JP5511336B2 - パッケージラック - Google Patents

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Description

本発明は、複数の校正用流体が収容された校正用パッケージを保持するパッケージラックに関する。
現在、液体サンプルの特性値を測定する測定装置、例えば、酵素免疫反応測定装置などが広く知られている。かかる測定装置では、その測定値の精度を保つために適宜、校正処理が行われる。この校正処理では、特性値が既知の流体である擬似サンプル(校正用流体)が用いられる。すなわち、校正処理の際には、複数種類の擬似サンプルを測定装置で測定し、得られた測定値と既知の特定値との比較に基づいて、測定装置の出力値を校正する。
こうした校正処理に用いられる複数の擬似サンプルを収容し、パッケージ化した校正用パッケージが一部で提案されている。かかる校正用パッケージには、校正用流体(擬似サンプル)を収容する複数のセルが並べられて連結された本体部と、当該本体部のセル配設方向の一端から少なくとも下方に延びる側壁と、が設けられている。そして、この校正用パッケージの側壁には、当該校正用パッケージの識別情報を示す画像、例えば、バーコードなどが付されていることが多い。
ここで、こうした校正処理を円滑に行うためには、この擬似サンプルを、通常のサンプルと同様に、ラックに収容して搬送することが望ましい。また、管理を容易にするために、各校正用パッケージに付されているバーコード等の識別画像の有効利用も望まれている。
特開平6−207934号公報 特表平10−503366号公報 特開2007−24537号公報 特開2005−338938号公報
しかしながら、既述したとおり、擬似サンプルなどを収容した校正用パッケージは、本体部の他に、本体部の一端から少なくとも下方に延びる側壁を有する特殊な形状である。そのため、従来のラックでは、この流体パッケージを的確に起立保持することは困難であった。また、通常のサンプルでは、各サンプルを収容する検体容器(試験管など)の側面に識別画像(バーコードなど)が付されているのに対し、校正用パッケージでは側壁に識別画像が付されている。換言すれば、測定装置にセットしたとき、通常のサンプルを収容した検体容器と、擬似サンプルを収容した校正用パッケージと、では識別画像が見える位置が異なることになる。そのため、校正用パッケージに付された識別画像を読み取るためには、検体容器の識別画像を読み取る読取装置とは別に、もう一つ読取装置が必要であった。これは、コスト増加を招くという問題がある。
なお、特許文献1,2には、複数のキュベットやウエルを保持する技術が開示されている。しかし、ここで保持対象とするキュベットやウエルは、側壁を有するものではないため、上述した校正用パッケージの保持には応用することができない。また、特許文献3,4には、鏡などの反射体を用いてバーコードを読み取る技術が開示されているが、これらの技術も、校正用パッケージを対象としたものではない。つまり、従来、特殊形状の校正用パッケージを、識別画像の読み取りが可能な状態で保持でき得るラック、換言すれば、通常のサンプルと同様に取り扱うことができ得るラックはなかった。
そこで、本発明では、校正用パッケージを通常のサンプルと同様に取り扱い得るパッケージラックを提供することを目的とする。
本発明のパッケージラックは、複数の校正用流体が個別に収容された校正用パッケージを保持するパッケージラックであって、前記校正用パッケージが、それぞれに校正用流体が収容された複数のセルが並んで連結された本体部と、前記本体部のセル配設方向の一側端から少なくとも下方に延びる側壁であって、その表面に当該校正用パッケージの識別情報を示すパッケージ側識別画像が付加された側壁と、を備える場合に、前記パッケージラックは、前記側壁を外側に位置させた状態で前記複数のセルを起立保持する収容凹部と、上面視において前記側壁と成す角度が鋭角となる角度で前記側壁に対向設置され、前記パッケージ側識別画像の像光の光路を水平面内で屈曲させる反射材と、を備えることを特徴とする。
好適な態様では、さらに、前記セルの収容凹部から離脱を許容する開状態と、前記セルの収容凹部からの離脱を阻害する閉状態と、に切替可能な蓋体を備える。他の好適な態様では、前記蓋体は、閉状態において前記各セルの上面の一部を外部に露出させる開口部を備える。
本発明のパッケージラックによれば、複数のセルを起立保持しつつ、パッケージ側識別画像の像光の向きを測定装置に設けられた読取装置で読み取り可能な方向に屈曲させることができる。その結果、測定装置において、校正用パッケージを、通常のサンプルと同様に取り扱うことができる。
校正用パッケージの斜視図および正面図である。 本実施形態のパッケージラックの斜視図である。 本実施形態のパッケージラックの正面図である。 校正用パッケージをセットした状態のパッケージラックの斜視図である。 校正用パッケージをセットした状態のパッケージラックの斜視図である。 パッケージラック周辺の概略上面図である。 通常のサンプル容器およびサンプルラックの概略斜視図である。 測定装置におけるサンプルラックの取り扱いの様子を示すイメージ図である。
以下、本発明の実施形態であるパッケージラックについて図面を参照して説明する。はじめに、図1を参照して、本実施形態のパッケージラックが、保持対象とする校正用パッケージ100について説明する。図1は、校正用パッケージ100の斜視図および正面図である。
校正用パッケージ100は、液体サンプルの特性値を測定する測定装置(例えば免疫反応測定装置など)の校正処理に利用される校正用流体、いわゆる、擬似サンプルを収容し、パッケージ化したものである。かかる校正用パッケージ100としては、様々な種類が存在するが、ここでは、免疫反応測定装置の校正処理に用いられる校正用パッケージ100を例に挙げて説明する。
本実施形態の校正用パッケージ100は、6種類の擬似サンプルを収容し、パッケージ化したものである。擬似サンプルとは、その特性値が既知の流体である。測定装置を校正する際には、この擬似サンプルを校正対象の測定装置で測定し、その際得られる測定値と、既知の特性値と、を比較する。そして、適宜、その比較結果に基づいて、測定装置の出力値を校正する。ここで、一つの擬似サンプルだけでは、適切に校正することが困難なため、通常、校正処理には、特性値が異なる複数の擬似サンプルが用いられる。この複数の擬似サンプルを、パッケージ化したものが校正用パッケージ100である。
本実施形態の校正用パッケージ100は、本体部102や、当該本体部102の一端に連結された側壁104、本体部102の前面および背面に連結された前壁106および背壁(図面では見えず)などを備えている。本体部102は、擬似サンプルが収容された六つのセル108を一列に並べて連結した部位である。各セル108は、底側に近づくにつれ小径となる略円錐台形の筒状体で、その内部には、特性値が既知の擬似サンプルが収容されている。セル108の上端開口は、遮光性を備えたフィルム材で完全に覆われており、擬似サンプルの汚染や劣化が防止されている。ここで、校正処理の際には、測定装置に設けられた吸引ノズルで擬似サンプルを吸引する必要がある。この吸引時、吸引ノズルは、セル108の上端開口を覆うフィルム材を突き破ってセル108内部に進入し、当該セル108に収容された擬似サンプルを吸引する。
この本体部102の前面および背面には、前壁106および背壁として機能する略平板状の薄板が連結されている。前壁106および背壁は、いずれも、本体部102の上端近傍から、本体部102の中間高さ位置まで延びている。また、前壁106の外表面には、当該校正用パッケージ100に関する情報、例えば、校正用パッケージの商品名や、各セルに収容されている擬似サンプルの種類、使用期限などを示す文字情報112が付されている。ユーザは、適宜、この前壁106に記載された文字情報112を見て、校正用パッケージ100の種類等を判別する。
本体部102のセル配設方向の一側端には、側壁104が連結されている。側壁104は、その上端近傍のみが本体部102の一側端に連結された薄板材である。この側壁104は、本体部102より僅かに幅広で、また、本体部102より僅かに高い長方形をしている。換言すれば、側壁104の下端のほうが、セル108の下端よりも低くなっている。そのため、この校正用パッケージ100を水平台に載置すると、図1(b)に図示するように、校正用パッケージ100は、その上面が傾斜した不安定な状態で自立することになる。また、図1(b)から明らかなとおり、この側壁104は、下端に近づくにつれ本体部102から離れるように、本体部102に対して若干傾斜した状態で連結されている。
この側壁104の外表面には、当該校正用パッケージ100の識別情報を示す識別画像であるパッケージ側バーコード110が付されている。このパッケージ側バーコード110は、通常のサンプルを収容するサンプル容器に付される識別用バーコードと同じ形式となっている。なお、ここでは、一次元バーコードを例示しているが、サンプル容器に付される識別画像と同じ形式であれば、他の形式の識別画像、例えば、二次元バーコードや、文字列などであってもよい。
次に、この校正用パッケージ100を起立保持する本実施形態のパッケージラック10について図2〜5を参照して説明する。図2および図3は、本実施形態のパッケージラック10の斜視図および正面図である。また、図4および図5は、校正用パッケージ100がセットされた状態のパッケージラック10の斜視図および正面図である。
本実施形態のパッケージラック10は、校正用パッケージ100を起立保持するもので、樹脂などからなる。このパッケージラック10は、通常のサンプルを収容するサンプルラックとほぼ同じ大きさを有しており、ラック本体12と当該ラック本体12に対して回動自在の蓋体14とに大別される。
ラック本体12の底面には、通常のサンプルラックと同様に、T字溝16が形成されている。このT字溝16は、測定装置に設けられたラック搬送機構のレールに係合する溝である。かかる当該T字溝16を設けることにより、通常のサンプルラックと同様に、当該パッケージラック10を、測定装置に設けられたラック搬送機構で搬送することができる。
ラック本体12の上面には、複数のセル108が挿し入れられ、当該複数のセル108を起立保持する収容凹部18が形成されている。この収容凹部18は、図2から明らかなとおり、一列に並んだ四つのセルが挿入できる長穴の両端に、一つのセルが挿入できる丸穴が接続されたような形状をしている。
収容凹部18の幅は、校正用パッケージ100の前壁106および背壁の対向間隔よりも小さくなっている。そのため、当該収容凹部18に、複数のセル108を挿し入れた場合、当該複数のセル108は収容凹部18に入り込むものの、校正用パッケージ100の前壁106および背壁は、その下端がラック本体12の上面に当接し、外部に露出した状態となる。別の見方をすれば、各セル108のうち、前壁106および背壁の下端より下側は、収容凹部18に挿入されるが、前壁106および背壁の下端より上側は、ラック本体12の上面から突出することになる。
ラック本体12の上側一隅は、略矩形に切りかかれている。この切り欠きは、収容凹部18に複数のセル108を挿し入れた際に、校正用パッケージ100の側壁104を、ラック本体12に干渉させることなく外部に露出させるために設けられている。別の見方をすれば、このラック本体12は、側壁104を外側に位置させた状態で、収容凹部18に複数のセル108を収容できるような形状となっている。
ここで、ラック本体12の上側一隅を略矩形に切り欠くことにより、ラック本体12の一端には、収容凹部18の形成面(ラック本体の上面)よりも低い位置にある段差面20が形成されることになる。この段差面20からは、反射部22が突出形成されている。
反射部22は、段差面20から立脚し、その表面に反射材である鏡24が貼着された板状のリブである。換言すれば、反射部22は、その表面に光を反射させる反射面が形成されたリブであると言える。反射部22は、上面視において、校正用パッケージ100の側壁104と反射面(鏡24の表面)とが対向し、かつ、両者の成す角度が鋭角、具体的には、約45度になるような姿勢で設置されている。なお、「約45度」は一例に過ぎず、側壁104に付されたパッケージ側バーコードの像光を鏡24で反射させることで、当該像光の光路を前面側に屈曲できるのであれば、他の角度であってもよい。
反射部22は、その上端が、ラック本体12にセットされた校正用パッケージ100の上端とほぼ同じ高さになるような大きさを有している。かかる反射部に貼着された鏡24は、校正用パッケージ100の側壁104に付されたパッケージ側バーコード110の全体像を映せるようになっている。そして、かかる鏡24を設けることにより、校正用パッケージ100を、従来の測定装置でも簡易に取り扱うことができるようになるが、これについては後に詳説する。
ラック本体12のうち、反射部22とは反対側の側端面には、パッケージラック10の識別情報を示すラック側バーコード28が貼着されている。このラック側バーコード28は、通常のサンプル容器を収容するサンプルラックに付される識別用バーコードと同じ形式となっている。なお、ここでは、一次元バーコードを例示しているが、サンプルラックに付される識別画像と同じ形式であれば、他の形式の識別画像、例えば、二次元バーコードや、文字列などであってもよい。
蓋体14は、ラック本体12にセットされた校正用パッケージ100の意図しない離脱を防止するために設けられた部材で、校正用パッケージ100の離脱を阻害する閉状態と、校正用パッケージ100の離脱を許容する開状態と、をとることができるようになっている。
蓋体14は、互いに対向する前板30および後板32と、当該前板30および後板32を連結する天板34と、を備えた断面略コの字状の部材である。この蓋体14は、ラック本体12のうち反射部22とは反対側の端部に設けられた回動軸40を中心として回動自在となっている。また、蓋体14の前板30および後板32のうち回動軸40とは反対側端部には、係合爪38が形成されている。閉状態においては、この係合爪が、ラック本体12の上面に形成された係止孔26に挿入されて係合することで、閉状態が維持される。
また、前板30および後板32には、それぞれ、略矩形の開口である確認窓36が形成されている。この確認窓36は、校正用パッケージ100の前壁106に付された文字情報112に対応する位置に設けられており、閉状態においても、当該文字情報112を目視確認することができるようになっている。そして、かかる確認窓36を設けることにより、校正用パッケージ100の種類間違いなどをより確実に防止することができる。
蓋体14の天板34は、閉状態において、ラック本体12にセットされた校正用パッケージ100の一部を上側から覆うことで、当該校正用パッケージ100の抜けを防止する部位である。この天板34には、略矩形の開口である通過開口42が形成されている。閉状態において、この通過開口42は、校正用パッケージ100に設けられた各セル108の上面の一部を外部に露出できるような位置、大きさとなっている。そして、かかる通過開口42を設けることにより、閉状態のままでも、検査装置に設けられた吸引ノズルがセル108内部に進入できるようになる。また、吸引ノズルが、セル108内部に進入して擬似サンプルを吸引した後、セル108外部に移動するべく上昇する際に、セル108、ひいては校正用パッケージ100も当該吸引ノズルとともに上昇しようとする場合がある。かかる場合であっても、天板34が校正用パッケージ100の一部の上側を覆っているため、当該校正用パッケージ100のラック本体12からの離脱が防止される。
次に、かかるラックを用いることのメリットについて説明する。既述したとおり、校正用パッケージ100は、測定装置の校正処理に用いられるもので、各セル108には特性値が既知の擬似サンプルが収容されている。校正処理では、校正用パッケージ100の各セル108に収容された擬似サンプルを、通常のサンプルと同様に測定装置で測定し、得られた測定結果と既知の特性値とを比較する。かかる校正処理を簡易に行うためには、擬似サンプルを、通常のサンプルと同様に取り扱えるようにすることが望ましい。
ここで、通常のサンプルの取り扱いについて図7、図8を用いて簡単に説明すると、通常のサンプルは、それぞれ、試験管などのサンプル容器120に収容される。図7に図示するように、通常、各サンプル容器120の外側面には、収容されているサンプルの識別情報を示すサンプル側バーコード122が付されている。
このサンプル容器120は、所定数ごとにサンプルラック130によって起立保持される。サンプルラック130には、各サンプル容器120に付されたサンプル側バーコード122をサンプルラック130の正面側から観察可能とするための開口132などが形成されている。また、サンプルラック130の一側面には、当該ラック130の識別情報を示すラック側バーコード134が付されている。
サンプルラック130により起立保持されたサンプル容器120は、図8に図示するように、当該サンプルラック130ごと測定装置の待機部150にセットされる。待機部150にセットされたラックは、当該測定装置に設けられた搬送機構により一つずつ取り出され、測定部へと搬送される。この搬送経路途中には、二つのバーコードリーダ140,142が設けられている。ラック側リーダ142は、搬送されるサンプルラック130の背面側に設置さており、サンプルラック130の一側端面に付されたラック側バーコード134を読み取る。また、サンプル側リーダ140は、搬送されるサンプルラック130の正面側に設置されており、各サンプル容器120に付されたサンプル側バーコード122を読み取る。そして、測定装置の制御部(図示せず)は、この二つのバーコードリーダ140,142で読み取られた結果に基づいて、各サンプルを識別し、その後の処理内容を決定する。
測定装置の校正を行う場合には、通常のサンプルに代えて、擬似サンプルを用いる。ただし、処理を簡易化するためには、この擬似サンプルも、通常のサンプルと同様に取り扱われることが望ましい。
そこで、本実施形態では、特殊形状のパッケージラック10で校正用パッケージ100を起立保持したうえで、当該ラック10ごと校正用パッケージ100を測定装置にセットしている。既述したとおり、本実施形態のパッケージラック10は、通常のサンプルラック130と同程度の大きさを有し、また、搬送機構に設けられたレールに係合可能なT字溝16を有している。そして、かかる構成を有することにより、このパッケージラック10および当該パッケージラック10により起立保持されている校正用パッケージ100(ひいては擬似サンプル)を、通常のサンプルラック130およびサンプル容器120と同様に、測定装置に設けられた搬送機構で搬送することが可能となる。
また、通常のサンプルと同様に、校正用パッケージ100も、測定装置の制御部により識別されることが望まれる。かかる要望を満たすため、本実施形態では、パッケージラック10の一側端面に当該パッケージラック10の識別情報を示すラック側バーコード28を付している。このラック側バーコード28は、搬送経路の近傍に設けられたラック側リーダ142で読み取ることができる。
また、本実施形態では、各校正用パッケージ100に付されたパッケージ側バーコード110も読み取れるようにするために、パッケージラック10に反射材である鏡24を設けている。既述したとおり、この鏡24は、パッケージ側バーコード110が付された側壁104と成す角度が鋭角、より具体的には約45度になるような角度に設定されている。その結果、通常のサンプル容器120に付されているサンプル側バーコード122と同様に、パッケージ側バーコード110をサンプル側リーダ140で読み取ることができる。
すなわち、サンプル容器120に付されているサンプル側バーコード122を読み取るサンプル側リーダ140は、搬送機構により搬送されるパッケージラック10の正面側に配置されている。一方、校正用パッケージ100に付されているパッケージ側バーコード110は、校正用パッケージ100の側壁104に付されており、そのままでは、正面側から観察することはできない。しかし、本実施形態のパッケージラック10は、このパッケージ側バーコード110に対して傾斜した鏡24を有している。この鏡24は、図6に図示するように、パッケージ側バーコード110の像光110aを、サンプル側リーダ140が配置された正面側に屈曲させる。その結果、サンプル側リーダ140で、パッケージ側バーコード110を読み取ることができるようになる。そして、その結果、新たに専用のバーコードリーダを設けなくても、校正用パッケージ100を識別することができる。換言すれば、本実施形態のパッケージラック10を用いることで、測定装置に新たに特別な構成を付加しなくても、校正用パッケージ100を通常のサンプルと同様に取り扱うことができ、ひいては、校正処理を簡易に行うことができる。
10 パッケージラック、12 ラック本体、14 蓋体、16 字溝、18 収容凹部、20 段差面、22 反射部、24 鏡、26 係止孔、28 ラック側バーコード、30 前板、32 後板、34 天板、36 確認窓、38 係合爪、40 回動軸、42 通過開口、100 校正用パッケージ、102 本体部、104 側壁、106 前壁、108 セル、110 パッケージ側バーコード、112 文字情報、120 サンプル容器、122 サンプル側バーコード、130 サンプルラック、132 開口、134 ラック側バーコード、140 サンプル側リーダ、142 ラック側リーダ、150 待機部。

Claims (3)

  1. 複数の校正用流体が個別に収容された校正用パッケージを保持するパッケージラックであって、
    前記校正用パッケージが、
    それぞれに校正用流体が収容された複数のセルが並んで連結された本体部と、
    前記本体部のセル配設方向の一側端から少なくとも下方に延びる側壁であって、その表面に当該校正用パッケージの識別情報を示すパッケージ側識別画像が付加された側壁と、
    を備える場合に、
    前記パッケージラックは、
    前記側壁を外側に位置させた状態で前記複数のセルを起立保持する収容凹部と、
    上面視において前記側壁と成す角度が鋭角となる角度で前記側壁に対向設置され、前記パッケージ側識別画像の像光の光路を水平面内で屈曲させる反射材と、
    を備えることを特徴とするパッケージラック。
  2. 請求項1に記載のパッケージラックであって、さらに、
    前記セルの収容凹部から離脱を許容する開状態と、前記セルの収容凹部からの離脱を阻害する閉状態と、に切替可能な蓋体を備える、ことを特徴とするパッケージラック。
  3. 請求項2に記載のパッケージラックであって、
    前記蓋体は、閉状態において前記各セルの上面の一部を外部に露出させる開口部を備える、ことを特徴とするパッケージラック。
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