JP5839987B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、臨床検査に供される、血液等の生体試料の定性・定量を自動的におこなう自動分析装置に係り、特に試薬交換のオペレータ負担を軽減することができる自動分析装置に関する。
臨床検査に供される自動分析装置の分野では、複数の反応ラインをランダムに使用するランダムアクセス方式の装置が開発され、分析の処理能力が飛躍的に向上した。それにともない試薬消費のスピードも速くなり、試薬容器切り替え作業の機会が増えてきた。また、測定技術の進歩とともに幅広い分析項目の測定に対する需要が生じてきた。
一般的に、分析に使用される試薬は試薬容器に封入され、さらに試薬容器は試薬ディスクと呼ばれる回転する円板上に複数個設置し、試薬ディスクを回転させることにより目的の試薬を試薬分注機構により反応容器に分注する。また、試薬の劣化防止を目的として試薬ディスクは保冷機能を備えている。
さらに、装置の自動化が進むにつれ、装置への試薬の供給方法も、オペレータが試薬ディスクへ直接設置する方法から、オペレータが試薬ディスクとは別の箇所から投入した試薬容器を試薬ディスクへ自動で設置する方法に替わってきており、このための様々な技術が開発されている(例えば特許文献1等参照)。
特開2005−37171号公報
装置への試薬供給について、オペレータが試薬ディスクへ直接設置する方法では、分析中に、ある項目を測定する試薬が試薬切れを起こした場合は、オペレータは分析を中断して当該項目を分析するための試薬を試薬ディスクに設置しなければならない。
これに対し、特許文献1に記載されたような、オペレータが試薬ディスクとは別の箇所から投入した試薬容器を装置が試薬ディスクへ自動で設置するための技術を使用することにより、オペレータは分析を中断する必要がなくなるので、試薬交換のオペレータの負担を軽減することが可能となる。
ここで、自動分析装置である項目を測定するための試薬はそれぞれ定められたタイミングで反応容器に分注する必要がある。また、ある一つの項目を測定するための試薬は、一般的には2種類以上で構成されるものが多く、試薬交換に係るオペレータの負担を軽減するために、あるひとつの項目を測定するための試薬をカセット状の試薬容器に一体化させてまとめて提供する場合がある。
しかし、一体化された試薬容器が試薬ディスクに逆置きされると、装置は誤った試薬を分注することになり、期待した測定結果を取得することができない、との問題がある。
したがって、オペレータが試薬容器投入口に試薬容器を逆に設置した場合は、自動分析装置で試薬容器が逆置きされたことを識別して、これをオペレータへ通知し、オペレータの手で試薬容器の向きを正しい方向に設置し直して再投入を行っていた。このため、設置し直し作業がオペレータの負担となっていた。
特に、試薬容器の投入口に複数個の試薬容器を同時投入することが可能な自動分析装置においては、逆置きされた試薬容器の分だけ向きを直すことになるため、試薬交換に係るオペレータの負担がより大きくなるとの問題がある。
本発明は上記問題に鑑みなされたものであって、試薬容器の投入箇所において試薬容器の向きを気にせずに設置することを可能とし、試薬交換に係るオペレータの負担をより軽減することができる自動分析装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の反応容器に生体試料と試薬を各々分注して反応させ、この反応させた液体を測定することにより前記生体試料の成分を測定する分析手段を備えた自動分析装置であって、前記試薬が封入された、その投入向きを識別するための方向識別子を有する複数の試薬容器を保管する試薬容器保管手段と、前記試薬容器保管手段とは異なる場所に設けられた、前記試薬容器を前記自動分析装置に投入する試薬容器投入箇所と、前記試薬容器投入箇所から前記試薬容器保管手段に向けて前記試薬容器を搬送する試薬容器搬送手段と、前記試薬容器投入箇所に投入された前記試薬容器に対して、前記方向識別子を利用して投入された当該試薬容器が逆向きに投入されたかどうかを識別する方向識別手段と、前記試薬容器搬送手段に設けられ、前記方向識別手段によって前記試薬容器が逆向きに投入されたと識別されたときに、当該試薬容器を回転させてその向きを正す方向是正手段と、を備えたものである。


上述した本発明によれば、試薬容器の投入口において試薬容器の向きを気にせずに設置できるようになり、試薬交換に係るオペレータの負担をより軽減することができる自動分析装置が提供される。
本発明の第1の実施形態に係る自動分析装置の概要を示した図である。 本発明の第1の実施形態において、試薬容器搬送手段23の概略を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動分析装置に好適に使用される試薬容器の一例の概略を示した図である。 本発明の第1の実施形態において、試薬容器の方向識別子を試薬容器底にある切り欠きとする場合の、試薬容器の投入向きの識別の様子の概略を示した図である。 本発明の第1の実施形態において、試薬容器の方向識別子を試薬容器底にある切り欠きとする場合の、試薬容器の投入向きの識別の様子の概略を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係る試薬容器7が逆向きに投入されたかどうかを識別して是正するための制御機能の構成図の一例である。 本発明の第1の実施形態に係る試薬容器7が逆向きに投入されたかどうかを識別して是正するための制御機能を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る自動分析装置の一部の概略を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る自動分析装置に好適に使用される試薬容器の一例の概略を示した図である。
以下に本発明の幾つかの実施の形態について、図面を用いて説明する。
<第1の実施の形態>
(全体構成・動作)
本発明の第1の実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の自動分析装置の概略を示す図である。
図1に示すように、自動分析装置は、試料架設部と反応部に分けられる。
試料架設部は、試料容器1に分取された血清や尿等の検体、キャリブレーションのための標準液、および精度管理のための精度管理試料を架設するためのサンプルディスク2等からなる。
サンプルディスク2は、保冷機能がないもの(サンプルディスク2a)とあるもの(サンプルディスク2b)の2種類ある。通常、保冷機能なしのサンプルディスク2aには検体を設置し、保冷機能ありのサンプルディスク2bには、精度管理試料等、日に何度か測定する可能性のある試料を設置しておく。なお、試料架設については、特に装置当たりの処理検体数が多い大型の装置では、図1に示した円板状のサンプルディスクをもちいる他に、試料容器を架設したサンプルラックを試料分注位置に供給する場合もある。
反応部は、反応ディスク5等からなる。
試料分注機構3は、試料を試料容器1から反応容器4へ吐出する。
反応ディスク5は自動分析装置の反応部にあり、この反応ディスク5が回転することにより、試料が分注された反応容器4を試薬添加位置まで移動させる。
試薬ディスク(試薬容器保管手段)6は、複数の試薬容器7を設置しており、この試薬ディスク6が回転することによって、その項目に使用する所定の試薬が入った試薬容器7を試薬分注機構8の試薬吸引位置まで移動させる。そして試薬分注機構8によって、試薬ディスク6にセットされた試薬容器7から所定の分析項目の試薬を反応容器4に添加する。
攪拌機構9は、反応ディスク5を回転させることで攪拌位置まで移動させた試薬が添加された反応容器4内の試料と試薬を攪拌する。
光度計10は、反応容器4内の反応液を通過した測定用の光の吸光度を測定するための分析手段であり、反応ディスク5を回転させて光度計10の光軸を一定間隔で通過させ、複数の反応容器4内の反応液の吸光度をその都度測定する。そして、例えば後述する制御部12等によって、測定された吸光度とあらかじめ引いておいた検量線から、検体中の目的成分の濃度を演算する。
反応容器洗浄機構11は、使用後の反応容器4を洗浄し、次の測定に使用できるようにする。
制御部12は、サンプルディスク2、試料分注機構3、反応ディスク5、試薬ディスク6、試薬分注機構8、攪拌機構9等の動作を制御する。また、光度計10を用いた反応液の吸光度を測定して、検体中の目的成分の濃度を演算する。更に、試薬容器7の投入向きを識別し、逆向きならば是正するための制御も行う(詳細は後述)。
ユーザーインターフェース13は、CRT、キーボード、マウス、記憶メディア等からなり、自動分析装置とオペレータとのやりとりを仲介する。
このような自動分析装置では、試料は、試料分注機構3によって試料容器1から反応容器4へ吐出される。
その後、反応ディスク5を回転させて、試料が分注された反応容器4を試薬添加位置まで移動させる。また、試薬ディスク6を回転させて、その項目に使用する所定の試薬容器7を試薬分注機構8の試薬吸引位置まで移動させ、試薬分注機構8によって所定の分析項目の試薬を反応容器4に添加する。
試薬が添加された反応容器4を、反応ディスク5を回転させて攪拌位置まで移動させ、反応液を攪拌機構9により攪拌する。
その後、反応容器4を、反応ディスク5を回転させて光度計10の光軸を一定間隔で通過させ、吸光度を測定し、結果を出力する。
なお、使用後の反応容器4は、反応容器洗浄機構11によって洗浄して、次の測定に使用する。
次に、試薬容器7の投入に係る構造・動作について図1〜図2を参照して説明する。図2は本発明の第1の実施形態において、試薬容器搬送手段23の概略を示した図である。
センサ21は、試薬容器7の方向識別子を認識するためのセンサであり、反射型センサ等が挙げられる。例えば、方向識別子がICチップやRC−IFタグ等のタグの場合はタグリーダー、切り欠きの場合はレーザーセンサ等が好適である。
試薬容器投入箇所22は、試薬容器7を装置内部に挿入するための箇所である。
試薬容器搬送手段23は、試薬容器投入箇所22に設置された試薬容器7を試薬ディスク6へ搬送するための搬送手段である。
本発明の試薬容器7を反転させるための手段(方向是正手段)は、試薬容器搬送手段23に設けられている。
試薬容器搬送手段23は、図2に示すような吊り下げ爪23c2を有する、試薬容器7を保持しながら反転可能させるための試薬容器回転吊り下げ部23c(この場合、この試薬容器回転吊り下げ部23cが方向是正手段に相当する)を、リニアガイド23a3に載置された上下方向駆動部23bごと、アクチュエータ23a1によりリニアガイド23a3に沿ってベルト23a2にて水平移動させる構成となっている。
このうち水平方向に移動させるための水平方向駆動部23aには、リニアガイド23a3の上に、上下方向に移動させるための上下方向駆動部23bが載せられている。
さらに、上下方向駆動部23bは、アクチュエータ23a1により試薬容器回転吊り下げ部23cをベルト23a2にてリニアガイド23b3に沿って上下移動させる構成となっている。
なお、試薬容器投入箇所22上で試薬容器を反転させる構成とすることもでき、この場合、試薬容器投入箇所22に試薬容器7を載置可能な円板状の板の下に回転可能なアクチュエータ(この場合、このアクチュエータが方向是正手段に相当する)を設け、このアクチュエータを180度回転させることで試薬容器7の向きを是正する。
図3は、本実施形態の自動分析装置で好適に使用される試薬容器7の一例の概略を示した図、図4Aは、本発明の第1の実施形態において、試薬容器の方向識別子を試薬容器底にある切り欠きとする場合の、試薬容器の投入向きの識別の様子の概略を示した図、図4Bは、本発明の第1の実施形態において、試薬容器の方向識別子を試薬容器底にある切り欠きとする場合の、試薬容器の投入向きの識別の様子の概略を示した図である。
試薬容器7は、試薬の方向を識別するための方向識別子として、バーコードやICチップ等のタグ31が付され、かつ切り欠き32が形成されている。これらのタグ31,切り欠き32は、当該試薬容器7を逆向きにしたときに同じ場所に存在しないように付与され、また形成されている。タグ31は、試薬容器7の正面7aのみに貼り付けられており、裏面7bには貼り付けられていない。また切り欠き32は、試薬容器7の底面7g側の中心より正面右側のみに形成され、正面左側にはない。試薬容器7は試薬容器搬送手段23で試薬容器投入箇所22から試薬ディスク6へ搬送するための爪掛け穴34を上面7cに備えている。また、上面7cには試薬の吸込口7fが設けられている。
タグ31は血清や尿等の検体に関する情報を記録しており、この情報を読み取るために、センサ21としてタグリーダーを設置する。
また、試薬容器7の底にある切り欠き32によって試薬容器7の投入向きを識別するため、センサ21として、投入箇所22に投光部と受光部からなるビームセンサを設置し、試薬容器7の底にある切り欠き32の有無を認識するようにする。
この場合、図4(A)に示すように、自動分析装置の反射型センサ26等で試薬容器7が投入されたことを認識した後、この試薬容器7が正しい向きで投入されたかどうかを確認する。例えば試薬容器7が正しい向きで投入された場合、ビームセンサ投光部21aからの光をビームセンサ受光部21bで検出することで、試薬容器7が正しい向きに投入されたことを認識できる。これに対し、図4(B)に示すように、試薬容器7が逆方向で投入された場合、ビームセンサ投光部21aからの光をビームセンサ受光部21bで検出できないので、装置は、試薬容器7が逆向きに投入されたことを認識できる。
なお、ビームセンサで試薬容器7の投入方向を識別する場合、試薬容器7のタグ31に記録された情報を読取るためのタグリーダーを、ビームセンサとは別の箇所に設置することが望ましい。
次に、試薬容器7が逆向きに投入されたかどうかを識別して是正するための制御機能について、図5を参照して説明する。図5は試薬容器7が逆向きに投入されたかどうかを識別して是正するための制御機能を示すブロック図である。
図5に示すように、試薬容器7が逆向きに投入されたかどうかを識別して是正するための制御機能は、認識部12a、識別部12b及び反転指示出力部12cの各機能を有しており、通常、制御部12内に備えられている。この制御部12内の認識部12a、識別部12b及び反転指示出力部12cと、センサ21とで、方向識別手段40を構成する。
認識部12aは、センサ21からの信号に基づいて、試薬容器7の方向識別子31,32が検出されたがどうかを認識し、方向識別子の検出の有無の識別用信号を識別部12bに出力する部分である。
識別部12bは、認識部12aから入力した識別用信号に基づいて、試薬容器7が逆向きに投入されたかどうかを識別し、試薬容器7の向きの正逆信号を反転指示出力部12cに出力する部分である。
反転指示出力部12cは、識別部12bから入力した試薬容器7の向きの正逆信号に基づいて、試薬容器7の向きが正しい場合は何もせず、逆向きの場合は反転指示信号を出力する部分であり、当該反転指示信号は方向是正手段22,23に出力される。反転指示信号を入力した方向是正手段22,23は、当該反転指示信号に基づいて、試薬容器7の向きを反転させて、正しい方向にセットしなおす。
次に、上述のような、試薬容器7が逆向きに投入されたかどうかを識別し、これを是正するための制御処理内容について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る試薬容器7が逆向きに投入されたかどうかを識別して是正するための制御機能を示すフローチャートである。
まずステップ1で、センサ21からの信号を読み込んで、試薬容器7の方向識別子31,32が検出されたがどうかを認識部12aで認識する。さらに、試薬容器7が逆向きに投入されたかどうかを識別部12bで識別して、ステップ2に移る。
ステップ2では、識別部12bでの識別結果の信号(試薬容器7の向きの正逆信号)を読み込んで、反転指示出力部12cにおいて試薬容器7をこのまま試薬容器搬送手段23によって試薬ディスク6へ搬送してよいかどうかを判断する。試薬容器7の向きが正しい場合はステップ3に移り、逆向きの場合はステップ4に移る。
ステップ3では、試薬容器7をこのまま試薬容器搬送手段23によって試薬ディスク6へ搬送してよいため、方向是正手段22,23に対して特に信号は出力せず、ステップを終了する。
ステップ4では、試薬容器7をこのまま試薬容器搬送手段23によって試薬ディスク6へ搬送せずに試薬容器7の向きを反転させるよう、方向是正手段22,23に反転指示信号を出力し、試薬容器7の向きを直す。
図6の処理の流れにおいて、ステップ3、ステップ4のいずれの処理を行ったときでも上記ステップを終了する。そして、次の試薬容器7が投入されたら、また新たに処理を繰り返す。
上述の図3のような試薬容器を用いた場合の、装置への試薬容器投入の概略の一例について図1〜3を参照して説明する。
図3に示すように、試薬容器7は、方向識別子としてのタグ31としてバーコードを備えている。この試薬容器7が、試薬容器投入箇所22から自動分析装置内に投入される。
このとき、試薬容器7が正しい方向で投入されれば、バーコードリーダーにより試薬情報がきちんと認識される。
その後、試薬容器搬送手段23の、水平方向駆動部23aのアクチュエータ23a1を駆動させて試薬容器投入箇所22に試薬容器回転吊り下げ部23cを移動させる。移動後、試薬容器回転吊り下げ部23cの吊り下げ爪23c2を上下動駆動部23bのアクチュエータ23b1を駆動させて試薬容器7の爪掛け穴34に挿入させる。その後、吊り下げ爪23c2を開き、試薬容器7を持ち上げる。その後、水平方向駆動部23aのアクチュエータ23a1を駆動し、試薬容器7を試薬ディスク6の所定の位置の上まで水平移動させる。そして、上下方向駆動部23bのアクチュエータ23b1を駆動させて試薬容器7を所定位置に降ろし、その後吊り下げ爪23c2を閉じて、試薬容器7を試薬ディスク6の所定位置に設置する。その後試薬容器回転吊り下げ部23cを上昇させ、元の位置に戻すことで搬送は終了する。
しかし、試薬容器7が逆方向で投入された場合、バーコードリーダーでは試薬情報を認識することができない。この場合、吊り下げ爪23c2を開き、試薬容器7を持ち上げ、試薬容器回転吊り下げ部34のアクチュエータ23c1を駆動して試薬容器7を反転させて正しい向きに是正した後に、試薬容器投入箇所22に再設置する。その後、再度バーコードの読込を実施する。試薬情報を再び認識した後、試薬容器搬送手段23によって、試薬容器7を試薬ディスク6に設置する。
なお、試薬容器投入箇所22の回転可能なアクチュエータを180度回転させることで試薬容器7の向きを是正してもよい。また試薬容器7の爪掛け穴34を非対称に形成しておき、搬送手段23の吊り下げ爪23c3が掛らないことで逆向きに投入されたと識別して試薬容器投入箇所22で試薬容器7の向きを是正してもよい。
このように、本実施形態の自動分析装置では、試薬容器7に設けられた方向識別子31,32を利用して方向識別手段40によって試薬容器7の投入向きを識別し、試薬容器投入箇所22や試薬容器搬送手段23に備えた方向是正手段によって自動分析装置内でその向きを自動で是正する。これにより、試薬容器7を逆向きに投入しても、自動分析装置内で試薬容器7の向きを自動で是正してくれるため、オペレータは試薬容器の向きを気にせず分析装置内に試薬容器7を投入でき、投入作業自体が楽になる。さらに、投入し直しの作業が必要ないため、試薬交換に係るオペレータの負担を従来に比べて大きく軽減することができる。また誤った試薬が反応容器に投入されることは抑制されるため、正確な検体評価が可能となる。
また、方向識別子としてのタグ31や切り欠き32は、当該試薬容器を逆向きにしたときに同じ場所にこないように非対称に形成されているため、試薬容器7の投入向きを誤検出することをより確実に防止でき、試薬容器7が逆向きに投入されることがより確実に防止される。よって誤った試薬が反応容器に投入されることが従来より抑制され、より正確な検体評価が可能となる。
また、試薬容器7を反転させて正しい向きに是正させた後に、再度方向識別子の読込を実施するため、試薬容器7が逆向きに投入されることが更に確実に防止され、更なる正確な検体評価が可能となる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施形態の自動分析装置について、図7〜図8を用いて説明する。
第2の実施形態の説明では第1の実施形態と違うところを主に述べ、共通するところは共通の符号を付して説明は省略する。図7は、本発明の第2の実施形態の自動分析装置の一部の概略を示す図、図8は、本発明の第2の実施形態に係る自動分析装置に好適な試薬容器の一例の概略を示した図である。
図7に示すように、本実施形態の自動分析装置は、試薬容器7を同時に複数投入することができるように、試薬容器投入箇所22は同時に4個の試薬容器が投入可能な構造となっている。
また、試薬容器投入箇所22に試薬容器が投入されたことを装置が知るための手段として、試薬容器投入箇所22の上部に開閉検知手段22aを設けた蓋や、投入箇所22の付近に押しボタンスイッチ22b等が設置されている。
さらに、試薬容器投入箇所22に試薬容器7が設置されたことを認識すると、試薬容器スライド手段25により、41の位置に試薬容器を1つずつスライドさせるとともに、試薬容器7の右側面7dに設けた穴33の有無を検知するための反射型センサ21と、41の位置に設置された、タグ31の情報を読取るための試薬情報読取り手段24により、試薬容器7の情報を読み取るよう構成されている。
また、正しい方向に試薬容器7が設置されているときは、試薬容器スライド手段25により、42の位置にスライドさせた後に、試薬容器搬送手段23によって、試薬ディスク6に搬送される。
さらに、逆向きに試薬容器7が設置されているときは、試薬容器スライド手段25により、42の位置に試薬容器7をスライドさせた後に、試薬容器搬送手段23によって試薬容器7を反転させ、その後に、試薬ディスク6に設置する構成となっている。
上述の構成以外の構成は第1の実施形態の自動分析装置と共通である。
図8に示す試薬容器7には、試薬の方向を識別するための方向識別子としての穴33が右側面7d側にのみ開けられており、左側面7e側には開けられておらずに非対称となっている。また、当該試薬容器内の試薬を識別するための試薬情報が書き込まれているタグ31が上面7cに貼り付けられている。
次に、図8のような試薬容器7を用いたときの、自動分析装置への試薬容器投入の概略について、図7を参照して説明する。
図8で述べた試薬容器7は、方向識別子として穴33を備えている。この試薬容器7が、試薬容器投入箇所22から自動分析装置内に投入される。
このとき、試薬容器7が正しい方向で投入されれば、反射型センサ21により穴33が認識され、かつ試薬情報読取り手段24にてタグ31の情報が読み取れる。この場合、試薬容器スライド手段25により、試薬容器投入箇所22から42の位置に試薬容器7をスライドさせ、試薬容器搬送手段23によって試薬ディスク6まで試薬容器7を搬送・設置する。
しかし、試薬容器7が逆方向で投入された場合、試薬情報読取り手段24にてタグ31の情報は読み取れるものの、反射型センサ21により穴33は認識できない。この場合、試薬容器スライド手段25により、試薬容器7を42の位置にスライドさせ、試薬容器搬送手段23によって試薬容器7を反転させた後に、試薬ディスク6に設置する。
さらに、試薬情報読取り手段24にてタグ31の情報が読取れなかった場合は、そこに試薬容器7が設置されていない状態であり、当該投入箇所に対して何の処理・動作も実施しない。
本実施形態の自動分析装置は、複数の試薬容器7を一度に試薬容器投入箇所22から自動分析装置内に投入できる場合において、試薬容器7の投入向きを、試薬容器7に設けられた方向識別子33を利用して方向識別手段によって識別し、試薬容器搬送手段23に備えた方向是正手段によって自動分析装置内でその向きを自動で是正する。このため、逆置きされた試薬容器7の分だけ向きを正して設置し直す必要がなく、試薬容器7の向きを気にせずに一度に多くの試薬容器7を自動分析装置内に投入することができ、試薬交換に係るオペレータの負担をより小さくすることができる。
<その他>
上述の実施形態では、生化学自動分析装置について示した。より濃度の低い領域を測定するための免疫自動分析装置においては、反応容器4は使い捨ての場合が多く、そのため反応容器洗浄機構11がないこと、また、測定についても反応液の吸光度を測定するのではなく、発光標識の光量を測定する場合が多いが、このような免疫自動分析装置においても、本発明は適用される。
1…試料容器、2,2a,2b…サンプルディスク、3…試料分注機構、4…反応容器、5…反応ディスク、6…試薬ディスク、7…試薬容器、8…試薬分注機構、9…攪拌機構、10…光度計、11…反応容器洗浄機構、12…制御部、13…ユーザーインターフェース、
21…センサ、22…試薬容器投入箇所、23…試薬容器搬送手段、23a…水平方向駆動部、23a1…アクチュエータ、23a2…ベルト、23a3…リニアガイド、23b…上下方向駆動部、23b1…アクチュエータ、23b2…ベルト、23b3…リニアガイド、23c…試薬容器回転吊り下げ部、24…試薬情報読取り手段、25…試薬容器スライド手段、
31…タグ、32…切り欠き、33…穴、34…爪掛け穴。

Claims (5)

  1. 複数の反応容器に生体試料と試薬を各々分注して反応させ、この反応させた液体を測定することにより前記生体試料の成分を測定する分析手段を備えた自動分析装置であって、
    前記試薬が封入された、その投入向きを識別するための方向識別子を有する複数の試薬容器を保管する試薬容器保管手段と、
    前記試薬容器保管手段とは異なる場所に設けられた、前記試薬容器を前記自動分析装置に投入する試薬容器投入箇所と、
    前記試薬容器投入箇所から前記試薬容器保管手段に向けて前記試薬容器を搬送する試薬容器搬送手段と、
    前記試薬容器投入箇所に投入された前記試薬容器に対して、前記方向識別子を利用して当該試薬容器が逆向きに投入されたかどうかを識別する方向識別手段と、
    前記試薬容器搬送手段に設けられ、前記方向識別手段によって前記試薬容器が逆向きに投入されたと識別されたときに、当該逆向きに投入された試薬容器を回転させてその向きを正す方向是正手段と、
    を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記方向識別子は前記試薬容器に形成された非対称な部位であり、
    前記方向識別手段は、前記試薬容器の前記非対称な部位によって前記試薬容器の投入向きを識別することを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記方向識別子は前記試薬容器に付されたタグであり、
    前記方向識別手段は、前記タグが読み込めるか否かで前記試薬容器の投入向きを識別することを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項1記載の自動分析装置において、
    前記方向識別子は前記試薬容器に形成された切り欠きであり、
    前記方向識別手段は、前記試薬容器に形成された前記切り欠きの位置によって前記試薬容器の投入向きを識別することを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の自動分析装置において、
    前記試薬容器投入箇所は、前記試薬容器を同時に複数投入することができることを特徴とする自動分析装置。
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