とを含むメッセージを生成し、生成したメッセージを基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、管理者用PCを宛て先として、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dに書き込む(ステップS426)。
送受信部119は、LAN40を介して、データ部を管理者用PC31へ送信する(ステップS427)。管理者用PC31は、データ部、つまり、抽出したドライバ情報と、抽出した代替プロトコル情報とを含むメッセージを受信し(ステップS427)、受信したメッセージを画面に表示する(ステップS428)。
なお、解析部122は、毎日、午前12時になると代替ドライバ情報を伝達しているが、他の時刻において、前記のように制御してもよいし、一日に、二回以上、動作するように制御してもよいし、一週間に一度、又は、一カ月に一度、動作するように制御してもよい。 以上説明したように、一般利用者の情報端末装置がマルチキャストプロトコルを使用する場合に、当該マルチキャストプロトコルに代えて用いることができる代替プロトコルについての情報を情報端末装置の管理者に伝達するので、管理者の管理のもとで、一般利用者の情報端末装置がプロトコルを変更すれば、画像形成装置が省電力モードから復帰する可能性が少なくなり、無駄な電力の消費を防止することができる。
9.実施の形態9
本発明に係る別の実施の形態としてのネットワークシステム5h(図示していない)について説明する。ネットワークシステム5hは、実施の形態1のネットワークシステム5と同様の構成を有している。ネットワークシステム5hと実施の形態1のネットワークシステム5との相違点は、主として、自動応答プロトコルリストからのプロトコル番号の削除処理である。ネットワークシステム5hでは、実施の形態1のネットワークシステム5の一般用のPCへのプロトコルの変更要求処理に代えて、以下に説明する自動応答プロトコルリストからのプロトコル番号の削除処理を行う。ここでは、この相違点を中心として説明する。
(自動応答部102)
自動応答部102は、削除部を含む。削除部は、受信したパケットが自動応答プロトコルリスト132内のプロトコル番号を削除することを示す命令を含む場合に、受信したパケットから削除対象となるプロトコル番号を抽出し、抽出したプロトコル番号と同じプロトコル番号を自動応答プロトコルリスト132から削除する。言い換えると、削除部は、後述する解析部122の削除処理部122dの制御に従って、自動応答プロトコルリスト132に含まれるプロトコル番号を削除する。
(解析部122)
解析部122は、自動応答プロトコルリスト132に含まれる一のプロトコル番号を削除するか否かを判断し、削除すると判断する場合に、自動応答プロトコルリスト132に含まれている当該プロトコル番号を削除するように、自動応答部102を制御する。言い換えると、解析部122は、通信履歴リスト141を用いて、PCからの要求により、ジョブ実行を伴うことなく、MFP1(10)が省電力モードから通常モードへ移行する傾向にあるか否かを解析し、そのような傾向にある場合に、自動応答プロトコルリスト132から、PCについてのプロトコルを示すプロトコル番号を削除するように、自動応答部102を制御する。解析部122は、計算部122a及び判断部122bに加えて、さらに、検索部122c及び削除処理部122dを含む。
解析部122は、第一メモリ部107に記憶されているスキャン起動フラグ148により、通信履歴リスト141のスキャン起動を行うか否かを判断する。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行わないと判断した場合には、解析部122は、次に示す自動応答プロトコルリスト132からのプロトコル番号の削除処理を行わない。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行うと判断した場合には、計算部122aは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「無」を含む通信履歴情報から、プロトコル毎に、省電力モードから通常モードへの移行の回数を示す復帰回数を集計する。つまり、ジョブ実行を伴うことなく、MFP1(10)が省電力モードから通常モードへ移行した回数を計算する。
次に、判断部122bは、プロトコル毎に、復帰回数が所定の基準を満たすか否かを判断する。具体的には、判断部122bは、プロトコル毎に、復帰回数が所定基準値より大きいか否かを判断する。復帰回数が所定基準値と等しい又は復帰回数が所定基準値より小さいと判断する場合には、解析部122は、何もしないで、当該プロトコルについての自動応答プロトコルリスト132からのプロトコル番号の削除処理を終了する。
検索部122cは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴う通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「有」を含む通信履歴情報から、該当するプロトコルを探す。該当するプロトコルが存在する場合には、解析部122は、何もしないで、当該プロトコルについての自動応答プロトコルリスト132からの削除処理を終了する。
削除処理部122dは、算出された回数が所定の基準を満たし、かつ、所定基準を満たすと判断されたプロトコルの番号が、通信履歴リスト141に含まれるジョブ実行を伴う通信履歴情報内に存在しない場合に、自動応答プロトコルリスト132から当該プロトコル番号を削除するように、自動応答部102を制御する。
具体的には、復帰回数が所定基準値より大きいと判断し、ジョブ実行「有」を含む通信履歴情報の中に、該当するプロトコルが存在しなかった場合に、削除処理部122dは、「自動応答プロトコルリスト132から当該プロトコルを示すプロトコル番号を削除する」ことを示す命令を生成し、生成した命令を基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、自動応答部102を宛て先として、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dに書き込む。次に、メッセージ生成部120は、自動応答プロトコルリスト132から当該プロトコルを示すプロトコル番号を削除する旨のメッセージを生成し、生成したメッセージを基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、管理者用PCを宛て先として、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dに書き込む。これで、当該プロトコルについての自動応答プロトコルリスト132からの削除処理を終了する。
当該プロトコルを示すプロトコル番号を削除する旨のメッセージを表示する画面の一例を図29に示す。この図に示すように、画面303は、自動応答プロトコルリストから、一つのプロトコル番号が削除されたことを示すメッセージを含んでいる。
なお、上記において、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、プロトコル毎に、省電力モードから通常モードへの復帰回数を集計しているが、これには限定されない。例えば、所定期間当たりの、プロトコル毎の省電力モードから通常モードへの復帰回数を集計してもよい。所定期間の例は、1日、1週間、2週間、1月などである。
また、管理者用PCを宛て先として、前記メッセージを基にして生成した前記データ部を送信用バッファ部104dへ書き込むとしているが、これには限定されない。復帰回数が所定基準値より大きいと判断された一般利用者のPCを宛て先としてもよい。
また、復帰回数が所定基準値より大きいと判断された一般利用者のPCを宛て先として、管理者用PC31を宛て先として、又は、復帰回数が所定基準値より大きいと判断された一般利用者のPC及び管理者用PC31の両方を宛て先として、上記のメッセージを電子メールにより送信してもよい。
また、適切なプロトコルを用いるデバイスドライバを、PCへ送信し、PCにおいて、強制的にデバイスドライバの更新を行わせてもよい。
(自動応答プロトコルリストからのプロトコル番号の削除の動作)
解析部122による自動応答プロトコルリストからのプロトコル番号の削除の動作について、図30に示すシーケンス図を用いて説明する。
解析部122は、第一メモリ部107に記憶されているスキャン起動フラグ148により、通信履歴リスト141のスキャン起動を行うか否かを判断する(ステップS361)。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行わないと判断した場合には(ステップS361でNO)、解析部122は、自動応答プロトコルリストからのプロトコル番号の削除を行わない。
通信履歴リスト141のスキャン起動を行うと判断した場合には(ステップS361でYES)、計算部122aは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴わない通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「無」を含む通信履歴情報から、プロトコル毎に、省電力モードから通常モードへの移行の回数を示す復帰回数を集計する(ステップS362)。
次に、解析部122は、プロトコル毎に、以下に示すステップS364、S365、S366、S367、S368、S369及びS371を繰り返す(ステップS363〜370)。
判断部122bは、復帰回数が所定基準値より大きいか否かを判断する(ステップS364)。復帰回数が所定基準値と等しい又は復帰回数が所定基準値より小さいと判断する場合には(ステップS364)、解析部122は、何もしないで、当該プロトコルについての自動応答プロトコルリスト132からの削除処理を終了する。
復帰回数が所定基準値より大きいと判断する場合には(ステップS364)、検索部122cは、通信履歴リスト141中の、ジョブ実行を伴う通信履歴情報から、つまり、ジョブ実行「有」を含む通信履歴情報から、該当するプロトコルを探す(ステップS365)。該当するプロトコルが存在する場合には(ステップS366で「有り」)、解析部122は、何もしないで、当該プロトコルについての自動応答プロトコルリスト132からの削除処理を終了する。
該当するプロトコルが存在しない場合には(ステップS366で「無し」)、削除処理部122dは、自動応答プロトコルリスト132から当該プロトコルを示すプロトコル番号を削除することを示す命令を生成し、生成した命令を基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、自動応答部102を宛て先として、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dに書き込み、自動応答部102の削除部は、自動応答プロトコルリスト132から当該プロトコル番号を削除する(ステップS367)。次に、メッセージ生成部120は、自動応答プロトコルリスト132から当該プロトコルを示すプロトコル番号を削除する旨のメッセージを生成し、生成したメッセージを基にして送信されるパケットに含まれるべきデータ部を生成し、管理者用PC31を宛て先として、生成したデータ部をEMAC部104の送信用バッファ部104dに書き込む(ステップS368)。
送受信部119は、LAN40を介して、データ部を管理者用PC31へ送信する(ステップS369)。管理者用PC31は、データ部、つまり、自動応答プロトコルリスト132からプロトコル番号を削除する旨のメッセージを受信し(ステップS369)、受信したメッセージを画面に表示する(ステップS371)。
以上説明したように、ジョブ実行を伴うことなく、画像形成装置が省電力モードから通常モードへ移行した回数が所定の基準を満たす場合には、過去において、画像形成装置が省電力モードから復帰して、無駄に電力を消費しており、しかも、当該情報端末装置による要求に係るプロトコルを用いた場合に、ジョブ実行が行われていない場合には、自動応答プロトコルリストから当該プロトコルのプロトコル番号を削除することにより、画像形成装置が省電力モードから復帰する可能性が少なくなり、無駄な電力の消費を防止することができる。
10.実施の形態10
本発明に係る別の実施の形態としてのネットワークシステム5i(図示していない)について説明する。ネットワークシステム5iは、実施の形態1のネットワークシステム5と同様の構成を有している。ネットワークシステム5iと実施の形態1のネットワークシステム5との相違点は、主として、自動応答プロトコルリストからのプロトコル番号の削除処理である。ネットワークシステム5iでは、実施の形態1のネットワークシステム5の一般用のPCへのプロトコルの変更要求処理に代えて、以下に説明する自動応答プロトコルリストからのプロトコル番号の削除処理を行う。ここでは、この相違点を中心として説明する。
(サーバフラグ134)
第三メモリ部103は、さらに、サーバフラグ134を記憶している。
サーバフラグ134は、MFP1(10)がサーバであるか、又はサーバでないかを示す。サーバフラグ134が「1」のとき、MFP1(10)がサーバであることを示し、サーバフラグ134が「0」のとき、MFP1(10)がサーバでないことを示す。
ここで、MFP1(10)がサーバであるとは、MFP1(10)がサーバとしての機能を備えていることをいう。例えば、Webサーバ(HTTPサーバ)、メールサーバ、ファイルサーバなどの機能を備えていることをいう。また、MFP1(10)がサーバでないとは、MFP1(10)がサーバとしての機能を備えていないことをいう。
(自動応答部102の概要)
自動応答部102は、削除部を含む。自動応答部102は、(a)PCから受信した要求に係るプロトコルが、自動応答プロトコルリスト132に含まれるプロトコル番号により示されるプロトコルと一致するか否かを判断し、(b)前記要求が、デバイス管理に係るプロトコルに基づく要求であるか否を判断し、(c)MFP1(10)がサーバか否かを判断する。自動応答プロトコルリスト132に含まれるプロトコル番号により示されるプロトコルと一致し、デバイス管理に係るプロトコルに基づく要求であり、MFP1(10)がサーバでないと判断する場合に、削除部は、当該プロトコルを示す前記プロトコル番号を自動応答プロトコルリスト132から削除する。
(自動応答部102の詳細)
自動応答部102は、省電力モードの場合に、自動応答プロトコルリスト132をサーチして、自動応答プロトコルリスト132内に、受信したパケットから抽出したプロトコル番号と同じプロトコル番号が存在するか否かを判断し、同じプロトコル番号が存在すると判断したときに、次のようにしてもよい。
自動応答部102は、あらかじめ管理者用PCに割り当てられたIPアドレスを記憶している。また、管理用のプロトコルを示すプロトコル番号をあらかじめ記憶している。ここで、管理用のプロトコルの一例は、SNMPである。SNMPは、上述したように、TCP/IPネットワークにおいて、ルータ、コンピュータ、端末などのネットワークに接続された通信機器をネットワーク経由で監視及び制御するためのプロトコルである。
自動応答部102は、受信したパケットから抽出した送信元IPアドレスが管理者用PCに割り当てられたIPアドレスであるか否かを判断し、管理者用PCに割り当てられたIPアドレスであると判断した場合に、受信したパケットから抽出したプロトコル番号が管理用のプロトコルを示すプロトコル番号であるか否かを判断する。管理用のプロトコル番号であると判断する場合に、自動応答部102は、第三メモリ部103からサーバフラグ134を読み出し、読み出したサーバフラグ134が「0」、つまり、MFP1(10)がサーバでないことを示すか、又は「1」、つまり、MFP1(10)がサーバであることを示すかを判断する。読み出したサーバフラグ134が「0」であると判断する場合に、自動応答部102の削除部は、自動応答プロトコルリスト132から、受信したパケットに含まれるプロトコル番号を含む自動応答プロトコル情報を削除する。
受信したパケットから抽出した送信元IPアドレスが管理者用PCに割り当てられたIPアドレスでないと判断する場合、受信したパケットから抽出したプロトコル番号が管理用のプロトコル番号ではない場合、又は、MFP1(10)がサーバであると判断する場合に、自動応答部102は、実施の形態1において述べたように、復帰トリガ信号をウェイクアップ回路105へ出力する。
なお、自動応答プロトコルリスト132から、プロトコル番号を含む自動応答プロトコル情報を削除した旨のメッセージを管理者用PCに送信するとしてもよい。この場合に電子メールを用いて送信してもよい。
(MFP1(10)の動作)
MFP1(10)の動作について、特に、PHY部101、自動応答部102、EMAC部104及びウェイクアップ回路105の動作について、図31及び図32に示すシーケンス図を用いて、説明する。
PHY部101は、LAN40から電気信号を受信し、受信した電気信号を形式変換して、パケットとしてのデジタルデータを生成し(ステップS101)、パケットを自動応答部102へ出力する(ステップS102)。
自動応答部102は、モードフラグ133が通常モードを示すか、又は、省電力モードを示すかを判断し(ステップS103)、モードフラグ133が通常モードを示すと判断する場合(ステップS103でNO)、受信したパケットをEMAC部104へ出力する(ステップS113)。
モードフラグ133が省電力モードを示すと判断する場合(ステップS103でYES)、自動応答部102は、一例として、受け取ったパケットが自分宛か又はマルチキャストであるかを判断し(ステップS104)、受け取ったパケットが自分宛でない場合、かつマルチキャストでない場合(ステップS104でNO)、そのパケットを破棄し、次のパケットの受信を待つ。
受け取ったパケットが自分宛か又はマルチキャストであるかと判断した場合(ステップS104でYES)、自動応答部102は、受信したパケットを受信用バッファ部131へ書き込み(ステップS105)、パケットからプロトコル番号を抽出し(ステップS106)、自動応答プロトコルリスト132をサーチし(ステップS107)、抽出したプロトコル番号が自動応答プロトコルリスト132内に存在するか否かを判断する(ステップS108)。
抽出したプロトコル番号が自動応答プロトコルリスト132内に存在しないと判断する場合(ステップS108で「無し」)、自動応答部102は、次のパケットの受信を待つ。
抽出したプロトコル番号が自動応答プロトコルリスト132内に存在すると判断する場合(ステップS108で「有り」)、自動応答部102は、受信したパケットから抽出した送信元IPアドレスが管理者用PCに割り当てられたIPアドレスであるか否かを判断し(ステップS441)、管理者用PCに割り当てられたIPアドレスであると判断した場合に(ステップS441)、受信したパケットから抽出したプロトコル番号が管理用のプロトコルを示すプロトコル番号であるか否かを判断する(ステップS442)。管理用のプロトコル番号であると判断する場合に(ステップS442)、自動応答部102は、第三メモリ部103からサーバフラグ134を読み出し、読み出したサーバフラグ134が「0」か、又は「1」かを判断する(ステップS443)。読み出したサーバフラグ134が「0」であると判断する場合に(ステップS443)、自動応答部102の削除部は、自動応答プロトコルリスト132から、受信したパケットに含まれるプロトコル番号を含む自動応答プロトコル情報を削除する(ステップS444)。
送信元IPアドレスが管理者用PCに割り当てられたIPアドレスでないと判断される場合(ステップS441)、受信したパケットから抽出したプロトコル番号が管理用のプロトコルを示すプロトコル番号でないと判断される場合(ステップS442)、又は、読み出したサーバフラグ134が「1」であると判断する場合に(ステップS443)、自動応答部102は、復帰トリガ信号をウェイクアップ回路105へ出力する(ステップS109)。
ウェイクアップ回路105は、復帰トリガ信号を受信すると(ステップS109)、給電を停止していたEMAC部104、CPU106、第一ブリッジ108のうち制御部108aを除く部分、第二メモリ部109、メモリコントローラ110、プリントエンジン111、第二ブリッジ112、HDD113、操作パネル114、スキャナ115、ラスタIF部116、画像処理部117及びバス118に給電するように、第二電源回路126を制御し(ステップS110)、CPU106をリセットし(ステップS111)、CPU106に対して、通常モードへの復帰を指示する割込信号を出力する(ステップS112)。
また、自動応答部102は、EMAC部104から復帰完了を受け取ると(ステップS114)、受信用バッファ部131からパケットを読み出し(ステップS115)、読み出したパケットをEMAC部104へ出力する(ステップS116)。
EMAC部104は、自動応答部102からパケットを受信し(ステップS117)、受け取ったパケットが自分宛か又はマルチキャストであるかを判断し(ステップS118)、パケットが自分宛でない場合、かつマルチキャストでない場合(ステップS118でNO)、そのパケットを破棄し、次のパケットの受信を待つ。
パケットが自分宛か又はマルチキャストであるかと判断した場合(ステップS118でYES)、EMAC部104は、パケットを処理し(ステップS119)、そのパケットのデータ部を出力する(ステップS120)。
以上説明したように、デバイス管理に係るプロトコルに基づく要求が、サーバではない画像形成装置へ送信される必要性はなく、当該プロトコル番号を前記自動応答プロトコルリストから削除することにより、このような要求が誤って当該画像形成装置に送信された場合であっても、当該画像形成装置は、省電力モードから通常モードに切り換わらず、無駄な電力の消費を防止することができる。
11.その他の変形例
なお、本発明を上記の各実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の各実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)実施の形態1のネットワークシステム5の変形例について、ネットワークシステム5との相違点を中心として説明する。
ネットワークシステム5のMFP1(10)において、第一メモリ部107は、一個の通信履歴リスト141を記憶しているが、これには限定されない。
第一メモリ部107は、通信履歴リスト141に代えて、図33に一例として示すジョブ実行を伴わない省電力モード復帰記録リスト151及び図34に一例として示すジョブ実行を伴う省電力モード復帰記録リスト152を記憶しているとしてもよい。
次に、図35に示すシーケンス図を用いて、更新部121の動作を説明する。
更新部121は、省電力モードから通常モードへの復帰がされたか否かを判断し(ステップS461)、省電力モードから通常モードへの復帰がされなかった判断する場合(ステップS461でNO)、何もせず、処理を終了する。
省電力モードから通常モードへの復帰がされたと判断する場合(ステップS461でYES)、更新部121は、通常モードにおいて、受信したパケットからプロトコル番号、送信元を示す情報等を取得し(ステップS462)、当該パケットによるジョブ実行がされる場合には(ステップS463でYES)、プロトコル番号、送信元、ジョブ実行有無、受信モード及び受信時刻からなる記録情報を生成し、生成した記録情報をジョブ実行を伴う省電力モード復帰記録リスト152へ書き込む(ステップS464)。当該パケットによるジョブ実行がされない場合には(ステップS463でNO)、プロトコル番号、送信元、ジョブ実行有無、受信モード及び受信時刻からなる記録情報を生成し、生成した記録情報をジョブ実行を伴わない省電力モード復帰記録リスト151へ書き込む(ステップS465)。
このようにして生成されたジョブ実行を伴わない省電力モード復帰記録リスト151及びジョブ実行を伴う省電力モード復帰記録リスト152は、以下の場合に用いられる。
(a)図13のステップS282において、「通信履歴リストの中のジョブ実行を伴わない通信履歴情報」の代わりに、ジョブ実行を伴わない省電力モード復帰記録リスト151を用いるとしてもよい。
(b)図14のステップS322において、「通信履歴リストの中のジョブ実行を伴わない通信履歴情報」の代わりに、ジョブ実行を伴わない省電力モード復帰記録リスト151を用い、図14のステップS325において、「通信履歴リストの中のジョブ実行を伴う通信履歴情報」の代わりに、ジョブ実行を伴う省電力モード復帰記録リスト152を用いるとしてもよい。
(c)図22のステップS302において、「通信履歴リストの中のジョブ実行を伴わない通信履歴情報」の代わりに、ジョブ実行を伴わない省電力モード復帰記録リスト151を用いるとしてもよい。
(d)図23のステップS342において、「通信履歴リストの中のジョブ実行を伴わない通信履歴情報」の代わりに、ジョブ実行を伴わない省電力モード復帰記録リスト151を用い、図23のステップS345において、「通信履歴リストの中のジョブ実行を伴う通信履歴情報」の代わりに、ジョブ実行を伴う省電力モード復帰記録リスト152を用いるとしてもよい。
(e)図30のステップS362において、「通信履歴リストの中のジョブ実行を伴わない通信履歴情報」の代わりに、ジョブ実行を伴わない省電力モード復帰記録リスト151を用い、図30のステップS365において、「通信履歴リストの中のジョブ実行を伴う通信履歴情報」の代わりに、ジョブ実行を伴う省電力モード復帰記録リスト152を用いるとしてもよい。
(2)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(3)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(4)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明に係る画像形成装置及び制御方法は、印刷に直接関係のない依頼を受けた場合であっても、省電力モードから通常モードに復帰する可能性が少なくなり、無駄な電力の消費を防止することができるので、プリンタ、複写機、ファクシミリやこれらの複合機などの画像形成装置における用いられる省電力制御技術として有用である。
5、5a、5b、5c、5d、5e ネットワークシステム
5f、5g、5h、5i ネットワークシステム
10 MFP1
11 MFP2
12 MFP3
21 PC1
22 PC2
23 PC3
31 管理者用PC
40 LAN
101 PHY部
102 自動応答部
103 第三メモリ部
104 EMAC部
104a MAC部
104b IP部
104c TCP部
104d 送信用バッファ部
104e 受信用バッファ部
105 ウェイクアップ回路
106 CPU
107 第一メモリ部
108 第一ブリッジ
108a 制御部
109 第二メモリ部
110 メモリコントローラ
111 プリントエンジン
112 第二ブリッジ
113 HDD
114 操作パネル
115 スキャナ
116 ラスタIF部
117 画像処理部
118 バス
119 送受信部
120 メッセージ生成部
121 更新部
122 解析部
122a 計算部
122b 判断部
122c 検索部
122d 削除処理部
123 受信制御部
125 第一電源回路
126 第二電源回路

Claims (15)

  1. 省電力モードと通常モードを切り替えて動作する画像形成装置であって、
    画像形成装置が省電力モードである状態で情報端末装置から要求されたプロトコルに対して、通常モードに復帰させるか否かを決定するためのプロトコルの種別を示す情報を含む自動応答プロトコルリストを記憶している自動応答記憶手段と、
    前記自動応答プロトコルリストに基づき、前記情報端末装置が要求するプロトコルが省電力モードから通常モードに復帰させるプロトコルの種別に対応する場合は、前記省電力モードを前記通常モードに切り替えるように制御する自動応答手段と、
    過去に情報端末装置から要求されたプロトコルについて、当該画像形成装置におけるジョブ実行の有無及び当該画像形成装置による省電力モードから通常モードへの移行の有無を含む通信履歴リストを記憶している履歴記憶手段と、
    前記通信履歴リストを用いて、ジョブ実行を伴うことなく、当該画像形成装置が省電力モードから通常モードへ移行した回数を計算する計算部と、
    算出された回数が所定の基準を満たすか否かを判断する判断部と、
    算出された回数が所定の基準を満たすと判断される場合に、前記情報端末装置が有する前記プロトコルを変更させるメッセージを生成するメッセージ生成手段と、
    前記メッセージを前記情報処理端末に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記自動応答手段は、前記情報端末装置が要求するプロトコルの種別を示す情報が前記自動応答プロトコルリストに含まれる場合に、省電力モードを通常モードに切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、さらに、他の画像形成装置から当該他の画像形成装置が有する自動応答プロトコルリストを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した自動応答プロトコルリストと、前記自動応答記憶手段に記憶されている自動応答プロトコルリストとを解析して、マルチキャストを発生させないプロトコルの種別を示す情報を選択し、選択した情報から構成される推奨プロトコルリストを生成する解析手段とを備え、
    前記送信手段は、前記推奨プロトコルリストを前記情報端末装置に対して送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、さらに、
    前記通信履歴リストを用いて、ジョブ実行を伴う前記要求に係る前記情報端末装置を検索する検索部を含み、
    前記メッセージ生成手段は、算出された回数が所定の基準を満たすと判断され、かつ、ジョブ実行を伴う前記要求に係る前記情報端末装置が発見されなかった場合に、前記メッセージを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記履歴記憶手段は、さらに、対象プロトコルの種別を示す対象プロトコル情報と、前記対象プロトコルに代えて用いられ得るプロトコルの種別を示す代替プロトコル情報とを対応付けて含む変更プロトコルリストを記憶しており、
    前記画像形成装置は、さらに、
    前記情報端末装置が使用しているプロトコルの種別を示す情報が前記変更プロトコルリストに対象プロトコル情報として存在するか検索する検索部を含み、
    前記メッセージ生成手段は、算出された回数が所定の基準を満たし、前記情報端末装置が使用しているプロトコルの種別を示す情報が前記変更プロトコルリストに対象プロトコル情報として存在する場合に、当該情報端末装置の前記プロトコルを、対象プロトコル情報に対応する前記代替プロトコル情報により種別が示されるプロトコルに変更することにより、省電力効果がある旨を含む前記メッセージを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記メッセージ生成手段は、さらに、前記情報端末装置が使用している前記プロトコルを前記代替プロトコル情報により種別が示されるプロトコルに変更することにより、当該画像形成装置において減じることができる電力量を算出し、算出した前記電力量を示す情報を含む前記メッセージを生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記履歴記憶手段は、さらに、対象プロトコルの種別を示す対象プロトコル情報と、前記対象プロトコルに代えて用いられ得るプロトコルの種別を示す代替プロトコル情報とを対応付けて含む代替プロトコルリストを記憶しており、
    前記画像形成装置は、さらに、前記情報端末装置から使用されているプロトコルの種別を示すプロトコル情報を受信する受信手段と、
    受信したプロトコル情報が、対象プロトコル情報として、前記代替プロトコルリストに含まれるか否かを解析する解析手段とを備え、
    前記メッセージ生成手段は、受信したプロトコル情報が、対象プロトコル情報として、前記代替プロトコルリストに含まれる場合に、対応する代替プロトコル情報により種別が示されるプロトコルへの変更を促す旨のメッセージを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記履歴記憶手段は、さらに、ジョブを伴わない要求を発生させるプロトコルの種別を示す対象プロトコル情報と、前記対象プロトコル情報により種別を示されるプロトコルに代えて用いられ得るプロトコルの種別を示す代替プロトコル情報とを対応付けて含む代替プロトコルリストを記憶しており、
    前記画像形成装置は、さらに、前記情報端末装置から使用されているプロトコルの種別を示すプロトコル情報を受信する受信手段と、
    受信したプロトコル情報が、対象プロトコル情報として、前記代替プロトコルリストに含まれるか否かを解析する解析手段とを備え、
    前記メッセージ生成手段は、受信したプロトコル情報が、対象プロトコル情報として、前記代替プロトコルリストに含まれる場合に、当該情報端末装置を示す端末情報と、前記情報端末装置において使用されている前記プロトコルの種別を示すプロトコル情報と、前記対象プロトコル情報に対応する前記代替プロトコル情報とを含むメッセージを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記送信手段は、ジョブ実行を伴うことなく、前記省電力モードから前記通常モードに切り替えるプロトコルを要求する前記情報端末装置に前記メッセージを送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記送信手段は、管理者用の情報端末装置に対して、前記メッセージを送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 省電力モードと通常モードを切り替えて動作する画像形成装置であって、
    画像形成装置が省電力モードである状態で情報端末装置から要求されたプロトコルに対して、通常モードに復帰させるか否かを決定するためのプロトコルの種別を示す情報を含む自動応答プロトコルリストを記憶している自動応答記憶手段と、
    前記情報端末装置が要求するプロトコルに対し、前記自動応答プロトコルリストに基づき省電力モードから通常モードに復帰させるプロトコルの種別に対応する場合は、前記省電力モードを前記通常モードに切り替えるように制御する自動応答手段と、
    過去に情報端末装置から要求されたプロトコルについて、当該画像形成装置におけるジョブ実行の有無及び当該画像形成装置による省電力モードから通常モードへの移行の有無を含む通信履歴リストを記憶している履歴記憶手段と、
    前記通信履歴リストを用いて、第1のプロトコルによりジョブ実行を伴うことなく、当該画像形成装置が省電力モードから通常モードへ移行した回数を計算する計算部と、
    算出された回数が所定の基準を満たすか否かを判断する判断部と、
    算出された回数が所定の基準を満たすと判断される場合に、前記自動応答記憶手段に記憶された前記自動応答プロトコルリストに含まれている前記第1のプロトコルの種別を示す情報を削除する削除手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. プロトコルの種別を示す情報は、プロトコルを識別するプロトコル番号であり、
    前記自動応答プロトコルリストは、前記情報として、プロトコル番号を含み、
    前記自動応答手段は、情報端末装置から要求されたプロトコルを識別するプロトコル番号が前記自動応答プロトコルリストに含まれるプロトコル番号と一致する場合に、当該画像形成装置の省電力モードを通常モードに切り替えるように制御し、
    前記削除手段は、算出された回数が所定の基準を満たすと判断される場合に、前記自動応答プロトコルリストから前記第1のプロトコルを識別するプロトコル番号を削除する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成装置は、さらに、
    前記情報端末装置により要求されるプロトコルが前記自動応答プロトコルリストに含まれる情報により種別が示されるプロトコルと一致するか否かを判断し、前記要求されるプロトコルが、デバイス管理に係るプロトコルであるか否を判断し、当該画像形成装置がサーバか否かを判断する解析手段を備え、
    前記削除手段は、前記情報端末装置により要求されるプロトコルが前記自動応答プロトコルリストに含まれる情報により種別が示されるプロトコルと一致し、デバイス管理に係るプロトコルであり、当該画像形成装置がサーバでないと判断する場合に、前記情報端末装置から要求されたプロトコルの種別を示す情報を前記自動応答プロトコルリストから削除する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  14. 省電力モードと通常モードを切り替えて動作する画像形成装置において用いられる制御方法であって、
    前記画像形成装置は、当該画像形成装置が省電力モードである状態で情報端末装置から要求されたプロトコルに対して、通常モードに復帰させるか否かを決定するためのプロトコルの種別を示す情報を含む自動応答プロトコルリストを記憶している自動応答記憶手段と、過去に情報端末装置から要求されたプロトコルについて、当該画像形成装置におけるジョブ実行の有無及び当該画像形成装置による省電力モードから通常モードへの移行の有無を含む通信履歴リストを記憶している履歴記憶手段とを備え、
    前記制御方法は、
    前記自動応答プロトコルリストに基づき、情報端末装置が要求するプロトコルが省電力モードから通常モードに復帰させるプロトコルの種別に対応する場合は、前記省電力モードを前記通常モードに切り替えるように制御する自動応答ステップと、
    前記通信履歴リストを用いて、ジョブ実行を伴うことなく、当該画像形成装置が省電力モードから通常モードへ移行した回数を計算する計算ステップと、
    算出された回数が所定の基準を満たすか否かを判断する判断ステップと、
    算出された回数が所定の基準を満たすと判断される場合に、前記情報端末装置が有する前記プロトコルを変更させるメッセージを生成するメッセージ生成ステップと、
    前記メッセージを前記情報処理端末に送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とする制御方法。
  15. 省電力モードと通常モードを切り替えて動作する画像形成装置において用いられる制御方法であって、
    前記画像形成装置は、当該画像形成装置が省電力モードである状態で情報端末装置から要求されたプロトコルに対して、通常モードに復帰させるか否かを決定するためのプロトコルの種別を示す情報を含む自動応答プロトコルリストを記憶している自動応答記憶手段及び過去に情報端末装置から要求されたプロトコルについて、当該画像形成装置におけるジョブ実行の有無及び当該画像形成装置による省電力モードから通常モードへの移行の有無を含む通信履歴リストを記憶している履歴記憶手段を備え、
    前記制御方法は、
    前記情報端末装置が要求するプロトコルに対し、前記自動応答プロトコルリストに基づき省電力モードから通常モードに復帰させるプロトコルの種別に対応する場合は、前記省電力モードを前記通常モードに切り替えるように制御する自動応答ステップと、
    前記通信履歴リストを用いて、第1のプロトコルによりジョブ実行を伴うことなく、当該画像形成装置が省電力モードから通常モードへ移行した回数を計算する計算ステップと、
    算出された回数が所定の基準を満たすか否かを判断する判断ステップと、
    算出された回数が所定の基準を満たすと判断される場合に、前記自動応答記憶手段に記憶された前記自動応答プロトコルリストに含まれている前記第1のプロトコルの種別を示す情報を削除する削除ステップと、
    を含むことを特徴とする制御方法。
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