JP5507787B2 - 金属組成物を含有する水性組成物、および、該水性組成物からなる消臭剤、抗菌剤および防カビ剤 - Google Patents

金属組成物を含有する水性組成物、および、該水性組成物からなる消臭剤、抗菌剤および防カビ剤 Download PDF

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Description

本発明は、金属組成物を含有する水性組成物に関する。さらに、前記水性組成物からなる消臭剤、抗菌剤および防カビ剤に関する。
玄武岩、安山岩などの堆積岩土壌から抽出されるフェリハイドライトと称せられる非晶質鉄水和化合物は、重金属で汚染された土壌の浄化剤となり得ること、および、消臭作用や抗菌作用による汚染成分の除去組成物として有用であることが特許文献1、2および3に開示されている。
特許文献1には、フェリハイドライトとは、一般式5Fe23・9H2Oで表される非晶質鉄水和酸化物であり、一般的に地球表層の形成初期段階における低結晶度の鉄鉱物として公知の物質であることが記載されている。フェリハイドライトは、堆積岩土壌から硫酸による酸可溶成分として抽出して製造(製品名「クレイエクストラクトW.W.」)され、鉄を7000〜13000ppmの高濃度で含有することが開示されている。さらに、フェリハイドライトと有機物からなるフェリハイドライト腐植複合体を用いることにより、汚染土壌に含まれる重金属や有害有機化合物が土壌に移行することを防止できる汚染土壌の浄化方法が開示されている。
特許文献2には、堆積岩土壌を酸抽出して得られる抽出液を有効成分とする消臭および除菌作用を有する汚染成分消去用組成物が開示されている。前記抽出液の金属成分は、鉄を主成分として、ケイ素、マンガン、チタン、マグネシウムおよびカルシウムが含有されていること、汚染成分除去用原液中の鉄含量は7000ppm以上であり、マグネシウムとカルシウムの和は、鉄含量の30重量%未満であること、ナトリウム、カリウム、マンガンおよびチタンは、それぞれ鉄含量に対して0.3重量%以上0.5重量%以下、0.7重量%以上1.0重量%以下、1.0重量%以上1.5重量%以下および0.1重量%以上0.5重量%以下が望ましい組成であることが開示されている。また、汚染成分除去用組成物は、汚染成分除去用原液の1500倍希釈(鉄含量として10ppmに相当)以上の濃度で最大の消臭活性を示し、100倍希釈濃度でメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対する除菌効果を有することが開示されている。また、フェリハイドライトの汚染成分除去作用は塩化ナトリウムを添加することにより増強することができること、および、クエン酸などの有機酸を添加することにより持続的に汚染成分除去作用を発揮させることができることが開示されている。すなわち、消臭作用や抗菌作用の汚染成分除去作用を持続的に発揮させるためには、フェリハイドライトに有機酸を添加することが必要であることが開示されている。
特許文献3では、特許文献1および特許文献2で開示されたフェリハイドライトとは異なり、非晶質で常磁性体である針鉄鉱から結晶化度の極めて低い常磁体のフェリハイドライトが抽出されている。このフェリハイドライトは、特許文献1および特許文献2に開示されているフェリハイドライトよりも優れた種々の機能を有する異種のフェリハイドライトであることが開示されている。
特許文献1〜3に開示されたように、土壌からの抽出条件を設定することにより鉄水和酸化物の構造、組成比および機能が異なるフェリハイドライトが製造されている。これは、フェリハイドライトとの名称が、土壌由来の鉄化合物を含む組成物の総称として使用されており、特定の構造を有する単一物質に付与された名称ではないということを示している。
フェリハイドライトを構成する鉄水和酸化物の構造について、特許文献1および特許文献2には、pH条件によりFe3+、Fe(OH)2+、Fe(OH)2 +、Fe(OH)3などの異なる存在態様をとることが開示されており、特許文献3には、フェリハイドライトの構造は、5Fe23・9H2O、Fe5HO3・4H2O、Fe4(O433またはFe23±2FeOOH・2.6H2Oなどであると記載されており、複数の構造が開示されている。
また、フェリハイドライトの消臭や抗菌の作用発現の機序については、特許文献1〜3のいずれにおいても、フェリハイドライトの特異な性質に基づくことが開示されているのみである。すなわち、特許文献1には、フェリハイドライトは表面で変異荷電特性をもつ−OH基がプラスのイオンを持つ重金属を吸着、キレート結合し、固定、不活性化させる性質を有すること、有機化合物の負荷電を持つ官能基とキレート結合して凝集する性質を有すること、および、有機化合物の分解を触媒する鉄水和酸化物の性質を有することにより、有機化合物を吸着分解、不活性化することにより、有機化合物を含む土壌の浄化を行なうことが可能となることが開示されている。
特許文献2には、フェリハイドライト等の二次的酸化物を生成可能なFe3+を含有しており、Fe3+がフェリハイドライトを生成する際にFe2+に変化することにより、他の物質を酸化し、各種の汚染成分分解作用を発揮するものと推測される。さらに、フェリハイドライトは有機化合物と凝集体を形成する性質により汚染成分を捕捉固定・除去分解する能力が高いと推測されることが開示されている。
特許文献3には、常磁性の鉄イオンがどれだけ多いかが重要な要素であること、フェリハイドライトの消臭力の原理はフェリハイドライトが配位している酸素の放出による分解であり、フェリハイドライトの持つ触媒効果が関係していると考えられることが開示されている。
上記のように、特許文献1〜3のいずれにおいても、フェリハイドライト以外の金属の存在意義についてはまったく言及されていない。
また、繊維製品などの抗菌および滅菌処理法として、抗菌活性を有するチタン化合物の利用について、特許文献4に、リン酸チタン抗菌剤を用いる開示されている。特許文献5には、リン酸チタン抗菌剤を含有する抗菌性ゴム成形物が開示されている。また、特許文献6には、一般式〔Ti(OH)x(PO4y(HPO4z(H2PO4l(OR)m〕(Rは炭素数1〜4のアルキル基、x、y、z、lおよびmは、それぞれ0以上の数値であり、x+3y+2z+l+m=4を満たす。)で表されるリン酸チタン化合物を有効成分とする抗菌剤、消臭剤または防カビ剤が開示されている。前記一般式で表されるように、リン酸チタン化合物という名称は複数の化合物の総称として用いられている。しかし、抗菌、消臭または防カビの効果を有するリン酸チタン化合物の構造は、具体的に特定されていない。すなわち、前記一般式で表されるすべての化合物が前記効果を有するのか、または、それらのうちの一部の化合物のみが前記効果を有するのかについては、全く開示されていない。
国際公開第02/078871号パンフレット 特開2004−277382号公報 特開2004−345911号公報 特開平6−212562号公報 特開平9−157449号公報 特開2002−308712号公報
本発明の目的は、高い消臭効果、抗菌効果および防カビ効果を継続的に発揮させ得る組成物を提供することにある。
本発明者は、金属組成物および水を含有する水性組成物の消臭、抗菌および防カビの効果を発現する作用機序について鋭意研究を重ねた結果、鉄の存在のみではなく、鉄以外の金属成分が含まれていることが極めて重要であることを見出し、後述する作用機序を提唱し、その作用機序に基づいて効果を発現させるために必要な金属成分(以下、「必須金属成分」と称す。)を特定し、必須金属成分の含有量を確認し、必要に応じて必須金属成分を配合して含有量を一定範囲内に制御することにより、一定の品質を有する金属組成物を含有する水性組成物を製造することができることを見出して本発明を完成した。
すなわち本発明は、必須金属成分として、鉄、アルミニウムとカリウムを含む金属組成物、および水を含有する水性組成物に関する。
前記水性組成物において、アルミニウムおよびカリウムの含有量が、鉄100ppmに対してそれぞれ100〜300ppmおよび1〜20ppmであることが好ましい。
また、本発明は、鉄、アルミニウムとカリウムを含む金属組成物、前記金属組成物に四水酸化チタン塩酸塩を配合した組成物および水を含有する水性組成物に関する。
また、前記記載の水性組成物からなる消臭剤に関する。
さらに、前記記載の水性組成物からなる抗菌剤に関する。
さらにまた、前記記載の水性組成物からなる防カビ剤に関する。
本発明によれば、アルミニウム、鉄およびカリウム、より好ましくはチタンを含有することにより、高い消臭効果、抗菌効果および防カビ効果を持続的に発揮させ得る水性組成物を提供することができる。また、本発明の水性組成物は、使用場所や使用条件などに応じて、含有量を調整する、他剤と配合する、または適切な添加剤を添加することができる。前記他剤として、たとえば、他の消臭剤、抗菌剤または防カビ剤との配合により、その効果を相加的または相乗的に増強することができる。
本発明者が提唱する金属組成物による消臭、抗菌および防カビの効果発現のための必須金属成分は、アルミニウム、鉄とカリウムである。
なお、本発明で使用される必須金属成分を含む組成物(以下、「金属組成物」と称す。)として、複数の金属を含有する土壌由来の抽出物を使用することができる。
本発明で使用される金属組成物は、土壌から抽出される鉄、アルミニウム、およびカリウムを含む組成物を使用することができる。例えば、鉄鉱を含む赤黄土から、無機酸を用いる抽出により得ることができる。硫酸抽出の場合は、70℃以上に加熱した20%硫酸水溶液に土壌を添加して約1日以上静置し、ろ過や遠心分離法により除去し、必要に応じて中和し、土壌由来の金属化合物の混合物を酸可溶成分として得ることができる。
該金属組成物を適切な濃度に水で希釈することにより本発明の水性組成物を製造することができる。
本発明における消臭、抗菌、防カビなどの効果はつぎの作用機序によるものであると理論づけることができる。
質量数39のカリウム(以下、「39K」と称す。)中には質量数40の不安定なカリウム(以下、「40K」と称す。)が極微量混在していることは知られた事実である。この40Kが、本発明に用いられる金属組成物が消臭、抗菌や防カビの効果を発現するためのエネルギー源である。すなわち、不安定な40Kは、安定な元素に変換するために、余分なエネルギーを電子線および電磁波として放出する。また、その電子線が金属組成物中の金属原子に衝突することにより、二次電磁波(制動エックス線ともいう)が放出される。40Kから放出される電子線および電磁波ならびに二次電磁波は、空気中の水分子と衝突し、水和電子(e-)、原子状水素(・H)、水素ガス(H2)、ヒドロキシルラジカル(・OH)、過酸化水素(H22)が生成する。また、生成した水和電子と原子状水素は、空気中の酸素により酸化され、それぞれヒドロペルオキシルラジカル(・OOH)とスーパーオキシドイオン(O2 -)が生成される。さらに、ヒドロペルオキシルラジカルは原子状水素と結合して過酸化水素が生成される。
これらの反応により生成された過酸化水素は、本発明に用いられる金属組成物中の遷移元素である鉄により還元され、ヒドロキシルラジカルと水酸化物イオン(OH-)が生成される。この反応はフェントン反応と称せられる。また、過酸化水素が遷移元素により酸化されることにより、ヒドロペルオキシルラジカルと水素イオン(H+)が生成される。
このような40Kのエネルギー放出から始まる連鎖的な反応によりヒドロキシルラジカルとスーパーオキシドイオンが生成される。また、スーパーオキシドイオンは過酸化水素の前駆体となり、前述のごとく過酸化水素からヒドロキシルラジカルが生成される。酸化力を有するヒドロキシルラジカルやスーパーオキシドイオンが、化学物質や揮発性有機化合物を分解する消臭効果や、微生物の生育を阻害する静菌および殺菌効果を発揮するものと考える。
鉄は、前記の過酸化水素からのヒドロキシルラジカルと水酸化物イオンを生成するフェントン反応やヒドロペルオキシルラジカルと水素イオンを生成する酸化反応に関与すると考えられる代表的な遷移元素である。本発明の金属組成物中の遷移元素として、鉄、マンガン、チタン、バナジウム、コバルト、セリウム、銅、イットリウム、ランタンなどが挙げられる。
アルミニウムは、本発明で使用する金属組成物を、例えば消臭剤等の用途で壁面等の対象物に噴霧して固着させる場合のバインダーとしての役割を果たす。すなわち、前記金属組成物中では硫酸アルミニウムなどの水溶性のアルミニウム化合物の状態で存在しているが、対象物上に噴霧された後、乾燥することにより水不溶性の酸化アルミニウムなどに変化して対象物上に多孔性の薄膜を形成し、鉄などの必須金属成分を対象物上に固着させる。このアルミニウム膜による有効成分の固着により、消臭、抗菌や防カビの効果を持続的に発揮することができるのである。
本発明における必須金属成分である鉄、アルミニウムおよびカリウムの含有量は、鉄100ppmに対してそれぞれ100〜300ppmおよび1〜20ppmの濃度比であることが好ましい。より好ましくは、鉄100ppmに対してアルミニウム200ppm以下であり、150ppm以下でもよい。カリウムの含有量は鉄100ppmに対して1〜10ppmであることが好ましい。その他の金属として、カルシウム、マグネシウム、マンガン、銅、ケイ素、リン、亜鉛等が含まれていることは前記の40Kが放出する電子線による二次電磁波の発生にとって極めて効果的であり、効果の発現に寄与すると考える。
また、本発明においては、前記水性組成物に四水酸化チタン塩酸塩を配合することが好ましい。四水酸化チタン塩酸塩とは、チタンに4残基のヒドロキシル基(OH基)が結合した水酸化チタンの塩酸塩であり、水に対して容易に溶解するチタン化合物をいう。四水酸化チタンそのものは、水に対して溶解性が悪く、抗菌剤、消臭剤または防カビ剤の有効成分として利用するには望ましくない。噴霧液の調製や濃度調整の容易さを考慮すれば、水可溶性の特性が付加された塩酸塩などの四水酸化チタンの塩が望ましい。また、塩酸塩としては、一塩酸塩、二塩酸塩、三塩酸塩、四塩酸塩の化合物があげられ、四水酸化チタン塩酸塩としては、具体的には、四水酸化チタン一塩酸塩、四水酸化チタン二塩酸塩などがあげられる。
四水酸化チタン塩酸塩を、2種以上用いる場合の組合せは特に限定されるものでなく、いずれの組合せにおいても後述する効果を発揮することができる。これらのチタン化合物を本発明の金属組成物に配合することによりチタン配合組成物を調製することができ、本発明の水性組成物の消臭、抗菌や防カビの効果が高められる。
四水酸化チタン塩酸塩は、たとえば、四塩化チタンとイソプロピルアルコール水溶液との反応により得ることができる。詳細には、四塩化チタン溶液にイソプロピルアルコール50%水溶液を滴下して得た透明溶液から遊離の塩酸を除去することにより、四水酸化チタン塩酸塩の水溶液を得ることができる。これを濃縮乾固することにより白色粉末の四水酸化チタン塩酸塩が得られる。
本発明の水性組成物におけるチタンの配合量は、鉄100ppmに対して最終濃度として0.2〜50ppmであることが好ましく、0.5〜20ppmであることがさらに好ましい。
本発明の金属組成物による消臭、抗菌、防カビの効果は、前記のように40Kをエネルギー源として、空気中の水分子からヒドロキシルラジカルと過酸化水素が生成され、さらに生成した過酸化水素から鉄、チタンなどの遷移元素による還元反応によりヒドロキシルラジカルが生成される。これらの一連の反応により発生した酸化力を有するヒドロキシルラジカルやスーパーオキシドイオンが、化学物質や揮発性有機化合物を分解する消臭効果や、微生物の生育を阻害する静菌および殺菌効果を発揮するものと考えられる。このような効果発現の作用機序は、前記特許文献1〜3に開示された発明の作用機序、すなわち鉄水和化合物であるフェリハイドライト表面の変異荷電特性により重金属を吸着、キレート結合し、固定、不活性化させる性質などによる有機化合物を含む土壌の浄化する(前記特許文献1参照)、フェリハイドライトがFe3+からFe2+に変化することにより、他の物質を酸化し、各種の汚染成分分解作用を発揮する(前記特許文献2参照)、またはフェリハイドライトが配位している酸素の放出による分解が消臭力の原理であり、フェリハイドライトの持つ触媒効果が関係する(前記特許文献3参照)との発明の作用機序とは根本的に異なるものである。
本発明の水性組成物においては、鉄、アルミニウムおよびカリウムの3成分、または、鉄、アルミニウム、カリウムおよびチタンの4成分の濃度を検査して品質を管理することにより、安定した効果を有する製品を供給することが可能となる。当該3または4成分以外の金属成分の配合およびそれらの濃度は、当該組成物の性状や効果に著しい不利作用を及ぼさない限り、特段の制限はない。
本発明の水性組成物の製造に使用する水としては、純水、イオン交換水、硬水、軟水または水道水などがあげられる。ただし、当該組成物中の金属成分との化学反応を回避し、製品の品質を保証するために、純水およびイオン交換水が好ましい。
本発明の水性組成物は、消臭剤、抗菌剤および防カビ剤として使用することができる。該水性組成物を、消臭剤、抗菌剤および防カビ剤として使用する場合、通常使用し得る適当な添加物、たとえば、芳香成分および乾燥助剤などを適宜加えることもできる。
なお、本発明の水性組成物の消臭、抗菌および防カビの効果の作用機序は前記のとおりであり、光触媒作用による二酸化チタンとは異なり、本発明の水性組成物は、その効果発現に紫外線照射を必要とせず、室内でも使用することができる。
本発明の水性組成物は、噴霧、塗布および含浸などの方法により、対象物に固着させて使用することができる。前記対象物としては、衣料品や壁紙などがあげられるが、特に制限されるものではない。また、前記のとおり、本発明の水性組成物は暗所でも効果発現することから、室内で使用するものに対しても効果が期待できる。
本発明の水性組成物の噴霧または塗布などによる使用量は、水性組成物中の必須金属成分の濃度により異なるが、鉄の濃度が20±5ppmである水性組成物の場合は、付与面積あたり5〜20mL/m2であることが好ましく、8〜10mL/m2であることがさらに好ましく、使用場所の構造や汚染状況に応じて、使用量を加減することができる。
本発明の水性組成物は、対象の組成を問わず幅広く、消臭、抗菌、防カビを目的とする内外装表面などに噴霧または塗布して使用することができる。また、本発明の水溶性組成物は、たとえばシンスイフロー(大日本色材工業(株)製)といった防汚剤などのそのほかの表面処理剤と混合して使用しても、本発明の効果を損なわない。
以下、具体的な実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。以下の実施例は単に説明を目的とするものであり、条件および技術範囲などを限定する目的のものではない。
製造例1(金属組成物の製造)
80℃に加熱した20%硫酸水溶液5kgに細かく砕いた土壌3kgを添加して撹拌し、容器内を窒素充填して24時間静置した。沈殿画分をろ過により除去して土壌の酸抽出液を得て、これを水で希釈して土壌由来の金属組成物(#1)を得た。同様の操作を繰り返して金属組成物(#2)を得た。
金属組成物(#1)と金属組成物(#2)中の金属元素の種類と含有量について定性と半定量分析を実施した。金属組成物(#1)はシーケンシャル型IPC発光分光分析装置を用いるICP発光分光分析法(ナトリウムとカリウムは原子吸光分析法)で分析した。金属組成物(#2)はAgilent7500c型ICP/MS分析装置を用いるICP−MS法で分析した。分析結果を表1に示す。土壌由来の金属組成物中の金属元素にはロット間で含有量のバラツキが認められた。表1記載の金属元素以外に、バナジウム、亜鉛、コバルト、セリウム、銅、ストロンチウム、イットリウム、ジルコニウム、ガリウム、ランタン、ホウ素、クロム、リチウム、ケイ素が検出された。
製造例2(四水酸化チタン塩酸塩の製造)
四塩化チタンTiCl419g(5.78mL)を、イソプロピルアルコール25mLとイオン交換水25mLとの混合溶液中に滴下し、5分間室温で撹拌して得た透明溶液の一部をエバポレーターで50℃にて濃縮してシロップ状濃縮液を得た。この濃縮液にイオン交換水を添加希釈してエバポレーターで濃縮する操作を3回繰り返して塩酸を除去した。得られた濃縮液をイオン交換水で希釈して凍結乾燥し、白色粉末を得た。本品のチタン(Ti)とリン(P)含有量をICP発光光度分析法で測定し、炭素(C)、水素(H)および窒素(N)の含有量を、全自動元素分析装置を用いる元素分析で測定し、塩素(Cl)の含有量を蛍光X線分析法で測定した。その結果、チタン含有量は27.3〜27.0%、水素含有量は3.6%、塩素含有量が30%であり、リン、炭素および窒素は検出されなかった。残りの元素が酸素(O)とすると酸素(O)が39.1〜39.4%となる。この元素含有比率の結果は、4水酸化チタン1.5塩酸塩0.5水和物の元素含有比率の理論値(チタン27.1%、塩素30.0%、水素3.6%、酸素39.3%)と完全に一致することから、チタンに4残基のヒドロキシル基が結合し、かつ1〜2分子の塩酸塩が付加した四水酸化チタン塩酸塩であると結論した。
実施例1
製造例1で製造した金属組成物(#1)1重量部にイオン交換水9重量部を添加撹拌して均一な水性組成物原液を得た。この水性組成物原液に等容量のイオン交換水を添加して水性組成物を得た。
実施例2
実施例1で製造した水性組成物原液に等容量の製造例2で製造した四水酸化チタン塩酸塩100mgをイオン交換水500mLに溶解した溶液を添加した金属組成物の水性組成物(以下、「チタン配合水性組成物1」と称す。)を得た。
実施例3
製造例1で製造した金属組成物(#2)に製造例2で製造した四水酸化チタン塩酸塩を最終チタン濃度2mg/Lで添加したチタン配合組成物を調製した。このチタン配合組成物1重量部にイオン交換水49重量部を添加撹拌して均一な水性組成物(以下、「チタン配合水性組成物2」と称す。)を得た。
<評価試験法>
(試料布の作製)
実施例1および実施例2で調製した水性組成物およびチタン配合水性組成物1のそれぞれに、試験布(綿100%)を1時間以上含浸させた。ついで、吊り下げて、室温で一夜以上自然乾燥させて得た含浸布を試料布として用いて消臭(消臭活性1)、抗菌および防カビ(防カビ効果1)の活性を評価した。実施例3で調製したチタン配合水性組成物2について、同様の方法で作製した含浸布を試料布として用いて抗菌および防カビ(防カビ効果2)の活性を評価した。
(試料タイルの作製)
磁器タイル((株)INAX製、SP型、100mm角平、5mm厚)表面をアルコールで拭き乾燥させた後に、エアーコンプレッサー((株)マキタ製品AC700型)およびエアー圧0.5〜0.7MPa、ノズル径0.5mmのスプレーガン((株)近畿製作所製)を用いて、製造例3で調製したチタン配合水性組成物2の約2mLを噴霧して乾燥(以下、「噴霧加工」という)させたタイルを試料タイルとして用いて消臭(消臭活性2)の活性を評価した。試験試料として磁器タイルを用いた場合には、シックハウスなどの原因物質であるホルムアルデヒドの試験試料への吸着が、試験試料として布を用いた場合に比べて抑制されるので、本発明の水性組成物のホルムアルデヒド消臭活性効果をより良い条件で評価することができる。
(消臭活性1)
試料布および5Lテドラーバッグを用いる検知管法で試験した。水性組成物またはチタン配合水性組成物1を含浸させた含浸布から切り出した試料布(縦5cm×横5cm)を入れたテドラーバッグに、アンモニアガスを100ppmの濃度で注入し、24時間後のバッグ中のアンモニア濃度を測定し、アンモニア濃度の減少度を指標として消臭活性を評価した。イオン交換水を含浸させて作製した対照試験布を用いる試験にて、アンモニアの試料布への吸着および自然減少によるアンモニア濃度低下の比較対照とした。
(消臭活性2)
試料タイルおよび5Lテドラーバッグを用いる検知管法で試験した。製造例3で調製したチタン配合水性組成物2で噴霧加工した磁器タイルをテドラーバックに入れ、臭気成分(アンモニア、硫化水素、酢酸、アセトアルデヒドまたはホルムアルデヒド)を図1〜5記載の所定の初期濃度で注入し、2時間後および24時間後のバック中の臭気成分の濃度を検知管法で測定した。同時に試験試料を入れない試験(以下、「空試験」と記す)における臭気成分の自然減少度を測定し、これとの比較により消臭効果を評価した。
(抗菌活性)
日本工業規格(JIS)L1902(繊維製品の抗菌性試験方法・抗菌効果)にしたがって抗菌活性を評価した。試験菌として黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)ATCC 6538P、および、大腸菌(Escherichia coli)NBRC 3301を用いた。前記含浸布から切り出した試料布および無加工標準綿布のそれぞれ0.4g(縦18mm×横18mm)をバイアル瓶に入れ、バイアル瓶をアルミニウム箔で包みオートクレーブ滅菌した後、クリーンベンチ内で乾燥させた。乾燥後、滅菌キャップでバイアル瓶を密栓した。この滅菌した試料布または無加工標準綿布が入ったバイアル瓶中に1/20濃度のニュートリエント培地で調製した試験菌懸濁液0.2mLを接種し、37±1℃で培養した。18時間培養後、バイアル瓶に菌の洗い出し液を加えて菌を振盪分散させ、洗い出し液中の生菌数を混釈平板培養法で測定した。
無加工標準綿布に試験菌を接種して18時間培養後に回収した菌数、および試料布に試験菌を接種して18時間培養後に回収した菌数を指標として抗菌活性を評価した。
(防カビ効果1)
日本工業規格(JIS)Z2911に準じてカビ抵抗性を試験した。試験菌としてアスペルギルス ニガー(Aspergillus niger)ATCC 6275、および、ペニシリウム シトリナム(Penicillium citrinum)ATCC 9849を用いた。試料布(縦50mm×横50mm)をオートクレーブ滅菌して乾燥させ、この試料布に試験菌の混合胞子懸濁液を噴霧し、28℃で培養し、試料布上のカビの生育状況を4日目、7日目、10日目および14日間に観察し、カビの生育状況を指標として防カビ効果を評価した。
カビの生育状況は、生育を認めない状態、わずかに生育を認める状態とカビの生育が明確に認められる状態の3段階に分類した。カビの生育を認める状態は、その生育の程度を軽度の生育から最大に著しい生育の5段階(1+)〜(5+)で評価した。
(防カビ効果2)
日本工業規格(JIS)L1902に準じてカビ抵抗性を試験した。試験菌としてアスペルギルス ニガー(Aspergillus niger)ATCC 6275を用いた。試料布(縦18mm×横18mm)をオートクレーブ滅菌した後、クリーンベンチ内で乾燥させ、滅菌キャップで密栓した。この試料布に試験菌の胞子懸濁液を接種し、27±1℃で18時間培養した。培養後、バイアル瓶に洗い出し液を添加して菌を洗い出し、洗い出し液中の生菌数を27±1℃で3日間培養して生菌数を計測した。
<活性評価結果>
(消臭活性1の評価結果)
臭気成分であるアンモニアガスは試料布に吸着してテドラーバッグ中のアンモニア濃度を低下させる傾向があるため、対照試験布を用いた試験により試料布に吸着したアンモニア量および自然減少したアンモニア量を消去して残存するテドラーバッグ中のアンモニア濃度を基準にすることにより、本発明の水性組成物の分解反応による消臭活性を評価した。
その結果、実施例1の水性組成物の分解反応によるアンモニア濃度の低下は23ppmと強い消臭活性が認められた。この水性組成物に四水酸化チタン塩酸塩を配合したチタン配合水性組成物1(実施例2)によるアンモニア濃度の低下は、26ppmであり、水性組成物の強い消臭活性を増加する傾向が認められた。
(消臭活性2の評価結果)
実施例3で得られたチタン配合水性組成物2で噴霧加工した磁器タイルを用いたアンモニア、硫化水素、酢酸、アセトアルデヒドまたはホルムアルデヒドに対する消臭活性2の結果を表2に示し、そのプロットを本発明の効果の明確化のために図1〜5に示す。図1〜図5において、○は空試験における濃度変化を示し、●はチタン配合水性組成物2(実施例3)で噴霧加工した磁器タイル存在下での濃度変化を示す。
表2および図1〜5に示されているように、すべての臭気成分に対して2時間後までに各成分の著しい減少が認められ、また、24時間後にはさらに減少し、継続して消臭効果が発揮されることが確認された。
(抗菌活性の評価結果)
無加工標準綿布に大腸菌を2.2×104個植菌して18時間培養した場合、4.7×107個に増殖し、黄色ブドウ球菌を1.6×104個植菌して18時間培養した場合、1.0×107個に増殖した。この試験条件において、水性組成物(実施例1)およびチタン配合水性組成物1(実施例2)を含浸させた試料布に同条件で試験菌を植種して18時間培養した場合の生菌数は、いずれも20個以下であり、本抗菌試験系における最強の抗菌活性を示した。また、無加工標準綿布に大腸菌を1.7×104個植菌した場合、18時間培養後には3.4×107個に増殖し、黄色ブドウ球菌を1.5×104個植菌した場合は、18時間培養後には7.6×106個に増殖した。この試験条件において、チタン配合水性組成物2(実施例3)を含浸させた試料布に同条件で試験菌を植菌して18時間培養した場合の生菌数は、いずれも20個以下であり、大腸菌および黄色ブドウ球菌はほぼ完全に殺菌された。
(防カビ効果1の評価結果)
アスペルギルス ニガーとペニシリウム シトリナムの混合胞子懸濁液を噴霧して28℃で培養した場合の無加工標準綿布では、培養4日目から評価(4+)の著しいカビの生育が認められ、7日目〜14日目には評価(5+)の極めて著しい生育が認められ、14日目のカビの生育面積は、無加工標準綿布面積の1/3以上に達した。この試験条件において、水性組成物(実施例1)を含浸させた試料布では、培養4日目のカビの生育は強く抑制され、評価(1+)の軽度の生育が認められる程度であった。その後、7日目〜14日目には評価(4+)のカビの生育が認められ、14日目のカビの生育面積は試験布面積の1/3以上に達した。また、チタン配合水性組成物1(実施例2)を含浸させた試料布では、培養4日目のカビの生育は完全に抑制され、7日目は評価(1+)の軽度の生育が認められる程度であり、10日目で評価(2+)、14日目で評価(3+)のカビの生育が認められ、14日目のカビの生育面積は試料布面積の1/3以下であった。
(防カビ効果2の評価結果)
無加工標準綿布にアスペルギルス ニガー胞子(6.6×104個)懸濁液を噴霧して27±1℃で18時間培養した場合の生菌数は2.7×104個であった。この試験条件において、チタン配合水性組成物2(実施例3)を含浸させた試料布の培養後の生菌数は5.2×103個であり、本発明のチタン配合水性組成物2の存在によりアスペルギルス ニガー(黒麹カビ)の増殖が強く(約1/5)抑制された。
本発明の水性組成物のアンモニア消臭活性を、経過時間に対するアンモニア濃度で示した図である。 本発明の水性組成物の硫化水素消臭活性を、経過時間に対する硫化水素濃度で示した図である。 本発明の水性組成物の酢酸消臭活性を、経過時間に対する酢酸濃度で示した図である。 本発明の水性組成物のアセトアルデヒド消臭活性を、経過時間に対するアセトアルデヒド濃度で示した図である。 本発明の水性組成物のホルムアルデヒド消臭活性を、経過時間に対するホルムアルデヒド濃度で示した図である。

Claims (3)

  1. 鉄、アルミニウムカリウムおよびチタンを含む金属組成物を含有する水性組成物からなる消臭剤であって、
    鉄の含有量が16〜40ppm、
    アルミニウムの含有量が40〜50ppm、
    カリウムの含有量が0.20〜0.45ppm、
    チタンの含有量が0.1〜27.2ppmであって、
    銀イオンを含まず、
    対象物に固着させて使用するための消臭剤
  2. 鉄、アルミニウムカリウムおよびチタンを含む金属組成物を含有する水性組成物からなる抗菌剤であって、
    鉄の含有量が16〜40ppm、
    アルミニウムの含有量が40〜50ppm、
    カリウムの含有量が0.20〜0.45ppm、
    チタンの含有量が0.1〜27.2ppmであって、
    銀イオンを含まず、
    対象物に固着させて使用するための抗菌剤
  3. 鉄、アルミニウムカリウムおよびチタンを含む金属組成物を含有する水性組成物からなる防カビ剤であって、
    鉄の含有量が16〜40ppm、
    アルミニウムの含有量が40〜50ppm、
    カリウムの含有量が0.20〜0.45ppm、
    チタンの含有量が0.1〜27.2ppmであって、
    銀イオンを含まず、
    対象物に固着させて使用するための防カビ剤
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