JP5504659B2 - 電子写真装置の半導体レーザ制御装置 - Google Patents

電子写真装置の半導体レーザ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5504659B2
JP5504659B2 JP2009067734A JP2009067734A JP5504659B2 JP 5504659 B2 JP5504659 B2 JP 5504659B2 JP 2009067734 A JP2009067734 A JP 2009067734A JP 2009067734 A JP2009067734 A JP 2009067734A JP 5504659 B2 JP5504659 B2 JP 5504659B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
apc
semiconductor laser
output
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009067734A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010219485A (ja
Inventor
嘉孝 嵯峨
健生 白土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009067734A priority Critical patent/JP5504659B2/ja
Publication of JP2010219485A publication Critical patent/JP2010219485A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5504659B2 publication Critical patent/JP5504659B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Description

本発明は、レーザダイオードアレイや面発光レーザを使用して、複数ビームを走査して静電潜像を描画する電子写真装置の半導体レーザ制御装置に関するものである。
半導体レーザは、温度が上昇すると光出力が低下するドループ特性を有しており、定電流駆動の場合には光出力が低下するため、一定の光出力を得る手段として、レーザ光出力をフォトダイオードで検出し、この検出結果に基づいてレーザ駆動電流を制御するAPC(Auto Power Control)が用いられている。
半導体レーザの出力ビームを走査して静電潜像を形成する電子写真装置においては、走査ビームが印刷領域外にある間にAPCを完了させる必要がある。半導体レーザアレイの場合には、1個のフォトダイオードを使用して複数ビームの光出力を検出するが、APC実行時には1ビームずつ個別に発光させる必要があるため、同時に複数ビームのAPCを実行することができず、多チャンネルの半導体レーザアレイの場合には、全チャンネルのAPCを完了するのに要する時間が長くなる。
半導体レーザアレイの多チャンネル化、印刷速度の高速化(走査周期の短周期化)が進むと、一走査期間内に全発光チャンネルのAPCを完了させることができなくなり、複数回分の走査期間を費やして全発光チャンネルのAPCを実施することになるため、各発光チャンネルのAPC実行間隔が長くなる(発光素子1個に注目すると、単位時間あたりのAPC実行回数が少なくなる)。
半導体レーザアレイは各発光素子の自己発熱が相互に干渉するため、素子の温度上昇速度が早く、画像データ(発光パターン)に依存して光出力が変動する。このため、光出力変動により画質が劣化する前にAPCを実施する必要があるが、各発光チャンネルのAPC実行間隔が長くなると、画質劣化を防止することが困難になる。
また、1個のフォトダイオードで数十本のビームを受光すると、フォトダイオードが飽和して逆バイアス電圧が低下し、フォトダイオードの応答速度は著しく低下する。フォトダイオードが飽和している間にAPCを実行した場合には、APC回路は対象チャンネルが過発光していると誤認して、発光チャンネルへの供給電流を減少させる。1チャンネルあたりのAPC期間は、フォトダイオードが飽和から回復する時間よりも短いため、APC終了時までにAPC対象チャンネルの光出力は規定値まで上昇できず、印刷不良が発生する。
数十本のビームを受光しても飽和しないようなフォトダイオードを使用する場合には、もともとのフォトダイオードの応答速度が遅いため、1チャンネルあたりのAPC時間が長くなり、一走査期間内のAPC回数を増やすこと(維持すること)は難しい。さらに、検出精度を維持するためには、フォトダイオード出力を検出する回路の分解能を向上させる必要があり、回路が高コストになることが予想される。
従来のAPC実行タイミングでは、印刷領域の走査終了近辺でレーザアレイの多数のチャンネルが発光するような画像を印刷した後には、フォトダイオードが飽和している間にAPCが実行されることになるため、印刷不良が発生する。このため、APC実行タイミングをフォトダイオードが飽和状態から回復する時間以上遅らせる方法として、非印刷領域走査を開始してから受光素子の出力値が定常状態に遷移した後、各光源を所望の光量に順次補正する方法が提案されている。
しかしながら、上記の方法の場合、フォトダイオードが飽和状態から回復するまでに要する遅延時間の分だけ、APC実行タイミングを遅らせているが、このときの遅延時間には一定値を設定している。全発光源が全印刷領域中にONする最悪条件を想定してAPC実行タイミングの遅延時間を設定すると、実際にはフォトダイオードが飽和していない場合は、必要以上にAPC実行タイミングを遅らせることになり、一走査期間内でAPCに割り当てることができる時間が短くなっている。すなわち、一走査期間中のAPC回数が減少しているため、各発光チャンネル1個に注目するとAPC実行間隔が長くなり、光出力変動による画質劣化が発生しやすくなる。
本発明は、上記問題に鑑み、一走査期間中のAPC回数を最大化することにより、画像データに依存する光出力変動を抑制し、画質劣化を抑制することである。具体的には、フォトダイオードが飽和状態から回復したことを検出し、APC回数を決定することである。また、フォトダイオードが飽和状態から回復する時間を予測し、APC回数を決定することである。
更には、各発光源の画像データに依存する光出力変動量を予測し、光出力変動量の大きい発光源のAPCを優先して実施する、すなわち、光出力変動量の大きい発光源のAPC実行間隔を短くし、光出力変動量の小さい発光源のAPC実行間隔を長くすることにより、画像データに依存する光出力変動を抑制し、画質劣化を抑制することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の発光源を有する半導体レーザアレイと、半導体レーザアレイの光出力強度を検出する光出力検出手段と、半導体レーザアレイの各発光源への供給電流量を制御する電流供給手段とを有し、前記電流供給手段は、半導体レーザアレイの各発光源を一個ずつ発光させたときの前記光出力検出手段の出力に基づいて、各発光源が所望の光出力で発光するように供給電流量を補正する自動光量制御を実施し、前記自動光量制御を実施するタイミングと回数を制御する光量補正制御部を有する、複数ビームを走査して感光体上に静電潜像を形成する電子写真装置の半導体レーザ制御装置において、前記光量補正制御部は、一走査期間内に実施する前記自動光量制御の回数を走査毎に変更でき、前記半導体レーザアレイに電流を供給しているかどうかを判定する電流供給判定手段と、前記光出力検出手段の出力を受信して、半導体レーザアレイがレーザ発光しているかどうかを判定するレーザ発光判定手段とを有し、前記光量補正制御部は、各走査期間毎の第一回目の自動光量制御を実施する前に、前記電流供給判定手段の出力と前記レーザ発光判定手段の出力とを参照し、電流を供給していない、かつ、レーザ発光していない状態に遷移したことを検出した後に自動光量制御を開始し、自動光量制御を開始するタイミングに基づいて各走査期間中に実行する自動光量制御の回数を決定することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の電子写真装置の半導体レーザ制御装置において、各発光源の点灯/消灯を制御する画像データに基づいて、自動光量制御を開始するタイミングと、走査期間中に実施する自動光量制御の回数を決定することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の電子写真装置の半導体レーザ制御装置において、半導体レーザアレイの各発光源の光出力変動量を予測し、光出力変動量の大きい発光源の自動光量制御を優先して実施することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子写真装置の半導体レーザ制御装置において、半導体レーザアレイの発光源の数が、一走査期間内で実施できる自動光量制御の回数よりも多いことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、一走査期間内に実施する前記自動光量制御の回数を、走査毎に変更できるので、一走査期間中のAPC回数を最大化することにより、画像データに依存する光出力変動を抑制し、画質劣化を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、さらに半導体レーザアレイの光出力を検出するフォトダイオードが飽和状態から回復したことを検出したタイミングに基づいて、一走査期間内に実施する前記自動光量制御の回数を決定するので、一走査期間中のAPC回数を最大化することにより、画像データに依存する光出力変動を抑制し、画質劣化を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、各発光源の点灯/消灯を制御する画像データから、半導体レーザアレイの光出力を検出するフォトダイオードが飽和状態から回復する時間を予測し、この予測値に基づいて、一走査期間内に実施する前記自動光量制御の回数を決定するので、一走査期間中のAPC回数を最大化することにより、画像データに依存する光出力変動を抑制し、画質劣化を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、一走査期間内に実施する前記自動光量制御の回数を、走査毎に変更可能であり、半導体レーザアレイの各発光源の光出力変動量を予測し、光出力変動量の大きい発光源の自動光量制御を優先して実施するので、一走査期間中のAPC回数を最大化し、光出力変動量の大きい発光源のAPC実行間隔を短くし、光出力変動量の小さい発光源のAPC実行間隔を長くすることにより、画像データに依存する光出力変動を抑制し、画質劣化を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、半導体レーザアレイの発光源の数が、一走査期間内で実施できる自動光量制御の回数よりも多いので、全発光源の自動光量制御を実施するためには、複数回の走査期間を必要とするため、一走査期間中のAPC回数を最大化することによる、画像データに依存する光出力変動を抑制し、画質劣化を抑制する効果がより大きくなる。
本発明の実施例における半導体レーザ制御装置の概略構成図である。 本発明の実施例における半導体レーザ駆動部の構成図である。 本発明の実施例におけるAPC制御部の構成図である。 本発明の実施例における半導体レーザ制御装置のタイミングチャートである。 本発明の他の実施例における半導体レーザ制御装置の概略構成図である。 本発明の他の実施例におけるAPC制御部の構成図である。
(実施例1)
図1に、本発明の実施例における半導体レーザ制御装置の概略構成図を示す。半導体レーザアレイ1は、20個のレーザダイオード発光源LD1〜LD20(101〜120)と、各発光源の光出力を検出するフォトダイオード10を内蔵している。本実施例では内蔵フォトダイオードを使用して光出力を検出しているが、外部のフォトダイオードを使用してもよい。半導体レーザアレイ1の各発光源101〜120から出射したビームは、一定速度で回転する回転多面鏡(図示しない)で反射し、fθレンズ(図示しない)を通り、感光ドラム(図示しない)上を走査する。感光ドラムは一定速度で回転しており、ビームが感光ドラムを走査している期間中にON/OFFすることで、感光ドラム上に静電潜像が形成される。
書き出し位置検出センサ11は、感光ドラムより先に走査ビームが通過する位置に設置され、ビームを受光すると、書き出し位置検出信号BDを書込み制御部8へ送信する。
上位装置9は、書き込み制御部8に対し、一走査期間毎に一走査分の画像データを送信する。
書込み制御部8は、上位装置9より送信される画像データに対し、解像度変換、エッジ補正、ガンマ補正等の画像処理を実施し、画像データ変調信号VD1〜VD20を出力する。また、回転多面鏡による走査位置を検出するための主走査カウンタ(図示しない)を備え、印刷領域走査中であることを示す信号PRINT_GATEと、書き出し位置検出センサ11にレーザを照射するための書き出し位置探知期間であることを示す信号BD_GATEを生成する。主走査カウンタは、周期が1画素相当の発光時間に等しい画素クロックをカウントし、カウント値LINE_COUNTを出力し、書き出し位置検出信号BDでカウンタ値をクリアする。
セレクタ7は、書き込み制御部8から送られてくるPRINT_GATEとBD_GATEに従って、LD駆動部2へ出力する信号を選択する。PRINT_GATEがアサート中の場合は、書き込み制御部8が出力する画像データ変調信号(VD1〜20)をLD駆動部2へ出力し、PRINT_GATEがネゲート中、かつ、BD_GATEがネゲート中の場合は、APC制御部3が出力するLD発光信号(LD_APC_ON1〜20)をLD駆動部2へ出力し、PRINT_GATEがネゲート中、かつ、BD_GATEがアサート中の場合は、全LDを発光させる信号をLD駆動部2へ出力する。
LD駆動部2は、セレクタ7の出力信号LD_ON1〜20のON/OFFに従って、LD1〜LD20(101〜120)に供給する電流をON/OFFする。また、各発光源用にAPC回路を備えており、APC実行期間を示す信号APC_ENB1〜20がON期間中に、光出力検出部4の光出力モニタ信号PDの値が所望の値となるように供給電流量を制御する。
光出力検出部4は、フォトダイオード10で検出した信号を増幅し、LD駆動部2とレーザ発光判定部5へ光出力モニタ信号PDを送信する。
レーザ発光判定部5は、光出力モニタ信号PDの電圧レベルと、予め設定してある閾値(LD1〜20のどれか一つがレーザ発光した場合の光出力モニタ信号PDの電圧レベル)を比較し、比較結果をデジタル出力信号LASER_JUDGとして出力する。光出力モニタ信号PDの方が閾値よりも大きい場合にはLASER_JUDGをアサートし、PDが閾値よりも小さい場合にはLASER_JUDGをネゲートする。
電流供給判定部6は、APC制御部3の出力するLD発光信号(LD_APC_ON1〜20)のうち、どれか一つがアサートしている場合には出力信号CURRENT_JUDGをアサートし、LD_APC_ON1〜20が全てネゲートしている場合にはCURRENT_JUDGをネゲートする。
APC制御部3は、レーザ発光判定部5の出力信号LASER_JUDGと、電流供給判定部6の出力信号CURRENT_JUDGにより、フォトダイオード10が飽和しているかどうかを判断し、各発光源LD1〜LD20のAPCを実行する順番と、APC実行タイミングと、一走査期間あたりのAPC実行回数を制御する。
図2に、LD駆動部2の構成図を示す。
LD駆動部2は、20個のレーザダイオード発光源LD1〜20(101〜120)へ電流を供給するために、20個のLDドライバ201〜220で構成される。LDドライバ201〜220は、APCにより光出力が一定となるように電流量を補正した変調電流Iを供給するAPC回路28と、バイアス電流Iを供給するバイアス電流制御部29と、セレクタ7からの出力信号LD_ONxに従って変調電流Iの供給/停止を制御するスイッチ27から構成され、発光源に対して駆動電流Iを供給する。LDドライバ201〜220の構成は共通であるが、所望の光出力設定値REF_DATAとバイアス電流設定値BIAS_DATAは各LDに固有の値を設定する。
APC回路28が供給する変調電流Iは、電流源21が供給し、電流の大きさはサンプル/ホールドコンデンサ20に充電した電荷により発生する電圧に比例する。サンプル/ホールドコンデンサ20の充放電は、スイッチ22が導通状態にある間に差動増幅器23が実行する。スイッチ22は、セレクタ7からの出力信号LD_ONxがON、かつ、APC実行期間を示す信号APC_ENBxがONの場合に導通するスイッチである。ここで、xは1〜20のうち1つの発光源番号を示している。差動増幅器23は、+端子と−端子の電圧差に比例した大きさの電流を駆動し、+端子電圧の方が−端子電圧より大きい場合には電流を供給し、−端子電圧の方が+端子電圧より大きい場合には電流を引き抜く。−端子には光出力モニタ信号PDを接続し、+端子にはD/Aコンバータ24の出力を接続する。所望の光出力設定値REF_DATAは、D/Aコンバータ24の変換結果が、ある1個の発光源が目標とする光出力で発光したときの光出力モニタ信号PDの値と等しい値に設定している。差動増幅器23は、スイッチ22が導通状態の期間中に、REF_DATAのD/A変換結果と、光出力モニタ信号PDの値が等しくなるように、サンプル/ホールドコンデンサ20の充電電荷量、すなわち、変調電流Iの大きさを調整する。サンプル/ホールドコンデンサ20の充電電荷はリークするため、APC動作を実行しない場合には、充電電荷の減少と共に変調電流が減少し、光出力が低下するので、光出力の低下が画質に影響する前にAPCを実行しなければならない。
バイアス電流制御部29は、発光源がレーザ発光を開始する閾値未満の電流Iを常時供給する。バイアス電流Iは電流源25が供給し、その電流量はD/Aコンバータ26の出力値により設定できる。D/Aコンバータ26の出力値は、バイアス電流設定値BIAS_DATAにより、閾値電流値よりもある一定量だけ小さい値に設定される。バイアス電流Iを常時供給することにより、セレクタ7からの出力信号LD_ONxに対するレーザ発光の応答性が向上する。
図3に、APC制御部3の構成図を示す。
飽和状態検出論理38は、非印刷領域走査中(PRINT_GATEがネゲート中)のフォトダイオード10の飽和状態を示す信号SATURATIONを出力し、SATURATIONは、フォトダイオード10が飽和している場合にアサートし、飽和していない場合にネゲートする。フォトダイオード10が飽和している場合には、レーザダイオード発光源LD1〜20の光出力が全てOFFしても、フォトダイオード10の応答が遅いため、光出力検出部4の出力する光出力モニタ信号PDがOFF状態を示すまでに、数十μsec程の無視できない遅延時間が発生する。このため、実際に全光出力がOFFしてから、レーザ発光判定部5の出力信号LASER_JUDGがネゲートするまでの時間も数十μsec程度遅延する。これに対し、電流供給判定部6の出力信号CURRENT_JUDGは、セレクタ7、及び、LD駆動部2の遅延により、実際にレーザダイオード発光源LD1〜20への供給電流がOFFする数nsec前にネゲートする可能性があるが、今回のフォトダイオード10の飽和を検出する用途では、数nsecは十分小さい値であり、CURRENT_JUDGのネゲートと、レーザダイオード発光源LD1〜20への供給電流がOFFするタイミングを同時とみなしても問題ない。また、各発光源LD1〜20の光出力のON/OFFは、供給電流のON/OFFに対して1nsec未満で追従できるので、光出力のOFFとCURRENT_JUDGのネゲートを同時とみなしても問題ない。このことより、CURRENT_JUDGがネゲートしているにもかかわらず、LASER_JUDGがネゲートしていない(アサートしている)場合には、フォトダイオード10が飽和していると判断することができる。
APC演算部31は、PRINT_GATEがネゲート、かつ、SATURATIONがネゲートしたときのLINE_COUNTの値を飽和回復位置記憶レジスタ33にライトし、この、飽和回復位置記憶レジスタ33の値(T)と、レーザダイオード発光源LD1〜20のうち1チャンネルあたりのAPCに要する時間を画素クロック数に換算して記憶した1チャンネルあたりのAPC時間記憶レジスタ34の値(T)と、走査周期を画素クロック数に換算して記憶した走査周期記憶レジスタ35の値(T)と、書き出し位置探知期間を画素クロック数に換算して記憶した書き出し位置探知期間記憶レジスタ36の値(T)と、APC演算部31の演算結果がAPC信号生成部32で利用可能になるまでの画素クロック数換算の遅延時間(T)から、現在の走査期間内に実行するAPC実行回数(N)を下記の数式により算出(小数点以下は、切捨て)し、

=(T−T−T−T)/(T

現在の走査期間中の最初にAPCを実行するレーザダイオード発光源LD1〜20の番号(1から20の整数のどれか)を記憶しているAPC開始チャンネル記憶レジスタ37の値(N)をリードし、現走査期間中にAPCを実行する発光源を、その番号がN〜N+N−1である発光源に決定する。
ただし、発光源番号に対応する値、例えば、N+N−1の値が21以上である場合には、発光源番号に対応する値から20を減算した値とし、その値をAPCを実行する発光源の番号とする。
例えば、N=4、N=7の場合には、APCを実行する発光源は、LD4,LD5,LD6,LD7,LD8,LD9,LD10の7チャンネルである。また、N=17、N=6の場合には、APCを実行する発光源は、LD17,LD18,LD19,LD20,LD1,LD2の6チャンネルである。
APCを実行する発光源を決定した後、各APC実行発光源に対応する、APC_ENBxON時間設定レジスタ(301〜320)と、APC_ENBxOFF時間設定レジスタ(321〜340)と、LD_APC_ONxON時間設定レジスタ(341〜360)と、LD_APC_ONxOFF時間設定レジスタ(361〜380)を設定する。ここで、xは1〜20のうち1つの発光源番号を示している。
LD_APC_ONxON時間設定レジスタ(341〜360)の設定値TL−ON(x)は、x=Nの場合から設定を開始し、LD_APC_ON(N)ON時間設定レジスタの設定値TL−ON(N)をTL−ON(N)=T+Tに設定し、以下、LD_APC_ON(N+1)ON時間設定レジスタの設定値TL−ON(N+1)をTL−ON(N+1)=TL−ON(N)+T、LD_APC_ON(N+2)ON時間設定レジスタの設定値TL−ON(N+2)をTL−ON(N+2)=TL−ON(N+1)+T、LD_APC_ON(N+3)ON時間設定レジスタの設定値TL−ON(N+3)をTL−ON(N+3)=TL−ON(N+2)+Tと順次設定していき、LD_APC_ON(N+N−1)ON時間設定レジスタの設定値TL−ON(N+N−1)をTL−ON(N+N−1)=TL−ON(N+N−2)+Tまで設定する。但し、発光源番号に対応する値、例えば、N+N−1の値が21以上である場合には、20を減算した値で読み替える。
また、LD_APC_ONxOFF時間設定レジスタ(361〜380)の設定値TL−OFF(x)は、x=Nの場合から設定を開始し、LD_APC_ON(N)OFF時間設定レジスタの設定値TL−OFF(N)をTL−OFF(N)=TL−ON(N)+Tに設定し、以下、LD_APC_ON(N+1)OFF時間設定レジスタの設定値TL−OFF(N+1)をTL−OFF(N+1)=TL−ON(N+1)+T、LD_APC_ON(N+2)OFF時間設定レジスタの設定値TL−OFF(N+2)をTL−OFF(N+2)=TL−ON(N+2)+T、LD_APC_ON(N+3)OFF時間設定レジスタの設定値TL−OFF(N+3)をTL−OFF(N+3)=TL−ON(N+3)+Tと順次設定していき、LD_APC_ON(N+N−1)OFF時間設定レジスタの設定値TL−OFF(N+N−1)をTL−OFF(N+N−1)=TL−ON(N+N−1)+Tまで設定する。但し、発光源番号に対応する値、例えばN+N−1の値が21以上である場合には、20を減算した値で読み替える。
また、APC_ENBxON時間設定レジスタ(301〜320)の設定値TE−ON(x)は、x=Nの場合から設定を開始し、APC_ENB(N)ON時間設定レジスタの設定値TE−ON(N)をTE−ON(N)=TL−ON(N)+TEDに設定し、以下、APC_ENB(N+1)ON時間設定レジスタの設定値TE−ON(N+1)をTE−ON(N+1)=TL−ON(N+1)+TED、APC_ENB(N+2)ON時間設定レジスタの設定値TE−ON(N+2)をTE−ON(N+2)=TL−ON(N+2)+TED
APC_ENB(N+3)ON時間設定レジスタの設定値TE−ON(N+3)をTE−ON(N+3)=TL−ON(N+3)+TEDと順次設定していき、APC_ENB(N+N−1)ON時間設定レジスタの設定値TE−ON(N+N−1)をTE−ON(N+N−1)=TL−ON(N+N−1)+TEDまで設定する。但し、発光源番号に対応する値、例えばN+N−1の値が21以上である場合には、20を減算した値で読み替える。ここで、TEDは、LD発光してからAPC開始するまでの遅延時間であり、発光源の特性と、発光レーザパワーと、フォトダイオード10の特性から、APCを実行する制御系の安定性、応答性が最適となる時間を設定する。
また、APC_ENBxOFF時間設定レジスタ(321〜340)の設定値TE−OFF(x)は、x=Nの場合から設定を開始し、APC_ENB(N)OFF時間設定レジスタの設定値TE−OFF(N)をTE−OFF(N)=TL−OFF(N)−1に設定し、以下、APC_ENB(N+1)OFF時間設定レジスタの設定値TE−OFF(N+1)をTE−OFF(N+1)=TL−OFF(N+1)−1、APC_ENB(N+2)OFF時間設定レジスタの設定値TE−OFF(N+2)をTE−OFF(N+2)=TL−OFF(N+2)−1、APC_ENB(N+3)OFF時間設定レジスタの設定値TE−OFF(N+3)をTE−OFF(N+3)=TL−OFF(N+3)−1と順次設定していき、APC_ENB(N+N−1)OFF時間設定レジスタの設定値TE−OFF(N+N−1)をTE−OFF(N+N−1)=TL−OFF(N+N−1)−1まで設定する。但し、発光源番号に対応する値、例えば、N+N−1の値が21以上である場合には、20を減算した値で読み替える。
上記にて、各レジスタ301〜380の設定が終了した後、APC開始チャンネル記憶レジスタ37の値を、N+Nに書き替える。
APC演算部31は、PRINT_GATEの立下り検出毎に前記動作を実施する。
APC信号生成部32は、APC_ENB1〜20のアサート/ネゲートと、LD_AAPC_ON1〜20のアサート/ネゲートを制御しており、LD_APC_ONxON時間設定レジスタ(341〜360)の設定値TL−ON(x)を、LINE_COUNTの値と比較し、値が等しければ対応する信号LD_APC_ONxをアサートし、LD_APC_ONxOFF時間設定レジスタ(361〜380)の設定値TL−OFF(x)を、LINE_COUNTの値と比較し、値が等しければ対応する信号LD_APC_ONxをネゲートし、APC_ENBxON時間設定レジスタ(301〜320)の設定値TE−ON(x)を、LINE_COUNTの値と比較し、値が等しければ対応する信号APC_ENBxをアサートし、APC_ENBxOFF時間設定レジスタ(321〜340)の設定値TE−OFF(x)を、LINE_COUNTの値と比較し、値が等しければ対応する信号APC_ENBxをネゲートする。ここで、xは1〜20のうち1つの発光源番号を示している。
図4に、本発明の実施例における半導体レーザ制御装置のタイミングチャートを示す。
図4のタイミング(A)で書き出し位置検出信号BDを検出し、N回目の走査が開始する。N回目の走査では、印刷領域の終端付近でレーザ発光していないため、PRINT_GATEがネゲートするタイミング(B)ではSATURATIONはネゲート済みである。タイミング(B)で、PRINT_GATEがネゲートし、APC演算部31が動作を開始すると、SATURATIONがネゲート済みのため、PRINT_GATEがネゲート直後のLINE_COUNTの値を飽和回復位置記憶レジスタ33に記憶する。このとき記憶したTの値を使用してN回目の走査期間中に実行するAPC回数Nを計算した結果がN=7であり、APC開始チャンネル記憶レジスタ37の値がN=4であるから、N回目走査期間では、発光源LD4,LD5,LD6,LD7,LD8,LD9,LD10のAPCを実行するために、APC_ENB4〜10のON時間設定レジスタ(304〜310)と、OFF時間設定レジスタ(324〜330)と、LD_APC_ON4〜10のON時間設定レジスタ(344〜350)と、OFF時間設定レジスタ(364〜370)の値を計算し設定する。それ以外のON/OFF時間設定レジスタの値には、走査周期Tよりも大きい値、例えば、LINE_COUNTの最大値を設定する。ON/OFFレジスタ設定後に、APC開始チャンネル記憶レジスタ37の値をN=4+7=11に書き替えておく。タイミング(C)で発光源LD4のAPC用レーザ発光が開始し、以降、発光源LD4〜LD10のAPCが順番に実行されていく。APC終了後に書き出し位置探知期間が開始し、BDが検出されるまで全発光源が点灯する。
タイミング(D)でBDが検出されると、(N+1)回目の走査が開始する。(N+1)回目の走査では、印刷領域の終端までレーザが発光しているため、PRINT_GATEがネゲートするタイミング(E)でSATURATIONがアサートする。APC演算部31はSATURATIONの状態を観測し、SATURATIONがネゲートするタイミング(F)を検出すると、その直後のLINE_COUNTの値を飽和回復位置記憶レジスタ33に記憶する。このとき記憶したTの値を使用して(N+1)回目の走査期間中に実行するAPC回数Nを計算すると、N=3となっており、フォトダイオード10の飽和が回復するのを待った分、APC回数が減少している。APC開始チャンネル記憶レジスタ37の値はN=11となっているので、(N+1)回目の走査期間では、発光源LD11,LD12,LD13のAPCを実行するために、APC_ENB11〜13のON時間設定レジスタ(311〜313)と、OFF時間設定レジスタ(331〜333)と、LD_APC_ON11〜13のON時間設定レジスタ(351〜353)と、OFF時間設定レジスタ(371〜373)の値を計算し設定する。それ以外のON/OFF時間設定レジスタの値には、走査周期Tよりも大きい値、例えば、LINE_COUNTの最大値を設定する。ON/OFFレジスタ設定後に、APC開始チャンネル記憶レジスタ37の値をN=11+3=14に書き替えておく。タイミング(G)で発光源LD11のAPC用レーザ発光が開始し、以降、発光源LD11,LD12,LD13のAPCが順番に実行されていく。
以上説明したように、本発明によれば、一走査期間中のAPC回数を最大化することにより、画像データに依存する光出力変動を抑制し、画質劣化を抑制することができる。
(実施例2)
図5に、本発明の他の実施例における半導体レーザ制御装置の概略構成図を示す。半導体レーザアレイ1は、20個のレーザダイオード発光源LD1〜LD20(101〜120)と、各発光源の光出力を検出するフォトダイオード10を内蔵している。本実施例では内蔵フォトダイオードを使用して光出力を検出しているが、外部のフォトダイオードを使用してもよい。半導体レーザアレイ1の各発光源101〜120から出射したビームは、一定速度で回転する回転多面鏡(図示しない)で反射し、fθレンズ(図示しない)を通り、感光ドラム(図示しない)上を走査する。感光ドラムは一定速度で回転しており、ビームが感光ドラムを走査している期間中にON/OFFすることで、感光ドラム上に静電潜像が形成される。
書き出し位置検出センサ11は、感光ドラムより先に走査ビームが通過する位置に設置され、ビームを受光すると、書き出し位置検出信号BDを書込み制御部8へ送信する。
上位装置9は、書き込み制御部8に対し、一走査期間毎に一走査分の画像データを送信する。
書込み制御部8は、上位装置9より送信される画像データに対し、解像度変換、エッジ補正、ガンマ補正等の画像処理を実施し、画像データ変調信号VD1〜VD20を出力する。画像処理済みの画像データは、書き込み制御部8の内部RAM12でバッファし、RAM12の記憶データ(RAM_DATA)はAPC制御部30からも参照できるようになっている。
また、回転多面鏡による走査位置を検出するための主走査カウンタ(図示しない)を備え、印刷領域走査中であることを示す信号PRINT_GATEと、書き出し位置検出センサ11にレーザを照射するための書き出し位置探知期間であることを示す信号BD_GATEを生成する。主走査カウンタは、周期が1画素相当の発光時間に等しい画素クロックをカウントし、カウント値LINE_COUNTを出力し、書き出し位置検出信号BDでカウンタ値をクリアする。
セレクタ7は、書き込み制御部8から送られてくる信号PRINT_GATEとBD_GATEに従って、LD駆動部2へ出力する信号を選択する。PRINT_GATEがアサート中の場合は、書き込み制御部8が出力する画像データ変調信号(VD1〜20)をLD駆動部2へ出力し、PRINT_GATEがネゲート中、かつ、BD_GATEがネゲート中の場合は、APC制御部30が出力するLD発光信号(LD_APC_ON1〜20)をLD駆動部2へ出力し、PRINT_GATEがネゲート中、かつ、BD_GATEがアサート中の場合は、全LDを発光させる信号をLD駆動部2へ出力する。
LD駆動部2は、セレクタ7の出力信号LD_ON1〜20のON/OFFに従って、LD1〜LD20(101〜120)に供給する電流をON/OFFする。また、各発光源用にAPC回路を備えており、APC実行期間を示す信号APC_ENB1〜20がON期間中に、光出力検出部4の光出力モニタ信号PDの値が所望の値となるように供給電流量を制御する。
光出力検出部4は、フォトダイオード10で検出した信号を増幅し、LD駆動部2へ光出力モニタ信号PDを送信する。
APC制御部30は、書き込み制御部8の内部RAM12に記憶した画像データ(RAM_DATA)の内容から、フォトダイオードが飽和から回復する位置、及び、各発光源の光出力変動量を予測し、各レーザダイオード発光源LD1〜LD20のAPCを実行する順番と、APC実行タイミングと、一走査期間あたりのAPC実行回数を制御する。
図6に、本発明の他の実施例におけるAPC制御部の構成図を示す。
飽和回復位置予測部3801は、フォトダイオード10が飽和するような発光パターン、例えば、同時に5個以上の発光源が発光するパターン等、で発光する時間を、画像データ(RAM_DATA)から特定し、さらに、フォトダイオード10が飽和するような発光パターンが出現したタイミングを加味して、例えば、印刷領域開始直後に発生した飽和発光パターンは無視し、印刷領域終了付近で発生した飽和発光パターンに重み付けして、印刷領域終了後(PRINT_GATEがネゲート)からフォトダイオード10が飽和から回復するまでの時間を予測し、飽和回復位置記憶レジスタ33に、書き出し位置検出信号BDを検出してからフォトダイオードの飽和が回復するまでの時間を画素クロック数換算した値(T)を記憶する。APC実行回数は、実施例1と同じく、APC演算部31にて下記の数式より算出する(小数点以下は切捨て)。
=(T−T−T−T)/(T

光出力変動量予測部39は、各発光源毎の一走査期間内での総発光時間と、隣接する発光源の発光時間を、画像データ(RAM_DATA)から特定し、各発光源毎の一走査期間内での総発光時間と、隣接する発光源の発光時間と、前回のAPCを実施してからの経過時間(何走査前にAPCを実行したか)から、各レーザダイオード発光源LD1〜LD20の光出力変動量を予測する。光出力変動量予測値が大きい発光源の番号を、変動量が大きいものから順番に、APC優先順位1位記憶レジスタ3701からAPC優先順位20位記憶レジスタ3720までに記憶する。
APC演算部31は、APC優先順位x位記憶レジスタ(xは1〜20のどれかの数値)のうち、優先順位の高いレジスタから上位N個に記憶されている番号に対応する発光源のAPCを実行するため、各APC実行発光源に対応する、APC_ENBxON時間設定レジスタ(301〜320)と、APC_ENBxOFF時間設定レジスタ(321〜340)と、LD_APC_ONxON時間設定レジスタ(341〜360)と、LD_APC_ONxOFF時間設定レジスタ(361〜380)を設定する(ここで、xは1〜20のうち1つの発光源番号を示している)。
APC信号生成部32は、APC_ENB1〜20のアサート/ネゲートと、LD_APC_ON1〜20のアサート/ネゲートを制御しており、LD_APC_ONxON時間設定レジスタ(341〜360)の設定値TL−ON(x)を、LINE_COUNTの値と比較し、値が等しければ対応する信号LD_APC_ONxをアサートし、LD_APC_ONxOFF時間設定レジスタ(361〜380)の設定値TL−OFF(x)を、LINE_COUNTの値と比較し、値が等しければ対応する信号LD_APC_ONxをネゲートし、APC_ENBxON時間設定レジスタ(301〜320)の設定値TE−ON(x)を、LINE_COUNTの値と比較し、値が等しければ対応する信号APC_ENBxをアサートし、APC_ENBxOFF時間設定レジスタ(321〜340)の設定値TE−OFF(x)を、LINE_COUNTの値と比較し、値が等しければ対応する信号APC_ENBxをネゲートする(ここで、xは1〜20のうち1つの発光源番号を示している)。
以上説明したように、本発明によれば、一走査期間中のAPC回数を最大化し、光出力変動量の大きい発光源のAPCを優先して実施する、すなわち、光出力変動量の大きい発光源のAPC実行間隔を短くし、光出力変動量の小さい発光源のAPC実行間隔を長くすることにより、画像データに依存する光出力変動を抑制し、画質劣化を抑制することができる。
1は半導体レーザアレイ、2はLD駆動部、3はAPC制御部、4は光出力検出部、5はレーザ発光判定部、6は電流供給判定部、7はセレクタ、8は書込み制御部、9は上位装置、10はフォトダイオード、11は書き出し位置検出センサ、12はRAM、20はサンプル/ホールドコンデンサ、21は電流源、22はスイッチ、23は差動増幅器、24はD/Aコンバータ、25は電流源、26はD/Aコンバータ、27はスイッチ、28はAPC回路、29はバイアス電流制御部、30はAPC制御部、31はAPC演算部、32はAPC信号生成部、33は飽和回復位置記憶レジスタ、34は1チャンネルあたりのAPC時間記憶レジスタ、35は走査周期記憶レジスタ、36は書き出し位置探知期間記憶レジスタ、37はAPC開始チャンネル記憶レジスタ、38は飽和状態検出論理、39は光出力変動量予測部、101〜120はレーザダイオード発光源LD1〜20、201〜220はLDドライバ、301〜320はAPC_ENB1〜20ON時間設定レジスタ、321〜340はAPC_ENB1〜20OFF時間設定レジスタ、341〜360はLD_APC_ON1〜20ON時間設定レジスタ、361〜380はLD_APC_ON1〜20OFF時間設定レジスタ、3701〜3720はAPC優先順位1位〜20位記憶レジスタ、3801は飽和回復位置予測部である。
特開2008−182278号公報

Claims (4)

  1. 複数の発光源を有する半導体レーザアレイと、半導体レーザアレイの光出力強度を検出する光出力検出手段と、半導体レーザアレイの各発光源への供給電流量を制御する電流供給手段とを有し、前記電流供給手段は、半導体レーザアレイの各発光源を一個ずつ発光させたときの前記光出力検出手段の出力に基づいて、各発光源が所望の光出力で発光するように供給電流量を補正する自動光量制御を実施し、前記自動光量制御を実施するタイミングと回数を制御する光量補正制御部を有する、複数ビームを走査して感光体上に静電潜像を形成する電子写真装置の半導体レーザ制御装置において、
    前記光量補正制御部は、一走査期間内に実施する前記自動光量制御の回数を走査毎に変更でき、前記半導体レーザアレイに電流を供給しているかどうかを判定する電流供給判定手段と、前記光出力検出手段の出力を受信して、半導体レーザアレイがレーザ発光しているかどうかを判定するレーザ発光判定手段とを有し、前記光量補正制御部は、各走査期間毎の第一回目の自動光量制御を実施する前に、前記電流供給判定手段の出力と前記レーザ発光判定手段の出力とを参照し、電流を供給していない、かつ、レーザ発光していない状態に遷移したことを検出した後に自動光量制御を開始し、自動光量制御を開始するタイミングに基づいて各走査期間中に実行する自動光量制御の回数を決定することを特徴とする電子写真装置の半導体レーザ制御装置。
  2. 請求項1記載の電子写真装置の半導体レーザ制御装置において、各発光源の点灯/消灯を制御する画像データに基づいて、自動光量制御を開始するタイミングと、走査期間中に実施する自動光量制御の回数を決定することを特徴とする電子写真装置の半導体レーザ制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の電子写真装置の半導体レーザ制御装置において、半導体レーザアレイの各発光源の光出力変動量を予測し、光出力変動量の大きい発光源の自動光量制御を優先して実施することを特徴とする電子写真装置の半導体レーザ制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子写真装置の半導体レーザ制御装置において、半導体レーザアレイの発光源の数が、一走査期間内で実施できる自動光量制御の回数よりも多いことを特徴とする電子写真装置の半導体レーザ制御装置。
JP2009067734A 2009-03-19 2009-03-19 電子写真装置の半導体レーザ制御装置 Expired - Fee Related JP5504659B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009067734A JP5504659B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 電子写真装置の半導体レーザ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009067734A JP5504659B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 電子写真装置の半導体レーザ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010219485A JP2010219485A (ja) 2010-09-30
JP5504659B2 true JP5504659B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=42977968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009067734A Expired - Fee Related JP5504659B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 電子写真装置の半導体レーザ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5504659B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5836736B2 (ja) 2010-09-29 2015-12-24 キヤノン株式会社 現像剤補給容器、現像剤補給システム及び画像形成装置
JP2015201587A (ja) * 2014-04-10 2015-11-12 株式会社島津製作所 半導体レーザ駆動回路
JP6665835B2 (ja) * 2017-07-18 2020-03-13 株式会社島津製作所 半導体レーザ装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001105654A (ja) * 1999-10-13 2001-04-17 Ricoh Co Ltd 画像記録装置
JP2002307751A (ja) * 2001-04-16 2002-10-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像記録装置
JP3707073B2 (ja) * 2001-07-27 2005-10-19 リコープリンティングシステムズ株式会社 光量制御方法
JP2004276506A (ja) * 2003-03-18 2004-10-07 Fuji Xerox Co Ltd 光量制御装置
JP4792723B2 (ja) * 2004-09-24 2011-10-12 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010219485A (ja) 2010-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1844940B1 (en) Image forming apparatus, optical scanning apparatus, and auto light power control method
US7170536B2 (en) Light beam scanning apparatus and image forming apparatus
JP6238560B2 (ja) 画像形成装置
US9091955B2 (en) Image forming apparatus
JP5504659B2 (ja) 電子写真装置の半導体レーザ制御装置
JPH03110583A (ja) 光ビーム駆動装置
JP2004101656A (ja) 画像形成装置、光書込装置および光書込装置のapc制御方法
JP5102727B2 (ja) 電子写真装置
JP2001150726A (ja) 光書込装置
US8520042B2 (en) Exposure apparatus, control method thereof, and image forming apparatus
JP6378538B2 (ja) 画像形成装置
JP2007015328A (ja) 発光体測光装置
JP2006091553A (ja) 光量制御装置
JP2001293903A (ja) 画像形成装置
KR100586508B1 (ko) 전사사진 화상형성장치 및 화상형성방법
JP4263947B2 (ja) 光書込装置
JP4804884B2 (ja) 光書き込み装置及び画像形成装置
JP2016141099A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2009090525A (ja) 画像形成装置及びその調整方法
JP6921716B2 (ja) 走査装置及び画像形成装置
JP2008003490A (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
JP2002307751A (ja) 画像記録装置
JP6642015B2 (ja) 光ビーム走査装置及び光ビーム走査方法
JP2002264386A (ja) 画像形成装置
JP2003072147A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120621

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140303

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees