JP2008262111A - グリッド電極・スコロトロン帯電装置・プロセスカートリッジ・画像形成装置 - Google Patents

グリッド電極・スコロトロン帯電装置・プロセスカートリッジ・画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】良好な電位制御性を得ることができるとともに、清掃部材による均一な清掃が可能であり、生産性にも優れたグリッド電極を提供する。
【解決手段】チャージワイヤに対向して配置されるグリッド電極は、平板状部材に複数の開口部231を有する構成を有し、複数の開口部の長手方向にのみ直線状のパターン線232を有し、パターン線232の短手方向の間隔が一定であり、パターン線232の短手方向の線幅をH、パターン線間隔をPとしたとき、{P/(P+H)}×100で表されるグリッド電極の開口率が80%〜87.5%である。
【選択図】図5

Description

本発明は、グリッド電極、該グリッド電極を有するスコロトロン帯電装置、該スコロトロン帯電装置を一体に備えたプロセスカートリッジ、該スコロトロン帯電装置を有し又は該プロセスカートリッジを着脱自在な複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ、これらのうち少なくとも1つを備えた複合機等の画像形成装置に関する。
電子写真方式の複写機やレーザープリンタ等の画像形成装置では、感光体表面を均一に帯電する手段として、シールドケース内に感光体表面に所定の間隔を保って配置されるチャージワイヤと、開口パターンを有した平板状から成りチャージワイヤよりも感光体に近接して配置されるグリッド電極とを備えたスコロトロン帯電装置が知られている。
チャージワイヤに高電圧をかけることでコロナ放電を発生させ、感光体表面をグリッド電極とほぼ同電位で帯電させることができる。
感光体表面をより均一に帯電させ、感光体電位を良好に制御するための例としては特許文献1が挙げられる。
電位制御性を良好にするためには、感光体移動ライン上における開口パターンの間隔が均一であることが望ましい。開口パターンの間隔が均一であると、グリッド電極の制御性能が良好となり、画像ムラとなる輝点放電の発生を抑制できる。
特許文献1ではその図4、6に示されるように、1つの開口を細長い六角形とし、これを千鳥状に配列し全体として網目状ないしハニカム状の開口パターンとして、開口パターンの間隔の均一性を確保するとともに、グリッド電極の機械的強度を確保している。
この種のグリッド電極では、放電生成物等により電極が経時的に汚れて帯電性能が低下することを防止するために、感光体の移動方向と直交する方向(チャージワイヤの長手方向)に清掃部材を移動させて電極を清掃することが行われているが、清掃部材との接触抵抗による強度低下を確保するために、上記のような開口パターンを採っている。
また、毛状の清掃部材が開口端縁に引っ掛かって切断され、これが脱落することによって画質欠陥が生じることを防止するために、開口角部を円弧形状にするなどの工夫もなされている(特許文献1の図8参照)。
特開2005−338797号公報 特開2000−330361公報 特公昭61−24710号公報 特開昭61−88282号公報 実公平4−53650号公報
特許文献1では、引っ掛かりによる清掃部材の脱落は発生しないものの、グリッドパターンの一部が清掃部材移動方向と交差する(引っ掛かる)形状を有しているため、該部位において清掃部材が均一に当らず清掃ムラや清掃不良が発生するという問題がある。
このため清掃を繰り返すと、清掃ムラ部や清掃不良部において感光体電位が低下し、この部分に画像ムラが発生してしまう虞がある。一般的に帯電装置はメンテナンス部品であり、一定枚数の出力後に交換されるが、グリッド電極の清掃ムラや清掃不良を防止し、帯電性能の均一性を維持して帯電装置の寿命を延ばすことは経済的、環境的に大変重要である。
また、感光体電位制御性をさらに良好にするためには感光体とグリッド電極の間隔を、グリッド電極短手方向全体において、均一にすることが望ましい。感光体が平坦なベルト形状である場合、グリッド電極の形状が特許文献1の図6、7、8に示すような形状であっても問題はない。
しかしながら、感光体の多くはドラム形状であり、グリッド電極の形状が特許文献1の図6、7、8に示すような形状の場合、ドラム形状の曲率に沿ってグリッド電極を配置することは難しい。すなわち、一般的にグリッド電極は長手両端部から別部材により引っ張ることで配置されるが、パターン形状が多数の六角形で構成される場合、ドラム曲率に沿って配置しようとすると、グリッド電極中央部では張力が均等に伝わらず、円弧形状にならない。
曲率に沿って配置できない場合はグリッド電極を平面で配置するが、最も感光体ドラムと接近している部分はグリッド電極短手方向中央部だけであり、グリッド電極短手方向両端部では中央部よりも離れる位置に配置されため、両端部では電位制御性が極端に悪化してしまう(図6参照)。
特許文献2では感光体ドラムの曲率に沿ってグリッド電極を配置しているが、グリッド電極、パターンに関する記述はなく、電位制御性や帯電ムラに対しての良好なパターン形態は示されていない。
特許文献3には、円筒状部材に導電性細線を巻き付け、円筒状部材の外面に形成された溝に樹脂を充填し、導電性細線の両端を樹脂で固定してグリッド電極を形成する方法が開示されているが、導電性細線を均等間隔で巻き付ける作業を要するため、生産性が高いとは言い難い。また、このようにして生産されたグリッド電極は感光体ドラムの曲率に沿って配置することは困難である。
本発明は、良好な電位制御性を得ることができるとともに、清掃部材による均一な清掃が可能であり、生産性にも優れたグリッド電極、該グリッド電極を有するスコロトロン帯電装置、該スコロトロン帯電装置を一体に備えたプロセスカートリッジ、該スコロトロン帯電装置を有し又は該プロセスカートリッジを着脱自在な画像形成装置の提供を、その目的とする。
特許文献1では、開口パターン(電極パターン)を網目状として機械的強度を確保することにウエートが置かれており、それ故に感光体ドラムの曲率に沿った配置が困難であるという副作用があるが、清掃部材との接触抵抗を極力少なくするようにすれば機械的強度にウエートを置いた開口パターンとする必要はない。
すなわち、複数の開口間のリブ(パターン線)を清掃部材の移動方向に沿った形状とすれば接触抵抗は極めて少なく、清掃部材の移動方向に対して交差する形状が存在しないので、引っ掛かりもなく清掃も均一になされ、感光体ドラムの曲率に沿って配置しても電極全面において張力の均等性が得られる。また、一定形状のパターン形成により、生産性にも優れる。
本発明はこのような着眼の下に創案されたものである。
具体的には、請求項1記載の発明では、チャージワイヤに対向して配置され、薄肉の平板状部材に複数の開口部を有するグリッド電極であって、前記複数の開口部の長手方向にのみ直線状のパターン線を有し、前記パターン線の短手方向の間隔が一定であることを特徴とする。
ここでは特に、グリッド電極の電位制御性を向上させることを目的とする。
請求項2記載の発明では、請求項1記載のグリッド電極において、
前記パターン線の短手方向の線幅をH、パターン線間隔をPとしたとき、{P/(P+H)}×100で表されるグリッド電極の開口率が80%〜87.5%であることを特徴とする。
ここでは、更にグリッド電極の電位制御性を向上させることを目的とする。
請求項3記載の発明では、請求項2記載のグリッド電極において、グリッド電極の板厚tは、
t≦H
を満たすことを特徴とする。
ここでは特に、ドラム形状の被帯電体の曲率に沿った一定間隔でグリッド電極を配置し、電位制御性を向上させることを目的とする。
請求項4記載の発明では、スコロトロン帯電装置において、シールドケースと、該シールドケース内の長手方向に張られたチャージワイヤと、請求項1〜3のいずれか1つに記載のグリッド電極とを備えることを特徴とする。
ここでは特に、被帯電体をムラ無く帯電させることことを目的とする。
請求項5記載の発明では、請求項4記載のスコロトロン帯電装置において、グリッド電極の長手方向に移動しながら該グリッド電極を清掃する清掃手段を備えたことを特徴とする。
ここでは特に、経時においても安定した帯電性能を維持させ、帯電装置の寿命を延ばすことを目的とする。
請求項6記載の発明では、画像形成装置において、請求項4又は5記載のスコロトロン帯電装置を備えたことを特徴とする。
ここでは特に、画像ムラレベルが経時においても良好である画像形成装置を提供することことを目的とする。
請求項7記載の発明では、プロセスカートリッジにおいて、少なくとも請求項4又は5記載のスコロトロン帯電装置と、感光体とを一体的に備え、画像形成装置に着脱可能であることを特徴とする。
ここでは特に、メンテナンス性を向上させサービス性を向上することを目的とする。
本発明によれば、グリッド電極開口部の長手方向にのみ直線状のパターン線を有し、パターン線間の短手方向のピッチが一定であることで、放電分布が均一となり、電位制御性が良好となる。
また、一定のパターン形成によりグリッド電極を作製できるので、生産性の向上を図ることができる。
グリッド電極の開口率を80%〜87.5%とすることで、電位制御性が更に良好となる。
グリッド電極の板厚tとパターン線幅Hの関係をt≦Hとし、開口部の長手方向にのみ直線状のパターン線を有することで、グリッド電極全体を同一曲面状に変形させることが可能になり、ドラム形状の被帯電体の曲率に沿った一定間隔でグリッド電極を配置することができる。これにより電位制御性が大幅に向上する。
長手方向にのみ直線状のパターン線を有するグリッドのため、清掃部材のグリッドパターンへの引っ掛り、清掃ムラ、清掃不良がなくなる。このため経時においても良好な清掃性能を維持することができ、良好な帯電性能を維持できるため、帯電装置の寿命が向上する。
経時においても帯電性能が良好なため、画像ムラレベルが経時においても良好となる。
また、ユーザによるメンテナンスが容易になりサービス性が大幅に向上する。
以下、本発明の一実施形態を、図1乃至図5を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示した図である。ここではフルカラー複写機を例に挙げて説明する。画像形成装置100は画像形成部300、給紙部200、原稿読み取り部400、原稿搬送部500からなる。画像形成部300は、画像形成ユニット10、露光装置3、転写装置5、定着装置7からなる。
画像形成ユニット10は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の3色のトナー像を形成する3つのプロセスカートリッジ10C、ブラック(K)のトナー像を形成するプロセスカートリッジ10Kを並列して備える。
各プロセスカートリッジ10C、10Kの中央には、それぞれ感光体1Y、1C、1M、1Kが備えられ、その周囲に、帯電装置2、現像装置4、クリーニング装置6が備えられている。
露光装置3は、原稿読み取り部400で読み取ったデータ、又は図示しないPC等外部より送られた画像信号を変換し、ポリゴンモータでレーザー光をスキャンさせ、ミラーを通して読み取られた画像信号を基に感光体1上に静電潜像を形成する。
転写装置5は、各感光体1上に形成されたトナー像を順次重ね合わせて保持する無端ベルト状の中間転写ベルト50を含んで構成されており、中間転写ベルト50上に形成されたカラートナー像を記録紙に転写する構成となっている。
中間転写ベルト50は、ベース層を、例えばフッ素樹脂や帆布などの伸びにくい材料で作り、その上に弾性層を設けてなる。弾性層は、例えばフッ素ゴムやアクリロニトリル−ブタジェン共重合ゴムなどでつくる。その弾性層の表面は、例えばフッ素系樹脂をコーティングして平滑性のよいコート層で被ってなる。そして、複数の支持ローラに掛け回して時計回りに回転搬送可能となっている。また、画像転写後に中間転写ベルト50上に残留する残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーニング装置53が設けられている。
この他、転写搬送ベルトによって記録紙を搬送し、各感光体1上に形成されたトナー像を直接記録紙に転写する構成であってもよい。
中間転写ベルト50を挟んで感光体1に対向する位置には、1次転写手段(ここではローラ)54が備えられている。1次転写手段54は図示しない電源が接続されていて、感光体1上のトナー像を中間転写ベルト50に転写する際電圧が印加されて、感光体1と中間転写ベルト50の間に電界が形成され、静電気的にトナー像の転写が行われる。
一方、中間転写ベルト50を挟んで2次転写装置(ここではローラ)52が備えられている。
2次転写装置52の横には、シート上の転写画像を定着する定着装置7が設けられている。定着装置7は、内部にハロゲンヒータ等を有するローラに張架されたベルトと加圧ローラとから構成されており両者によって形成されるニップ部にて記録紙上のトナーに熱と圧を加えてトナー像を定着させる。この他、一対のローラ、あるいは一対のベルトを用いるものであってもよい。
画像形成装置100は、この他に両面反転ユニット9、排紙トレイ8等を備えている。
図2は、図1のプロセスカートリッジ10Cを拡大して示した図である。
感光体1は、光導電性を有するアモルファスシリコン、アモルファスセレン等の非晶質金属、あるいは、ビスアゾ顔料、フタロシアニン顔料等の有機化合物を用いることができる。環境問題及び使用後の後処理を考慮すると、有機化合物を用いた感光体が好ましい。
帯電装置2はスコロトロン帯電装置であり、チャージワイヤ21、シールドケース22、グリッド電極23、チャージワイヤ21とグリッド電極23にそれぞれ接続される図示しない電源を備えている。
チャージワイヤ21とグリッド電極23にそれぞれ高電圧を印加して、感光体1とチャージワイヤ21の間でコロナ放電を発生させ、感光体1の表面を一様に帯電するものである。
グリッド電極23は電位制御性を良好にするために、感光体1の曲率に沿った形状で配置されている。また、経時においても安定した帯電性能を維持するために、帯電清掃装置24が配置されている。排気ダクト11は画像形成装置100の背面の図示しない排気ダクトと連結されており、排気はオゾン処理フィルターを通して装置外へ排出される。
現像装置4は、現像剤を担持して感光体1に供給する現像剤担持体41と、トナー供給スクリュー42等を備えている。現像剤担持体41は、回転可能に支持された中空円筒状の現像剤担持体41と、現像剤担持体41の内部にこれと同軸に固設されたマグネットロールとを備えており、現像剤担持体41の外周面に現像剤を磁気的に吸着して搬送するようになっている。
現像剤担持体41は導電性で、非磁性部材で構成されており、現像バイアスを印加するための図示しない電源が接続されている。現像剤担持体41と感光体1との間には、電源から電圧が印加され、現像領域に電界が形成される。
クリーニング装置6は、クリーニングブレード61、クリーニングブラシローラ62、廃トナー排出スクリュー63からなり、1次転写後に感光体1上に残留する転写残トナーを除去し、再度の画像形成に備える。
これら帯電装置2、現像装置4、クリーニング装置6、感光体1は一体となってプロセスカートリッジ10Cを構成しており、プロセスカートリッジ10Cは画像形成装置100に対して着脱自在となっている。
図3及び図4に基づいてスコロトロン帯電装置2を詳細に説明する。
シールドケース22前後には絶縁性樹脂で形成されたエンドブロック25が固定されており、チャージワイヤ21およびグリッド電極23はエンドブロック25に固定されている。
グリッド電極23はエンドブロック25のグリッド電極引掛部251より引っ張られ、その薄肉の板状部材による弾性変形特性によりエンドブロック25の曲率形成部252に倣うことで、曲率形状に張られている。
本実施形態では感光体1より2mmの距離にグリッド電極23を配置している。グリッド電極23には複数の開口部231があり、パターン線232は長手方向にのみ形成されている。換言すれば、薄肉板に対するパターン形成によって形成された複数のパターン線232によって複数の開口部231が区画されている。
また、パターン線232の短手方向の間隔は一定となっている。
本実施形態におけるグリッド電極23は、SUS304等のステンレス製の薄肉の板状部材に、パターン形成により、開口部231の長手方向にのみ直線状に延びる複数のパターン線232を形成している。パターン線232のパターン形成は、例えばエッチング加工により形成できる。
グリッド帯電清掃装置24は、送りネジ241、スライダー242、清掃部材としてのグリッドクリーナパッド243、駆動ギヤ244よりなり、送りネジ241を駆動ギヤ244より回転させることでスライダー242が前後方向に移動し、グリッドクリーナパッド243がグリッドを清掃する構成となっている。
グリッドクリーナパッド243が移動する際、開口部231およびパターン線232には引っ掛かる部分がないため、清掃ムラや清掃不良が発生することはない。すなわち、パターン線232はグリッドクリーナパッド243の移動方向に沿って直線状に延びているため、引っ掛かることはなく、往復移動において一定の摺動抵抗となる。
図5に基づいてグリッド電極23の開口部231を詳細に説明する。
グリッド電極23には複数の開口部231があり、パターン線232は長手方向にのみ形成さている。パターン線232の間隔Pは短手方向において一定である。これにより電位制御性が良好となる。グリッド電極23を図4に示すように曲率形状に張るためには、パターン線232の線幅Hはグリッド電極23の板厚tと同等または未満が望ましく、本実施形態では機械的強度を考えH:0.1mm、板厚:0.1mmとした。
また、グリッド電極の開口率(グリッド電極23の感光体1に対向している部分の開口部231の割合({P/(P+H)}×100[%])を80%〜87.5%に設定することで電位制御性が良好となり、帯電ムラによる画像ムラが発生しないことが分かった。
開口率を大きくしすぎると、チャージワイヤ21の輝点放電点の影響をグリッド電極23が抑えられずに感光体帯電ムラが発生し、開口率を小さくしすぎると感光体電位とグリッド電位の差が大きくなりすぎてしまう。
表1に本実施形態での効果を確認した実験結果を示す。
Figure 2008262111
グリッド電極23のパターン線幅Hおよび板厚tを0.1mmとし、パターン線間隔Pを0.2mmから0.9mmまで0.1mmづつ変化させ、
・グリッド電極電位Vgと感光体電位Vdの差(電位制御性)
・10000枚通紙後の1dot画像による画像ムラ(帯電ムラ、電位制御性)
・10000枚通紙後に帯電清掃装置24を作動させた後のグリッド電極23の清掃ムラおよび清掃不良(清掃性能)
を確認した。「Vg−Vd」が40[V]以内であると、スコロトロン帯電装置の効率は良好となる。
[電位制御性]
開口率を上げていくとVgとVdの電位差は小さくなり、開口率80%で電位差は30Vとなる。開口率87.5%を超えると感光体電位Vdの方がグリッド電極電位Vgよりも高くなってしまう。これは開口率87.5%超ではグリッド電極の制御性が悪化していることを示す。
[帯電ムラ]
10000枚通紙後において、グリッド電極23、チャージワイヤ21はトナーや不純物により汚染されるためコロナ放電が不安定となる。これによりチャージワイヤ21上には数個の輝点放電が発生し、グリッド電極23の制御性が良好でない場合、感光体表面が均一に帯電されず帯電ムラとなる。この帯電ムラが画像ムラとなり、特に1dot画像において顕著に表れる。
グリッド電極23の制御性が低下する開口率87.5%超では1dot画像ムラレベルが悪化する。
[清掃性能]
10000枚通紙後において、清掃装置24を作動させたところ、どの条件においてもグリッド電極23の清掃ムラや清掃不良は発生しなかった。
これらより、グリッド電極23の開口率を80〜87.5%とすることで、良好なスコロトロン帯電装置となることが分かった。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概要正面図である。 図1の画像形成装置に設けられたプロセスカートリッジの概要断面図である。 スコロトロン帯電装置の斜視図である。 スコロトロン帯電装置を裏返した斜視図である。 グリッド電極の開口部とパターン線の位置関係(寸法関係)を示す図で(a)は一部分の平面図、(b)はチャージワイヤの長手方向と直交する方向での断面図である。 グリッド電極の形状と感光体ドラムとの間の間隔との関係を示す図である。
符号の説明
2 スコロトロン帯電装置
21 チャージワイヤ
22 シールドケース
23 グリッド電極
24 清掃手段
231 開口部
232 パターン線
10C、10K プロセスカートリッジ

Claims (7)

  1. チャージワイヤに対向して配置され、薄肉の平板状部材に複数の開口部を有するグリッド電極であって、前記複数の開口部の長手方向にのみ直線状のパターン線を有し、前記パターン線の短手方向の間隔が一定であることを特徴とするグリッド電極。
  2. 請求項1記載のグリッド電極において、
    前記パターン線の短手方向の線幅をH、パターン線間隔をPとしたとき、{P/(P+H)}×100で表されるグリッド電極の開口率が80%〜87.5%であることを特徴とするグリッド電極。
  3. 請求項2記載のグリッド電極において、
    グリッド電極の板厚tは、
    t≦H
    を満たすことを特徴とするグリッド電極。
  4. シールドケースと、該シールドケース内の長手方向に張られたチャージワイヤと、請求項1〜3のいずれか1つに記載のグリッド電極とを備えることを特徴とするスコロトロン帯電装置。
  5. 請求項4記載のスコロトロン帯電装置において、
    グリッド電極の長手方向に移動しながら該グリッド電極を清掃する清掃手段を備えたことを特徴とするスコロトロン帯電装置。
  6. 請求項4又は5記載のスコロトロン帯電装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 少なくとも請求項4又は5記載のスコロトロン帯電装置と、感光体とを一体的に備え、画像形成装置に着脱可能であるプロセスカートリッジ。
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