JP2008123128A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】省電力モードにおいてパケットデータを受信した通信手段がこれを不要と判断したときに、CPUなどの制御手段を通常駆動モードへ切り替えずに、通信手段を省電力モードに切り替えられるよう制御する。
【解決手段】省電力モードのときにパケットデータが到来すると、PHY40およびMAC42が通常駆動モードに切り替わる。そして、条件記憶部422に記憶されたプロトコル情報に基づき、フィルタ部420は受信対象となるパケットデータのみを抽出する。そのパケットデータが受信対象でなければ、MAC42は、電力供給制御部32に省電力モードでの電力供給を行うよう指示し、PHY40およびMAC42は省電力モードに切り替わる。このようにすれば、装置制御部20が通常駆動モードに切り替わることなく、省電力モードへ戻ることができるため、省電力化の効果を向上させることができる。
【選択図】図2
【解決手段】省電力モードのときにパケットデータが到来すると、PHY40およびMAC42が通常駆動モードに切り替わる。そして、条件記憶部422に記憶されたプロトコル情報に基づき、フィルタ部420は受信対象となるパケットデータのみを抽出する。そのパケットデータが受信対象でなければ、MAC42は、電力供給制御部32に省電力モードでの電力供給を行うよう指示し、PHY40およびMAC42は省電力モードに切り替わる。このようにすれば、装置制御部20が通常駆動モードに切り替わることなく、省電力モードへ戻ることができるため、省電力化の効果を向上させることができる。
【選択図】図2
Description
この発明は、情報処理装置に関するものである。
従来、デジタル複合機やプリンタ、パーソナル・コンピュータ等の情報処理装置には、内部の各デバイスに対して所定量の駆動電力を供給する通常駆動モードのほか、一部のデバイスへの駆動電力の供給を停止又はその供給量を低下させることにより、消費電力を通常駆動モードの場合よりも低減させる省電力モードを備えているものがある。これらの情報処理装置には、ネットワークからプリントアウトなどの要求を含むパケットデータを一定期間受信しない場合に省電力モードに移行して、装置全体の消費電力を低減させる。そして、ネットワークからパケットデータを受信すると、停止していたデバイスへの電力供給を再開して通常駆動モードに復帰させるように電力制御を行う。
例えば特許文献1には、ネットワークを介して受信したパケットデータのうち、事前に登録された所定の破棄条件に合致するパケットデータを破棄するフィルタを通信インタフェースに設けることが提案されている。これにより、不要なパケットデータを破棄して受信しないようにすることができ、省電力モードへの移行が行いやすくなる。また、特許文献2には、省電力モードへ一旦移行した後に、ネットワークを介してパケットデータを受信すると当該パケットデータが自局宛であるか否かを判定し、パケットデータが自局宛である場合に通常駆動モードへ復帰し、パケットデータが他局宛である場合に省電力モードを維持することで装置全体の消費電力の削減を図る技術が開示されている。
特開2003−191570号公報
特開平10−164077号公報
しかしながら、特許文献1および2の技術においては、通信手段がパケットデータの要否を判定し、その結果、不要と判定した場合には、まず、CPU(Central Processing Unit)が省電力モードから通常駆動モードへと切り替わる。CPUが通常駆動モードへと切り替わることで、そのCPUは、通信手段の動作モードを省電力モードに切り替えることが可能となる。よって、CPUは、通信手段に指示して省電力モードへと切り替えさせる。つまり、パケットデータの要否に関わらず、CPUは必ず省電力モードから通常駆動モードへと復帰しなくてはならないので、省電力化の効果を十分に得られない、という問題点がある。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、省電力モードにおいてパケットデータを受信した通信手段がこれを不要と判断したときに、CPUなどの制御手段を通常駆動モードへ切り替えることなく、通信手段を省電力モードに切り替えられるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明は、ネットワークに接続されて当該ネットワークと電気信号の遣り取りを行い、当該ネットワークから受け取った電気信号をデジタルデータに変換して出力する第1の処理手段と、前記第1の処理手段によって出力されるデジタルデータからパケット単位のパケットデータを特定し、特定したパケットデータの中から予め記憶した条件に合致するパケットデータを抽出して出力する第2の処理手段とを含む通信手段と、前記第2の処理手段によって出力されるパケットデータを用いて、プログラムに記述された手順に従って処理を実行する制御手段と、第1の動作モードにおいて、前記第1の処理手段、前記第2の処理手段又は前記制御手段に対して所定量の電力を供給する一方、第2の動作モードにおいて、前記第1の処理手段、前記第2の処理手段又は前記制御手段に対して、前記第1の動作モードにおける電力よりも少ない電力を供給する電力供給制御手段とを備え、前記通信手段は、前記電力供給制御手段によって前記第2の動作モードにおける電力が供給されている場合に、前記第1の処理手段が前記ネットワークから電気信号を受け取ると、前記第1の処理手段及び前記第2の処理手段に対する電力供給を、前記第2の動作モードにおける電力供給から前記第1の動作モードにおける電力供給へと切り替えるように前記電力供給制御手段に指示し、前記第2の処理手段は、前記電力供給制御手段によって前記第2の動作モードにおける電力供給から前記第1の動作モードにおける電力供給へと切り替えられた後に、前記特定したパケットデータの中から予め記憶した条件に合致するパケットデータが抽出された場合には、前記制御手段に対する電力供給を、前記第2の動作モードにおける電力供給から前記第1の動作モードにおける電力供給へと切り替えるように前記電力供給制御手段に指示する一方、前記特定したパケットデータの中から予め記憶した条件に合致するパケットデータが抽出されない場合には、前記第1の処理手段及び前記第2の処理手段に対する電力供給を、前記第1の動作モードにおける電力供給から前記第2の動作モードにおける電力供給へと切り替えるように前記電力供給制御手段に指示することを特徴とする情報処理装置を提供する。
また、本発明は、ネットワークに接続されて当該ネットワークと電気信号の遣り取りを行い、当該ネットワークから受け取った電気信号をデジタルデータに変換し、当該デジタルデータからパケット単位のパケットデータを特定し、特定したパケットデータの中から予め記憶した条件に合致するパケットデータを抽出して出力する第1の処理手段と、前記第1の処理手段によって出力されるパケットデータを出力する第2の処理手段とを含む通信手段と、前記第2の処理手段によって出力されるパケットデータを用いて、プログラムに記述された手順に従って処理を実行する制御手段と、第1の動作モードにおいては、前記第1の処理手段、前記第2の処理手段又は前記制御手段に対して所定量の電力を供給する一方、第2の動作モードにおいては、前記第1の処理手段、前記第2の処理手段又は前記制御手段に対して、前記第1の動作モードにおける電力よりも少ない電力を供給する電力供給制御手段とを備え、前記通信手段は、前記電力供給制御手段によって前記第2の動作モードにおける電力が供給されている場合に、前記第1の処理手段が前記ネットワークから電気信号を受け取ると、当該第1の処理手段に対する電力供給を、前記第2の動作モードにおける電力供給から前記第1の動作モードにおける電力供給へと切り替えるように前記電力供給制御手段に指示し、前記第1の処理手段は、前記電力供給制御手段によって前記第2の動作モードにおける電力供給から前記第1の動作モードにおける電力供給へと切り替えられた後に、前記特定したパケットデータの中から予め記憶した条件に合致するパケットデータが抽出された場合には、前記第2の処理手段及び前記制御手段に対する電力供給を、前記第2の動作モードにおける電力供給から前記第1の動作モードにおける電力供給へと切り替えるように前記電力供給制御手段に指示する一方、前記特定したパケットデータの中から予め記憶した条件に合致するパケットデータが抽出されない場合には、当該第1の処理手段に対する電力供給を、前記第1の動作モードにおける電力供給から前記第2の動作モードにおける電力供給へと切り替えるように前記電力供給制御手段に指示することを特徴とする情報処理装置を提供する。
本発明に係る情報処理装置において、前記条件は、TCP(Transmission Control Protocol)またはUDP(User Datagram Protocol)に準拠したアプリケーション層のプロトコルに基づいて決められている。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記第1の処理手段は物理層に関する処理を行い、前記第2の処理手段はデータリンク層の下位副層に関する処理を行う。
また、本発明に係る情報処理装置において、前記第1の処理手段は物理層に関する処理を行い、前記第2の処理手段はデータリンク層の下位副層に関する処理を行う。
本発明によれば、少ない電力を供給する第2の動作モードにおいてパケットデータを受信した通信手段がそのパケットデータを不要と判断した場合であっても、CPUなどの制御手段を所定量の電力が供給される第1の動作モードへ切り替えることなく、通信手段を第2の動作モードに切り替えることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、実施形態では、デジタル複合機として構成された画像形成装置に本発明を適用した場合について説明する。
(1)第1実施形態
(1−1)構成
図1は、本発明の第1実施形態である画像形成装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように画像形成装置10は、装置制御部20と、画像入力部22と、画像出力部24と、通信インタフェース(以下、「通信I/F部」という。)26と、表示部28と、操作入力部30とを備えている。装置制御部20は、装置全体を制御するCPUや作業用のワークエリアを提供するRAM(Random Access Memory)、各種制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)を備え、プログラムに記述された手順に従って処理を実行する。画像入力部22は、印刷物(原稿)などから画像を読み取る手段であり、例えばスキャナ装置である。画像出力部24は、画像入力部22で読み取った画像データや、後述するネットワーク12を介して受信した画像データにより示される画像を記録用紙に記録する。通信I/F部26は、ネットワーク12と接続され、そのネットワーク12を介して図示せぬ端末装置から記録用紙に記録する画像データを受信する。表示部28は、各種の操作画面などを表示する手段であり、操作入力部30は、ユーザからの各種の指示を入力するための手段である。
(1−1)構成
図1は、本発明の第1実施形態である画像形成装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように画像形成装置10は、装置制御部20と、画像入力部22と、画像出力部24と、通信インタフェース(以下、「通信I/F部」という。)26と、表示部28と、操作入力部30とを備えている。装置制御部20は、装置全体を制御するCPUや作業用のワークエリアを提供するRAM(Random Access Memory)、各種制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)を備え、プログラムに記述された手順に従って処理を実行する。画像入力部22は、印刷物(原稿)などから画像を読み取る手段であり、例えばスキャナ装置である。画像出力部24は、画像入力部22で読み取った画像データや、後述するネットワーク12を介して受信した画像データにより示される画像を記録用紙に記録する。通信I/F部26は、ネットワーク12と接続され、そのネットワーク12を介して図示せぬ端末装置から記録用紙に記録する画像データを受信する。表示部28は、各種の操作画面などを表示する手段であり、操作入力部30は、ユーザからの各種の指示を入力するための手段である。
装置制御部20は、画像入力部22、画像出力部24、通信I/F部26、表示部28及び操作入力部30に接続されている。装置制御部20は、画像入力部22による画像読み取り動作の制御と、通信I/F部26を介したネットワーク12とのデータの送受信の制御と、画像出力部24による記録用紙への画像の記録動作の制御と、表示部28への各種情報の表示と、操作入力部30に対するユーザの操作による指示内容の把握とを行う。また、電力供給制御部32は、図示せぬ電源のほか、装置制御部20、画像入力部22、画像出力部24及び通信I/F部26に接続されており、電源からこれらに供給される電力の量を調整する。
画像形成装置10は、2つの動作モードを備えている。
第1の動作モードは、装置制御部20、画像入力部22、画像出力部24および通信I/F部26に対して所定量の駆動電力を供給して、データの送受信や記録用紙へ画像を記録する画像処理を実行可能な状態とする「通常駆動モード」である。また、第2の動作モードは、装置制御部20、画像入力部22、画像出力部24への電力の供給を停止(又は低減)したり、通信I/F部26への電力の供給を低減させたりすることにより、消費電力を通常駆動モードより少なくする「省電力モード」である。省電力モードの場合、通信I/F部26に供給される電力量は、その通信I/F部26がネットワークから電気信号を受信してその受信に関連した信号を電力供給制御部32に通知することが可能な程度の量となる。
第1の動作モードは、装置制御部20、画像入力部22、画像出力部24および通信I/F部26に対して所定量の駆動電力を供給して、データの送受信や記録用紙へ画像を記録する画像処理を実行可能な状態とする「通常駆動モード」である。また、第2の動作モードは、装置制御部20、画像入力部22、画像出力部24への電力の供給を停止(又は低減)したり、通信I/F部26への電力の供給を低減させたりすることにより、消費電力を通常駆動モードより少なくする「省電力モード」である。省電力モードの場合、通信I/F部26に供給される電力量は、その通信I/F部26がネットワークから電気信号を受信してその受信に関連した信号を電力供給制御部32に通知することが可能な程度の量となる。
装置制御部20は、自身が通常駆動モードで動作している間は、画像入力部22、画像出力部24および通信I/F部26への電力供給を制御することで、通常駆動モードと省電力モードとを切り替えることができる。例えば、装置制御部20は、ユーザによって例えば10分間などの所定期間だけ操作入力部30に対して操作が行われなかった場合や、通信I/F部26を介してネットワーク12から一定時間印刷要求データを受信しなかった場合に、電力供給制御部32に対して通常駆動モードから省電力モードへの移行を指示する移行指示信号を出力する。電力供給制御部32は、この移行指示信号に応じて、画像入力部22、画像出力部24および通信I/F部26に対する電力供給を、通常駆動モードにおける電力供給から、省電力モードにおける電力供給へと切り替える。
一方、装置制御部20が省電力モードで動作している間は、電力供給制御部32が、装置制御部20、画像入力部22、画像出力部24および通信I/F部26への電力供給を制御することで、通常駆動モードと省電力モードとを切り替える。例えば、電力供給制御部32は、通常駆動モードで動作している場合に、装置制御部20から省電力モードへの移行を指示する移行指示信号が入力されると、装置制御部20、画像入力部22および画像出力部24への電力供給を停止(又は、電力の量を低減)し、通信I/F部26への電力の量を低減する。また、省電力モードとなっている際に、ユーザが操作入力部30を操作した場合や、通信I/F部26を介してネットワーク12からデータを受信した場合には、電力供給制御部32に対して通信I/F部26から通常駆動モードへの復帰を指示する移行指示信号が入力される。この移行指示信号に応じて、電力供給制御部32は、装置制御部20、画像入力部22、画像出力部24および通信I/F部26への通常駆動モードでの電力供給を再開する。
ところで、本実施形態では、ネットワーク12としてイーサネット(登録商標)を用いている。従って、ネットワーク12には、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)やUDP(User Datagram Protocol)/IP等の各種のプロトコルに基づいたパケットデータが伝送されている。このネットワーク12には図示せぬ他の画像形成装置なども接続されているため、画像形成装置10にとって不要なパケットデータも伝送されている。このため、通信I/F部26では、ネットワーク12を介して到来するパケットデータから必要なパケットデータを抽出して受信するフィルタリングを行っている。
ここで、図2のブロック図を参照しながら、通信I/F部26の構成を説明する。図に示すように、通信I/F部26は、物理層変換部(以下、PHY(Physical Layer Device)という。)40と、媒体アクセス制御部(以下、MAC(Media Access Control)という。)42と、通信制御部44とを備えている。
PHY40は、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルの物理層の処理を司る第1の処理手段であり、ネットワーク12に接続されてネットワーク12と電気信号の遣り取りを行い、このような電気信号と画像形成装置10内部で用いられるデジタルデータとの間の相互変換を行う。すなわち、PHY40は、ネットワーク12から到来する電気信号をデジタルデータに変換してMAC42へ出力したり、通信制御部44から供給されてくるデジタルデータを電気信号に変換してネットワーク12へ出力したりする。また、PHY40は、MAC42を同期させるクロックを発生する。
MAC42は、OSI参照モデルのデータリンク層の下位副層の処理を司る第2の処理手段であり、フィルタ部420と、条件記憶部422と、レジスタ424とを備えている。前述したように、ネットワーク12は例えばイーサネット(登録商標)であるから、このネットワーク12には、TCP/IPやUDP/IP等の各種のプロトコルに基づいたパケットデータが伝送されることになる。画像形成装置10は、ネットワーク12上を伝送されるパケットデータの中から、自身に必要なパケットデータのみを抽出して受信するフィルタリングを行っている。このため、MAC42の条件記憶部422には、フィルタリングのための条件がテーブル形式で記憶されている。MAC42は、PHY40よりデジタルデータが入力されると、そのデジタルデータからパケット単位のパケットデータを特定する。フィルタ部420は、特定されたパケットデータから、条件記憶部422に記憶されている条件に基づいてフィルタリングを行って必要なパケットデータのみを抽出して出力する。
この条件は、画像形成装置10が受信対象とするパケットデータの種類と、受信対象外とするパケットデータの種類とを含んでおり、これらが図3に示すような管理テーブルに記述されている。ここでは、トランスポート層のプロトコルとして、TCPやUDPなどを想定し、そのトランスポート層より上位のアプリケーション層(アプリケーションレベル)のプロトコルとして、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、RPC(SUN Remote Procedure Call)、LPR(Line PRinter daemon protocol)、IPP(Internet Printing Protocol)、NETBIOSなどを想定している。
図3の「要/不要」のフィールドに記述された「要」とは、画像形成装置10の受信対象であることを意味しており、「不要」とは、画像形成装置10の受信対象ではないことを意味している。従って、図3の例では、トランスポート層のプロトコルが「TCP」で、ポート番号として「25」、「111」、「515」及び「631」が指定されたパケットデータは、画像形成装置10の受信対象となる。また、トランスポート層のプロトコルがUDPで、アプリケーション層のプロトコルがNETBIOSを示すポート番号として「137」が指定されたパケットデータは、受信対象外となる。
レジスタ424は、装置制御部20およびPHY40間においてやりとりされる指示データを、それぞれが互いに認識可能なデータ形式に変換するために一時的に格納するための記憶素子である。画像形成装置10が省電力モードに切り替えられる際には、MAC42は、装置制御部20から受信した省電力モードへの移行指示を示す指示データを一旦レジスタ424に格納する。そして、MAC42は、その移行指示データをPHY40が識別可能なデータ形式に変換してからPHY40に供給する。例えば、PHY40が保持することのできる指示データのビット数が64bitで、装置制御部20が保持することができる指示データのビット数が32bitであるような場合のように、MAC42はレジスタ424に格納された指示データを適切なビット数に変換してから出力する。
通信制御部44は、ネットワーク12とのデータの送受信を制御する。つまり、装置制御部20から供給されるパケットデータをPHY40へ出力したり、MAC42(フィルタ部420)から供給されるパケットデータを装置制御部20へ供給したりする。通信制御部44は、フィルタ部420によりフィルタリングされたパケットデータが入力されると、そのパケットデータを装置制御部20に転送して、割り込みにより通知する。装置制御部20はパケットデータのデータ領域からデータを取り出し、このデータを用いて所定の処理を行う。例えば、そのデータが画像を表すデータである場合は、装置制御部20は、複数のパケットデータから取り出してデータを合わせることで画像データを復元する。
(1−2)動作
次に、画像形成装置10の動作を説明する。図4は、ネットワーク12から通信I/F部26にパケットデータが到来した際に、通信I/F部26が実行する処理の流れを示すフローチャートである。まず、画像形成装置10の動作モードが通常駆動モードから省電力モードへ切り替えられる際には、MAC42は、装置制御部20から受信した省電力モードへの移行指示データをレジスタ424に格納し、PHY40が認識可能なデータ形式に変換して、PHY40に出力する。一方、装置制御部20は、省電力モードへの移行を指示する移行指示信号を電力供給制御部32に供給しており、これに応じて、電力供給制御部32は、装置制御部20、画像入力部22および画像出力部24への電力供給を停止(又は、電力の量を低減)し、通信I/F部26への電力の量を低減する。このようにして、通信I/F部26等の各デバイスは省電力モードとなる。このように画像形成装置10が省電力モードへと移行する一方で、ネットワーク12においては、そのネットワーク12に接続される図示せぬ端末装置間で遣り取りされる、様々なプロトコルのデータを表す電気信号が伝送されている。
次に、画像形成装置10の動作を説明する。図4は、ネットワーク12から通信I/F部26にパケットデータが到来した際に、通信I/F部26が実行する処理の流れを示すフローチャートである。まず、画像形成装置10の動作モードが通常駆動モードから省電力モードへ切り替えられる際には、MAC42は、装置制御部20から受信した省電力モードへの移行指示データをレジスタ424に格納し、PHY40が認識可能なデータ形式に変換して、PHY40に出力する。一方、装置制御部20は、省電力モードへの移行を指示する移行指示信号を電力供給制御部32に供給しており、これに応じて、電力供給制御部32は、装置制御部20、画像入力部22および画像出力部24への電力供給を停止(又は、電力の量を低減)し、通信I/F部26への電力の量を低減する。このようにして、通信I/F部26等の各デバイスは省電力モードとなる。このように画像形成装置10が省電力モードへと移行する一方で、ネットワーク12においては、そのネットワーク12に接続される図示せぬ端末装置間で遣り取りされる、様々なプロトコルのデータを表す電気信号が伝送されている。
そして、PHY40がネットワーク12から或るパケットデータを表す電気信号を受け取ると、通信I/F部26は、通常駆動モードへの切り替えを指示する移行指示信号を、電力供給制御部32に供給する。この移行指示信号に応じて、電力供給制御部32は、通信I/F部26に通常駆動モードでの電力を供給し、これにより、PHY40およびMAC42は通常駆動モードへ切り替えられる(ステップSA1)。このとき、PHY40は、MAC42を同期させるクロックを発生し、ネットワーク12から受け取った電気信号をデジタルデータに変換してMAC42に出力する。
MAC42はデジタルデータが入力されると、そのデジタルデータを所定サイズのパケット単位で抽出して、1つ1つのパケットデータを特定する。そして、フィルタ部420は、パケットデータに含まれているMACアドレスやマルチキャストアドレス、ブロードキャストアドレスに基づいて、以下のフィルタリング処理を行う。
フィルタ部420は、まずは条件記憶部422から、図3に示したような管理テーブルに記述された受信対象外プロトコル情報を読み込み、入力されたパケットデータが受信対象外のプロトコル情報の条件に合致するか否かを判定する(ステップSA2)。フィルタ部420は、このパケットデータが受信対象外のプロトコル情報の条件に合致すると判断した場合(ステップSA2;YES)、そのパケットデータを破棄してフィルタリング処理を終了する。そして、MAC42は、電力供給制御部32に対して、省電力モードへの切り替えを指示する移行指示信号を出力する。この移行指示信号に応じて、電力供給制御部32は省電力モードでの電力を通信I/F部26に供給する。これにより、PHY40及びMAC42は省電力モードに切り替えられる(ステップSA4)。
一方、ステップSA2において、フィルタ部420が、パケットデータが受信対象外のプロトコル情報の条件に合致しないと判断した場合(ステップSA2;NO)、条件記憶部422から、図3に示したような管理テーブルに記述された受信対象プロトコル情報を読み込む。そして、フィルタ部420は、入力されたパケットデータが受信対象のプロトコル情報の条件に合致するか否かを判定する(ステップSA3)。フィルタ部420は、このパケットデータが受信対象のプロトコル情報の条件に合致しないと判断した場合(ステップSA3;NO)、そのパケットデータを破棄して、本フィルタリング処理を終了する。そして、MAC42は、電力供給制御部32に対して、省電力モードへの切り替えを指示する移行指示信号を出力する。この移行指示信号に応じて、電力供給制御部32は省電力モードでの電力を通信I/F部26に供給する。これにより、PHY40及びMAC42は省電力モードに切り替えられる(ステップSA4)。
一方、フィルタ部420は、そのパケットデータが受信対象のプロトコル情報の条件に合致すると判断した場合には(ステップSA3;YES)、そのパケットデータは受信対象プロトコル情報及び受信対象外プロトコル情報の両方の条件を満たす処理対象のパケットデータである。よって、MAC42は、電力供給制御部32に通常駆動モードへの移行指示信号を出力する。この移行指示信号に応じて、電力供給制御部32は、装置制御部20、画像入力部22、画像出力部24、通信I/F部26に通常駆動モードでの電力を供給する。これにより、画像形成装置10(装置制御部20など)は通常駆動モードへ切り替えられる(ステップSA5)。
続いて、MAC42は、入力されたパケットデータを通信制御部44へ出力し、通信制御部44は、このパケットデータを装置制御部20へ出力する。装置制御部20は、このパケットデータを受け取ると、データ領域からデータ(ここでは画像データ)を取り出し、画像出力部24を制御してその画像データにより示される画像をその画像の大きさに応じたサイズの記録用紙に記録させる。
このように、本第1実施形態においては、ネットワークからパケットデータを受け取った場合、PHY40およびMAC42のみが通常駆動モードへ切り替わり、フィルタ部420を有するMAC42がフィルタリング処理を行う。そして、フィルタ部420がそのパケットデータが不要であると判断した場合には、これを破棄してから、PHY40およびMAC42が再び省電力モードへ切り替わる。このとき、通信I/F部26のPHY40およびMAC42のみが通常駆動モードに切り替えられるだけであるから、装置制御部20の通常駆動モードへの不要な切り替えを防ぐことができる。
(2)第2実施形態
(2−1)構成
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
上述した第1実施形態では、MAC42がフィルタ部420を有し、フィルタリング処理を行っていたが、この第2実施形態では、PHYがフィルタ部を有しており、省電力モードにおいて受信対象ではないプロトコルのパケットデータを受け取っても、PHYのみが通常駆動モードに切り替わり、MACは省電力モードのまま維持されるような制御を行う。
(2−1)構成
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
上述した第1実施形態では、MAC42がフィルタ部420を有し、フィルタリング処理を行っていたが、この第2実施形態では、PHYがフィルタ部を有しており、省電力モードにおいて受信対象ではないプロトコルのパケットデータを受け取っても、PHYのみが通常駆動モードに切り替わり、MACは省電力モードのまま維持されるような制御を行う。
図5は、本第2実施形態に係る通信I/F部26aの構成を示した図である。なお、図2に示す回路と共通する部分には同一の符号を付けてその説明を省略する。
通信I/F部26aは、PHY40aと、MAC42aと、通信制御部44とを備えている。PHY40aは、上述した第1実施形態と同様の処理を行うとともに、フィルタ部400と条件記憶部402とを有する。フィルタ部400と条件記憶部402はそれぞれ、上述した第1実施形態で説明したフィルタ部420と条件記憶部422と同じ働きをするので、その説明を省略する。また、MAC42aは、レジスタ424を有する。
通信I/F部26aは、PHY40aと、MAC42aと、通信制御部44とを備えている。PHY40aは、上述した第1実施形態と同様の処理を行うとともに、フィルタ部400と条件記憶部402とを有する。フィルタ部400と条件記憶部402はそれぞれ、上述した第1実施形態で説明したフィルタ部420と条件記憶部422と同じ働きをするので、その説明を省略する。また、MAC42aは、レジスタ424を有する。
(2−2)動作
次に、画像形成装置10aの動作を説明する。図6は、ネットワーク12から通信I/F部26aにパケットデータが到来した際に、通信I/F部26aが実行する処理の流れを示すフローチャートである。ネットワーク12から通信I/F部26aにパケットデータを表す電気信号が到来すると、通信I/F部26aは電力供給制御部32に、通常駆動モードへの切り替えを指示する移行指示信号を出力する。この移行指示信号に応じて、電力供給制御部32はPHY40aに通常駆動モードでの電力を供給すると、PHY40aは通常駆動モードに切り替えられる(ステップSB1)。そして、PHY40aは、その電気信号をデジタルデータに変換する。PHY40aはそのデジタルデータからパケット単位のパケットデータを特定し、以下のフィルタリング処理を行う。
次に、画像形成装置10aの動作を説明する。図6は、ネットワーク12から通信I/F部26aにパケットデータが到来した際に、通信I/F部26aが実行する処理の流れを示すフローチャートである。ネットワーク12から通信I/F部26aにパケットデータを表す電気信号が到来すると、通信I/F部26aは電力供給制御部32に、通常駆動モードへの切り替えを指示する移行指示信号を出力する。この移行指示信号に応じて、電力供給制御部32はPHY40aに通常駆動モードでの電力を供給すると、PHY40aは通常駆動モードに切り替えられる(ステップSB1)。そして、PHY40aは、その電気信号をデジタルデータに変換する。PHY40aはそのデジタルデータからパケット単位のパケットデータを特定し、以下のフィルタリング処理を行う。
フィルタ部400は、条件記憶部402から、図3に示したような管理テーブルに記述された受信対象外プロトコル情報を読み込み、入力されたパケットデータが受信対象外のプロトコル情報の条件に合致するか否かを判定する(ステップSB2)。フィルタ部400は、このパケットデータが受信対象外のプロトコル情報の条件に合致すると判断した場合(ステップSB2;YES)、そのパケットデータを破棄してフィルタリング処理を終了する。そして、PHY40aは、電力供給制御部32に対して、省電力モードへの切り替えを指示する移行指示信号を出力する。この移行指示信号に応じて、電力供給制御部32は省電力モードでの電力を通信I/F部26aに供給し、これにより、PHY40aは省電力モードに切り替えられる(ステップSB4)。
一方、ステップSB2において、フィルタ部400が、そのパケットデータが受信対象外のプロトコル情報の条件に合致しないと判断した場合(ステップSB2;NO)、条件記憶部402から、図3に示したような管理テーブルに記述された受信対象プロトコル情報を読み込み、入力されたパケットデータが受信対象のプロトコル情報の条件に合致するか否かを判定する(ステップSB3)。次に、フィルタ部400は、このパケットデータが受信対象のプロトコル情報の条件に合致しないと判断した場合(ステップSB3;NO)、そのパケットデータを破棄して、本フィルタリング処理を終了する。そして、前述した場合と同様に、PHY40aは、電力供給制御部32に対して、省電力モードへの切り替えを指示する移行指示信号を出力する。この移行指示信号に応じて、電力供給制御部32は省電力モードでの電力を通信I/F部26aに供給し、PHY40aは省電力モードに切り替えられる(ステップSB4)。
一方、フィルタ部400が受信対象のプロトコル情報の条件に合致すると判断した場合には(ステップSB3;YES)、そのパケットデータは受信対象プロトコル情報及び受信対象外プロトコル情報の両方の条件を満たす処理対象のパケットデータである。よって、PHY40aは、電力供給制御部32に通常駆動モードへの移行指示信号を出力する。この移行指示信号に応じて、電力供給制御部32は、装置制御部20、画像入力部22、画像出力部24、通信I/F部26aに通常駆動モードでの電力を供給する。これにより、画像形成装置10a(装置制御部20など)は通常駆動モードへ切り替えられる(ステップSB5)。
続いて、PHY40aは、入力されたパケットデータを、MAC42aを介して通信制御部44へ出力し、通信制御部44が、そのパケットデータを装置制御部20へ出力する。装置制御部20はこのパケットデータを受け取ると、データ領域からデータ(画像データ)を取り出し、画像出力部24を制御して、その画像データにより示される画像をその画像の大きさに応じたサイズの記録用紙に記録させる。
このように、本第2実施形態においては、ネットワークからパケットデータを受け取った場合には、フィルタ部400を有するPHY40aのみが通常駆動モードへ切り替わってフィルタリング処理を行う。そして、フィルタ部400が、そのパケットデータが不要であると判断した場合には、これを破棄し、PHY40aは再び省電力モードへ切り替わる。このとき、通信I/F部26aのPHY40aのみが通常駆動モードに切り替えられるだけであるから、MAC42aが省電力モードで維持される分だけ、上述した第1実施形態よりも更なる省電力化が可能となる。
上述した実施形態は次のような変形が可能である。
上述した実施形態では、TCP(UDP)/IPのプロトコルの場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の階層に分けられたプロトコル構造であれば、何れのプロトコルでもよい。
上述した実施形態では、TCP(UDP)/IPのプロトコルの場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の階層に分けられたプロトコル構造であれば、何れのプロトコルでもよい。
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態における図4および図6に示すフィルタリング処理を次のような手順で行ってもよい。まず、フィルタ部は、条件記憶部から受信対象プロトコル情報(図3参照)を読み込み、パケットデータが受信対象のプロトコルのパケットデータであるか否かを判定して、処理対象外のパケットを破棄する。次いで、フィルタ部は、条件記憶部から受信対象外プロトコル情報を読み込み、入力したパケットデータが受信対象外のプロトコルのパケットデータであるか否かを判定して受信対象のパケットデータを抽出する。つまり、図4においては、ステップSA2とステップSA3との処理順序を逆とし、図6においてはステップSB2とステップSB3との処理順序を逆とするものとしてもよい。
また、省電力モードとは、所定量の電力によって動作する通常駆動モードよりも少ない電力によって動作する動作モードであればよい。画像形成装置の機種や装置メーカによっては、「スリープモード」とか「スタンバイモード」などというような様々な動作モードが用意されているが、これらはいずれも本発明における第2の動作モード、つまり省電力モードに含まれるものである。
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態においては、受信対象および受信対象外のプロトコルに関する情報は、管理テーブルに予め記述されている例を説明した。しかし、これに限らず、管理テーブルが示す内容を表示部28の図示せぬ条件登録入力画面に表示させると共に、ユーザがその条件登録入力画面に対して操作入力部30から受信対象及び受信対象外のプロトコルを示す情報を入力することにより、受信対象プロトコル情報及び受信対象外プロトコル情報を登録してもよい。また、ユーザは有効にするアプリケーションやプロトコルを設定するのみで、装置制御部20の判断で受信対象及び受信対象外のプロトコルを自動登録する構成としてもよい。
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態においては、管理テーブルには受信対象および受信対象外のプロトコルに関する情報が記述されていた。しかし、これに限らず、受信対象のプロトコルに関する情報のみが記述されていてもよいし、受信対象外のプロトコルに関する情報のみが記述されていてもよい。このようにすれば、条件記憶部に記憶されるべきプロトコル情報を少なくすることができ、条件設定の簡素化や、条件を記憶するのに要する記憶領域を削減することができる。
10,10a…画像形成装置、12…ネットワーク、20…装置制御部、22…画像入力部、24…画像出力部、26,26a…通信I/F部、32…電力供給制御部、40,40a…PHY、42,42a…MAC、400,420…フィルタ部,402,422…条件記憶部、424…レジスタ、44…通信制御部。
Claims (4)
- ネットワークに接続されて当該ネットワークと電気信号の遣り取りを行い、当該ネットワークから受け取った電気信号をデジタルデータに変換して出力する第1の処理手段と、前記第1の処理手段によって出力されるデジタルデータからパケット単位のパケットデータを特定し、特定したパケットデータの中から予め記憶した条件に合致するパケットデータを抽出して出力する第2の処理手段とを含む通信手段と、
前記第2の処理手段によって出力されるパケットデータを用いて、プログラムに記述された手順に従って処理を実行する制御手段と、
第1の動作モードにおいて、前記第1の処理手段、前記第2の処理手段又は前記制御手段に対して所定量の電力を供給する一方、第2の動作モードにおいて、前記第1の処理手段、前記第2の処理手段又は前記制御手段に対して、前記第1の動作モードにおける電力よりも少ない電力を供給する電力供給制御手段と
を備え、
前記通信手段は、前記電力供給制御手段によって前記第2の動作モードにおける電力が供給されている場合に、前記第1の処理手段が前記ネットワークから電気信号を受け取ると、前記第1の処理手段及び前記第2の処理手段に対する電力供給を、前記第2の動作モードにおける電力供給から前記第1の動作モードにおける電力供給へと切り替えるように前記電力供給制御手段に指示し、
前記第2の処理手段は、前記電力供給制御手段によって前記第2の動作モードにおける電力供給から前記第1の動作モードにおける電力供給へと切り替えられた後に、前記特定したパケットデータの中から予め記憶した条件に合致するパケットデータが抽出された場合には、前記制御手段に対する電力供給を、前記第2の動作モードにおける電力供給から前記第1の動作モードにおける電力供給へと切り替えるように前記電力供給制御手段に指示する一方、前記特定したパケットデータの中から予め記憶した条件に合致するパケットデータが抽出されない場合には、前記第1の処理手段及び前記第2の処理手段に対する電力供給を、前記第1の動作モードにおける電力供給から前記第2の動作モードにおける電力供給へと切り替えるように前記電力供給制御手段に指示する
ことを特徴とする情報処理装置。 - ネットワークに接続されて当該ネットワークと電気信号の遣り取りを行い、当該ネットワークから受け取った電気信号をデジタルデータに変換し、当該デジタルデータからパケット単位のパケットデータを特定し、特定したパケットデータの中から予め記憶した条件に合致するパケットデータを抽出して出力する第1の処理手段と、前記第1の処理手段によって出力されるパケットデータを出力する第2の処理手段とを含む通信手段と、
前記第2の処理手段によって出力されるパケットデータを用いて、プログラムに記述された手順に従って処理を実行する制御手段と、
第1の動作モードにおいては、前記第1の処理手段、前記第2の処理手段又は前記制御手段に対して所定量の電力を供給する一方、第2の動作モードにおいては、前記第1の処理手段、前記第2の処理手段又は前記制御手段に対して、前記第1の動作モードにおける電力よりも少ない電力を供給する電力供給制御手段とを備え、
前記通信手段は、前記電力供給制御手段によって前記第2の動作モードにおける電力が供給されている場合に、前記第1の処理手段が前記ネットワークから電気信号を受け取ると、当該第1の処理手段に対する電力供給を、前記第2の動作モードにおける電力供給から前記第1の動作モードにおける電力供給へと切り替えるように前記電力供給制御手段に指示し、
前記第1の処理手段は、前記電力供給制御手段によって前記第2の動作モードにおける電力供給から前記第1の動作モードにおける電力供給へと切り替えられた後に、前記特定したパケットデータの中から予め記憶した条件に合致するパケットデータが抽出された場合には、前記第2の処理手段及び前記制御手段に対する電力供給を、前記第2の動作モードにおける電力供給から前記第1の動作モードにおける電力供給へと切り替えるように前記電力供給制御手段に指示する一方、前記特定したパケットデータの中から予め記憶した条件に合致するパケットデータが抽出されない場合には、当該第1の処理手段に対する電力供給を、前記第1の動作モードにおける電力供給から前記第2の動作モードにおける電力供給へと切り替えるように前記電力供給制御手段に指示する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記条件は、TCP(Transmission Control Protocol)またはUDP(User Datagram Protocol)に準拠したアプリケーション層のプロトコルに基づいて決められている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 前記第1の処理手段は物理層に関する処理を行い、前記第2の処理手段はデータリンク層の下位副層に関する処理を行う
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006304490A JP2008123128A (ja) | 2006-11-09 | 2006-11-09 | 情報処理装置 |
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