JP5514986B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
とくに、遊技状態において、
抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材を有する可変入賞口を備え、該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出す弾球遊技機においては、その払い出しが行われることをテストすることが必要である。この点についてのテストにおいては、抽選の結果が関係していてそのままでのテストでは長時間を要するので、可変入賞口の可変部材を人為的に開いて遊技球を投入し、それによって払出装置が機能することを確認することとしている。
一方、遊技状態における可変入賞口においては、不正防止装置が機能しているため、可変部材を人為的に開いて遊技球を投入しても、払出装置から賞球の払い出しは行わないようにしたり、可変部材を変動するための電気的駆動手段が駆動しなければ、可変部材が変動できないようにしている(特許文献2)。また、可変部材の変動を電気的駆動手段によって拘束する拘束手段を設けるようにしたものもある(特許文献3)。
そのため、不正防止装置が機能しない状態とし、その状態で前記のテストを行うようにしている(特許文献1参照)。
電源スイッチをオンして電源投入時処理を行った後に、遊技状態を制御するメイン処理を行う弾球遊技機であって、
遊技状態においては、
抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材を有する可変入賞口を備え、
該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出し、
前記抽選で当選していない場合には、前記可変入賞口に入球した遊技球に対する賞球の払い出し動作を行わないものとし、
また、該弾球遊技機は、
遊技機の電源が遮断された場合に、電源遮断直前の遊技状態を記憶する状態記憶手段と、
該状態記憶手段に記憶されている遊技状態の記憶を消去するためのRAMクリアスイッチと、
前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されること、または、前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されたことを消去後の所定期間に渡って報知するRAMクリア報知手段とを備えたものにおいて、
前記電源投入時処理中に前記RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判断する制御ステップを設け、
前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件として、
前記RAMクリアスイッチの操作開始から前記RAMクリア報知が終了するまでの期間内に特定期間を設け、
該特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記可変入賞口に遊技球が入球することで賞球の払い出し動作を行うようにしたことを特徴とする。
また、特定期間の発生が、電源投入時の電源スイッチのように日常的に操作されるスイッチだけでなく、比較的日常的に操作されることの少ないRAMクリアスイッチの操作を要件としてあるので、遊技機の日常的な使用の際にみだりに大音量の報知を発して他の遊技者の迷惑となる不都合も少ない。
電源スイッチをオンして電源投入時処理を行った後に、遊技状態を制御するメイン処理を行う弾球遊技機であって、
遊技状態においては、
抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材であって、電気的駆動手段により駆動されて変動するものを有する可変入賞口を備え、該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出し、
前記電気的駆動手段が駆動しなければ前記可変部材が開放状態に変動しないようにし、
また、該弾球遊技機は、
遊技機の電源が遮断された場合に、電源遮断直前の遊技状態を記憶する状態記憶手段と、
該状態記憶手段に記憶されている遊技状態の記憶を消去するためのRAMクリアスイッチと、
前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されること、または、前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されたことを消去後の所定期間に渡って報知するRAMクリア報知手段とを備えたものにおいて、
前記電源投入時処理中に前記RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判断する制御ステップを設け、
前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件として、
前記RAMクリアスイッチの操作開始から前記RAMクリア報知が終了するまでの期間内に特定期間を設け、
該特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記電気的駆動手段を駆動させるようにしたことを特徴とする弾球遊技機である。
電源スイッチをオンして電源投入時処理を行った後に、遊技状態を制御するメイン処理を行う弾球遊技機であって、
遊技状態においては、
抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材と、該可変部材を閉鎖状態に拘束する拘束部材と、その拘束部材の解除を行う電気的駆動手段とを有する可変入賞口を備え、該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出し、
前記拘束部材による拘束は電気的駆動手段が駆動しなければ解除されないようにし、
前記抽選で当選していない場合には、前記可変入賞口に入球した遊技球に対する賞球の払い出し動作を行わないものとし、
また、該弾球遊技機は、
遊技機の電源が遮断された場合に、電源遮断直前の遊技状態を記憶する状態記憶手段と、
該状態記憶手段に記憶されている遊技状態の記憶を消去するためのRAMクリアスイッチと、
前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されること、または、前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されたことを消去後の所定期間に渡って報知するRAMクリア報知手段とを備えたものにおいて、
前記電源投入時処理中に前記RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判断する制御ステップを設け、
前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件として、
前記RAMクリアスイッチの操作開始から前記RAMクリア報知が終了するまでの期間内に特定期間を設け、
該特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記電気的駆動手段を駆動させるようにしたことを特徴とする弾球遊技機である。
これによって、RAMクリアスイッチの操作に伴ってその旨を報知するという既存の機能を、特定期間のセキュリティ確保に利用するので、さらにコスト的に有利という利点がある。
これによって、遊技機が特定期間となることが明確となるので、工場での製造作業者の遊技機に対する作業内容が明確になるという利点がある。
これにより、遊技機テストの結果において、遊技状態で賞球を払出すかという点のみならず、払い出し個数という情報まで再現されるので、綿密な遊技機テストをすることができるという利点がある。
これにより、遊技機テストの結果の確認作業において、賞球数を数えるなどの作業負担が軽減するという利点がある。
また、特定期間内での払出し動作により払い出される遊技球個数が少ないので、不正行為の対象になりにくく、仮に不正行為にあったとしてもパチンコホールが受ける被害は小さいものとなるという利点もある。
また、特定期間の発生が、電源投入時の電源スイッチのように日常的に操作されるスイッチだけでなく、比較的日常的に操作されることの少ないRAMクリアスイッチの操作を要件としてあるので、遊技機の日常的な使用の際にみだりに大音量の報知を発して他の遊技者の迷惑となる不都合も少ない。
その際に、RAMクリアスイッチが操作されたことに伴う報知が行われるので、その報知によってその遊技機が通常の遊技状態ではないことが周囲の人に明らかとなり、特定期間を悪用して不正をすることを抑制することができる。
特定期間の発生が、電源投入時の電源スイッチのように日常的に操作されるスイッチだけでなく、比較的日常的に操作されることの少ないRAMクリアスイッチの操作を要件としてあるので、遊技機の日常的な使用の際にみだりに大音量の報知を発して他の遊技者の迷惑となる不都合も少ない。
可変部材と、該可変部材を閉鎖状態に拘束する拘束部材と、その拘束部材の解除を行う電気的駆動手段とを有する可変入賞口を備えた弾球遊技機において、特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記電気的駆動手段を駆動させることで拘束部材を解除し、可変入賞口への遊技球が入球によって賞球の払い出し動作が行われ、遊技機テストが可能となる。
その際に、RAMクリアスイッチが操作されたことに伴う報知が行われるので、その報知によってその遊技機が通常の遊技状態ではないことが周囲の人に明らかとなり、特定期間を悪用して不正をすることを抑制することができる。
特定期間の発生が、電源投入時の電源スイッチのように日常的に操作されるスイッチだけでなく、比較的日常的に操作されることの少ないRAMクリアスイッチの操作を要件としてあるので、遊技機の日常的な使用の際にみだりに大音量の報知を発して他の遊技者の迷惑となる不都合も少ない。
外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には図3に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。
前枠52の上側左右及び外枠下側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音や報知音などが出力され、遊技者の趣向性を向上させあるいは注意喚起をする。また、前枠52に枠側装飾ランプ65が複数設けられていて、発光することで、遊技者の趣向性を向上させあるいは注意喚起の徹底を図る。
前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、該発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(不図示)を駆動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うCRユニット56が付属しており、パチンコ機50には、球貸スイッチ57、精算スイッチ及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり疑似図柄を表示する)の画面6aを臨ませる窓5a等を備えている。
第1始動口11は、いわゆるチャッカーであり、常時入球可能である。
第2始動口12は電動チューリップであり、周知の電動チューリップと同様に開閉変化するが、上方に第1始動口11があるために図示の閉鎖状態では遊技球を入球させることができない。しかし、遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると行われる普通図柄抽選で当り、普通図柄表示装置7に当りの普通図柄が確定表示されると、第2始動口12は開放されて入球容易になる。
複合入賞装置13の下方にはアタッカー式の大入賞口14が配置されており、この大入賞口14は本願発明でいう可変入賞口に該当する。また、前記第2始動口12も本願発明でいう可変入賞口に該当するものである。このように、本願発明でいう可変入賞口としては、アタッカー式のものに限らず、チューリップ式の電動チューリップなどであってもよい。
この大入賞口14の下方にはアウト穴15が設けられている。
また、複合入賞装置13の左側には第1左入賞口31と第2左入賞口32が、右側には第1右入賞口33と第2右入賞口34がガイドレール2bに沿うように設けられている。なお、この第1左入賞口31、第2左入賞口32、第1右入賞口33、第2右入賞口34が、常時、入球率が変化しない普通入賞口である。
また、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85が、パチンコ機50の裏側に設けられている(図3および4参照)。主制御装置80、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83は遊技盤1に設けられており、払出制御装置81、発射制御装置84(図3には不図示)、電源基板85が内枠70に設けられている。
さらに、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、この外部接続端子板78より、遊技状態や遊技結果を示す信号が機外のホールコンピュータ87に送られる。
なお、詳細の図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84、電源基板85にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ14a、第1左入賞口31および第2左入賞口32に入球した遊技球を検出する左入賞口スイッチ31a、第1右入賞口33および第2右入賞口34に入球した遊技球を検出する右入賞口スイッチ33aなどの検出信号が遊技盤中継端子板74を介して入力される。
また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1および第2特別図柄表示装置9,10及び普通図柄表示装置7の表示、第1および第2特別図柄保留記憶表示装置18,19及び普通図柄保留記憶表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、遊技盤中継端子板74を介して大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。なお、普電役物とは普通電動役物を示す。
主制御装置80からの出力信号は、上記のほかにも試験信号端子や、図柄変動や大当たり等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出させる。図4の構成では、払出制御装置81は裏配線中継端子板75と払出中継端子板76を介して払出モータ20を制御する構成である。
また、本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81は満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力される構成で、満杯スイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。
なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24を介してCRユニット56と交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、CRユニット端子板24は精算表示装置25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸スイッチ57、精算を要求するための精算スイッチ58が接続されている。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル64からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止スイッチ信号が入力される。
なお、音声出力に関しては、音量調整スイッチ83aにて音量を調節することができる。
また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67が接続されており、遊技者が演出ボタン67を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
すなわち、電源電圧監視回路673は、所定の基準電圧以上の非出力状態が所定の時間維持すれば全波24V出力停止と判断し、リセット信号発生回路674は全波24V出力停止との判断に応じてリセット信号を出力する。一方、全波24V出力が開始されるとリセット信号は解除される。ここで、リセット信号の出力とは、ロウレベルの信号を出力することであり、解除とはロウレベルからハイレベルに変化することをいう。なお、リセット信号の解除は、全波24V出力の検出時点から所要の遅延時間の後になされる。
リセット信号発生回路674の出力は、主制御装置80、払出制御装置81それぞれのCPU611,621のリセット端子に出力される。
ここで、電源スイッチ671のオンからリセット信号解除までの遅延時間は例えば100msに設定され、RAMクリア信号を発生せしめるにはRAMクリアスイッチ676を押下げながら電源スイッチ671をオンすることになる。電源基板85に設けられたこれらの電源スイッチ671とRAMクリアスイッチ676とが、図6に示すように、電源基板85の全体を覆う箱状のカバーから露出して近接配置されているので、カバーを外すことなく片手で両スイッチ671、676を同時に押圧操作することができる。
なお、これらのCPU611、621は、入力ポート613、623におけるRAMクリア信号の有無をデータバスを介して監視する。
なお、図7ではメインルーチンを、電源投入時の処理に引き続き実行される処理であるかのように示したが、実際には、メインルーチンは、S22またはS30までの処理を実行した後、約2ms毎のハード割り込みにより繰り返し実行される。
電源スイッチ671が操作されてパチンコ機50が通電状態となると、S11〜S14の電源投入に伴う初期処理が行われる。
すなわち、スタックポイントを8000Hに設定し(S11)、割り込みモードを設定し(S12)、内蔵RAMのアクセスを許可し(S13)、電源断のフラグをクリア(S14)する。
これらの処理は、電源断発生時の処理として、電源断フラグを設定し、RAM判定値を算出保存し、電源断時の発生情報を保存し、内蔵RAMのアクセス禁止をするからである。
このS15で判断されるRAMクリアスイッチがオンであるか否かは、本願発明において、パチンコ機のテストを行う意思表示としてのRAMクリアスイッチの操作を確認するものである。
そのためにまず、電源断時の発生情報が正常か否かを判断し(S16)、正常であれば(S16:yes)、RAMの判定値を算出し(S17)、その判定値が正常か否かを判断する(S18)。
ここでRAMの判定値とは、電源断時にRAMに保存された値で、S18では、S17で算出された値と、RAMに保存された値が一致するか否かを判断する。
判定値が正常、すなわち判定値が保存された値と一致していれば(S18:yes)、電源断時の発生情報をクリアし(S19)、サブ統合制御装置83を電源断時の遊技状態に復帰させるためのコマンドを送信し(S20)、また、CPU周辺デバイスの初期設定(S21)を行う。
そして、割り込み許可設定を行い(S22)、メインルーチンに移行する。
ここで、特定期間とは、抽選のいかんにかかわらず、可変入賞口に遊技球が入球することで賞球の払い出し動作が行われる期間のことで、パチンコ機のテストを行うための期間である。
初期状態に戻すため、RAMの全てを0クリアし(S24)、RAMの初期設定を行い(S25)、CPU周辺デバイスの初期設定を行い(S26)、割り込み許可設定を行う(S27)。
S51の報知開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83では、図13の処理が行われる。すなわち、S55で、RAMクリア報知開始コマンドを受信したか否かが判断され、yesであれば次のS56においてRAMクリア報知実行処理が行われ、noであればそのままリターンする。
これによって、S23、S16、S18のいずれからの場合にも、RAMクリア報知が開始する。このRAMクリア報知は、遊技に重要なデータをクリアしたことを報知するものであるから、遊技演出音などよりも大きな音量で明らかに区別が容易となるように報知する。なお、以下の説明では、RAMクリア報知は音の報知として説明するが、音のほか、画面6aへの表示や装飾ランプの発光などを代替あるいは併用して報知をすることにしてもよい。
S29でyesとなるのは、S15でRAMクリアスイッチがオンされていると判断された場合であり、noとなるのはS16で電源断時の発生情報が正常ではないと判断された場合とS18でRAM判定値が正常ではないと判断された場合である。
そのため、S29において先にS15でRAMクリアスイッチがオンされていると判断された場合のみがS30に進めるようにしている。
図9の特定期間開始処理は、特定期間の計測を開始し(S61)、特定期間設定フラグをオフにし(S62)、リターンする。
このように、RAMクリア終了後に特定期間を設けるので、電源遮断時の遊技状態の記憶が消去された状態で遊技機テストを行うことができ、正確なテストが可能である。
なお、本実施形態では、当該メインルーチンが1回実行されるごとにS100〜S160までの1回だけ実行される処理を「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS165の処理を「残余処理」と称する。「本処理」は割り込みにより定期的に実行されることになる。
この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。
正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えてよいのでたいていが電源投入時である。電源投入時には、RAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
この処理は、初期値乱数の値についてこの処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、この処理実行前の初期値乱数の値に+1するが、この処理を実行する前の乱数値が最大値である「349」のときは次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」〜「349」の350個の整数を繰り返し昇順に作成する。
なお、この当り決定用乱数更新処理は、普通図柄の抽選に使用し、その他の初期値乱数、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は特別図柄の抽選に使用する。
すなわち、S15でRAMクリアスイッチがオンと判断され、S28でRAMクリア報知処理が行われていると、S51のコマンド送信に基づいて、RAMクリア報知音がスピーカ66から流れる。同時に画面6aにその旨の表示をし、枠側装飾ランプ65を点滅するようにしてもよい。
また、遊技機テストのため各入賞口に投入した遊技球が、入賞確認処理(S140)により遊技盤1上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されると、賞球として定められた個数と同数の遊技球を払い出すために払出制御装置81に賞球データを出力し、払出モータ20を駆動させてその入賞口に対応した数の賞球の払い出しを行う。
S150の各出力処理中に行う払出判定処理は図11に示すとおりである。
すなわち、S201で可変入賞口に遊技球が入賞したか否かが判断され、noであればそのままリターンし、yesであれば次にS202で当選状態であるか否かが判断される。
S202でyesと判断されると,遊技状態下での当選であるからS203に進んで通常払出処理が行われる。一方、S202でnoであれば、遊技状態下ではないのでS204に進んで特定期間中であるか否かが判断される。S204でnoであれば、不正の疑いがあるので、そのままリターンすることで払出制御装置81に対する払出命令の信号の送信を行わない。
S204でyesであれば、遊技機テスト中であるので、S205に進んでテスト払出処理が行われる。なお、このときに払い出される遊技球の個数は、正確なテストを行う場合には、通常の遊技状態に入球した場合の賞球個数と同数とすればよく、簡易なテストを行う場合には、図20の「特定期間時」欄に示すように払い出す遊技球の個数を少なくすれば払出し機能のみを迅速にテストすることが可能である。
RAMクリア報知終了判定処理が受け付けられると、S211でRAMクリア報知が継続中であるか否かが判断され、noであればリターンし、yesであればS212に進む。
S212では、RAMクリア報知の終了時間であるか否かが判断され、noであればリターンし、yesであればS213に進む。
S213では、RAMクリア報知の終了コマンドをサブ統合制御装置83に送信し、サブ統合制御装置83においては図14に示す処理が行われる。
図14において、S221ではRAMクリア報知終了コマンドを受信したか否かを判断し、noであればリターンし、yesであればS222に進み、RAMクリア報知の終了処理を行う。
図15において、S301では特定期間中であるか否かが判断され、noであればリターンし、yesであればS302に進む。S302では特定期間の終了時間であるか否かが判断され、noであればリターンし、yesであればS303に進んで特定期間終了処理が行われる。
この処理は無限ループを形成し、次の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返し実行される。
すなわち、RAMクリアスイッチの操作の直後にRAMクリアの実行処理が行われ、その後にRAMクリア報知が行われ、このRAMクリア報知の時期と遊技機のテストが可能な特定期間とが始期から終期まで一致している。
なお、図17においては、前記の点以外は図10と同一であるため、同一のステップ表示を行って内容の説明は省略する。
図19のソレノイド作動判定処理の内容は、S251で特定期間中であるか否かを判断し、yesならばS252に進み、noならばS254に進む。
S252では、ソレノイドが作動中であるか否かが判断され、noならばS253に進んでソレノイド作動処理を行い、yesならばリターンする。特定期間中には、遊技機テストのためにソレノイドが作動する必要があるからである。
S251でnoとされてS254に進んだ場合、S252と同様にソレノイドが作動中であるか否かが判断され、yesであればS255に進み、noならばリターンする。
S255では、当選状態中であるか否かが判断され、yesであればリターンする。通常の遊技状態だからである。
S255でnoと判断された場合、S256に進んでソレノイド停止処理を行いリターンする。不正の疑いがあるからである。
このような処理によっても、テストを行うべき特定期間にソレノイドを作動させることができ、特定期間でない場合には、ソレノイドが作動中であっても当選状態でなければ不正のおそれがあるためソレノイドの作動を停止させて不正防止をすることができる。
この第2実施例は、先に説明した第1実施例がRAMクリア報知そのものを用いている点を、RAMクリア報知の制御ラインを活用しながらRAMクリア報知とは別の報知であるテスト期間報知を行う点で主に相違するものである。
また、第1実施例ではRAMクリアが行われた後に特定期間が設けられていたのに対し、この第2実施例ではRAMクリアが行われる前に特定期間が設けられている点で相違する。
この第2実施例においては、機械的および電気的構成が前記した第1実施例のパチンコ遊技機と共通であり、また制御手順も前記第1実施例と共通するところが多い。
以下に述べる第2実施例の説明においては、前記第1実施例と共通の事項は同一の参照番号やステップ番号を用いて詳しい説明を省略し、主に相違点につき説明する。
なお、このテスト期間報知とは、RAMクリア報知と同様に遊技演出よりも大きな音量で、音色などによって遊技演出やRAMクリア報知などと識別できるものであり、報知音に限らず、画面6aへの報知表示や装飾ランプ類の点灯報知を代替あるいは併用してもよいこともRAMクリア報知と同様である。
なお、図21ではメインルーチンを、電源投入時の処理に引き続き実行される処理であるかのように示したが、電源投入処理が行われた後に、メインルーチンが約2ms毎のハード割り込みにより繰り返し実行される点は第1実施例と同様である。
この電源投入時処理において、S11〜S22は、図7に示した第1実施例と同様であるが、S15でRAMクリアスイッチがオンであるか否かが判断されて、yesとなった場合に進む処理内容が図7に示す第1実施例とは異なる。
すなわち、S15でyesとなるとS501に進み、S501では、テスト期間報知処理が行われる。
テスト期間報知は、図22の報知欄に示すように、RAMクリア報知とは別個の報知であり、遊技機テストのために設定する特定期間に対応したものとなっている。
テスト期間報知処理は、テスト期間報知開始コマンドをサブ統合制御装置83に送信することにより行う。
このテスト期間報知開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83においては、図23に示すテスト期間報知開始処理が行われ、S551でテスト期間報知開始コマンドを受信したか否かが判断され、noならばリターンし、yesならばS552に進んでテスト期間報知実行処理を行う。これに基づき、パチンコ遊技機50はスピーカ66からテスト期間報知音を発し始める。
S502の特定期間開始処理は、図25に示すように、S555で特定期間の計測中であるか否かが判断され、yesであればS557に進み、noであればS556に進んで特定期間計測を開始してS557に進む。
S557では可変入賞口に遊技球が入賞したか否かが判断され、yesであればS558に進んでテスト払出し処理を行い、noであればリターンする。これにより、特定期間が開始して遊技機テストが可能になる。
図21で次に進んでS503では、特定期間が終了時間であるか否かが判断され、yesであればS504に進み、noであればS502に戻って特定期間の終了時間まで前記の状態を維持して遊技機テストの時間が確保される。
テスト期間報知終了処理の内容は、S561でテスト期間報知終了コマンドを受信したか否かが判断され、noであればリターンし、yesであればS562でテスト期間報知終了処理を行う。
この後、S506〜S510において、順に、RAMを全て0クリアし、RAMの初期設定を行い、CPU周辺のデバイスの初期設定を行い、割込み許可を設定し、RAMクリア報知処理を行う。
これらは、それぞれ第1実施例のS24〜S28と同一内容であり、S510のRAMクリア報知処理の内容は、第1実施例のS28に関して図示する図8と同一である。
その後、メインルーチンに移行する。
各出力処理における相違点としては、払出判定処理の内容が相違し、その他は第1実施例と同様である。そのため、以下においてはこれらの相違点のみを説明することとする。
図26に示すこの第2実施例のメインルーチンにおいて、第1実施例のS160に相当するステップ「特定期間終了判定処理」が設けられていないのは、この第2実施例では、特定期間の開始(S502)および終了(S505)がともに図21に示した電源投入時処理において設けられているからである。
この第2実施例の各出力処理(S150´)においては、先に第1実施例で図11により説明した払出判定処理を図27に示すものと差し替えているが、これは上記したように、この第2実施例において特定期間を図21に示した電源投入時処理に位置づけたことから、図11で示した第1実施例のS204で行う特定期間中であるか否かの判断を除去して図27により合理的に判断を行うように調整したものである。
すなわち、図27の払出判定処理は、S571で可変入賞口に入賞したか否かが判断され、yesならばS572に進み、noならばリターンする。S572では当選状態であるか否かが判断され、yesならばS573で通常払出処理が行われリターンする。S572でnoならば、S574に進み、S574で入賞無効処理が行われてリターンする。この場合、当選状態でないのに可変入賞口に入賞ということで、不正の疑いがあるからである。
RAMクリアスイッチ676を押下げながら電源スイッチ671をオンした場合、RAMクリアスイッチの操作と、RAMクリア実行処理時期と、RAMクリアおよびテスト期間報知と、特定期間とのタイミング関係は、図22のとおりである。
すなわち、RAMクリアスイッチ676を操作すると、その直後に、テスト期間報知が行われる(S501)とともに同時に特定期間が設定されて開始する(S502〜503)。
そして、これらのテスト期間報知の期間および特定期間が同時に終了(S504、S505)した直後に、RAMクリアの実行処理(S506、S507)が行われ、その後にRAMクリア報知(S510)が行われる。このように、特定期間終了後にRAMクリアが行われるので、特定期間中に遊技機テストで生じた賞球未払いなどの記憶が必ず消去され、遊技者が遊技を再開した場合などにデータ的に混乱を生じるおそれが無い。
なお、RAMクリア報知の終了は、図26のメインルーチンの各出力処理(S150´)にて行われることになり、図22に示すように前記テスト期間報知とRAMクリア報知とは全く別個の報知となる。
ところで、前記図21におけるRAMクリア報知処理(S510)を、図28にS510‘と示す位置で処理を行うようした場合、図29の報知欄に示すように、S504でテスト期間報知が終了した直後にRAMクリア報知が開始することになる。
ソレノイドが作動中ということは、可変入賞口が開放されて遊技球の入球が可能ということであり、遊技機テストが可能な状態である。
したがって、S583でyesならばリターンされ、noならばS584でソレノイド作動処理を行ってソレノイドを作動させてリターンする。
前記RAMクリア報知およびテスト期間報知に関して、スピーカからの音、表示器への表示、装飾ランプ類の発光のうちの複数種類を併用して報知を行う場合、報知の開始あるいは終了のタイミングを必ずしも一致させなくとも良い。その場合、最も最後に終了する種類の報知の終了をもって特定期間の終了とすればよい。
また、RAMクリア報知またはテスト報知の報知期間は実務上5分程度を基準として設定すればよく、特定期間は実務上3分程度を基準として設定すればよい。
さらに、特定期間中に賞球が払い出された場合には、通常の遊技中に賞球が払い出された場合とは異なる信号を外部接続端子を介してホールコンピュータに出力するようにしておけば、不正防止などパチンコホール管理として有効である。
2a,2b ガイドレール
3 遊技領域
4 遊技釘
5 センターケース
5a 窓
6 演出図柄表示装置
6a 画面
7 普通図柄表示装置
8 普通図柄保留記憶表示装置
9 第1特別図柄表示装置
10 第2特別図柄表示装置
11 第1始動口
11a 第1始動口スイッチ
12 第2始動口
12a 第2始動口スイッチ
12b 普電役物ソレノイド
13 複合入賞装置
14 大入賞口
14a カウントスイッチ
14b 大入賞口ソレノイド
15 アウト穴
17 普通図柄作動ゲート
17a 普通図柄作動スイッチ
18 第1特別図柄保留記憶表示装置
19 第2特別図柄保留記憶表示装置
20 払出モータ
21 払出スイッチ
22 満杯スイッチ
23 球切れスイッチ
24 CRユニット端子板
25 精算表示装置
28 タッチスイッチ
29 発射停止スイッチ
30 発射モータ
31 第1左入賞口
31a 左入賞スイッチ
32 第2左入賞口
33 第1右入賞口
33a 右入賞口スイッチ
34 第2右入賞口
50 パチンコ機
51 外枠
52 前枠
53 ヒンジ
55 上皿
56 CRユニット
57 球貸スイッチ
58 精算スイッチ
59 残高表示器
61 板ガラス
63 下皿
64 発射ハンドル
65 枠側装飾ランプ
66 スピーカ
67 演出ボタン
70 内枠
71 球タンク
72 タンクレール
73 払出装置
74 遊技盤中継端子板
75 裏配線中継端子板
76 払出中継端子板
78 外部接続端子板
80 主制御装置
81 払出制御装置
82 演出図柄制御装置
83 サブ統合制御装置
83a 音量調整スイッチ
84 発射制御装置
85 電源基板
87 ホールコンピュータ
90 図柄表示装置中継端子板
611 (主制御装置の)CPU
612 (払出制御装置の)CPU
613 入力ポート
615 RAM
621 CPU
623 入力ポート
625 RAM
671 電源スイッチ
672 電源生成回路
673 電源電圧監視回路
674 リセット信号発生回路
675 停電信号発生回路
676 RAMクリアスイッチ
677 RAMクリア信号発生回路
678 バックアップ電源生成回路
Claims (7)
- 電源スイッチをオンして電源投入時処理を行った後に、遊技状態を制御するメイン処理を行う弾球遊技機であって、
遊技状態においては、
抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材を有する可変入賞口を備え、該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出し、
前記抽選で当選していない場合には、前記可変入賞口に入球した遊技球に対する賞球の払い出し動作を行わないものとし、
また、該弾球遊技機は、
遊技機の電源が遮断された場合に、電源遮断直前の遊技状態を記憶する状態記憶手段と、
該状態記憶手段に記憶されている遊技状態の記憶を消去するためのRAMクリアスイッチと、
前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されること、または、前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されたことを消去後の所定期間に渡って報知するRAMクリア報知手段とを備えたものにおいて、
前記電源投入時処理中に前記RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判断する制御ステップを設け、
前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件として、
前記RAMクリアスイッチの操作開始から前記RAMクリア報知が終了するまでの期間内に特定期間を設け、
該特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記可変入賞口に遊技球が入球することで賞球の払い出し動作を行うようにしたことを特徴とする弾球遊技機。 - 電源スイッチをオンして電源投入時処理を行った後に、遊技状態を制御するメイン処理を行う弾球遊技機であって、
遊技状態においては、
抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材であって、電気的駆動手段により駆動されて変動するものを有する可変入賞口を備え、該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出し、
前記電気的駆動手段が駆動しなければ前記可変部材が開放状態に変動しないようにし、
また、該弾球遊技機は、
遊技機の電源が遮断された場合に、電源遮断直前の遊技状態を記憶する状態記憶手段と、
該状態記憶手段に記憶されている遊技状態の記憶を消去するためのRAMクリアスイッチと、
前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されること、または、前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されたことを消去後の所定期間に渡って報知するRAMクリア報知手段とを備えたものにおいて、
前記電源投入時処理中に前記RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判断する制御ステップを設け、
前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件として、
前記RAMクリアスイッチの操作開始から前記RAMクリア報知が終了するまでの期間内に特定期間を設け、
該特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記電気的駆動手段を駆動させるようにしたことを特徴とする弾球遊技機。 - 電源スイッチをオンして電源投入時処理を行った後に、遊技状態を制御するメイン処理を行う弾球遊技機であって、
遊技状態においては、
抽選に当選した場合に遊技球が入球不能な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変動する可変部材と、該可変部材を閉鎖状態に拘束する拘束部材と、その拘束部材の解除を行う電気的駆動手段とを有する可変入賞口を備え、該可変入賞口に遊技球が入球した場合に所定数の賞球を払い出し、
前記拘束部材による拘束は電気的駆動手段が駆動しなければ解除されないようにし、
前記抽選で当選していない場合には、前記可変入賞口に入球した遊技球に対する賞球の払い出し動作を行わないものとし、
また、該弾球遊技機は、
遊技機の電源が遮断された場合に、電源遮断直前の遊技状態を記憶する状態記憶手段と、
該状態記憶手段に記憶されている遊技状態の記憶を消去するためのRAMクリアスイッチと、
前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されること、または、前記状態記憶手段に記憶された遊技状態の記憶が消去されたことを消去後の所定期間に渡って報知するRAMクリア報知手段とを備えたものにおいて、
前記電源投入時処理中に前記RAMクリアスイッチがオンであるか否かを判断する制御ステップを設け、
前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件として、
前記RAMクリアスイッチの操作開始から前記RAMクリア報知が終了するまでの期間内に特定期間を設け、
該特定期間中においては、前記抽選のいかんにかかわらず、前記電気的駆動手段を駆動させるようにしたことを特徴とする弾球遊技機。 - 前記RAMクリアスイッチの操作に伴うRAMクリア報知が行われている期間内に、前記特定期間が設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
- 前記制御ステップ時に前記RAMクリアスイッチがオンであることを条件に前記RAMクリア報知とは別のテスト期間報知が行われるようにし、該テスト期間報知が行われている期間内に、前記特定期間が設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弾球遊技機。
- 前記遊技状態において払い出される賞球数と、前記特定期間内の払い出し動作で払い出される賞球数とが同数に設定されていることを特徴とする請求項1、4,5のいずれかに記載の弾球遊技機。
- 前記特定期間内の払い出し動作で払い出される賞球数は、遊技状態において払い出される賞球数よりも少数に設定されていることを特徴とする請求項1、4、5のいずれかに記載の弾球遊技機。
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