JP5514986B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、弾球遊技機に関するものであって、とくに、遊技機のテストとそのテストのための機能を悪用した不正についての防止に関するものである。
工場での製造完了時や、パチンコホールでの故障修理の完了後には、一般に、その弾球遊技機が健全な状態となっているかのテストをする必要がある。
とくに、遊技状態において、
抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材を有する可変入賞口を備え、該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出す弾球遊技機においては、その払い出しが行われることをテストすることが必要である。この点についてのテストにおいては、抽選の結果が関係していてそのままでのテストでは長時間を要するので、可変入賞口の可変部材を人為的に開いて遊技球を投入し、それによって払出装置が機能することを確認することとしている。
一方、遊技状態における可変入賞口においては、不正防止装置が機能しているため、可変部材を人為的に開いて遊技球を投入しても、払出装置から賞球の払い出しは行わないようにしたり、可変部材を変動するための電気的駆動手段が駆動しなければ、可変部材が変動できないようにしている(特許文献2)。また、可変部材の変動を電気的駆動手段によって拘束する拘束手段を設けるようにしたものもある(特許文献3)。
そのため、不正防止装置が機能しない状態とし、その状態で前記のテストを行うようにしている(特許文献1参照)。
特開平5−228252号公報 特開2009−11660号公報 特開2007−068897号公報
ところで、前記のように、不正防止装置が機能しない状態とするだけでは、その状態とした際に不正行為の発生が懸念されることになる。
この発明は、このような事情に基づいてなされたもので、前記のようなテストを行う際に不正防止装置を機能しない状態とした場合に、代わりに不正行為の行いにくい状況を生じさせて不正行為の発生を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
電源スイッチをオンして電源投入時処理を行った後に、遊技状態を制御するメイン処理を行う弾球遊技機であって、
遊技状態においては、
抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材を有する可変入賞口を備え、
該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出し、
前記抽選で当選していない場合には、前記可変入賞口に入球した遊技球に対する賞球の払い出し動作を行わないものとし、
また、該弾球遊技機は、
遊技機の電源が遮断された場合に、電源遮断直前の遊技状態を記憶する状態記憶手段と、
該状態記憶手段に記憶されている遊技状態の記憶を消去するためのRAMクリアスイッチと、
前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されること、または、前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されたことを消去後の所定期間に渡って報知するRAMクリア報知手段とを備えたものにおいて、
前記電源投入時処理中に前記RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判断する制御ステップを設け、
前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件として、
前記RAMクリアスイッチの操作開始から前記RAMクリア報知が終了するまでの期間内に特定期間を設け、
該特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記可変入賞口に遊技球が入球することで賞球の払い出し動作を行うようにしたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、テストの可能な特定期間に、RAMクリアスイッチが操作されたことに伴う報知が行われるので、その報知によってその遊技機が通常の遊技状態ではないことが周囲の人に明らかとなる。そのため、この特定期間を悪用して不正をすることを抑制することができる。
また、特定期間の発生が、電源投入時の電源スイッチのように日常的に操作されるスイッチだけでなく、比較的日常的に操作されることの少ないRAMクリアスイッチの操作を要件としてあるので、遊技機の日常的な使用の際にみだりに大音量の報知を発して他の遊技者の迷惑となる不都合も少ない。
請求項2に記載の発明は、
電源スイッチをオンして電源投入時処理を行った後に、遊技状態を制御するメイン処理を行う弾球遊技機であって、
遊技状態においては、
抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材であって、電気的駆動手段により駆動されて変動するものを有する可変入賞口を備え、該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出し、
前記電気的駆動手段が駆動しなければ前記可変部材が開放状態に変動しないようにし、
また、該弾球遊技機は、
遊技機の電源が遮断された場合に、電源遮断直前の遊技状態を記憶する状態記憶手段と、
該状態記憶手段に記憶されている遊技状態の記憶を消去するためのRAMクリアスイッチと、
前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されること、または、前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されたことを消去後の所定期間に渡って報知するRAMクリア報知手段とを備えたものにおいて、
前記電源投入時処理中に前記RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判断する制御ステップを設け、
前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件として、
前記RAMクリアスイッチの操作開始から前記RAMクリア報知が終了するまでの期間内に特定期間を設け、
該特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記電気的駆動手段を駆動させるようにしたことを特徴とする弾球遊技機である。
請求項3に記載の発明は、
電源スイッチをオンして電源投入時処理を行った後に、遊技状態を制御するメイン処理を行う弾球遊技機であって、
遊技状態においては、
抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材と、該可変部材を閉鎖状態に拘束する拘束部材と、その拘束部材の解除を行う電気的駆動手段とを有する可変入賞口を備え、該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出し、
前記拘束部材による拘束は電気的駆動手段が駆動しなければ解除されないようにし、
前記抽選で当選していない場合には、前記可変入賞口に入球した遊技球に対する賞球の払い出し動作を行わないものとし、
また、該弾球遊技機は、
遊技機の電源が遮断された場合に、電源遮断直前の遊技状態を記憶する状態記憶手段と、
該状態記憶手段に記憶されている遊技状態の記憶を消去するためのRAMクリアスイッチと、
前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されること、または、前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されたことを消去後の所定期間に渡って報知するRAMクリア報知手段とを備えたものにおいて、
前記電源投入時処理中に前記RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判断する制御ステップを設け、
前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件として、
前記RAMクリアスイッチの操作開始から前記RAMクリア報知が終了するまでの期間内に特定期間を設け、
該特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記電気的駆動手段を駆動させるようにしたことを特徴とする弾球遊技機である。
請求項4に記載の発明は、さらに、前記RAMクリアスイッチの操作に伴うRAMクリア報知が行われている期間内に、前記特定期間が設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機である。
これによって、RAMクリアスイッチの操作に伴ってその旨を報知するという既存の機能を、特定期間のセキュリティ確保に利用するので、さらにコスト的に有利という利点がある。
請求項5に記載の発明は、前記制御ステップ時に前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件に前記RAMクリア報知とは別のテスト期間報知が行われるようにし、該テスト期間報知が行われている期間内に、前記特定期間が設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機である。
これによって、遊技機が特定期間となることが明確となるので、工場での製造作業者の遊技機に対する作業内容が明確になるという利点がある。
請求項6に記載の発明は、前記遊技状態において払い出される賞球数と、前記特定期間内の払い出し動作で払い出される賞球数とが同数に設定されていることを特徴とする請求項1、4、5のいずれかに記載の弾球遊技機である。
これにより、遊技機テストの結果において、遊技状態で賞球を払出すかという点のみならず、払い出し個数という情報まで再現されるので、綿密な遊技機テストをすることができるという利点がある。
請求項7に記載の発明は、前記特定期間内の払い出し動作で払い出される賞球数は、遊技状態において払い出される賞球数よりも少数に設定されていることを特徴とする請求項1、4、5のいずれかに記載の弾球遊技機である。
これにより、遊技機テストの結果の確認作業において、賞球数を数えるなどの作業負担が軽減するという利点がある。
また、特定期間内での払出し動作により払い出される遊技球個数が少ないので、不正行為の対象になりにくく、仮に不正行為にあったとしてもパチンコホールが受ける被害は小さいものとなるという利点もある。
請求項1または請求項4から請求項7に記載のいずれの発明によっても、テストの可能な特定期間に、RAMクリアスイッチが操作されたことに伴う報知が行われるので、その報知によってその遊技機が通常の遊技状態ではないことが周囲の人に明らかとなる。そのため、この特定期間を悪用して不正をすることを抑制することができる。
また、特定期間の発生が、電源投入時の電源スイッチのように日常的に操作されるスイッチだけでなく、比較的日常的に操作されることの少ないRAMクリアスイッチの操作を要件としてあるので、遊技機の日常的な使用の際にみだりに大音量の報知を発して他の遊技者の迷惑となる不都合も少ない。
請求項2に記載の発明によれば、電気的駆動手段により駆動されて変動する可変部材を有する可変入賞口を備えた弾球遊技機において、特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記電気的駆動手段を駆動させることで、可変入賞口への遊技球が入球によって賞球の払い出し動作が行われ、遊技機テストが可能となる。
その際に、RAMクリアスイッチが操作されたことに伴う報知が行われるので、その報知によってその遊技機が通常の遊技状態ではないことが周囲の人に明らかとなり、特定期間を悪用して不正をすることを抑制することができる。
特定期間の発生が、電源投入時の電源スイッチのように日常的に操作されるスイッチだけでなく、比較的日常的に操作されることの少ないRAMクリアスイッチの操作を要件としてあるので、遊技機の日常的な使用の際にみだりに大音量の報知を発して他の遊技者の迷惑となる不都合も少ない。
請求項3に記載の発明によれば、
可変部材と、該可変部材を閉鎖状態に拘束する拘束部材と、その拘束部材の解除を行う電気的駆動手段とを有する可変入賞口を備えた弾球遊技機において、特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記電気的駆動手段を駆動させることで拘束部材を解除し、可変入賞口への遊技球が入球によって賞球の払い出し動作が行われ、遊技機テストが可能となる。
その際に、RAMクリアスイッチが操作されたことに伴う報知が行われるので、その報知によってその遊技機が通常の遊技状態ではないことが周囲の人に明らかとなり、特定期間を悪用して不正をすることを抑制することができる。
特定期間の発生が、電源投入時の電源スイッチのように日常的に操作されるスイッチだけでなく、比較的日常的に操作されることの少ないRAMクリアスイッチの操作を要件としてあるので、遊技機の日常的な使用の際にみだりに大音量の報知を発して他の遊技者の迷惑となる不都合も少ない。
請求項4に記載の発明によれば、RAMクリアスイッチの操作に伴ってその旨を報知するという既存の機能を、特定期間のセキュリティ確保に利用するので、コスト的に有利に実施することができるという副次的効果もある。
請求項5に記載の発明によれば、遊技機が特定期間となることが明確となるので、さらに工場での製造作業者の遊技機に対する作業内容を明確することができるという副次的効果もある。
請求項6に記載の発明によれば、遊技機テストの結果において、遊技状態で賞球を払出すかという点のみならず、払い出し個数という情報まで再現されるので、正確な遊技機テストをすることができるという副次的効果もある。
請求項7に記載の発明によれば、遊技機テストの結果の確認作業において、賞球数を数えるなどの作業負担を軽減することができるうえ、特定期間内での払出し動作により払い出される遊技球個数が少ないので、不正行為の対象になりにくく、仮に不正行為にあったとしてもパチンコホールが受ける被害は小さいものとなるという副次的効果もある。
パチンコ機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 パチンコ機の制御ブロック図である。 パチンコ機の電源系統のブロック図である。 電源基板ケースの表面図である。 第1実施例の電源投入時処理のフローチャートである。 第1実施例のRAMクリア報知処理のフローチャートである。 第1実施例の特定期間開始処理のフローチャートである。 第1実施例のメインルーチンのフローチャートである。 第1実施例の各出力処理のフローチャートである。 第1実施例のRAMクリア報知終了判定処理のフローチャートである。 第1実施例のRAMクリア報知開始処理のフローチャートである。 第1実施例のRAMクリア報知終了処理のフローチャートである。 第1実施例の特定期間終了判定処理のフローチャートである。 第1実施例のタイミングチャートである。 第1実施例の変形例についての電源投入時処理のフローチャートである。 第1実施例の変形例についてのタイミングチャートである。 第1実施例の変形例についてのソレノイド作動判定処理のフローチャートである。 第1実施例の変形例についての払出し賞球数の一覧表である。 第2実施例の電源投入時処理のフローチャートである。 第2実施例のタイミングチャートである。 第2実施例のサブ統合制御装置におけるテスト期間報知開始処理のフローチャートである。 第2実施例のサブ統合制御装置におけるテスト期間報知終了処理のフローチャートである。 第2実施例の特定期間開始処理のフローチャートである。 第2実施例のメインルーチンのフローチャートである。 第2実施例の各出力処理のフローチャートである。 第2実施例の変形例についての電源投入処理のフローチャートである。 第2実施例の変形例についてのタイミングチャートである。 第2実施例の変形例についての特定期間開始処理のフローチャートである。
次に、図面により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
図1に示すように、弾球遊技機の一種であるパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51(図3参照)にて構成の各部を保持する構造である。
外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には図3に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。
前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に示す遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
前枠52の上側左右及び外枠下側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音や報知音などが出力され、遊技者の趣向性を向上させあるいは注意喚起をする。また、前枠52に枠側装飾ランプ65が複数設けられていて、発光することで、遊技者の趣向性を向上させあるいは注意喚起の徹底を図る。
前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、該発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(不図示)を駆動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
下皿63の左側には、遊技者が操作可能な演出ボタン67が備えられており、遊技者が所定期間中に、該演出ボタン67を操作することで後述する演出図柄表示装置6に表示される内容が変化したり、スピーカ66より出力される遊技音が変化したりする。
また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うCRユニット56が付属しており、パチンコ機50には、球貸スイッチ57、精算スイッチ及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
図2に示すように遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘4が打ち付けられていて、遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。
センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり疑似図柄を表示する)の画面6aを臨ませる窓5a等を備えている。
窓5aの上側にはドットマトリクスの普通図柄表示装置7及び7セグメントの第1特別図柄表示装置9と第2特別図柄表示装置10と4個のLEDからなる普通図柄保留記憶表示装置8が設置され、下側には第1特別図柄保留記憶表示装置18と第2特別図柄保留記憶表示装置19とが設置されている。
センターケース5の向かって左横には普通図柄作動ゲート17が配置されている。センターケース5の下方には、第1始動口11と第2始動口12とがユニット化された複合入賞装置13が配置されている。
第1始動口11は、いわゆるチャッカーであり、常時入球可能である。
第2始動口12は電動チューリップであり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化するが、上方に第1始動口11があるために図示の閉鎖状態では遊技球を入球させることができない。しかし、遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると行われる普通図柄抽選で当り、普通図柄表示装置7に当りの普通図柄が確定表示されると、第2始動口12は開放されて入球容易になる。
複合入賞装置13の下方にはアタッカー式の大入賞口14が配置されており、この大入賞口14は本願発明でいう可変入賞口に該当する。また、前記第2始動口12も本願発明でいう可変入賞口に該当するものである。このように、本願発明でいう可変入賞口としては、アタッカー式のものに限らず、チューリップ式の電動チューリップなどであってもよい。
この大入賞口14の下方にはアウト穴15が設けられている。
また、複合入賞装置13の左側には第1左入賞口31と第2左入賞口32が、右側には第1右入賞口33と第2右入賞口34がガイドレール2bに沿うように設けられている。なお、この第1左入賞口31、第2左入賞口32、第1右入賞口33、第2右入賞口34が、常時、入球率が変化しない普通入賞口である。
図3に示すように、パチンコ機50の裏側には、前述した遊技盤1を脱着可能に取り付ける内枠70が前述した外枠51に収納されている。また、この内枠70には、上方から、球タンク71、タンクレール72及び払出装置73が設けられていて、この構成により、遊技盤1上の入賞口に遊技球の入賞があれば球タンク71からタンクレール72を介して所定個数の遊技球からなる賞球を払出装置73により前述した上皿55に排出することができる。
また、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85が、パチンコ機50の裏側に設けられている(図3および4参照)。主制御装置80、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83は遊技盤1に設けられており、払出制御装置81、発射制御装置84(図3には不図示)、電源基板85が内枠70に設けられている。
さらに、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、この外部接続端子板78より、遊技状態や遊技結果を示す信号が機外のホールコンピュータ87に送られる。
このパチンコ機50の電気的構成は、図4および図5に示すとおりであり、図4は主に遊技に関係するブロック図を示し、図5は主に電源系統に関係するブロック図である。
なお、詳細の図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84、電源基板85にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
まず、図4を中心に電気的構成を説明すると次のとおりである。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ14a、第1左入賞口31および第2左入賞口32に入球した遊技球を検出する左入賞口スイッチ31a、第1右入賞口33および第2右入賞口34に入球した遊技球を検出する右入賞口スイッチ33aなどの検出信号が遊技盤中継端子板74を介して入力される。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1および第2特別図柄表示装置9,10及び普通図柄表示装置7の表示、第1および第2特別図柄保留記憶表示装置18,19及び普通図柄保留記憶表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、遊技盤中継端子板74を介して大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。なお、普電役物とは普通電動役物を示す。
主制御装置80からの出力信号は、上記のほかにも試験信号端子や、図柄変動や大当たり等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。図4の構成では、払出制御装置81は裏配線中継端子板75と払出中継端子板76を介して払出モータ20を制御する構成である。
また、本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81は満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力される構成で、満杯スイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。
なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24を介してCRユニット56と交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、CRユニット端子板24は精算表示装置25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸スイッチ57、精算を要求するための精算スイッチ58が接続されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子板78を介して賞球に関する情報、枠(内枠70、前枠52)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル64からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止スイッチ信号が入力される。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LEDや各種ランプを制御する。この意味で、サブ統合制御装置83は、本願発明でいう報知手段に該当する。
なお、音声出力に関しては、音量調整スイッチ83aにて音量を調節することができる。
また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67が接続されており、遊技者が演出ボタン67を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、疑似図柄等の演出画像を画面6a(図2参照)に表示させる。
次に、図5により電源系統の構成を説明する。図5に、電源基板85と、主制御装置80、払出制御装置81を含む遊技機各部との間の給電および信号系を示す。各パチンコ遊技機の電源基板85は、パチンコ店側に設けられたAC24V電源を電源スイッチ671を介して電源生成回路672が受けており、電源生成回路672が図示の主制御装置80、払出制御装置81を含む遊技機各部に給電する。電源スイッチ671はオンまたはオフの操作をすると、その状態を保持する自己保持型のものが用いられる。
電源生成回路672における全波24V出力は、電源電圧監視回路673に入力し、電源電圧監視回路673による全波24V出力の有無の検出結果に基づいてリセット信号発生回路674がリセット信号を出力もしくは解除する。
すなわち、電源電圧監視回路673は、所定の基準電圧以上の非出力状態が所定の時間維持すれば全波24V出力停止と判断し、リセット信号発生回路674は全波24V出力停止との判断に応じてリセット信号を出力する。一方、全波24V出力が開始されるとリセット信号は解除される。ここで、リセット信号の出力とは、ロウレベルの信号を出力することであり、解除とはロウレベルからハイレベルに変化することをいう。なお、リセット信号の解除は、全波24V出力の検出時点から所要の遅延時間の後になされる。
リセット信号発生回路674の出力は、主制御装置80、払出制御装置81それぞれのCPU611,621のリセット端子に出力される。
電源電圧監視回路673の出力を入力として、停電信号発生回路675が設けてあり、停電等の電源遮断時に停電信号を各CPU611、621のNMI端子に出力するようになっている。停電信号は、電源遮断に伴ってハイレベルからロウレベルに変化する信号であり、リセット信号が出力するのに先立って出力するように出力タイミングが設定されている。
また、電源基板85は、コンデンサを含み構成されたバックアップ電源生成回路678によりDC5Vのバックアップ電源(VBB)を生成する構成となっており、バックアップ電源(VBB)出力は各制御基板のCPU611、621のバックアップ端子(VBB)に出力され、停電時には後述するように各制御基板のCPU611,621のRAMの記憶内容を保持する。
電源基板85は、また、RAMクリアスイッチ676を備えている。RAMクリアスイッチ676は、主制御装置80のCPU611と、払出制御装置81のCPU621の各RAM615、625に記憶されている内容をクリアするために設けられる。
RAMクリアスイッチ676には、押下時のみオンする押し釦タイプのものが用いられ、上記リセット信号の解除時にRAMクリアスイッチ676がオンであれば、RAMクリア信号発生回路677が、ハイレベルの信号であるRAMクリア信号を主制御装置80、払出制御装置81のそれぞれの入力ポート613,623に所定時間の間出力する。すなわち、RAMクリア信号はリセット信号が解除される電源投入時のみ出力される。
ここで、電源スイッチ671のオンからリセット信号解除までの遅延時間は例えば100msに設定され、RAMクリア信号を発生せしめるにはRAMクリアスイッチ676を押下げながら電源スイッチ671をオンすることになる。電源基板85に設けられたこれらの電源スイッチ671とRAMクリアスイッチ676とが、図6に示すように、電源基板85の全体を覆う箱状のカバーから露出して近接配置されているので、カバーを外すことなく片手で両スイッチ671、676を同時に押圧操作することができる。
なお、これらのCPU611、621は、入力ポート613、623におけるRAMクリア信号の有無をデータバスを介して監視する。
以上の機械的および電気的構成の下、第1実施例のパチンコ遊技機は、次に主に図7および図10に沿って詳しく説明するように、主制御装置80のCPU611が電源投入時からメインルーチンに至る処理動作を行う。
なお、図7ではメインルーチンを、電源投入時の処理に引き続き実行される処理であるかのように示したが、実際には、メインルーチンは、S22またはS30までの処理を実行した後、約2ms毎のハード割り込みにより繰り返し実行される。
まず、図7に示す電源投入時処理を説明する。
電源スイッチ671が操作されてパチンコ機50が通電状態となると、S11〜S14の電源投入に伴う初期処理が行われる。
すなわち、スタックポイントを8000Hに設定し(S11)、割り込みモードを設定し(S12)、内蔵RAMのアクセスを許可し(S13)、電源断のフラグをクリア(S14)する。
これらの処理は、電源断発生時の処理として、電源断フラグを設定し、RAM判定値を算出保存し、電源断時の発生情報を保存し、内蔵RAMのアクセス禁止をするからである。
この後、RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判断する(S15)。
このS15で判断されるRAMクリアスイッチがオンであるか否かは、本願発明において、パチンコ機のテストを行う意思表示としてのRAMクリアスイッチの操作を確認するものである。
RAMクリア信号がオンではなかったとき(S15:no)は、S16〜S22によりパチンコ機50を電源断時の状態に復旧する。
そのためにまず、電源断時の発生情報が正常か否かを判断し(S16)、正常であれば(S16:yes)、RAMの判定値を算出し(S17)、その判定値が正常か否かを判断する(S18)。
ここでRAMの判定値とは、電源断時にRAMに保存された値で、S18では、S17で算出された値と、RAMに保存された値が一致するか否かを判断する。
判定値が正常、すなわち判定値が保存された値と一致していれば(S18:yes)、電源断時の発生情報をクリアし(S19)、サブ統合制御装置83を電源断時の遊技状態に復帰させるためのコマンドを送信し(S20)、また、CPU周辺デバイスの初期設定(S21)を行う。
そして、割り込み許可設定を行い(S22)、メインルーチンに移行する。
RAMクリア信号がオンだったとき(S15:yes)は、S23で特定期間設定フラグをオンする特定期間設定処理を行い、S24に進む。
ここで、特定期間とは、抽選のいかんにかかわらず、可変入賞口に遊技球が入球することで賞球の払い出し動作が行われる期間のことで、パチンコ機のテストを行うための期間である。
S24〜S27は、パチンコ機50を初期状態に戻すためのものであり、前記S23からの他、S16でnoと判断された場合やS18でnoと判断された場合も次のS24〜S28に進む。
初期状態に戻すため、RAMの全てを0クリアし(S24)、RAMの初期設定を行い(S25)、CPU周辺デバイスの初期設定を行い(S26)、割り込み許可設定を行う(S27)。
S27の後、RAMクリア報知処理を行う(S28)。このS28での処理内容は、図8に示すように、RAMクリア報知開始コマンドを送信し(S51)、RAMクリア報知期間の計測を開始して(S52)リターンする。
S51の報知開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83では、図13の処理が行われる。すなわち、S55で、RAMクリア報知開始コマンドを受信したか否かが判断され、yesであれば次のS56においてRAMクリア報知実行処理が行われ、noであればそのままリターンする。
これによって、S23、S16、S18のいずれからの場合にも、RAMクリア報知が開始する。このRAMクリア報知は、遊技に重要なデータをクリアしたことを報知するものであるから、遊技演出音などよりも大きな音量で明らかに区別が容易となるように報知する。なお、以下の説明では、RAMクリア報知は音の報知として説明するが、音のほか、画面6aへの表示や装飾ランプの発光などを代替あるいは併用して報知をすることにしてもよい。
S28の後、特定期間設定がされているか否かが判断され(S29)、yesの場合S30に進み、noの場合メインルーチンに移行する。
S29でyesとなるのは、S15でRAMクリアスイッチがオンされていると判断された場合であり、noとなるのはS16で電源断時の発生情報が正常ではないと判断された場合とS18でRAM判定値が正常ではないと判断された場合である。
そのため、S29において先にS15でRAMクリアスイッチがオンされていると判断された場合のみがS30に進めるようにしている。
S30においては、特定期間開始処理が行われ、その処理内容は図9に示す。
図9の特定期間開始処理は、特定期間の計測を開始し(S61)、特定期間設定フラグをオフにし(S62)、リターンする。
このように、RAMクリア終了後に特定期間を設けるので、電源遮断時の遊技状態の記憶が消去された状態で遊技機テストを行うことができ、正確なテストが可能である。
次に、続いて図10にしたがってメインルーチンを説明する。
なお、本実施形態では、当該メインルーチンが1回実行されるごとにS100〜S160までの1回だけ実行される処理を「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS165の処理を「残余処理」と称する。「本処理」は割り込みにより定期的に実行されることになる。
マイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S100)。
この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。
正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えてよいのでたいていが電源投入時である。電源投入時には、RAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
正常割り込みでないと判断されると(S100:no)、初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値を書き込み、特別図柄および普通図柄を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)がなされ(S105)、残余処理(S165)に移行する。
正常割り込みと肯定判断がなされると(S100:yes)、初期値乱数更新処理が実行される(S110)。
この処理は、初期値乱数の値についてこの処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、この処理実行前の初期値乱数の値に+1するが、この処理を実行する前の乱数値が最大値である「349」のときは次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「349」の350個の整数を繰り返し昇順に作成する。
S110に続く大当り決定用乱数更新処理(S115)は、初期値乱数更新処理と同様のインクリメント処理であり、350個の整数を繰り返し昇順に作成する。
大当り図柄決定用乱数更新処理(S120)は、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され、最大値を越えると初めの値である「0」に戻る。
S120に続く当り決定用乱数更新処理(S125)は、「0」〜「5」の6個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を越えると初めの値である「0」に戻る。
なお、この当り決定用乱数更新処理は、普通図柄の抽選に使用し、その他の初期値乱数、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は特別図柄の抽選に使用する。
リーチ判定用乱数更新処理(S130)は、「0」〜「228」の229個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を越えると初めの値である「0」に戻る。
変動パターン決定用乱数更新処理(S135)は、「0」〜「1020」の1021個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎で+1され最大値を越えると初めの値である「0」に戻る。
続く入賞確認処理(S140)では、第1始動口11、第2始動口12の入賞の確認およびパチンコ機50に設けられた主制御装置80に接続された各スイッチ類の入力処理が実行される。
続いて大当りか否かを判定する条件成立判定手段としての当否判定処理(S145)を行う。この当否判定処理(S145)が終了すると、続いて各出力処理(S150)が実行される。
各出力処理(S150)では、遊技の進行に応じて、あるいは、遊技機テストの必要に応じて、主制御装置80は演出図柄制御装置82、払出制御装置81、発射制御装置84、サブ統合制御装置83、大入賞口ソレノイド14b等に対して各々出力処理を実行する。
すなわち、S15でRAMクリアスイッチがオンと判断され、S28でRAMクリア報知処理が行われていると、S51のコマンド送信に基づいて、RAMクリア報知音がスピーカ66から流れる。同時に画面6aにその旨の表示をし、枠側装飾ランプ65を点滅するようにしてもよい。
また、遊技機テストのため各入賞口に投入した遊技球が、入賞確認処理(S140)により遊技盤1上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されると、賞球として定められた個数と同数の遊技球を払い出すために払出制御装置81に賞球データを出力し、払出モータ20を駆動させてその入賞口に対応した数の賞球の払い出しを行う。
さらに、このS150においては、本願発明に関係して、次に述べるように、払出判定処理、RAMクリア報知終了判定処理が行われる。
S150の各出力処理中に行う払出判定処理は図11に示すとおりである。
すなわち、S201で可変入賞口に遊技球が入賞したか否かが判断され、noであればそのままリターンし、yesであれば次にS202で当選状態であるか否かが判断される。
S202でyesと判断されると,遊技状態下での当選であるからS203に進んで通常払出処理が行われる。一方、S202でnoであれば、遊技状態下ではないのでS204に進んで特定期間中であるか否かが判断される。S204でnoであれば、不正の疑いがあるので、そのままリターンすることで払出制御装置81に対する払出命令の信号の送信を行わない。
S204でyesであれば、遊技機テスト中であるので、S205に進んでテスト払出処理が行われる。なお、このときに払い出される遊技球の個数は、正確なテストを行う場合には、通常の遊技状態に入球した場合の賞球個数と同数とすればよく、簡易なテストを行う場合には、図20の「特定期間時」欄に示すように払い出す遊技球の個数を少なくすれば払出し機能のみを迅速にテストすることが可能である。
また、このS150では、図12に示すRAMクリア報知終了判定処理が行われる。
RAMクリア報知終了判定処理が受け付けられると、S211でRAMクリア報知が継続中であるか否かが判断され、noであればリターンし、yesであればS212に進む。
S212では、RAMクリア報知の終了時間であるか否かが判断され、noであればリターンし、yesであればS213に進む。
S213では、RAMクリア報知の終了コマンドをサブ統合制御装置83に送信し、サブ統合制御装置83においては図14に示す処理が行われる。
図14において、S221ではRAMクリア報知終了コマンドを受信したか否かを判断し、noであればリターンし、yesであればS222に進み、RAMクリア報知の終了処理を行う。
続く不正監視処理(S155)は、普通入賞口(第1左入賞口31、第2左入賞口32、第1右入賞口33、第2右入賞口34)に対する不正が行われていないかを監視する処理であり、所定時間内における入賞口への遊技球の入球が予め決定された規定数よりも多いか否かを判断して、多かった場合には不正と判断され、その旨を報知する処理である。
続く特定期間終了処理(S160)では、先にS30で開始した特定期間の終了判定処理が行われ、その処理内容は図15に示す。
図15において、S301では特定期間中であるか否かが判断され、noであればリターンし、yesであればS302に進む。S302では特定期間の終了時間であるか否かが判断され、noであればリターンし、yesであればS303に進んで特定期間終了処理が行われる。
以上の本処理に続く前述の残余処理は、初期値乱数更新処理(S165)から構成されるが、前述したS110と全く同じ処理である。
この処理は無限ループを形成し、次の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返し実行される。
以上のように構成されているパチンコ遊技機において、RAMクリアスイッチ676を押下げながら電源スイッチ671をオンした場合、RAMクリアスイッチの操作と、RAMクリア実行処理時期と、RAMクリア報知と、特定期間とのタイミング関係は、図16のとおりである。
すなわち、RAMクリアスイッチの操作の直後にRAMクリアの実行処理が行われ、その後にRAMクリア報知が行われ、このRAMクリア報知の時期と遊技機のテストが可能な特定期間とが始期から終期まで一致している。
ところで、前記図10におけるRAMクリア報知処理(S28)を、図17にS28‘と示す位置で処理を行うようした場合、図18の報知欄に実線で示すように、報知開始のタイミングがRAMクリアスイッチの操作直後のRAMクリア実行処理の開始時期となり、RAMクリア処理の実行時間と特定期間とに渡って連続したRAMクリア報知をすることができる。
なお、図17においては、前記の点以外は図10と同一であるため、同一のステップ表示を行って内容の説明は省略する。
また、遊技盤1に設置されている可変入賞口(例えば、アタッカタイプの大入賞口14や電動チューリップなど)が、可変部材の開閉を電気的駆動手段であるソレノイドを用いて開放駆動するものであり、ソレノイドを励磁させたときのみしか可変部材が開放しない場合(ソレノイドが消磁しているときには手で可変部材を開くことができない構成)や、可変部材を閉状態に拘束する拘束部材をソレノイドを用いてその拘束を解除するものである場合などには、先に図11で示した方式に代えて図19に示すソレノイド作動判定処理で代替することができる。
図19のソレノイド作動判定処理の内容は、S251で特定期間中であるか否かを判断し、yesならばS252に進み、noならばS254に進む。
S252では、ソレノイドが作動中であるか否かが判断され、noならばS253に進んでソレノイド作動処理を行い、yesならばリターンする。特定期間中には、遊技機テストのためにソレノイドが作動する必要があるからである。
S251でnoとされてS254に進んだ場合、S252と同様にソレノイドが作動中であるか否かが判断され、yesであればS255に進み、noならばリターンする。
S255では、当選状態中であるか否かが判断され、yesであればリターンする。通常の遊技状態だからである。
S255でnoと判断された場合、S256に進んでソレノイド停止処理を行いリターンする。不正の疑いがあるからである。
このような処理によっても、テストを行うべき特定期間にソレノイドを作動させることができ、特定期間でない場合には、ソレノイドが作動中であっても当選状態でなければ不正のおそれがあるためソレノイドの作動を停止させて不正防止をすることができる。
次に、第2実施例について説明する。
この第2実施例は、先に説明した第1実施例がRAMクリア報知そのものを用いている点を、RAMクリア報知の制御ラインを活用しながらRAMクリア報知とは別の報知であるテスト期間報知を行う点で主に相違するものである。
また、第1実施例ではRAMクリアが行われた後に特定期間が設けられていたのに対し、この第2実施例ではRAMクリアが行われる前に特定期間が設けられている点で相違する。
この第2実施例においては、機械的および電気的構成が前記した第1実施例のパチンコ遊技機と共通であり、また制御手順も前記第1実施例と共通するところが多い。
以下に述べる第2実施例の説明においては、前記第1実施例と共通の事項は同一の参照番号やステップ番号を用いて詳しい説明を省略し、主に相違点につき説明する。
なお、このテスト期間報知とは、RAMクリア報知と同様に遊技演出よりも大きな音量で、音色などによって遊技演出やRAMクリア報知などと識別できるものであり、報知音に限らず、画面6aへの報知表示や装飾ランプ類の点灯報知を代替あるいは併用してもよいこともRAMクリア報知と同様である。
以下に第2実施例において主制御装置80の主制御CPUが行う電源投入時からメインルーチンに至る処理動作を、主に図21と図26とに沿って説明する。
なお、図21ではメインルーチンを、電源投入時の処理に引き続き実行される処理であるかのように示したが、電源投入処理が行われた後に、メインルーチンが約2ms毎のハード割り込みにより繰り返し実行される点は第1実施例と同様である。
まず、図21に示す電源投入時処理について説明する。
この電源投入時処理において、S11〜S22は、図7に示した第1実施例と同様であるが、S15でRAMクリアスイッチがオンであるか否かが判断されて、yesとなった場合に進む処理内容が図7に示す第1実施例とは異なる。
すなわち、S15でyesとなるとS501に進み、S501では、テスト期間報知処理が行われる。
テスト期間報知は、図22の報知欄に示すように、RAMクリア報知とは別個の報知であり、遊技機テストのために設定する特定期間に対応したものとなっている。
テスト期間報知処理は、テスト期間報知開始コマンドをサブ統合制御装置83に送信することにより行う。
このテスト期間報知開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83においては、図23に示すテスト期間報知開始処理が行われ、S551でテスト期間報知開始コマンドを受信したか否かが判断され、noならばリターンし、yesならばS552に進んでテスト期間報知実行処理を行う。これに基づき、パチンコ遊技機50はスピーカ66からテスト期間報知音を発し始める。
このようにして、図21の電源投入時処理のS501の処理が済むと、次にS502で特定期間開始処理が行われる。
S502の特定期間開始処理は、図25に示すように、S555で特定期間の計測中であるか否かが判断され、yesであればS557に進み、noであればS556に進んで特定期間計測を開始してS557に進む。
S557では可変入賞口に遊技球が入賞したか否かが判断され、yesであればS558に進んでテスト払出し処理を行い、noであればリターンする。これにより、特定期間が開始して遊技機テストが可能になる。
図21で次に進んでS503では、特定期間が終了時間であるか否かが判断され、yesであればS504に進み、noであればS502に戻って特定期間の終了時間まで前記の状態を維持して遊技機テストの時間が確保される。
S503でyesとなって次に進むと、S504ではテスト期間報知終了のコマンドをサブ統合制御装置83あてに送信処理が行われ、サブ統合制御装置83では図24に示すテスト期間報知終了処理が行われる。
テスト期間報知終了処理の内容は、S561でテスト期間報知終了コマンドを受信したか否かが判断され、noであればリターンし、yesであればS562でテスト期間報知終了処理を行う。
このようにして図21のS504を終えると、次にS505で特定期間終了処理を行う。特定期間終了処理は第1実施例のS303と同様の処理であり、時間の計測を停止する。
この後、S506〜S510において、順に、RAMを全て0クリアし、RAMの初期設定を行い、CPU周辺のデバイスの初期設定を行い、割込み許可を設定し、RAMクリア報知処理を行う。
これらは、それぞれ第1実施例のS24〜S28と同一内容であり、S510のRAMクリア報知処理の内容は、第1実施例のS28に関して図示する図8と同一である。
その後、メインルーチンに移行する。
次に、続いて図26のメインルーチンを説明するが、図10に示す第1実施例とは、メインルーチンにおけるS160が設けられていない点と、各出力処理の内容とが異なる。
各出力処理における相違点としては、払出判定処理の内容が相違し、その他は第1実施例と同様である。そのため、以下においてはこれらの相違点のみを説明することとする。
図26に示すこの第2実施例のメインルーチンにおいて、第1実施例のS160に相当するステップ「特定期間終了判定処理」が設けられていないのは、この第2実施例では、特定期間の開始(S502)および終了(S505)がともに図21に示した電源投入時処理において設けられているからである。
この第2実施例の各出力処理(S150´)においては、先に第1実施例で図11により説明した払出判定処理を図27に示すものと差し替えているが、これは上記したように、この第2実施例において特定期間を図21に示した電源投入時処理に位置づけたことから、図11で示した第1実施例のS204で行う特定期間中であるか否かの判断を除去して図27により合理的に判断を行うように調整したものである。
すなわち、図27の払出判定処理は、S571で可変入賞口に入賞したか否かが判断され、yesならばS572に進み、noならばリターンする。S572では当選状態であるか否かが判断され、yesならばS573で通常払出処理が行われリターンする。S572でnoならば、S574に進み、S574で入賞無効処理が行われてリターンする。この場合、当選状態でないのに可変入賞口に入賞ということで、不正の疑いがあるからである。
このような調整を行って構成した第2実施例の処理動作は、次のようである。
RAMクリアスイッチ676を押下げながら電源スイッチ671をオンした場合、RAMクリアスイッチの操作と、RAMクリア実行処理時期と、RAMクリアおよびテスト期間報知と、特定期間とのタイミング関係は、図22のとおりである。
すなわち、RAMクリアスイッチ676を操作すると、その直後に、テスト期間報知が行われる(S501)とともに同時に特定期間が設定されて開始する(S502〜503)。
そして、これらのテスト期間報知の期間および特定期間が同時に終了(S504、S505)した直後に、RAMクリアの実行処理(S506、S507)が行われ、その後にRAMクリア報知(S510)が行われる。このように、特定期間終了後にRAMクリアが行われるので、特定期間中に遊技機テストで生じた賞球未払いなどの記憶が必ず消去され、遊技者が遊技を再開した場合などにデータ的に混乱を生じるおそれが無い。
なお、RAMクリア報知の終了は、図26のメインルーチンの各出力処理(S150´)にて行われることになり、図22に示すように前記テスト期間報知とRAMクリア報知とは全く別個の報知となる。
ところで、前記図21におけるRAMクリア報知処理(S510)を、図28にS510‘と示す位置で処理を行うようした場合、図29の報知欄に示すように、S504でテスト期間報知が終了した直後にRAMクリア報知が開始することになる。
また、先に第1実施例の場合にも言及したように、可変入賞口が、可変部材の開閉を電気的駆動手段であるソレノイドを用いて開放駆動するものであり、ソレノイドを励磁させたときのみしか可変部材が開放しない場合(ソレノイドが消磁しているときには手で可変部材を開くことができない構成)や、可変部材を閉状態に拘束する拘束部材をソレノイドを用いてその拘束を解除するものである場合などには、図21.図28の特定期間開始処理(S502)にて行われる処理として先に図25で示した方式に代えて図30に示す特定期間開始処理で代替することができる。
図30に示す特定期間開始処理の内容は、S581で特定期間計測中であるか否かを判断し、yesならばS583に進み、noならばS582で特定期間計測を開始してS583に進む。S583では可変入賞口のソレノイドが作動中であるか否かが判断される。
ソレノイドが作動中ということは、可変入賞口が開放されて遊技球の入球が可能ということであり、遊技機テストが可能な状態である。
したがって、S583でyesならばリターンされ、noならばS584でソレノイド作動処理を行ってソレノイドを作動させてリターンする。
以上説明した各実施例について、次の点を考慮することが望ましい。
前記RAMクリア報知およびテスト期間報知に関して、スピーカからの音、表示器への表示、装飾ランプ類の発光のうちの複数種類を併用して報知を行う場合、報知の開始あるいは終了のタイミングを必ずしも一致させなくとも良い。その場合、最も最後に終了する種類の報知の終了をもって特定期間の終了とすればよい。
また、RAMクリア報知またはテスト報知の報知期間は実務上5分程度を基準として設定すればよく、特定期間は実務上3分程度を基準として設定すればよい。
さらに、特定期間中に賞球が払い出された場合には、通常の遊技中に賞球が払い出された場合とは異なる信号を外部接続端子を介してホールコンピュータに出力するようにしておけば、不正防止などパチンコホール管理として有効である。
1 遊技盤
2a,2b ガイドレール
3 遊技領域
4 遊技釘
5 センターケース
5a 窓
6 演出図柄表示装置
6a 画面
7 普通図柄表示装置
8 普通図柄保留記憶表示装置
9 第1特別図柄表示装置
10 第2特別図柄表示装置
11 第1始動口
11a 第1始動口スイッチ
12 第2始動口
12a 第2始動口スイッチ
12b 普電役物ソレノイド
13 複合入賞装置
14 大入賞口
14a カウントスイッチ
14b 大入賞口ソレノイド
15 アウト穴
17 普通図柄作動ゲート
17a 普通図柄作動スイッチ
18 第1特別図柄保留記憶表示装置
19 第2特別図柄保留記憶表示装置
20 払出モータ
21 払出スイッチ
22 満杯スイッチ
23 球切れスイッチ
24 CRユニット端子板
25 精算表示装置
28 タッチスイッチ
29 発射停止スイッチ
30 発射モータ
31 第1左入賞口
31a 左入賞スイッチ
32 第2左入賞口
33 第1右入賞口
33a 右入賞口スイッチ
34 第2右入賞口
50 パチンコ機
51 外枠
52 前枠
53 ヒンジ
55 上皿
56 CRユニット
57 球貸スイッチ
58 精算スイッチ
59 残高表示器
61 板ガラス
63 下皿
64 発射ハンドル
65 枠側装飾ランプ
66 スピーカ
67 演出ボタン
70 内枠
71 球タンク
72 タンクレール
73 払出装置
74 遊技盤中継端子板
75 裏配線中継端子板
76 払出中継端子板
78 外部接続端子板
80 主制御装置
81 払出制御装置
82 演出図柄制御装置
83 サブ統合制御装置
83a 音量調整スイッチ
84 発射制御装置
85 電源基板
87 ホールコンピュータ
90 図柄表示装置中継端子板
611 (主制御装置の)CPU
612 (払出制御装置の)CPU
613 入力ポート
615 RAM
621 CPU
623 入力ポート
625 RAM
671 電源スイッチ
672 電源生成回路
673 電源電圧監視回路
674 リセット信号発生回路
675 停電信号発生回路
676 RAMクリアスイッチ
677 RAMクリア信号発生回路
678 バックアップ電源生成回路

Claims (7)

  1. 電源スイッチをオンして電源投入時処理を行った後に、遊技状態を制御するメイン処理を行う弾球遊技機であって、
    遊技状態においては、
    抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材を有する可変入賞口を備え、該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出し、
    前記抽選で当選していない場合には、前記可変入賞口に入球した遊技球に対する賞球の払い出し動作を行わないものとし、
    また、該弾球遊技機は、
    遊技機の電源が遮断された場合に、電源遮断直前の遊技状態を記憶する状態記憶手段と、
    該状態記憶手段に記憶されている遊技状態の記憶を消去するためのRAMクリアスイッチと、
    前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されること、または、前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されたことを消去後の所定期間に渡って報知するRAMクリア報知手段とを備えたものにおいて、
    前記電源投入時処理中に前記RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判断する制御ステップを設け、
    前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件として、
    前記RAMクリアスイッチの操作開始から前記RAMクリア報知が終了するまでの期間内に特定期間を設け、
    該特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記可変入賞口に遊技球が入球することで賞球の払い出し動作を行うようにしたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 電源スイッチをオンして電源投入時処理を行った後に、遊技状態を制御するメイン処理を行う弾球遊技機であって、
    遊技状態においては、
    抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材であって、電気的駆動手段により駆動されて変動するものを有する可変入賞口を備え、該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出し、
    前記電気的駆動手段が駆動しなければ前記可変部材が開放状態に変動しないようにし、
    また、該弾球遊技機は、
    遊技機の電源が遮断された場合に、電源遮断直前の遊技状態を記憶する状態記憶手段と、
    該状態記憶手段に記憶されている遊技状態の記憶を消去するためのRAMクリアスイッチと、
    前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されること、または、前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されたことを消去後の所定期間に渡って報知するRAMクリア報知手段とを備えたものにおいて、
    前記電源投入時処理中に前記RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判断する制御ステップを設け、
    前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件として、
    前記RAMクリアスイッチの操作開始から前記RAMクリア報知が終了するまでの期間内に特定期間を設け、
    該特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記電気的駆動手段を駆動させるようにしたことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 電源スイッチをオンして電源投入時処理を行った後に、遊技状態を制御するメイン処理を行う弾球遊技機であって、
    遊技状態においては、
    抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材と、該可変部材を閉鎖状態に拘束する拘束部材と、その拘束部材の解除を行う電気的駆動手段とを有する可変入賞口を備え、該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出し、
    前記拘束部材による拘束は電気的駆動手段が駆動しなければ解除されないようにし、
    前記抽選で当選していない場合には、前記可変入賞口に入球した遊技球に対する賞球の払い出し動作を行わないものとし、
    また、該弾球遊技機は、
    遊技機の電源が遮断された場合に、電源遮断直前の遊技状態を記憶する状態記憶手段と、
    該状態記憶手段に記憶されている遊技状態の記憶を消去するためのRAMクリアスイッチと、
    前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されること、または、前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されたことを消去後の所定期間に渡って報知するRAMクリア報知手段とを備えたものにおいて、
    前記電源投入時処理中に前記RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判断する制御ステップを設け、
    前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件として、
    前記RAMクリアスイッチの操作開始から前記RAMクリア報知が終了するまでの期間内に特定期間を設け、
    該特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記電気的駆動手段を駆動させるようにしたことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 前記RAMクリアスイッチの操作に伴うRAMクリア報知が行われている期間内に、前記特定期間が設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 前記制御ステップ時に前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件に前記RAMクリア報知とは別のテスト期間報知が行われるようにし、該テスト期間報知が行われている期間内に、前記特定期間が設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 前記遊技状態において払い出される賞球数と、前記特定期間内の払い出し動作で払い出される賞球数とが同数に設定されていることを特徴とする請求項1、4,5のいずれかに記載の弾球遊技機。
  7. 前記特定期間内の払い出し動作で払い出される賞球数は、遊技状態において払い出される賞球数よりも少数に設定されていることを特徴とする請求項1、4、5のいずれかに記載の弾球遊技機。
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