JP2002056350A - 自動バーコード読取装置およびそれを備えた自動分析装置および反射装置の初期位置設定方法 - Google Patents

自動バーコード読取装置およびそれを備えた自動分析装置および反射装置の初期位置設定方法

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JP2002056350A
JP2002056350A JP2001158265A JP2001158265A JP2002056350A JP 2002056350 A JP2002056350 A JP 2002056350A JP 2001158265 A JP2001158265 A JP 2001158265A JP 2001158265 A JP2001158265 A JP 2001158265A JP 2002056350 A JP2002056350 A JP 2002056350A
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Nobuhiro Kitagawa
信宏 喜多川
Kunio Tanaka
邦夫 田中
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Sysmex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で検体及び試薬に貼付されたバー
コードを識別することができ、かつ、容器の配置の自由
度が高い自動バーコード読取装置を提供する。 【解決手段】 容器に貼付されたバーコードを読み取る
バーコードリーダと、前記バーコードリーダからの光を
反射する回転可能な反射装置と、前記バーコードリーダ
の光照射方向及びその逆方向に前記反射装置を移動させ
る移動手段と、前記反射装置の移動路に配置された少な
くとも1つの当て部と、より成る自動バーコード読取装
置において、第1の容器収納部と第2の容器収納部が前
記反射装置の移動路の両側に配置され、前記反射装置が
移動することにより、前記反射装置と前記当て部が接触
して前記反射装置が回転することを特徴とすることによ
り、1組のバーコードリーダ及び移動手段で検体/試薬
の両方のバーコードを読み取ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の収納部に収
められた容器に貼付されたバーコードの読取装置に関
し、特に、試薬容器/検体容器に貼付されたバーコード
の読取装置及びそれを備えた自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】血液などの生体試料を分析する場合に
は、分析目的により種々の試薬の中から必要試薬を取出
して添加し光学的分析、例えば吸光度分析を行う。近
時、このような生体試料分析では、多数の試薬容器を試
薬ラック等に並べ、試薬容器から必要試薬を取出し多種
類の分析を行うことが多い。そのような場合、必要試薬
の識別は試薬容器にバーコードを貼付しておいて、バー
コードを読取可能な位置に試薬容器又はバーコードリー
ダを順次移動させ、バーコードリーダで読み取って行う
ことも多い。
【0003】また、自動分析装置では、検体処理能力の
迅速化のため、多数の検体容器を検体ラック等に並べ、
検体容器にバーコードを貼付しておいて、バーコードを
読取可能な位置に検体容器又はバーコードリーダを順次
移動させ、バーコードリーダで読み取って行うことも多
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】試薬容器に貼付された
バーコードと検体容器に貼付されたバーコードを読み取
る場合、試薬の識別のためのバーコードリーダと移動手
段が1組、検体の識別のためのバーコードリーダと移動
手段が1組、合計2組必要であった。また、1個のバー
コードリーダで両方のバーコードを読み取る場合、検体
容器と試薬容器を同じ容器収納部に収納する必要があ
り、容器収納の位置が限定されていた。その結果、装置
が複雑化・大型化し、コストも高くなっていた。
【0005】この課題を解決するため特願平3−276
667(特開平5−89277)の発明がされている。
この発明によると、異なる容器収納部に収納された容器
に貼付されたバーコードを1つのバーコードリーダで読
み取ることができるが、バーコードリーダの位置が固定
されているため、容器を所定の位置に移動させる必要が
あり、また、2列に配列された容器は反射装置に対して
相対する位置に配置する必要があり、依然として容器収
納部の位置が限定されている。また、バーコードを読取
可能な位置に試薬容器を順次移動させるための移動手段
がそれぞれの容器収納部に1個づつ必要であり、かつ、
反射装置回転用の移動手段が1個必要であったため、合
計3個の移動手段が必要となっていた。このため、前記
従来技術の課題は解決できておらず、装置が複雑化・大
型化し、コストも高くなっていた。
【0006】本発明はかかる課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とする所は、簡単な構成で検体及び試
薬に貼付されたバーコードを識別することができ、か
つ、容器の配置の自由度が高い自動バーコード読取装置
を提供し、装置を単純化、小型化し、コストダウンを図
ることにある。さらにもうひとつの目的はそのような自
動バーコード読取装置を備えた自動分析装置を提供する
ことにある。
【0007】なお、本発明の自動バーコード読取装置
は、反射装置が所定の初期位置から、一定距離づつ移動
することによって、バーコードを順次読取るものであ
る。従って、保守・点検等で、反射装置やそれを載置す
る基台等を取外し、再取付けを行うと、反射装置の初期
位置が取外し前と相違してしまう場合がある。請求項4
又は請求項5にかかる発明は、このような場合でも、反
射装置の初期位置を短時間で容易に最適な位置に設定可
能な自動バーコード読取装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は容器に貼
付されたバーコードを読み取るバーコードリーダと、前
記バーコードリーダからの光を反射する回転可能な反射
装置と、前記バーコードリーダの光照射方向及びその逆
方向に前記反射装置を移動させる移動手段と、前記反射
装置の移動路に配置された少なくとも1つの当て部と、
より成る自動バーコード読取装置において、第1の容器
収納部と第2の容器収納部が前記反射装置の移動路の両
側に配置され、前記反射装置が移動することにより、前
記反射装置と前記当て部が接触して前記反射装置が回転
することを特徴とする。
【0009】これによって、1個のバーコードリーダと
1個の移動手段で第1の容器及び第2の容器に貼付された
バーコードの両方を読み取ることが可能となり、また、
第1の容器及び第2の容器は反射装置に対して相対してい
る必要もなくなり、容器配列の自由度が高まった。
【0010】この発明において、前記バーコードリーダ
は移動する必要はないが、前記バーコードリーダと前記
反射装置との距離を一定にすることにより、すなわち、
バーコードと前記バーコードリーダとの距離を一定にす
ることにより、読取精度をあげるため、前記移動手段に
よって、前記反射装置及び前記バーコードリーダが同時
に移動することが好ましい。したがって、前記反射装置
及び前記バーコードリーダは一体化していることが好ま
しい。
【0011】また、前記第1の容器に貼付されたバーコ
ードを読取可能な角度及び前記第2の容器に貼付された
バーコードを読取可能な角度に前記反射装置を保持する
ための角度保持手段を備えていることが好ましい。これ
によって、前記反射装置の移動によって生じる振動等の
ために前記反射装置が回転してしまうことがなくなり、
装置の信頼性が確保できる。
【0012】また、本発明の自動バーコード読取装置
は、前記バーコードを読取可能な任意の位置から前記バ
ーコードを読取不可となる第1の位置に前記反射装置を
前記移動手段で第1の方向に移動させ、前記第1の位置
から前記バーコードを読取不可となる第2の位置に前記
反射装置を前記移動手段で第2の方向に移動させ、前記
第2の位置から前記第1の位置と前記第2の位置の中心
位置に前記反射装置を前記移動手段で第1の方向に移動
させるための制御部を備えていることが好ましい。な
お、本発明の第1の位置及び第2の位置とは、バーコー
ド読取可能な任意の位置から、反射装置を移動手段で一
方向に移動させつつ、所定間隔毎にバーコードの読取を
行った場合に、最初にバーコード読取不可となる位置を
いう。また、中心位置とは、第1の位置と第2の位置の
ほぼ中間であればよく、位置が不良であることによるバ
ーコード読取エラーが発生する確率が最小になる位置を
いう。
【0013】また、本発明の自動バーコード読取装置
は、前記移動手段がステッピングモータである場合に
は、前記反射装置が前記第1の位置にあるときの前記ス
テッピングモータのパルス数をP、前記反射装置が前
記第2の位置にあるときの前記ステッピングモータのパ
ルス数をP、前記反射装置が前記第1の位置と前記第
2の位置の中心位置にあるときのステッピングモータの
パルス数をPとしたとき、P=(P+P)/2
なるパルス数まで前記制御部によってステッピングモー
タを回転させるよう構成されることが好ましい。
【0014】また、本発明は、請求項1記載の自動バー
コード読取装置の前記反射装置の初期位置設定方法であ
って、前記バーコードを読取可能な任意の位置から前記
バーコードを読取不可となる第1の位置に前記反射装置
を前記移動手段で第1の方向に移動させ、前記第1の位
置から前記バーコードを読取不可となる第2の位置に前
記反射装置を前記移動手段で第2の方向に移動させ、前
記第2の位置から前記第1の位置と前記第2の位置の中
心位置に前記反射装置を前記移動手段で第1の方向に移
動させることを特徴とする初期位置設定方法を提供す
る。
【0015】これによって、本発明の自動バーコード読
取装置は、反射装置の初期位置を短時間で容易に最適な
位置に設定可能となる。
【0016】また、本発明の自動バーコード読取装置を
血液又は尿等生体試料中の成分を分析する自動分析装置
に搭載して使用することが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】1.本発明の自動バーコード読取
装置及びそれを備えた自動分析装置の構成及び動作説明 図1〜図4はこの発明の実施の一形態による自動バーコ
ード読取装置の一連の動作を表わす概略図である。 図
5はこの発明の実施の一形態による自動バーコード読取
装置の平面図であり、図6は正面図である。図7はこの
発明の実施の一形態による試薬容器及びバーコード貼付
部であり、バーコードが貼付されているものの斜視図で
ある。図8はこの発明の実施の一形態による検体容器で
あり、バーコードが貼付されているものの斜視図であ
る。図9はこの発明の実施の一形態による反射装置とバ
ーコードリーダの平面図であり、反射装置の回転の状態
を示したものである。図10はこの発明の実施の一形態
によるミラー固定具の平面図である。図11は本発明の
実施の一形態による自動分析装置の要部を示す斜視図で
ある。
【0018】以下図面を参照しながら本発明の自動バー
コード読取装置を備えた自動分析装置の実施例を説明す
る。
【0019】図5、6を参照して、本発明の実施例の自
動バーコード読取装置の構成を説明する。反射装置とし
てミラー11を、移動手段としてステッピングモータ1
2を使用している。ミラー11とバーコードリーダ10
は基台20によって一体化されている。基台20はステ
ッピングモータ12の回転によってベルト15を動力伝
達手段として、直線移動することができる。
【0020】図5に示す当て部13(a)、(b)は前記直線
移動路上に取付けられた角柱である。
【0021】図9及び図10に示すように、ミラー11
とミラー固定具21は一体となっている。
【0022】図9および図10に示すミラー固定具21
の平面部分25と板ばね22が接することにより、図9
(A)の状態を保持することができる。この状態は読取面
14(a)に貼付されたバーコード5をバーコードリーダ
10が読取可能となる状態(以下、「読取状態」と称
す)である。
【0023】図9および図10に示すミラー固定具21
の平面部分23と板ばね22が接することにより、図9
(C)の状態を保持することができる。この状態は読取面
14(b)の読取状態である。
【0024】ミラー11と当て部13が接触した時は、
ミラー11に回転トルクがかかるため、図9(B)に示す
様に、ミラー固定部21の曲面部分26が板ばね22を
押すことにより、ミラー11が回転する。
【0025】図8は検体容器1の斜視図であり、側面に
バーコード5が貼付される。バーコード5には、患者の
識別番号等の情報が入力される。検体容器1を図5に示
す検体ラック3にセットすることにより、図1〜図4に
示すように、読取面14(a)上にバーコード5が配置さ
れる。なお、図1〜図4において、説明の便宜上、読取
面14は、紙面上に描かれているが、実際は、紙面と垂
直である。
【0026】図7において、試薬容器2はお互いを連結
することができるように構成されていて、バーコード5
を貼付したバーコード貼付部6により連結される。これ
を図5に示す試薬収納部4にセットすることにより、読
取面14(b)上にバーコード5が配置される。バーコー
ド5には試薬の情報、例えば試薬の種類、ロット番号等
を入力しておくことができる。
【0027】以下、本実施例の自動バーコード読取装置
を備えた自動分析装置の動作について説明する。反応
系、測定系などの基本構成は従来から知られている装置
と同じである。
【0028】図7に示す試薬容器2に連結されたバーコ
ード貼付部6にバーコード5を貼付し、試薬収納部4に
セットする。
【0029】バーコード5を貼付した検体容器1を配置
した検体ラック3を検体設置部31にセットする。この
時、バーコード5が読取面14(b)上に配置されるよう
にする。なお、図1〜図4において読取面14(a)上の
バーコード5と読取面14(b)上のバーコード5とはミ
ラー11と相対する位置に示したが、当て部13(a)〜
13(b)の間であればどこに配置されていても読取可能
である。従って、当て部13(a)〜13(b)間の距離を長
くすれば、バーコード5の配置はさらに自由度が高ま
る。
【0030】自動バーコード読取装置30が動作するこ
とにより、読取面14(a)及び14(b)に配置されたバー
コードを全て読み取る。この時の自動バーコード読取装
置30の動作について図1〜図4を参照して詳細に説明
する。
【0031】まず、図1を初期状態とし、バーコード
リーダ10及びミラー11は基台20により一体化さ
れ、ステッピングモータ12によって紙面右方向に進行
するように制御部38にて制御する。また、ミラー11
の状態は、読取面14(a)の読取状態である。この状態
からバーコードリーダ10とミラー11が右方向に進行
することにより、読取面14(a)、すなわち検体容器1
に貼付されたバーコード5を順次読み取る。
【0032】バーコードリーダ10とミラー11が右
方向に進行し、図2の位置に到着した時にステッピング
モータ12の動作を止める。この時、ミラー11は当て
部13(b)に接触することにより、回転する。ここで、
ミラー11の状態が読取面14(b)の「読取状態」にな
る位置にミラー11が到着した時に、ステッピングモー
タ12の動作を止めるよう制御部38にて制御する。
【0033】次に図3に示す様に、バーコードリーダ
10とミラー11が左方向に進行するように制御部38
にて制御することにより 、読取面14(b)、すなわちバ
ーコード貼付部6に貼付されたバーコード5を順次読み
取る。
【0034】さらにバーコードリーダ10とミラー1
1が左方向に進行すると、図4の状態となり、図に示す
状態(つまり図1の初期状態)でステッピングモータ1
2の動作を止めるように制御部38にて制御する。
【0035】これによって、1個のバーコードリーダ1
0と1個のステッピングモータ12でで読取面14(a)
及び14(b)、すなわちバーコード貼付部6及び検体容
器1に貼付されたバーコード5を読み取ることができ
る。
【0036】続いて、バーコード読取後の自動分析装置
の動作について図11を参照しながら説明する。 ピペット36が、検体容器1から検体を吸引し、反応
部40に設置された反応プレート62に検体を分注す
る。なお、反応プレート62の斜視図を図15に示す。
反応プレート62は、液体収容部64を複数備えてい
る。液体収容部64には、検体や試薬が分注される。 そして、ピペット36が、試薬容器2から試薬を吸引
し、検体を分注した反応プレート62に試薬を分注す
る。 そして、反応プレート62は浸透攪拌され、所定時間
インキュベーション処理される。 そして、ピペット36が、検体と試薬をインキュベー
ションした試料を反応プレート62から吸引し、試料測
定部41に注入し、試料を測定する。 ピペット36を洗浄槽42に移動し、洗浄する。 反応プレート移動手段37により、不要となった反応
プレート62を反応プレート廃棄部34に移動し、廃棄
する。
【0037】試薬を交換した時は試薬交換の指示を入力
して、自動バーコード読取装置30によりバーコード貼
付部6のバーコード5のみ読取を行う。また、検体を新
たにセットした時は自動バーコード読取装置30により
検体容器1のバーコード5のみ読取を行う。
【0038】2.本発明のバーコード自動読取装置の反
射装置の初期位置設定手順 以下、図12〜図14を参照して、本実施例のバーコー
ド自動読取装置のミラー11の初期位置設定手順につい
て説明する。なお、図12は、本発明の自動バーコード
読取装置のバーコード読取動作を時系列に表わす平面該
略図である。但し、説明の便宜上、試薬容器2、試薬収
納部4及び当て部13についての図示は省略してある。
また、ミラー11は簡略化して図示してある。図13
は、ミラー11とバーコード5との位置関係を時系列に
表わす平面該略図である。図14は、ミラー11の初期
位置設定手順を表わすフローチャートである。
【0039】(1)自動バーコード読取装置のバーコー
ド読取動作 まず、図12を参照して、本実施例の自動バーコード読
取装置のバーコード読取動作について、説明する。自動
バーコード読取装置を起動すると、ステッピングモータ
12は、パルス数(以下、パルス数をPとする。)がP
=0になるまで、回転し、バーコードリーダ10は、図
12(A)に示す位置まで移動する。
【0040】次に、ステッピングモータ12は、あらか
じめ設定されたパルス数P(本実施例では、P=3
0)まで回転する(図12(B))。なお、このパルス
数は、バーコード読取装置の製造時に、後述する初期位
置設定方法によって決定されるものであり、バーコード
リーダ10はバーコード100の中心を読取ることがで
きる。従って、バーコードリーダ10は、バーコード1
00を確実に読取ることができる。
【0041】バーコードリーダ10は、バーコード10
0を読取ったあと、図12(C)に示す位置まで移動す
る。ここで、バーコード100の中心とバーコード20
0の中心との距離Lは32mmである。また、本実施例
で使用するステッピングモータ12が6パルス回転する
と、バーコードリーダ10は1mm移動する。すなわ
ち、ステッピングモータ12が、192パルス回転する
ことによって、バーコードリーダ10は、図12(B)
に示す位置から右に32mm移動し、図12(C)に示
す位置で止まる。そして、バーコード200を読取る。
【0042】次に、上記と同様にして、バーコードリー
ダ10は、図12(D)に示す位置まで移動して、バー
コード300を読取る。なお、バーコード200の中心
とバーコード300の中心との距離もまた、32mmで
ある。以下、同様にして、バーコード400、バーコー
ド500、バーコード600を読取る。
【0043】(2)ミラー11の初期位置設定の手順 自動バーコード読取装置の保守・点検等で、自動バーコ
ード読取装置30や、試薬収納部4等を土台7から取外
して、再取付けをした場合、ミラー11の初期位置とバ
ーコード100との相対位置が相違してしまう。以下、
ミラー11の初期位置とバーコード100との相対位置
を図12(B)に示すような位置(初期位置)に設定す
る手順について詳述する。ここで、図13(A)〜
(D)は、ミラー11とバーコード100との位置関係
を時系列に表わした平面該略図である。図14は、ミラ
ー11の初期位置設定の手順を示したフローチャートで
ある。
【0044】自動バーコード読取装置30の土台7への
再取付けの結果、バーコードリーダ10とバーコード1
00との位置関係が、初期位置において、図13(A)
のようになった場合を考える、なお、このときのステッ
ピングモータ12のパルス数は、前述したように、P=
=30である(S1)。
【0045】(1)まず、図13(A)の状態で、バー
コードの読取を行う(S2)。ここで、もし、バーコー
ド100が読取れなかった場合は、初期位置設定不可と
して、そのまま終了する(S3)。 (2)バーコード100が読取れた場合、ステッピング
モータ12を−6パルス回転させることによって、バー
コードリーダ10を左に1mm移動させる(S4)。 (3)この状態で、バーコード100の読取を行う(S
5)。ここで、バーコード100が読取れれば、再度、
バーコードリーダ10を左に1mm移動させる(S
4)。以下、バーコード100が読取れなくなるまで、
S4とS5を繰り返す。 (4)S4とS5を繰り返し、バーコード100が読取
れなくなったときのステッピングモータ12のパルス数
P=Pを、RAMに記憶する(S6)。なお、このと
きのバーコードリーダ10とバーコード100との位置
関係は、図13(B)に示すようになる。 (5)次に、ステッピングモータ12をパルス数P=P
+6=36までステッピングモータを回転させる(S
7)。この状態で再度、バーコード100を読取る(S
8)。バーコード100が読取れた場合、ステッピング
モータ12を+6パルス回転させることによって、バー
コードリーダ10を右に1mm移動させる(S9)。 (6)この状態で、再度、バーコード100の読取を行
う(S8)。ここで、バーコード100が読取れれば、
再度、バーコードリーダ10を右に1mm移動させる
(S9)。以下、バーコード100が読取れなくなるま
で、S8とS9を繰り返す。 (7)S8とS9を繰り返し、バーコード100が読取
れなくなったときのステッピングモータ12のパルス数
P=Pを、RAMに記憶する(S10)。なお、この
ときのバーコードリーダ10とバーコード100との位
置関係は、図13(C)に示すようになる。 (8)RAMに記憶したPとPから、P=(P
+P)/2を算出し、RAMに記憶する(S11)。 (9)ステッピングモータ12を、パルス数P=P
で回転させる(S12)。なお、このときのバーコード
リーダ10とバーコード100との位置関係は、図13
(D)に示すようになる。 (10)以上で、バーコードリーダ10の初期位置の設
定を終了する。なお、上記で算出したパルス数P=P
をハードディスク等に記憶しておけば、自動バーコード
読取装置使用時に上記の操作を毎回行う必要はなくな
る。
【0046】
【発明の効果】本発明の自動バーコード読取装置は、以
上詳述したような構成としたため、1個のバーコードリ
ーダ及び1個の移動手段で第一及び第二の容器に貼付さ
れたバーコードリーダを読み取ることができ、また、第
一及び第二の容器の設置場所に自由度が高まったため、
装置の単純化、小型化、コストダウンを達成できる。
【0047】また、請求項4又は請求項5に係る自動バ
ーコード読取装置によれば、短時間で容易に最適な位置
に反射装置の初期位置を設定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動バーコード読取装置の一
連の動作を表わす該略図である。
【図2】本発明の実施例の自動バーコード読取装置の一
連の動作を表わす該略図である。
【図3】本発明の実施例の自動バーコード読取装置の一
連の動作を表わす該略図である。
【図4】本発明の実施例の自動バーコード読取装置の一
連の動作を表わす該略図である。
【図5】本発明の実施例の自動バーコード読取装置の平
面図である。(両側に配置された検体ラック及び試薬収
納部も合わせて図示。)
【図6】本発明の実施例の自動バーコード読取装置の正
面図である。
【図7】本発明の実施例の自動バーコード読取装置に使
用する試薬容器及びバーコード貼付部の斜視図である。
【図8】本発明の実施例の自動バーコード読取装置に使
用する検体容器の斜視図である。
【図9】本発明の実施例の自動バーコード読取装置に使
用するバーコードリーダ及び反射装置の平面図であり、
動作の順に(A)〜(C)まで示したものである。
【図10】本発明の実施例の自動バーコード読取装置に
使用するミラー固定具の平面図である。
【図11】本発明の実施例の自動バーコード読取装置を
自動分析装置に搭載した時の要部を示す斜視図である。
【図12】本実施例の自動バーコード読取装置のバーコ
ード読取動作を表わす平面概略図である。
【図13】本実施例の自動バーコード読取装置の初期位
置設定時のバーコードリーダ10とバーコード100と
の位置関係を時系列に表わした平面該略図である。
【図14】本実施例の自動バーコード読取装置の初期位
置設定の手順を示したフローチャートである。
【図15】本発明の実施例の自動バーコード読取装置を
搭載した自動分析装置に使用する反応プレートの斜視図
である。
【符号の説明】
1 検体容器 2 試料容器 3 検体ラック 4 試薬収納部 5 バーコード 6 バーコード貼付部 7 土台 10 バーコードリーダ 11 反射装置(ミラー) 12 ステッピングモータ 13 当て部 14 バーコード読取面 15 ベルト 20 基台 21 ミラー固定具 22 板ばね 23、25 ミラー固定具の平面部分 26 ミラー固定具の曲面部分 30 自動バーコード読取装置の該略図 31 検体設置部 33 反応プレート設置部 34 反応プレート廃棄部 36 ピペット 37 反応プレート移動手段 38 制御部 40 反応部 41 試料測定部 42 洗浄槽

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器に貼付されたバーコードを読み取るバ
    ーコードリーダと、前記バーコードリーダからの光を反
    射する回転可能な反射装置と、前記バーコードリーダの
    光照射方向及びその逆方向に前記反射装置を移動させる
    移動手段と、前記反射装置の移動路に配置された少なく
    とも1つの当て部と、より成る自動バーコード読取装置
    において、第1の容器収納部と第2の容器収納部が前記
    反射装置の移動路の両側に配置され、前記反射装置が移
    動することにより、前記反射装置と前記当て部が接触し
    て前記反射装置が回転することを特徴とする自動バーコ
    ード読取装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段によって、前記反射装置及
    び前記バーコードリーダが同時に移動することを特徴と
    する請求項1に記載の自動バーコード読取装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の容器に貼付されたバーコード
    を読取可能な角度及び前記第2の容器に貼付されたバー
    コードを読取可能な角度に前記反射装置を保持するため
    の角度保持手段を備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の自動バーコード読取装置。
  4. 【請求項4】 前記バーコードを読取可能な任意の位置
    から前記バーコードを読取不可となる第1の位置に前記
    反射装置を前記移動手段で第1の方向に移動させ、前記
    第1の位置から前記バーコードを読取不可となる第2の
    位置に前記反射装置を前記移動手段で第2の方向に移動
    させ、前記第2の位置から前記第1の位置と前記第2の
    位置の中心位置に前記反射装置を前記移動手段で第1の
    方向に移動させるための制御部を備えた請求項1記載の
    自動バーコード読取装置。
  5. 【請求項5】 前記移動手段がステッピングモータであ
    り、前記反射装置が前記第1の位置にあるときの前記ス
    テッピングモータのパルス数をP、前記反射装置が前
    記第2の位置にあるときの前記ステッピングモータのパ
    ルス数をP、前記反射装置が前記第1の位置と前記第
    2の位置の中心位置にあるときのステッピングモータの
    パルス数をPとしたとき、 P=(P+P)/2 なるパルス数まで前記制御部によってステッピングモー
    タを回転させることを特徴とする請求項4記載のバーコ
    ード読取装置
  6. 【請求項6】請求項1記載の自動バーコード読取装置の
    前記反射装置の初期位置設定方法であって、前記バーコ
    ードを読取可能な任意の位置から前記バーコードを読取
    不可となる第1の位置に前記反射装置を前記移動手段で
    第1の方向に移動させ、前記第1の位置から前記バーコ
    ードを読取不可となる第2の位置に前記反射装置を前記
    移動手段で第2の方向に移動させ、前記第2の位置から
    前記第1の位置と前記第2の位置の中心位置に前記反射
    装置を前記移動手段で第1の方向に移動させることを特
    徴とする初期位置設定方法。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5に記載の自動バーコード読
    取装置を備えた自動分析装置。
JP2001158265A 2000-05-29 2001-05-28 自動バーコード読取装置およびそれを備えた自動分析装置および反射装置の初期位置設定方法 Pending JP2002056350A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010061640A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Ncr Corp 多重開口撮像バーコード・リーダ
JP2011117776A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Hitachi Aloka Medical Ltd ラック
JP2011242167A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Toshiba Corp 自動分析装置

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