JP5501668B2 - 半導体装置の製造方法、半導体チップ及び半導体ウェハ - Google Patents

半導体装置の製造方法、半導体チップ及び半導体ウェハ Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法、半導体チップ及び半導体ウェハに関する。
一般的に、半導体チップは、1枚の半導体ウェハ(以下、単にウェハ)にそれぞれ半導体チップ(以下、単にチップ)となるチップ構成部を複数形成し、ウェハをスクライブ線に沿ってダイサーにより切断する(ダイシングする)ことにより各チップ構成部を相互に分離させることによって製造される。
各チップ構成部を分離させる前の段階で、1枚のウェハ内の複数のチップ構成部に対して一括して検査を行うなどの目的のため、隣り合うチップ構成部を相互に電気的に接続する接続配線を設けることがある。このようにチップ構成部間を接続する接続配線を形成する点については、例えば、特許文献1〜3に記載されている。
チップ構成部間の接続配線は、ダイシングの際にダイサーにより切断される。ダイシングの際には、ウェハにチッピングが発生することがある。
特許文献4には、接続配線についての記載はないが、ダイシングの際のウェハのチッピングの拡大を抑制する目的で、スクライブ線領域の全域に亘って矩形のダミーパターンを格子状に配置するようにした技術が開示されている。なお、特許文献4は、CMP(化学的機械的研磨法)における面内均一性向上のために配置されるダミーパターンに関する。このため、このダミーパターンは、Cu(銅)からなるものと考えられる。
特開2000−286316号公報 特開平8−181330号公報 特開平5−29413号公報 特開2004−235357号公報
接続配線の配置領域及びその近傍では、接続配線がダイサーに巻き込まれるなどの原因により、接続配線及びその周囲の構成がめくれるなどするため、ダイシングの際にチッピングが発生しやすい。
しかしながら、特許文献4の技術のようにスクライブ線領域の全域にダミーパターンを配置すると、ダミーパターンの存在によりダイシングが困難となってしまう。
このように、ダイシング性の低下を抑制することと、ダイシングの際における半導体ウェハのチッピングの拡大を抑制することとを両立させることは困難だった。
本発明は、半導体ウェハに、複数の配線層を形成し、それぞれ前記複数の配線層の一部を含む半導体チップとなるチップ構成部を複数形成し、相互に隣り合う前記チップ構成部を何れかの前記配線層に含まれる接続配線を介して相互に電気的に接続する第1工程と、相互に隣り合う前記チップ構成部の間において前記接続配線と交差するように延伸するスクライブ線に沿って、前記半導体ウェハを切断することによって、前記チップ構成部の各々を相互に分離させて前記半導体チップを形成する第2工程と、をこの順に行い、前記第1工程では、複数のダミーメタルからなるダミーメタルパターンを、前記複数の配線層のうち、前記接続配線の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、前記接続配線の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ形成することを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
この半導体装置の製造方法によれば、複数のダミーメタルからなるダミーメタルパターンを、複数の配線層のうち、接続配線の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、接続配線の配置領域及びその近傍と対応する範囲に形成するので、すなわち、ダイシングの際にチッピングが発生しやすい箇所にダミーメタルパターンを配置するので、ダイシングの際におけるチッピングの拡大を好適に抑制することができる。なぜなら、チッピングにより生じる割れ目がダミーメタルに突き当たることによって、チッピングの進行が食い止められるからである。しかも、接続配線の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、接続配線の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ、ダミーメタルパターンを形成するので、それ以外の範囲にもダミーメタルパターンを形成する場合と比べて、ダミーメタルの存在自体によってダイシング性が損なわれてしまうことを抑制でき、ダイシングを容易に行うことができるようになる。つまり、ダイシング性の低下を抑制することと、ダイシングの際における半導体ウェハのチッピングの拡大を抑制することとを両立させることができる。
また、本発明は、半導体基板と、この半導体基板上に形成されている複数の配線層と、を備え、何れかの前記配線層に含まれる配線の先端が半導体チップの端面に露出し、更に、前記複数の配線層のうち、前記露出している前記配線の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、前記露出している前記配線の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ形成されている、複数のダミーメタルからなるダミーメタルパターンを備えることを特徴とする半導体チップを提供する。
また、本発明は、複数の配線層と、それぞれ前記複数の配線層の一部を含む半導体チップとなる複数のチップ構成部と、何れかの前記配線層に含まれ、相互に隣り合う前記チップ構成部を相互に電気的に接続する接続配線と、前記複数の配線層のうち、前記接続配線の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、前記接続配線の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ形成されている、複数のダミーメタルからなるダミーメタルパターンと、を備えることを特徴とする半導体ウェハを提供する。
本発明によれば、ダイシング性の低下を抑制することと、ダイシングの際における半導体ウェハのチッピングの拡大を抑制することとを両立させることができる。
第1の実施形態に係る半導体ウェハの要部の平面構造を示す図である。 第1の実施形態に係る半導体ウェハの要部の平面構造を示す図であり、ダミーメタルパターンの図示を省略した図である。 第1の実施形態に係る半導体ウェハの要部を示す断面図である。 第1の実施形態に係る半導体ウェハの平面図である。 第1の実施形態の動作を説明するための図である。 第1の実施形態に係る半導体チップの端部の平面構造を示す図である。 第1の実施形態に係る半導体チップの端面を示す正面図である。 第1の変形例に係る半導体ウェハの要部の断面構造を示す図である。 第2の変形例に係る半導体ウェハの要部の断面構造を示す図である。 第3の変形例に係る半導体ウェハの要部の断面構造を示す図である。 第4の変形例に係る半導体ウェハの要部の断面構造を示す図である。 第5の変形例に係る半導体ウェハの要部の断面構造を示す図である。 第6の変形例に係る半導体ウェハの要部の断面構造を示す図である。 第7の変形例に係る半導体ウェハのダミーメタルパターンの平面的配置を示す図である。 第8の変形例に係る半導体ウェハのダミーメタルパターンの平面的配置を示す図である。 ダミーメタルパターンが無い場合の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
図1乃至図3は第1の実施形態に係る半導体ウェハ(以下、単にウェハ)1の要部を示す図である。このうち図1及び図2はウェハ1の平面構造を示す。また、図3は図1のA−A線に沿った断面形状を示す。図4は第1の実施形態に係る半導体ウェハ1の平面図、図5は第1の実施形態の動作を説明するための図である。図6は第1の実施形態に係る半導体チップ(以下、単にチップ)60の端部の平面構造を示す図、図7は第1の実施形態に係るチップ60の端面60aを示す正面図である。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法では、ウェハ1に、複数の配線層(例えば、下層配線層41及び表層配線層42)を形成し、それぞれ複数の配線層の一部を含むチップ60となるチップ構成部2を複数形成し、相互に隣り合うチップ構成部2を何れかの配線層(例えば、下層配線層41)に含まれる接続配線3を介して相互に電気的に接続する第1工程と、相互に隣り合うチップ構成部2の間において接続配線3と交差するように延伸するスクライブ線4に沿って、ウェハ1を切断することによって、チップ構成部2の各々を相互に分離させてチップ60を形成する第2工程と、をこの順に行う。第1工程では、複数のダミーメタル5からなるダミーメタルパターン6を、複数の配線層のうち、接続配線3の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層(例えば、表層配線層42)において、接続配線3の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ形成する。また、本実施形態に係るチップ60は、半導体基板(シリコン基板21)と、この半導体基板上に形成されている複数の配線層(例えば、下層配線層41及び表層配線層42)と、を備え、何れかの配線層(例えば、下層配線層41)に含まれる配線7の先端がチップ60の端面に露出し、更に、複数の配線層のうち、露出している配線7の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層(例えば、表層配線層42)において、露出している配線7の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ形成されている、複数のダミーメタル5からなるダミーメタルパターン6を備える。また、本実施形態に係るウェハ1は、複数の配線層(例えば、下層配線層41及び表層配線層42)と、それぞれ複数の配線層の一部を含むチップ60となる複数のチップ構成部2と、何れかの配線層(例えば、下層配線層41に含まれ、相互に隣り合うチップ構成部2を相互に電気的に接続する接続配線3と、複数の配線層のうち、接続配線3の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層(例えば、表層配線層42)において、接続配線3の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ形成されている、複数のダミーメタル5からなるダミーメタルパターン6と、を備える。以下、詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るウェハ1の構成を説明する。
図4のB部には、ウェハ1のA部を拡大して示している。図4に示すように、本実施形態に係るウェハ1は、複数のチップ構成部2と、相互に隣り合うチップ構成部2を相互に電気的に接続する接続配線3と、を備える。
接続配線3は、詳細には、図1に示すように、チップ構成部2が備える配線11と、このチップ構成部2に対して隣り合うチップ構成部2が備える配線11と、を相互に電気的に接続している。ここで、図1では接続配線3の配置が分かりづらいため、図1に記載されているダミーメタルパターン6の図示を省略した状態を図2に示す。
図1及び図3に示すように、ウェハ1は、複数のダミーメタル5からなるダミーメタルパターン6を備える。本実施形態の場合、例えば、図3に示すように、ダミーメタルパターン6は、接続配線3の上層の配線層である表層配線層42に形成されている。ダミーメタルパターン6は、例えば、接続配線3の上層にのみ形成されている。このダミーメタルパターン6は、ウェハ1の面方向に広がりを持つように形成されている。ただし、ダミーメタルパターン6は、表層配線層42において、接続配線3の配置領域及びその近傍と対応する範囲(図3のダミーメタル配置範囲39)にのみ形成されている。ダミーメタルパターン6は、例えば、スクライブ線4の長手方向において、接続配線3からの距離が50μm以内の範囲にのみ形成されていることが好ましい。このようなダミーメタルパターン6を配置することにより、ダイシングの際にチッピングが発生した場合に、そのチッピングの拡大を抑制することができる。
ダミーメタルパターン6を構成する個々のダミーメタル5は、例えば、平面形状が矩形状であることが挙げられる。ただし、ダミーメタル5の平面形状は、その他の多角形状などにしても良い。また、図1にはマトリクス状に配置されたダミーメタル5からなるダミーメタルパターン6を例示しているが、ダミーメタルパターン6におけるダミーメタル5の配置はこの例に限らない。ダミーメタル5は、例えば、Al(アルミニウム)などの金属により構成されている。
接続配線3及び配線11は、例えば、電源を供給するための電源線である。一般に、電源線は信号線よりも配線幅が太い。このため、接続配線3が信号線である場合よりも、接続配線3が電源線である場合の方が、ダイシングの際のめくれが発生しやすい。
接続配線3及び配線11は、例えば、Alなどの金属により構成されている。接続配線3の配線幅(幅)は、例えば、40μm以上80μm以下であることが好ましい。
図3に示すように、接続配線3は、例えば、チップ構成部2の複数の配線層のうち表層の配線層から数えて2番目以降の配線層に形成されている。図3の例では、具体的には、チップ構成部2における表層の配線層である表層配線層42から数えて2番目の配線層である下層配線層41に接続配線3が形成されている。一般に、チップ構成部2の配線は、表層に近い程、厚く形成される。このため、接続配線3を下層配線とする方がダイシングが容易となる。
以下、図3を参照してウェハ1のより詳細な構造の一例を説明する。ウェハ1は、例えば、シリコン基板21を備える。このシリコン基板21上には、STI(Shallow Trench Isolation)構造の素子分離領域22と、p型MOSトランジスタ23と、n型MOSトランジスタ24と、が形成されている。
p型MOSトランジスタ23及びn型MOSトランジスタ24の各々は、ゲート絶縁膜25と、ゲート電極26と、エクステンション領域27と、サイドウォール28と、ソース・ドレイン拡散領域29と、ゲート電極26上及びソース・ドレイン拡散領域29上に形成されたシリサイド層30と、を備えて構成されている。
更に、ウェハ1は、素子分離領域22、p型MOSトランジスタ23及びn型MOSトランジスタ24を覆う第1層間絶縁膜31と、接続配線3を含む下層配線層41と、下層配線層41を覆う第2層間絶縁膜32と、第2層間絶縁膜32上に形成された表層配線層42と、パッシベーション膜43と、を備える。下層配線層41には、接続配線3の他に、配線11及び配線12が含まれる。配線12とソース・ドレイン拡散領域29上のシリサイド層30とは、第1層間絶縁膜31を貫通するように設けられたコンタクトプラグ33を介して相互に電気的に接続されている。表層配線層42には、ダミーメタル5(ダミーメタルパターン6)及び表層配線13が含まれる。この表層配線13と配線12とは、第2層間絶縁膜32を貫通するビア34を介して相互に電気的に接続されている。
このような構造のウェハ1において、図3の配線11から左側の部分がチップ構成部2を構成する。
次に、本実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法は、例えば上述した構造のウェハ1の製造工程と、このウェハ1をスクライブ線4(図1)に沿って切断することにより個々のチップ構成部2を個片化して(チップ構成部2の各々を相互に分離させて)チップ60を形成する工程とを含む。なお、図3では、境界線4aよりも右側の領域がスクライブ線4の領域(スクライブ線領域)である。
先ず、一般的なCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)の製造プロセスを用いて、シリコン基板21上にp型MOSトランジスタ23及びn型MOSトランジスタ24を作成する。すなわち、シリコン基板21上に、素子分離領域22、ゲート絶縁膜25、ゲート電極26、エクステンション領域27、サイドウォール28、ソース・ドレイン拡散領域29及びシリサイド層30を形成することにより、p型MOSトランジスタ23及びn型MOSトランジスタ24を作成する。
次に、素子分離領域22、p型MOSトランジスタ23及びn型MOSトランジスタ24を覆うように第1層間絶縁膜31を形成する。次に、この第1層間絶縁膜31においてソース・ドレイン拡散領域29と対応する位置にコンタクトホール14を形成し、このコンタクトホール14内にコンタクトプラグ33を形成する。
次に、接続配線3、配線11及び配線12を含む下層配線層41を、金属(例えばAl)により一括して形成する。なお、配線12はコンタクトプラグ33と導通されるように配置する。下層配線層41の形成は、例えば、第1層間絶縁膜31上及びコンタクトプラグ33上に金属膜を形成した後、フォトリソグラフィー法によりマスクパターンを形成し、このマスクパターンを介してエッチングを行い、更にそのマスクパターンを除去することにより、行うことができる。
次に、接続配線3、配線11及び配線12を覆うように第1層間絶縁膜31上に第2層間絶縁膜32を形成する。次に、この第2層間絶縁膜32において所定の配線12と対応する位置にビアホール15を形成し、このビアホール15内にビア34を形成する。
次に、第2層間絶縁膜32上に、表層配線13及びダミーメタル5(ダミーメタルパターン6)を含む表層配線層42を、金属(例えばAl)により一括して形成する。ここで、表層配線層42の形成は、例えば、第2層間絶縁膜32上及びビア34上に金属膜を形成した後、フォトリソグラフィー法によりマスクパターンを形成し、このマスクパターンを介してエッチングを行い、更にそのマスクパターンを除去することにより、行うことができる。
ここで、ダミーメタルパターン6は、接続配線3の上層の配線層である表層配線層42において、ウェハ1の面方向に広がりを持つように、接続配線3の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ形成する。ダミーメタルパターン6は、例えば、スクライブ線4の長手方向において、接続配線3からの距離が50μm以内の範囲にのみ形成する。
次に、表層配線13の一部とダミーメタル5とを覆うようにパッシベーション膜43を形成する。
以上により、ウェハ1は図3の状態となる。この状態において、ウェハ1上には複数のチップ構成部2が形成されている。そして、相互に隣り合うチップ構成部2が接続配線3を介して相互に電気的に接続されている。
ここで、上述のように、接続配線3及び配線11は、例えば、電源線である。このようにウェハ1上にチップ構成部2を形成した段階で、接続配線3を順次に介することによりウェハ1上の各チップ構成部2の配線11に対して一括して電源供給を行い、これらチップ構成部2に対して検査等を行うことができる。
次に、ダイシングを行う。つまり、相互に隣り合うチップ構成部2の間において接続配線3と交差するように延伸するスクライブ線4に沿って導体ウェハ1をダイサー(図示略)により切断することによって、チップ構成部2の各々を相互に分離させて、チップ60を形成する。
図5に示すダイシングストリート16は、ダイシングの際におけるダイサーのダイシングブレード(図示略)の通り道である。ダイシングストリート16は、例えば、スクライブ線4の中央部(スクライブ線4の長手方向に対して直交する方向における該スクライブ線4の中央部)に位置する。ウェハ1は、このダイシングストリート16において切断されて、該ダイシングストリート16の両側のチップ構成部2が相互に分離される。なお、ダイシングブレードのブレード幅は、例えば、20μm〜30μm程度であるため、ダイシングストリート16の幅も、このブレード幅と同程度となる。
このダイシングの際には、図5に網掛けで示すように、ウェハ1にチッピング17が発生することがある。また、チッピング17は、特に、接続配線3の配置領域及びその近傍において発生しやすい。なぜなら、接続配線3がダイサーのダイシングブレードに巻き込まれるなどの原因により、接続配線3及びその周囲の構成(例えば、第1及び第2層間絶縁膜31、32)がめくれてしまったりするためである。
ここで、ウェハにダミーメタルパターン6が形成されていない場合にはチッピング17がどのように広がるのかを図16を参照して説明する。
図16に示すように、ウェハにダミーメタルパターン6が形成されていない場合に、ダイシングの際にチッピング17が発生すると、このチッピング17の広がりを有効に食い止めることができず、チッピング17が広い範囲に拡大しやすい。
これに対し、本実施形態では、上述のようにダミーメタルパターン6がウェハ1に形成されているので、以下に説明するように、チッピング17の広がりを抑制することができる。
ダミーメタルパターン6は、接続配線3の上層の配線層である表層配線層42において、ウェハ1の面方向に広がりを持つように、接続配線3の配置領域及びその近傍と対応する範囲に形成されている。つまり、ダミーメタルパターン6は、ダイシングの際にチッピングが発生しやすい箇所に配置されている。
ダイシングの際にチッピング17が発生した場合、このチッピング17により生じる割れ目は、ダイシングストリート16からチップ構成部2側に向けて広がるが、例えば図5に示すように、この割れ目がダミーメタル5に突き当たることによって、チッピング17の進行(広がり)が食い止められる。これにより、チッピング17の広がりを抑制することができる。
しかも、ダミーメタルパターン6は、接続配線3の上層において、接続配線3の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ配置されている。このため、これ以外の範囲にもダミーメタルパターンを形成する場合(例えば、特許文献4)と比べて、ダミーメタル5の存在自体によってダイシング性が損なわれてしまうことを抑制でき、ダイシングを容易に行うことができるようになる。
このように、本実施形態では、ダイシング性の低下を抑制することと、ダイシングの際におけるウェハ1のチッピング17の拡大を抑制することとを両立させることができる。
次に、このようなダイシングによって得られる個片化されたチップ60の構造について図6及び図7を参照して説明する。図6は個片化されたチップ60の端部の平面構造を示す図であり、図7は個片化されたチップ60の端面60aを示す概略的な正面図である。
図7に示すように、ダイシングにより個片化されたチップ60の端面60aには、配線7が露出している。この配線7は、個片化される前の段階では、当該チップ60となるチップ構成部2と、当該チップ構成部2の隣に位置していた別のチップ構成部2と、を相互に電気的に接続する接続配線3として機能していたものである。
更に、図6及び図7に示すように、配線7の上層の配線層において、配線7の配置領域及びその近傍と対応する範囲には、チップ60の面方向に広がりを持つように、複数のダミーメタル5からなるダミーメタルパターン8が形成されている。このダミーメタルパターン8は、個片化される前の段階のダミーメタルパターン6の一部(およそ半分の部分)である。
以上のような第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、複数のダミーメタル5からなるダミーメタルパターン6を、複数の配線層(下層配線層41及び表層配線層42)のうち、接続配線3の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層(例えば、表層配線層42)において、接続配線3の配置領域及びその近傍と対応する範囲に形成するので、すなわち、ダイシングの際にチッピング17が発生しやすい箇所にダミーメタルパターン6を配置するので、ダイシングの際におけるチッピング17の拡大を好適に抑制することができる。なぜなら、チッピング17により生じる割れ目がダミーメタル5に突き当たることによって、チッピング17の進行が食い止められるからである。しかも、接続配線3の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、接続配線3の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ、ダミーメタルパターン6を形成するので、それ以外の範囲にもダミーメタルパターン6を形成する場合と比べて、ダミーメタル5の存在自体によってダイシング性が損なわれてしまうことを抑制でき、ダイシングを容易に行うことができるようになる。つまり、ダイシング性の低下を抑制することと、ダイシングの際におけるウェハ1のチッピング17の拡大を抑制することとを両立させることができる。
また、第1の実施形態に係るチップ60によれば、チップ60の端面60aに配線7が露出していることから、ダイシング前の段階(このチップ60がウェハ1のチップ構成部2であった段階)では、このチップ構成部2はこの配線7を介して隣のチップ構成部2と電気的に接続されていた蓋然性が高いと言える。そして、その配線7の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、その配線7の配置領域及びその近傍と対応する範囲にダミーメタルパターン8が形成されているので、ダイシングの際にチッピング17が発生しやすい箇所にダミーメタルパターン8が配置されていると言え、ダイシングの際におけるチッピング17の拡大が好適に抑制されていたと言える。なぜなら、チッピング17により生じる割れ目がダミーメタル5に突き当たることによって、チッピング17の進行が食い止められていたと言えるからである。しかも、その配線7の配置領域の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、その配線7の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ、ダミーメタルパターン8が形成されているので、それ以外の範囲にもダミーメタルパターン8が形成されている場合と比べて、ダミーメタル5の存在自体によってダイシング性が損なわれてしまうことが抑制されていたと言える。つまり、ダイシング性の低下を抑制することと、ダイシングの際におけるウェハ1のチッピング17の拡大を抑制することとを両立させることができていたと言える。
また、第1の実施形態に係る半導体ウェハ1によれば、接続配線3の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、接続配線3の配置領域及びその近傍と対応する範囲にダミーメタルパターン6を備えるので、すなわち、ダイシングの際にチッピング17が発生しやすい箇所にダミーメタルパターン6が配置されているので、ダイシングの際におけるチッピング17の拡大を好適に抑制することができる。なぜなら、チッピング17により生じる割れ目がダミーメタル5に突き当たることによって、チッピング17の進行が食い止められるからである。しかも、接続配線3の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、接続配線3の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ、ダミーメタルパターン6を備えるので、それ以外の範囲にもダミーメタルパターン6を備える場合と比べて、ダミーメタル5の存在自体によってダイシング性が損なわれてしまうことを抑制でき、ダイシングを容易に行うことができるようになる。つまり、ダイシング性の低下を抑制することと、ダイシングの際におけるウェハ1のチッピング17の拡大を抑制することとを両立させることができる。
また、接続配線3は、電源線であり、相互に隣り合うチップ構成部2の電源線としての配線11を相互に電気的に接続している。一般に電源線は信号線よりも配線幅が太い。よって、接続配線3が信号線である場合よりもダイシングの際のめくれが発生しやすく、チッピング17も発生しやすい。この場合に、上述したようなダミーメタルパターン6を接続配線3の配置領域及びその近傍と対応する範囲に配置したことにより、チッピング17の拡大を抑制することができる。つまり、接続配線3が信号線である場合よりも、接続配線3が電源線である場合の方が、上述したようなダミーメタルパターン6を配置することの効果が高いと言える。
また、ダミーメタルパターン6を接続配線3の上層にのみ形成することにより、接続配線3は必然的にチップ構成部2の表層から遠ざけて配置することができる(下層に配置することができる)。上述のように、チップ構成部2の配線は一般に表層に近い程厚く形成されるため、このように接続配線3を下層に配置する方が、つまり、表層配線よりも接続配線3が薄い方が、ダイシングが容易となる。接続配線3を複数の配線層のうち最も表層の配線層から数えて2番目以降の配線層に形成することによっても、同様に、ダイシングを容易にすることができる。
上記の第1の実施形態では、接続配線3の上層にダミーメタルパターン6を配置した例を説明したが、例えば、図8に示す第1の変形例のように、接続配線3の下層に(層間絶縁膜35を介して)ダミーメタルパターン6を配置しても良い。
また、上記の第1の実施形態では、接続配線3の上層にのみダミーメタルパターン6を配置した例を説明したが、例えば、図9に示す第2の変形例のように、接続配線3の上層及び下層の配線層にそれぞれ(層間絶縁膜35を介して)ダミーメタルパターン6を配置しても良い。このようにダミーメタルパターン6を複数の配線層にそれぞれ形成することにより、チッピング17の広がりを一層好適に抑制することができる。
また、ダミーメタルパターン6を複数の配線層にそれぞれ形成する場合には、例えば、図10に示す第3の変形例のように、互いに異なる配線層に形成されるダミーメタル5をビア36を介して相互に接続(連結)しても良い。このように、互いに異なる配線層に位置するダミーメタル5を相互に接続することにより、これらダミーメタル5を相互に一体化させることができるため、ダイシングの際のめくれの発生を抑制することができ、結果、チッピング17の発生を抑制することができる。
互いに異なる配線層に形成されるダミーメタル5をビア36を介して相互に接続する構造の他の例としては、例えば、図11に示す第4の変形例のように、互いに異なる配線層に形成されるダミーメタル5を、これらダミーメタル5の複数箇所においてそれぞれビア36を介して相互に接続する構造が挙げられる。この場合、これらダミーメタル5をより強固に一体化させることができるため、ダイシングの際のめくれの発生をより好適に抑制することができ、結果、チッピング17の発生をより好適に抑制することができる。
互いに異なる配線層に形成されるダミーメタル5をビア36を介して相互に接続する構造の更に他の例としては、例えば、図12に示す第5の変形例、或いは、図13に示す第6の変形例が挙げられる。すなわち、互いに異なる少なくとも3つ以上の配線層(例えば、図12、図13に示すように3つの層)にそれぞれダミーメタルパターン6(図12、図13では図示略)を配置し、これら3つ以上の配線層に形成されるダミーメタル5をビア36を介して順次に接続することができる。
また、上記の第1の実施形態では、ダミーメタル5をマトリクス状に配置することによりダミーメタルパターン6が構成されている例を説明したが、例えば、図14に示す第7の変形例、或いは、図15に示す第8の変形例のようにダミーメタル5を配置することも好ましい。
図14及び図15の例では、スクライブ線4に沿って並ぶ第1及び第2のダミーメタル5a、5bと、これら第1及び第2のダミーメタル5a、5bに対しチップ構成部2(図14、図15では図示略)側に位置する第3のダミーメタル5cと、の間隔37が、第3のダミーメタル5cに突き当たるようなT字路状となるように、ダミーメタルパターン6を形成している。これにより、チッピング17が発生した場合の割れ目がこの間隔37に沿って広がる際に、この割れ目が第3のダミーメタル5cに突き当たるようにでき、チッピング17の広がりを一層好適に食い止めることができる。
図14の例の構造をより詳細に説明すると、ダミーメタルパターン6は、スクライブ線4に沿う方向に並ぶ複数のダミーメタル5からなるダミーメタル列38を複数列含み、ダミーメタル列38が複数列ずつ(図14の例では、2列ずつ)互いに千鳥状に配置されるように、ダミーメタルパターン6を形成している。すなわち、複数のダミーメタル列38のうち、ダミーメタル列38a及び該ダミーメタル列38aの隣に位置するダミーメタル列38bに含まれるダミーメタル5は、ダミーメタル列38a及びダミーメタル列38bの配置領域においてマトリクス状に配置されている。同様に、ダミーメタル列38bの隣に位置するダミーメタル列38c及び該ダミーメタル列38cの隣に位置するダミーメタル列38dに含まれるダミーメタル5は、ダミーメタル列38c及びダミーメタル列38dの配置領域においてマトリクス状に配置されている。ただし、ダミーメタル列38a及びダミーメタル列38bに含まれるダミーメタル5と、ダミーメタル列38c及びダミーメタル列38dに含まれるダミーメタル5とは、スクライブ線4の長手方向における配置が互いにずれている(千鳥状となっている)。図14の例では、ダミーメタル5の配置をこのように設定したことによって、チッピング17により第1及び第2のダミーメタル5a、5bの間に生じた割れ目が第3のダミーメタル5cに突き当たるようにしている。
図15の例の構造をより詳細に説明すると、ダミーメタルパターン6は、スクライブ線4の長手方向に沿う方向の寸法が互いに異なる複数種類(図15の例では3種類)のダミーメタル5(ダミーメタル51、52、53)を含む。スクライブ線4の長手方向に沿う方向の寸法は、ダミーメタル51よりもダミーメタル52の方が大きく、ダミーメタル52よりもダミーメタル53の方が大きい。具体的には、例えば、スクライブ線4の長手方向に沿う方向におけるダミーメタル52の寸法は、ダミーメタル51のそれの2倍程度に設定され、スクライブ線4の長手方向に沿う方向におけるダミーメタル53の寸法は、ダミーメタル52のそれの2倍程度に設定されている。そして、ダイシングストリート16を基準として、ダミーメタル51に対してチップ構成部2(図15では図示略)側の位置にダミーメタル52を配置し、更に、ダミーメタル52に対してチップ構成部2側の位置にダミーメタル53を配置している。図15の例では、ダミーメタル5の配置をこのように設定したことによって、チッピング17により第1及び第2のダミーメタル5a、5bの間に生じた割れ目が第3のダミーメタル5cに突き当たるようにしている。
また、上記においては、接続配線3が電源線である例(接続配線3が電源線としての配線11どうしを相互に電気的に接続する例)を説明したが、接続配線3は信号線であっても良い(接続配線3が信号線としての配線11どうしを相互に電気的に接続しても良い)。例えば、ウェハ1上にチップ構成部2を形成した段階で、接続配線3を順次に介することによりウェハ1上の各チップ構成部2に対して一括して信号入力を行い、これらチップ構成部2に対して検査等を行うことができる。
また、上記においては、素子分離をSTI構造の素子分離領域22により行う例を説明したが、素子分離はLOCOS(Local Oxidation of Silicon)により行うようにしても良い。また、上記においては、接続配線3及びダミーメタル5をAlにより形成する例を説明したが、接続配線3及びダミーメタル5はその他の金属(例えばCuなど)により形成しても良い。
なお、上記実施形態には以下の発明が開示されている。
(付記1)
半導体ウェハに、複数の配線層を形成し、それぞれ前記複数の配線層の一部を含む半導体チップとなるチップ構成部を複数形成し、相互に隣り合う前記チップ構成部を何れかの前記配線層に含まれる接続配線を介して相互に電気的に接続する第1工程と、
相互に隣り合う前記チップ構成部の間において前記接続配線と交差するように延伸するスクライブ線に沿って、前記半導体ウェハを切断することによって、前記チップ構成部の各々を相互に分離させて前記半導体チップを形成する第2工程と、
をこの順に行い、
前記第1工程では、複数のダミーメタルからなるダミーメタルパターンを、前記複数の配線層のうち、前記接続配線の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、前記接続配線の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2)
前記ダミーメタルパターンを、前記スクライブ線の長手方向における前記接続配線からの距離が50μm以内の範囲にのみ形成することを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)
前記接続配線は相互に隣り合う前記チップ構成部の電源線を互いに接続しており、
前記第1工程と前記第2工程との間に、前記接続配線を介して前記チップ構成部の前記電源線に電源を供給する第3工程を備えることを特徴とする付記1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)
前記接続配線及び前記ダミーメタルをAlにより形成することを特徴とする付記1乃至3の何れか1つに記載の半導体装置の製造方法。
(付記5)
前記ダミーメタルパターンを前記接続配線の上層にのみ形成することを特徴とする付記1乃至4の何れか1つに記載の半導体装置の製造方法。
(付記6)
前記接続配線を、前記複数の配線層のうち最も表層の配線層から数えて2番目以降の配線層に形成することを特徴とする付記1乃至5の何れか1つに記載の半導体装置の製造方法。
(付記7)
前記ダミーメタルパターンを複数の前記配線層にそれぞれ形成することを特徴とする付記1乃至6の何れか1つに記載の半導体装置の製造方法。
(付記8)
互いに異なる前記配線層に形成される前記ダミーメタルをビアを介して相互に接続することを特徴とする付記7に記載の半導体装置の製造方法。
(付記9)
互いに異なる前記配線層に形成される前記ダミーメタルを、これらダミーメタルの複数箇所においてそれぞれビアを介して相互に接続することを特徴とする付記7に記載の半導体装置の製造方法。
(付記10)
前記スクライブ線に沿って並ぶ第1及び第2の前記ダミーメタルの間隔が、これら第1及び第2のダミーメタルに対し前記チップ構成部側に位置する第3の前記ダミーメタルに突き当たるように、前記ダミーメタルパターンを形成することを特徴とする付記1乃至9の何れか1つに記載の半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記ダミーメタルパターンは、前記スクライブ線に沿う方向に並ぶ複数の前記ダミーメタルからなるダミーメタル列を複数列含み、
前記ダミーメタル列が複数列ずつ互いに千鳥状に配置されるように、前記ダミーメタルパターンを形成することを特徴とする付記10に記載の半導体装置の製造方法。
(付記12)
半導体基板と、この半導体基板上に形成されている複数の配線層と、を備え、
何れかの前記配線層に含まれる配線の先端が半導体チップの端面に露出し、
更に、前記複数の配線層のうち、前記露出している前記配線の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、前記露出している前記配線の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ形成されている、複数のダミーメタルからなるダミーメタルパターンを備えることを特徴とする半導体チップ。
(付記13)
前記露出している前記配線及び前記ダミーメタルはAlからなることを特徴とする付記12に記載の半導体チップ。
(付記14)
前記配線の幅は40μm以上80μm以下であることを特徴とする付記12又は13に記載の半導体チップ。
(付記15)
複数の配線層と、
それぞれ前記複数の配線層の一部を含む半導体チップとなる複数のチップ構成部と、
何れかの前記配線層に含まれ、相互に隣り合う前記チップ構成部を相互に電気的に接続する接続配線と、
前記複数の配線層のうち、前記接続配線の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、前記接続配線の配置領域及びその近傍と対応する範囲にのみ形成されている、複数のダミーメタルからなるダミーメタルパターンと、
を備えることを特徴とする半導体ウェハ。
(付記16)
前記ダミーメタルパターンは、前記スクライブ線の長手方向における前記接続配線からの距離が50μm以内の範囲にのみ形成されていることを特徴とする付記15に記載の半導体ウェハ。
(付記17)
前記接続配線は相互に隣り合う前記チップ構成部の電源線を互いに接続していることを特徴とする付記15又は16に記載の半導体ウェハ。
(付記18)
前記接続配線及び前記ダミーメタルはAlからなることを特徴とする付記15乃至17の何れか1つに記載の半導体ウェハ。
(付記19)
前記接続配線の幅は40μm以上80μm以下であることを特徴とする付記15乃至18の何れか1つに記載の半導体ウェハ。
1 半導体ウェハ
2 チップ構成部
3 接続配線
4 スクライブ線
4a 境界線
5 ダミーメタル
5a 第1のダミーメタル
5b 第2のダミーメタル
5c 第3のダミーメタル
6 ダミーメタルパターン
7 配線
8 ダミーメタルパターン
11 配線
12 配線
13 表層配線
14 コンタクトホール
15 ビアホール
16 ダイシングストリート
17 チッピング
21 シリコン基板
22 素子分離領域
23 p型MOSトランジスタ
24 n型MOSトランジスタ
25 ゲート絶縁膜
26 ゲート電極
27 エクステンション領域
28 サイドウォール
29 ソース・ドレイン拡散領域
30 シリサイド層
31 第1層間絶縁膜
32 第2層間絶縁膜
33 コンタクトプラグ
34 ビア
35 層間絶縁膜
36 ビア
37 間隔
38 ダミーメタル列
38a ダミーメタル列
38b ダミーメタル列
38c ダミーメタル列
38d ダミーメタル列
39 ダミーメタル配置範囲
41 下層配線層
42 表層配線層
43 パッシベーション膜
51 ダミーメタル
52 ダミーメタル
53 ダミーメタル
60 半導体チップ
60a 端面

Claims (19)

  1. 半導体ウェハに、複数の配線層を形成し、それぞれ前記複数の配線層の一部を含む半導体チップとなるチップ構成部を複数形成し、相互に隣り合う前記チップ構成部を何れかの前記配線層に含まれる接続配線を介して相互に電気的に接続する第1工程と、
    相互に隣り合う前記チップ構成部の間において前記接続配線と交差するように延伸するスクライブ線に沿って、前記半導体ウェハを切断することによって、前記チップ構成部の各々を相互に分離させて前記半導体チップを形成する第2工程と、
    をこの順に行い、
    前記第1工程では、複数のダミーメタルからなるダミーメタルパターンを、前記複数の配線層のうち、前記接続配線の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、第1の領域にのみ形成し、
    前記第1の領域は、前記接続配線の配置領域及びその近傍と対応する範囲であって、前記チップ構成部において前記接続配線が配置された領域の一部を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記ダミーメタルパターンを、前記スクライブ線の長手方向における前記接続配線からの距離が50μm以内の範囲にのみ形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記接続配線は相互に隣り合う前記チップ構成部の電源線を互いに接続しており、
    前記第1工程と前記第2工程との間に、前記接続配線を介して前記チップ構成部の前記電源線に電源を供給する第3工程を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記接続配線及び前記ダミーメタルをAlにより形成することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記ダミーメタルパターンを前記接続配線の上層にのみ形成することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記接続配線を、前記複数の配線層のうち最も表層の配線層から数えて2番目以降の配線層に形成することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記ダミーメタルパターンを複数の前記配線層にそれぞれ形成することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 互いに異なる前記配線層に形成される前記ダミーメタルをビアを介して相互に接続することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 互いに異なる前記配線層に形成される前記ダミーメタルを、これらダミーメタルの複数箇所においてそれぞれビアを介して相互に接続することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記スクライブ線に沿って並ぶ第1及び第2の前記ダミーメタルの間隔が、これら第1及び第2のダミーメタルに対し前記チップ構成部側に位置する第3の前記ダミーメタルに突き当たるように、前記ダミーメタルパターンを形成することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記ダミーメタルパターンは、前記スクライブ線に沿う方向に並ぶ複数の前記ダミーメタルからなるダミーメタル列を複数列含み、
    前記ダミーメタル列が複数列ずつ互いに千鳥状に配置されるように、前記ダミーメタルパターンを形成することを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 半導体基板と、この半導体基板上に形成されている複数の配線層と、を備え、
    何れかの前記配線層に含まれる第1の配線の先端が半導体チップの端面に露出し、
    更に、前記複数の配線層のうち、前記第1の配線の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、第1の領域にのみ形成されている、複数のダミーメタルからなるダミーメタルパターンを備え、
    前記第1の領域は、前記第1の配線の配置領域及びその近傍と対応する範囲であって、前記第1の配線と平面視において重なる領域の一部と、前記第1の配線が接続され且つ前記第1の配線よりも前記端面から遠くに位置する第2の配線と平面視において重なる領域の一部と、を含むことを特徴とする半導体チップ。
  13. 前記第1の配線及び前記ダミーメタルはAlからなることを特徴とする請求項12に記載の半導体チップ。
  14. 前記第1の配線の幅は40μm以上80μm以下であることを特徴とする請求項12又は13に記載の半導体チップ。
  15. 複数の配線層と、
    それぞれ前記複数の配線層の一部を含む半導体チップとなる複数のチップ構成部と、
    何れかの前記配線層に含まれ、相互に隣り合う前記チップ構成部を相互に電気的に接続する接続配線と、
    前記複数の配線層のうち、前記接続配線の上層と下層とのうちの少なくとも何れか1つの配線層において、第1の領域にのみ形成されている、複数のダミーメタルからなるダミーメタルパターンと、
    を備え、
    前記第1の領域は、前記接続配線の配置領域及びその近傍と対応する範囲であって、前記チップ構成部において前記接続配線が配置された領域の一部を含むことを特徴とする半導体ウェハ。
  16. 前記ダミーメタルパターンは、前記スクライブ線の長手方向における前記接続配線からの距離が50μm以内の範囲にのみ形成されていることを特徴とする請求項15に記載の半導体ウェハ。
  17. 前記接続配線は相互に隣り合う前記チップ構成部の電源線を互いに接続していることを特徴とする請求項15又は16に記載の半導体ウェハ。
  18. 前記接続配線及び前記ダミーメタルはAlからなることを特徴とする請求項15乃至17の何れか一項に記載の半導体ウェハ。
  19. 前記接続配線の幅は40μm以上80μm以下であることを特徴とする請求項15乃至18の何れか一項に記載の半導体ウェハ。
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