JPS60198078A - スコロトロン帯電装置とその製作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真複写機等で用いられる光導電層を有す
る感光体上に静電気をコロナ帯電するための帯電装置で
、特に帯電制御用グリッドを有す　′るスコロトロン帯
電装置及びその製作方法の改良に関するものである。

〔従来技術〕

一般に静電潜像を形成する方式の複写機においては、導
電性の基板の上に光導電層あるいは更にその上に絶縁層
を設けた感光体に１暗所あるいは露光しながら均一に帯
電させ、感光体に表面電位を形成させる。形成された表
面電位は、像露光等のすでに公知の方法によって、不要
部分が消去され静電潜像が形成される。この静電潜像は
トナー等を用いる既知の方法によって顕像化されるが、
その画像濃度は、静電潜像を形成する感光体の表面電位
に依存する。従って、静電潜像を形成する方式の複写機
において、再現性よく適正な画像濃度の複写物をえるた
めＫは、感光体に再現性よく所定の表面電位を与える必
要がある。

感光体上に再現性よ（コロナ帯電するＶｃＦｉ、、コロ
ナワイヤと感光体との間にスコロトロンと呼ばれる帯電
制御用グリ、ドを設けたスコロトロン帯電装置が用いら
れる。帯電制御用グリッドは帯電を均一にし、過剰帯電
を防止する役目をする。この帯電制御用グリッドにはコ
ロナ電圧と同極性の電圧が加えられるが、この電圧は低
く通常数百Ｖである。このグリ、ド電圧を調節して感光
体上に必要な電位を与える。このスコロトロンによる帯
電は、連続階調や高級画質のコピーが要求される場合、
感光体表面に均一な帯電を行なうに適している。

ドラム感光体に用いるスコロトロンの制御グリ、ドは、
感光体とコロナワイヤとの間で、半径Ｒの感光体表面に
対してｄの距離（半径Ｒ＋ｄの距離）に設ける。距離ｄ
は小である程、グリ、ドな通過するコロナイオンの割合
が大となり、帯電装置の効率が良くなる。効率が良くな
ることはスコロトロンの帯電電位制御性が良（なること
で、距離ｄとしては通常１〜２＋Ｉ＋ｉｔＫとられてい
る。距離ｄをドラム感光体の長手（軸）方向に亘って一
定に保つことは、電位制御性を均一に保つ上で重要で、
従来は第１図（１ｋ）、（ｂ）の各方向の断面図が示す
ような、スコロトロン帯電装置が用いられて来た。

図において１１がコロナワイヤ、１２がグリ、ドワイヤ
で、１３が断面コの字形状をしたシールド部材である。

シールド部材１３０両端部に絶縁性の支持部材１４Ａ　
、　１４Ｂを取付け、支持部材１４Ａ　、　１４Ｂ間に
コロナワイヤ１１を張設し、その端末を同じく支持部材
１４Ａに固設した導電性の端子接触部材１５に接続して
いた。

次に同じ（絶縁性の支持部材１４ｃ　、　１４Ｄを支持
部材１４Ａ　、　１４Ｂ上に重ねるようにしてシールド
部材１３０両端部に取付け、グリ中ドワイヤ１２を支持
部材１４Ｃ、１４Ｄ上に張設し、その端末を支持部材１
４Ｄ上に固設した端子板１６に接続するようにした。

ここで支持部材１４Ｃ，１４Ｄのグリ、ドワイヤ１２を
張設するコマに当る部分の形状はＲ＋ｄの中径上にある
ようにしたものである。そしてこの氷コロトロン帯電装
置を複写機に装着したときは、第１図（ａ）に示したよ
うなドラム感光体りとの関係位置が保持され、前記の端
子接触部材１５には数千Ｖのコロナチャージ用高圧電圧
、端子板１６には数百Ｖ゛　のグリッド１ｕ圧が複写機
電源部より印加されろ。

このよう罠片側に同じ絶縁部材である支持部材１４Ａ　
、　１４Ｃ或いは１４Ｂ　、　１４Ｄを別部材としたの
は、コの字形状のシールド部材１３と、前面のグリッド
ワイヤ１２に囲まれるようにして、かつ間隔をもってコ
ロナワイヤ１１が張設されることＫよるもので、その製
作方法と関連して、構造を複雑にし、関係精度を低くす
る要因を有するものであった。

〔発明の目的〕

本発明は、上記欠点を除去して構造が単純でかつ高精度
が保持されるような、スコロトロンＷ’［装置と、製作
が容易でかつ高精度が保持されるようなスコロトロン帯
電装置の製作方法を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

本発明は上記目的を達成しようとするもので、・本発明
は、コロナワイヤとある間隙をもってグリ、ドワイヤを
張設してなるスコロトロン帯電装置において、シールド
部材の両端部に設けた夫々一体の絶縁性の支持部材間に
コロナワイヤ及びグリッドワイヤを張設するようにした
ことを特徴とするスコロトロン帯電装置と、その製作方
法として、コロナワイヤ及びグリッドワイヤを、シール
ド部材の両端部に設けた絶縁性の支持部材間に張設した
スコロトロン帯電装置を、まず一定間隔を保つようにし
た前記支持部材間にコロナワイヤを張設し、ついで前記
支持部材にシールド部材を取付けたのち、前記グリ、ド
ワイヤを張設するようにしたスコロトロン帯電装置の製
作方法を提供するものである。

〔実施例〕 以下本発明のスコロトロン帯電装置の構造を、その製作
方法の手順に従って説明する。

第２図に於て、２４Ａ及び２４Ｂは夫々本発明のスコロ
トロン帯電装置の両端部に取付ける支持部材で、ポリカ
ーボネート等の絶縁性の樹脂材料を成型したものである
。この支持部材２４Ａ　、　２４Ｂの特徴とするところ
は、各々一体の樹脂成型部材であることと、コロナワイ
ヤを張設するためのコマ部２４１Ａ　、　２４１Ｂ　と
、グリッドワイヤを張設するための前記の条件を満たす
円弧状のコマ部２４２Ａ　、　２４２Ｂとは夫々が反対
面から張設し得るような形状となっている。しかも本実
施例に於ては、支持部材２４Ａには張設したコロナワイ
ヤの端子を取付けるための端子接触部材５が固設され、
同じく支持部材２４Ｂには張設したグリッドワイヤの端
子を取付けるための端子板かが固設されている。支持部
材２４Ａでは、コロナチャージ用の端子接触部材５等に
印加される高圧電圧の表面リークを防出するため、ヒレ
状をした延面部２４３が設けられている。

支持部材２４Ａ　、　２４Ｂは第３図に示すように金属
製の断面コの字形状のシールド部材羽によって接続され
、一定間隔を保持された状態でコロナワイヤ２１、及び
グリ、ドワイヤｎが張設されるが、本発明においては、
第４図に示すような別に用意した支持治具３１に支持部
材２４Ａ　、　２４Ｂを取付けてコロナワイヤ２１の張
設をコマ部２４１Ａ　、　２４１Ｂ　間で行ない、コロ
ナワイヤ２１の端末を導電性の端子接触部材６に接続す
る。

上記支持治具３１は、支持部材２４Ａ　、　２４Ｂを導
電性のシールド部材るで保持した状態と同じ間隔に支持
していて、かつ支持部材２４Ａ　、　２４Ｂは支持治具
３１に支持された状態でシールド部材乙にも取付けられ
るような構造となっている。

よってコロナワイヤ２１が張設されたところでシールド
部材ｎを取付け、ついで支持治具３１を取外し、反対側
にグリ、ドワイヤ乙の張設をコマ部２４２Ａ　、　２４
２Ｂ　間で肴い、ついでその端末を導電性の端子板かに
接続することで、スコロトロン帯電装置を完成する。

〔発明の効果〕

以上説明した製作方法により製作するスコロトロン帯電
装置は、部品種数をすくな（し、構造を簡単とすること
を可能とするもので、組立工数がすくなく、良好な組立
精度が維持されて、感光体表面に均一な帯電を行うこと
ができる優れたスコロトロン帯電装置を提供することと
なった。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）は従来技術によるスコロトロン帯
電装置を示す断面図。 第２図は本発明の帯電装置に用いる支持部材の斜視図。 第３図は本発明のスコロトロン帯電装置の斜視図。 第４図は本発明のスコロトロン帯電装置の製作過程での
断面図。 １１　、２１・・・コロナワイヤ　１２　、２２・・・
グリ、ドワイヤ１３　、２３・・・シールド部材　１４
　、２４・・・支持部材１５　、２５・・・端子接触部
材　１６　、２６・・・端子板代理人　弁理士　野　１
）義　親 第１図　（。 ／ （ト） 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　コロナワイヤとある間隙をもってグリ、ドワイ
   ヤを張設してなるスコロトロン帯電装置において、シー
   ルド部材の両端部に設けた夫々一体の絶縁性の支持部材
   間にコロナワイヤ及びグリ、ドワイヤを張設するように
   したことを特徴とするスコロトロン帯電装置。
2. （２）　コロナワイヤ及びグリ、ドワイヤを、シールド
   部材の両端部に設けた絶縁性の支持部材間に張設したス
   コロトロン帯電装置を、まず一定間隔を保つようにした
   前記支持部材間にコロナワイヤを張設し、ついで前記支
   持部材にシールド部材を取付けたのち、前記グリ、ドワ
   イヤを張設するようにしたスコロトロン帯電装置の製作
   方法。