JP2000267401A - スコロトロン帯電器の清掃装置及び画像形成装置 - Google Patents

スコロトロン帯電器の清掃装置及び画像形成装置

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JP2000267401A JP11075687A JP7568799A JP2000267401A JP 2000267401 A JP2000267401 A JP 2000267401A JP 11075687 A JP11075687 A JP 11075687A JP 7568799 A JP7568799 A JP 7568799A JP 2000267401 A JP2000267401 A JP 2000267401A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリッドに付着したトナーをはじめとする回
収物が清掃装置内に溜まってクリーニング効果が失われ
ないスコロトロン帯電器の清掃装置。 【解決手段】 グリッド(エッチングプレート)111
aを感光体10側へ押圧してグリッド111aを感光体
10に当接状態を保ちながら背後から清掃部材115a
によって清掃し、清掃・除去したグリッド付着物を感光
体10に移し、感光体10上に付着したグリッド付着物
をクリーニング装置によってクリーニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に一様
帯電を行うスコロトロン帯電器を設け、電子写真方式に
よって画像形成を行う画像形成装置、及び該スコロトロ
ン帯電器のグリッド清掃を行うスコロトロン帯電器の清
掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、回動
する像担持体(以後感光体ともいう)の周縁部に帯電手
段、像露光手段、現像手段を設けて、帯電手段によって
一様帯電を行ったのち像露光を行って潜像を形成し、現
像を行ってトナー像としたのち転写材上にトナー像の転
写を行い、定着してプリント画像を得ることがなされて
いる。
【0003】像担持体の一様帯電を行う帯電手段として
はスコロトロン帯電器が広く用いられている。スコロト
ロン帯電器は回動する像担持体に対して1mm〜1.5
mm程度の間隔をもって張架したグリッドと、その背後
からコロナ放電を行う放電極が設けられていて、グリッ
ドには帯電しようとする像担持体の電位とほぼ同電位の
グリッド電圧が印加されて、背後からのコロナ放電によ
って像担持体上に一様帯電がなされている。グリッドは
飛散トナー等によって汚れやすく、グリッドにトナー等
の付着物がある場合には像担持体上には一様帯電がなさ
れないて、スジ目状の帯電ムラが生じ、この帯電ムラが
原因となって画像にもムラが生じて、画像品質を低下さ
れることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】グリッドの付着物を除
去するスコロトロン帯電器の清掃装置については多くの
提案がなされている。しかしこれらの提案には共通した
問題があった。グリッドから掻き落とした付着物は次第
に清掃装置の方に付着し、回収した付着物が次第に増え
て来るので、回収した付着物を除去することが必要とな
って来る。また清掃装置に回収した付着物が付着すると
クリーニング性能も低下して来て一定量に達すると清掃
効果も失われる。このようなところから、スコロトロン
帯電器の清掃装置は定期的な点検、清掃を必要としてい
た。
【0005】本発明は定期的な点検、清掃がなされない
でも長期に亘ってグリッドの清掃が良好になされ、像担
持体の一様帯電が長期に亘って安定して得られるスコロ
トロン帯電器の清掃装置、及びかかる清掃装置を備えて
長期に亘って良好な画像形成がなされる画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的とするスコロ
トロン帯電器の清掃装置は、グリッドを像担持体側に押
圧して像担持体に当接状態を保ちながら、背後から該グ
リッドの清掃を行う清掃部材を設けたことを特徴とする
スコロトロン帯電器の清掃装置(請求項1の発明)によ
り達成される。
【0007】上記の目的とする画像形成装置は、像担持
体の帯電を行うスコロトロン帯電器には清掃装置が設け
られていて、該清掃装置はグリッドを像担持体側に押圧
して像担持体に当接状態を保ちながら、該グリッドの背
後から清掃を行うことを特徴とする画像形成装置(請求
項4の発明)により達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】先ず本発明のスコロトロン帯電器
の清掃装置を備えた画像形成装置について説明する。以
下の、本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベ
ストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や
技術的範囲を限定するものではない。
【0009】図1は、像担持体をプロセスカートリッジ
に収めて着脱する画像形成装置の一実施形態を示すカラ
ー画像形成装置の断面構成図であり、図2は、プロセス
カートリッジの画像形成装置よりの着脱図であり、図3
は、プロセスカートリッジの構成図である。
【0010】図1または図2によれば、ベルト状像担持
体であるベルト感光体10はローラ部材としての駆動ロ
ーラ1、第1の回動ローラ2及び第2の回動ローラ3に
張架された無端状の可撓性の感光体ベルトで、テンショ
ンローラ4の作用により緊張状態とされて、内周面に設
けたバックアップ部材41,42に局部的に当接しなが
ら図1に矢印で示す時計方向に回動する。ベルト感光体
10はポリエステル、ポリイミド、ポリエチレンテレフ
タレート等の可撓性基体上に酸化錫、酸化鉛、酸化イン
ジウム等の金属薄膜を導電層として設け、その上面には
各種有機感光層(OPC)を塗布し、前記導電層を接地
している。本実施形態で用いるベルト感光体10は80
μm厚のポリエチレンテレフタレートを基体とし、OP
Cを塗布したもので、100μm厚に一様の厚みとなる
よう精度よく成形されている。
【0011】ベルト感光体10は、後述するベルト状像
担持体クリーニング手段としてのクリーニング装置19
及び廃トナー回収容器190等と樹脂ケーシング140
に一体的に取付けられ、プロセスカートリッジ300と
して構成される。
【0012】以下に説明する帯電手段としてのスコロト
ロン帯電器11、走査手段としての露光光学系12、現
像手段としての現像器13は、それぞれ、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色(K)
の各色毎に設けられて各色の画像形成プロセスに用いら
れ、本実施形態においては、張架されたベルト感光体1
0の外側面に、図1の矢印にて示すベルト感光体10の
回転方向に対して、Y,M,C,Kの順に配置される。
【0013】各色毎の帯電手段としての後に詳しく説明
するスコロトロン帯電器11は像形成体であるベルト感
光体10の移動方向に対して直交する方向(図1におい
て紙面垂直方向)にベルト感光体10と対峙し近接して
取り付けられ、ベルト感光体10の前述した有機感光層
に対し所定の電位に保持されたグリッドと、コロナ放電
電極として、例えば鋸歯状電極を用い、トナーと同極性
のコロナ放電とによって帯電作用(本実施形態において
はマイナス帯電)を行い、ベルト感光体10に対し一様
な電位を与える。コロナ放電電極としては、その他ワイ
ヤ電極や針状電極を用いることも可能である。
【0014】各色毎の走査手段である露光光学系12
は、半導体レーザで発光されたレーザビームを駆動モー
タにより回転されるポリゴンミラーにより回転走査を行
いfθレンズを経てベルト感光体10に対して走査光
(露光光)を走査(像露光)し潜像形成を行う。この走
査光は別体の画像読み取り装置によって読み取られた各
色の画像信号が画像処理をなされて露光光学系12にそ
れぞれ電気信号として入力されることによって行われ
る。
【0015】各色毎の露光光学系12は、ベルト感光体
10上での走査位置を、スコロトロン帯電器11と現像
器13との間でベルト感光体10に走査光を走査するよ
うにして、ベルト感光体10より離れて外側に配置され
る。
【0016】各色毎の現像手段としての現像器13は、
内部にイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)
若しくは黒色(K)の二成分(一成分でもよい)の現像
剤を収容し、縦型に配設されたベルト感光体10の一方
の側にベルト感光体10の移動方向と直交してベルト面
に平行に位置するように上下に配設されている。
【0017】現像領域では、現像スリーブ131に対し
て現像バイアスとしてトナーと同極性(本実施形態にお
いてはマイナス極性)の直流電圧或いは直流電圧に交流
電圧ACを重畳する電圧を印加することにより、ベルト
感光体10の露光部に対して非接触の反転現像が行われ
る。
【0018】以上のように現像器13は、スコロトロン
帯電器11による帯電と露光光学系12による走査光に
よって形成されるベルト感光体10上の静電潜像を、非
接触の状態でベルト感光体10の帯電極性と同極性のト
ナー(本実施形態においてはベルト感光体は負帯電であ
り、トナーは負極性)により反転現像する。
【0019】画像記録のスタートにより、駆動モータが
回動して駆動ローラ1を介してベルト感光体10は時計
方向へと回転し、Yのスコロトロン帯電器11の帯電作
用によりベルト感光体10への電位の付与が開始され
る。ベルト感光体10は電位を付与されたあと、Yの露
光光学系12において第1の色信号すなわちイエロー
(Y)の画像信号に対応する電気信号による走査露光が
開始され、ベルトの回転(副走査)によってその表面の
感光層に現像画像のイエロー(Y)の画像に対応する静
電潜像を形成する。この潜像はYの現像器13により現
像スリーブ131上に付着搬送されたイエロー(Y)の
現像剤が非接触の状態で反転現像され、ベルト感光体1
0の回転に応じてベルト感光体10上にイエロー(Y)
のトナー像が形成される。
【0020】次いで、ベルト感光体10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、Mのスコロトロン帯電器11
の帯電作用により電位が付与され、Mの露光光学系12
の第2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像データに
対応する電気信号による走査露光が行われ、Mの現像器
13による非接触の反転現像によって前記のイエロー
(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が重
ね合わせて形成される。
【0021】同様のプロセスにより、Cのスコロトロン
帯電器11、露光光学系12及び現像器13によってさ
らに第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像
が、また、Kのスコロトロン帯電器11、露光光学系1
2及び現像器13によって第4の色信号に対応する黒色
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、ベルト
感光体10の一回転以内にその周面上にカラーのトナー
像が形成される。
【0022】ベルト感光体10の周面上に形成されたカ
ラーのトナー像はスコロトロン帯電器11Aによって付
着トナーの電位が揃えられたのち転写前露光器16aに
よって除電が行われる。
【0023】一方、転写材としての記録紙Pは、転写材
収納手段としての給紙カセット15A,15Bの何れか
より、対応する送り出しローラ15a,15bにより送
り出され、タイミングローラ15cへ搬送される。
【0024】記録紙Pは、タイミングローラ15cの駆
動によって、ベルト感光体10上に担持されたカラート
ナー像との同期がとられて転写域へ給送され、転写域に
おいてベルト感光体10の駆動用の駆動ローラ1の下部
に対向して配置され、トナーと反対極性(本実施形態に
おいてはプラス極性)の電圧が印加される転写手段とし
ての転写ローラ16bにより、ベルト感光体10の周面
上のカラートナー像が一括して記録紙Pに転写される。
【0025】トナー像の転写を受けた記録紙Pは、駆動
ローラ1の曲率に沿ったベルト感光体10の周面より分
離された後、定着装置17へと搬送され、内部にヒータ
(不図示)を有する定着ローラ17aと、圧着ローラ1
7bとの間で熱と圧力とを加えられることにより記録紙
P上の付着トナーが定着され、排紙搬送ローラ18a,
18bにより搬送され、排紙ローラ18により送られ
て、上部に設けられた前記プロセスカートリッジ300
の取出用の開閉蓋を兼用する排紙皿20に記録紙P上の
トナー像面を下面にして排出される。
【0026】転写後のベルト感光体10の周面上に残っ
たトナーは、ベルト状像担持体クリーニング手段として
のクリーニング装置19に設けられたクリーニング部材
であるクリーニングブレード19aによってベルト感光
体10面の摺擦がなされ、残留トナーの除去・清掃がな
されて、次の原稿画像のトナー像の形成を続行するか、
もしくは一旦停止して待機する。クリーニングブレード
19aによりベルト感光体10上より除去された廃トナ
ーはクリーニング装置19から、例えば不図示の搬送ス
クリュウ等を通して廃トナー回収容器190へと回収さ
れる。なお次の原稿画像のトナー像の形成が続いて行わ
れるときは、帯電前露光器16cによるベルト感光体1
0の感光体面への露光が行われて前歴の除去がなされ
る。
【0027】さらに図2に示すように、ベルト感光体1
0を有するプロセスカートリッジ300は、画像形成装
置100上部の前述した排紙皿20を開閉し、プロセス
カートリッジ300を構成する前側板40A及び後側板
40Bに設けられる孔40a,40bを把手として装置
本体に着脱可能とされ、ベルト感光体10、クリーニン
グ装置19、廃トナー回収容器190等のメンテナン
ス、交換或いはプロセスカートリッジ300の交換等が
行われる。この際、図1にて説明した各色毎の現像器1
3は、例えば排紙皿20の開口に伴い不図示のレバー、
カム等の作動によりベルト感光体10面より退避され
る。また排紙皿20を閉じると、前記レバー、カム等の
作動により、ベルト感光体10面に不図示の突き当てコ
ロが当接され現像器13の位置出しが行われる。
【0028】また各現像器13は、ベルト感光体10面
より退避された位置において、画像形成装置100前面
の扉Iを開放することによりそれぞれのスコロトロン帯
電器11(但しグリッドは除く)と共に2つのユニット
として着脱され、さらに扉IIを開放することにより定着
装置17もユニットとして着脱することが出来るように
なっている。
【0029】図3によれば、後側板40Bと一体的に、
後側板40B上に帯体状の支柱40及び前記ローラ部材
を回転軸支する軸受部材としての支軸1a,2a,3a
が設けられて樹脂ケーシング140が構成される。支柱
40には帯体に沿って複数組のバックアップ部材41,
42が設けられる。支軸1a,2a,3aに駆動ローラ
1、第1の回動ローラ2、第2の回動ローラ3がそれぞ
れ嵌込まれる。バックアップ部材41,42が設けられ
る支柱40を内包し、駆動ローラ1、第1の回動ローラ
2及び第2の回動ローラ3に無端状のベルト感光体10
が張架され、不図示のバネ等により押圧されるテンショ
ンローラ4によりベルト感光体10が緊張される。これ
により、バックアップ部材41,42にベルト感光体1
0の内周面が局部的に当接される。クリーニング装置1
9及び廃トナー回収容器190を樹脂ケーシング140
に取付けた状態で、支軸1a,2a,3a、バックアッ
プ部材41,42及びバックアップ部材41,42が設
けられる支柱40を挟んで、図2にて示した前側板40
Aが、後側板40Bと対称して樹脂ケーシング140に
取付けられ、プロセスカートリッジ300が構成され
る。
【0030】本実施の形態においては、スコロトロン帯
電器11のグリッド111はプロセスカートリッジ30
0にベルト感光体10と僅かの間隙(1mm〜1.5m
m)をもって対向するよう取り付けられている。図4
(a)はプロセスカートリッジ300にグリッド111
を取り付けたところを示す断面図で、図4(b)はエッ
チングプレートを用いたグリッド111の平面図を示
し、図4(c)はエッチングプレート111aの一部を
拡大して示している。
【0031】エッチングプレート111aは厚さ50μ
m〜100μmの金属薄板で、ベルト感光体10のベル
ト幅をカバーする例えば300mm程度の長さと20m
m〜30mm程度の幅をもっている。エッチングプレー
ト111aのベルト感光体10に対向する部分には、例
えば幅0.9mm、長さ36mmのスリット状のグリッ
ド穴111bが多数例えば千鳥状に設けられていて、グ
リッド穴111bを通ってコロナイオンが感光体へと注
がれる。エッチングプレート111aの両側端には取り
付け穴111A,111Bが設けられている。
【0032】プロセスカートリッジ300の後側板40
Bにはエッチングプレート111aを取り付けるための
挿通穴40B1とフック40B2が、また前側板40A
には挿通穴40A1と引掛けバネ部材40A2が設けら
れていて、図4(a)に示す如くエッチングプレート1
11aの両端部は挿通穴40B1,40A1を挿通し、
エッチングプレート111aの一方の取り付け穴111
Bはフック40B2によって固定し、他方の取り付け穴
111Aは引掛けバネ部材40A2に引掛けて、エッチ
ングプレート111aはバネによって引張られた状態で
ベルト感光体10に対向して取り付けられる。そして帯
電時においては、引掛けバネ部材40A2を介して帯電
しようとする感光体電位とほぼ同電位の例えば−800
Vのグリッド電圧が印加されるようになっている。
【0033】本実施の形態のスコロトロン帯電器11に
はグリッド111の清掃を行う清掃装置115が組み込
まれていて、帯電作動時にはベルト感光体10から外れ
た位置に退避していて、後に説明するグリッドクリーニ
ングモードにおいては、グリッド111をベルト感光体
10側に押圧して当接状態を保ちながらその背後から清
掃を行う構成となっている。図5(a)は清掃装置11
5が組み込まれたスコロトロン帯電器111のベルト感
光体10の移動方向と直角方向から見た断面図、図5
(b)は移動方向から見た断面図である。
【0034】スコロトロン帯電器11は前記グリッド1
11の背後からコロナ放電を行う鋸歯状電極112とそ
の周囲をシールドするサイドプレート113よりなって
いる。鋸歯状電極112は薄肉のリボン状をなした金属
板から成り、両端は支持されて1〜3mmのピッチをも
って形成された鋸歯部分から放電が行われる。鋸歯状電
極112には−4〜−5kV程度の電圧が印加されるよ
う例えば−600μAの定電流制御が行われる。サイド
プレート113は断面がコの字状をした金属板から成
り、グリッド111と同電位に保たれる。
【0035】このサイドプレート113内にはベルト感
光体10の移動方向と直角に即ち張設されたグリッド1
11と平行にスパイラル軸115eをガイドとしてグリ
ッド111を押圧しながら移動を可能とする清掃装置1
15が設けられている。清掃装置115には揺動軸11
5bを揺動中心としてグリッド111の背面になじんだ
形で当接する清掃部材115aが設けられている。清掃
部材115aのグリッド111に当接する面は植毛した
刷毛状部材やスポンジ状の弾性体で導電性をもった清掃
部材が好ましく用いられる。清掃部材115aを支持す
る清掃支持部材115cには内部に清掃部材115aを
グリッド側に押し出すように作用するバネ部材(図示せ
ず)が内蔵されていて、張架されたグリッド111を押
してベルト感光体10の感光面に当接するよう作用す
る。また清掃支持部材115cにはスパイラル軸115
eとネジ嵌合するスパイラル軸受115dが設けられ、
正逆回転を可能とする清掃駆動モータ115fの回転に
伴いスパイラル軸115eは回転し、清掃部材115a
はグリッド111に沿って移動が可能となっている。
【0036】本実施形態によれば、スコロトロン帯電器
11の作動中は清掃装置115は図5(b)において右
端のベルト感光体10の感光体面から外れた位置に押し
下げ部材115gによって清掃部材115aは押し下げ
られてグリッド111から離間した停止位置で停止して
いる。グリッドクリーニングモードでは清掃駆動モータ
115fは回転し、清掃部材115aはグリッド111
を背後から押圧したグリッドをベルト感光体10に押し
付けるようにしながら清掃装置115は左方へと移動
し、スコロトロン帯電器11の左端部に設けた切替えス
イッチSw1に接触すると清掃駆動モータ115fは反
転回転し、清掃装置115は右方へと移動して切替えス
イッチSw2によって初期の停止位置に停止する。
【0037】図6は清掃装置115の往復動中での清掃
部材115aによる清掃状態を示す説明図である。清掃
時においてフローティングの状態にあるエッチングプレ
ート111aの背面側に付着したトナーをはじめとする
付着物は、導電性をもった清掃部材によって容易にプレ
ート表面を移動し、エッチングプレート111aに設け
られたグリッド穴111bを通ってベルト感光体10の
感光面へと移動する。ベルト感光体10の表面は半絶縁
性の電気特性を有しているので、エッチングプレート1
11aの表面に付着した付着物及びエッチングプレート
111aの裏面から表面に移動した付着物の多くは当接
状態にある感光体表面に付着することとなる。
【0038】本発明によるスコロトロン帯電器の清掃装
置は、グリッド111に付着したトナーをはじめとする
付着物を上記にようにしてベルト感光体10の感光体の
方に移して、画像形成装置のクリーニング装置19によ
って除去・回収するようにしたことに特徴を有してい
る。クリーニング装置19によるグリッド付着物の除去
は良好に行われるが、グリッド付着物にはトナー以外に
キャリアの鉄粉等が混在し、クリーニングブレード19
aの感光面を摺擦することによってクリーニングを行う
場合には、感光面を傷付けることとなる。本実施形態の
画像形成装置では、クリーニング装置19によるグリッ
ド付着物の除去に当たってもベルト感光体10の感光面
を傷付けないような処置が行われる。次にこれについて
説明する。
【0039】画像形成装置では1000枚〜2000枚
の予め設定したプリント枚数に達するとグリッドクリー
ニングモードとなってグリッド111のクリーニングを
行う。但し、プリント動作中にクリーニングを行うこと
は適切でないので、一連のプリント動作が終了後、若し
くは設定したプリント枚数に達してしかも定着装置17
のウォーミングアップ期間中にグリッドクリーニングモ
ードによるクリーニング動作にはいる。この動作は予め
制御部のROMにメモリされたグリッドクリーニングプ
ログラムによって行われる。なお本実施形態において示
すように、Y,M,C,Kの4組のスコロトロン帯電器
11がある場合には個々にクリーニングを行ってもまた
組み合わせた形で同時にクリーニングを行ってもよい。
また最も使用頻度の高い黒色(K)のスコロトロン帯電
器11だけを引き離し、他は同時にクリーニングするよ
う制御してもよい。
【0040】ベルト感光体10を移動させながら、ス
コロトロン帯電器11による帯電、露光光学系12によ
るベタのパッチ露光、現像器13による反転現像を行っ
て、感光面にはバンド状のトナーパッチを作成する。
【0041】ベルト感光体10の移動を停止する。
【0042】停止してベルト感光体10の付着物のな
い感光面に対向して位置したスコロトロン帯電器11の
グリッド111のクリーニングを行う。先ずスコロトロ
ン帯電器11の電源をOFFとし、グリッド111をフ
ローティングの状態としたうえで清掃駆動モータ115
fの回転作動を行い、清掃装置115による清掃が行わ
れて、グリッド付着物は感光面へと移される。往復動に
よる清掃装置115による清掃が終わると、清掃装置1
15は画像形成に影響のない停止位置に停止する。この
動作によってスコロトロン帯電器11はグリッド111
の清掃がなされて、必要時に一様なコロナ帯電が可能な
状態となる。
【0043】ベルト感光体10は再び回動を開始し、
クリーニング装置19のクリーニングブレード19aに
よってベルト感光体10上のトナーパッチ部分の清掃を
行い、ついでグリッド付着物の清掃を行う。クリーニン
グブレード19aの先端の感光面との摺接箇所において
は先のトナーの、続いてトナーがクリーニングブレード
19aの先端箇所に残った状態でグリッド付着物が一緒
に清掃されることとなるので、たとえグリッド付着物中
にキャリア等があってもトナーが感光面を保護するよう
に作用し、感光面を傷付けることはない。
【0044】ベルト感光体10はクリーニングブレー
ド19aがベルト感光体10上のグリッド付着物の付着
個所を通過後若干量の清掃動作を継続したのち停止し、
クリーニングブレード19aは摺接状態から解除され
る。
【0045】以上、〜のグリッドクリーニングプロ
グラムによるクリーニング動作が行われ、終了後には次
の画像形成が何時でも行えるような態勢となる。
【0046】
【発明の効果】本発明のスコロトロン帯電器の清掃装置
では、清掃手段によって取り除かれたトナー等のグリッ
ド付着物は清掃装置内に堆積することなく除去されるの
で、長期に亘って清掃装置の清掃や堆積物の除去を行う
ことなく、清掃装置による清掃作業を継続することが可
能となった(請求項1〜3)。
【0047】本発明の画像形成装置では、取り付けられ
たスコロトロン帯電器の清掃装置がオーバーホール等を
必要としないで、グリッドの清掃が行われて良質のプリ
ント画像が得られるようになった(請求項4,5)。
【0048】また適切な時点でグリッドの清掃が自動的
に行われるので、長期に亘って良質のプリント画像が保
証されることとなった(請求項6,7)。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像形成装置の断面構成図。
【図2】プロセスカートリッジの画像形成装置よりの着
脱図。
【図3】プロセスカートリッジの構成図。
【図4】(a)プロセスカートリッジにグリッドを取り
付けたところを示す断面図。(b)グリッドの平面図。
(c)エッチングプレートの一部拡大図。
【図5】(a)(b)清掃装置が組み込まれたスコロト
ロン帯電器の断面図。
【図6】(a)(b)清掃部材による清掃状態を示す説
明図。
【符号の説明】
10 ベルト感光体 11 スコロトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像器 19 クリーニング装置 111 グリッド 111a エッチングプレート 111b グリッド穴 112 鋸歯状電極 113 サイドプレート 115 清掃装置 115a 清掃部材 115c 清掃支持部材 115d スパイラル軸受 115e スパイラル軸 115f 清掃駆動モータ 300 プロセスカートリッジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリッドを像担持体側に押圧して像担持
    体に当接状態を保ちながら、背後から該グリッドの清掃
    を行う清掃部材を設けたことを特徴とするスコロトロン
    帯電器の清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記清掃部材は前記グリッドに摺接する
    植毛部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のス
    コロトロン帯電器の清掃装置。
  3. 【請求項3】 前記清掃部材は前記グリッドに摺接する
    弾性体を設けたことを特徴とする請求項1に記載のスコ
    ロトロン帯電器の清掃装置。
  4. 【請求項4】 像担持体の帯電を行うスコロトロン帯電
    器には清掃装置が設けられていて、該清掃装置はグリッ
    ドを像担持体側に押圧して像担持体に当接状態を保ちな
    がら、該グリッドの背後から清掃を行うことを特徴とす
    る画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体を含む挿脱可能とするプロ
    セスカートリッジには前記グリッドが前記像担持体に対
    向して張架されていることを特徴とする請求項4に記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置は所定枚数プリント後
    にはグリッドクリーニングモードに切替えられて前記グ
    リッドの清掃を行うことを特徴とする請求項4又は5に
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記グリッドクリーニングモードにおい
    ては回動する像担持体上にトナー付着部分を設けたのち
    停止してグリッド清掃を行い、再び回動して像担持体上
    の付着トナーとグリッドの汚れ部分の清掃を続けて行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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