JP5515615B2 - キャリア除去装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子写真プロセスにより画像を形成する画像形成装置に関し、特に、該画像形成装置の像担持体からキャリアを除去するキャリア除去装置に関する。
電子写真プロセスでは、感光体等の像担持体上に形成された静電潜像をトナーで現像し、現像により形成されたトナー像を記録材に転写することにより画像が形成される。
静電潜像を現像する現像方式としては、トナーとキャリアを有する二成分現像剤で現像する二成分現像方式と、トナーを有しキャリアを持たない一成分現像剤で現像を行う一成分現像方式とがある。
二成分現像方式は、階調性に優れる、高画像度であるなどの点で優れており、広く用いられている。
二成分現像方式においては、キャリアが像担持体に付着するという問題がある。像担持体に付着したキャリアはクリーニング装置のクリーニング性能を低下させるなど、画質低下の原因となる。特に、キャリア付着が発生すると、トナー像を転写する転写部において、キャリアが像担持体に押しつけられて像担持体の表面にクレータ状の盛り上がりを形成する。この盛り上がりがクリーニング装置を通過する際に、クリーニング装置を構成するクリーニングブレードを損傷し、クリーニング性能を損ねる。即ち、クリーニングブレードをトナーがすり抜けて筋状のトナーが像担持体上に残留し、次の画像形成サイクルにおいて形成される画像に筋状のムラを発生させる。
キャリア付着の問題に対する対策として、現像工程において、キャリアを像担持体に付着させない手段と、像担持体に付着したキャリアを除去する手段とがある。
前者の手段は、画像形成速度が上がると適用が困難になる。このために、後者の手段が有力である。
特許文献1では、ナイフエッジ状の電極又は円筒状の電極を感光体に対向して配置し、これら電極に対して、直流バイアスに交流バイアスを重畳した電圧を印加して感光体からキャリアを除去するキャリア回収装置が開示されている。
特開昭61−200561号公報
特許文献1のキャリア回収装置では、キャリアを感光体から引き離す最も強い電界が、ナイフエッジの先端で形成される線又は円筒表面の感光体に最も接近した線状部によって形成され、この線から外れた領域では電界が急激に低下する。したがって、極狭い部分ではキャリア除去性能が高いが、該部分以外ではキャリアを除去性能が急激に低下し全体として十分なキャリア除去性能が得難い。
また、特許文献1では、感光体から引き離されたキャリアは電極に付着するが、電極に付着したキャリアは電極の表面に蓄積する。そして蓄積したキャリアが感光体に再付着する。特に、除去効果を高めるために電界強度上げる場合、特許文献1ではキャリア除去領域が狭いために、強い電界を形成することが必要になり、強すぎる電界によるキャリア再付着が発生する。
このようにして、特許文献1のキャリア回収装置では、感光体からキャリアを十分に除去することが困難である。また、キャリア回収装置の性能が安定しない。
本発明は像担持体からキャリアを除去する従来のキャリア回収装置における問題を解決し、十分なキャリア除去性能を有し、安定して作動するキャリア除去装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的は下記の発明により達成される。
1.像担持体に対向して配置され、キャリアが通過できる多数の開口を有する電極と、
前記電極に、前記像担持体上のキャリアを前記像担持体から引き離す電圧を前記電極に印加する電源とを有し、
前記電極は多数のワイヤからなり、前記開口は前記ワイヤ間の間隔により形成されることを特徴とするキャリア除去装置。
像担持体に対向して配置され、キャリアが通過できる多数の開口を有する電極と、
前記電極に、前記像担持体上のキャリアを前記像担持体から引き離す電圧を前記電極に印加する電源とを有し、
前記電極はメッシュからなり、前記開口は前記メッシュの格子間隔により形成され
ることを特徴とするキャリア除去装置。
.前記電極は、前記像担持体の表面に沿った表面を有することを特徴とする前記1又は2に記載のキャリア除去装置。
.前記像担持体はドラム状であり、前記電極は、前記像担持体の表面と同心円上に形成されていることを特徴とする前記1〜のいずれか1項に記載のキャリア除去装置。
.前記電極は平板状であることを特徴とする前記1〜のいずれか1項に記載のキャ
リア除去装置。
.前記像担持体の側から見て前記電極の背後に磁石が配置されたことを特徴とする前記1〜のいずれか1項に記載のキャリア除去装置。
.前記キャリア除去装置は、前記像担持体の下方に配置されるとともに、前記電極を通過し落下したキャリアを収納する容器を有することを特徴とする前記1〜のいずれか1項に記載のキャリア除去装置。
.前記電極を清掃する清掃装置を有することを特徴とする前記1〜のいずれか1項に記載のキャリア除去装置。
.トナー像を担持する前記像担持体と、キャリアとトナーを含む二成分現像剤で現像することにより前記像担持体上にトナー像を形成する現像装置と、前記像担持体の移動方向に関して前記現像装置の下流に配置され、前記1〜のいずれか1項に記載のキャリア除去装置とを有することを特徴とする画像形成装置。
本発明においては、キャリアが通過する多数の開口を有する電極にバイアス電圧を印加して、キャリアを像担持体から引き離し、除去している。
したがって、引き離されたキャリアが像担持体に再付着することがない。これにより、キャリアが像担持体から良好に除去される。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例を示す。 像担持体と電極との位置関係を示す図である。 磁石104からキャリアを除去する機構を示す図である。 電極101を構成するワイヤ又はメッシュの例を示す図である。 電極101を構成するワイヤ又はメッシュの例を示す図である。 電極101を構成するワイヤ又はメッシュの例を示す図である。 電極101を構成するワイヤ又はメッシュの例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのカラー画像形成装置の全体構成を示す図である。 キャリア除去装置が感光体の下方に配置された画像形成装置の例を示す図である。 感光体と電極との間に形成される電界の変化に対するキャリア除去後の感光体上に残留するキャリアの個数(以下キャリ付着数と言う)の関係を示す図である。 感光体と電極との間に形成される電界の変化に対するキャリア除去後の感光体上に残留するキャリアの個数(以下キャリ付着数と言う)の関係を示す図である。
以下、本発明を本発明の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例を示す。像担持体としてのドラム状の感光体1の周囲に帯電装置2と、露光装置3と、現像装置4と、転写装置5と、クリーニング装置6とが配置される。転写装置5は感光体1上のトナー像を中間転写体7に転写する。露光装置3は画像データに基づいて発光する光源を有し、感光体1を走査露光する。現像装置4はトナーとキャリアとを有する二成分現像剤を用い、二成分現像方式により静電潜像を現像し、トナー像を形成する。
感光体1が矢印で示す方向W1に回転し、中間転写体7が矢印で示す下向きの方向W2に移動することにより画像形成が行われる。
帯電装置2による帯電と、露光装置3による像露光とにより感光体1上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像が現像装置4により現像されて感光体1上にトナー像が形成される。感光体1上のトナー像は転写装置5により中間転写体7に転写される。
中間転写体7上のトナー像は図示しない転写装置により記録材に転写され。記録材上のトナー像が図示しない定着装置により定着される。
画像形成装置は感光体1上のキャリアを除去するキャリア除去装置10を有する。キャリア除去装置10は感光体1の表面の移動方向に関して、現像装置4の下流、且つ、転写装置5の上流に配置される。
図1、2により本発明の実施の形態に係るキャリア除去装置10を説明する。図2は像担持体と電極との位置関係を示す図である。
キャリア除去装置10は、電極101と、ハウジング102と、電源103と、磁石104とを有する。電極101はワイヤ又はメッシュからなり図2に示すように、感光体1の表面に対して間隔Daを隔てて配置される。電極101はキャリアの通過が可能な多数の開口を有する。
図2では、ワイヤ又はメッシュの格子が101aで示され、格子101a間の間隔である格子間隔が101bで示されている。格子間隔101bは電極101の開口を形成し、この開口をキャリアCが通過する。格子間隔101bの長さを電極開口径Dbと言う。
電極101には電源103により、キャリアCを引き寄せる電気力を発生するようにバイアス電圧が印加される。バイアス電圧は、直流電圧又は直流電圧に交流電圧が重畳された電圧からなる。電極101とドラム基板が接地された感光体1との間に、前記バイアス電圧により、電界が形成される。負帯電トナーと正帯電キャリアとを用いる実施の形態では、電源103は電極101に負の直流電圧又は負の直流電圧に交流電圧が重畳された電圧を印加し、正帯電したキャリアCを感光体1から吸引し引き離す。直流電圧に交流電圧が重畳された電圧により、キャリアを振動させる電界が形成されてキャリアCが感光体1から離れやすくなり、キャリアCが感光体1から良好に除去される。ハウジング102は導電性板部材からなり電極101と同電位に保持されている。
感光体1の表面と電極101の表面(感光体1に対向する面)間の間隔Daは0.5mm〜1.5mm程度が望ましい。
電極開口径Dbは、キャリアCが開口を通過できるような大きさに設定される。電極開口径Dbが大きすぎると、電極101と感光体1とにより形成される電界が弱くなりキャリア感光体1上に残留する場合がある。
電極開口径Dbは、キャリアCの体積平均粒径の2倍以上、且つ、間隔Da以下であることが好ましい。
キャリアとしては体積平均粒径が10〜60μmのものが用いられる。ここに、体積平均粒径は、湿式分散器を備えたレーザー回折式粒度分析装置「HELOS」(シンパテック株式会社製)により測定される体積基準の平均粒径である。また、ワイヤ又はメッシュの格子の太さはキャリアの定積平均粒径の3倍以下が好ましい。
さらに、感光体1の移動方向に沿っての電極101の長さ、即ち、電極101の幅は、キャリアの除去機能を高めるには大きいほど良く、画像形成装置を構成する他の部品との関係で決定される。
電極101は、感光体1の表面に沿った表面を有する。電極101を構成するワイヤ又はメッシュは微視的には、凹凸を有するが、電極101の表面とは、図2に示すように、格子101aの頂部を結ぶ接線101cを電極101の表面と言う。ドラム状の感光体1の表面に沿った表面を有する電極101は、好ましくは、図1に示すように、感光体1の表面の同心円1a上に電極101を構成する格子を設置することにより実現される。
電極101が感光体1の表面に沿った表面を有するので、電極101と感光体1との間の間隔Daが電極101の全領域に亘って均等になり、電極101がその全領域に亘り均一な電界を形成し、この電界によりキャリアCが感光体1から引き離される。
感光体1上のキャリアCは電極101により形成される電界により感光体1から引き離され、電極開口である格子間隔101bをすり抜ける。磁石104は感光体1側から見て電極101の背後に配置されており、格子間隔101bをすり抜けたキャリアCは磁石104に磁気吸引されて付着し除去される。
なお、電極101の形状としては、感光体1の表面に沿った形状が好ましいが、図2における直線101cが厳密に感光体1の表面に平行である必要はなく、ドラム状の感光体1に対して、平板状の電極を対向させても十分なキャリア除去効果をうることができる。
図3は磁石104からキャリアを除去する機構を示す。
磁石104はゴムに粉体磁石が分散されたゴム磁石の無端ベルトからなり、2個の106に張架されている。磁石104を矢印で示す幅方向W4のように移動させ、ブレード105で磁石104上のキャリアを掻き取ることにより、キャリアが磁石104から除去される。なお、幅方向W4は、図1における感光体1が移動する方向W1に直角な方向である。
図4は電極101を構成するワイヤ又はメッシュの例を示す。
図4(a)は複数本のワイヤ101wで電極101を構成した例である。図4(b)〜(d)は、電極101をメッシュ101mで構成した例を示す。図4(b)のメッシュ101mは幅方向W4に対して45°傾斜した格子からなる。図4(c)のメッシュ101mは幅方向W4に対して0°の格子と90°の格子とからなる。図4(d)のメッシュ101mは幅方向W4に対して0°の格子と傾斜した格子とからなる。図4(d)では、幅方向W4に対して0°の格子間の間隔である電極開口径Db1に対して、幅方向W4に対して傾斜した格子の間隔である電極開口径Db2が狭く形成されている。
図4(b)と図4(d)とに示す電極101のメッシュ101mは幅方向W4に対して傾斜した格子を有する。図4(b)、図4(d)の場合、感光体1は図1の方向W1のように移動する際に幅方向W4には均一な電界の作用を受ける。したがって、感光体1上に存在するキャリアの全てに対して一様に、キャリアを感光体から引き離す電気力が作用し、感光体1が均一にクリーニングされる。
図5〜7は電極101の清掃装置を示す。
図5において、電極101は感光体1の両端部に設けられた支持腕110a、110bに掛け渡されている。11は電極101を清掃する清掃装置である。清掃装置11は、図7に示すように、ブラシ111と、ファンを有する吸引装置112と、ハウジング113とで構成される。ブラシ111が電極101に付着しているトナーを掻き取り、吸引装置112が掻き取られたトナーを吸引し回収する。
図5(a)は、画像形成時の状態を示し、電極101は方向W1に移動する感光体1からキャリアを除去する。図5(b)は電極101を清掃する時の状態を示す。図5(b)では、電極101は支持部材110aと支持部材110bとの間でゆるめられて、感光体1と電極101との間の間隔が広げられる。清掃装置11が広げられた間隔において幅方向W4に移動可能になる。
図5(b)の状態で清掃装置11を幅方向W4に移動させることにより、電極101が清掃される。
電極101の清掃は、所定枚数の画像形成毎のように定期的に、画像形成の開始時に、画像形成装置のメインスイッチのオン時等に行われる。
図6は、電極101の清掃機構の他の例を示す。図6では、電極101は幅方向W4に移動可能な支持腕110に掛け渡されている。清掃装置11は固定の支持腕114に支持されている。
画像形成時には、電極101と支持腕110とは点線で示す位置に設定されており、W1方向に移動する感光体からキャリアを除去する。清掃時には、支持腕110が幅方向W4に移動して、例えば、実線で示す位置に移動する。この移動によって、清掃装置11と電極101とが相対的に移動し、電極101が清掃される。
図8は本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのカラー画像形成装置の全体構成を示す図である。カラー画像形成装置は、イエロートナー像を形成する画像形成部Yと、マゼンタトナー像を形成する画像形成部Mと、シアントナー像を形成する画像形成部Cと、黒トナー像を形成する画像形成部Kを有する。
画像形成部Yは感光体1Yと、帯電装置2Yと、露光装置3Yと、現像装置4Yと、一次転写装置5Yと、クリーニング装置6Yと、キャリア除去装置10Yとを有する。画像形成部Mは感光体1Mと、帯電装置2Mと、露光装置3Mと、現像装置4Mと、一次転写装置5Mと、クリーニング装置6Mと、キャリア除去装置10Mとを有する。画像形成部Cは感光体1Cと、帯電装置2Cと、露光装置3Cと、現像装置4Cと、一次転写装置5Cと、クリーニング装置6Cと、キャリア除去装置10Cとを有する。画像形成部Kは感光体1Kと、帯電装置2Kと、露光装置3Kと、現像装置4Kと、一次転写装置5Kと、クリーニング装置6Kと、キャリア除去装置10Kとを有する。
7は画像形成部Y、M、C、Kに対向して配置されたエンドレスベルト状の中間転写体であり、複数のローラRに張架されている。
記録材Pは給紙トレイ20に収納されており、給紙ローラ21により1枚ずつ送り出され、複数の搬送ローラ22とレジストローラ23とにより、転写位置に搬送される。12は転写バイアスが印加される二次転写装置、24はトナー像を加熱定着する定着装置、25は排紙ローラ、26は排紙トレイである。
画像形成部Yにおいて形成されたイエロートナー像は一次転写装置5Yにより中間転写体7に転写され、画像形成部Mにおいて形成されたマゼンタトナー像は一次転写装置5Mにより中間転写体7に転写され、画像形成部Cにおいて形成されたシアントナー像は一次転写装置5Cにより中間転写体7に転写され、画像形成部Kにおいて形成された黒トナー像は一次転写装置5Kにより中間転写体7に転写される。これらのトナー像は中間転写体7上で重ね合わされてカラートナーを形成する。
中間転写体7上のカラートナー像は転写位置において、二次転写装置12により記録材Pに転写される。
カラートナー像は定着装置24により加熱され、記録材Pに定着される。定着処理された記録材Pは排紙ローラ25により排紙トレイ26上に排出される。
カラートナー像の転写後の中間転写体7はクリーニング装置13によりクリーニングされる。
各画像形成部は感光体からキャリアを除去するキャリア除去装置を有する。即ち、画像形成部Yはキャリア除去装置10Yを、画像形成部Mはキャリア除去装置10Mを、画像形成部Cはキャリア除去装置10Cを、画像形成部Kはキャリア除去装置10Kをそれぞれ有する。
キャリア除去装置10Y、10M、10C、10Kはそれぞれ図1〜3に示し、前記に説明した構造と機能とを有し、感光体1Y、1M、1C、1Kからキャリアを除去する。
図9はキャリア除去装置が感光体の下方に配置された画像形成装置の例を示す。
図1と同一の部品は同一の符号で示されている。
本実施の形態では、キャリア除去装置10が感光体1の下方に配置されている。このような配置では、電極101により感光体1から吸引されたキャリアが重力の作用で、電極101の電極開口径をすり抜けキャリアを収納する容器としてのハウジング102に落下し収納される。したがって、図1に示した磁石104は、必ずしも必要ではない。なお、図9に示すキャリア除去装置に図1の磁石104を設けることにより、キャリアをより効果的に除去することが可能となり、キャリアを除去する電極の汚れを抑制することが可能となる。
○実施例1、2に共通の条件
<電極条件>
・図4(a)に示す多数のワイヤ101wからなる電極
・ワイヤ〜感光体間間隔Da : 1.0mm
・電極開口径Db : 1.0mm
・電極幅(電極の幅方向W4長さ): 350mm
・ワイヤ数 :10本(設置範囲:9mm)
・ワイヤ直径 : 60μm
・材質 : タングステン
・ワイヤ張力 : 4N
・ワイヤ印加電圧 : DC −1000V
AC 振幅 : 2.5kVpp
周波数 : 5kHz
Duty :30%
(キャリアを除去する方向の電圧印加時間が70%)
<感光体条件>
・感光体直径 : 60mm
・感光体背景部電位V0 : −600V
・感光体ベタ露光部電位Vi : −50V
<その他の条件>
・トナー径 :6.5μm(体積平均粒径)
・キャリア径 : 33μm(体積平均粒径)
・トナー濃度 : 7質量%
・現像器中現像剤量 : 1000g
・正転現像
実施例1 :図1に示す画像形成装置を用いた。
・材質 : ネオジウム系ラバー磁石
・厚み : 2.0mm
・磁束密度 : 150mT
・ワイヤマグネット間距離 : 1mm
○実施例2 :図9に示す画像形成装置を用いた。
磁石を具備しはい他は実施例1と同一条件
○比較例
特許文献1の図2に示されたキャリア回収装置、即ち、固定の磁石ロールと回転スリーブを有し、回転スリーブに直流電圧に交流電圧が重畳されたバイアス電圧を印加した下記条件のキャリア回収装置を用いた。
・回転スリーブ〜感光体隙間 : 0.3mm
・長手方向長さ : 350mm
・回転スリーブ外径 : 18φ
・磁石ロールの主極磁束密度 : 130mT
・印加電圧 : DC −800V
AC 振幅 : 0.8kVpp
周波数 : 5kHz
Duty :30%
(キャリアを除去する方向の電圧印加時間が70%)
<感光体条件>
・感光体直径 : 60mm
・感光体背景部電位V0 : −600V
・感光体ベタ露光部電位Vi : −50V
<その他の条件>
・トナー径 : 6.5μm
・キャリア径 : 33μm
・トナー濃度 : 7質量%
・現像器中現像剤量 : 1000g
・正転現像
(評価)
・線速を変えて、付着キャリア除去後の、カブリマージンに対する感光体上キャリア付着数を評価した。
※本実施例及び比較例では、
(カブリマージン)=|(感光体背景部電位)−(現像DCバイアス)|
である。
キャリア付着個数が、感光体上18×297mmの範囲で5個以下なら良好である。
評価結果を表1に示す。
尚、カブリマージンは画像形成時に通常100〜150Vに設定するが、現像剤の状態によってそれ以上の値に設定することがある。カブリマージンを150Vより大きい値に設定しなければならない現像剤状態は、現像剤の耐久劣化や高温高湿環境によってトナー帯電量が低下した状態や、低カバレッジ印字後の高カバレッジ印字による帯電不良トナーが増加した状態である。この時、背景部へのトナーのかぶりが発生し易いため、カブリマージンを大きく設定する必要がある。
Figure 0005515615
表1から次のことが分かる。
(1)比較例では、キャリア除去領域が狭いために、線速が上がるとカブリマージンの大きい時にキャリア付着数が不良レベルになった。
(2)実施例1、2では何れも常に良好であった。
(3)高線速でカブリマージン300Vの時は、比較的高磁力のマグネットを用いた実施例1の方が、実施例2より更にキャリア除去効率が良好であった。
実施例1、2と比較例とに関して、感光体と電極との間に形成される電界の変化に対する、キャリア除去後の感光体上に残留するキャリアの個数(以下キャリ付着数と言う)の関係を図10、11に示す。図10、11は次のことを示している。
(4)比較例に対して実施例1、2は広い電界の範囲で極めて高いキャリア除去性能を示した。このことは、電極と感光体との間の距離が変動しても実施例1,2では高いキャリア除去性能を有することを意味しており、キャリア除去装置の設計における自由度が格段に増すとともに、安定したキャリア除去性能が実施例1、2では得られたことを示す。
(5)比較例では、線速(感光体の移動速度)を600mm/sから900mm/sに上げると、キャリア除去性能が大きく低下したが、実施例1,2では線速変化に対するキャリア除去性能の変化がほとんどなかった。
(6)図10、11において、実施例1,2、比較例ともに、低電界下、高電界下でキャリア除去性能が低下している。これは次のような現象によるものと考えられる。
低電界下ではキャリアを感光体から引き離す力が弱いために、キャリア除去性能が低い。高電界下では、電極等のキャリア回収部材に付着したキャリアが連なって形成したチェーンが長くなり、チェーンの感光体側末端部が逆帯電(負帯電)し、感光体側に移動し感光体に再付着する。即ち、高電界側でもキャリア除去性が低くなる。
1、1Y、1M、1C、1K 感光体
2、2Y、2M、2C、2K 帯電装置
3、3Y、3M、3C、3K 露光装置
4、4Y、4M、4C、4K 現像装置
5 転写装置
6、6Y、6M、6C、6K クリーニング装置
7 中間転写体
10、10Y、10M、10C、10K キャリア除去装置
101 電極
102 ハウジング
103 電源
104 磁石
Da 間隔
Db 電極開口径

Claims (9)

  1. 像担持体に対向して配置され、キャリアが通過できる多数の開口を有する電極と、
    前記電極に、前記像担持体上のキャリアを前記像担持体から引き離す電圧を前記電極に印加する電源とを有し
    前記電極は多数のワイヤからなり、前記開口は前記ワイヤ間の間隔により形成されることを特徴とするキャリア除去装置。
  2. 像担持体に対向して配置され、キャリアが通過できる多数の開口を有する電極と、
    前記電極に、前記像担持体上のキャリアを前記像担持体から引き離す電圧を前記電極に印加する電源とを有し
    前記電極はメッシュからなり、前記開口は前記メッシュの格子間隔により形成されることを特徴とするキャリア除去装置。
  3. 前記電極は、前記像担持体の表面に沿った表面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のキャリア除去装置。
  4. 前記像担持体はドラム状であり、前記電極は、前記像担持体の表面と同心円上に形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のキャリア除去装置。
  5. 前記電極は平板状であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のキャリア除去装置。
  6. 前記像担持体の側から見て前記電極の背後に磁石が配置されたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のキャリア除去装置。
  7. 前記キャリア除去装置は、前記像担持体の下方に配置されるとともに、前記電極を通過し落下したキャリアを収納する容器を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のキャリア除去装置。
  8. 前記電極を清掃する清掃装置を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のキャリア除去装置。
  9. トナー像を担持する前記像担持体と、キャリアとトナーを含む二成分現像剤で現像することにより前記像担持体上にトナー像を形成する現像装置と、前記像担持体の移動方向に関して前記現像装置の下流に配置され、請求項1〜のいずれか1項に記載のキャリア除去装置とを有することを特徴とする画像形成装置。
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