JP2007052544A - 情報処理装置、電力モード切替方法及び電力モード切替プログラム - Google Patents

情報処理装置、電力モード切替方法及び電力モード切替プログラム Download PDF

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Abstract

【解決課題】 通常駆動モードへの不要な復帰を防止して装置全体の消費電力の削減を図ることができる情報処理装置を提供する。
【解決手段】 条件記憶部44にトランスポート層に属する各種の通信プロトコルから受信対象とする通信プロトコルの種類を示す受信対象プロトコル情報及びアプリケーション層に属する各種の通信プロトコルから受信対象外とする通信プロトコルの種類を示す受信対象外プロトコル情報を記憶しておき、フィルタ部42により、ネットワークより到来するパケットデータの所定の階層の通信プロトコルの種類が受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを受信対象として抽出すると共に前記所定の階層よりも上位の階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象外プロトコル情報により示される種類のパケットデータである場合に受信対象としない制御を行い、装置制御部20により、制御の結果、受信対象のパケットデータが抽出された場合に、通常駆動モードへの復帰の制御を行う。
【選択図】図2

Description

この発明は、情報処理装置に係り、特に、電力が供給されて駆動するデバイスに通常の駆動電力を供給する通常駆動モードと前記デバイスへの駆動電力の供給を停止又は当該駆動電力の供給量を低下させることにより消費電力を前記通常の駆動電力供給時よりも低下させる省電力モードとを備えた情報処理装置に関するものである。
従来、デジタル複合機やプリンタ、パーソナル・コンピュータ等の情報処理装置には、内部の各デバイスに対して通常の駆動電力を供給する通常駆動モードと共に、一部のデバイスへの駆動電力の供給を停止又は駆動電力の供給量を低下させることにより消費電力を前記通常の駆動電力よりも低下させる省電力モード(所謂、スリープモード)を備えているものがあり、ネットワークからプリントアウトなどの要求パケットデータを一定期間受信しない場合でかつCPUがパケットデータ処理中ではない場合に省電力モードに移行して装置全体の消費電力を低減させ、ネットワークからパケットデータを受信すると停止していたデバイスへの電力供給を再開して通常駆動モードに復帰させる電力制御を行っているものもある。
ところで、ネットワークには、当該ネットワークに接続されている端末装置間を各種のプロトコルに基づいたパケットデータが伝送されており、情報処理装置で受信する必要のない不要なパケットデータも伝送されている。
そこで、特許文献1には、ネットワークを介して到来するパケットデータのうち、事前に登録された所定の破棄条件に合致するパケットデータを破棄するフィルタを設け、不要なパケットデータを破棄して受信しないようにすることにより、省電力モードへの移行を行いやすくする技術が開示されている。
また、特許文献2には、省電力モードへ一旦移行した後に、ネットワークからパケットデータが到来すると当該パケットデータが自局宛であるか否かを判定し、パケットデータが自局宛である場合に通常駆動モードへ復帰し、パケットデータが他局宛である場合に省電力モードを維持するように電力制御を行って装置全体の消費電力の削減を図る技術が開示されている。
特開2003−191570公報 特開平10−164077号公報
しかしながら、特許文献1の技術を適用して情報処理装置に破棄条件に合致したパケットデータを破棄するフィルタを設けた場合、破棄条件として不要なプロトコルを全て登録する必要があるが、ネットワークで用いられるプロトコルには非常に多数の種類があり、破棄条件として不要な種類のプロトコルを全て登録することは困難である、という問題点があった。
一方、特許文献2の技術を適用して情報処理装置に自局宛のパケットデータを抽出するフィルタを設けたとしても、自局宛のパケットデータにも不要な種類のプロトコルのパケットデータが含まれる場合があり、不要のパケットデータあっても自局宛である場合、受信して通常駆動モードへ復帰してしまうため、電力制御の効果を十分に向上させることができない、という問題点があった。
また、特許文献2の技術に対して特許文献1の技術を適応して破棄条件に合致したパケットデータを破棄するフィルタを設けたとしても、登録するべきプロトコルの種類が多い場合、全ての条件を登録することが困難である、という問題点を解決できるものではなかった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、通常駆動モードへの不要な復帰を防止して装置全体の消費電力の削減を図ることができる情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、複数の階層に分けられたプロトコル構造を有し、各々の階層毎に準拠する通信プロトコルの種類を示す識別情報を保持するパケットデータが伝送されるネットワークと接続される情報処理装置であって、電力が供給されて駆動するデバイスに通常の駆動電力を供給する通常駆動モードと前記デバイスへの駆動電力の供給を停止又は当該駆動電力の供給量を低下させることにより消費電力を前記通常の駆動電力供給時よりも低下させる省電力モードとの切替を行う切替手段と、前記複数の階層の最上位階層を除く所定階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象プロトコル情報、及び前記所定階層よりも上位階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象外とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象外プロトコル情報を記憶する記憶手段と、前記ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている前記所定階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを受信対象として抽出し、当該抽出されたパケットデータの通信で適応されている前記上位階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象としない制御を行うフィルタ手段と、前記切替手段による切替により省電力モードに移行しており、かつ前記フィルタ手段による制御の結果、受信対象のパケットデータが抽出された場合に前記通常駆動モードへ復帰させるように前記切替手段を制御する制御手段と、を備えている。
請求項1記載の発明によれば、本発明の情報処理装置は、複数の階層に分けられたプロトコル構造を有し、各々の階層毎に準拠する通信プロトコルの種類を示す識別情報を保持するパケットデータが伝送されるネットワークと接続されており、切替手段により、電力が供給されて駆動するデバイスに通常の駆動電力を供給する通常駆動モードとデバイスへの駆動電力の供給を停止又は当該駆動電力の供給量を低下させることにより消費電力を通常の駆動電力供給時よりも低下させる省電力モードとの切替が行われており、記憶手段に複数の階層の最上位階層を除く所定階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象プロトコル情報、及び前記所定階層よりも上位階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象外とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象外プロトコル情報が記憶されている。なお、上記記憶手段には、RAM(Random Access Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュEEPROM(Flash EEPROM)、フラッシュメモリ等の半導体記憶素子やハードディスク等の固定記憶媒体が含まれる。
そして、本発明によれば、フィルタ手段により、ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている所定階層の通信プロトコルの種類が受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを受信対象として抽出し、当該抽出されたパケットデータの通信で適応されている上位階層の通信プロトコルの種類が受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象としない制御が行われ、制御手段により、切替手段による切替により省電力モードに移行しており、かつフィルタ手段による制御の結果、受信対象のパケットデータが抽出された場合に前記通常駆動モードへ復帰させるように切替手段が制御される。
なお、フィルタ手段を、ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている所定階層の通信プロトコルの種類が受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを受信対象として抽出する抽出フィルタ手段と、当該抽出フィルタ手段により抽出されたパケットデータの通信で適応されている上位階層の通信プロトコルの種類が受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象から除外する除外フィルタ手段と、により構成するものとしてもよい。
このように請求項1記載の発明によれば、記憶手段に所定階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象プロトコル情報、及び所定階層よりも上位階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象外とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象外プロトコル情報を記憶しておき、ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている所定階層の通信プロトコルの種類が受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを受信対象として抽出し、当該抽出されたパケットデータの通信で適応されている上位階層の通信プロトコルの種類が受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象としない制御を行い、切替手段による切替により省電力モードに移行しておりかつフィルタリングの結果、受信対象のパケットデータが抽出された場合に通常駆動モードへ復帰させるように切替手段を制御しているので、少ない条件でネットワークを介して到来するパケットデータから受信対象であるパケットデータを的確に抽出して受信することができる。これにより、通常駆動モードへの不要な復帰を防止することができるため、装置全体の消費電力の削減を図ることができる。
なお、請求項1記載の発明は、請求項2記載の発明のように、フィルタ手段は、前記制御に代えて、前記ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている前記上位階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを除外し、当該除外された以外のパケットデータの通信で適応されている前記所定階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象として抽出する制御を行ううものとしてもよい。
なお、請求項2記載のフィルタ手段を、ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている上位階層の通信プロトコルの種類が受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを除外する除外フィルタ手段と、当該除外フィルタ手段により除外された以外のパケットデータの通信で適応されている所定階層の通信プロトコルの種類が受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象として抽出する抽出フィルタ手段と、により構成するものとしてもよい。
また、請求項1又は請求項2記載の発明は、請求項3記載の発明のように、前記パケットデータを、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)プロトコル又はUDP(User Datagram Protocol)/IPプロトコルに準拠するものとし、前記所定階層を、ネットワーク階層とし、前記受信対象プロトコル情報を、受信対象とするパケットデータの通信で適応されているIP上位プロトコル番号が定められたものとし、前記上位階層を、トランスポート層とし、前記受信対象外プロトコル情報を、受信対象外とするパケットデータの通信で適応されている宛先ポート番号を定められたものとすることが好ましい。
また、請求項1又は請求項2記載の発明は、請求項4記載の発明のように、前記ネットワークを、イーサネット(登録商標)を適用したものとし、前記所定階層を、データリンク層とし、前記受信対象プロトコル情報を、受信対象とするパケットデータの通信で適応されているイーサネットヘッダのタイプ番号を定めたものとすることが好ましい。
一方、上記目的を達成するため、請求項5に記載の発明は、電力が供給されて駆動するデバイスに通常の駆動電力を供給する通常駆動モードと前記デバイスへの駆動電力の供給を停止又は当該駆動電力の供給量を低下させることにより消費電力を前記通常の駆動電力供給時よりも低下させる省電力モードとを備え、複数の階層に分けられたプロトコル構造を有し、各々の階層毎に準拠する通信プロトコルの種類を示す識別情報を保持するパケットデータが伝送されるネットワークと接続される情報処理装置の電力モード切替方法であって、前記複数の階層の最上位階層を除く所定階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象プロトコル情報、及び前記所定階層よりも上位階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象外とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象外プロトコル情報を記憶手段に予め記憶しておき、前記ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている前記所定階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを受信対象として抽出し、当該抽出されたパケットデータの通信で適応されている前記上位階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象としない制御を行い、前記省電力モードに移行しており、かつ前記制御の結果、受信対象のパケットデータが抽出された場合に前記通常駆動モードへ復帰させるように制御する。
よって、請求項5に記載の発明は、請求項1記載の発明と同様に作用することができるので、通常駆動モードへの不要な復帰を防止して装置全体の消費電力の削減を図ることができる。
一方、上記目的を達成するため、請求項6に記載の発明は、電力が供給されて駆動するデバイスに通常の駆動電力を供給する通常駆動モードと前記デバイスへの駆動電力の供給を停止又は当該駆動電力の供給量を低下させることにより消費電力を前記通常の駆動電力供給時よりも低下させる省電力モードとを備え、複数の階層に分けられたプロトコル構造を有し、各々の階層毎に準拠する通信プロトコルの種類を示す識別情報を保持するパケットデータが伝送されるネットワークと接続される情報処理装置に備えられたコンピュータに実行させる電力モード切替プログラムであって、前記複数の階層の最上位階層を除く所定階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象プロトコル情報、及び前記所定階層よりも上位階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象外とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象外プロトコル情報を記憶手段に予め記憶しておき、前記ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている前記所定階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを受信対象として抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップにより抽出されたパケットデータの通信で適応されている前記上位階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象としない制御ステップと、 前記省電力モードに移行しており、かつ前記制御ステップによる制御の結果、受信対象のパケットデータが抽出された場合に前記通常駆動モードへ復帰させるように指示する指示ステップと、を含んでいる。
よって、請求項6に記載の発明は、請求項1記載の発明と同様に作用することができるので、通常駆動モードへの不要な復帰を防止して装置全体の消費電力の削減を図ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、通常駆動モードへの不要な復帰を防止して装置全体の消費電力の削減を図ることができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本実施の形態では本発明をデジタル複合機として構成された画像形成装置に適用した場合について説明する。
図1には、画像形成装置10の機能ブロック図が示されている。
同図に示すように本実施の形態に係る画像形成装置10は、不図示のCPU(中央処理装置)やRAM、ROM等を含んで構成され、装置全体の動作を司る装置制御部20と、不図示の原稿載置台に載置された原稿の画像を光学的に読み取るスキャナ等の画像入力部22と、複数種類のサイズの記録用紙を収容し、画像入力部22で読み取った画像データや後述するネットワーク12を介して受信した画像データにより示される画像を当該画像に応じたサイズの記録用紙に記録する画像出力部24と、ネットワーク12と接続され、当該ネットワーク12を介して不図示の端末装置から記録用紙に記録する画像データを受信するための通信インターフェース(「以下、通信I/F部」という。)26と、各種の操作画面を表示するための表示部28と、ユーザからの各種の指示を入力するための操作パネル等の操作入力部30と、を備えている。
上記装置制御部20は、画像入力部22、画像出力部24、通信I/F部26、表示部28及び操作入力部30と接続されており、画像入力部22による画像読み取り動作の制御と、通信I/F部26を制御してのネットワーク12とのデータの送受信の制御、画像出力部24による記録用紙への画像の記録動作の制御と、表示部28への各種情報の表示と、操作入力部30に対するユーザの操作による指示内容の把握と、を各々行うことができる。
また、本実施の形態に係る画像形成装置10は、画像入力部22及び画像出力部24に所定の駆動電力を供給して記録用紙へ画像を記録する画像処理を実行可能な状態とする通常駆動モードと、画像入力部22及び画像出力部24への駆動電力の供給を停止させることにより消費電力を通常駆動モードより少なくする省電力モードと、を備えており、画像入力部22及び画像出力部24への電力供給を制御する電力供給制御部32が設けられている。
電力供給制御部32は、図示しない電源及び装置制御部20と接続されており、装置制御部20から省電力モードへの移行を指示する移行指示信号が入力されると、画像入力部22及び画像出力部24への電力供給を停止し、装置制御部20から通常駆動モードへの移行を指示する移行指示信号が入力されると、画像入力部22及び画像出力部24への電力供給を再開する。
装置制御部20は、ユーザが所定期間(本実施の形態では、10分間)操作入力部30に対して操作が行われなかった場合や、通信I/F部26を介してネットワーク12から一定時間印刷要求データを受信しなかった場合に、電力供給制御部32に対して省電力モードへの移行を指示する移行指示信号を出力する。また、省電力モードとなっている際に、ユーザが操作入力部30を操作した場合や、通信I/F部26を介してネットワーク12からデータを受信した場合に、電力供給制御部32に対して通常駆動モードへの移行を指示する移行指示信号を出力する。
ところで、本実施の形態では、ネットワーク12としてイーサネット(登録商標)を用いており、ネットワーク12には、TCP/IPやUDP/IP等の各種のプロトコルに基づいたパケットデータが伝送されており、画像形成装置10で受信する必要のない不要なパケットデータも伝送されている。このため、通信I/F部26では、ネットワーク12を介して到来するパケットデータから必要なパケットデータを抽出して受信するフィルタリングを行っている。なお、図6には、本実施の形態に係るネットワーク12を伝送されるTCP/IPプロトコルのパケットデータの構成が示されている。また、図7には、イーサネットヘッダ80の詳細な構成が示されており、図8には、IPヘッダ82の詳細な構成が示されており、図9には、TCPヘッダ84の詳細な構成が示されており、図10には、UDPヘッダ94の詳細な構成が示されている。
一方、図2には、本実施の形態に係る通信I/F部26の構成を示す機能ブロック図が示されている。
同図に示すように、通信I/F部26は、ネットワーク12を伝送されている電気信号と画像形成装置10内部で用いられるデジタルデータとの間の相互変換を行う物理層変換部(以下、PHY(Physical Layer Device)という。)40、PHY40によりデジタルデータに変換されたパケットデータから予め設定されているMAC(Media Access Control address)アドレスやマルチキャストアドレス、ブロードキャストアドレスのパケットデータのみを抽出するMACアドレス判断部47と、MACアドレス判断部47により抽出されたパケットデータのフィルタリングを行うフィルタ部42と、フィルタリングで用いられる各種条件を記憶した条件記憶部44と、ネットワーク12とのデータの送受信を制御する通信制御部46と、を備えている。
なお、PHY40は、ネットワーク12を伝送されているパケットデータを示す電気信号をデジタルデータに変換してフィルタ部42へ出力し、また、通信制御部46から入力したデジタルデータを電気信号に変換してネットワーク12へ出力する。
また、条件記憶部44には、フィルタリングで用いられる各種条件として受信対象とするパケットデータの通信プロトコルの種類を示す受信対象プロトコル情報及び受信対象外とするパケットデータの通信プロトコルの種類を示す受信対象外プロトコル情報を記憶している。
ここで、本実施の形態に係る画像形成装置10は、以下の表1に示すように、トランスポート層のプロトコルがTCP、且つトランスポート層より上位のアプリケーション層(アプリケーションレベル)のプロトコルがSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、RCP(SUN Remote Procedure Call)、LPR(Line PRinter daemon protocol)、IPP(Internet Printing Protocol)のパケットデータを受信対象とており、また、パケットデータのトランスポート層のプロトコルがUDP、且つトランスポート層より上位のアプリケーション層のプロトコルがNETBIOS以外のパケットデータを受信対象としている。
Figure 2007052544
このため、条件記憶部44には、図3に示すような受信対象プロトコル情報と、図4に示すような受信対象外プロトコル情報と、が記憶されている。
図3に示すように、受信対象プロトコル情報には、受信対象とする条件が登録されており、例えば、トランスポート層のプロトコルに「TCP」が登録され且つポート番号に「25」と登録されることにより、トランスポート層のプロトコルがTCP且つアプリケーション層のプロトコルがSMTP(ポート番号=25)のパケットデータを受信対象とするようにしている。なお、ポート番号に「−」が登録されているものは、すべてのポート番号を指定するものであり、トランスポート層領域のプロトコルに「UDP」が登録され且つポート番号領域に「−」と登録されることにより、トランスポート層のプロトコルがUDPのパケットデータを全て受信対象とするようにしている。
一方、図4に示すように、受信対象外プロトコル情報には、受信対象外とする条件が登録されている。条件の登録方式は、上述した受信対象プロトコル情報と同様であり、トランスポート層のプロトコルに「UDP」で且つポート番号に「137」と登録されることにより、トランスポート層のプロトコルがUDP且つアプリケーション層のプロトコルがNETBIOS(ポート番号=137)のパケットデータを受信対象外としている。
なお、本実施の形態に係る画像形成装置10は、装置制御部20の制御により条件記憶部44に記憶された受信対象プロトコル情報及び受信対象外プロトコル情報を読み込んで表示部28の図示しない条件登録入力画面に表示させると共に、ユーザが当該条件登録入力画面に対して操作入力部30から受信対象及び受信対象外のプロトコルを示す情報を入力することにより、受信対象プロトコル情報及び受信対象外プロトコル情報を登録することが可能となっている。また、ユーザは有効にするアプリケーション、プロトコルを設定するのみで、装置制御部20の判断で受信対象及び受信対象外のプロトコルを自動登録する構成も可能である。
フィルタ部42(図2参照)は、PHY40よりパケットデータが入力されると条件記憶部44に記憶されている受信対象プロトコル情報及び受信対象外プロトコル情報に基づいてフィルタリングを行い、受信対象のパケットデータを抽出して通信制御部46へ出力する。
通信制御部46は、フィルタ部42よりパケットデータが入力されると、入力したパケットデータを装置制御部20に転送して割り込みにより通知する。装置制御部20はパケットデータのデータ領域からデータを取り出し、所定の処理を行う(画像データであった場合は複数のパケットデータに分割された画像データを復元する)。
また、通信制御部46は、装置制御部20からネットワーク12へ送信するためのパケットデータが入力されると、PHY40へ出力する。
次に、本実施の形態の係る画像形成装置10の作用を説明する。
ネットワーク12には、当該ネットワーク12に接続されている不図示の端末装置間で様々なプロトコルのパケットデータが交換されており、PHY40はネットワーク12から到来したパケットデータを示す電気信号をデジタルデータの変換してMACアドレス判断部47に出力した後、MACアドレス判断部47は、予め設定されているMACアドレスやマルチキャストアドレス、ブロードキャストアドレスのパケットデータのみを抽出してフィルタ部42へ出力する。
フィルタ部42は、パケットデータが入力すると、当該パケットデータに対して以下のフィルタリング処理を行う。
図5には、フィルタ部42により実行されるフィルタリング処理の流れを示すフローチャートである。
同図のステップ100では、条件記憶部44から受信対象外プロトコル情報(図4参照)を読み込み、入力したパケットデータが受信対象外のプロトコルのパケットデータであるか否かを判定し、肯定判定であった場合は当該パケットデータを破棄して本フィルタリング処理が終了となり、否定判定であった場合はステップ102へ移行する。
すなわち、本実施の形態では、受信対象外プロトコル情報にトランスポート層のプロトコルがUDP且つポート番号=137のパケットデータを受信対象外とする登録がなされているため、入力したパケットデータのIPヘッダ82(図8参照)の上位プロトコル番号86の値が「17」(UDPは、上位プロトコル番号=17)且つUDPヘッダ94(図10参照)の宛先ポート番号98の値が「137」(NETBIOSはポート番号=137)である場合は、当該パケットデータを破棄して本フィルタリング処理が終了し、その他の場合はステップ102へ移行する。
次のステップ102では、条件記憶部44から受信対象プロトコル情報(図3参照)を読み込み、パケットデータが受信対象のプロトコルのパケットデータであるか否かを判定し、肯定判定であった場合はステップ104へ移行し、否定判定であった場合は当該パケットデータを破棄して本フィルタリング処理が終了となる。
すなわち、本実施の形態では、受信対象プロトコル情報にトランスポート層のプロトコルがUDPであるパケットデータ、及びトランスポート層のプロトコルがTCP且つポート番号=25、111、515、631のパケットデータを受信対象とする登録がなされているため、入力したパケットデータのIPヘッド82(図8参照)の上位プロトコル番号86の値が「17」の場合、又は上位プロトコル番号86の値が「6」(TCPは上位プロトコル番号=6)且つTCPヘッダ(図9参照)の宛先ポート番号88の値が「25」、「111」、「515」、「631」の何れかの場合はステップ104へ移行し、その他の場合はパケットデータを破棄して本フィルタリング処理が終了となる。
ステップ104では、パケットデータが受信対象プロトコル情報及び受信対象外プロトコル情報の両方の条件を満たす処理対象のパケットデータであるので、当該パケットデータを通信制御部46へ出力して本フィルタリング処理が終了となる。
装置制御部20は、画像形成装置10が省電力モードである場合、電力供給制御部32に対して通常駆動モードへの移行を指示する移行指示信号を出力して通常駆動モードへ復帰させ、画像データを受信すると画像出力部24を制御して画像データにより示される画像を当該画像の大きさに応じたサイズの記録用紙に記録する。
このように、本実施の形態によれば、トランスポート層のプロトコルがUDP、且つアプリケーション層のプロトコルがNETBIOS以外のパケットデータを受信対象とする場合、受信対象プロトコル情報に受信対象とするUDPのパケットデータの全てのポート番号を登録する必要がなく、受信対象プロトコル情報に「UDP」のパケットデータ全てを受信対象と登録すると共に受信対象外プロトコル情報にトランスポート層がUDPのパケットデータのうち、ポート番号=137(NETBIOS)のパケットデータを受信対象外と登録することによりフィルタリングすることができるため、条件の登録が容易である。
また、トランスポート層のプロトコルがTCP、且つアプリケーション層のプロトコルがSMTP、RCP、LPR、IPPのパケットデータを受信対象とする場合、受信対象外プロトコル情報に受信対象外とするTCPのパケットデータの全てのポート番号を登録する必要がなく、受信対象プロトコル情報にトランスポート層を「TCP」且つポート番号を「25」、「111」、「515」、「631」と各々登録することによりフィルタリングすることができるため、条件の登録が容易である。
このように、受信対象プロトコル情報及び受信対象プロトコル情報に適切な条件を登録することでネットワーク12を介して到来するパケットデータから受信対象であるパケットデータを的確に抽出することができる。これにより、画像形成装置10は不要なパケットデータを受信することが無くなるため、省電力モードへの移行しやすくなり、また、一旦、省電力モードとなった場合に不要なパケットデータを受信して通常駆動モードに復帰することが無くなるため、装置全体の消費電力の削減を図ることができる。
なお、図5に示すフィルタリング処理は、ステップ100とステップ102を処理順序を逆として、先に、条件記憶部44から受信対象プロトコル情報(図3参照)を読み込み、パケットデータが受信対象のプロトコルのパケットデータであるか否かを判定して、処理対象外のパケットを破棄し、その後、条件記憶部44から受信対象外プロトコル情報(図4参照)を読み込み、入力したパケットデータが受信対象外のプロトコルのパケットデータであるか否かを判定して受信対象のパケットデータを抽出するものとしても、同様の効果を得ることができる。
以上のように本実施の形態によれば、複数の階層に分けられたプロトコル構造を有し、各々の階層毎に準拠する通信プロトコルの種類を示す識別情報(ここでは、上位プロトコル番号やポート番号)を保持するパケットデータが伝送されるネットワークと接続される情報処理装置において、切替手段(ここでは、電力供給制御部32)により、電力が供給されて駆動するデバイス(ここでは、画像入力部22及び画像出力部24)に通常の駆動電力を供給する通常駆動モードとデバイスへの駆動電力の供給を停止又は当該駆動電力の供給量を低下させることにより消費電力を前記通常の駆動電力供給時よりも低下させる省電力モードとの切替が行われており、記憶手段(ここでは、条件記憶部44)に複数の階層の最上位階層を除く所定階層(ここでは、トランスポート層)で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象プロトコル情報、及び前記所定階層よりも上位階層(ここでは、アプリケーション層)で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象外とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象外プロトコル情報が記憶されている。
そして、フィルタ手段(ここでは、フィルタ部42)により、ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている所定階層の通信プロトコルの種類が受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを受信対象として抽出し、当該抽出されたパケットデータの通信で適応されている上位階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象としない制御が行われ、制御手段(ここでは、装置制御部20)により、切替手段による切替により省電力モードに移行しており、かつフィルタ手段による制御の結果、受信対象のパケットデータが抽出された場合に通常駆動モードへ復帰させるように切替手段が制御されるので、ネットワークを介して到来するパケットデータから受信対象であるパケットデータを少ない条件で的確に抽出して受信することができる。これにより、不要な通常駆動モードへの復帰を防止することができるため、装置全体の消費電力の削減を図ることができる。
なお、前記フィルタ手段は、前記制御に代えて、ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている上位階層の通信プロトコルの種類が受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを除外し、当該除外された以外のパケットデータの通信で適応されている所定階層の通信プロトコルの種類が受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象として抽出する制御を行うものとしても同様の効果をえることができる。
なお、本実施の形態では、TCP(UDP)/IPのプロトコルの場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の階層に分けられたプロトコル構造であれば、何れのプロトコルでもよい。
また、本実施の形態では、トランスポート層とアプリケーション層によりプロトコルを抽出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、イーサネットヘッダ(図7参照)のタイプ90に用いてネットワーク層の特定のプロトコルのみを受信対象とするようにしてもよく、また、他のプロトコル階層のプロトコルを受信対象としてもよい。
また、本実施の形態では、フィルタ部42によるフィルタリング処理について説明したが、フィルタリング処理と共にパケットデータの受信状況に応じて電力供給制御部32へモードの移行を指示する移行指示信号の送信を制御する電力モード切替プログラムとし、当該プログラムを装置制御部20に備えられたCPUにおいて実行するものとしてもよい。
その他、本実施の形態で説明した画像形成装置10の構成(図1、図2参照)は、一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態で説明したフィルタリング処理(図5参照)の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る通信I/F部の詳細な構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る受信対象プロトコル情報のデータ構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る受信対象外プロトコル情報のデータ構成の一例を示す図である。 実施の形態に係るフィルタリング処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係るパケットデータの構成を示す図である。 実施の形態に係るイーサネットヘッダの構成を示す図である。 実施の形態に係るIPヘッダの構成を示す図である。 実施の形態に係るTCPヘッダの構成を示す図である。 実施の形態に係るUDPヘッダの構成を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
20 装置制御部
22 画像入力部
24 画像出力部
32 電力供給制御部
42 フィルタ部
44 条件記憶部

Claims (6)

  1. 複数の階層に分けられたプロトコル構造を有し、各々の階層毎に準拠する通信プロトコルの種類を示す識別情報を保持するパケットデータが伝送されるネットワークと接続される情報処理装置であって、
    電力が供給されて駆動するデバイスに通常の駆動電力を供給する通常駆動モードと前記デバイスへの駆動電力の供給を停止又は当該駆動電力の供給量を低下させることにより消費電力を前記通常の駆動電力供給時よりも低下させる省電力モードとの切替を行う切替手段と、
    前記複数の階層の最上位階層を除く所定階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象プロトコル情報、及び前記所定階層よりも上位階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象外とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象外プロトコル情報を記憶する記憶手段と、
    前記ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている前記所定階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを受信対象として抽出し、当該抽出されたパケットデータの通信で適応されている前記上位階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象としない制御を行うフィルタ手段と、
    前記切替手段による切替により省電力モードに移行しており、かつ前記フィルタ手段による制御の結果、受信対象のパケットデータが抽出された場合に前記通常駆動モードへ復帰させるように前記切替手段を制御する制御手段と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 前記フィルタ手段は、前記制御に代えて、前記ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている前記上位階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを除外し、当該除外された以外のパケットデータの通信で適応されている前記所定階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象として抽出する制御を行う
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記パケットデータを、TCP/IPプロトコル又はUDP/IPプロトコルに準拠するものとし、
    前記所定階層を、ネットワーク階層とし、
    前記受信対象プロトコル情報を、受信対象とするパケットデータの通信で適応されているIP上位プロトコル番号が定められたものとし、
    前記上位階層を、トランスポート層とし、
    前記受信対象外プロトコル情報を、受信対象外とするパケットデータの通信で適応されている宛先ポート番号を定められたものとした
    請求項1又は請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記ネットワークを、イーサネット(登録商標)を適用したものとし、
    前記所定階層を、データリンク層とし、
    前記受信対象プロトコル情報を、受信対象とするパケットデータの通信で適応されているイーサネットヘッダのタイプ番号を定めたものとした
    請求項1又は請求項2記載の情報処理装置。
  5. 電力が供給されて駆動するデバイスに通常の駆動電力を供給する通常駆動モードと前記デバイスへの駆動電力の供給を停止又は当該駆動電力の供給量を低下させることにより消費電力を前記通常の駆動電力供給時よりも低下させる省電力モードとを備え、複数の階層に分けられたプロトコル構造を有し、各々の階層毎に準拠する通信プロトコルの種類を示す識別情報を保持するパケットデータが伝送されるネットワークと接続される情報処理装置の電力モード切替方法であって、
    前記複数の階層の最上位階層を除く所定階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象プロトコル情報、及び前記所定階層よりも上位階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象外とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象外プロトコル情報を記憶手段に予め記憶しておき、
    前記ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている前記所定階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを受信対象として抽出し、当該抽出されたパケットデータの通信で適応されている前記上位階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象としない制御を行い、
    前記省電力モードに移行しており、かつ前記制御の結果、受信対象のパケットデータが抽出された場合に前記通常駆動モードへ復帰させるように制御する、
    電力モード切替方法。
  6. 電力が供給されて駆動するデバイスに通常の駆動電力を供給する通常駆動モードと前記デバイスへの駆動電力の供給を停止又は当該駆動電力の供給量を低下させることにより消費電力を前記通常の駆動電力供給時よりも低下させる省電力モードとを備え、複数の階層に分けられたプロトコル構造を有し、各々の階層毎に準拠する通信プロトコルの種類を示す識別情報を保持するパケットデータが伝送されるネットワークと接続される情報処理装置に備えられたコンピュータに実行させる電力モード切替プログラムであって、
    前記複数の階層の最上位階層を除く所定階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象プロトコル情報、及び前記所定階層よりも上位階層で適用されている通信プロトコルのうちの受信対象外とするパケットデータの通信で適応されている通信プロトコルの種類を示す受信対象外プロトコル情報を記憶手段に予め記憶しておき、
    前記ネットワークより到来するパケットデータの通信で適応されている前記所定階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象プロトコル情報により示される種類である場合に当該パケットデータを受信対象として抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにより抽出されたパケットデータの通信で適応されている前記上位階層の通信プロトコルの種類が前記受信対象外プロトコル情報により示される種類である場合に受信対象としない制御ステップと、
    前記省電力モードに移行しており、かつ前記制御ステップによる制御の結果、受信対象のパケットデータが抽出された場合に前記通常駆動モードへ復帰させるように指示する指示ステップと、
    をコンピュータに実行させる電力モード切替プログラム。
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