JPH06118768A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JPH06118768A
JPH06118768A JP26585592A JP26585592A JPH06118768A JP H06118768 A JPH06118768 A JP H06118768A JP 26585592 A JP26585592 A JP 26585592A JP 26585592 A JP26585592 A JP 26585592A JP H06118768 A JPH06118768 A JP H06118768A
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JP
Japan
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grid
housing
support member
charging device
aperture ratio
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Application number
JP26585592A
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English (en)
Inventor
Taeko Toyoda
妙子 豊田
Wataru Sugimoto
渉 杉本
Kiyoshi Futaki
清 二木
Kenichi Kokusho
賢一 国生
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スコロトロン帯電装置において、グリッドの
組立性を向上させる。 【構成】 ハウジング1に第一支持部材2と第二支持部
材3を取り付け、第二支持部材3の外面に、板ばね部4
aを備えたグリッド取付板4を固定し、グリッド5を第
一支持部材2の突起2aとグリッド取付板4の板ばね部
4aに引っかけることによりグリッド5を所定位置に固
定し、更にグリッド取付板4とハウジング1にコイルば
ね6を引っかけることにより、グリッド5をハウジング
1に導通させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の複写機
等において、感光体表面を一様に帯電させるための帯電
装置に関し、特に、スコロトロン帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の帯電装置は、導電性材料で
構成された略コ字状断面のハウジングと、そのハウジン
グ内にハウジングに平行に設けられたコロナ放電用ワイ
ヤと、前記ハウジングの開口部に前記コロナ放電用ワイ
ヤに平行に配置され、多数の開口を有するグリッド等と
を有している(例えば、特開昭61−88282号、特
開昭63−180977号公報参照)。
【0003】このグリッドは、ハウジング或いはそのハ
ウジングに取り付けられた支持部材に対してネジ等で固
定されていた。また、グリッドをハウジングに電気的に
導通させるために、銅線をハンダ付けする場合もあっ
た。
【0004】グリッドには、六角形、四角形等の多数の
開口が形成されており、その開口はグリッドの長手方向
及び横方向に並べて形成されている。グリッドの多数の
開口を形成している部分における開口率は、機械的強度
及び帯電効率を考慮して定められており、例えば、特開
昭63−180977号公報では約40〜70%に選定
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
構成では、グリッドをネジ止めしたり、銅線をハンダ付
けしたりしているため、組立性が悪く、製造コストが高
いという問題があった。
【0006】また、従来のグリッドでは、加工誤差等に
よって開口率が変化した場合、感光体の表面電位の変化
が大きく、このため、画質が低下することがあり、これ
を避けるには、グリッドの加工精度を高める必要があ
り、製造コストが高くなるという問題となっていた。ま
た、多数の開口がグリッドの長手方向及び横方向に並ん
で形成されているため、開口率がグリッドの長手方向に
場所によって変化しており、感光体表面に付与する電位
に不均一さを生じ、画質を低下させるということもあっ
た。
【0007】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、グリッドの組立性を向上させ、製造コストを低
減できる帯電装置を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、グリッドの加工精度にば
らつきが生じ、開口率が変化しても、感光体表面に一定
の電位を与えることができ、このためグリッドの加工を
容易とし製造コストを低減できる帯電装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】更に、本発明は、感光体表面に均一に電位
を与えることの可能な帯電装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記問題点を解決するため、ハウジングの一端に、
上面にグリッド取付用の突起を有する絶縁性材料の第一
支持部材を取り付け、ハウジングの反対端に、絶縁性材
料の第二支持部材を取り付けると共にその外面側に、上
端にグリッド取付用の板ばね部を有する導電性材料のグ
リッド取付板を固定し、グリッドを、その両端を前記第
一支持部材の突起とグリッド取付板の板ばね部に係止し
て取り付け、更に、導電性材料で構成されたコイルばね
を、前記グリッド取付板とハウジングとに引っかけて両
者を導通させるという構成を備えたものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、上記問題点を解
決するため、グリッドの開口形成部における開口率を、
70%から85%の範囲内とするという構成を備えたも
のである。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記問題点を解
決するため、グリッドに形成した多数の開口を、互いに
平行な且つグリッドの長手方向に対して傾斜した細長い
形状とするという構成を備えたものである。
【0013】ここで、グリッドには、そのグリッドに形
成されている細長い形状の開口に交差する方向に補強部
を設けることが好ましい。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明は上述の構成であるの
で、グリッドを第一支持部材の突起とグリッド取付板の
板ばね部に係止して取り付けることにより、板ばね部が
グリッドに張力を付与し、グリッドを直線状に引っ張っ
た状態で定位置に固定することができ、グリッドのねじ
止め作業を必要とせず、組立作業が極めて簡単となる。
また、グリッド取付板とハウジングとに、コイルばねを
引っかけることにより、そのコイルばねがグリッド取付
板を介してグリッドをハウジングに導通させることがで
き、グリッドとハウジングとに銅線等をはんだ付けして
接続する作業が必要なくなり、製造上の工数を削減でき
る。更に、グリッドはグリッド取付板の板ばね部によっ
て直線状に引っ張られているので、長手方向に湾曲する
ことがなく、感光体に対して付与する電荷を一定とする
ことができる。
【0015】請求項2に記載の発明では、グリッドの開
口率を70%から85%の範囲内としている。グリッド
の開口率は感光体表面に付与する電位に影響するもので
あるが、本発明者が検討した結果、グリッド開口率が7
0〜85%では表面電位があまり変動しないことを見出
し、この数値範囲を採用したものである。本発明では、
開口率を70〜85%の範囲内としたことにより、加工
誤差等により開口率が変化しても、感光体表面に付与す
る電位の変化が少なく、換言すれば、開口率が70%か
ら85%の範囲内であれば開口率が多少変化しても感光
体表面に比較的均一に電位を付与することができ、この
ため、グリッドの加工精度をあまり高く維持する必要が
なく、製造コストを低減でき、また、画質低下を防止で
きる。
【0016】請求項3に記載の発明では、グリッドに形
成した多数の開口を、互いに平行な且つグリッドの長手
方向に対して傾斜した細長い形状としているので、グリ
ッドの長手方向のどの位置でも開口率が一定となり、感
光体表面を長手方向に均一に帯電させることができる。
【0017】なお、グリッドに、開口に交差する方向の
補強部を設けておけば、グリッドの機械的強度を大きく
でき、組立時や取付時の負荷によって、ねじれや曲がり
を生じることを防止できる。
【0018】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。
【0019】図1(a)は本発明の一実施例による帯電
装置を概略的に示す斜視図、図1(b)はその帯電装置
を分解して示す概略斜視図である。図1(a)、(b)
において、1は、導電性材料で構成された略コ字状断面
のハウジングであり、一端にばね装着用の爪1aを備え
ている。2は、そのハウジング1の一端に取り付けられ
る絶縁性材料の第一支持部材であり、上面にグリッド取
付用の突起2aを有している。3は、ハウジング1の第
一支持部材2とは反対側の端部に取り付けられる絶縁性
材料の第二支持部材である。これらの第一支持部材2及
び第二支持部材3は、ハウジング1に対してはめ込み式
で固定されるものであり、ハウジング1に形成している
孔(図示せず)に対して嵌合させる突起(図示せず)を
備えている。4は、導電性材料で構成されたグリッド取
付板であり、上端にグリッド取付用の板ばね部4aを、
側縁にばね装着用の爪4bを備えている。このグリッド
取付板4は、ねじ(図示せず)等により、第二支持部材
3に固定される。
【0020】5は多数の開口を備えたグリッドであり、
その両端に突起2a、板ばね部4aに係止するための係
止孔5a、5bを備えている。このグリッド5は、両端
の係止孔5a、5bを突起2a、板ばね部4aに係止す
ることによって、所定位置に取り付けられる。この際、
板ばね部4aはグリッド5に対して張力を作用させ、グ
リッド5を直線状に引っ張った状態で定位置に固定す
る。このため、グリッド5が長手方向に湾曲することが
なく、感光体に対して均一な電位付与が可能となる。6
は、導電性材料で構成されたコイルばねであり、その両
端をハウジング1の爪1aとグリッド取付板4の爪4b
に引っかけることによって取り付けられている。このコ
イルばね6は、グリッド取付板4をハウジング1に導通
させる作用を有している。
【0021】8はコロナ放電用のワイヤ、9はそのワイ
ヤ8を支持するためのワイヤ支持部であり、これらの詳
細については後述する。
【0022】上記構成の帯電装置の組み立てに際して
は、第二支持部材3にグリッド取付板4を固定し、ハウ
ジング1の両端に第一支持部材2及び第二支持部材3を
はめ込み、ワイヤ8及びワイヤ支持部9を取り付け、そ
の後、グリッド5を第一支持部材の突起2a及びグリッ
ド取付板4の板ばね部4aに係止して取り付け、コイル
ばね6をハウジング1の爪1aとグリッド取付板4の爪
4bに引っかければよい。このように、グリッド5は単
に突起2a及び板ばね部4aに係止するのみで固定され
るので、従来行っていたグリッドのねじ止め作業が必要
なく、組立作業が極めて容易である。また、グリッド取
付板4とハウジング1とにコイルばね6を引っかけるこ
とにより、グリッド5をハウジング1に対してグリッド
取付板4及びコイルばね6を介して導通させることがで
き、従来行っていたグリッドとハウジングへの銅線等の
はんだ付け作業が必要なくなる。かくして、上記構成の
帯電装置は、組み立て作業が容易であり、組み立て工数
を従来に比べ削減できる。
【0023】次に、グリッド5に形成する開口の形状及
び開口率を説明する。図2は上記実施例に用いたグリッ
ド5の概略平面図、図3は図2に示すグリッド5のA部
の拡大平面図、図4は図3のB−B矢視断面図である。
グリッド5は多数の開口11を有しており、その開口1
1は、細長い形状のもので、互いに平行に且つグリッド
5の長手方向に対して傾斜して配置されている。傾斜角
としては、45°程度が好ましいが、その角度に限ら
ず、適宜増減可能である。このように、グリッド5に形
成した多数の開口11を、互いに平行な且つグリッドの
長手方向に対して傾斜した細長い形状とすることによ
り、グリッドの長手方向のどの位置でも開口率を一定と
でき、従って、感光体表面を長手方向に均一に帯電させ
ることができる。
【0024】グリッド5には、細長い形状の開口11に
交差する方向に補強部12が形成されている。この補強
部12は、図2から良くわかるように5本形成されてい
るが、グリッド5の長手方向には重ならないように配置
されており、従って長手方向のどの位置にあっても同じ
専有面積になっている。従って、これもまた、開口率を
均一とすることができるものである。なお、補強部12
は、グリッド5の製造に当たって、薄板をエッチングし
て開口11を形成する際、エッチングしないで残すこと
により形成される。グリッド5にこの補強部12を設け
ることにより、グリッドの機械的強度が大きくなり、組
立時や取付時の負荷によって、ねじれや曲がりを生じる
ことを防止できる。
【0025】グリッド5の開口形成部における開口率
は、開口11をエッチングによって加工する際に加工誤
差を生じ、一つのグリッド内における部分的なバラツキ
及び製品間のバラツキが生じても、70%から85%の
範囲内におさまるように定められている。ここで、開口
率とは、図4に示すように、開口11の幅をC、ピッチ
をpとした時に、開口率=C/p で表されるものであ
る。以下、開口率を70〜85%の範囲内とする理由を
説明する。
【0026】図5は、グリッドの開口率と、そのグリッ
ドを備えた帯電装置によって帯電させられた感光体表面
の帯電電位の関係を実測して得たグラフである。このグ
ラフより明らかなように、グリッド開口率は帯電電位に
影響を与えるが、グリッド開口率が70〜85%の範囲
内では、感光体表面の帯電電位があまり変動していな
い。一般に感光体の表面電位は一様であることが画質向
上の点から好ましい。一方、エッチングによってグリッ
ドに開口を形成する際、開口の大きさにはバラツキが生
じやすく、一定の大きさの開口のみを形成することは極
めて困難である。従って、グリッドの開口率を70〜8
5%の範囲内でバラツクようにすれば、感光体の表面電
位は均一になり、画質の向上を図ることができる。本発
明は、上記したように、グリッド開口率を70%から8
5%の範囲内におさまるようにしたことにより、この範
囲内では開口率にバラツキを生じても、感光体を均一に
帯電させることができ、換言すれば、グリッドの開口の
加工精度を高くする必要がなく、グリッドを安価に製造
することが可能となる。
【0027】グリッド5の開口率は上記したように、7
0〜85%の範囲内となるように定められるが、グリッ
ド5の材質、開口11のピッチ等は、上記の開口率と機
械的強度を考慮して定められる。すなわち、グリッド5
は組み立て時や取り付け時の負荷等からねじれや曲がり
が生じるため、一定の機械的強度が必要であり、この機
械的強度はグリッドの材質や開口のピッチによって変わ
るものである。図6は、開口率と機械的強度との関係を
グリッドの材質及びピッチをパラメータとして示したグ
ラフである。このグラフを考慮して必要な開口率及び必
要な強度を有するグリッドを設計すればよい。例えば、
グリッド5の好適な実施例としては、設計開口率を80
%、開口のピッチpを1mm、材質をステンレスとした
ものを挙げることができる。この実施例では、開口形成
時の加工誤差が、±2〜3%生じたとしても、得られた
グリッドの開口率は70〜85%の範囲内に入り、且つ
必要な機械的強度が得られる。
【0028】図1において、コロナ放電用のワイヤ8は
ハウジング1内に張られるものであるが、長期間の使用
(例えば、12000枚程度の記録)により、そのワイ
ヤ8の表面にトナーが付着して能力が低下してくる。そ
のため、従来にあっては上記枚数を使用したと思われる
時期に、サービスマンが定期点検等で帯電装置そのもの
を交換していた。しかしながら、ワイヤ8には、主に感
光体と面する部分にトナーが付着して能力を低下させて
おり、そのワイヤ8を回転させ新しい面を感光体に面す
るようにすることで、能力回復を図ることができること
が判明したので、上記実施例では、ワイヤ8を回転させ
る手段を設けている。以下、その手段を説明する。
【0029】図7(a)は図1の実施例の帯電装置に取
り付けられた状態のワイヤ8及びワイヤ支持部9を示す
ものである。ワイヤ支持部9は、ワイヤ8を掛けるため
の軸部13とその軸部13に取り付けられたギヤ14を
有しており、第一支持部材2に回転可能に保持されてい
る。図7(b)はその帯電装置を、記録装置に取り付け
た状態を示すものである。この状態では、ギヤ14に、
装置側に設けている回転軸16が連結される。この回転
軸16の端部にはダイヤル17が取り付けられている。
更に、ワイヤ8のギヤ14とは反対側にもギヤ14と同
様にギヤ18が連結されており、ギヤ14とギヤ18と
は、ギヤ19、20及び軸21により同期回転させられ
るように構成されている。
【0030】本実施例の帯電装置では、長期間の使用に
よって能力が低下した時点での定期点検時に、サービス
マンがダイヤル17を180°回転させることにより、
ワイヤ8を180°回転させる。これにより、ワイヤ8
の新しい面が感光体に面するようにセットされ、低下し
た能力を回復させることができる。
【0031】図8は、ワイヤ8に連結したギヤ14をダ
イヤルで回転させる代わりに、記録装置側の駆動部(感
光体等を駆動する駆動部)を利用して自動的に回転させ
るように構成した実施例であり、図9はその動作フロー
チャートである。ギヤ14には駆動部23がクラッチ
(図示せず)を介して連結されている。この実施例で
は、現像機と感光体から構成される記録部24が作動す
る度にカウンタ部25がこれを計数していく。そして、
計数値が1000枚になったところで制御部26の指示
に基づいて駆動部23がワイヤ8を15°回転させる。
この時、駆動部23から記録部24への駆動力伝達経路
をクラッチが解除しているので、帯電装置のワイヤ8の
みが回転している。回転が終了すると制御部26はカウ
ンタ部25の計数値をリセットし回転度数を加算的に記
憶し、上記動作を繰り返すよう制御する。このように、
ワイヤ8は短期間にまんべんなく回転していくため、装
置の能力変化をリニヤにすることができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明は、ハウジングの一端に、上面にグリッ
ド取付用の突起を有する絶縁性材料の第一支持部材を取
り付け、ハウジングの反対端に、絶縁性材料の第二支持
部材を取り付けると共にその外面側に、上端にグリッド
取付用の板ばね部を有する導電性材料のグリッド取付板
を固定し、グリッドを、その両端を前記第一支持部材の
突起とグリッド取付板の板ばね部に係止して取り付け、
更に、導電性材料で構成されたコイルばねを、前記グリ
ッド取付板とハウジングとに引っかけて両者を導通させ
る構成としたので、グリッドを第一支持部材の突起とグ
リッド取付板の板ばね部に係止して取り付けることによ
り、グリッドを直線状に引っ張った状態で定位置に固定
することができ、また、グリッド取付板とハウジングと
に、コイルばねを引っかけることにより、グリッドをハ
ウジングに導通させることができ、帯電装置の製造工数
を簡略化し、コストダウンを図ることができるという効
果を有している。
【0033】また、請求項2に記載の発明は、グリッド
の開口形成部における開口率を、70%から85%の範
囲内としたことにより、加工誤差等により開口率が変化
しても、感光体表面に付与する電位の変化が少なく、換
言すれば、開口率が70%から85%の範囲内であれば
開口率が多少変化しても感光体表面に比較的均一に電位
を付与することができ、このため、グリッドの加工精度
をあまり高く維持する必要がなく、製造コストを低減で
き、また、画質低下を防止できるという効果を有してい
る。
【0034】ここで、請求項3に記載したように、グリ
ッドに形成した多数の開口を、互いに平行な且つグリッ
ドの長手方向に対して傾斜した細長い形状とすると、グ
リッドの長手方向のどの位置でも開口率が一定となり、
感光体表面を長手方向に均一に帯電させることができる
という効果が得られる。
【0035】また、請求項4に記載のように、グリッド
に、開口に交差する方向の補強部を設けておけば、グリ
ッドの機械的強度を大きくでき、組立時や取付時の負荷
によって、ねじれや曲がりを生じることを防止できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例による帯電装置を概
略的に示す斜視図 (b)はその帯電装置を分解して示す概略斜視図
【図2】上記実施例に用いたグリッド5の概略平面図
【図3】図2に示すグリッド5のA部の拡大平面図
【図4】図3のB−B矢視断面図
【図5】グリッドの開口率と、そのグリッドを備えた帯
電装置によって帯電させられた感光体表面の帯電電位の
関係を実測して得た特性図
【図6】開口率と機械的強度との関係をグリッドの材質
及びピッチをパラメータとして示した特性図
【図7】(a)は図1の実施例の帯電装置におけるワイ
ヤ8及びワイヤ支持部9の周辺を概略的に示す平面図 (b)はその帯電装置を、記録装置に取り付けた状態を
示す概略側面図
【図8】図7とは異なる実施例を示すブロック図
【図9】図8の実施例の動作フローチャート
【符号の説明】
1 ハウジング 2 第一支持部材 3 第二支持部材 4 グリッド取付板 5 グリッド 6 コイルばね 8 ワイヤ 9 ワイヤ支持部 11 開口 12 補強部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二木 清 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送株式会社内 (72)発明者 国生 賢一 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性材料で構成された略コ字状断面の
    ハウジングと、その一端に取り付けられた絶縁性材料の
    第一支持部材であって、上面にグリッド取付用の突起を
    有する第一支持部材と、前記ハウジングの反対側の端部
    に取り付けられた絶縁性材料の第二支持部材と、その第
    二支持部材の外面側に固定され、上端にグリッド取付用
    の板ばね部を有する導電性材料のグリッド取付板と、前
    記第一支持部材の突起とグリッド取付板の板ばね部に両
    端を係止して取り付けられたグリッドと、前記グリッド
    取付板とハウジングとに引っかけられた導電性材料のコ
    イルバネとを有する帯電装置。
  2. 【請求項2】 導電性材料で構成された略コ字状断面の
    ハウジングと、そのハウジング内にハウジングに平行に
    設けられたコロナ放電用ワイヤと、前記ハウジングの開
    口部に前記コロナ放電用ワイヤに平行に配置され、多数
    の開口を有するグリッドとを有し、そのグリッドの開口
    率を、70%から85%の範囲内としたことを特徴とす
    る帯電装置。
  3. 【請求項3】 グリッドに形成された多数の開口が、互
    いに平行に且つグリッドの長手方向に対して傾斜して形
    成された細長い形状であることを特徴とする請求項2記
    載の帯電装置。
  4. 【請求項4】 グリッドが、そのグリッドに形成されて
    いる細長い形状の開口に交差する方向に設けられた補強
    部を有することを特徴とする請求項3記載の帯電装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1980916A1 (en) 2007-04-13 2008-10-15 Ricoh Company, Ltd. Grid electrode, scorotron charger, and process cartridge, and image forming apparatus incorporating same
US7945184B2 (en) 2005-05-30 2011-05-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Process cartridge with member for electrical connection to image-forming device

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US7945184B2 (en) 2005-05-30 2011-05-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Process cartridge with member for electrical connection to image-forming device
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