JP2012141399A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置内で記録材を検知するために回動するセンサフラグの回動不良によって記録材を誤検知してしまう恐れがあった。
【解決手段】定着部を備えた画像形成装置で、搬送されている記録材Sの先端が接触して記録材Sに押されることで所定の回転方向に回動するセンサフラグ311と、センサフラグ311の位置に応じた信号を出力する検知センサ312とを有し、搬送されている記録材Sに押されることでセンサフラグ311が回転したときに、所定の回転方向へのセンサフラグ311の回転を規制するように、センサフラグ311を回転させている記録材Sと当接する当接部311bをセンサフラグ311が備える画像形成装置を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、シートに転写したトナー像を定着装置によってシートに定着させる。定着装置では定着回転体対によってシートを搬送しながらシートに熱を加えてトナー像を溶融させてトナー像をシートに定着させている。
画像形成装置においては、シートの搬送不良(JAM)や、搬送不良によって停止した残留シートの有無を検知するシート検知機構が配置されている(特許文献1参照)。シート検知機構は、搬送されるシートに押されて回動するレバーと、レバーの位置を検知するフォトセンサによって構成されている。検知レバーは、シートからの押圧がなくなると、例えばバネの付勢力によって待機位置に復帰するように構成されている。
特開平6‐175524号公報
シート検知機構のレバーが搬送されるシートによって押されて回転したとき、シートに押されて回る方向の回転をストッパによって規制させてレバーの可動域を制限させるように構成することがある。ストッパでレバーの回転を規制させるのは、搬送されるシートに押されて慣性で回転するレバーが他のデバイスに当たることで損傷を招くことを防いだり待機位置への復帰をより早期で確実に行わせたりするためである。
ここで、定着装置の熱によってトナーが溶融すると、トナーの離型材成分が気化し、画像形成装置内で気化した状態になる。定着装置から離れている、シート検知機構のレバーやストッパに、気化した離型材が触れると離型材成分が再固化し、レバーやストッパに粘性を持った離型材成分が徐々に堆積する。
レバーやストッパに離型材成分が付着すると、レバーが待機位置に復帰しない回動不良(戻り不良)を引き起こす可能性があった。即ち、離型材成分がレバーやストッパに付着した状態でレバーがストッパに当接すると、粘性のある離型材がレバーとストッパを接着する接着剤のように作用して、レバーがストッパから離れなくなってしまってレバーが待機位置に復帰しなくなる。待機位置にレバーが復帰しないと誤検知を招いてしまう。
本発明は、画像形成装置の内部に配置されたレバーの動作をより確実にして誤検知を少なくした画像形成装置を提供することを目的としている。
本願発明は、トナー像を熱によって記録材に定着する定着部を備えた画像形成装置であって、搬送されている記録材の先端が接触して記録材に押されることで所定の回転方向に回動するレバーと、前記レバーの位置に応じた信号を出力する検知センサと、を有し、搬送されている記録材に押されることで前記レバーが回転したときに、前記所定の回転方向への前記レバーの回転を規制するように、前記レバーを回転させている記録材と当接する当接部を前記レバーが備えることを特徴とする。
本発明によれば、レバーの回動不良を発生させることを少なくしてより確実にシートの検知をすることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の断面図。 画像形成装置に具備された定着装置の断面図。 定着装置近傍の構成を説明する図。 本実施形態におけるジャム時の制御に係る制御ブロック図。 巻き付きジャムを示す図。 本実施形態におけるジャム時の制御に係るフローチャート。 比較例1を説明する図。 比較例1と本実施形態のセンサ出力を比較する説明図。 比較例2を説明する図。
本発明の画像形成装置に係る実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、画像形成装置の装置本体100の構成を示し、シートである記録材S上に転写された未定着画像に熱と圧を加えて永久定着処理する定着装置が備わっている。なお、画像形成装置の具体例としてフルカラー中間転写方式の形態を例示しているが、本発明は特にそれに限定されるものではくモノクロの画像形成装置にも適用できる。
装置本体100は、たとえばY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の4色トナー像に対応して表面で静電潜像を担持する像担持体20Y,20M,20C,20Kを備えている。以下、記述の煩雑化を避けるためにそれら4つの像担持体を符号20で代表させて説明し、以下の帯電手段、露光手段、現像装置などについても同様に代表させた符号で記述する。
4つの像担持体20の表面は一次帯電手段21によって所要の電位に一様に帯電され、その後、露光手段22によって像担持体20の表面を露光することによって、それら像担持体20上に静電潜像が形成される。そして、像担持体20上の静電潜像は、現像装置23によって現像剤を用いて現像され、トナー像として可視画像化される。
図1に示すように、装置本体100では上記4色のトナー像形成に対応する画像形成部200Y,200M,200C,200Kが直列に配置され、可視画像化するまでのプロセスを各色毎に並列処理するタンデム方式が採用されている。
現像装置23によって現像された像担持体20上のトナー像は、一次転写装置24によってたとえば無端状ベルトによる中間転写体25上に順次重畳させて一次転写とされる。そして、全色一次転写された中間転写体25上のトナー像は、二次転写装置26によって記録材S上に一括転写される。記録材Sは、給紙手段によって二次転写装置26まで搬送される。二次転写後、未定着のトナー像を担持した記録材Sはベルト方式の本実施形態による定着部としての定着装置27へと搬送され、定着装置27で加熱されかつ加圧されることで未定着のトナー像が溶融軟化して定着され、定着を終えると排紙トレイ28へと排紙される。裏面側に画像を形成する際には、記録材を記録材反転路29によって反転させた後、両面搬送路30を介して再度、2次転写部に搬送して裏面側に画像を形成する。
以上のように、帯電、露光、現像、転写、そして定着までの一連の画像形成プロセスが実行され、記録材S上に画像が形成される。なお、モノクロの画像形成装置としてブラックの画像形成部のみが存在する構成であってもよい。また、Y,M,C,K各色の画像形成部の並び順や構成はこの限りではない。
次に、図2乃至図4を用いて、定着装置27および定着装置27の周辺の構成並びに動作について説明する。
定着装置27は、定着回転体対(一対の回転ベルト)である定着ベルト220と加圧ベルト230を備えており、転写されたトナー像を記録材に定着する。定着ベルト220、加圧ベルト230それぞれはローラを2本づつ巻架された構成になっており、それぞれのベルトの内部は以下に示すような各部材が配置されている。
加熱体の主部となる定着ベルト220は無端状に形成され、この定着ベルト220は定着ローラ221と定着テンションローラ222との両ローラ間に掛け渡されて周回動する。定着ベルト220は、誘導加熱コイル224によって発熱させられるとともに耐熱性を具備したものであれば適宜選定することができる。たとえば、厚さ100μm、幅380mm、周長200mmのニッケル金属層もしくはステンレス層などの磁性金属層に、たとえば厚さ500μmのシリコンゴムをコーティングして表層にPFAチューブを被覆したものを用いることができる。誘導加熱コイル224に交流電流を通電するとコイル周りに磁力線が発生し、定着ベルト220の金属層に渦電流を生じさせる。この電流が金属層の抵抗によってジュール熱に変化して金属層を発熱させ、定着ベルト220が加熱される。
定着ベルト220内部には図示しない温度検知手段(例えばサーミスタ)が配設されており、サーミスタの出力信号に基づいて定着ベルト220内面の温度を検知している。定着ベルト220内面の温度は例えば180℃になるように加熱制御が設定されている。
定着ローラ221は、たとえばステンレス中実材料の外径をφ19に形成した芯金表層に耐熱シリコンゴム弾性層を一体成形したものである。この定着ローラ221は、定着ベルト220と加圧ベルト230との間の定着ニップ部の領域でいう出口側に配置され、加圧ローラ231との圧接によって表面ゴムの弾性層が弾性変形して歪ませられる。定着テンションローラ222は、定着ベルト220の張力を常時最適に維持すべく、たとえば120Nに設定した張力を付与するようになっている。
また、加圧ベルト230と定着ベルト220との間の定着ニップ部の領域でいう入口側、すなわち定着ローラ221の上流側には定着ベルト220の内側に定着パッドステイ223が設けられている。定着パッドステイ223は、たとえばステンレス材料で形成されたものである。定着パッドステイ233は、加圧パッド223、定着ローラ221、加圧ローラ231とともにニップ部を形成している。
加圧体の主部となる加圧ベルト230は、無端状に形成されており、この加圧ベルト230は加圧ローラ231と加圧テンションローラ232との両ローラ間に掛け渡されて周回動する。
加圧テンションローラ232は、加圧ベルト230に適度な張力を付与するローラとして機能する。加圧ローラ231の内部には発熱体としてのヒータ234が装着されて加圧ベルト200を加熱するようになっている。ヒータ234はここではたとえばハロゲンヒータを用いているが、熱源として使用できれば他のものも利用できる。
加圧ベルト230外周面の画像領域外には、図示しない温度検知手段(たとえばサーミスタ)が当接している。サーミスタの出力信号に基づいて、加圧ベルト230の外周面の温度を検知しており、例えば加圧ベルトの表面温度が100℃になるように加熱制御が設定されている。
また、上記加圧パッド233は、加圧ベルト230と定着ベルト220との間に形成される定着ニップ部の領域でいう入口側、つまり加圧ローラ231の上流側に対応した加圧ベルト230の内側に設けられ、たとえばシリコンゴムで形成されたものである。
次に定着装置27の近傍の構成について主に図3を用いて説明する。破線で示した記録材Sが定着装置27のニップ部に導入されやすいように、定着装置27には入口ガイド310が配設されている。入口ガイド310には記録材が搬送されたことを検知するために、入口センサフラグ311と入口フォトセンサ312とで構成されたシート検知機構が備えられている。
レバーとしての入口センサフラグ311は、回動軸を中心として回転自在であって、フラグバネ313によって時計回りの方向に付勢されている。通常状態では、入口センサフラグ311はフラグバネ313によって図3(a)に示した待機位置に待機している。入口センサフラグ311が待機位置にあるとき、入口センサフラグ311における、記録材の先端と接触する接触部311cは、入口ガイド310から上方へ、即ち記録材が搬送される搬送路内へ、突出している。
入口センサフラグ311には、検知センサとしての入口フォトセンサ312をON・OFFさせる遮光部311aが設けられている。つまり入口フォトセンサ312は入口センサフラグ311の位置に応じた信号を出力するようになっている。また、入口センサフラグ311には搬送される記録材の裏側面と接する当接部311bが、回動軸から径方向に突出して、形成されている。当接部311bは、接触部311aとは入口センサフラグ311の回転軸を介して反対側に形成されている。入口センサフラグ311が反時計回りの方向に回転したときに、当接部311bは、入口ガイド310から上方へ、即ち記録材が搬送される搬送路内へ、突出するように構成されている。記録材の裏側面と接する当接部311bの機能については後に詳述する。
搬送される記録材Sの先端が入口センサフラグ311の接触部311cに当たると、入口センサフラグ311は回動軸回りに回転力を受けるため、図3(a)の矢印Fで示す方向に回転する。すると、入口センサフラグ311の遮光部311aが入口フォトセンサ312に備えられた受光部312aを通過し、検知センサとしての入口フォトセンサ312の状態が透過から遮光になることで、記録材の到達(記録材の有)を検知することができる(図3(b)参照)。
また、フラグバネ313は記録材が入口センサフラグ311に与える付勢力よりも小さい力で入口センサフラグ311を待機状態に保持しているため、記録材が入口センサフラグ311の上部に位置しているときには、入口センサフラグ311は待機位置に戻ることは無い。記録材Sの後端が入口センサフラグ311の上部を通過すると、入口センサフラグ311はフラグバネ313の付勢力によって再び待機位置に戻る。
搬送される記録材Sは、入口ガイド310のガイド面に沿って搬送され、定着装置27のニップ部に進入する。記録材はニップ部で挟持されることで熱と圧力により未定着トナーが十分に溶融され記録材の繊維間に入り込むことで記録材にトナーが定着される。記録材は定着ベルト220と加圧ベルト230の回転力を受け、定着後排紙ユニット320内に搬送される。
定着後排紙ユニット320は、分離手段としての分離板金321が具備されており、分離板金321は定着ベルト220に対して微小な空隙をもって近接するように配置されている。分離板金321はステンレス材からなる厚さ0.2程度の板金である。定着ベルト220から記録材を分離するための分離手段としては、本実施形態のような非接触式の板金の他、非接触の分離爪タイプや、接触式の分離部材が利用できる。
分離板金321の下部には、排紙ガイド322が配設されている。排紙ガイド322の搬送方向下流側には、排紙上ローラ323と排紙下ローラ324とで構成された排紙ローラ対が具備されている。排紙上ローラ323と排紙下ローラ324は、分離板金321によって定着ベルト220から分離された記録材を排紙方向に搬送する。
記録材が定着後排紙ユニット320に搬送されると、分離板金321下部と排紙ガイド322の上部の空間を通り、排紙される。排紙ガイド322には長手方向略中央に排紙センサフラグ325と、排紙センサフラグ325下部に排紙センサ326が配設されている。排紙センサフラグ325に記録材先端がぶつかると、排紙センサフラグ325が回動する。排紙センサフラグ325の遮光部325aが排紙センサ326を透過状態から遮光状態にすることで、記録材の到達を検知している。
図4は、画像形成装置の制御ブロック図である。制御部としてのCPUは、排紙センサ326、入口フォトセンサ312からの信号が入力される。CPUは, 定着装置27や画像形成装置各部の動作を制御する。また、CPUは、操作パネルへの表示を制御する。
次に、万が一、定着装置27から定着後排紙ユニット320までの間で生じるJAM(シート詰まり)とJAM発生時の画像形成装置の動作(制御)について説明する。
定着装置27のニップ部では記録材に転写された未定着トナーを十分に溶融するため、大きな熱量を与える必要がある。しかしながら、トナーが溶融状態になるとトナーの粘度が大きくなるため、トナーが定着ベルトと記録材の間で接着剤のような働きをする。このため、記録材の先端が定着ニップを抜けた後にも記録材が分離板金321によって分離されず、定着ベルト220に巻きついてしまう現象がある。この現象が起きた際、定着後排紙ユニット320の排紙センサ326が記録材の到達を検知できないため、CPUがシート詰まりと判断する。なお、以下ではこのように定着ベルト220に巻きついてしまった状態を巻き付きジャムと呼ぶ。
巻き付きジャムは定着ベルト表面に均一に巻きついてしまうため、残留紙の視認性が悪い。他の残留紙を処理した後に、万一巻き付きジャムの残留紙を処理し忘れた場合、画像形成装置本体が復帰して定着装置が回転を始めてしまうと、記録材が更に定着ベルトに巻き付き、定着装置を破損させてしまう。このため、巻きつきジャムの処理を忘れた場合に、この残留シートを検知する手段を備えることは有効である。本実施形態では、CPUが、入口フォトセンサ312からに信号に基づいて、残留シートの有無を判断している。
ところで、図5(a)は、CPUが巻き付きジャムと判断した瞬間の記録材の搬送の様子を示したものである。CPUが巻き付きジャムと判断すると、定着ギアに駆動を与える図示しない駆動源に対して、停止信号を送る。
駆動源や定着装置の回転慣性があるため、実際にCPUが停止信号を送ってから定着装置の回転が完全に停止するまでに定着装置による記録材の搬送が行われる。実際に記録材が停止したときの記録材の搬送の様子を図5(b)に示す。この時、記録材の後端が入口センサフラグ311の上部よりも搬送方向上流側に存在すると、信号の組み合わせにより定着巻き付きジャムであるという判断が可能となる。すなわち、ジャム発生によって装置を停止させた後、排紙センサ326が透過(記録材;無)、入口フォトセンサ312が遮光(記録材;有)の組み合わせの場合、巻き付きジャムであると検知できる。ここでシートをユーザが処理し忘れても入口フォトセンサ312が遮光状態(記録材;有)にあるために、処理し忘れた残留シートがあることを検知してユーザにジャム処理が終了していないことを知らせることが可能となる。
以上のジャム発生時の動作を、図6に示したフローチャートを用いて説明する。入口フォトセンサ312が搬送されてくる記録材を検知したかをCPUが判断する(S101)。入口フォトセンサ312が搬送されてくる記録材を検知したら(S101でYES)、入口フォトセンサ312が記録材を検知してから所定時間経過したかどうかをCPUが判断する(S102)。所定時間経過後に、排紙センサ326が記録材を検知しているかどうかをCPUが判断する(S103)。
所定時間後に排紙センサ326が記録材を検知してないなら(S103でNO)、遅延ジャムであるとCPUが判断する。そして、CPUは、定着装置の動作を停止させるとともに(S104)、記録材がジャムしたことを知らせる表示若しくはジャムした記録材を取り除くことを促すような表示(ジャム表示)を、表示部に行わせる(S105)。入口フォトセンサ312が記録材を検知しているかCPUが判断し(S106)、入口フォトセンサ312が記録材を検知しなくなるまでジャム表示を表示部に行わせる。入口フォトセンサ312が記録材を検知しなくなったらジャム表示をCPUが解除する(S107)。
次に、本実施形態に係る入口センサフラグ311の動作を、図3(a)、(b)を用いて詳細に説明する。
既述のように入口センサフラグ311には、記録材との当接部311bが設けられている。記録材が搬送されてくると、記録材の先端が入口センサフラグ311の接触部311cに接触して、搬送される記録材が図3(a)の矢印F方向の力を入口センサフラグ311に与える。すると、入口センサフラグ311は矢印F方向に回転し、入口センサフラグ311の当接部311bと記録材の裏側面があたる(図3(b)参照)。入口センサフラグ311の当接部311bが記録材にあたることによってF方向への入口センサフラグ311の回転が規制される。即ち、入口センサフラグ311のF方向(搬送される記録材に押されて回動する方向)の回転動作が、入口センサフラグ311の当接部311bが記録材に当接することで規制される。記録材の先端に押されることでの入口センサフラグ311のF方向の回転が、規制されるので、回転しすぎて入口センサフラグ311が加圧ベルト230にあたることはない。
ここで、センサフラグの構成として、記録材に押されて回転するセンサフラグの回転を規制するストッパを設けた構成を比較例1として図7を用いて説明する。
図7に示した比較例1では、記録材の先端に押されることによってセンサフラグ911は矢印E方向に回転を続け、搬送ガイドに備えられたストッパ910に当接して、矢印E方向への回動が規制される。ストッパ910にぶつかったセンサフラグ911には、反力が働くため、図7の矢印Eで示す回転方向と逆方向にセンサフラグ911は回転する。センサフラグ911はバネ913によって時計回りの方向に付勢されている。センサフラグ911の先端が記録材の裏面に接触して時計回りの回転が制限された状態で、記録材は搬送されていく。
比較例1の構成では、以下で説明するように、センサフラグ911の回動不良の問題が発生する恐れがある。
定着装置27、特に定着ベルト220や加圧ベルト230はトナーを溶融させるために高温に維持されている。定着装置のニップ部でトナーが溶融すると、トナー粒子に分散されている離型材が揮発し、定着装置内の雰囲気に気化した状態になる。定着装置27のニップ部から距離の離れた部品では、定着ベルト220や加圧ベルト230に比して温度が低く、気化した離型材が触れると粘性を持った離型材成分が再固化し、部材へ徐々に堆積する。つまり、センサフラグ911のストッパ910は、離型材成分が付着しやすい環境下にある。なお、定着装置27の入口センサフラグは坪量の軽い薄紙の搬送性を妨げず、かつ残留紙を検知できるようにフラグバネによる付勢力を極力小さくする必要がある。
通紙枚数が多くなると、離型材成分がセンサフラグ911およびストッパ910に堆積する。比較例1では、センサフラグ911のストッパ910に離型材成分が堆積すると、センサフラグ911の回動不良を引き起こす可能性がある。即ち、離型材成分がセンサフラグ911やストッパ910に付着した状態でセンサフラグ911がストッパ910に当接すると、粘性のある離型材成分が、センサフラグ911とストッパ910とを接着する接着剤のように作用する。離型材成分が、センサフラグ911とストッパ910とを接着する接着剤のように作用すると、センサフラグ911がストッパ910から離れなくなってしまってセンサフラグ911が待機位置に復帰しなくなる。図5で示した比較例1では、離型材成分がセンサフラグ911とストッパ910との接着剤のように働き、フラグバネ313の付勢力やセンサフラグ911がストッパ910に当接したときの反力によって、入口センサフラグ311を待機位置へ戻すことができなくなる。待機位置へセンサフラグ911が戻らないと誤った記録材の検知を行ってしまう。
これに対して図3に示した本発明に係る実施形態では、入口センサフラグ311が記録材の先端に押されたときに回動する方向の回動が、当接部311bが搬送される記録材に接することで規制される。センサフラグ311の回動を妨げる部材が比較例1のストッパのように定着装置のニップ部近傍に固定された部材ではないので、離型材が堆積することも無く、動作不良を引き起こすことが少なくなる。
また、図7で示した比較例1では、センサフラグ911がストッパ910に接したときにセンサフラグ911が微小な往復動を繰り返するいわゆるチャタリングを生じてしまう恐れがある。チャタリングを生じるとセンサのON/OFFを微小時間に繰り返して誤検知を生じやすい。
これに対して図3に示した本発明に係る実施形態では、記録材によって入口センサフラグ311が記録材の先端に押されたときに回動する方向の回動を規制している。記録材の硬さは比較例1でのストッパ910として用いられる樹脂(または金属部材)の硬さよりも低い。よって、記録材に入口センサフラグ311に当たった後の跳ね返りが少なくなる。よって、チャタリングによって検知センサからの信号がON/OFFを微小時間に繰り返すことが少なくなる。図8(a)は比較例1の樹脂にセンサフラグを当接させた場合のセンサの出力信号を示し、図8(b)は、図3で示した本実施形態におけるシート検知機構の検知センサの出力信号の様子を示している。
なお、記録材を検知する検知手段として、フラグを用いた方式に代えて非接触式の光学式センサを用いる方法がある。しかし、光学式センサ方法を用いる場合、定着装置近傍では使用温度が問題となる。一般的に、光学式センサは高温雰囲気での使用が難しいため、定着装置からが光学式センサに伝わらないように熱を遮断する対策が必要になり、コストアップにつながってしまう。また、光学式センサは紙粉などによって光路が妨げられてしまって誤検知してしまうことがある。
また、回動式レバーの記録材に押されるときの回転方向への回動を規制しないようにした場合は、レバーが記録材に押されたときに慣性によってレバーが回転しすぎてしまってレバーによって他のデバイスを損傷する恐れがある。例えば、レバーが記録材に押されて回転したときにレバーが定着装置(例えば加圧ベルト)に当たってしまい、それらの表層を傷つけてしまう可能性がある。
図9は、このように回動が制限されていないフラグ811を備えた比較例2を示したものである。センサフラグ811が回転するとバネの付勢力のみで戻ろうとする。しかし、前述のようにフラグバネ813の付勢力は非常に小さく設定されているため、回転をすぐに止めることができない。すると、図9(b)に示すように記録材が入口センサフラグ811にぶつかった後、入口センサフラグ811が回転した先にある定着装置のベルトにぶつかってしまい、ベルト表面を傷つけてしまう可能性がある。
ところで、巻き付きジャムによって停止した記録材が装置内に残留しているかどうかを検知するためには、定着装置27のニップ部の上流であってニップ部の近くにおいて停止した記録材を検知するように構成する必要がある。なぜなら、記録材の後端が入口センサフラグを通過した位置で停止してしまうと、停止された記録材を入口センサフラグが検知できないからである。よって、残留シートを検知するためには、入口センサフラグ311が定着ニップに近づけて配置する必要があり、加圧ベルト230にぶつかりやすくなってしまう。なお、画像形成装置の高速化が進むと、ジャムが生じたことを認識して駆動源や定着装置の回転慣性が大きくなるため、CPUが停止信号を送ってから定着装置の回転が完全に停止するまでの記録材の搬送量が大きくなってしまう。よって高速な画像形成装置程、入口センサフラグ311を定着ニップに近づける必要が大きくなる。
なお、本実施例では定着装置に用いられるセンサフラグに対して説明したが、画像形成装置における記録材の到達を検知するセンサフラグならば、定着装置付近のセンサフラグに限定せずに用いることができる。
27 定着装置
310 入口ガイド
311 入口センサフラグ
311a 遮光部
311b 当接部
311c 接触部
312 フォトセンサ(検知センサ)
313 フラグバネ

Claims (5)

  1. トナー像を熱によって記録材に定着する定着部を備えた画像形成装置であって、
    搬送されている記録材の先端が接触して記録材に押されることで所定の回転方向に回動するレバーと、
    前記レバーの位置に応じた信号を出力する検知センサと、を有し、
    搬送されている記録材に押されることで前記レバーが回転したときに、前記所定の回転方向への前記レバーの回転を規制するように、前記レバーを回転させている記録材と当接する当接部を前記レバーが備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記レバーは、記録材の先端が接する接触部を備え
    前記接触部とは前記レバーの回動軸を介して反対側に前記当接部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の回転方向への前記レバーの回転に伴って記録材が搬送される搬送路内へ前記レバーの当接部が突出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着部はニップ部でシートを挟持して搬送し、前記レバーは前記ニップ部よりも上流においてシートと接するように配置され、
    前記検知センサからの信号に基づいて残留シートがあるかどうかを判断する制御部を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記定着部のニップ部は、一対の回転ベルトによって形成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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