JP5501055B2 - 塗装エンボスステンレス鋼板およびその製造方法 - Google Patents

塗装エンボスステンレス鋼板およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5501055B2
JP5501055B2 JP2010070469A JP2010070469A JP5501055B2 JP 5501055 B2 JP5501055 B2 JP 5501055B2 JP 2010070469 A JP2010070469 A JP 2010070469A JP 2010070469 A JP2010070469 A JP 2010070469A JP 5501055 B2 JP5501055 B2 JP 5501055B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stainless steel
coating film
thermosetting resin
embossed stainless
steel plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010070469A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011201130A (ja
Inventor
尾和  克美
謙一 大久保
耕一郎 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Nisshin Co Ltd filed Critical Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Priority to JP2010070469A priority Critical patent/JP5501055B2/ja
Publication of JP2011201130A publication Critical patent/JP2011201130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5501055B2 publication Critical patent/JP5501055B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

本発明は、耐滑り性および塗膜密着性に優れる塗装エンボスステンレス鋼板およびその製造方法に関する。
ステンレス鋼板は、優れた外観を生かして、外装材や内装材、厨房機器などの広範な用途で使用されている。このように外観を生かした使用態様では、成形時に生じる傷や、使用時に付着する指紋や汚れなどが非常に目立ちやすい。そこで、耐傷付き性を向上させるとともに、指紋や汚れなどの付着による外観の劣化を抑制するために、ステンレス鋼板の表面にクリア塗膜を形成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、塗膜硬度が高く、耐傷付き性に優れるクリア塗装ステンレス鋼板の製造方法が記載されている。特許文献1に記載の製造方法では、ポリフッ化ビニリデンおよびアクリル樹脂の混合塗料を焼き付けた後、140℃以下の温度で再度加熱処理を行うことで、ポリフッ化ビニリデンのα型結晶の生成を抑制するとともに、β型結晶の生成を促進している。このようにして得られたクリア塗装ステンレス鋼板は、クリア塗膜中のβ型結晶化度が高く、耐傷付き性、塗膜密着性および意匠性に優れている。
一方、屋根材などの建材用に、耐滑り性に優れる塗装鋼板(プレコート鋼板)が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2には、有機粒子や無機粒子などの骨材を塗膜中に配合して、耐滑り性を向上させた艶消し塗装鋼板が記載されている。
特開2000−70844号公報 特開平9−267428号公報
ステンレス鋼板は様々な用途で使用されているが、特に意匠性が求められる用途では、エンボス加工が施されたエンボスステンレス鋼板が使用されることがある。エンボスステンレス鋼板は、より優れた外観を有しているが、他の物体との接触面積が小さいため、表面に置かれた物体が滑りやすいという問題を有している。
特許文献2に記載されているように、従来の耐滑り性に優れる塗装鋼板は、防滑骨材を塗膜中に配合することで耐滑り性を向上させているため、艶消しの外観であった。このように塗膜中に防滑骨材を配合する方法では、塗膜の透明感が損なわれてしまうため、優れた外観を有するエンボスステンレス鋼板を塗装原板とした場合であっても、エンボスステンレス鋼板の外観を生かすことができなかった。
防滑骨材を使用せずにエンボスステンレス鋼板の耐滑り性を向上させる手段としては、エンボスステンレス鋼板の表面にエラストマー塗膜を形成することが考えられる。しかしながら、従来の技術では、エンボスステンレス鋼板の表面にエラストマーを十分に密着させることができず、耐滑り性と塗膜密着性とを両立した塗装エンボスステンレス鋼板を製造することはできなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、耐滑り性および塗膜密着性に優れる塗装エンボスステンレス鋼板を提供することを目的とする。
本発明者は、所定の分子量分布のポリエステルを主樹脂とし、硬化剤としてポリイソシアネート化合物を含有する樹脂組成物の硬化物からなる塗膜をエンボスステンレス鋼板の表面に形成することで、上記課題を解決しうることを見出し、さらに検討を加えて本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下の塗装エンボスステンレス鋼板に関する。
[1]表面に複数の微細な凸部を形成するエンボス加工が施されたエンボスステンレス鋼板と、前記エンボスステンレス鋼板の表面に形成された、前記凸部の最頂部における膜厚が3〜30μmの熱硬化性樹脂組成物の硬化物からなる熱硬化性樹脂塗膜とを有する塗装エンボスステンレス鋼板であって:前記熱硬化性樹脂塗膜は、沸騰水に1時間浸漬され、次いで大気中で24時間静置された後、JIS K 5600−5−6に準拠して行った付着性試験の試験結果の分類が0であり;前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物は、平板上に膜厚15μmで形成された当該熱硬化性樹脂組成物の硬化物からなる塗膜に、20℃の環境において、直径1mmの円柱形状の圧子で49mNの荷重を加えたときの押し込み深さが2.5μm以上である、塗装ステンレス鋼板。
[2]前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物は、以下の方法により測定される軟化温度が10℃以下である、[1]に記載の塗装エンボスステンレス鋼板。
[塗膜の軟化温度の測定方法]
平板上に、当該熱硬化性樹脂組成物の硬化物からなる膜厚15μmの塗膜を形成し;液体窒素で冷却された前記平板上の塗膜に、直径1mmの円柱形状の圧子で98mNの荷重を加え;前記平板上の塗膜を昇温速度5℃/分で加熱して、押し込み深さ曲線を求め;前記押し込み深さ曲線において、前記圧子が押し込まれ始める温度よりも低温側の温度での接線Aと、押し込み速度が最大となる温度での接線Bとの交点を当該熱硬化性樹脂組成物の硬化物の軟化温度とする。
[3]前記熱硬化性樹脂塗膜は、数平均分子量が2万〜4万の範囲内で、かつ重量平均分子量が10万以上のポリエステル100質量部と、ポリイソシアネート化合物20〜60質量部とを含む樹脂組成物の硬化物である、[1]または[2]に記載の塗装エンボスステンレス鋼板。
[4]前記塗装エンボスステンレス鋼板は、プレコート鋼板である、[1]〜[3]のいずれかに記載の塗装エンボスステンレス鋼板。
また、本発明は、以下の塗装エンボスステンレス鋼板の製造方法に関する。
[5]表面に複数の微細な凸部を形成するエンボス加工が施されたエンボスステンレス鋼板を準備するステップと;前記エンボスステンレス鋼板の表面に、数平均分子量が2万〜4万の範囲内で、かつ重量平均分子量が10万以上のポリエステル100質量部と、ポリイソシアネート化合物20〜60質量部とを含む塗料を塗布するステップと;前記エンボスステンレス鋼板の表面に塗布された塗料を焼き付けるステップとを有する、塗装ステンレス鋼板の製造方法。
本発明によれば、耐滑り性、塗膜密着性および意匠性に優れる塗装エンボスステンレス鋼板を提供することができる。本発明の塗装エンボスステンレス鋼板は、例えばキッチン台の収納スペースの底板や、ショーケースの底板などの耐滑り性および意匠性が要求される部材用のプレコート鋼板として有用である。
本発明の塗装エンボスステンレス鋼板の断面を示す模式図 No.1の塗料から形成される塗膜の軟化温度を測定する際に得られた押し込み深さ曲線を示すグラフ
本発明の塗装エンボスステンレス鋼板は、エンボスステンレス鋼板(塗装原板)と、エンボスステンレス鋼板の表面に形成された熱硬化性樹脂塗膜とを有する。ここで「エンボスステンレス鋼板の表面」とは、エンボスステンレス鋼板そのものの表面だけでなく、エンボスステンレス鋼板の表面に形成された化成処理皮膜の表面も含む。
[塗装原板]
塗装原板としては、エンボスステンレス鋼板が使用される。本明細書において、「エンボスステンレス鋼板」とは、凸部の面積率が20〜80面積%の範囲内となるように、表面に複数の微細な凸部を形成するエンボス加工が施されたステンレス鋼板を意味する。ここで「凸部の面積率」は、エンボスステンレス鋼板を平面視したときの、鋼板全体の面積(図1A中の「a」)に対する凸部の底面の面積(図1A中の「b」)の割合として求められる。
エンボス加工が施されるステンレス鋼板の鋼種や表面仕上げの種類、硬さなどは、特に限定されない。ステンレス鋼板の鋼種の例には、SUS304、SUS430、SUS316などが含まれる。また、ステンレス鋼板の表面仕上げの種類の例には、BA、2B、2D、No.4、HLなどが含まれる。
ステンレス鋼板に施されるエンボス加工の態様(凸部の形状、凸部の高さ、凸部の面積率など)は、特に限定されず、要求される意匠の観点から選定すればよい。耐滑り性の観点からは、物体との接触面積を大きくするため、凸部の面積率は高い方が好ましく、凸部頂点部は平滑である方が好ましい。凸部のパターンの例には、水玉(円)柄、多角形柄、不規則柄などが含まれる。エンボスステンレス鋼板は、例えば、外周部に所定の凹部パターンを有する圧延ローラーを用いてステンレス鋼板を圧延することで製造されうる。
塗装原板となるエンボスステンレス鋼板は、耐食性および塗膜密着性をより向上させる観点から、化成処理皮膜を形成されていてもよい。この場合、化成処理の種類は、特に限定されない。化成処理の例には、クロメート処理、クロムフリー処理、リン酸塩処理などが含まれる。これらの中では、チタンおよび水溶性樹脂を主成分とするフルオロアシッド系皮膜は、良好な塗膜密着性向上効果を示すため好ましい。化成処理皮膜の膜厚は、エンボスステンレス鋼板の腐食の抑制および塗膜密着性の向上に有効な範囲内であれば特に限定されない。たとえば、クロメート皮膜の場合、全Cr換算付着量が5〜100mg/mとなるように膜厚を調整すればよい。また、クロムフリー皮膜の場合、Ti−Mo複合皮膜では10〜500mg/m、フルオロアシッド系皮膜ではフッ素換算付着量または総金属元素換算付着量が3〜100mg/mの範囲内となるように膜厚を調整すればよい。また、リン酸塩皮膜の場合、付着量が5〜500mg/mとなるように膜厚を調整すればよい。
化成処理皮膜は、公知の方法で形成されうる。たとえば、化成処理液をロールコート法、スピンコート法、スプレー法などの方法でエンボスステンレス鋼板の表面に塗布し、水洗せずに乾燥させればよい。乾燥温度および乾燥時間は、水分を蒸発させることができれば特に限定されない。生産性の観点からは、乾燥温度は、到達板温で60〜150℃の範囲内が好ましく、乾燥時間は、2〜10秒の範囲内が好ましい。
[熱硬化性樹脂塗膜]
熱硬化性樹脂塗膜は、押し込み深さが2.5μm以上の熱硬化性樹脂組成物の硬化物からなる塗膜であり、かつ付着性試験において塗膜の剥離が生じない塗膜である。本明細書において「熱硬化性樹脂組成物の硬化物の押し込み深さ」とは、平板上に膜厚15μmで形成された当該熱硬化性樹脂組成物の硬化物からなる塗膜に、20℃の環境において、直径1mmの円柱形状の圧子で49mNの荷重を加えたときの、塗膜の押し込み深さを意味する(実施例参照)。また、「付着性試験において塗膜の剥離が生じない」とは、塗装エンボスステンレス鋼板を沸騰水に1時間浸漬して塗膜に負荷を加え、次いで大気中で24時間静置した後、JIS K 5600−5−6:1999に準拠して付着性試験(クロスカット法)を行ったときの、試験結果の分類が0であることを意味する(実施例参照)。
図1は、本発明の塗装エンボスステンレス鋼板の断面を示す模式図である。図1Aに示されるように、本発明の塗装エンボスステンレス鋼板は、エンボスステンレス鋼板110と、熱硬化性樹脂塗膜120とを有し、その表面に微細な凸部を有する。図1Bに示されるように、本発明の塗装エンボスステンレス鋼板の表面に物体が置かれた場合、その物体は本発明の塗装エンボスステンレス鋼板の凸部の上部にのみ接触し、接触部位の熱硬化性樹脂塗膜120はエンボスステンレス鋼板110側に押し込まれる。
熱硬化性樹脂塗膜の膜厚は、3〜30μmの範囲内が好ましく、5〜30μmの範囲内がより好ましい。ここで「熱硬化性樹脂塗膜の膜厚」とは、エンボスステンレス鋼板の凸部の最頂部における熱硬化性樹脂塗膜の膜厚を意味する。膜厚が3μm未満の場合、塗膜の押し込み深さを十分に確保することが難しくなり、耐滑り性を十分に発揮させることができない。一方、膜厚が30μm超の場合、焼き付けの際にワキが発生しやすくなり、塗膜の外観を損なうおそれがある。
熱硬化性樹脂組成物の硬化物の押し込み深さは、熱硬化性樹脂組成物の硬化物の軟化温度に依存する。したがって、熱硬化性樹脂組成物の硬化物の押し込み深さを2.5μm以上とするためには、熱硬化性樹脂組成物の硬化物の軟化温度は10℃以下であることが好ましい。本明細書において「熱硬化性樹脂組成物の硬化物の軟化温度」とは、以下の1)〜4)の手順により測定される温度を意味する。
1)平板上に、当該熱硬化性樹脂組成物の硬化物からなる膜厚15μmの塗膜を形成する。
2)液体窒素で冷却された塗膜に、直径1mmの円柱形状の圧子で98mNの荷重を加える。
3)圧子で98mNの荷重を加えながら、塗膜を昇温速度5℃/分で加熱して、押し込み深さ曲線を求める。
4)得られた押し込み深さ曲線において、圧子が押し込まれ始める温度よりも低温側の温度での接線Aと、押し込み速度が最大となる温度での接線Bとの交点を塗膜の軟化温度とする(図2参照)。
このように、熱硬化性樹脂組成物の硬化物の押し込み深さを2.5μm以上とする(熱硬化性樹脂組成物の硬化物の軟化温度を10℃以下とする)ことで、熱硬化性樹脂塗膜に物体が接触した場合に、熱硬化性樹脂塗膜とその物体との接触面積を大きくすることができ、その結果として耐滑り性を向上させることができる。また、熱硬化性樹脂塗膜の塗膜密着性を上記付着性試験に耐えうるものとすることで、プレコート鋼板としての使用に耐えうるものにすることができる。
熱硬化性樹脂組成物の硬化物の押し込み深さを2.5μm以上とし、かつエンボスステンレス鋼板への塗膜密着性を上記付着性試験に耐えうるものとするためには、例えば、1)数平均分子量が2万〜4万の範囲内で、かつ重量平均分子量が10万以上のポリエステルを主樹脂とし、2)硬化剤としてポリイソシアネート化合物を含む樹脂組成物(塗料)を硬化させて、熱硬化性樹脂塗膜を形成すればよい。
熱硬化性樹脂塗膜を形成するための樹脂組成物(塗料)は、数平均分子量が2万〜4万の範囲内で、かつ重量平均分子量が10万以上のポリエステルを主樹脂とする。数平均分子量が4万以下となるように、分子量が小さいポリエステルを一定量含有することで、硬化物中のウレタン結合の数を増やすことができる。このウレタン結合は、極性基であるため、エンボスステンレス鋼板表面への塗膜密着性を向上させる。また、数平均分子量が2万以上、かつ重量平均分子量が10万以上となるように、分子量が大きいポリエステルを一定量含有することで、硬化物の軟化温度を低下させることができる。軟化温度の低下により、塗膜の押し込み深さを2.5μm以上とすることができる。なお、本明細書において「数平均分子量」および「重量平均分子量」は、いずれもゲル浸透クロマトグラフィーにより測定されるポリスチレン換算の平均分子量である。
ポリエステル樹脂の分散度(重量平均分子量Mw/数平均分子量Mn)は、2〜10の範囲内が好ましい。分散度が2未満の場合、高分子量成分の割合が過剰となり、樹脂粘度が大きくなりすぎて塗料化が困難となる。また、エンボスステンレス鋼板表面への塗膜密着性も低下してしまう。一方、分散度が10を超える場合は、低分子量成分の割合が過剰となり、塗膜の押し込み深さを十分に確保することができなくなってしまう。
ポリエステルを構成するモノマー成分(ジカルボン酸成分、ジオール成分、オキシ酸成分)の種類は、特に限定されない。
ジカルボン酸成分としては、脂肪族ジカルボン酸や芳香族ジカルボン酸などを使用することができる。脂肪族ジカルボン酸化合物の例には、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、ダイマー酸、フマル酸などが含まれる。芳香族ジカルボン酸の例には、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸などが含まれる。これらのジカルボン酸は、単独で使用されてもよいし、2種類以上を組み合わせて使用されてもよい。
ジオール成分としては、脂肪族ジオールや芳香族ジオールなどを使用することができる。脂肪族ジオールの例には、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、3,3−ジエチル−1,3−プロパンジオール、3,3−ジブチル−1,3−プロパンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、2,3−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、3−メチル−1,5ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,4−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、n−ブトキシエチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールA、ダイマージオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ヘキシリレングリコールなどが含まれる。芳香族ジオールの例には、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、プロピレンオキサイド付加物などが含まれる。これらのジオールは、単独で使用されてもよいし、2種類以上を組み合わせて使用されてもよい。
オキシ酸成分は、分子中に1個の水酸基とカルボキシル基を有する化合物であれば特に限定されない。オキシ酸の例には、乳酸、グリコール酸、ヒドロキシ−n−酪酸、ヒドロキシカプロン酸、ヒドロキシジメチル酪酸、ヒドロキシメチル酪酸、ヒドロキシイソカプロン酸、ヒドロキシ安息香酸などが含まれる。これらの中では、6−ヒドロキシカプロン酸が好ましい。これらのオキシ酸は、単独で使用されてもよいし、2種類以上を組み合わせて使用されてもよい。
ポリエステルの調製方法は、特に限定されない。たとえば、上記のジカルボン酸およびジオールを、必要に応じてエステル化触媒を用いて、公知のエステル化反応によってエステル化させればよい。
上記ポリエステルは、硬化剤により架橋されている。硬化剤としては、表層濃化および自己縮合のおそれがないポリイソシアネート化合物が好ましい。硬化剤が表層に濃化したり、自己縮合したりしてしまうと、塗膜硬度が高まり、硬化物の押し込み深さが2.5μm未満となるおそれがある。
ポリイソシアネート化合物の種類は、特に限定されない。ポリイソシアネート化合物としては、脂肪族ポリイソシアネートや脂環族ポリイソシアネートなどを使用することができる。脂肪族ポリイソシアネートの例には、エチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート(2,6−ジイソシアナトメチルカプロエート)、ビス(2−イソシアナトエチル)フマレート、ビス(2−イソシアナトエチル)カーボネート、2−イソシアナトエチル−2,6−ジイソシアナトヘキサノエートなどが含まれる。脂環族ポリイソシアネートの例には、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、シクヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、ビス(2−イソシアナトエチル)−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシレート、2,5−および/または2,6−ノルボルナンジイソシアネートなどが含まれる。
また、ポリイソシアネート化合物は、ブロック剤によりブロック化されていてもよい。ブロック剤の例には、オキシム類、フェノール類、アルコール類、ラクタム類、ジケトン類、メルカプタン類、尿素類、イミダゾール類、カルバミン酸類などが含まれる。
使用できるポリイソシアネート化合物の市販品としては、例えばタケネート(三井化学株式会社)、スミジュール(住化バイエルウレタン株式会社)、デスモジュール(住化バイエルウレタン株式会社)、コロネート(日本ポリウレタン工業株式会社)が挙げられる。
ポリエステルおよびポリイソシアネート化合物の配合比は、ポリエステルの水酸基(−OH)に対するポリイソシアネートのイソシアネート基(−NCO)の比(NCO/OH)が0.8〜1.2の範囲内となるように、好ましくは0.9〜1.1の範囲内となるように調整すればよい。質量部に換算すると、上述のポリエステル100質量部に対してポリイソシアネート化合物が20〜60質量部の範囲内であることが好ましい。ポリイソシアネート化合物の配合量が20質量部未満の場合、熱硬化性樹脂塗膜を十分に成膜することができない。一方、ポリイソシアネート化合物の配合量が60質量部超の場合、副反応が過剰に生じてしまい、塗膜硬度が高まるおそれがある。
熱硬化性樹脂塗膜は、着色顔料、メタリック顔料、防錆顔料、体質顔料などの任意の顔料を含有していてもよい。ただし、これらの顔料は、塗膜の凝集力を高めて耐滑り性を低下させるおそれがあるため、各種顔料の配合量は、塗膜の軟化挙動に影響を与えない範囲内であることが好ましい。耐滑り性の観点およびエンボスステンレス鋼板の優れた外観を生かす観点からは、熱硬化性樹脂塗膜は、各種顔料を含有しないクリア塗膜であることが好ましい。
着色顔料の例には、酸化チタン、カーボンブラック、酸化クロム、酸化鉄、ベンガラ、チタンイエロー、コバルトブルー、コバルトグリーン、アニリンブラック、フタロシアニンブルーなどが含まれる。メタリック顔料の例には、パール顔料や、アルミやステンレス、ニッケルなどの金属粉などが含まれる。防錆顔料の例には、リン酸亜鉛、亜リン酸亜鉛、リン酸亜鉛マグネシウム、リン酸マグネシウム、亜リン酸マグネシウム、シリカ、カルシウムイオン交換シリカ、リン酸ジルコニウム、トリポリリン酸2水素アルミニウム、酸化亜鉛、リンモリブデン酸亜鉛、メタホウ酸バリウムなどが含まれる。体質顔料の例には、硫酸バリウム、酸化チタン、シリカ、炭酸カルシウムなどが含まれる。
熱硬化性樹脂塗膜は、公知の方法で形成されうる。たとえば、所定の分子量分布のポリエステルおよびポリイソシアネート化合物を含む熱硬化性樹脂塗料をエンボスステンレス鋼板の表面に塗布し、焼き付ければよい。熱硬化性樹脂塗料の塗布方法は、特に限定されず、プレコート鋼板の製造に使用されている方法から適宜選択すればよい。塗布方法の例には、ロールコート法、フローコート法、カーテンフロー法、スプレー法などが含まれる。焼き付け条件は、例えば、到達板温200〜250℃で30〜90秒間焼き付ければよい。
本発明の塗装エンボスステンレス鋼板は、熱硬化性樹脂塗膜中に架橋間分子量が大きいポリエステル(ソフトセグメント)を一定量含有するため、耐滑り性に優れている。また、本発明の塗装エンボスステンレス鋼板は、熱硬化性樹脂塗膜中に架橋間分子量が小さいポリエステルも一定量含有し、一定量の極性基(ウレタン結合)を有するため、塗膜密着性も優れている。すなわち、本発明の塗装エンボスステンレス鋼板は、耐滑り性および塗膜密着性の両方に優れている。
本発明の塗装エンボスステンレス鋼板は、耐滑り性、塗膜密着性および意匠性に優れているため、例えばキッチン台の収納スペースの底板や、ショーケースの底板などの耐滑り性および意匠性が要求される部材用のプレコート鋼板として有用である。
以下、本発明を実施例を参照して詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されない。
1.塗料の調製
表1に示される組成のジカルボン酸、ジオールおよびオキシ酸からポリエステルを調製した。得られたポリエステルのポリスチレン換算の数平均分子量は、15000〜42000の範囲内であり、ポリスチレン換算の重量平均分子量は、45000〜180000の範囲内であった(表1参照)。ポリスチレン換算の数平均分子量および重量平均分子量は、高速GPCシステム(HLC−8220;東ソー株式会社)を用いて測定した。カラムは、KF−800DおよびKF−805L(いずれも昭和電工株式会社)を使用した。溶離液はテトラヒドロフラン(THF)を使用し、検出器は示差屈折計を使用した。得られたポリエステルとポリイソシアネート化合物(デスモジュール;住友バイエルウレタン株式会社)とから、表1に示される組成の塗料(No.1〜6)を調製した。
Figure 0005501055
各塗料(No.1〜6)について、その塗料から形成される塗膜(平板上に膜厚15μmとなるように形成した塗膜)の押し込み深さおよび塗膜の軟化温度を、熱機械分析装置(TMA8140C;株式会社リガク)を用いて測定した。塗膜の押し込み深さは、20℃の環境において、直径1mmの円柱形状の圧子を用いて塗膜に49mNの荷重を加えることで測定した。塗膜の軟化温度は、以下の手順で測定した。まず、液体窒素で冷却された塗膜に、直径1mmの円柱形状の圧子で98mNの荷重を加えた。次いで、塗膜に荷重を加えながら、塗膜を昇温速度5℃/分で加熱して、押し込み深さ曲線を求めた。得られた押し込み深さ曲線において、圧子が押し込まれ始める温度よりも低温側の温度の接線Aと、押し込み速度が最大となる温度での接線Bとの交点を塗膜の軟化温度とした(図2参照)。
図2は、No.1の塗料から形成される塗膜の軟化温度を測定する際に得られた押し込み深さ曲線を示すグラフである。グラフ中、「TMA」は押し込み深さ曲線を示し、「DTMA」は押し込み深さ曲線(TMA)の微分曲線を示す。図2に示されるように、接線Aと接線Bとの交点から求められる、No.1の塗料についての塗膜の軟化温度は、−25℃であった。
各塗料(No.1〜6)についての、塗膜の押し込み深さおよび塗膜の軟化温度の測定結果を表1に示す。
2.エンボスステンレス鋼板の準備
塗装原板として、以下の2種類のエンボスステンレス鋼板(いずれもSUS304(BA仕上げ)、板厚0.5mm)を準備した。
[エンボスステンレス鋼板A]
不規則柄、凸部面積率80%、凸部高さ50μm
[エンボスステンレス鋼板B]
水玉柄(直径1mm)、凸部面積率20%、凸部高さ30μ
3.塗装エンボスステンレス鋼板の作製
準備した鋼板(エンボスステンレス鋼板A、エンボスステンレス鋼板B)の表面をアルカリ脱脂し、水洗した。各鋼板の片面に、塗装前処理液(ヘキサフルオロチタン酸:50g/L、アミノメチル置換ポリビニルフェノール:75g/L、溶媒:水)を、チタン換算付着量で10mg/mとなるようにバーコーターで塗布し、100℃で乾燥させて、塗装前処理皮膜を形成した。
塗装前処理をした各エンボスステンレス鋼板の表面に上述の塗料(No.1〜6)を塗布し、230℃で60秒間焼き付けて、凸部の最頂部における膜厚が5μmのクリア塗膜を形成した。
4.耐滑り性試験および付着性試験
(1)耐滑り性試験
上述の塗料(No.1〜6)を塗布した各塗装エンボスステンレス鋼板(実施例1〜6、比較例1〜3、5〜7)および塗装前処理のみを行ったエンボスステンレス鋼板(比較例4、8)について、耐滑り性試験を実施した。耐滑り性試験は、静摩擦係数測定機(TRIBOGEAR TYPE:10;新東科学株式会社)を用いて、対物荷重200g、試験速度8mm/秒の条件で静摩擦係数を測定することで行った(参照規格:JIS P 8147)。静摩擦係数が0.35以上のものを「◎」、0.30以上0.35未満のものを「○」、0.25以上0.30未満のものを「△」、0.25未満のものを「×」と評価した。
(2)付着性試験
上述の塗料(No.1〜6)を塗布した各塗装エンボスステンレス鋼板(実施例1〜6、比較例1〜3、5〜7)について、付着性試験を実施した。具体的には、まず、各塗装エンボスステンレス鋼板を沸騰水に1時間浸漬し、次いで大気中で24時間静置した。24時間後、JIS K 5600−5−6に準拠して付着性試験を行った。テープ剥離後、塗膜が剥離しているか否かを観察した。塗膜がまったく剥離しなかった場合(試験結果の分類が0)は「◎」、塗膜が少しでも剥離した場合(試験結果の分類が1〜5)は「×」と評価した。
(3)結果
耐滑り性試験および付着性試験の結果を表2に示す。
Figure 0005501055
表2に示されるように、実施例1〜6の塗装エンボスステンレス鋼板は、耐滑り性および塗膜密着性(付着性)について良好な評価を得られた。
これに対し、比較例1、2、5、6の塗装エンボスステンレス鋼板は、耐滑り性について良好な評価を得られなかった。これは、主樹脂であるポリエステルの重量平均分子量が10万未満(塗膜軟化温度が10℃超)であり、塗膜の押し込み深さが不十分(2.5μm未満)であったためと考えられる。また、比較例3、7の塗装エンボスステンレス鋼板は、付着性について良好な評価を得られなかった。これは、主樹脂であるポリエステルの数平均分子量が4万超であり、塗膜密着性に寄与する極性基(ウレタン結合)の数が不十分であったためと考えられる。
本発明の塗装エンボスステンレス鋼板は、耐滑り性および意匠性に優れているため、例えばキッチン台の収納スペースの底板や、ショーケースの底板などの耐滑り性および意匠性が要求される部材用のプレコート鋼板として有用である。
110 エンボスステンレス鋼板
110 熱硬化性樹脂塗膜

Claims (4)

  1. 表面に複数の面積率が20〜80面積%の範囲内である凸部を形成するエンボス加工が施されたエンボスステンレス鋼板と、前記エンボスステンレス鋼板の表面に形成された、前記凸部の最頂部における膜厚が3〜30μmの熱硬化性樹脂組成物の硬化物からなる熱硬化性樹脂塗膜とを有する塗装エンボスステンレス鋼板であって、
    前記熱硬化性樹脂塗膜は、数平均分子量が2万〜4万の範囲内で、かつ重量平均分子量が10万以上のポリエステル100質量部と、ポリイソシアネート化合物20〜60質量部とを含む前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物であり、かつ沸騰水に1時間浸漬され、次いで大気中で24時間静置された後、JIS K 5600−5−6に準拠して行った付着性試験の試験結果の分類が0であり、
    前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物は、平板上に膜厚15μmで形成された当該熱硬化性樹脂組成物の硬化物からなる塗膜に、20℃の環境において、直径1mmの円柱形状の圧子で49mNの荷重を加えたときの押し込み深さが2.5μm以上である、
    塗装エンボスステンレス鋼板。
  2. 前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物は、以下の方法により測定される軟化温度が10℃以下である、請求項1に記載の塗装エンボスステンレス鋼板。
    [塗膜の軟化温度の測定方法]
    平板上に、当該熱硬化性樹脂組成物の硬化物からなる膜厚15μmの塗膜を形成し;
    液体窒素で冷却された前記平板上の塗膜に、直径1mmの円柱形状の圧子で98mNの荷重を加え;
    前記平板上の塗膜を昇温速度5℃/分で加熱して、押し込み深さ曲線を求め;
    前記押し込み深さ曲線において、前記圧子が押し込まれ始める温度よりも低温側の温度での接線Aと、押し込み速度が最大となる温度での接線Bとの交点を当該熱硬化性樹脂組成物の硬化物の軟化温度とする。
  3. 前記塗装エンボスステンレス鋼板は、プレコート鋼板である、請求項1に記載の塗装エンボスステンレス鋼板。
  4. 表面に複数の面積率が20〜80面積%の範囲内である凸部を形成するエンボス加工が施されたエンボスステンレス鋼板を準備するステップと、
    前記エンボスステンレス鋼板の表面に、数平均分子量が2万〜4万の範囲内で、かつ重量平均分子量が10万以上のポリエステル100質量部と、ポリイソシアネート化合物20〜60質量部とを含む熱硬化性樹脂組成物を含む塗料を塗布するステップと、
    前記エンボスステンレス鋼板の表面に塗布された塗料を焼き付けて、前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物である熱硬化性樹脂塗膜を形成するステップと、
    を有する、塗装エンボスステンレス鋼板の製造方法。
JP2010070469A 2010-03-25 2010-03-25 塗装エンボスステンレス鋼板およびその製造方法 Expired - Fee Related JP5501055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010070469A JP5501055B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 塗装エンボスステンレス鋼板およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010070469A JP5501055B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 塗装エンボスステンレス鋼板およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011201130A JP2011201130A (ja) 2011-10-13
JP5501055B2 true JP5501055B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=44878357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010070469A Expired - Fee Related JP5501055B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 塗装エンボスステンレス鋼板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5501055B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019132325A1 (ko) * 2017-12-26 2019-07-04 주식회사 포스코 내슬립성이 우수한 금속 표면처리 조성물 및 이를 적용한 금속재

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2712111B2 (ja) * 1989-12-05 1998-02-10 日新製鋼株式会社 粘弾性組成物
JPH0411677A (ja) * 1990-04-28 1992-01-16 Kansai Paint Co Ltd プレコートメタル用上塗り塗料
JPH04164637A (ja) * 1990-10-29 1992-06-10 Nippon Stainless Steel Co Ltd ゴムコーティングステンレス鋼板の製造方法
JP3503310B2 (ja) * 1995-11-30 2004-03-02 住友金属工業株式会社 耐プレッシャーマーク性に優れたプレコート鋼板とその製造方法
JP4223110B2 (ja) * 1998-10-29 2009-02-12 日新製鋼株式会社 耐滑り性に優れた床材用ステンレスエンボス鋼板
JP2000144047A (ja) * 1998-11-12 2000-05-26 Nisshin Steel Co Ltd 塗膜復元性に優れたプレコ−ト鋼板
JP2001046960A (ja) * 1999-08-10 2001-02-20 Nisshin Steel Co Ltd 塗膜に梱包資材の転写模様が発生し難いプレコート鋼板
JP2002047445A (ja) * 2000-08-02 2002-02-12 Sumika Bayer Urethane Kk 塗料組成物およびそれを用いた塗装鋼板
JP2003335908A (ja) * 2002-05-22 2003-11-28 Nok Corp 熱可塑性エラストマー組成物及びガスケット材及びガスケット成形体
JP2004122409A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Sumitomo Metal Ind Ltd クリア塗装ステンレス鋼板
JP4163739B2 (ja) * 2007-01-22 2008-10-08 サンウエーブ工業株式会社 エンボス加工ステンレス鋼板及びそれを備えたキッチン台
JP5398161B2 (ja) * 2008-03-31 2014-01-29 日新製鋼株式会社 加工部耐食性に優れたクリア塗装鋼板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019132325A1 (ko) * 2017-12-26 2019-07-04 주식회사 포스코 내슬립성이 우수한 금속 표면처리 조성물 및 이를 적용한 금속재

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011201130A (ja) 2011-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6597624B2 (ja) 水性ポリウレタン樹脂分散体及びその使用
AU761261B2 (en) Coating composition capable of forming alkali-soluble lubricating film suitable for forming and use thereof
WO2017160398A1 (en) Multi-layer coatings and methods of preparing the same
JP6032279B2 (ja) ポリエステル樹脂、缶塗料用樹脂組成物、缶用塗装金属板および缶
CN104136135A (zh) 多层涂膜形成方法
TW201016801A (en) Aqueous surface-treating agent also useful as primer, surface-treated metallic material and pre-coated metallic material
JP6509604B2 (ja) 塗装亜鉛系めっき鋼板
WO2010114135A1 (ja) プレコート金属板及びその製造方法
JP5508909B2 (ja) 塗装ステンレス鋼板およびその製造方法
JP7444926B2 (ja) 塗装めっき鋼板、その製造方法及び建材
JP4673938B1 (ja) クリヤー塗料組成物
JP5501055B2 (ja) 塗装エンボスステンレス鋼板およびその製造方法
KR102111193B1 (ko) 수계 코팅 조성물, 및 관련 제품 및 공정
US20220186068A1 (en) Corrosion-resistant coating composition and method for producing corrosion-resistant coating film
JP2001009366A (ja) 成形加工性に優れた1コートプレコート鋼板及びその製造方法
JP4600386B2 (ja) 複層塗膜、複層塗膜の塗装方法、及び複層塗膜で塗装された自動車
JP2001009368A (ja) 成形加工性に優れた1コートプレコート鋼板及びその製造方法
JPH10324844A (ja) プレコート鋼板用塗料組成物並びにプレコート鋼板及びその製造方法
JP5827850B2 (ja) 塗装鋼管およびその製造方法
JP3342657B2 (ja) プレコート鋼板用塗料組成物並びにプレコート鋼板及びその製造方法
JP6838195B1 (ja) 防錆塗料組成物及び防錆塗膜の製造方法
JP5898441B2 (ja) 足場用塗装鋼管およびその製造方法
JPH0913178A (ja) 成形加工後に最終塗装を施して使用される成形加工性に優れたプレコート鋼板
JP2012135941A (ja) スキミング防止シート
JP2004025668A (ja) プレコート金属板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131016

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20131114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5501055

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees