JP5495527B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置に関し、特にドレンパンに溜まったドレン水の抗菌作用を長く維持できる空気調和装置に関する。
空気調和装置の室内ユニットとして、天井吊下げ形のものが知られている。この室内ユニットには、室内熱交換器で生じる凝縮水(ドレン水)を受けるドレンパンが備えられている。ドレンパンは基本的には、熱硬化性樹脂で形状を維持できるよう形成され、室内熱交換器の下方に設置され、室内熱交換器から滴下されるドレン水を受け止める。
ドレンパンの機能は、室内熱交換器から滴下されるドレン水を受け、これを外部に排出することである。ドレンパンは、高湿度雰囲気で使用されることが多く、雑菌等が繁殖し易い環境下に置かれ、寒天状の所謂スライムが形成されやすくなる。スライムは、衛生上好ましくないことはもちろん、異臭を発生させ、また、ドレン通路、ドレン配管、ドレンホースを閉塞させて、水漏れを起こす要因ともなる。こうした異臭の発生や水漏れ事故の発生を防止するため、ドレンパン内部に抗菌剤を設置することが提案されている(例えば、特許文献1,2)。
特開2006−138548号公報 特開2007−205668号公報
一般に、室内熱交換器から落下したドレン水が所定量以上溜まると、ポンプを用いてドレン水をドレンパンから外部に排出させる。つまり、ドレンパン内には、常に所定量のドレン水が溜まっている。特許文献1、2の提案は、抗菌剤をドレンパン内に置いているので、抗菌剤はドレン水の中に常に浸漬されている。抗菌剤は、ドレン水に溶け込むことにより、抗菌作用を発揮するが、常にドレン水に浸漬されていると、抗菌作用を発揮する必要最低濃度以上にドレン水に溶け込んでしまう。冷房運転中には新たなドレン水が室内熱交換機から供給され、かつ一部のドレン水はドレンパンから排出されるので、抗菌剤の濃度上昇を抑えることができる。しかし、運転停止中には、ドレンパン内のドレン水は滞留したままであるから、無駄な抗菌剤の溶け込みが顕著となり、抗菌剤の寿命を縮めてしまう。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、無駄な抗菌剤のドレン水への溶け込みを低減することを目的とする。
係る目的のもと、本発明の空気調和装置は、熱交換器と、熱交換器の下方に設けられ、熱交換器から滴下されるドレン水を貯留するドレンパンと、熱交換器とドレンパンの間に設けられ、熱交換器から滴下されるドレン水が一時的に保持されるドレン水保持体と、ドレン水保持体に配置された抗菌剤とを備える抗菌剤供給部と、からなることを特徴とする。
本発明の空気調和装置は、抗菌剤供給部が熱交換器とドレンパンの間に設けられる。ドレン水が抗菌剤供給部に一時的に保持されている間に、ドレン水は抗菌剤に触れ、ドレン水中に抗菌剤が溶け込む。こうして抗菌剤を含むドレン水はドレンパンに滴下され、ドレンパン内に抗菌剤を供給する。かくして、本発明の空気調和装置は、熱交換器からドレン水が滴下している間だけ、ドレン水が抗菌剤と触れるので、無駄な抗菌剤のドレン水への溶け込みを低減できる。
本発明の空気調和装置は、ドレン水保持体が、熱交換器側である上流からドレンパン側である下流に向けて熱交換器から滴下されるドレン水を案内する案内面を有する、ドレンパンとは別体のガイド板からなる。このガイド板に配置される抗菌剤に、案内されるドレン水が触れて、抗菌剤を含むドレン水が生成される。そして、抗菌剤と触れたドレン水は、抗菌剤を備えていないドレンパンに供給される。
ガイド板に案内されるドレン水を効率よく抗菌剤に触れさせるために、本発明では、抗菌剤を、案内面上に市松模様状に配置することを提案する。
本発明の空気調和装置によれば、熱交換器からドレン水が滴下している間だけ、ドレン水が抗菌剤と触れるので、無駄な抗菌剤のドレン水への溶け込みを防止し、ひいては抗菌効果を長期間に亘って維持できる。
<第1−1実施形態>
以下、本発明に係る空気調和装置の第1−1実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。
図1は第1−1実施形態に係る空気調和装置の概略縦断面図、図2は第1−1実施形態に係る抗菌剤供給部14を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る天井埋込型の空気調和装置100は、天井1に埋め込んで設置されたケース本体2の内部に、室内熱交換器7、ドレンパン10、モータ5、送風機6、導風板12を備えたものである。また、ケース本体2の下部には、天井パネル8が装着されている。そして、この天井パネル8の中央部には吸込口3が形成されており、この吸込口3に隣接するその外側には吹出口4が形成されている。
空気調和装置100は、室内熱交換器7の下方にドレンパン10が設けられている。
室内熱交換器7とドレンパン10の間には、ガイド板14aと、ガイド板14aに所定の角度をなして連なる取付板14bとからなる第1−1抗菌剤供給部14が設けられている。取付板14bは、室内熱交換器7の外側下端に、例えばボルトにより固定される。ガイド板14aは、室内熱交換器7の外側から内側に向けて下りに傾斜して配置される。
図2に示すように、ガイド板14aの上面は、室内熱交換器7側である上流からドレンパン10側である下流に向けて、室内熱交換器7から滴下されるドレン水を案内する案内面14cをなす。案内面14cは、その投影面積が室内熱交換器7の下端面の面積よりも大きくなるように設定されている。室内熱交換器7から滴下されるドレン水を漏れなく案内面14cに導くためである。また、案内面14c上には、複数のタブレット状の抗菌剤abが配置、固定されている。この例では、案内面14cの幅方向に複数の抗菌剤abを等間隔で配置した配列を、上下方向に3列設けている。この配列は、市松模様状とされている。つまり、上から2番目の列の各抗菌剤abは、最上段の隣接する抗菌剤ab、抗菌剤ab間の間隙の下方に配置されている。抗菌剤abを案内面14c上に固定する方法は任意であり、案内面14cの抗菌剤abの配置位置に窪みをつけて、そこに抗菌剤abを置く、あるいは案内面14cの抗菌剤abの配置位置に係止壁を立設して、この係止壁の上側に抗菌剤abを置く、等、種々の手段を採用し得る。
なお、図1には、抗菌剤abの記載は省略している。
空気調和装置100の運転時には、図示しない室外ユニットからの冷媒が室内熱交換器7を循環し、モータ5によって送風機6が駆動される。すると、室内9の室内空気が吸込口3から吸込グリル11およびフィルタ13を通って、導風板12に案内されて送風機6に吸入されて付勢される。そして、室内熱交換器7を流過する過程で冷却または過熱されることにより調和空気となって吹出口4から室内9に吹き出される。
空気調和装置100の冷房運転時に、室内空気が室内熱交換器7によって冷却されると、室内空気中の水分が室内熱交換器7の表面に凝縮液化してドレン水となり、室内熱交換器7から滴下される。
空気調和装置100は、室内熱交換器7とドレンパン10との間に第1−1抗菌剤供給部14が設けられており、室内熱交換器7から滴下されたドレン水は、ガイド板14aの案内面14cに落下する。案内面cに落下したドレン水は、上流から下流に向けて流れる過程、つまり第1−1抗菌剤供給部14に一時的に保持されている間に、抗菌剤abに触れ、抗菌剤abの一部はドレン水に溶け込む。抗菌剤abを含むドレン水は、さらに下流に向けて流れ、ガイド板14aの下端縁からドレンパン10に向けて滴下する。
このようにして、ドレンパン10には、冷房運転時に抗菌剤abを含むドレン水が供給され、ドレンパン10内のドレン水にスライムが発生するのを防止する。一方、冷房運転以外のドレン水が生成されないときには、ガイド板14aに配置された抗菌剤abが消費されることがない。このとき、ドレンパン10内には、冷房運転時に供給された抗菌剤abが滞留しているので、スライムの発生を防止できる。したがって、空気調和装置100は、室内熱交換器7からドレン水が滴下している間だけ、ドレン水が抗菌剤abと触れるので、無駄な抗菌剤abのドレン水への溶け込みを防止し、抗菌効果を長期間に亘って維持できる。
空気調和装置100は、抗菌剤abを市松模様状に配置している。そうすることにより、ドレン水が抗菌剤abに触れる機会を増やすとともに、抗菌剤abを含んだドレン水を下流側に向けて流すことができる。
つまり、室内熱交換器7から滴下されるドレン水は、案内面14cの任意の位置に滴下される。例えば、最上段の隣接する抗菌剤ab、抗菌剤ab間にドレン水が滴下されると、滴下した時点では当該ドレン水は抗菌剤abに触れない。しかし、矢印Aで示すようにドレン水がそこから案内面14cに沿って下流に向けて流れると、上から2番目の列の抗菌剤abに触れる機会がある。このように、抗菌剤abを市松模様状に分散して配置することにより、案内面14cの任意の位置に滴下されるドレン水を抗菌剤abに触れる機会を増やすとともに、抗菌剤abを含むドレン水を下流側に向けて流すことができる。
第1−1抗菌剤供給部14は、室内熱交換器7に対して着脱容易に取り付けられることが好ましい。抗菌剤abの補充作業の効率向上のためである。着脱容易に取り付ける方法は特に限定されないが、図3(a)に示すように、取付板14bにだるま状の取付孔14hを穿孔し、一方、室内熱交換器7にこの取付孔14hに挿入されるピンを設ける。このピンは、よく知られているように、先端を大径部とし、この大径部の径は、取付孔14hの大径部よりも小さいが、取付孔14hの小径部よりも大きくされる。また、図3(b)に示すように、取付板14bに上端がU字状とされる取付片14iを設ける。そして室内熱交換器7には、取付片14iを引っ掛ける部材を設ける。以上のようにすれば、第1−1抗菌部材14を、室内熱交換器7に対して容易に着脱することができる。
<第1参考例
次に、図4に基づいて空気調和装置100に設けられる参考例としての第1−2抗菌剤供給部15を説明する。
第1−2抗菌剤供給部15は、室内熱交換器7側である上流からドレンパン10側である下流に向けて、室内熱交換器7から滴下されるドレン水を案内する案内面15cを上面に有するガイド板15aと、ガイド板15aに所定の角度有して連なる取付板15bとを備えている。
ガイド板15aの案内面15cには、逆V字状に集水壁15dが設けられている。また、案内面15cの幅方向両縁には、集水壁15eが設けられている。集水壁15dと集水壁15eとで囲まれた領域は、V字状の2つの集水経路15c1、15c2を形成する。
集水経路15c1、15c2の下流には、抗菌剤保持箱15fが設けられている。抗菌剤保持箱15fは、図4(b)に示すように、平断面がU字状の側壁151fと、側壁151fの下面に設けられ網状体からなる底床152fとからなる。抗菌剤保持箱15fの内部には、抗菌剤abが収容、配置される(図4は省略)。
第1−2抗菌剤供給部15に滴下されたドレン水は、左右いずれかの集水経路15c1、15c2に集められ、そこを通って、抗菌剤保持箱15fに至る。このドレン水は、収容される抗菌剤abに触れながら、保持箱15fを下方に向けて流れる。この過程で、ドレン水には抗菌剤abが溶け込む。第1−2抗菌剤供給部15の底面は網状体からなる底床152fのため、抗菌剤abが溶け込んだドレン水は、底床152fを通過して、ドレンパン10に滴下される。
以上の通りであり、室内熱交換器7からドレン水が滴下している間だけ、ドレン水が抗菌剤abと触れるので、無駄な抗菌剤abのドレン水への溶け込みを防止し、抗菌効果を長期間に亘って維持できる。
<第2参考例
次に、図5及び図6に基づいて空気調和装置100に設けられる第2参考例に係る第2抗菌剤供給部16を説明する。なお、第2抗菌剤供給部16の部分を除く構成は、第1−1実施形態と同様なため、その説明は省略する。
第2抗菌剤供給部16は、側壁16a、16b、16c及び16dがロ字状に配置され、側壁16a、16b、16c及び16dに取り囲まれる底面に例えば金網等の網状体からなる底床16eが配置、固定されている。なお、側壁16a、16b、16c及び16dは、金網のようにドレン水が通過可能な部材から構成されていてもよい。
箱状の第2抗菌剤供給部16は、対向する側壁16a、16bが側壁16c、16dよりも鉛直方向の寸法が長く設定されており、側壁16c、16dより突出した部分を用いて、室内熱交換器7の下端に取り付ける。底床16eの上には、複数のタブレット状の抗菌剤abが置かれる。
第2抗菌剤供給部16に滴下されたドレン水の一部は、底床16eの上に置かれている抗菌剤ab上に落下する。落下したドレン水は、抗菌剤abを伝って下方に流れ、その過程、つまり第2抗菌剤供給部16に一時的に保持されている間に、ドレン水には抗菌剤abが溶け込む。第2抗菌剤供給部16の底面は網状体からなる底床16eのため、抗菌剤abが溶け込んだドレン水は、底床16eの開口部を通過して、ドレンパン10に滴下される。
以上の通りであり、第2参考例においても、室内熱交換器7からドレン水が滴下している間だけ、ドレン水が抗菌剤abと触れるので、無駄な抗菌剤abのドレン水への溶け込みを防止し、抗菌効果を長期間に亘って維持できる。
なお、ここでは、タブレット状の抗菌剤abを底床16eの上に置くことを説明したが、底床16eを抗菌剤でコーティングすることもできる。例えば、底床16eが金網から構成される場合、金網を構成する縦線及び横線が抗菌剤でコーティングされる。室内熱交換器7から滴下されたドレン水の一部は、縦線及び横線に落下し、表面にコーティングされている抗菌剤に触れ、このドレン水には抗菌剤が溶け込む。抗菌剤が溶け込んだドレン水は、縦線及び横線を伝って、ドレンパン10に向けて滴下する。
<第3参考例
図7及び図8に基づき、第3参考例を説明する。
第3参考例は、室内熱交換器7とドレンパン10の間に、羽根車からなる第3−1抗菌剤供給部17を備えている。
第3−1抗菌剤供給部17は、回転シャフト17sと、回転シャフト17sに根元が固定された扁平な4枚の羽根17a、17b、17c、17dと、回転シャフト17sの両端に設けられた端板17eとを備えている。第3−1抗菌剤供給部17は、回転シャフト17sの両端を回転可能に支持する支持板18により支持されている。
回転シャフト17sと、2枚の羽根17a、17bと、一対の端板17eとにより、ドレン水貯留部17dwが形成される。また、羽根17a、17b、17c、17dの表面には、複数のタブレット状の抗菌剤abが配置されている。なお、抗菌剤abは、網で覆うなどして、羽根17a、17b、17c、17dの表面に配置することができる。
第3−1抗菌剤供給部17は、例えばケース本体2の内壁に固定された回転規制体19の先端が、図7の場合には、羽根17a先端部の下面に係止して、回転が止められる。回転規制体19は、ばね、ゴム等の弾性体から構成されており、所定量以上のドレン水dwがドレン水貯留部17dwに溜まると、下向きに撓んで、第3−1抗菌剤供給部17が反時計回りに回転するのを許容する。回転規制体19は、次に、羽根17d先端部の下面に接触して、第3−1抗菌剤供給部17の回転を止める。
空気調和装置100の冷房運転時に、室内熱交換器7からドレン水dwがドレン水貯留部17dwに向けて滴下する。ドレン水貯留部17dwに所定量のドレン水dwが溜まるまでは、第3−1抗菌剤供給部17の回転は止められているので、その間、滴下されたドレン水dwは、抗菌剤abと触れる。こうして、ドレン水貯留部17dwに溜まったドレン水dwには抗菌剤abが溶け込むが、所定量のドレン水dwが溜まると第3−1抗菌剤供給部17が回転して、溜まっていたドレン水dwは、ドレンパン10に向けて排出される。
このようにして、ドレンパン10には、冷房運転時に抗菌剤abを含むドレン水が供給され、ドレンパン10内のドレン水にスライムが発生するのを防止する。冷房運転以外のドレン水が生成されないときには、一つのドレン水貯留部17dwの抗菌剤abが消費されるに過ぎない。このとき、ドレンパン10内には、冷房運転時に供給された抗菌剤abが滞留しているので、スライムの発生を防止できる。したがって、空気調和装置100は、無駄な抗菌剤abのドレン水への溶け込みを最小限に抑えて、抗菌効果を長期間に亘って維持できる。第3−1抗菌剤供給部17は、4枚の羽根17a、17b、17c、17dに配置した抗菌剤abに順次ドレン水dwが触れることになるので、抗菌効果の長期化にとって有利である。
図9に示すように、羽根17a、17b、17c、17dの表裏面を貫通するドレン孔17hを設ければ、ドレン水が生成されないときに、ドレン水貯留部17dwに溜まったドレン水dwを排出できる。そうすれば、無駄な抗菌剤abのドレン水への溶け込みをより一層低減することができる。なお、このドレン孔17hを通過するドレン水dwの量は、冷房運転時に生成されるドレン水の量よりも小さくすべきである。冷房運転時には、ドレン水貯留部17dwにドレン水dwを溜めるためである。
第3−1抗菌剤供給部17は、ドレン水貯留部17dwに溜まったドレン水dwの重さを利用して回転するため、回転のための駆動源を必要としないという利点もある。また、以上では回転規制体19が羽根17aの下面に係止して回転が止められる例を示したが、回転シャフト17sの一部を矩形断面にして、そこに回転規制体を押し当てるようにしてもよい。
<第4参考例
4参考例は、図10に示すように、室内熱交換器7とドレンパン10の間に、羽根車からなる第3−2抗菌剤供給部20を備えている。
第3−2抗菌剤供給部20は、回転シャフト20sの周りに2枚の羽根20a、20bを設けている。第3−2抗菌剤供給部20は、羽根20a及び羽根20bの形状をZ状(又はS字状でも同様)とし、回転シャフト20sの両端に端板20eを設ける。そうすることにより、図10に示すように、回転シャフト20sと、羽根20a(又は羽根20b)と、一対の端板20eとにより、ドレン水貯留部20dwを形成できる。
4参考例は、羽根20a(又は羽根20b)にドレン水dwを案内するガイド21を設けている。
空気調和装置100の冷房運転時に、室内熱交換器7からドレン水dwが、直接又はガイド21を介して、ドレン水貯留部20dwに向けて滴下する。ドレン水貯留部20dwに所定量のドレン水dwが溜まるまでは、第3−2抗菌剤供給部20の回転は止められているので、その間、滴下されたドレン水dwは、抗菌剤abと触れる。こうして、ドレン水貯留部20dw溜まったドレン水dwには抗菌剤abが溶け込むが、所定量のドレン水dwが溜まると第3−2抗菌剤供給部20が回転して、溜まっていたドレン水dwは、ドレンパン10に向けて排出される。よって、第4参考例によっても、無駄な抗菌剤abのドレン水への溶け込みを最小限に抑えて、抗菌効果を長期間に亘って維持できる。また、第4参考例は、羽根が2枚なので、第3参考例に比べて、コストを抑えることができる。
第1−1実施形態に係る空気調和装置の概略縦断面図である。 第1−1実施形態に係る抗菌剤供給部を示す斜視図である。 第1−1実施形態に係る抗菌剤供給部の取付構造を説明する図である。 第1参考例に係る抗菌剤供給部を示す斜視図である。 第2参考例に係る空気調和装置の概略縦断面図である。 第2参考例に係る抗菌剤供給部を示す斜視図である。 第3参考例に係る空気調和装置の要部概略縦断面図である。 第3参考例に係る第3−1抗菌剤供給部の斜視図である。 第3参考例の改良に係る空気調和装置の要部概略縦断面図である。 4参考例に係る空気調和装置の要部概略縦断面図である。
符号の説明
7…室内熱交換器
10…ドレンパン
14…第1−1抗菌剤供給部、14a…ガイド板、14b…取付板、14c…案内面、
15…第1−2抗菌剤供給部、
15a…ガイド板、15b…取付板、15c…案内面、15c1,15c2…集水経路、
15d,15e…集水壁、15f…抗菌剤保持箱、
16…第2抗菌剤供給部、
16a,16c…側壁、16e…底床
17…第3−1抗菌剤供給部、
17a,17b,17c,17d…羽根、17e…端板、17dw…ドレン水貯留部、
17s…回転シャフト、18…支持板、19…回転規制体、
20…第3−2抗菌剤供給部、
20a,20b…羽根、20e…端板、20dw…ドレン水貯留部、20s…回転シャフト、21…ガイド

Claims (1)

  1. 熱交換器と、
    前記熱交換器の下方に設けられ、前記熱交換器から滴下されるドレン水を貯留するドレンパンと、
    前記熱交換器と前記ドレンパンの間に設けられ、前記熱交換器から滴下される前記ドレン水が一時的に保持されるドレン水保持体と、前記ドレン水保持体に配置された抗菌剤とを備える抗菌剤供給部と、を備え、
    前記ドレン水保持体は、
    前記熱交換器側である上流から前記ドレンパン側である下流に向けて前記熱交換器から滴下される前記ドレン水を案内する案内面を有する、前記ドレンパンとは別体のガイド板を有し、
    前記抗菌剤は、
    前記案内面上に市松模様状に配置され、
    前記熱交換器から滴下される前記ドレン水は、前記抗菌剤供給部で前記抗菌剤と触れ、前記抗菌剤を備えていない前記ドレンパンに供給される、
    ことを特徴とする空気調和装置。
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