JP5493977B2 - 防爆容器 - Google Patents

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本発明は、爆発性雰囲気で着火源になり得る機器を収容する防爆容器に関するものである。
例えば石油精製プラント等の爆発性ガスの雰囲気中に石油分析計等の機器を設置する際には、その機器にて電気火花が生じると爆発性ガスに引火して爆発事故が発生するおそれがあることから、そのような爆発事故を防止すべく、防爆性能を有する容器(防爆容器)に機器を収容する構成が採用される。かかる防爆性能を確保する手段として、容器内部で爆発しても容器がその圧力に耐えて火炎逸走せずに容器外部の爆発まで至らせない耐圧防爆と、容器内部の気圧を容器外部よりも高めることで爆発性ガスを容器内部に進入させない内圧防爆と、が挙げられる。
防爆性能を有する容器に関して、従来から種々の構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、円形の端壁部およびこの端壁部の外周縁位置から突出するスリーブ状の周壁部を有する蓋部分が底壁部を有する円筒状の本体部分に螺合されて装着されてなる防爆性容器を備えたガス検知器の、前記蓋部分を開閉するために用いられる蓋部分開閉用治具が開示されている。
特開2007―126199号公報
ここで、防爆容器は大型になると、重量がかなり重くなり、蓋自体も重量物になる。したがって、容器本体に対して蓋を着脱する際には蓋が落下したり容器本体と蓋のねじ山をつぶしたりしないように慎重に作業する必要がある。このような蓋の脱着作業を容易に行うことができるようにするためには、蓋を容器本体から外した状態でも蓋を保持しておく構造を採用することが考えられる。しかしながら、このような構造を採用すると、蓋の回転機能を設けなければならないことから複雑になる。そのために、装置の大型化や高価格化になってしまい、また、故障が発生しやすくなるというおそれがある。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、蓋を容器本体から脱着する際の作業性を簡易な構造で向上させることが可能な防爆容器を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される防爆容器は、爆発性雰囲気で着火源になり得る機器を収容する防爆容器であって、開口部を有し、当該開口部に雌ねじが形成されている容器本体と、前記容器本体から取り外し可能であり、当該容器本体の前記雌ねじに対応する雄ねじが形成され、当該容器本体に対し自ら回転することで当該雄ねじが当該雌ねじと係合して当該容器本体の前記開口部に取り付けられる蓋部材と、前記容器本体から分離された前記蓋部材の前記雄ねじが当該容器本体の前記雌ねじに対して螺進する前に当該蓋部材を当該容器本体に対して位置決めする位置決め手段と、を備え、前記位置決め手段は、前記蓋部材の前記雄ねじが前記容器本体の前記雌ねじと螺合する前に当該容器本体に対し位置決めする当該蓋部材を仮保持することを特徴とするものである。
ここで前記位置決め手段は、前記蓋部材が当該蓋部材の中央部に有する外形円形の円形部材と、前記容器本体が有し、前記円形部材よりも大径に形成されて当該円形部材を受け入れる筒状部材と、により構成されていることを特徴とすることができる。
また、前記筒状部材は、前記容器本体の前記開口部の奥側に位置する内壁面に取り付けられていることを特徴とすることができる。さら、前記筒状部材は、前記容器本体から分離可能であることを特徴とすることができる。
本発明によれば、蓋を容器本体から脱着する際の作業性を簡易な構造で向上させることが可能になる。
第1の実施の形態に係る防爆容器を説明する図である。 第1の実施の形態に係る防爆容器の蓋の開閉動作を説明する図である。 第1の実施の形態に係る防爆容器の蓋の開閉動作を説明する図である。 第2の実施の形態に係る防爆容器を説明する図である。 第3の実施の形態に係る防爆容器を説明する図である。 第4の実施の形態に係る防爆容器を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る防爆容器Cを説明する図であり、同図の(a)は、防爆容器Cの外形を示す左側面図、(b)はその正面図である。なお、説明の便宜上、防爆容器Cの内部の構造を破線で簡略して表している。
同図に示す防爆容器Cは、耐圧防爆用の重量のある容器であり、例えば鋳物でアルミニウム製である。この防爆容器Cは、機器を収容する収容空間Sを内部に有する容器本体10と、容器本体10に取り付けられる蓋部材20と、を備えている。容器本体10は、爆発性雰囲気中に設置されている。蓋部材20は、容器本体10から取り外し可能である。この防爆容器Cは、円形の蓋部材を有するもの(円形扉タイプ耐圧容器)である。
容器本体10は、収容空間Sを外部と連通させるための開口部11を有する。この開口部11の内周面12に雌ねじが形成されている。また、蓋部材20は、容器本体10の開口部11に対応する形状の段付け部21を有する。そして、段付け部21の外周面22に、容器本体10の雌ねじと螺合する雄ねじが形成されている。したがって、蓋部材20が容器本体10に対し自ら回転することで、蓋部材20の雄ねじが容器本体10の雌ねじと螺合し、容器本体10の収容空間Sが外部と区切られる。このような蓋部材20の取り付け構造を採用することから、第1の実施の形態に係る防爆容器Cでは、開口部11を大きく確保することが可能である。
付言すると、容器本体10の雌ねじおよび蓋部材20の雄ねじは、両ねじのはめあい部で火炎逸走が生じないように所定のピッチとはめあい山数が確保されるように形成されている。
また、蓋部材20に、回転止め穴24が形成されている。この回転止め穴24には、雌ねじが形成されている。そして、この蓋部材20の回転止め穴24に固定ビス30を螺合させることで、固定ビス30の先端が容器本体10の端面14に当接する。これにより、蓋部材20は容器本体10に対する回転を制限され、容器本体10に固定される。
容器本体10は、収容空間S内に円筒形状の受けパイプ13を有する。この受けパイプ13は、開口部11に対向して開口部11の奥側に位置する容器本体10の内壁面(内壁)10aに取り付けられ、開口部11に向けて延びている。さらに説明すると、受けパイプ13の根元部13aは内壁面10aに固定され、また、受けパイプ13の先端部13bは開口部11に近接している。受けパイプ13は、内周面12に立設して取り付けられている。さらに説明すると、受けパイプ13は、容器本体10の正面視で略中央に設置されている。すなわち、受けパイプ13は、受けパイプ13の中心軸の仮想延長線が開口部11の内周面12に形成されている雌ねじの中心位置の近傍に位置している。
この受けパイプ13は、片側固定のいわゆる片持ち梁である。受けパイプ13を容器本体10の内壁面10aに固定する手段として、溶接による固定のほかに、ねじ締結による固定も考えられる。さらに説明すると、溶接による固定の場合には、受けパイプ13を取り外すことができないものの、ねじ締結による固定の場合には、容器本体10に収容される各種の機器のメンテナンス等の作業を作業者が行う際に受けパイプ13を取り外すことが可能になり(分離可能)、そのために、受けパイプ13の取り外しによって作業性が向上する。
蓋部材20は、容器本体10に取り付ける際に容器本体10の収容空間Sに位置する外形円形の挿入パイプ23を有する。蓋部材20の挿入パイプ23は、円形部材の一例であり、容器本体10の受けパイプ13は、筒状部材の一例である。
この挿入パイプ23の根元部23aは段付け部21の端面に固着され、また、挿入パイプ23の先端部23bは段付け部21から遠く離れている。さらに説明すると、挿入パイプ23は、蓋部材20の中央部に位置している。また、挿入パイプ23は、挿入パイプ23の中心軸が段付け部21の雄ねじの軸と略平行になるように固着されている。
この挿入パイプ23は、蓋部材20を容器本体10に取り付ける際に受けパイプ13と係合する。挿入パイプ23は、受けパイプ13によりガイドされる。すなわち、受けパイプ13は、挿入パイプ23をガイドするための部材と考えることができる。
挿入パイプ23の外径寸法は、受けパイプ13の内径(受けパイプ13の内周面を構成する部分の直径)よりも小径である。このために、挿入パイプ23は、受けパイプ13の中に挿入可能である。言い換えると、受けパイプ13は、挿入パイプ23を受け入れ可能である。挿入パイプ23は、受けパイプ13の内周面と隙間をもって係合する。詳細は後述する。
図2−1および図2−2は、第1の実施の形態に係る防爆容器Cの蓋の開閉動作を説明する図である。図2−1の(a),(b)および図2−2の(c),(d)は、容器本体10および蓋部材20の縦断面図である。これら(a),(b),(c),(d)は、時系列的な順序で示されている。すなわち、作業者による蓋の閉動作は、(a)から(d)までの順序で行われ、また、作業者による蓋の開動作は、(d)から(a)までの順序で行われる。付言すると、例えばメンテナンス等の作業を行う際には、蓋部材20を容器本体10から取り外す(作業者による蓋の開動作)。そして、その作業が終了すると、蓋部材20を容器本体10に取り付けて(作業者による蓋の閉動作)、一連の対応が終了する。
図2−1の(a)に示す蓋部材20を容器本体10から取り外した状態において、その蓋部材20を容器本体10に取り付けるには、作業者は蓋部材20を手で持って、まず、図2−1の(b)に示すように、蓋部材20の挿入パイプ23を容器本体10の開口部11を通過させて受けパイプ13に挿入する。上述したように、挿入パイプ23は、受けパイプ13の内周面と隙間をもって係合する。すなわち、挿入パイプ23は、受けパイプ13とゆるく遊びをもって係合する(遊嵌)。したがって、作業者がメンテナンス等を終えて挿入パイプ23を受けパイプ13に挿入させようとする際に、挿入パイプ23の先端部23bを受けパイプ13の先端部13bに挿入し易い。なお、受けパイプ13の先端部13bの端面の内周面を面取りする構成、および/または、挿入パイプ23の先端部23bの端面の外周面を面取りする構成を採用することで、挿入がさらに行い易くなる。
そして、挿入パイプ23の先端部23bが受けパイプ13の先端部13bに受け入れられると、蓋部材20は容器本体10に対する位置決め(位置出し、センター合わせ)が行われる。これにより、蓋部材20の雄ねじを容器本体10の雌ねじと螺合させる操作が行い易くなる。
蓋部材20の挿入パイプ23および容器本体10の受けパイプ13は、位置決め手段の一例である。
ここで、挿入パイプ23が受けパイプ13に受け入れられると、受けパイプ13は挿入パイプ23を仮保持可能である。すなわち、挿入パイプ23が受けパイプ13に受け入れられた状態で作業者が蓋部材20から手を離すと、図2−2の(c)に示すように、蓋部材20は容器本体10に対して傾くものの、蓋部材20の挿入パイプ23は、容器本体10の受けパイプ13に一時的に保持され、蓋部材20が落下しないようになる。このため、蓋部材20を容器本体10に取り付ける際に、作業者は蓋部材20から手を離していったん休んだり体勢を整えたりすることが可能になり、作業者の体力的な負担を軽減させることが可能になる。また、メンテナンス等の作業を容易に一人で完遂することが可能になる。
なお、このような挿入パイプ23が受けパイプ13に受け入れられる構造によるメリットは、蓋部材20を取り付ける場合のみならず、蓋部材20を取り外す場合にも同様に得ることができる。すなわち、蓋部材20を取り外す際に、蓋部材20の雄ねじが容器本体10の雌ねじと螺合しなくなったときに、作業者の不注意等により蓋部材20が落下してしまう事態を防止することができる。
次に、挿入パイプ23と受けパイプ13との係合によって蓋部材20が容器本体10に対して位置決めされている状態で、図2−2の(d)に示すように、蓋部材20の雄ねじを容器本体10の雌ねじと螺合させる。さらに説明すると、蓋部材20の雄ねじを容器本体10の雌ねじと螺合させる際には、雄ねじが雌ねじと咬んでねじ山をつぶしてしまわないように慎重に行わなければならない。第1の実施の形態のように、蓋部材20の挿入パイプ23は、容器本体10の受けパイプ13に保持された状態であれば、慎重に行うことが容易になる。
その後、蓋部材20を容器本体10に対して回転させることで、蓋部材20の雄ねじは容器本体10の雌ねじに沿って螺進する。このような雄ねじと雌ねじとの間の送りねじ作用により、蓋部材20は容器本体10の収容空間Sに進入していく。蓋部材20が容器本体10の端面14に接することで、蓋部材20は容器本体10の開口部11を区切る(図1の(a)参照)。そして、作業者は、蓋部材20の回転止め穴24に固定ビス30を入れて(図1の(b)参照)容器本体10の端面14に当たるまでねじ込むことで、蓋部材20が容器本体10にしっかり取り付けられる。
〔第2の実施の形態〕
図3は、第2の実施の形態に係る防爆容器Cを説明する図であり、同図の(a)は容器本体10および蓋部材20の縦断面図、(b)は容器本体10の正面図である。なお、第2の実施の形態は、第1の実施の形態の場合(図1、図2−1および図2−2参照)と共通する個所を有することから、共通する個所には同じ符号を用い、その説明を省略することがある。
第2の実施の形態に係る防爆容器Cでは、図3の(a)に示すように、容器本体10の受けパイプ13の長さが第1の実施の形態の場合(例えば図2−1の(a)参照)よりも短く、かつ、内壁面10aと離間している。言い換えると、受けパイプ13は、第1の実施の形態の場合(例えば図2−1の(a)参照)よりも容器本体10の開口部11寄りに位置している。さらに説明すると、容器本体10の受けパイプ13が蓋部材20の挿入パイプ23の位置決めすると共に蓋部材20を保持する機能を担う部分は主に、受けパイプ13の先端部13bである。したがって、第2の実施の形態では、そのような機能を担う受けパイプ13の先端部13bのみを容器本体10が有する構成を採用する。
また、第2の実施の形態に係る防爆容器Cでは、図3の(a)および(b)に示すように、受けパイプ13は、支持部材15を介して収容空間Sに支持されている。この支持部材15は、容器本体10の内壁面10a以外の内壁面10bに取り付けられている。この内壁面10bは、容器本体10の開口部11から内壁面10aへ向かう方向に延びる面であり、また、容器本体10の正面視(図3の(b)参照)において収容空間Sを画成する上面、下面、左側面および右側面であるということもできる。第2の実施の形態では、開口部11に近い位置の受けパイプ13を、収容空間Sを横切るように延びる支持部材15で内壁面10bに連結している。したがって、受けパイプ13は容器本体10に強固に取り付けられ、また、受けパイプ13の剛性を容易に高めることが可能になる。
付言すると、第2の実施の形態では、支持部材15を複数本(第2の実施の形態では4本)用いているが、1本のみを用いることも考えられる。また、支持部材15を容器本体10の内壁面10bに固定する手段として、第1の実施の形態の場合と同様、溶接による固定またはねじ締結による固定が考えられる。
なお、以上説明した内容に鑑みると、既述した第1の実施の形態の受けパイプ13の先端部13bは、第2の実施の形態における受けパイプ13に相当するものであり、また、第1の実施の形態の受けパイプ13の根元部13aは、第2の実施の形態における支持部材15に相当するものと見ることができる。
〔第3の実施の形態〕
図4は、第3の実施の形態に係る防爆容器Cを説明する図であり、同図の(a)は容器本体10および蓋部材20の縦断面図、(b)は容器本体10の正面図である。なお、第3の実施の形態は、第1の実施の形態の場合(図1、図2−1および図2−2参照)および第2の実施の形態の場合(図3参照)と共通する個所を有することから、共通する個所には同じ符号を用い、その説明を省略することがある。
図4に示す防爆容器Cでは、図4に示すように、容器本体10は、第1の実施の形態および第2の実施の形態における受けパイプ13に対応する受け部材16を有する。この受け部材16は、板材であり、容器本体10の内壁面10bに固着されている。
この受け部材16は、第1の実施の形態における受けパイプ13の内周面に対応する内周面16aを有する。この受け部材16の内周面16aは、板材の厚さ方向に延びて形成されている。さらに説明すると、受け部材16の内周面16aの位置は、容器本体10の内壁面10bの近くに位置している。受け部材16の内周面16aの内径は、容器本体10の内周面12の内径よりも小さい。
また、図4に示す防爆容器Cでは、蓋部材20は、第1の実施の形態および第2の実施の形態における挿入パイプ23に対応する円筒形状の挿入パイプ26を有する。この挿入パイプ26の根元部26aは、段付け部21の端面に固着され、また、挿入パイプ26の先端部26bは段付け部21から遠く離れている。
さらに説明すると、蓋部材20の挿入パイプ26の外径は、第1の実施の形態の場合(例えば図2−1の(a)参照)および第2の実施の形態の場合(図3の(a)参照)よりも大きい。蓋部材20の挿入パイプ26は、容器本体10の受け部材16に受け入れられる。
蓋部材20の挿入パイプ26および容器本体10の受け部材16は、位置決め手段の一例である。
〔第4の実施の形態〕
図5は、第4の実施の形態に係る防爆容器Cを説明する図であり、同図の(a)は容器本体10および蓋部材20の縦断面図、(b)は容器本体10の正面図である。なお、第4の実施の形態は、第1の実施の形態の場合(図1、図2−1および図2−2参照)、第2の実施の形態の場合(図3参照)および第3の実施の形態の場合(図4参照)と共通する個所を有することから、共通する個所には同じ符号を用い、その説明を省略することがある。
第4の実施の形態に係る防爆容器Cでは、図5に示すように、第1の実施の形態および第2の実施の形態における受けパイプ13や第3の実施の形態における受け部材16に対応する複数(第4の実施の形態では3本)の受け棒17を有する。これらの複数の受け棒17の各々は、互いに離間した状態で容器本体10の内壁面10aに固着されている。さらに説明すると、受け棒17は、蓋部材20の挿入パイプ26の外径よりも少し大きい仮想円(第3の実施の形態での受け部材16の内周面16a)を画成する。
蓋部材20の挿入パイプ26および容器本体10の受け棒17は、位置決め手段の一例である。
このように、上述した第1の実施の形態ないし第4の実施の形態によれば、蓋部材20が容器本体10と螺合しない状態で蓋部材20を容器本体10に対して位置決めするので、蓋部材20を容器本体10から脱着する際に雄ねじと雌ねじとが咬んでしまう事態や蓋部材20の落下などを簡易な構造で防止することが可能である。
10…容器本体、10a,10b…内壁面、11…開口部、12…内周面、13…受けパイプ、13a,23a,26a…根元部、13b,23b,26b…先端部、14…端面、15…支持部材、16…受け部材、16a…内周面、17…受け棒、20…蓋部材、21…段付け部、22…外周面、23,26…挿入パイプ、24…回転止め穴、30…固定ビス、C…防爆容器、S…収容空間

Claims (4)

  1. 爆発性雰囲気で着火源になり得る機器を収容する防爆容器であって、
    開口部を有し、当該開口部に雌ねじが形成されている容器本体と、
    前記容器本体から取り外し可能であり、当該容器本体の前記雌ねじに対応する雄ねじが形成され、当該容器本体に対し自ら回転することで当該雄ねじが当該雌ねじと係合して当該容器本体の前記開口部に取り付けられる蓋部材と、
    前記容器本体から分離された前記蓋部材の前記雄ねじが当該容器本体の前記雌ねじに対して螺進する前に当該蓋部材を当該容器本体に対して位置決めする位置決め手段と、
    を備え
    前記位置決め手段は、前記蓋部材の前記雄ねじが前記容器本体の前記雌ねじと螺合する前に当該容器本体に対し位置決めする当該蓋部材を仮保持することを特徴とする防爆容器。
  2. 前記位置決め手段は、
    前記蓋部材が当該蓋部材の中央部に有する外形円形の円形部材と、
    前記容器本体が有し、前記円形部材よりも大径に形成されて当該円形部材を受け入れる筒状部材と、
    により構成されていることを特徴とする請求項1記載の防爆容器。
  3. 前記筒状部材は、前記容器本体の前記開口部の奥側に位置する内壁面に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の防爆容器。
  4. 前記筒状部材は、前記容器本体から分離可能であることを特徴とする請求項またはに記載の防爆容器。
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