JP5508698B2 - ミシン及びこのタイプのミシンを用いてシームの初めを縫う方法 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1のプレアンブル部分に記載のミシンに関する。本発明はさらに、このタイプのミシンを用いてシームの初めを縫う方法に関する。
一般タイプのミシンが特許文献1から知られている。そこに記載された、上糸(ニードルスレッド)の自由糸端部を引き戻すための手段は非常に広範囲である。
DE10234251A
従って、本発明の目的は、シームの初めに生地から突出した短い一本の上糸を操作上安全に実現することであり、これは少しの建設的な努力で達成される。
この目的は、本発明によれば、請求項1の特徴に述べられた構成を備えたミシンにより達成される。
本発明は、糸レバーと第2上糸クランプの間の糸引張装置が、糸レバーの下向き運動の間に作られる過度の糸を上糸供給部に向かう糸レバーの領域から引き離すという事実に基づいている。ここで、初めのシームを縫うとき、上糸は糸レバーにより生地に引き戻され、短い一本の上糸だけ、すなわちその自由端がシームの初めに生地から突出して残る。この目的のために、上糸は、糸引張装置により作られる糸経路差に等しい距離だけ引き戻される。結局、上糸の突出した自由端をさらに切断することでこれを短くする必要なく、視覚的に満足のいく初めのシームが実現される。これは特に、シームの視覚的特性が特に興味深いアプリケーション、例えば自動車の内装品のためのレザーを共に縫うとき有利である。糸引張装置は、作動可能な第2上糸クランプから分離したコンポーネントとしてデザインされてもよい。例えば、糸引張装置は、糸レバーと上糸メインテンショニング装置の間に延在する上糸と協働する糸エントレイナーとしてデザインされてもよい。
請求項2に記載の糸引張装置の構成は特に好ましいことが判明した。
請求項3の糸経路差は視覚的に満足のいくシームを生じさせる。ミシンの適用に依存して、他の糸経路差も考えられる。
請求項4の糸引張装置は、少ない建設的努力で上糸ガイドユニットと一体化される。
請求項5の様々な糸引張位置により、シームの初めにおける上糸の引っ張りがそれぞれのエッジ状態に適合される。要求通り設定可能なこれらの糸引張位置は特に自動的に変更され、従って、ミシンに対する要件に依存して複数の可能な糸経路差の1つを自動的に設定することができる。これは、例えばオペレータにより選択されたそれぞれの縫いプログラムに依存して、制御されて実現される。次いで、この位置の変化は糸引張装置の制御ドライブにより実行される。
請求項6のドライブは操作上安全で経済的に実現され、素早い位置の変化を保証する。それに代えて、糸引張装置を動かすために、空気圧ドライブやステッパモーターも考えられる。
請求項7の糸引張装置の構成は、糸引張装置及び第2上糸クランプを共に設置される1つのユニットに一体化できる。
請求項8の方法の利点は、装置に対して上で述べた利点と一致する。
請求項9の作動は、初期ステッチに続くミシンプロセスにおける糸引張装置の不必要な作動を回避する。第1ステッチが作られるとき、換言すればシームの初めに、糸引張装置は作動する。好ましくは、この第1ステッチの全シーケンスは、アームシャフトの所定の回転速度で実行される。当該回転速度は、アームシャフトの通常の操作速度より低い。
請求項10に記載のタイムラグは、シームの初めの操作上安全な上糸引張シーケンスを保証するのに適することが判明した。操作上安全な引張を保証するため、タイムラグは特定の最小値以下に落ちてはならない。
請求項11に記載の絶対値の(absolute)タイムラグは、糸引張装置の安全操作を保証するのに特に適することが分かった。
本発明の実施形態を図を用いて詳細に以下に説明する。
ミシン1は、上側アーム2と下側ハウス状ベースプレート3を有し、これらはスタンド4で連結され、C形状のハウジングを形成している。アームシャフト5(図2参照)がアーム2に設置され、当該アームシャフト5は、スタンド4に収容されたベルトドライブと共にモータによって回転駆動する。モータに連結しているのは、図1の上側アーム2に概略的に示された中央制御ユニット6であるが、これは別な位置に配置されてもよく、またミシン1に対して外側から、例えばケーブルにより連結してもよい。アームシャフト5によって、針バー7は上下に移動し、針8がその下側端部に固定されている。上糸9(図2参照)は針8のアイを通って延びる。
フック10がベースプレート3に配置され、フック10は垂直回転軸11(図2参照)まわりに回転駆動できる。回転運動は、従来の態様によりアームシャフト5から得られる。ボビン糸13(図11参照)の供給部は、それぞれフック10のボビンケース又は糸巻きケース12に位置する。
図2は、どのように上糸9がミシン1を通ってガイドされるかを詳細に示す。上糸フィード方向、換言すれば上流方向と反対の上糸の行程(延在)の供給サイドコースに沿う針8のアイから分かるように、第1上糸クランプ14が配置され、これは第1上糸クランプ14の基体16に対して移動可能なクランププレート15を有する。信号の交換が可能なように制御ユニット6に連結しているため、第1上糸クランプ14は、上糸9が第1上糸クランプ14の位置でクランプされる第1糸クランプ位置と、第1上糸クランプ14が上糸9を解放する解放位置の間で移動できる。第1上糸クランプ14の近くで、上糸9は実質的に垂直方向に延びる。
第1上糸クランプ14を通る上糸9の通過は、基体16の多数の糸通過開口17によって画定される。図に示された実施形態では、上糸9は、糸フィード方向と垂直に位置する全部で4つの糸通過開口の1つである、右の第2糸通過開口17を通って延びている。
第1上糸クランプ14の上流に、糸レバー18が配置され、その上下運動もそれ自体公知の態様でアームシャフト5から得られる。糸レバー18の自由端に配置された糸レバーアイ19と第1上糸クランプ14の間で、上糸9は、図2に従う基体16の上側端部に配置されたガイドアイ20を通ってさらに延びている。
糸レバー18の上流では、上糸9が上糸メイン引張装置21を通って延在している。当該上糸メイン引張装置21は2つのメインテンショナー22を有し、これらはそれ自体公知の態様で作動し、上糸供給方向に連続して配置されている。上糸メイン引張装置21は、信号の交換が可能なように中央制御ユニット6に連結している。制御ユニット6で駆動されると、メインテンショナー22は所定の糸テンションを実現するように上糸9に作用する。
上糸メイン引張装置21と糸レバー18の間で、上糸9は、設定可能に上糸供給方向と垂直に移動可能な別なガイドアイ23を通って延在する。
2つのメインテンショナー22の上流に配置されているのは、糸引張装置24である。糸引張装置24は、回転ジョイント26を介して第2上糸クランプ28のクランププレート27に連結した回転可能ブラケット25を有する。従って、糸引張装置24は、第2上糸クランプ28のクランププレート27に設置されている。その自由端では、糸引張装置24のブラケット25は、上流メインテンショナー22と第2上糸クランプ28の間の上糸9の行程のコースと垂直に移動可能な糸アイ29を有する。ブラケット25は、図2に示されるニュートラル位置と図4に示される糸引張位置の間で移動できる。図4では、上糸メイン引張装置21と第2上糸クランプ28の間における上糸9の糸経路は、ブラケット25のニュートラル位置での上糸9の対応する糸経路より糸経路差だけ長い。説明した実施形態では、この糸経路差は例えば20ミリメートルになる。
一方でニュートラル位置の糸アイ29と上流メインテンショナー22の間に、他方でニュートラル位置の糸アイ29と第2上糸クランプ28の間に、1つの糸ガイドピン31が、上糸の行程コースに沿って設置プレート30上にそれぞれ配置され、設置プレート30はアーム2に設置されている。ブラケット25の糸引張位置では、上糸9は両方の糸ガイドピン31と交わって、糸ガイドピンの間のブラケット25の糸アイ29と斜めに交差して延びる。2つの糸ガイドピン31は、ブラケット25が糸引張位置にあるかニュートラル位置にあるかに関係なく、上糸9が、上流メインテンショナー22に延びる前に同じ地点で第2上糸クランプ28から出て延びることを保証する。
ブラケット25は、信号の交換を可能にするために制御ユニット6に接続した電磁ドライブによってニュートラル位置と糸引張位置の間で移動できる。電磁ドライブに代えて、ブラケット25は、空気圧又はステッパモーターにより作動してもよい。
第2上糸クランプ28の上流では、やはり公知の態様で作動する上糸プリテンション装置32が配置されており、信号の交換を可能にするために制御ユニット6に接続してもよい。ガイドピン31に加えて、2つのメインテンショナー22を有する上糸メインテンション装置21、そこに設置された糸引張装置24を有する第2上糸クランプ28、及び上糸プリテンション装置32も設置プレート30に取り付けられている。
上糸プリテンション装置32の上流では、上糸9は、ほぼ90°前に曲がった設置プレート30の上側エッジ領域に形成された糸通過開口33を通過する(図2参照)。糸通過開口33の上流に配置されているのは、詳細には説明しないが上糸供給部として機能する上糸ボビンである。
図2〜10は、アームシャフト5の瞬間回転位置を示す。角度目盛り35が、アームシャフト5の端部に締結されたハンドル車に配置され、それと共に回転する。角度目盛り35は、アームシャフト5の完全な回転を示すように360の角度量に分かれている。角度目盛り35のそれぞれの角度位置は以下の説明のそれぞれに示される。
図2,3は、205°位置のアームシャフト5を示す。この位置では、針バー7は、180°に位置する下死点から再び少し移動しており、針8のアイの隣に上糸ループ36が形成される。205°の位置では、フック10のフック先端37は、上糸9を引っ張って行くように上糸ループ36に噛み合う。
生地平面NEが図3に線で示されている。この線は、ミシン1の針プレート39上にある生地位置38に対応する。205°位置では、第1上糸クランプ14が糸クランプ位置にある。上糸メインテンション装置21は作動しておらず、結局上糸9はテンションを受けない。糸引張装置24はニュートラル位置にある。第2上糸クランプ28は糸クランプ位置にある。上糸プリテンション装置32は作動しており、結局上糸9は、上糸ボビンと上糸プリテンション装置32の間でテンションを受ける。糸レバー18は下死点に下がる途中である。糸レバー18はすでにその上死点から移動してきており、図2,3に示されるように、2つの上糸クランプ14,28の間で余分の糸が生じる。言い換えれば、糸はこの地点でテンションを受けていない。この余分な糸は、糸レバー18の上死点から図2,3に示された205°位置までの糸レバーアイ19の行程距離のほぼ2倍の大きさになる。
図4,5は225°のアームシャフト位置を示す。従って、図2,3に従う位置と比べて、アームシャフト5は縫い方向に20°回転している。
225°位置では、第1上糸クランプ14は糸クランプ位置にある。上糸メインテンション装置21はまだ作動していない。糸引張装置24のブラケット25は糸引張位置に移動している。第2上糸クランプ28は糸クランプ位置にある。
225°位置では、糸レバーアイ19はさらに下に移動しており、その下死点の上流に位置している。糸引張装置24を糸引張位置に移動させることにより、図2,3に従う上糸アイ19近くの余分な上糸は、糸引張装置24の糸アイ29に向かって引き戻されている。上糸9は、糸レバーアイ19と第1上糸クランプ14の間でほぼ伸びている。
225°位置では、フック10は回転軸11のまわりを対応する角度だけ、すなわち回転軸11のまわりを40°回転している。上糸9はフック先端37により下に引っ張られている。
図6,7は、305°アームシャフト位置を示す。305°位置では、糸レバーアイ19は下死点の近くに位置している。
第1上糸クランプ14は糸解放位置にある。上糸メイン引張装置21は作動し、従って上糸9のテンションは維持される。糸引張装置24のブラケット25はニュートラル位置にある。第2上糸クランプ28は糸解放位置にある。上糸プリテンション装置32は作動する。305°位置では、上糸9はさらにフック10を通って下に引っ張られている。
225°アームシャフト位置と305°アームシャフト位置の間の行程では、フック10は、上糸9の自由端40を生地38を通って下に引っ張る。アームシャフト5が回転し続けると、糸レバー18は上糸を引っ張り生地に戻す。結局、自由端40は、対応する小さめの量の糸長さだけ生地から突出する。
図8は、0°アームシャフト位置を示す。このアームシャフト位置では、針バー7はその上死点に達している。この位置は、生地38の挿入のために、針8の下の最大の自由スペースが得られる位置なので、縫いプロセスの初め、言い換えればシームの初めに選択される。
0°位置では、第1上糸クランプ14は糸解放位置にある。上糸メイン引張装置21は作動する。糸引張装置24はニュートラル位置にある。第2上糸クランプ28は作動しない。上糸プリテンション装置32は作動する。糸レバー18は下死点から上死点に向かう途中にある。
図9,10は65°アームシャフト位置を示す。針8はボトムへの途中にある。2つの上糸クランプ14及び28は解放位置にある。上糸メイン引張装置21は作動する。上糸プリテンション装置32は作動する。糸引張装置24はニュートラル位置にある。
図1〜10に従うアームシャフト5の角度位置の上述のシーケンスは、糸引張装置24の動作モードを示すために選択されている。
糸引張装置24の実際の動作は、上糸9が織り混ぜられないが自由端40を有する図8に従う0°位置にアームシャフト5があるときに開始する。この位置では、二重層生地が挿入される。ステータスメッセージ「シームの初め」が制御ユニット6に記憶される。図8に従う位置から始まって、図11に示すようにシームが生地38に縫われる。その時だけ、すなわちまさに最初のステッチが作られるときだけ、糸引張装置24は上述のように作動する。後続のステッチが作られるとき、糸引張装置24は常にニュートラル位置に留まる。糸引張装置24が作動して225°アームシャフト位置における糸引張位置に移動すると、これにより、上糸9の自由端40は糸レバー18を介して生地38を通して引っ張り戻され、短くされる。
糸引張装置24が、ニュートラル位置から糸引張位置に移動し、初めてバックすると、制御ユニット6に記憶されたステータスメッセージ「シームの初め」は「連続シーム」に変わる。そのステータスメッセージは、糸切断プロセスが実行されると制御ユニット6の「シームの初め」に戻る。このステータスメッセージは、後の縫いプロセスの間モニターされる。糸引張装置24は、ステータスメッセージが「シームの初め」のときのみ作動する。
生地38から突出した自由端40の長さは、糸引張位置におけるブラケット25の角度位置によって画定される。特に、ブラケット25がステッパモーターで駆動する場合、様々な糸端部長さが制御ユニット6において予め選択される。糸引張位置におけるブラケット25の角度位置は、選択された糸端部長さに依存して制御ユニット6により画定される。それに代えて、対応する糸端部長さを生じる糸引張長さは、ブラケット25のための機械ストッパにより設定されてもよい。
同時に上糸クランプ14,28を作動し、上糸メイン引張装置21を停止させた後50msで、糸引張装置24はニュートラル位置から糸引張位置に移動する。前述の実施形態に従い、後続の戻り運動、すなわち上糸クランプ14,28を解放位置に移動させ、上糸メイン引張装置21を駆動させ、糸引張装置24をニュートラル位置に移動させる運動は、305°位置に達するとき既に完了し、縫いプロセスの故障のない継続が保証される。しかし、これらはいずれにしろほぼ350°位置に達するとき完了されなければならない。
制御ユニット6で画定されるが、タイムラグは、上糸クランプ14,28及び上糸メイン引張装置21の位置の操作的に安全な変化を保証するのに必要な時間に実質的に依存する。
糸引張装置がニュートラル位置から糸引張位置に移動し戻る、シームの初めの第1ステッチの全シーケンスは、アームシャフト5の通常の回転速度より遅いアームシャフト5の所定の回転速度で実行される。この減少したアームシャフト5の回転速度も制御ユニット6により画定される。第1ステッチがアームシャフトの所定の回転速度で作られるとき、上糸クランプ14,28の作動の際糸引張装置24の位置を変化させるためのタイムラグと、上糸メイン引張装置21を停止させるためのタイムラグは、例えば50msの一定値になる。同時に上糸クランプ14,28を作動し、上糸メイン引張装置21を停止させた後糸引張装置24の位置を変化させるタイムラグは、ミシン1のアームシャフト5のオプションで変化可能な回転速度とは無関係に画定される。
ミシンの斜視正面図である。 図1の拡大スケールで、「205°ループストローク」アームシャフト位置の図1に従うミシンの上糸ガイドユニットの詳細を示す。 上糸ガイドユニットの図2と同様の図であり、幾つかのコンポーネントは図2に比べて欠けている。 図1の拡大スケールで、「225°糸引張装置作動」アームシャフト位置の図1に従うミシンの上糸ガイドユニットの詳細を示す。 上糸ガイドユニットの図4と同様の図であり、幾つかのコンポーネントは図4に比べて欠けている。 図1の拡大スケールで、「305°糸引張装置の完全に戻った」アームシャフト位置の図1に従うミシンの上糸ガイドユニットの詳細を示す。 上糸ガイドユニットの図6と同様の図であり、幾つかのコンポーネントは図6に比べて欠けている。 図1の拡大スケールで、「0°針バー上死点」アームシャフト位置の図1に従うミシンの上糸ガイドユニットの詳細を示す。 図1の拡大スケールで、「65°糸レバー上死点」アームシャフト位置の図1に従うミシンの上糸ガイドユニットの詳細を示す。 上糸ガイドユニットの図9と同様の図であり、幾つかのコンポーネントは図9に比べて欠けている。 上糸と下糸(ボビン糸)で画定されるシーム平面に沿って二重層生地を通る概略縦断面図である。
符号の説明
1 ミシン
7 針バー
8 ミシン針
9 上糸
10 フック
14 第1上糸クランプ
18 糸レバー
21 上糸メイン引張装置
24 糸引張装置
28 第2上糸クランプ

Claims (11)

  1. 上糸(9)の供給部と、
    生地(38)を通して上糸(9)をガイドするための縫い針(8)を有する針バー(7)と、
    ステッチ形成の間上糸(9)を掴むためのフック(10)と、
    上糸(9)のループ形成のための糸レバー(18)と、
    フック(10)と糸レバー(18)の間の上糸(9)の行程の供給サイドコースにある作動可能な第1上糸クランプ(14)と、
    第1上糸クランプ(14)の上流の上糸(9)の行程の供給サイドコースにある上糸メイン引張装置(21)とを有し、
    縫い針(8)は、下死点と上死点の間の垂直方向の上下運動のために駆動でき、
    上糸メイン引張装置(21)は、上糸メイン引張装置(21)の作動状態において所定量の糸張力を上糸(9)に加えるミシンであって、
    作動可能な第2上糸クランプ(28)が、上糸メイン引張装置(21)の上流の上糸(9)の行程の供給サイドコースに設置され、
    糸引張装置(24)が、糸レバー(18)と第2上糸クランプ(28)の間の上糸(9)の行程のコースに配置され、ニュートラル位置と糸引張位置の間で制御されて移動でき、
    ニュートラル位置では、上糸(9)は、第2上糸クランプ(28)と上糸メイン引張装置(21)の間の第1糸経路に沿って延び、
    糸引張位置では、上糸(9)は、第2上糸クランプ(28)と上糸メイン引張装置(21)の間の第2糸経路に沿って延び、当該第2糸経路は第1糸経路より糸経路差だけ長く、
    シームの初めを縫う際に、
    縫い針(8)を有する針バー(7)を、下死点から、下死点と上死点の間のループストローク位置に持ち上げることで上糸ループ(36)を形成し、ここで、当該持ち上げは、第1及び第2上糸クランプ(14,28)が上糸を解放するために開き、上糸メイン引張装置(21)が作動し、糸引張装置(24)がニュートラル位置にあるときに行われ、
    針バー(7)がループストローク位置に達した後、上糸(9)に張力がなくなるように第1及び第2上糸クランプ(14,28)の糸クランプ位置を制御により操作し、上糸メイン引張装置(21)を停止させ、
    上糸クランプ(14,28)の作動及び上糸メイン引張装置(21)の停止の後、糸引張装置(24)をニュートラル位置から糸引張位置に移動させ、それで糸レバー(18)が下がるときに、上糸(9)は糸レバー(18)と第1上糸クランプ(14)の間で短くされ、
    次いで、第1及び第2上糸クランプ(14,28)の糸解放位置を制御により操作し、上糸メイン引張装置(21)を作動させ、糸引張装置(24)をニュートラル位置に戻す、ことができるように構成されたミシン。
  2. 糸引張装置は、上糸メイン引張装置(21)と第2上糸クランプ(28)の間の上糸(9)の行程のコースに配置されることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. ニュートラル位置と糸引張位置の間の運動により作られる糸経路差が20mmになるように、糸引張装置(24)が配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
  4. 糸引張装置(24)は、糸アイ(29)が配置された端部に回転可能なブラケット(25)を有し、この端部は糸の行程のコースと垂直に回転できることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のミシン。
  5. 糸引張装置(24)は、所望に設定可能な様々な糸引張位置の1つに自動的に移動するように制御可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のミシン。
  6. 糸引張方向(24)を変更するための電磁ドライブが設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のミシン。
  7. 糸引張装置(24)は、第2上糸クランプ(28)のクランププレート(27)に設置されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のミシン。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のミシン(1)を使用するシームの初めを縫う方法にして、
    縫い針(8)を有する針バー(7)を、下死点から、下死点と上死点の間のループストローク位置に持ち上げることで上糸ループ(36)を形成し、ここで、当該持ち上げは、第1及び第2上糸クランプ(14,28)が上糸を解放するために開き、上糸メイン引張装置(21)が作動し、糸引張装置(24)がニュートラル位置にあるときに行われ、
    針バー(7)がループストローク位置に達した後、上糸(9)に張力がなくなるように第1及び第2上糸クランプ(14,28)の糸クランプ位置を制御により操作し、上糸メイン引張装置(21)を停止させ、
    上糸クランプ(14,28)の作動及び上糸メイン引張装置(21)の停止の後、糸引張装置(24)をニュートラル位置から糸引張位置に移動させ、それで糸レバー(18)が下がるときに、上糸(9)は糸レバー(18)と第1上糸クランプ(14)の間で短くされ、
    次いで、第1及び第2上糸クランプ(14,28)の糸解放位置を制御により操作し、上糸メイン引張装置(21)を作動させ、糸引張装置(24)をニュートラル位置に戻す方法。
  9. 糸引張装置(24)は、第1ループが形成されるそれぞれのシームの初めにのみ作動することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 同時に上糸クランプ(14,28)を作動させ、上糸メイン引張装置(21)を停止させた後糸引張装置(24)の位置を変えるためのタイムラグが、アームシャフト(5)の回転速度とは無関係にミシン(1)により画定されることを特徴とする請求項8又は9に記載の方法。
  11. 糸引張装置(24)は、同時に上糸クランプ(14,28)を作動させ、上糸メイン引張装置(21)を停止させた後50msで糸引張位置(24)に移動することを特徴とする請求項10に記載の方法。
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