JP5514114B2 - 置換オクタン(オクテン)ニトリル、その合成方法及び香料におけるその使用 - Google Patents

置換オクタン(オクテン)ニトリル、その合成方法及び香料におけるその使用 Download PDF

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Description

本発明は、香りの分野に関するものであり、特に新規化合物の調製、それらを合成する方法及びそれらの着臭剤特性による香料におけるそれらの使用に関する。本発明の化合物は、3,5,7−トリメチルオクタン(オクテン)ニトリル及びそのα置換誘導体であり、特に原材料として香料において使用される。本発明はまた、上記化合物を含む香水及び香水製品に関する。
多くのニトリル(脂肪族又は芳香族)が、香料の技術分野で現在使用されている。それらは、攻撃的な媒質中でのそれらの高い安定性、及び対応するアルデヒド(これは、ニトリルの開発よりかなり前から香料中で使用されていた)との嗅覚類似性が高い(frequent)ことの両方の理由から開発されてきた。
出願人は、以下で示される一般式(I)を有する或る特定の3,5,7−トリメチルオクタン(オクテン)ニトリル及びニトリル基に対してα位に置換基を保有するその誘導体が、香り若しくは香水として、又は香水若しくは香水組成物用の原材料として真価を保有することを特定した。本発明の化合物は、香料の技術分野で新規であるだけでなく、出願人が承知している限りでは、本発明の化合物は文献中でそれ自体が報告されていない。香水産業は、次第に規制の対象となっており、安全性又は毒性の理由のためにその使用が最近禁止されている或る特定の化合物の独自性(identity)に取って代わり得るか、又はその独自性を呈し得る化合物を探している。
本発明は特に、下記一般式(I):
Figure 0005514114
(式中、Rは、水素原子、メチル基又はメチレン基であり、4つの破線のうちの1つ以下が、炭素-炭素二重結合を表す)
を有する化合物を提供する。
本発明の1つの特定の実施の形態によれば、主鎖は飽和しており、Rは、水素原子、メチル基又はメチレン基を表す。
別の好ましい実施の形態によれば、本発明による化合物は、下記式(II):
Figure 0005514114
(式中、Rは、水素原子又はメチル基である)
に一致する。
別の好ましい実施の形態によれば、本発明による化合物は、下記式(III):
Figure 0005514114
(式中、Rは、水素原子又はメチル基である)
に一致する。
別の好ましい実施の形態によれば、本発明による化合物は、下記式(IV):
Figure 0005514114
(式中、Rは、水素原子又はメチル基である)
に一致する。
別の好ましい実施の形態によれば、本発明による化合物は、下記式(V):
Figure 0005514114
(式中、Rは、水素原子又はメチル基である)
に一致する。
別の好ましい実施の形態によれば、本発明による化合物は、下記式(VI):
Figure 0005514114
に一致する。
別の好ましい実施の形態によれば、本発明による化合物は、下記式(VII):
Figure 0005514114
に一致する。
別の好ましい実施の形態によれば、本発明による化合物は、下記式(VIII):
Figure 0005514114
に一致する。
別の好ましい実施の形態によれば、本発明による化合物は、下記式(IX):
Figure 0005514114
に一致する。
本発明による化合物は、1つ又は複数の不斉炭素を含み、したがって光学異性体の混合物、より具体的にはエナンチオマーの混合物及びジアステレオマーの混合物の形態を取り得る。本発明は、異性体若しくは異性体の混合物、特にエナンチオマー若しくはエナンチオマーの混合物、又はラセミ混合物、又はジアステレオマー若しくはジアステレオマーの混合物の形態で、一般式(I)を有する少なくとも1つの化合物を含む組成物を保護することを意図する。したがって、本発明はまた、着臭剤としての一般式(I)を有する化合物の使用を提供する。
したがって、本発明は、異性体若しくは異性体の混合物、エナンチオマー若しくはエナンチオマーの混合物、又はラセミ混合物、又はジアステレオマー若しくはジアステレオマーの混合物の形態で本発明による少なくとも1つの化合物を含むことを特徴とする組成物を提供する。好ましい一実施形態によると、本発明による組成物は、上記で規定される式(II)、式(III)及び式(IV)を有する化合物の混合物を含む。本発明の別の実施形態によると、組成物は、上記で規定される化合物(II)の、2つのZ異性体及びE異性体の少なくとも一方、又は上記2つの異性体の混合物を含む。さらに別の好ましい実施形態によると、組成物は、上記で規定される化合物(V)の4つのジアステレオマーの少なくとも1つ、又は上記4つのジアステレオマーの混合物を含む。
本発明はまた、式(II)、式(III)及び/又は式(IV)を有する少なくとも1つの化合物の、2つのZ/E異性体の混合物を含む組成物を提供する。
本発明の化合物は、少なくとも1つの不斉炭素を有するため、本発明はまた、化合物(I)のエナンチオマー又はジアステレオマーの混合物を含む組成物を提供し、本発明はまた、化合物(II)のエナンチオマーの混合物を含む組成物を提供し、本発明はまた、化合物(III)のエナンチオマー又はジアステレオマーの混合物を含む組成物を提供し、本発明はまた、化合物(IV)のエナンチオマー又はジアステレオマーの混合物を含む組成物を提供し、本発明はまた、化合物(V)のエナンチオマー又はジアステレオマーの混合物を含む組成物を提供し、本発明はまた、化合物(VIII)のエナンチオマー又はジアステレオマーの混合物を含む組成物を提供し、本発明はまた、化合物(IX)のエナンチオマー又はジアステレオマーの混合物を含む組成物を提供する。
本発明はまた、化合物(II)の単一のZ異性体又はE異性体の単一のエナンチオマーを含む組成物、化合物(III)の単一のZ異性体又はE異性体の単一のエナンチオマー又はジアステレオマーを含む組成物、化合物(IV)の単一のエナンチオマー又はジアステレオマーを含む組成物、化合物(V)の単一のエナンチオマー又はジアステレオマーを含む組成物、化合物(VIII)の単一のエナンチオマー又はジアステレオマーを含む組成物、化合物(IX)の単一のエナンチオマー又はジアステレオマーを含む組成物を提供する。
本発明の化合物は、当業者に既知である多くの方法により調製され得る。特に、本発明はまた、ケトン(より具体的には4,6−ジメチル−2−ヘプタノン)と、シアノ酢酸又はそのエステルとの間でのクネベナーゲル縮合2)により本発明の化合物を調製する方法を提供する。好ましくは、単に説明としてスキームAに示されるように、この縮合に続いて脱炭酸を行う。スキームAは、本発明の化合物(式中、Rは水素原子である)の合成に関する方法を表すことが理解されよう。
4,6−ジメチル−2−ヘプタノンは、例えば工業規模でのアセトンのアルカリケトール化(ketolization)の副生成物から容易に入手可能である3)。3つの位置異性体(そのうちの2つがシス又はトランスであり得る)又はそれらの混合物は、縮合で得ることができる。上記異性体は、ニトリル基と、生じる炭素-炭素二重結合との相対位置、また上記二重結合周辺の幾何学が互いに異なる(α、β:E異性体及びZ異性体;β、γ:E異性体及びZ異性体;β:メチレン)。
混合物中に得られる種々の異性体の量は、操作条件に応じて変化し得る2)。したがって、従来、脱炭酸工程の時間及び温度を増大させることにより、共役異性体(II)のレベルが上昇するのに対して、塩基性触媒の量を低減させることにより、不飽和β及びγ異性体(III E及びZ、IV)の形成が促進される。化合物(III)及び化合物(IV)は、強酸の存在下での蒸留により混合物から分離され得るのに対して、アルコール性水酸化カリウムの存在下での処理により、純粋な形態での不飽和α及びβ異性体(II)の単離が可能となる。
Figure 0005514114
例えば標準的な温度及び圧力での接触水素添加によるパラジウム炭素上での異性体(II)、いわゆるVerbetryle(商標)の還元は、収率88%で飽和ニトリル(V)をもたらす。化合物(V)は、Dihydroverbetryle(商標)と呼ばれる(スキームA)。
本発明による化合物は全て、強烈な「柑果、グリーン(hesperidium, green)」の嗅覚調を特徴とし、それらはそれぞれ、特異的な品質を有する。異性体II、異性体III及び異性体IVの30(II):70(III+IV)の比率での混合物は、フルーツ(洋ナシ)調を示すのに対して、上述の混合物を塩基で処理することにより得られるVerbetryle(商標)は、わずかにミントの香りがする、花のアヤメ様をより特徴とする。
Dihydroverbetryle(商標)(V)は、ゲラノニトリルを連想させる花のアルデヒド調を有するその嗅覚幅を完成させる。わずかなミントもまた認知可能である。
クネベナーゲル縮合においてシアノ酢酸をそのエチルエステルで置き換えることにより、不飽和ニトリルエステル(IV)が得られる(スキームB)。例えば、水素化ホウ素ナトリウムを使用してこのニトリルエステルを還元することにより、β−ヒドロキシニトリル(VII)が得られる。後者は、α,β−不飽和ニトリル(VIII)に展開させることができ、これは、上記と同条件下での水素添加によりニトリル(IX)を生じさせる。
Figure 0005514114
不飽和ニトリル(VIII)は、「マンダリンエッセンス、花」調を特徴とするのに対して、その飽和相同体(IX)は、「ラクトン、フルーツのような甘口のアーモンド」調を示す。
本発明による化合物は、嗅覚強度の原材料であり、したがって多種多様な製品の香りを供給、促進又は増強するのに利用することができる。
したがって、本発明はさらに、単独での又は当業者に既知であり且つ所望の効果に応じて当業者が選択することが可能である1つ又は複数の他の着臭剤化合物との混合物での、着臭剤としての、匂いマスキング剤としての又は匂い中和剤としての本発明による式(I)を有する少なくとも1つの化合物の使用を提供する。さらなる着臭剤(単数又は複数)は、式(I)を有する化合物、又は当業者に既知の他の着臭剤であってもよい。
本発明の目的で、「香料」という用語は、この用語の常識における香料だけでなく、製品の匂いが重要である他の分野も意味する。本発明の化合物は、香水用基剤及び濃縮物、オーデコロン、オードトワレ、香水及び類似した製品のような上記用語の通常の意味での香料組成物;顔面及び身体用のクリーム、タルカム・パウダー、身体衛生製品、特にシャンプー、身体及び髪用のクレンジング製品、髪用のオイル、ボディローション、バスソルト及びバスオイル、バスジェル及びシャワージェル、化粧せっけん、身体用制汗剤及び身体用デオドラント、髭剃り用又は髭剃り後用のローション及びクリーム、クリーム、歯磨剤、洗口液、ポマード及び類似した製品のような局所組成物(特に、局所化粧品組成物);並びに軟化剤、柔軟剤、洗剤、洗濯用製品、部屋用脱臭剤、住宅メンテナンス製品及び消毒剤製品及び類似した製品のような家庭用品の一部分を形作り得る。
したがって、本発明の化合物は、香料において、より具体的には香水の成分として使用することができる着臭剤化合物である。本発明の状況では、香水は、皮膚へ又は心地よい匂いが必要であるか若しくは望ましい任意の他の基材へ望ましい匂いを付与するために固体ビヒクル中に溶解又はこれと混合することができる着臭剤物質の混合物である。着臭剤という用語は、匂いを放出する化合物を指すのに本明細書で使用される。
したがって、本発明は、本発明による少なくとも1つの化合物を含むことを特徴とする香料組成物、より具体的には香水用濃縮物又は基剤、オーデコロン、オードトワレ又は香水を提供する。本発明は特に、本発明による少なくとも1つの化合物を含むことを特徴とする化粧品組成物、より具体的には顔面及び身体用のクリーム、タルカム・パウダー、髪用又は身体用のオイル、シャンプー、ヘアローション、バスソルト、バスオイル、シャワージェル、バスジェル、化粧せっけん、身体用制汗剤、身体用デオドラント、ローション、髭剃り用クリーム、髭剃り用せっけん、クリーム、歯磨剤、洗口液又はポマードを提供する。本発明は同様に、本発明による少なくとも1つの化合物を含むことを特徴とする家庭用品、より具体的には柔軟剤、洗剤、洗濯用製品又は部屋用脱臭剤を提供する。本発明はさらに、式(I)を有する少なくとも1つの化合物又は式(I)を有する少なくとも1つの化合物を含む少なくとも1つの組成物を用いる美容上のトリートメント若しくはケアの予防的方法又は非予防的方法を提供する。
本発明はまた、本発明の少なくとも1つの化合物、及びより具体的にはエッセンシャルオイル、アブソリュート、レジノイド、コンクリート等を包含する天然産物に加えて脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素又は複素環式炭化水素、アルコール、アルデヒド、ケトン、エーテル、エステル、アセタール及びニトリルのような合成生成物から選択される少なくとも1つの他の着臭剤物質を含む組成物に関する。
本発明の化合物は、非常に広い濃度範囲にわたって香料において、より具体的には香水又は香水組成物において使用することができ、濃度範囲は、最終製品の性質だけでなく、組成物の他の成分の濃度にも依存する。
本発明による化合物は、組成物の総重量に対して、好ましくは少なくとも0.001重量%の濃度で香水用組成物又は香水中に存在する。この濃度では、その匂いは認知可能である。本発明による化合物は、組成物の総重量に対して、好ましくは少なくとも0.01重量%の濃度で香水用組成物又は香水中に存在する。本発明による化合物は、好適には少なくとも1重量ppm、好ましくは10ppmの量で香水中に存在する。
本発明はまた、必要に応じて他の着臭剤と組み合わせた、着臭剤としての、又は匂いマスキング剤としての、又は匂い中和剤としての本発明による少なくとも1つの化合物の使用に関する。
下記実施例は、単に実例として本発明の化合物の調製及び使用を提供するよう努めるものであり、本発明は、決してこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1:合成
1.1 式(II)、式(III)及び式(IV)(式中、Rは水素原子である)を有する3,5,7−トリメチルオクテンニトリルの混合物の調製
反応は、浸漬温度計と、相分離器を備えた上行性冷却器と、500ミリリットルの均圧滴下漏斗を取り付けた2リットルの三つ口丸底フラスコ中で実施する。
フラスコに順次、酢酸アンモニウム 10g(0.13mol)、2−ピコリン 20.4g(0.22mol)、トルエン 160g及び4,6−ジメチル−2−ヘプタノン 568g(4mol)を入れる。混合物を全還流させて、分離する水を、水が形成される毎に除去する。
浄水70g中のシアノ酢酸 170g(2mol)の溶液(70質量%溶液)を、滴下漏斗へ注ぐ。この溶液を12時間かけて一様な速度でフラスコへ添加する。水及び二酸化炭素の排除のため泡が形成される。水は、相分離器から定期的に除去される。全還流は、添加の終了後6時間維持され、続いて二酸化炭素の発生がなくなったことが確認される。留出物が透明である場合には、それを受け器中に収集して、脇に置く。145℃〜150℃の温度が蒸気中で得られたら、操作を中断する。加熱を中断して、従来の蒸留組立品を相分離器と置き換える。液封ポンプを、得られた組立品へ接続させて、続いて真空を非常に緩やかに減少させる。18トール下で60℃〜65℃の蒸気温度に到達するまで、第2の留出物を漸次収集する。これは、導入された過剰ケトンである。
残渣を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄して、乾燥させた後、蒸留する(沸点=87℃〜95℃/5トール)。ニトリル 210gが収集され、これは収率63.5%に相当する。
非共役異性体(III)及び(IV)に対する共役(E+Z)異性体(II)(スキームAを参照されたい)の比率は、プロトンNMRでの特定のシグナル(ニトリルに対してアルファのシグナル)を積算することにより確立した:異性体(II)に関しては、ビニルプロトンは、一方の異性体に関しては5.0ppmに、また他方に関しては5.18ppmに位置し、ニトリル基に対してαに位置するプロトンは、異性体(III)及び(IV)(式中、Rは水素原子である)に関して3.05ppmに位置する。したがって、異性体(I)は混合物の30%に相当することを導き出すことが可能である。
1.2 式II(式中、Rは水素原子である)を有する3,5,7−トリメチル−2−オクテンニトリル(Verbetryle(商標))の調製
500mlの丸底フラスコに順次、エタノール 100g、水酸化カリウム 16.56g(0.295mol)、続いて平衡化用のニトリル 210g(1.27mol)を入れる。混合物を外気温で16時間攪拌した後、0℃〜5℃に冷却させる。85%リン酸(54.4g)をゆっくりと添加して、pHを調べて(pHはおよそ7であるはずである)、次にエタノールを減圧下で留出させる。
残渣を短カラムに通して真空下で精留した後、それを真空(沸点=85℃〜90℃/5トール)下で蒸留する。蒸留生成物は196gの重さがあり、収率93.3%に相当する。この生成物は、60:40の各比率での2つのE:Z異性体の混合物である(ガスクロマトグラフィ)。それは、非常に特徴的な匂いを有する無色液体の形態で得られる。
1)IR:3051,2956,2218,1629,1459,1385,1367,829,806,791cm−1
2)MS(70eV):m/e=165(M+),164,151,150,122,108,85,81,69amu。
3)H NMR:CDCl;200MHz:
δ(ppm):0.80〜0.90(m,9H);1.04(d*d,7.0/7.0Hz,2H);1.12(d*d,7.3/7.3Hz,2H);1.50〜2.00(m,4H);1.92(d,1.6Hz,3H);2.02(d,1.0Hz,3H);2.10〜2.40(m,4H);5.10(m,1H);5.18(m,1H)。
下線を付したシグナルは、少数派異性体に関するものである。
4)13C NMR:CDCl;50MHz:
δ(ppm):19.3;19.4;20.8;22.0;22.1;23.0;23.3;23.5;25.1;44.1;46.2;46.3;46.9;96.3;96.7;117.2;164.5;164.6。
1.3 3,5,7−トリメチルオクタンニトリル(V):(Dihydroverbetryle)の調製
250mlのオートクレーブに順次、Verbetryle(II) 16.5g、パラジウム炭素(5%) 2g、続いて乾燥トルエン150mlを入れる。得られた溶液を水素1気圧下で24時間攪拌して、濾過した後に5N塩酸溶液で洗浄する。得られた生成物を真空(沸点=92℃〜95℃/6トール)下で蒸留して、ニトリルV 15gを得る。収率は90%である。
1)IR:2249,1460,1420,1386,1368cm−1
2)MS(70eV):m/e=167(M+),166,152,124,110(100),96,85,69amu。
3)H NMR:CDCl;200MHz:4つのジアステレオマーの混合物。
δ(ppm):0.8〜0.9(m,3H);1.0〜1.1(m,3H);1.10〜2.00(m,7H);2.20〜2.35(m,2H)。
4)13C NMR:CDCl;50MHz:
δ(ppm):17.2;17.5;18.1;18.2;20.2;20.4;21.4;21.6;22.4;23.1;23.2;23.4;25.7;25.8;25.9;26.0;41.9;42.0;44.6;45.2;94.8;116.9;117.0。
1.4 2−カルボエトキシ−3,5,7−トリメチル−2−オクテンニトリル(VI)の調製:
ディーン・スターク装置を備えた250mlの丸底フラスコに順次、4,6−ジメチルヘプタノン 25.6g(0.18mol)、シアノ酢酸エチル 14.34g(0.127mol)、酢酸アンモニウム 1.95g、酢酸 6g及びメチルシクロヘキサン 100mlを入れる。混合物を還流するまで加熱して、形成される水は、それが形成される毎に分離する。1時間後、混合物を外気温まで冷却させ、続いて飽和重炭酸ナトリウム溶液で中性になるまで洗浄する。残渣は、過剰ケトン(6.5g)の回収のために真空(6トール)下で、続いてシアノエステルVIの単離のために高真空下で蒸留する。無色液体25.8gが収集され(沸点=100℃〜104℃/2.10−1トール)、収率85%に相当する。
プロトンNMRスペクトル(以下を参照されたい)の検査により、ビニルプロトン、したがって脱共役(deconjugated)誘導体が存在しないことが示される。炭素-炭素二重結合により保有されるメチル基に関するシグナル(少数派異性体に関しては2.28ppm、主要異性体に関しては2.36ppm)の積算により、40/60の比率での2つのE/Z異性体が存在することが示される。
1)IR:2224,1731,1603,1465,1368,1287,1228,1099,1070,858,777cm−1
2)MS(70eV):m/e=237(M+),222,192,180,164,153,135,125,97,85(100),69amu。
3)H NMR:CDCl;200MHz:下線を付したシグナルは、少数派異性体に対応する。
δ(ppm):0.8〜1.0(m,9H),1.0〜1.3(m,2H),1.34(t,J=7.2Hz,3H),1.35(t,J=7.2Hz,3H),1.5〜2.1(m,2H),2.28(s,3H),2.36(s,3H),2.48(m,1H),2.76(m,1H),4.27(q.,J=7.2Hz,2H),4.28(q.,J=7.2Hz,2H)。
4)H NMR:CDCl;200MHz:下線を付したシグナルは、少数派異性体に対応する。
δ(ppm):14.8;19.7;21.6;22.4;23.6;23.7;25.5;25.7;30.4;30.9;42.6;46.7;46.9;48.6;62.0;106.0;106.4;116.3;162.1;162.4;177.0;177.1。
1.5 2−ヒドロキシメチル−3,5,7−トリメチルオクタンニトリル(VII)の調製:
反応は、上行性冷却器、浸漬温度計及び250mlの均圧滴下漏斗を備えた1 lの三つ口丸底フラスコ中で実施する。フラスコに順次、水素化ホウ素ナトリウム 11.4g(0.3mol)、続いて0℃に冷却した無水エタノール 300mlを入れる。滴下漏斗に、無水エタノール 100ml中のシアノエステル(VI) 47.4g(0.2mol)の溶液を入れる。フラスコの内容物を−15℃に冷却した後、0℃を超えさせずに漏斗の内容物を添加する。得られた混合物を外気温で16時間攪拌した後、順次アセトン 50ml及び5N塩酸 200mlで処理する。混合物を5時間攪拌した後、エタノールを蒸留により除去する。残渣をメチルtert−ブチルエーテル 200mlで3回抽出する。有機相を濃縮して、続いて高真空下で蒸留する。無色液体が得られ(30.7g)(沸点=100℃〜102℃/2×10−1トール)、収率78%に相当する。
1)IR:3460,2244,1465,1385,1367,1166,1062,1028,573cm−1
2)MS(70eV):m/e=197(M+),182,152,141,140,124,110,85,68,43(100)amu。
3)H NMR:CDCl;200MHz:4つのジアステレオマーの混合物。
δ(ppm):0.8〜0.9(m,3H);1.0〜1.1(m,3H);1.10〜2.00(m,7H);2.60〜2.90(m,1H);3.50(s,1H);3.60〜4.00(m,2H)。
4)13C NMR:CDCl;50MHz:4つのジアステレオマーの混合物。
δ(ppm):13.6;14.3;15.5;15.9;16.9;17.2;17.9;18.6;19.5;20.0;20.2;20.4;20.9;21.2;21.4;22.0;22.9;23.0;23.1;25.2;25.3;25.4;25.6;26.7;26.9;27.4;27.5;38.1;38.4;39.5;39.6;39.7;40.1;41.0;41.2;43.3;44.3;45.1;45.6;58.4;58.5;59.0;59.2;117.7;117.9;118.5;118.6。
1.6 2−メチレン−3,5,7−トリメチルオクタンニトリル(VIII)の調製:
乾燥し且つ窒素をパージした250mlの三つ口丸底フラスコに順次、シアノアルコール(VII) 19.7g(0.1mol)、無水塩化メチレン 150ml、続いてDBU(1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン) 18.26g(0.11mol)を入れる。溶液を0℃に冷却した後、全体で5℃を超えさせずにトリフルオロ酢酸無水物 22.05g(0.105mol)を滴下する。得られた溶液を外気温で16時間攪拌し、次に加水分解させて、乾燥させて、濃縮する。残渣を真空(6トール)下で蒸留して、105℃〜108℃で留出する不飽和ニトリル(VIII) 16gを得る。収率は89%である。
1)IR:2222,1622,1460,1383,935,651cm−1
2)MS(70eV):m/e=179(M+),178,164,136,122,108,95,83,57(100)amu。
3)H NMR:CDCl;200MHz:2つのジオステレオマーの混合物。
δ(ppm):0.8〜0.9(m,3H);1.00〜1.80(m,9H);2.5(m,1H);5.70(s,1H);5.80(d,J=2Hz,1H)。
4)13C NMR:CDCl;50MHz
δ(ppm):19.6;19.9;20.2;20.7;22.5;22.8;23.6;24.0;25.4;25.5;37.1;37.4;43.0;43.3;46.9;47.3;118.0;118.2;128.8;129.2;129.4;130.0。
1.7 2,3,5,7−テトラメチルオクタンニトリル(IX)の調製:
250mlのオートクレーブに順次、ニトリルVIII 15g、パラジウム炭素(5%) 2g及び乾燥トルエン 100mlを入れる。混合物を水素1標準圧力下で攪拌する。反応の進行は、ガスクロマトグラフィでモニタリングする。反応が終了したら、反応混合物を濾過して、5N塩酸溶液で洗浄した後、濃縮する。残渣を真空下で蒸留して、収率90%に相当する無色液体13.65gを得る。沸点=100℃〜102℃/6トール。
1)IR:2239,2212,1465,1385,1368,1168cm−1
2)MS(70eV):m/e=181(M+),180,166,138,125,124,110,85,71,55,43(100)amu。
3)H NMR:CDCl;200MHz:4つのジオステレオマーの混合物。
δ(ppm):0.8〜0.9(m,3H);1.10〜1.90(m,12H);2.60(m,1H)。
4)13C NMR:CDCl;50MHz:4つのジオステレオマーの混合物。
δ(ppm):14.5;15.3;15.6;16.2;16.4;17.4;17.6;19.5;19.7;20.5;20.9;22.1;22.4;22.8;23.4;23.6;23.9;24.2;25.4;25.5;25.6;27.8;27.9;28.0;31.0;31.5;32.2;32.3;33.5;33.8;33.9;40.8;41.6;43.1;43.6;46.2;46.7;47.7;48.0;122.0;122.3;122.7;122.9。
実施例2:香水用組成物におけるVerbetryle(II)及びDihydroverbetryle(商標)(V)の嗅覚評価。
嗅覚の記述:
Verbetryle(II):グリーン、柑果、アヤメ、花、わずかにミント。
Dihydroverbetryle(商標)(V):グリーン、天然グレープフルーツ、わずかにミント。
香水用組成物を創出して(試験2及び試験3)、ここで、Verbetryle(商標)及びDihydroverbetryle(商標)の嗅覚効果を、化合物を含有しない組成物(試験1)との比較により検査した。
Figure 0005514114
これらの組成物は、例えば真珠色のシャワージェルベース中で、0.5重量%の比率で検査した。試験2の組成物は、男性らしい芳香性ペパーミント調を付与する一方で、試験3の組成物は、試験1の組成物に対してわずかな苦味を伴う天然グレープフルーツ調を付与する。
文献
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3)A. Hinnen and J. Dreux; Bull. Soc. Chim. Fr., 1964, p. 1492.

Claims (16)

  1. 下記一般式(I):
    Figure 0005514114
    (式中、Rは、水素原子、メチル基又はメチレン基であり、4つの破線のうちの1つ以下が、炭素-炭素二重結合を表す)
    で表される化合物、並びにそのエナンチオマー及びそのジアステレオマー。
  2. 下記一般式(II):
    Figure 0005514114
    (式中、Rは、水素原子又はメチル基である)
    で表される請求項1に記載の化合物、そのZ異性体又はE異性体及びそのエナンチオマー。
  3. 下記一般式(III):
    Figure 0005514114
    (式中、Rは、水素原子又はメチル基である)
    で表される請求項1に記載の化合物、そのZ異性体又はE異性体、そのエナンチオマー及びそのジアステレオマー。
  4. 下記一般式(IV):
    Figure 0005514114
    (式中、Rは、水素原子又はメチル基である)
    で表される請求項1に記載の化合物、そのエナンチオマー及びそのジアステレオマー。
  5. 下記一般式(V):
    Figure 0005514114
    (式中、Rは、水素原子又はメチル基である)
    で表される請求項1に記載の化合物、そのエナンチオマー及びそのジアステレオマー。
  6. 下記一般式(VIII):
    Figure 0005514114
    で表される請求項1に記載の化合物、そのエナンチオマー及びそのジアステレオマー。
  7. 異性体若しくは異性体の混合物、エナンチオマー若しくはエナンチオマーの混合物、又はラセミ混合物、又はジアステレオマー若しくはジアステレオマーの混合物の形態で、請求項1〜6のいずれか一項で規定される少なくとも1つの化合物を含むことを特徴とする組成物。
  8. 請求項2〜4で規定される式(II)、式(III)及び式(IV)を有する化合物の混合物を含むことを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
  9. 請求項2で規定される化合物(II)の2つのZ異性体及びE異性体の少なくとも一方、又は該2つの異性体の混合物を含むことを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
  10. 請求項5で規定される化合物(V)の4つのジアステレオマーの少なくとも1つ、又は該4つのジアステレオマーの混合物を含むことを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
  11. 請求項1〜6のいずれかで規定される少なくとも1つの化合物、及び少なくとも1つの他の着臭剤物質を含むことを特徴とする、請求項7〜10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 請求項1〜6のいずれかで規定される少なくとも1つの化合物、又は請求項7〜11のいずれか一項に記載の組成物を含むことを特徴とする香料組成物。
  13. 請求項1〜6のいずれか一項で規定される少なくとも1つの化合物、又は請求項7〜11のいずれか一項に記載の組成物を含むことを特徴とする、化粧品組成物。
  14. 請求項1〜6のいずれか一項で規定される少なくとも1つの化合物、又は請求項7〜11のいずれか一項に記載の組成物を含むことを特徴とする軟化剤、洗剤、洗濯用製品又は部屋用脱臭剤。
  15. 必要に応じて他の着臭剤と組み合わせた、着臭剤又は匂いマスキング剤又は匂い中和剤としての請求項1〜6のいずれか一項で規定される式(I)を有する少なくとも1つの化合物、又は請求項7〜11のいずれか一項に記載の組成物の使用。
  16. 請求項1〜6のいずれか一項に記載される式(I)を有する化合物を調製する方法であって、ケトンが、クネベナーゲル縮合に付される、方法。
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