JPH0913178A - 成形加工後に最終塗装を施して使用される成形加工性に優れたプレコート鋼板 - Google Patents

成形加工後に最終塗装を施して使用される成形加工性に優れたプレコート鋼板

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JPH0913178A
JPH0913178A JP3742396A JP3742396A JPH0913178A JP H0913178 A JPH0913178 A JP H0913178A JP 3742396 A JP3742396 A JP 3742396A JP 3742396 A JP3742396 A JP 3742396A JP H0913178 A JPH0913178 A JP H0913178A
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C28/00Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形加工後に最終塗装を施して使用されるこ
とにより、ポストコート法と同等の塗膜性能が得られ、
しかも成形加工性にも優れたプレコート鋼板を提供する
こと 【構成】 めっき面の中心線平均粗さ(Ra)が0.1
〜0.8で且つ片面当りのめっき目付量が10g/m2
以上の亜鉛系めっき鋼板のめっき面に化成処理皮膜を形
成し、その上層にガラス転移点が50〜120℃で、且
つ塗膜表面の動摩擦係数が0.05〜0.14であるプ
レコート塗膜を形成した、成形加工後に最終塗装を施し
て使用される成形加工性に優れたプレコート鋼板であ
り、好ましくは、プレコート塗膜をポリエステルポリオ
ールとアミノ樹脂および/またはイソシアネート化合物
とからなるポリエステル系樹脂を主成分とし、樹脂固形
分100重量部に対し0.02〜2.0重量部の潤滑剤
を含有する塗膜とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は優れた成形加工性と塗膜
外観が求められる用途、とりわけ自動車用として好適な
プレコート鋼板に関するもので、より詳細には、成形加
工後に最終塗装して使用され、その際に優れた成形加工
性及び塗膜外観を示すプレコート鋼板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、めっき鋼板に塗装を施した製品を
得るには、めっき鋼板等の表面処理鋼板を成形加工した
後に塗装を施す方法が採られてきた。この方法は、成形
加工後に塗装されるためポストコート法と呼ばれてい
る。しかし、このポストコート法では成型加工後の容積
のある筐体に対して化成処理、塗装を施すため、環境対
策も含めた大掛かりな設備が必要であり、この点が特に
家電分野等において大きな問題となっていた。また、自
動車部材の用途においても、表面処理鋼板を成形加工
後、電着塗装、中塗り及び上塗りを施すために塗装工程
が極めて複雑且つ煩雑であり、また、設備面においても
上記と同様の問題があった。これに対して、コイル状や
シート状の鋼板またはめっき鋼板に塗装を施した所謂プ
レコート鋼板は、これを成形加工するだけで製品とする
ことができ、ポストコート法のような煩雑な塗装工程が
必要ないため、現在では家電製品や内装材の用途で広く
用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在用
いられているプレコート鋼板は、例えば冷蔵庫の扉等の
用途において要求される高品位で且つ高い鮮映性と厳し
い加工に耐え得る成形加工性を同時に満足させるもので
はなかった。また、自動車部材の用途においても、同部
材に要求されるような高度な塗膜外観や耐久性を満足さ
せるものではなかった。また、従来用いられているプレ
コート鋼板は成形加工後に塗装を施されることを前提に
は設計されておらず、したがって、成形加工後に塗装を
施したしても、上述したような要求性能を十分に満足さ
せることはできなかった。
【0004】このように従来のプレコート鋼板は高度な
成形加工性や高品質の塗膜性能が得られず、家電用途
(例えば、冷蔵庫の扉)や自動車用途に要求される高品
質の塗膜を得るにはポストコート法による複雑且つ煩雑
な塗装工程が必要であった。本発明はこのような現状に
鑑み、成形加工後に最終塗装を施して使用されることに
より、ポストコート法と同等の塗膜性能が得られ、しか
も成形加工性にも優れた新たなプレコート鋼板を創案し
た。この鋼板は謂わばセミプレコート鋼板とでもいうべ
きもので、ユーザ側での塗装工程が大幅に省略でき、し
かも最終塗装後において家電製品(例えば、冷蔵庫の
扉)や自動車等の用途に要求される高度な塗膜性能が得
られるという、従来方式にない大きな利点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のプレコート鋼板
は、成形加工後に最終塗装を施して使用されるものであ
り、その構成は以下の通りである。 (1) めっき面の中心線平均粗さ(Ra)が0.1〜
0.8で且つ片面当りのめっき目付量が10g/m2
上の亜鉛系めっき鋼板のめっき面に化成処理皮膜を形成
し、その上層にガラス転移点が50〜120℃で、且つ
塗膜表面の動摩擦係数が0.05〜0.14であるプレ
コート塗膜を形成した、成形加工後に最終塗装を施して
使用される成形加工性に優れたプレコート鋼板。
【0006】(2) 上記(1)のプレコート鋼板において、
プレコート塗膜が、ポリエステルポリオールとアミノ樹
脂および/またはイソシアネート化合物とからなるポリ
エステル系樹脂を主成分とし、樹脂固形分100重量部
に対し0.02〜2.0重量部の潤滑剤を含有する塗膜
であることを特徴とする、成形加工後に最終塗膜を施し
て使用される成形加工性に優れたプレコート鋼板。
【0007】
【作用】本発明のプレコート鋼板の原板となる亜鉛系め
っき鋼板には、亜鉛めっき鋼板のほかに亜鉛系合金めっ
き鋼板や亜鉛系複合めっき鋼板等が含まれ、具体的に
は、溶融亜鉛めっき鋼板、合金化溶融亜鉛めっき鋼板
(例えば、亜鉛−5%アルミニウム合金めっき鋼板、亜
鉛−55%アルミニウム合金めっき鋼板等を含む)、電
気亜鉛めっき鋼板、複合亜鉛めっき鋼板、電気合金亜鉛
めっき鋼板等の各種めっき鋼板を用いることができる。
【0008】亜鉛系めっき鋼板は、その片面当たりのめ
っき目付量が10g/m2未満では耐食性が不十分であ
り、このため片面当りのめっき目付量を10g/m2
上とする。また、耐食性と加工性および経済性の観点か
らは、めっき目付量は20〜100g/m2の範囲とす
ることが好ましい。また、本発明ではめっき層表面の中
心線平均粗さ(Ra)を0.1〜0.8と規定する。こ
の中心線平均粗さ(Ra)が0.1未満では塗膜密着性
が不十分であり、一方、0.8を超えると最終塗装後の
鮮映性が不十分となる。
【0009】亜鉛系めっき鋼板のめっき面には、リン酸
塩処理やクロメート処理等の化成処理により化成処理皮
膜が形成される。化成処理皮膜はめっき鋼板とその上層
の塗膜との密着性向上および耐食性の向上を目的として
施される。リン酸塩処理としては、リン酸亜鉛処理、リ
ン酸鉄処理、リン酸鉛処理等が挙げられる。また、クロ
メート処理としては、反応型クロメート処理、電解型ク
ロメート処理、塗布型クロメート処理が挙げられる。ま
た、クロメート処理液中には耐食性や密着性を向上させ
る目的でシリカ、リン酸、樹脂成分等を添加してもよ
い。
【0010】化成処理皮膜の上層には、ガラス転移点が
50〜120℃で、且つ塗膜表面の動摩擦係数が0.0
5〜0.14のプレコート塗膜を形成する。プレコート
塗膜のガラス転移点が50℃未満では塗膜硬度が不十分
であり、一方、120℃を超えると成形加工に耐え得る
塗膜の伸びが得られず、成形加工時に塗膜剥離等の塗膜
表面の損傷が生じやすくなる。また、上記の観点から、
より好ましいガラス転移点の範囲は60〜110℃であ
る。また、プレコート塗膜の塗膜表面の動摩擦係数が
0.05未満では上塗り塗膜(成形加工後に施される最
終塗装による塗膜。以下同様)との層間密着性が不十分
であり、一方、0.14を超えると成形加工性が低下す
る。また、プレコート塗膜表面の動摩擦係数の調整は、
通常、塗膜中に添加する潤滑剤の種類及び配合量等を調
整することにより行うことができる。
【0011】プレコート塗膜を形成する樹脂の主成分と
しては、ポリエステルポリオールとアミノ樹脂および/
またはイソシアネート化合物とからなるポリエステル系
樹脂を用いることが好ましく、これには例えば、ポリエ
ステルポリオールの一部をエポキシ等で変性した所謂変
性ポリエステル系樹脂も含まれる。塗膜形成用樹脂とし
ては上記のポリエステル系樹脂のほかに、エポキシ系、
アクリル系、フッ化ビニリデン系、シリコンポリエステ
ル系、塩化ビニル系等の樹脂が考えられるが、これらの
うちエポキシ系樹脂、アクリル系樹脂及びシリコンポリ
エステル系樹脂は可撓性に乏しいため、成形加工時に塗
膜の割れや剥離が生じやすい。また、フッ化ビニリデン
系樹脂は非粘着性であるため、上塗り塗膜との層間密着
性が悪い。さらに、塩化ビニル系樹脂は塗膜が軟らかい
ため成形加工時の作業性が悪く、且つ環境汚染等の点か
らも好ましくない。
【0012】本発明において用いるポリエステルポリオ
ールは、1分子中に少なくとも2個の水酸基を有し、且
つ数平均分子量が1000〜30000の範囲、好まし
くは2000〜20000の範囲にあるものが好まし
い。また、ポリエステルポリオールの分子中にある水酸
基は、分子中の末端あるいは側鎖のいずれにあってもよ
い。ポリエステルポリオールの数平均分子量が1000
未満では加工性が著しく低下するため好ましくなく、一
方、数平均分子量が30000を超えると塗膜硬度が不
十分となり、また高粘度になるため大量の希釈溶剤が必
要となる。なお、このポリエステルポリオールの数平均
分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーに
より測定したポリスチレン換算分子量である。
【0013】ポリエステルポリオールは、多塩基酸成分
と多価アルコール成分を周知の方法で加熱反応させて得
られる共重合体である。多塩基酸成分としては、例えば
無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、無水トリ
メリット酸、マレイン酸、アジピン酸、フマル酸等を用
いることができる。また、多価アルコール成分として
は、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコール、グ
リセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロ
パン、トリメチロールエタン等を用いることができる。
ポリエステルポリオールの市販品としては、例えば、三
井東圧化学(株)製のアルマテックス、住友バイエルウ
レタン(株)製のアルキノール,デスモフェン、東洋紡
績(株)製のバイロン等が挙げられる。
【0014】ポリエステルポリオールは硬化剤との反応
により硬化塗膜を形成する。このポリエステルポリオー
ルの硬化反応にはアミノ樹脂および/またはイソシアネ
ート化合物を用いることができる。本発明で用いるアミ
ノ樹脂は、尿素、ベンゾグアナミン、メラミン等とホル
ムアルデヒドとの反応で得られる樹脂であり、メタノー
ル、ブタノール等のアルコールによりアルキルエーテル
化したものも用いることができる。具体的にはメチル化
尿素樹脂、n−ブチル化ベンゾグアナミン樹脂、メチル
化メラミン樹脂、n−ブチル化メラミン樹脂、iso−
ブチル化メラミン樹脂等が挙げられる。アミノ樹脂の市
販品としては、三井サイアナミッド(株)製のサイメ
ル、三井東圧化学(株)製のユーバン、住友化学工業
(株)製のスミマール、日立化成工業(株)製のメラン
等が挙げられる。ポリエステルポリオールとアミノ樹脂
との配合割合は、ポリエステルポリオール/アミノ樹脂
の固形分での重量比で95/5〜65/35とすること
が好ましい。
【0015】イソシアネート化合物は分子中にイソシア
ネート基を有する化合物であるが、本発明のようにプレ
コート鋼板の塗膜の硬化剤として用いる場合には、イソ
シアネート基がフェノール、クレゾール、芳香族第二ア
ミン、第三級アルコール、ラクタム、オキシム等のブロ
ック剤でブロック化されたイソシアネート化合物を用い
ることが望ましい。これらのブロック剤は、焼付時に所
定の温度で加熱されることによりイソシアネート化合物
から離脱する。このようなブロック化イソシアネート化
合物としては、ヘキサメチレンジイソシアネートおよび
その誘導体、トリレンジイソシアネートおよびその誘導
体、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートおよ
びその誘導体、キシリレンジイソシアネートおよびその
誘導体、イソホロンジイソシアネートおよびその誘導
体、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートおよび
その誘導体等が挙げられる。
【0016】イソシアネート化合物の市販品としては、
例えば、住友バイエルウレタン(株)製のスミジュー
ル,デスモジュール、日本ポリウレタン(株)製のコロ
ネート等が挙げられる。イソシアネート化合物とポリエ
ステルポリオールは、イソシアネート化合物のイソシア
ネート基とポリエステルポリオールの水酸基とのモル比
(NCO/OH)が0.7〜1.4の割合となるように
配合するのが好ましい。モル比(NCO/OH)が0.
7未満では塗膜の硬化が不十分であり、期待される塗膜
の硬度及び強度が得られないことがある。一方、モル比
(NOC/OH)が1.4超では、過剰のイソシアネー
ト基どうしの副反応が生じて、塗膜の加工性が低下する
ことがある。なお、硬化剤としては、アミノ樹脂とイソ
シアネート化合物を上記の配合割合の範囲で併用するこ
とも可能である。
【0017】プレコート塗膜中には、成形加工時の塗膜
の摩擦抵抗を低減させる目的で潤滑剤を添加することが
好ましい。この潤滑剤としては、パラフィン、低分子量
ポリエチレン等の炭化水素系ワックス、シリコーン系ワ
ックス、アミド系ワックス、ポリエステル系ワックス等
が挙げられる。また、潤滑剤の添加量は、樹脂成分10
0重量部に対し0.02〜2.0重量部の範囲とするこ
とが好ましい。潤滑剤の添加量が0.02重量部未満で
は塗膜表面の潤滑性が不十分であり、成形加工性が劣
る。一方、添加量が2.0重量部を超えると潤滑性が過
剰となり、成形加工時の押え等が不十分となるため不要
な滑り現象等が生じる。また、上記の観点から、より好
ましい潤滑剤添加量の範囲は0.03〜0.5重量部で
ある。
【0018】プレコート鋼板に必要とされる耐食性能は
用途や使用環境等により異なるが、特に優れた耐食性を
得るために、プレコート塗膜中に防錆顔料としてストロ
ンチウムクロメート、ジンククロメート、バリウムクロ
メート等の所謂難溶性クロム酸塩の微粉末を添加するこ
とができる。このなかでも特に、長期にわたる耐食性を
維持できるという点でストロンチウムクロメートが最も
好ましい。添加量は特に限定しないが、樹脂成分100
重量部に対し1〜80重量部の範囲とすることが好まし
い。
【0019】また、プレコート塗膜中には目的、用途に
応じて硬化触媒(オクトエ酸錫、ジブチル錫ジラウレー
ト、2−エチルヘキソエート鉛等)、無機顔料(炭酸カ
ルシウム、カオリン、クレー、アルミナ、シリカ、酸化
チタン、タルク、硫酸バリウム、マイカ等)、有機顔料
(ベンガラ、マンガンブルー、カーボンブラック、クロ
ームイエロー、クロームグリーン、キナクリドンレッド
等)、その他各種の添加剤を必要に応じて配合すること
ができる。塗料組成物を調整するにあたっては、サンド
グラインドミル、ボールミルまたはブレンダー等の通常
の分散機や混練機を用いて、上記各成分を配合すること
ができる。
【0020】プレコート塗膜の膜厚は特に限定しない
が、5〜30μmの範囲とすることが好ましい。膜厚が
5μm未満では上塗り塗装後の鮮映性が不十分であり、
一方、30μmを超えると、塗膜の焼付け硬化時に塗膜
表面にワキ等が生じやすく、また、切断や打ち抜き加工
時にエナメルヘアーと呼ばれる塗膜剥離が生じやすい。
本発明のプレコート鋼板は、成形加工を施された後にそ
の一部または全部に最終塗装が施されるが、この際の塗
装面の均質化、層間密着性付与等の目的で、プレコート
塗膜表面に対し研磨などの前処理工程を加えてもよい。
【0021】また、プレコート塗膜の塗装方法は特に限
定しないが、好ましくはロールコーター塗装やカーテン
フロー塗装等の方法で塗布するのがよく、塗料の塗布
後、熱風乾燥、赤外線加熱、誘導加熱等の加熱手段によ
り焼付けられ、樹脂を架橋させて硬化塗膜を得る。加熱
硬化時の焼付温度(到達板温)は200〜250℃、焼
付時間は約40秒〜3分間程度とすることが好ましい。
なお、本発明のプレコート鋼板の皮膜構造は鋼板の片面
についてのみ適用することができることは言うまでもな
く、その場合、他の片面は素地鋼板面、めっき面、或い
は他の任意の皮膜面とすることができる。
【0022】
【実施例】各種亜鉛系めっき鋼板(いずれも板厚0.6
mm)に塗布型クロメート処理またはリン酸塩処理を施
した後、プレコート塗膜を塗装・焼付してプレコート鋼
板を製造し、製造された各プレコート鋼板を後述する各
種試験に供した。表1にプレコート塗膜用の塗料に使用
したポリエステルポリオールの組成及び特性を、表2及
び表3にプレコート塗膜用の塗料の組成を、表4及び表
5に各実施例のプレコート鋼板の製造条件と各種試験の
結果を示す。
【0023】〔プレコート塗膜用塗料に用いたポリエス
テルポリオールの製造〕加熱装置、撹拌機、精留塔、減
圧装置および温度計を備えた反応容器に、表1に記載の
割合でテレフタル酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル、
エチレングリコール、ネオペンチルグリコール及び酢酸
マンガン触媒を仕込み、窒素雰囲気中180〜210℃
でエステル交換反応を行い、メタノールを留出させた。
さらに、トリメチロールプロパンを加え、250℃まで
加熱しながら10mmHgまで徐々に減圧して重合反応
を行い、表1に示すポリエステルポリオールP−1〜P
−3を得た。得られたポリエステルポリオールはシクロ
ヘキサノン溶剤により、不揮発分60〜70%に調節し
た。また、ポリエステルポリオールの分子量は重合反応
時間により調節した。なお、分子量については、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィーを用い、標準ポリス
チレンの検量線を使用して数平均分子量を測定した。
【0024】〔プレコート塗膜用塗料の製造〕表2及び
表3に示す配合割合により、表1に記載のP−1〜P−
3のポリエステルポリオール、硬化剤であるアミノ樹脂
またはイソシアネート化合物、顔料、硬化触媒および添
加剤(潤滑剤)を混合した後、直径約1mmのガラスビ
ーズを入れたサンドミルを用いて1時間分散させた。さ
らに、溶剤としてシクロヘキサンを加えて不揮発分が4
0〜60%になるように調整し、表2及び表3に示す8
種類のプレコート塗膜用塗料T−1〜T−8を得た。
【0025】〔試験・評価方法〕 (1)鉛筆硬度 JIS−K5400 8.4.1の方法により、鉛筆硬
度試験を行い、傷痕法で評価した。 (2)Tベンド加工性 20℃の室内において密着曲げ(0T曲げ)試験を行
い、加工部の塗膜を30倍のルーペを用いて観察し、塗
膜割れ(クラック)の有無を調べた。またその後、加工
部の塗膜についてテープ剥離試験を行った。テープ剥離
試験により、塗膜が剥離しないものを合格(○)、剥離
するものを不合格(×)とした。また、合格としたもの
の中で特に、塗膜にクラックが観察されず、且つテープ
剥離しないものを優れる(◎)とした。 (3)円筒絞り試験 20℃の室内において、ブランク径125mm、ポンチ
径50mm、絞り比2.5の条件で平底円筒深絞り試験
を行った。深絞り後の塗膜表面に傷などの損傷が全くみ
られないものを優れる(◎)、30cm離れた目視観察
で表面傷が認められないものを合格(○)、表面傷が認
められるものを不合格(×)とした。
【0026】(4)上塗り塗膜密着性試験(碁盤目テー
プ法) プレコート鋼板に上塗り塗料(関西ペイント(株)製
マジクロンNo.300白)を平均乾燥膜厚30μmに
なるように上塗り塗装し、熱風乾燥炉で150℃、30
分間焼付け乾燥した後、20℃の室内で24時間放置し
た。放置後、JIS−K5400の8.5.2(199
3)の方法に準じて、20℃の室内にて、まず上塗り塗
膜にカッターナイフで1mm角10×10マスの碁盤目
を作り、その碁盤目上に接着テープを貼着した後、直ち
に塗膜面から接着テープを瞬間的に引き剥し、剥がれな
いで残った碁盤目の数が100%のものを優れる
(◎)、98%以上100%未満のものを合格(○)、
98%未満のものを不合格(×)とした。
【0027】(5)上塗り塗膜鮮映性 プレコート鋼板に上記(4)の方法で上塗り塗装した
後、上塗り塗膜の鮮映性を日本色彩研究所製PGD型鮮
明度光沢度計を用いて評価した。PGD値が1.0以上
のものを優れる(◎)、0.8以上1.0未満のものを
合格(○)、0.8未満のものを不合格(×)とした。 (6)衝撃変形試験(デュポン式) プレコート鋼板に上記(4)の方法で上塗り塗装した
後、上塗り塗膜の衝撃変形試験を行った。JIS−K5
400の8.3.2(1993)の方法を適用し、おも
り1kg、高さ50cmで、試験片の塗膜面が上向きの
場合と下向きの場合とについて試験し、上向き及び下向
きともにテープ剥離試験により塗膜が剥離しないものを
合格(○)、剥離したものを不合格(×)とした。ま
た、塗膜にクラックが観察されず、且つ塗膜がテープ剥
離しないものを優れる(◎)とした。
【0028】(7)耐食性試験(塩水噴霧試験) 20℃で0T加工を行ったプレコート鋼板に上記(4)
の方法で上塗り塗装したサンプルを作り、各サンプルの
耐食性を塩水噴霧試験(SST)により評価した。ま
た、この試験では供試面の裏面はタールエポキシ塗料で
完全に隠ぺいした。SST1000時間後に、サンプル
の平面部、加工部および切断端部の各塗膜の観察を行
い、平面部において塗膜膨れ、錆、変色等の異常がな
く、且つ加工部と切断端部において錆または塗膜膨れが
加工部または切断端部から3mm以内にしか生じていな
いものを合格(○)とし、それ以外のものを不合格
(×)とした。また、合格したものの中で特に、塗膜膨
れが加工部から1mm以内、切断端部から2mm以内で
しかそれぞれ生じていないものを優れる(◎)とした。
【0029】表4及び表5において、比較例1および比
較例2は亜鉛系めっき鋼板のめっき目付量が10g/m
2未満であるため耐食性が劣っている。比較例3は亜鉛
系めっき鋼板表面の中心線平均粗さ(Ra)が0.8を
超えているため、上塗り塗装後の鮮映性が不十分であ
る。比較例4はプレコート塗膜のガラス転移点が50℃
未満であるため絞り加工性が悪い。比較例5および比較
例6は潤滑剤の添加量が適切でなく、プレコート塗膜表
面の動摩擦係数が本発明外であるためため成形加工性が
悪く、また、比較例6については上塗り塗膜との密着性
も不十分である。このように本発明条件から外れた比較
例1〜6のプレコート鋼板は、耐食性、成形加工性、上
塗り塗膜密着性、耐衝撃性、上塗り塗膜鮮映性のいずれ
かにおいて満足できる性能が得られていない。これに対
して本発明例1〜11のプレコート鋼板は、成形加工
性、上塗り塗膜密着性、上塗り塗膜鮮映性、耐衝撃性お
よび耐食性のいずれにおいても優れた性能を有している
ことが明らかである。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】なお、表2及び表3の*1〜*6は以下の
内容を示している。 *1:表1に記載のポリエステルポリオール記号 *2:M;メラミン化合物(三井サイアナミッド(株)製
サイメル303,不揮発分100重量%),N:ブロ
ック化イソシアネート化合物(住友バイエルウレタン
(株)製 デスモジュールBL3175,不揮発分75重
量%) *3:ルチル型二酸化チタン顔料(石原産業(株)製 タ
イペークCR93) *4:防錆顔料;ストロンチウムクロメート(キクチカ
ラー(株)製) *5:A;p−トルエンスルホン酸の20重量%シクロ
ヘキサノン溶液,D;ジブチル錫ジラウレートの20重
量%シクロヘキサノン溶液 *6:シクロヘキサノン *7:PE;ポリエチレンワックス,ES;ポリエステ
ル系ワックス
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】なお、表4及び表5中の*1〜*7は以下
の内容を示している。 *1:GI;溶融亜鉛めっき鋼板,GA;合金化溶融亜
鉛めっき鋼板,EG;電気亜鉛めっき鋼板,EN;亜鉛
−ニッケル合金系電気めっき鋼板,GL;亜鉛−55%
アルミニウム合金めっき鋼板 *2:片面当りのめっき目付量 *3:中心線平均粗さ(Ra) *4:Cr;塗布型クロメート処理,P;リン酸亜鉛処
理 *5:表2及び表3に記載の塗料No. *6:電磁式膜厚計測定値 *7:ヘイドン社製HEIDON−14を用いて、AS
TM1894に準じ、荷重500gにおける摺動による
荷重から求めた動摩擦係数
【0037】
【発明の効果】以上述べた本発明のプレコート鋼板は、
成形加工後に最終塗装を施すだけで製品とすることがで
き、しかも、プレス成形性等の成形加工性に優れ、且つ
最終塗膜を施した時の塗膜密着性、鮮映性および耐食性
に優れている。このため、特に高度な成形加工性及び塗
膜性能が要求される用途において、従来のような煩雑な
塗装工程を経ることなく、優れた塗膜性能を有する塗装
部材を容易に製造することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 15/18 B32B 15/18 27/18 27/18 Z 27/36 27/36 C23C 2/06 C23C 2/06 2/26 2/26 2/28 2/28 22/00 22/00 Z C25D 5/26 C25D 5/26 C 5/48 5/48

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき面の中心線平均粗さ(Ra)が
    0.1〜0.8で且つ片面当りのめっき目付量が10g
    /m2以上の亜鉛系めっき鋼板のめっき面に化成処理皮
    膜を形成し、その上層にガラス転移点が50〜120℃
    で、且つ塗膜表面の動摩擦係数が0.05〜0.14で
    あるプレコート塗膜を形成した、成形加工後に最終塗装
    を施して使用される成形加工性に優れたプレコート鋼
    板。
  2. 【請求項2】 プレコート塗膜が、ポリエステルポリオ
    ールとアミノ樹脂および/またはイソシアネート化合物
    とからなるポリエステル系樹脂を主成分とし、樹脂固形
    分100重量部に対し0.02〜2.0重量部の潤滑剤
    を含有する塗膜であることを特徴とする請求項1に記載
    の成形加工後に最終塗膜を施して使用される成形加工性
    に優れたプレコート鋼板。
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