JP2017021154A - 画像形成装置 - Google Patents

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貴大 古西
Takahiro Konishi
貴大 古西
正和 今井
Masakazu Imai
正和 今井
治 市橋
Osamu Ichihashi
治 市橋
克仁 春野
Katsuto Haruno
克仁 春野
加藤 勉
Tsutomu Kato
勉 加藤
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Abstract

【課題】搬送ファン2と搬送ベルト38とを有する搬送装置1から、定着装置20へ記録材を搬送する際の搬送不良の誤判断を低減する。【解決手段】搬送ファン2と搬送ベルト38とを備え、搬送ファン2により記録材を吸引しつつ、搬送ベルト38にて記録材を搬送する搬送装置1と、記録材の搬送方向における搬送装置1の下流側に設置され、未定着トナー像を記録材に定着させる定着装置20と、記録材の搬送方向における定着装置20の下流側に設置され、記録材の有無を検知することで、搬送不良の発生を検知するジャムセンサ7と、を備えた画像形成装置において、ジャムセンサ7による搬送不良の発生を検知するための、基準となるタイミングからの検知時間について、記録材が薄紙4であるときの検知時間を検知時間A、記録材が厚紙5であるときの検知時間を検知時間Bとしたとき、検知時間A<検知時間Bとする制御手段35と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置として、電子写真方式を利用した画像形成装置が種々考案されており公知技術となっている。その画像形成プロセスは、像担持体である感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、感光ドラム上の静電潜像を現像剤であるトナー等によって現像して可視像化し、現像された画像を転写装置により記録材(記録媒体、用紙、記録紙ともいう)に転写して画像を担持させ、圧力や熱等を用いる定着装置によって記録材上の未定着トナー像を定着する過程により成立している。
定着装置としては、様々な方式のものが提案されており、定着ローラ(定着部材)と、定着ローラに圧接する加圧ローラ(加圧部材)とを備え、加圧ローラと定着ローラとの圧接によって形成された定着ニップ部(ニップ部ともいう)により、未定着トナー像を担持した記録材を挟持搬送しつつ加熱し、定着させるローラ定着方式が知られている。
また、加圧ローラに対向配置される定着ローラと、定着ローラと加熱ローラとの間に張架される無端状の定着ベルト(定着部材)とを備え、加圧ローラと定着ベルトとの圧接によって形成された定着ニップ部にて、定着ベルトを介して加熱ローラの熱を記録材に与えることで、未定着トナー像を記録材に加圧し、定着させるベルト定着方式が知られている。
また、電子写真方式の画像形成装置では、記録材の搬送不良(ジャム)を検知するために、記録材の搬送経路に、記録材の有無を判定するセンサ(ジャムセンサ)を複数配置している。
そして、搬送経路に設置されたジャムセンサで、搬送中の記録材の有無を判定することにより、記録材が所定のタイミングで所望の搬送経路を通過したかどうかを判断し、ジャムセンサが所定のタイミングで記録材を検知できない場合に、搬送不良の発生を検知している。
このとき、記録材の搬送速度は必ずばらつきを持つので、理想のタイミングから±Xsec以上のずれが生じた場合のみ搬送不良と判断する等、ある程度のマージンを持たせた制御がされていることが一般的である。
また、近年の画像形成装置は多種多様な記録材に対応するようになってきており、記録材の搬送不良の一例として、定着装置における定着部材(定着ベルト、定着ローラ)へ薄紙(坪量が所定の値以下の記録材をいう)が巻き付いてしまうことによるものがある。一般的に、薄紙は剛度が低いため、画像を定着する工程で定着部材と分離不良を起こし、定着部材に巻き付いてしまうことによるものである。
定着部材に記録材が巻き付いてしまうと、記録材を取り除く作業が生じ、作業者の手間となり、定着部材の破損等も生じる恐れがある。
これを回避するために、定着部材の下流側に配置したジャムセンサに記録材が到達せずに搬送不良と判断するまでの時間を極力短くして、記録材の巻き付きが発生する前に、直ちに定着部材の駆動を停止するような制御方式がとられている。
また、特許文献1には、通紙される用紙の種類を判定する紙種判定手段を備え、この紙種判定手段により判定された用紙が薄紙であるときは、ジャム検出タイミングを早くし、厚紙であるときは遅くする複写装置が開示されている。
画像形成装置の搬送経路において、搬送ファンおよび搬送ベルトを備えた搬送装置を用い、記録材を吸引しつつ搬送する構成である場合、記録材が厚紙(坪量が所定の値以上の記録材をいう)である場合に、特に搬送速度がばらつきやすい傾向があった。これは、厚紙の場合、剛度が高いため、搬送装置の搬送ベルトへの密着性が弱く、搬送ベルトの搬送力が記録材に伝わりにくいためである。
また、例えば、厚紙の通紙時に、薄紙の場合の定着部材への巻き付き対策として、搬送不良の判断タイミングを早くしていると、問題なく記録材が搬送されたとしても搬送速度のばらつきにより搬送不良と誤判断されてしまうことがあった。
そこで本発明は、搬送ファンと搬送ベルトとを有する搬送装置から、定着装置へ記録材を搬送する際の搬送不良の誤判断を低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、搬送ファンと搬送ベルトとを備え、前記搬送ファンにより記録材を吸引しつつ、前記搬送ベルトにて前記記録材を搬送する搬送手段と、前記記録材の搬送方向における前記搬送手段の下流側に設置され、未定着トナー像を前記記録材に定着させる定着手段と、前記記録材の搬送方向における前記定着手段の下流側に設置され、前記記録材の有無を検知することで、搬送不良の発生を検知する搬送不良検出手段と、を備えた画像形成装置において、前記搬送不良検出手段による搬送不良の発生を検知するための、基準となるタイミングからの検知時間について、前記記録材が薄紙であるときの検知時間を検知時間A、前記記録材が厚紙であるときの検知時間を検知時間Bとしたとき、検知時間A<検知時間Bとする制御手段と、を備えたものである。
本発明によれば、搬送ファンと搬送ベルトとを有する搬送装置から、定着装置へ記録材を搬送する際の搬送不良の誤判断を低減することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図である。 搬送手段と定着手段との構成を示す概略図である。
以下、本発明に係る構成を図1と図2に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
(画像形成装置)
本実施形態に係る画像形成装置は、搬送ファン(搬送ファン2)と搬送ベルト(搬送ベルト38)とを備え、搬送ファンにより記録材を吸引しつつ、搬送ベルトにて記録材を搬送する搬送手段(搬送装置1)と、記録材の搬送方向における搬送手段の下流側に設置され、未定着トナー像を記録材に定着させる定着手段(定着装置20)と、記録材の搬送方向における定着手段の下流側に設置され、記録材の有無を検知することで、搬送不良の発生を検知する搬送不良検出手段(ジャムセンサ7)と、を備えた画像形成装置(画像形成装置100)において、搬送不良検出手段による搬送不良の発生を検知するための、基準となるタイミングからの検知時間について、記録材が薄紙であるときの検知時間を検知時間A、記録材が厚紙であるときの検知時間を検知時間Bとしたとき、検知時間A<検知時間Bとする制御手段(制御手段35)と、を備えるものである。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態について図1を参照して説明する。画像形成装置としては、例えばプリンタ、複写機、ファックス等、トナーを用いて画像形成を行う実施形態が挙げられ、記録材である用紙に形成されたトナー画像(未定着画像)を定着する定着装置を備えるものである。
図1は、本実施形態の画像形成装置100を示す概略構成図である。本実施形態の画像形成装置100は、タンデム型中間転写式であり、給紙トレイ44を有する給紙テーブル200を下部に備える。
また、画像形成装置100の内部には、複数の画像形成手段18Y、18M、18C、18Kが並設されたタンデム型中間転写式のタンデム型画像形成部11が設けられている。これらの符号に付けた添え字Y,M,C,Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色をそれぞれ示している。
画像形成装置100には、中央付近に無端ベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルト)10が設けられている。この中間転写ベルト10は、複数のローラ14、15、15’、16等に掛け回されて支持され、図1中の時計回りに回転搬送可能である。
図1の構成例では、こうした支持ローラの1つである二次転写対向ローラ16の中間転写ベルト10の回転方向下流側に、中間転写ベルト用のクリーニング装置17を設けている。クリーニング装置17は画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する。
支持ローラ14と支持ローラ15間に張り渡した中間転写ベルト10の上部には、その搬送方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成手段18Y,18M,18C,18Kが配置される。符号は以下、18(Y,M,C,K)のように略記する。
こうして、4つの画像形成手段18(Y,M,C,K)が横に並べて配置され、上述のようにタンデム型画像形成部11を構成する。このタンデム型画像形成部11の各画像形成手段18(Y,M,C,K)はそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を担持する像担持体としての感光体ドラム40(Y,M,C,K)を有している。
そして、このタンデム型画像形成部11の上部には、図1に示すように2つの露光装置12が設けられている。各露光装置12はそれぞれ2つの画像形成手段(18Yと18M、18Cと18K)に対応して設けられている。各露光装置12は、例えば半導体レーザ、半導体レーザアレイ、あるいはマルチビーム光源等の光源装置と、カップリング光学系と、ポリゴンミラー等による共通の光偏向器と、2系統の走査結像光学系等で構成される光走査方式の露光装置である。各露光装置12は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報に応じて、各感光体ドラム40(Y,M,C,K)に露光を行い、静電潜像を形成する。
また、各画像形成手段18(Y,M,C,K)の感光体ドラム40(Y,M,C,K)の周囲には、次の部材が設けられている。それは露光に先立って各感光体ドラムを均一に帯電する帯電装置と、露光によって形成された静電潜像を各色のトナーで現像する現像装置と、感光体ドラム上の転写残トナーを除去する感光体用クリーニング装置とである。
さらに、各感光体ドラム40(Y,M,C,K)から中間転写ベルト10にトナー画像を転写する一次転写位置には、一次転写ローラ62(Y,M,C,K)が設けられている。一次転写ローラ62(Y,M,C,K)は、中間転写ベルト10を間に挟んで各感光体ドラム40(Y,M,C,K)に対向するように設けられ、一次転写手段の構成要素となる。
中間転写ベルト10を支持する複数の支持ローラのうち、支持ローラ14は中間転写ベルト10を回転駆動する駆動ローラであり、例えばギヤ、プーリ、ベルト等、図示しない駆動伝達機構を介してモータと接続されている。また、ブラックの単色画像を中間転写ベルト10上に形成する場合には、図示しない移動機構により、この支持ローラ14以外の支持ローラ15、15’を移動させて、感光体ドラム40(Y,M,C)を中間転写ベルト10から離間させることが可能である。この他、バックアップローラ63も支持するローラとして設けられている。
中間転写ベルト10を挟んでタンデム型画像形成部11と反対の側には、二次転写装置13を備えている。この二次転写装置13は、図1の例では、二次転写対向ローラ16に二次転写ローラ16’を押し当てて転写電界を印加することで、中間転写ベルト10上の画像をシート状の記録媒体としての用紙に転写する。
また、二次転写装置13の横には、用紙上の転写画像を定着する定着装置20を備える。二次転写装置13で画像が転写された用紙は、2つのローラ37に支持された搬送ベルト38により、定着装置20へと搬送される。もちろん、搬送ベルト38の部分は、固定されたガイド部材でも良く、また、搬送ローラや搬送コロ等でも良い。
さらに図1の例では、タンデム型画像形成部11、二次転写装置13および定着装置20の下部に、用紙の両面に画像を記録すべく用紙を反転して搬送するシート反転装置39を備えている。
また、用紙の搬送はつぎのように行われる。まず、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つが選択的に回転され、ペーパバンク43に多段に設けられた給紙トレイ44の1つから用紙を繰り出す。その繰り出された用紙は、分離ローラ45で1枚ずつに分離されて給紙路46に導入され、搬送ローラ対47で搬送されるとともに、画像形成装置100内の給紙路48に導かれた後、位置決めローラ(レジストローラ)対49に突き当てられて止められる。
また、手差しトレイ51を用いる場合には、給紙ローラ50が回転され、手差しトレイ51上の用紙が繰り出されるとともに、繰り出された用紙は、分離ローラ52で1枚ずつ分離された後、手差し給紙路53に導入され、同様にして位置決めローラ対49に突き当てられて止められる。
その後、中間転写ベルト10上のフルカラーのトナー画像形成にタイミングを合わせて位置決めローラ対49が回転され、中間転写ベルト10と二次転写ローラ16’との間の二次転写位置に用紙が送り込まれる。そして、中間転写ベルト10上のフルカラーのトナー画像が用紙上に一括転写される。
そのトナー画像が転写された用紙は、搬送ベルト38によって搬送されて定着装置20へ送り込まれ、その定着装置20で熱と圧力とが加えられて転写されたトナー画像が定着された後、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出されてスタックされる。
両面コピーの場合、片面に画像が定着された用紙は、シート反転装置39に導入されて反転された後、再び二次転写位置へ導かれ、裏面にも画像が転写され、定着装置20で定着された後、排出ローラ56によって排紙トレイ57上に排出される。
(搬送手段)
図2は、搬送手段である搬送装置1と、定着手段である定着装置20との構成を示す概略図である。
搬送装置1は、記録材の搬送経路において、二次転写装置13の下流側であって、定着装置20の上流側に設けられている。
搬送装置1は、2つのローラ37に張架された搬送ベルト38と、搬送ベルト38の内周側に搬送ファン2を備えている。ローラ37の1つは駆動ローラであって、駆動ローラを回転させることで、搬送ベルト38は回動する。
搬送ベルト38は、複数の孔部が形成された無端状のベルトであって、記録材は、搬送ファン2の回転駆動により、搬送ベルト38に吸引されつつ搬送される。
なお、本実施形態では、搬送装置1は、定着装置20の直上流側に設けられているが、記録材の搬送経路において、定着装置20の上流側であって、検知時間の基準となるタイミングを検知するジャムセンサ(後述する)の下流側に設けられていればよく、設置箇所は図1および図2の例に限られるものではない。
搬送装置1は、記録材に転写された未定着トナー像を崩すことなく定着装置20へ搬送するために、記録材の裏面(非トナー形成面)を搬送ファン2で吸引しながら、搬送ベルト38で搬送する。記録材は、搬送ベルト38と定着装置20との間に設置された入口ガイド3を通過して定着装置20のニップ部に案内される。
(定着手段)
定着装置20は、加熱ローラ21と、定着ローラ22と、加熱ローラ21および定着ローラ22に張架される定着ベルト23と、定着ローラ22を押圧して定着ローラ22との間にニップ部を形成する加圧ローラ24と、を有している。また、加熱ローラ21は、熱源としてのヒータ25、加圧ローラ24は、熱源としてのヒータ26をそれぞれ内部に有している。
定着装置20は、定着ローラ22と加圧ローラ24との圧接によって形成される定着ベルト23と加圧ローラ24とのニップ部に未定着トナー像を担持した記録材を通紙して加熱定着を行う。なお、加熱ローラ21、定着ローラ22及び加圧ローラ24は、定着装置20の図示しない筐体の長手方向に回転可能に軸支され、図示しない各ローラの駆動手段等は、筐体に固定保持されている。
ニップ部を通紙した記録材は、定着ローラ22側に配置された分離板6によって先端部が分離されて、次工程に排出される。なお、定着ローラ22側に配置される分離板6は、板状の部材に限られるものではなく、分離爪を用いるようにしてもよい。また、分離板や分離爪等は画像品質への影響から、定着ベルト23や加圧ローラ24から微小ギャップを備えた非接触状態とするのが好ましい。
加熱ローラ21は、例えば、金属材料からなる薄肉の円筒体であって、その円筒体の内部には熱源としてのヒータ25が固設されている。ヒータ25としては、例えば、ハロゲンヒータやカーボンヒータ等を用いることができる。また、ヒータ25の両端部は、定着装置20の筺体に固定されている。また、ヒータ25は、加熱ローラ21を外部から加熱する誘導加熱手段(IH加熱手段)であっても良い。
ヒータ25は、装置本体の電源部(交流電源)により出力制御され、このヒータ25からの輻射熱によって加熱ローラ21が加熱される。さらに加熱ローラ21によって加熱された定着ベルト23の表面から記録媒体P上の未定着トナー像Tに熱が加えられる。ヒータ25の出力制御は、定着ベルト23の表面に対向する位置に設けられるサーモパイル等の温度センサによるベルト表面温度の検出結果に基づいてなされる。また、加圧ローラ24の温度を検出する温度センサや、定着ローラ22の温度を検出する温度センサ等を設けるとともに、これに基づいてヒータ25,26の制御をしてもよい。
定着ベルト23は、定着ローラ22と加熱ローラ21の周囲に掛けまわされ、加熱ローラ21および定着ローラ22に密着している。このように構成した定着ベルト23に、定着ローラ22に対応する箇所に加圧ローラ24を押し当てることで、定着ニップ部を構成する。
定着ベルト23は、例えば、PI(ポリイミド)樹脂からなる層厚90μmのベース層上に、シリコーンゴムなどの弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端ベルトである。
定着ベルト23の弾性層は、層厚が200μm程度であって、シリコーンゴム、フッ素ゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト23の離型層は、層厚が20μm程度であって、PFA(4フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)等で形成されている。定着ベルト23の表層に離型層を設けることにより、トナー(トナー像)に対する離型性(剥離性)が確保されることになる。
また、定着ベルト23は、例えば、厚さ90μmの耐熱樹脂の無端フィルムであるPIベルトで構成され、表層には、PFA(4フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)などのオフセット防止剤がコーティングされている。
定着ローラ22は、熱源を有しておらず、金属(鉄やアルミ)などの剛性の高い芯材(芯金)を、シリコーンゴムなどの厚い弾性層で覆ったものである。
加圧ローラ24は、定着ローラ22と同様に、SUS304等の芯金上に、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性層が形成されたローラ部材である。また、円筒体の内部には熱源としてのヒータ26が固設されている。なお、ヒータ26を有さない構成としても良い。
定着ローラ22と加圧ローラ24とは、対向して配置されるゴムローラであり、加圧ローラ24が定着ベルト23を介して定着ローラ22の中心方向に加圧されることにより、加圧ローラ24と定着ベルト23との間でニップ部が形成される。
また、制御手段35は定着装置20の各種制御を実行するコントローラである。制御手段35は、例えば、定着ローラ22を駆動させる駆動手段を制御して、定着ローラ22を時計回り方向に回転駆動させる。定着ローラ22の回転により、定着ローラ22に圧接する加圧ローラ24および定着ベルト23が同速で連れ回り回転する。
また、分離板6の位置に、記録材の有無を検知するジャムセンサ7が設置されている。
また、画像形成装置には、定着装置20に設けられたジャムセンサ7に加え、少なくとも1の記録材の有無を検知する記録材検知センサ8(他のジャムセンサ)が、定着装置20の上流に設けられている。本実施形態では、記録材検知センサ8は、給紙路48に設けられているがこれに限られるものではなく、定着装置20の上流側であればよい。また、複数の記録材検知センサ8を備えていてもよい。
そして、記録材検知センサ8による検知を基準として、所定の検知時間がジャムセンサ7に設定されており、所定の検知時間以内に、ジャムセンサ7にて記録材を検知しない場合に、ジャムと判定される。なお、ジャムセンサ7によるジャムの検知方法は、これに限られるものではなく、基準となるタイミングから所定時間内に記録材を検知したか否かに基づいて、搬送不良を判断するものであればよい。
(制御手段)
次に、制御手段35によるジャムセンサ7の検知時間の制御について説明する。ここで、図2の破線は薄紙4の搬送姿勢、実線は厚紙5の搬送姿勢を示している。
この画像形成装置100では、坪量52.3gsm〜350gsmまでの紙厚の記録材を通紙可能となっている。ここで、薄紙は坪量52.3〜79.1gsm、厚紙は坪量256gsm以上とする。
なお、制御手段35が、記録材の薄紙/厚紙、サイズ、紙種などを判断する方法は、特に限られるものではなく、公知の方法によるものであればよい。
ここで、薄紙4、または普通紙などの記録材であれば、搬送ファン2での吸引で搬送ベルト38の下流まで吸着し、搬送方向に回転する搬送ベルト38からの搬送力を十分に受け取ることができる。
一方、厚紙5で紙の剛度が高くなると、搬送ベルト38前後の段差などで記録材と搬送ベルト38との間に隙間が生じやすく、搬送ファン2での吸引で搬送ベルト38との密着性を十分に保てずに搬送力が伝わりにくくなる。
また、記録材がコート紙、白板紙である場合や、ハガキサイズ、封筒サイズなどの小サイズ紙である場合も同様の問題が生じる。例えば、コート紙の場合、表面の平滑度が高いため搬送ベルト38がスリップしやすく、搬送速度がばらつきやすい。また、小サイズ紙になるほど搬送ファン2による吸引面積が狭くなるためより密着性が低下し、搬送速度がばらつきやすい。
また、厚紙であって、かつコート紙(厚紙コート紙という)になると表面が滑りやすく、より搬送力が伝わりにくくなる。さらに、厚紙であって、かつ小サイズ紙(厚紙小サイズ紙)になると搬送ファン2での吸引面積が狭くなるので、同じく搬送ベルト38との密着性を十分に保てずに搬送力が伝わりにくくなる。
このように、厚紙、コート紙、白板紙、小サイズ紙、厚紙コート紙、厚紙小サイズ紙等の記録材を搬送装置1で搬送する際に、搬送速度がばらつきやすくなってしまう。また、厚紙等の場合は、ジャムが発生しにくいため、検知時間に余裕を持たせることができる。
そこで、本実施形態に係る画像形成装置100では、制御手段35は、ジャムセンサ7が搬送不良と判断する検知時間(基準となるタイミングからの時間)を、記録材の厚み、紙種、サイズに応じて、変更するように制御するものである。
制御手段35は、例えば、以下のような制御をするものである。
(制御例1)
記録材が薄紙であるときの通紙時を検知時間A、記録材が厚紙であるときの通紙時を検知時間Bとしたとき、検知時間A<検知時間Bとする。
(制御例2)
記録材が小サイズ紙(ハガキサイズ、封筒サイズなど)であるときの通紙時を検知時間Cとしたとき、検知時間A<検知時間Cとする。
(制御例3)
制御例1において、記録材がコート紙または白板紙であるときも、検知時間Bとする。
(制御例4)
記録材が普通紙であるときの通紙時を検知時間Dとしたとき、検知時間A<検知時間D<検知時間Bとする。
(制御例5)
記録材が厚紙コート紙または厚紙小サイズ紙である場合、検知時間Bよりも大きい検知時間Eとする。なお、これらの制御は、適宜組み合わせて実行される。
以上説明した本実施形態に係る画像形成装置よれば、搬送ファン2と搬送ベルト38とを有する搬送装置1を備える画像形成装置100において、上記の制御をすることにより、定着装置20へ記録材を搬送する際の搬送不良の誤判断を低減することができる。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1 搬送装置
2 搬送ファン
3 入口ガイド
4 薄紙
5 厚紙
6 分離板
7 ジャムセンサ
8 記録材検知センサ
20 定着装置
21 加熱ローラ
22 定着ローラ
23 定着ベルト
24 加圧ローラ
25 ヒータ
35 制御手段
37 駆動ローラ
38 搬送ベルト
100 画像形成装置
特開平11-116099号公報

Claims (7)

  1. 搬送ファンと搬送ベルトとを備え、前記搬送ファンにより記録材を吸引しつつ、前記搬送ベルトにて前記記録材を搬送する搬送手段と、
    前記記録材の搬送方向における前記搬送手段の下流側に設置され、未定着トナー像を前記記録材に定着させる定着手段と、
    前記記録材の搬送方向における前記定着手段の下流側に設置され、前記記録材の有無を検知することで、搬送不良の発生を検知する搬送不良検出手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記搬送不良検出手段による搬送不良の発生を検知するための、基準となるタイミングからの検知時間について、前記記録材が薄紙であるときの検知時間を検知時間A、前記記録材が厚紙であるときの検知時間を検知時間Bとしたとき、検知時間A<検知時間Bとする制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記搬送不良検出手段による搬送不良の発生を検知するための、基準となるタイミングからの検知時間について、前記記録材がハガキサイズまたは封筒サイズであるときの検知時間を検知時間Cとしたとき、検知時間A<検知時間Cとすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記搬送不良検出手段による搬送不良の発生を検知するための、基準となるタイミングからの検知時間について、前記記録材がコート紙または白板紙であるときの検知時間も、前記検知時間Bとすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記搬送不良検出手段による搬送不良の発生を検知するための、基準となるタイミングからの検知時間について、前記記録材が普通紙であるときの検知時間を検知時間Dとしたとき、検知時間A<検知時間D<検知時間Bとすることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 坪量52.3gsm〜350gsmまでの前記記録材を通紙することを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記薄紙は、坪量52.3〜79.1gsmであることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記厚紙は、坪量256gsm以上であることを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の画像形成装置。
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